JP2005189628A - インモールドラベル - Google Patents
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Abstract
【課題】エアー溜まりの発生を防止できるインモールドラベルを提供する。
【解決手段】成形体の成形と同時にその外壁面に貼着、設置されるインモールドラベルにおいて、前記インモールドラベルを、ラベル基体1とこのラベル基体に積層され成形体の外壁面に直接接触する接着層3にて構成し、該接着層に、直径が2〜300μm になる樹脂又は無機物の粉体を含ませる。
【選択図】図1
【解決手段】成形体の成形と同時にその外壁面に貼着、設置されるインモールドラベルにおいて、前記インモールドラベルを、ラベル基体1とこのラベル基体に積層され成形体の外壁面に直接接触する接着層3にて構成し、該接着層に、直径が2〜300μm になる樹脂又は無機物の粉体を含ませる。
【選択図】図1
Description
本発明はインモールドラベルに関するものであり、とくに、合成樹脂製の容器等の成形体を成形する際に避けられなかったラベル(インモールドラベル)貼着部におけるエアー溜まりを効果的に解消しようとするものである。
ペットボトルに代表される合成樹脂製の容器は、ブロー成形によって製造されているのが普通であり、貼着工程の省略を図り効率的な生産を図る観点から成形体の成形と同時にその外壁面にラベルを貼着するインモールドラベルが使用されている。
ところで、この種のラベルは、ラベルの接着面と成形体の外壁面との間にエアー溜まりが生じ易く、歩留り低下が避けられない状況にあった。
このような不具合を解消するため従来はラベルの裏面にエンボス状のフィルムを配置するか、ラベルの接着層エンボス加工を施すか、あるいはラベルの表裏を貫通する孔を複数設けてラベルの内側に残存するエアーを該孔を通して逃がすようにしていた(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、インモールドラベルに対して上記のような加工を施す場合に余計な工程が付加されることになるからコストの上昇が避けられず、とくに、ラベルに複数の貫通孔を設けたものにおいては容器の美観を損ねかねないことも懸念された。
本発明の課題は、余計な工程を付加することなしにエアー溜まりの発生を防止できる新規なインモールドラベルを提案するところにある。
本発明は、成形体の成形と同時にその外壁面に貼着、設置されるインモールドラベルであって、
前記インモールドラベルは、ラベル基体とこのラベル基体に積層され成形体の外壁面に直接接触する接着層からなり、
該接着層は、直径が2〜300μm になる樹脂又は無機物の粉体を含むことを特徴とするインモールドラベルである。
前記インモールドラベルは、ラベル基体とこのラベル基体に積層され成形体の外壁面に直接接触する接着層からなり、
該接着層は、直径が2〜300μm になる樹脂又は無機物の粉体を含むことを特徴とするインモールドラベルである。
上記の構成になるラベルにおいて、粉体はその含有量が3〜60mass%とするのが好ましい。
また、本発明は、成形体の成形と同時にその外壁面に貼着、設置されるインモールドラベルであって、前記インモールドラベルは、ラベル基体とこのラベル基体に積層され成形体の外壁面に直接接触する接着層からなり、
該接着層は、その外表面に直径が2〜300μm になる樹脂又は無機物の粉体を点在させてなることを特徴とするインモールドラベルである。ラベル基体は、印刷層を設けることができるだけでなく成形体の用途に合わせてバリア層や遮光層、帯電防止層、紫外線吸収層、補強層、保温層あるいは加飾層等を少なくとも一層設けることができる。
該接着層は、その外表面に直径が2〜300μm になる樹脂又は無機物の粉体を点在させてなることを特徴とするインモールドラベルである。ラベル基体は、印刷層を設けることができるだけでなく成形体の用途に合わせてバリア層や遮光層、帯電防止層、紫外線吸収層、補強層、保温層あるいは加飾層等を少なくとも一層設けることができる。
ラベルの接着層に予め樹脂粉体あるいは無機物の粉体を混合しておくか、あるいは接着層の表面に点在させておくと、その表面には凹凸が形成され、成形体の成形に際してその凹凸がエアーの逃げ道となるためエアー溜まりが生じることがない。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1は本発明にしたがうインモールドラベルの断面を示したものであり、図における1はラベル基体、2はラベル基体1に積層された例で示した印刷層、3は印刷層2に積層された例で示した接着層、そして4は接着層3に含まれる樹脂粉体である。
図1は本発明にしたがうインモールドラベルの断面を示したものであり、図における1はラベル基体、2はラベル基体1に積層された例で示した印刷層、3は印刷層2に積層された例で示した接着層、そして4は接着層3に含まれる樹脂粉体である。
かかるラベルの接着層3は、樹脂粉体4によってその表面に無数の凹凸が存在しておりブロー成形に際してこの凹凸がエアーの逃げ道となることからエアー溜まりが生じることはない。
また、この凹凸は、とくに樹脂の粉体を使用している場合に、ブロー過程にある成形体が接触すると同時に樹脂の熱で溶融することになるので成形体とラベルの結合がより強固になる。
樹脂粉体4は例えばポリエチレン樹脂の粉体を使用することができるが、ラベルを成形体に貼着、設置するのに支障がないものであれば何でもよく、ポリエチレンのみに限定はされない。
粉体の径は直径で2〜300μm 程度のものを使用することでエアーを通過させる通路としての機能をもたせつつラベルの接着性を確保することが可能になる。
接着層3にエンボス加工を施して10μm を超える凹凸を付与するのは難しく手間がかかってコストの上昇が避けられないが、本発明においては接着層3を構成する部材に樹脂の粉体を混合しておくだけでよく、これによれば、グラビア印刷、オフセット印刷等により1回程度の塗りで事足りることになり、余計な工程を付加することもない。
本発明の実施の形態ではブロー成形に際して使用するインモールドラベルについて説明したが、該ラベルは射出成形はもちろんサームフォーム(シート成形)に際して使用するラベルとして適用できるのは言うまでもない。
粉体として無機物(例えば、シリカ(ガラス粉)、炭酸カルシウム粉、アルミナ粉、酸化チタン分等)を使用する場合には、その溶融は伴わず外表面に凹凸が残存することになるが粉体の直径は非常に小さいのでラベルの外表面に悪影響を与えることはない。
図2は接着層の外表面に樹脂又は無機物の粉体を点在させた例を示したものである。かかる粉体を図示のように点在させるには、固化前の接着層に対して該粉体を吹付けることによって可能であり、この他、接着層を母材としてそこに樹脂又は無機物の粉体を3〜60mass%の範囲で含有させたものを基体に塗布してもよい。
エアー溜まりのないラベル付きの成形体を安定供給できる。
1 ラベル基体
2 印刷層
3 接着層
4 樹脂粉体又は無機物粉体
2 印刷層
3 接着層
4 樹脂粉体又は無機物粉体
Claims (4)
- 成形体の成形と同時にその外壁面に貼着、設置されるインモールドラベルであって、
前記インモールドラベルは、ラベル基体とこのラベル基体に積層され成形体の外壁面に直接接触する接着層からなり、
該接着層は、直径が2〜300μm になる樹脂又は無機物の粉体を含むことを特徴とするインモールドラベル。 - 粉体はその含有量が3〜60mass%になる請求項1記載のインモールドラベル。
- 成形体の成形と同時にその外壁面に貼着、設置されるインモールドラベルであって、
前記インモールドラベルは、ラベル基体とこのラベル基体に積層され成形体の外壁面に直接接触する接着層からなり、
該接着層は、その表面に直径が2〜300μm になる樹脂又は無機物の粉体を点在させてなることを特徴とするインモールドラベル。 - ラベル基体と接着層の相互間に、印刷層、バリア層、遮光層、帯電防止層、紫外線吸収層、補強層、保温層、加飾層等の少なくとも一層を有する請求項1〜3の何れかに記載のインモールドラベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003432497A JP2005189628A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | インモールドラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003432497A JP2005189628A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | インモールドラベル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005189628A true JP2005189628A (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=34790185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003432497A Pending JP2005189628A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | インモールドラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005189628A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006011411A (ja) * | 2004-05-21 | 2006-01-12 | Yupo Corp | インモールド成形用ラベルおよびラベル付き樹脂成形品 |
JP2011169965A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Daiwa Can Co Ltd | インモールドラベル |
US8097338B2 (en) | 2004-05-21 | 2012-01-17 | Yupo Corporation | In-mold label, and labeled resin-labeled article |
-
2003
- 2003-12-26 JP JP2003432497A patent/JP2005189628A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8097338B2 (en) | 2004-05-21 | 2012-01-17 | Yupo Corporation | In-mold label, and labeled resin-labeled article |
JP2011169965A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Daiwa Can Co Ltd | インモールドラベル |
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