JP2005188899A - 廃油燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 種々の廃油を主燃料として、廃油を燃焼させることができる廃油燃焼装置を提供する。
【解決手段】 燃焼炉4と、燃焼炉4内に廃油燃料を供給する廃油供給部6と、燃焼炉4内に灯油を供給する灯油供給部7と、燃焼炉4内と廃油燃料及び灯油とを加熱し、着火するバーナ5と、燃焼炉4に空気を供給するブロア8と、バーナ5の出力を制御し、廃油供給部6と灯油供給部7の供給流量を制御し、ブロア8の空気供給量を制御する制御部20とを備え、制御部20は、バーナ5と廃油供給部6と灯油供給部7とブロア8とを、所定のタイミングで所定時間、運転するように制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、天ぷら油やエンジンオイル等の廃油を主燃料として燃焼させる廃油燃焼装置に関する。
近年、産業廃棄物に対する規制が強化されており、牛脂などの動物性、大豆油などの植物性又は潤滑油、絶縁油、エンジンオイル等の鉱物性の廃油を処分するのに処理費用が必要になってきている。そこで、廃油をボイラやバーナなどの燃焼装置の燃料として利用することが考えられている。
しかしながら、植物性の廃油である大豆油を例にとってもその着火点は高く、その廃油中に含まれる不純物が多いために燃焼し難い問題がある。その問題を解決するために、特許文献1に示すように、廃油を補助燃料として利用する廃油燃焼装置が提案されている。しかしながら、より効率的に廃油を燃焼させることが求められている。
特開平8−334220号公報
本発明は、上述のような問題点を解消したものであり、種々の廃油を主燃料とすることで効率良く廃油を燃焼させることができ、さらに発生する熱エネルギーを有効に活用することができる廃油燃焼装置を提供することを目的とする。
本発明に係る廃油燃焼装置は、燃焼炉と、上記燃焼炉内に廃油燃料を供給する廃油燃料供給手段と、上記燃焼炉内に廃油を燃焼する際の助燃燃料を供給する助燃燃料供給手段と、上記燃焼炉内と上記廃油燃料及び上記助燃燃料とを加熱し、着火する着火手段と、上記燃焼炉に空気を供給する空気供給手段と、上記着火手段の出力を制御し、上記廃油燃料供給手段と上記助燃燃料供給手段の供給流量を制御し、上記空気供給手段の空気供給量を制御する制御手段とを備える。上記制御手段は、所定のタイミングで所定時間、上記着火手段と上記廃油燃料供給手段と上記助燃燃料供給手段と上記空気供給手段を運転する。
上記制御手段は、上記廃油燃料を燃焼するとき、廃油燃料が燃焼しやすくするために、上記着火手段と上記空気供給手段とを所定時間運転した後に、上記廃油燃料を第1の流量で供給するとともに、上記助燃燃料を供給し、廃油燃料と助燃燃料とを燃焼させるための所定時間経過後に、上記着火手段を停止し、上記助燃燃料の供給を停止し、上記第1の流量より多い第2の流量で上記廃油燃料を供給し、上記空気供給手段から所定流量の空気を供給しながら運転する。
上記制御手段は、上記廃油燃料の燃焼を終了するとき、上記廃油燃料の供給を停止し不完全燃焼しないために上記着火手段を運転し、所定時間経過後に、上記着火手段を停止し、上記空気供給手段を所定時間経過するまで運転し、上記空気供給手段を停止する。
本発明によれば、廃油を燃焼させる燃焼装置であり、廃油を主燃料としているので、廃油を効率良く処理することができる。また、制御部は、着火手段、燃料供給手段、助燃燃料供給手段、空気供給手段を目的とする燃焼炉内の温度となるように制御するので、多目的、多用途の熱源として使用することが可能となる。
以下、本発明を適用した廃油燃焼装置につき図面を参照して説明する。図1に示すように、廃油燃焼装置1は、基台2と、円環状の燃焼筒3と、燃焼筒3の内部に設けられた燃焼炉4と、燃焼炉4を加熱し燃料等を着火するバーナ5と、主燃料となる廃油を供給する廃油供給部6と、助燃燃料となる灯油を供給する灯油供給部7と、燃焼筒3の内部に空気を供給するブロア8と、図2において説明する装置全体の動作を制御する制御部20とから構成されている。
基台2は、耐熱性の鋼板等からなる部材で、燃焼筒3が設けられており、基台2には例えば、燃焼筒3からの炎や熱を有効に使うための熱交換器等が接続されている。
燃焼筒3は、耐熱性の鋼板等からなり、円筒形状をした円環部3aと、円環部3aの上端に燃焼筒3の天板3bと、円環部3aの下端に取り付けられた底板3cとから構成されている。また、天板3bには、2つの接続孔6a、7aが設けられている。接続孔6aには、後述するポンプ6dから供給される廃油を燃焼筒3内に供給する廃油供給管6gが接続されている。また、接続孔6aには、燃焼筒3に供給された廃油を燃焼炉4に供給する先端が廃油供給口6bとなっている廃油管6cが廃油供給管6gと連続するように接続されている。接続孔7aには、後述するポンプ7dから供給される灯油を燃焼筒3内に供給する灯油供給管7fが接続されている。また、接続孔7aには、燃焼筒3に供給された灯油を燃焼炉4に供給する先端が灯油供給口7bとなっている灯油管7cが灯油供給管7fと連続するように接続されている。底板3cには、中心付近に基台2に向かって炎を噴出す火口9が設けられている。さらに、円環部3aには、バーナダクト5aと、送風ダクト8aとが接続されている。
バーナダクト5aは、バーナ5からの炎を燃焼筒3内に導くものであり、全体がL字状に形成されている。L字状のバーナダクト5aは、一端がバーナ5と接続され、他端はその開口端が燃焼筒3内の燃焼炉4の開口端に、所定の隙間5cをあけてわずかに入りこむように形成されている。
送風ダクト8aは、ブロア8からの空気を燃焼筒3の上部から下部にかけて万遍なく供給できるように、円環部3aの上端近傍でバーナダクト5aよりも上方に接続されている。
燃焼炉4は、有底筒状の形状をしており、燃焼筒3の内部に設置され、その上部から廃油供給部6及び灯油供給部7により滴下された廃油や灯油を燃焼する。滴下された廃油及び灯油は、燃焼炉4の底部4aにたまり、バーナ5の炎や廃油及び灯油の燃焼熱によって気化させ燃焼させている。また、燃焼炉4の上部には、バーナダクト5aの燃焼炉4上部にあたる部分に噴出返し防止管10が設けられている。燃焼炉4は、側面壁上部に燃焼炉4内で発生した炎が噴出す噴出孔12が多数設けられている。
また、燃焼炉4とバーナダクト5aと間の隙間5cからは、燃焼炉4内で発生する高温のガスが排出される。燃焼炉4では、火力が上がるにつれて内部で高温のガスが発生する。この高温のガスは、徐々に上昇していき、最後に隙間5cから噴出する。隙間5cから排出された高温のガスは、燃焼筒3の内側と燃焼炉4の外側との間を通り、火口9から排出される。
噴出返し防止管10は、燃焼炉4上部のバーナダクト5aを貫通するように、バーナダクト5aと一体的に形成されている。噴出返し防止管10には、廃油管6cと灯油管7cとが挿通されている。噴出返し防止管10は、バーナ5の運転停止時においては、燃焼炉4で発生する炎がバーナダクト5aを通りバーナ5に到達しないようにする。また、噴出返し防止管10の下端には、噴出し返し防止管10よりも小径の導入管11が取り付けられている。導入管11は、滴下された廃油及び灯油を燃焼炉4の底部4aに導く。噴出返し防止管10と導入管11との間には隙間10aが設けられている。隙間10aは、バーナ5の運転時においては、燃焼炉4の上部であり、バーナダクト5aの内側と導入管11の外側の領域Aに空気を供給する。また、隙間10aは、バーナ5の運転停止時においては、ブロア8からの空気を噴出しているので、燃焼炉4の廃油燃焼によるバーナ5への噴返しを防止する。
また、燃焼筒3は、燃焼炉4の上部近傍において、燃焼筒3の内側とバーナダクト5aの外側とにブロア8からの空気を燃焼筒3の下端に導くための空気噴出口13が設けられている。空気噴出口13は、燃焼筒3の内側側面近傍で燃焼炉4の側面より外側に設けられている。このことによって、空気噴出口13から噴出された空気は、燃焼によって噴出孔12から噴出す炎を燃焼筒3の下端の火口9に導くことができ、その際の未燃焼の燃料を燃焼させることが可能となる。
バーナ5は、バーナダクト5aの一端に接続されており、例えば、灯油を用いて運転される。バーナ5は、図1の矢印D1に示す方向に、バーナダクト5aを介して燃焼炉4を加熱する。なお、バーナ5は、灯油を用いたものに限らず、ガス等を用いたものであってもよい。
廃油供給部6は、燃焼炉4に主燃料としての廃油を供給するもので、ポンプ6dと第1の廃油流量調整弁6eとそれよりも流量の大きい第2の廃油流量調整弁6fと、ポンプ6dからの廃油を燃焼筒3に導く廃油供給管6gと、接続孔6aを介して廃油供給管6gと連続して接続され、先端が廃油供給口6bとなっている廃油管6cとから構成されている。ポンプ6dは、廃油を廃油供給管6gを通じて燃焼筒3内に供給するポンプである。廃油管6cは、ポンプ6dからの廃油を廃油供給口6bに供給する管であり、接続孔6aから噴出返し防止管10及び導入管11に挿通されている。また、廃油管6cは、廃油供給口6bが導入管11の開口の略中央に位置するように設けられ、導入管11にカーボンスラッジが付着するのを防いでいる。廃油供給口6bが導入管11の開口中央に確実に位置するように、例えば十字のガイドを廃油管6cの側部に設けてもよい。また、廃油供給口6bは、例えば、廃油を燃焼炉4に、重力落下式に滴下できるように、廃油管6cと同様の直径からなる。そのため、廃油供給口6bは、目詰まりすることがなく、またポンプ6dは高い圧力を必要としない。第1の廃油流量調整弁6e及び第2の廃油流量調整弁6fは、例えば、流量が異なる2つのソレノイド弁によって、廃油の流量を調整する。なお、第1の廃油流量調整弁6e及び第2の廃油流量調整弁6fは、上述に限らず、モータバルブや、電磁弁や、エアーバルブなどを用いてもよい。
灯油供給部7は、燃焼炉4に助燃燃料としての灯油を供給するもので、ポンプ7dと灯油流量調整弁7eと、ポンプ7dからの灯油を燃焼筒3に導く灯油供給管7fと、接続孔7aを介して灯油供給管7fと連続して接続され、先端が灯油供給口7bとなっている灯油管7cとから構成されている。ポンプ7dは、灯油を灯油供給管7fを通じて燃焼筒3内に供給するポンプである。灯油管7cは、ポンプ7dからの灯油を灯油供給口7bに供給する管である。灯油管7cは、接続孔7aから噴出返し防止管10の上端近傍で、わずかに噴出返し防止管10に入り込んだ位置に灯油供給口7bがくるような長さに形成されている。また、灯油供給口7bは、例えば、灯油を燃焼炉4に、重力落下式に滴下できるように、灯油管7cと同様の直径からなる。このことによって、灯油供給口7bは、目詰まりすることがなく、またポンプ7dは高い圧力を必要としない。さらに、灯油供給口7bは、燃焼炉4の上方より灯油を滴下するので、灯油が飛散し、バーナ5の炎に引火しやすくなる。灯油流量調整弁7eは、例えば、ソレノイド弁によって、灯油の流量を調整する。なお、灯油流量調整弁7eは、上述に限らず、モータバルブや、電磁弁や、エアーバルブなどを用いてもよい。
ブロア8は、送風ダクト8aを介して燃焼筒3と接続されている。ブロア8によって供給される空気は、図1の矢印D2に示す方向に、燃焼筒3の上部から下部に流れる。具体的に、ブロア8によって供給される空気は、燃焼筒3上部から噴出返し防止管10と空気噴出口13を通り火口9から排出される。噴出し返し防止管10を通る空気は、導入管11との接続部に設けられた隙間10a及び導入管11を通ることによって、効率よく燃焼炉4に空気が供給される。空気噴出口13を通る空気は、燃焼筒3の内側と燃焼炉4の外側との間を通り、火口9から排出される。空気噴出口13を通る空気は、噴出孔12や隙間5cから噴出す炎に十分な空気を供給することによって廃油の完全燃焼を可能としている。
制御部20は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)20aと、メモリ20bと、タイマ20cとが、バス20dを介して互いに接続されている。メモリ20bは、各部材の駆動タイミングのプログラム等が格納されている。また、タイマ20cは、各動作の開始時間をカウントする。CPU20aは、タイマ20cからの時間をカウントし、メモリ20bからのプログラムにより、各部材の動作を制御する。したがって、制御部20は、バーナ5と、ポンプ6d、7dと、第1の廃油流量調整弁6eと、第2の廃油流量調整弁6fと、灯油流量調整弁7eと、ブロア8と接続されており、それぞれの出力を制御する。
次に、このように構成された廃油燃焼装置1を用いて廃油を燃焼させる動作について説明する。図3に示すように、ステップS1において、ユーザは、廃油燃焼装置1の電源をオンにする。ステップS2において、制御部20は、バーナ5と、2つのポンプ6d、7dとブロア8とを運転する。
ステップS3において、制御部20は、ステップS2のバーナ5と、2つのポンプ6d、7dとブロア8の運転開始から所定の時間、例えば2分間経過したかどうかを判断する。制御部20は、所定の時間経過していないと判断した場合は、ステップS3を繰り返す。また、制御部20は、所定の時間経過したと判断した場合、ステップS4に進む。ステップS3において所定時間各部を運転させるのは、バーナ5によって、燃焼炉4内を熱し、廃油が燃焼しやすい雰囲気を作るためである。
次にステップS4において、制御部20は、灯油流量調整弁7eを開き、第1の廃油流量調整弁6eを開く。
また、ステップS5において、制御部20は、ステップS4の灯油流量調整弁7eと第1の廃油流量調整弁6eをそれぞれ開いてから所定の時間、例えば5分間経過したかどうかを判断する。制御部20は、所定の時間経過していないと判断した場合は、ステップS5を繰り返す。また、制御部20は、所定の時間経過したと判断した場合、ステップS6に進む。ステップS5において所定時間各部を運転させるのは、バーナ5によって熱せられた燃焼炉4内において灯油が発火し、廃油が燃焼するようにするためである。
ステップS6において、制御部20は、バーナ5とポンプ7dの運転を停止し、灯油流量調整弁7eを閉じ、第1の廃油流量調整弁6eよりも流量の多い第2の廃油流量調整弁6fを開く。このとき、第1の廃油流量調整弁6eは開いたままである。このことによって、廃油燃焼装置1は、廃油を燃料として燃焼することができる。また、噴出し返し防止管10と導入管11との隙間10aから空気の供給があるので、バーナ5への噴返しを防止することができる。また、ステップS3、S5において制御部20は、廃油が燃焼しやすい雰囲気を作っているので、着火しにくい廃油も効率良く燃焼することができる。
以上のようにして、廃油燃焼装置1は、廃油供給部6から供給される廃油燃料とブロア8から供給される空気のみによって、廃油燃料を燃焼することが可能となる。
続いて、廃油を燃焼中の廃油燃焼装置1の運転を停止する動作について説明する。図4に示すように、ステップS11において、ユーザは、廃油燃焼装置1の電源をオフにする。ステップS12において、制御部20は、第2の廃油流量調整弁6fを閉じ、バーナ5を運転する。ここで、制御部20が、バーナ5を再び運転するのは、廃油の不完全燃焼を防止するためである。
次に、ステップS13において、制御部20は、第1の廃油流量調整弁6eを閉じ、ポンプ6dの運転を停止する。
ステップS14において、制御部20は、第1の廃油流量調整弁6eを閉じ、ポンプ6dの運転の停止から所定の時間、例えば3分間経過したかどうかを判断する。制御部20は、所定の時間経過していないと判断した場合は、ステップS14を繰り返す。また、制御部20は、所定の時間経過したと判断した場合、ステップS15に進む。ステップS14において所定時間各部を運転させるのは、燃焼炉4内に供給された廃油を最後まで燃焼させるためである。
ステップS15において、制御部20は、バーナ5の運転を停止する。
また、ステップS16において、制御部20は、バーナ5の運転停止から所定の時間、例えば10分間経過したどうかを判断する。制御部20は、所定の時間経過していないと判断した場合は、ステップS16を繰り返す。また、制御部20は、所定の時間経過したと判断した場合、ステップS17に進む。ステップS16において所定時間各部を運転させるのは、燃焼によって加熱された燃焼筒3全体をクーリングさせるためである。
ステップS17において、制御部20は、ブロア8の運転を停止する。
以上のようにして、廃油燃焼装置1は、廃油を効率よく燃焼することができる。このように廃油燃焼装置1は、廃油よりも発火点の低い灯油を助燃燃料として使用し、廃油のみで燃焼することができる状態になった時点で、灯油の供給を停止させている。従って、廃油を不完全燃焼させることなく燃焼することができる。また、ユーザは、火力を上げたいと所望するとき、制御部20と接続された図示しない操作部を操作し、ブロア8から噴出される空気の流量を変化させることによって、温度を制御することもできる。
なお、上述のように、例えば、ステップS3の状態を2分間続けることを述べたが、これに限られたものではなく、燃焼炉4の容積やバーナ5やブロア8の出力によって変化することはもちろんである。しかし、ここで示した時間は、各目的、例えば上記の場合は、燃焼炉4内を熱し、廃油が燃焼しやすい状態を作ることができる十分な時間に設定する必要がある。
また、上述のように、流量の異なる2つの廃油流量調整弁6e、6fを設けたことを述べたが、これに限らず、流量を増減できる構成の弁等を用いるのであればよい。
また、上述のように、制御部20は、所定時間運転させることによって廃油燃焼装置1を制御しているが、これに限らず、例えば、火口9の出口近傍の所定の位置に温度センサーを設け、その温度センサーから検出される温度に応じて、廃油の供給流量を調整したり、ブロア8の供給空気量を調整することができる。
また、このように構成された廃油燃焼装置1を別の燃焼装置の二次燃焼バーナとして利用することができる。
本実施の形態として示す廃油燃焼装置の装置構成を示す図である。 本実施の形態として示す廃油燃焼装置のブロック図である。 本実施の形態として示す廃油燃焼装置において廃油を燃焼させるまでを説明したフローチャート図である。 本実施の形態として示す廃油燃焼装置において廃油の燃焼を停止させるまでを説明したフローチャート図である。
符号の説明
1 廃油燃焼装置、2 基台、3 燃焼筒、3a 円環部、3b 天板、3c 底板、4 燃焼炉、4a 底部、5 バーナ、5a バーナダクト、5c 隙間、6 廃油供給部、6a 接続孔、6b 廃油供給口、6c 廃油管、6d ポンプ、6e 第1の廃油流量調整弁、6f 第2の廃油流量調整弁、6g 廃油供給管、7 灯油供給部、7a 接続孔、7b 灯油供給口、7c 灯油管、7d ポンプ、7e 灯油流量調整弁、7f 灯油供給管、8 ブロア、8a 送風ダクト、9 火口、10 噴出返し防止管、10a 隙間、11 導入管、12 噴出孔、13 空気噴出口、20 制御部、20a CPU、20b メモリ、20c タイマ、20d バス

Claims (3)

  1. 燃焼炉と、
    上記燃焼炉内に廃油燃料を供給する廃油燃料供給手段と、
    上記燃焼炉内に廃油を燃焼する際の助燃燃料を供給する助燃燃料供給手段と、
    上記燃焼炉内と上記廃油燃料及び上記助燃燃料とを加熱し、着火する着火手段と、
    上記燃焼炉に空気を供給する空気供給手段と、
    上記着火手段の出力を制御し、上記廃油燃料供給手段と上記助燃燃料供給手段の供給流量を制御し、上記空気供給手段の空気供給量を制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、所定のタイミングで所定時間、上記着火手段と上記廃油燃料供給手段と上記助燃燃料供給手段と上記空気供給手段を運転するように制御することを特徴とする廃油燃焼装置。
  2. 上記制御手段は、上記廃油燃料を燃焼するとき、上記着火手段と上記空気供給手段とを所定時間運転した後に、上記廃油燃料を第1の流量で供給するとともに、上記助燃燃料を供給し、所定時間経過後に、上記着火手段を停止し、上記助燃燃料の供給を停止し、上記第1の流量より多い第2の流量で上記廃油燃料を供給し、上記空気供給手段から所定流量の空気を供給しながら運転するように制御することを特徴とする請求項1記載の廃油燃焼装置。
  3. 上記制御手段は、上記廃油燃料の燃焼を終了するとき、上記廃油燃料の供給を停止し上記着火手段を運転し、所定時間経過後に、上記着火手段を停止し、上記空気供給手段を所定時間運転した後、上記空気供給手段を停止するように制御することを特徴とする請求項1記載の廃油燃焼装置。


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