JP2005188847A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 上部に枢支部を備えた吸込グリルを、その下端部に手指を掛けて容易に回動できるようにした空気調和機を提供する。
【解決手段】 吸込口1と吹出口2とを上下に備え、前記吸込口1に、上端部に枢支部5を備え下端部7を前記吹出口2の上面前端部に位置させた吸込グリル6を設け、前記吹出口2に、同吹出口2を開閉する上下風向板9を回動自在に軸支してなる空気調和機において、前記上下風向板9の先端部10が、前記吹出口2を閉じた際、前記吸込グリル6下端部の内側に位置するように折り曲げた。
【選択図】 図1
【解決手段】 吸込口1と吹出口2とを上下に備え、前記吸込口1に、上端部に枢支部5を備え下端部7を前記吹出口2の上面前端部に位置させた吸込グリル6を設け、前記吹出口2に、同吹出口2を開閉する上下風向板9を回動自在に軸支してなる空気調和機において、前記上下風向板9の先端部10が、前記吹出口2を閉じた際、前記吸込グリル6下端部の内側に位置するように折り曲げた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、上下風向板で吹出口を閉じた際、上部に枢支部を備えた吸込グリルを、その下端部に手指を掛けて容易に回動できるようにした構造に関する。
従来の空気調和機には、部屋の隅部に設置されても吸込グリルの開閉が容易である室内ユニットを提供するものとして、ユニット本体と、該ユニット本体の前面を開閉自在に覆うように、該ユニット本体に対して該ユニット本体の前面上縁部を支点として回動自在に取り付けられた吸込グリルとを備えた壁掛け型の空気調和ユニットにおいて、上記吸込グリルの底辺部には、上記ユニット本体に対して該吸込グリルを開放方向に回動させるための指の引っ掛け部が設けられてなるものが開示されていた(例えば、特許文献1参照。)。
上記構成でなる空気調和ユニットにおいて、上記吸込グリルの底辺部に設けられた引っ掛け部に対して指圧力を付与することにより、吸込グリルが容易に回動され、ユニット本体の前面が開口されるようになっていた。
しかしながら、上記引っ掛け部を操作するための着脱操作部が、上記吸込グリルの両側前部に限定して設けられた構成になっていることから、手指を掛ける位置が特定されるため不便であった。
そのため、例えば上記吸込グリル下端部の左右全幅における任意の箇所に手指を掛けることができるようにして、更に上記吸込グリルを回動しやすくすることが望まれていた。
本発明は上記の問題点に鑑み、上部に枢支部を備えた吸込グリルを、その下端部に手指を掛けて容易に回動できるようにした空気調和機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、吸込口と吹出口とを上下に備え、前記吸込口に、上端部に枢支部を備え下端部を前記吹出口の上面先端部に位置させた吸込グリルを設け、前記吹出口に、同吹出口を開閉する上下風向板を回動自在に軸支してなる空気調和機において、
前記上下風向板の先端部が、前記吹出口を閉じた際、前記吸込グリル下端部の内側に位置するように構成されている。
前記上下風向板の先端部が、前記吹出口を閉じた際、前記吸込グリル下端部の内側に位置するように構成されている。
また、前記上下風向板の先端部が、前記吹出口の内側に向けて折り曲げられてなる構成となっている。
本発明によれば、吹出口を閉じた際、上下風向板の先端部を吸込グリル下端部の内側に位置させるようにしたので、上部に枢支部を備えた吸込グリルを、その下端部に手指を掛けて容易に回動できるようにした空気調和機となる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の断面図、図2は図1で示すA部の吹出口を上下風向板で閉じた状態を示す拡大図、図3は図1で示すA部の吹出口を開放した状態を示す拡大図である。
図1は本発明による空気調和機の断面図、図2は図1で示すA部の吹出口を上下風向板で閉じた状態を示す拡大図、図3は図1で示すA部の吹出口を開放した状態を示す拡大図である。
本発明による空気調和機は、図1で示すように、本体の前面上部に設けられた吸込口1と、前面下部に設けられた吹出口2とを結ぶ空気通路に、熱交換器3と送風ファン4とが夫々設けられている。
前記吸込口1には、空気清浄用のフィルタ11が着脱可能に設けられる一方、同フィルタ11を着脱する際、前記吸込口1を開放できるようにするため、枢支部5を上部に備えた吸込グリル6が設けられており、図2で示すように、同吸込グリル6の下端部7に手指12を掛けて前記枢支部5を中心に矢印aのように回動することにより、開放した前記吸込口1に前記フィルタ11を着脱できるようになっている。
前記吹出口2には、枢支部8によって回動自在に枢支されることにより、運転停止時には前記吹出口2を閉じる一方、運転時には前記吹出口2を開放して上下方向の風向を偏向する上下風向板9または9'が設けられた構成になっている。
これにより、運転停止時には、前記上下風向板9または9'で前記吹出口2を閉じてホコリが侵入しないように、また外観性を損ねないようにすることができるようになり、運転時には、例えば前記上下風向板9または9'を略水平位置に回動して冷房時の冷気を水平方向に向けて送出できるようにしたり、略垂直位置に回動して暖房時の暖気を下方に向けて送出できるようになる。
なお、前記上下風向板9は、前記吹出口2を閉じた時に、少なくともその先端部10が前記吸込グリル6の下端部7の内側に位置するように折り曲げられた構成になっており、前記上下風向板9'は、その先端部が折り曲げられていない状態で前記吸込グリル6の下端部7の内側に位置するように構成されている。
前記上下風向板9を採用した場合には、前記吹出口2を閉じた際、その先端部10が折り曲げられていることから、同上下風向板9を前記吹出口2の内側に位置させる必要がない。
また、前記上下風向板9を採用した場合には、前記吹出口2を閉じた際、その先端部が折り曲げられていないので、同上下風向板9を前記吹出口2の少許内側に位置させることになる。
ここで、上記構成でなる空気調和機において、前記吸込グリル6の下端部7に容易に手指12を掛けることができるようにし、前記枢支部5を中心に回動して前記吸込口1を開放することにより、前記フィルタ11を容易に着脱できるようにすることでメンテナンス性を向上できるようにした構成について説明する。
前記上下風向板9'は、前記吹出口2を閉じた際、実施例1として図1乃至図3で示す破線のように、同吹出口2の左右全幅に対応する前記上下風向板9'の先端部を、前記吸込グリル6の下端部7の内側に位置させるように構成されている。
これによって、図2で示すように、前記吸込グリル6の下端部7に手指12を容易に掛けることができるようになり、前記枢支部5を中心に前記吸込グリル6を回動させるのに好適な構成となる。
前記上下風向板9は、前記吹出口2を閉じた際、実施例2として図1乃至図3で示す実線のように、同吹出口2の左右全幅に対応する前記上下風向板9の先端部10を、前記吸込グリル6の下端部7の内側に位置させるように折り曲げられた構成になっている。
この場合、前記上下風向板9の先端部10は、図2で示す実線のように、前記吹出口2の内側に向けて折り曲げられた構成になっており、これによって、前記上下風向板9の強度を増強させることができるようになり、また、前記上下風向板9で前記吹出口2を閉じた際、同上下風向板9と前記吸込グリル6とに凹凸の少ない外観上の連続性をもたせることができるようになって、より良好な意匠性を実現できる。
なお、前記上下風向板9は、前記吹出口2の左右全幅に対応して、左右全幅にわたる先端部10が折り曲げられた構成になっているので、前記吸込グリル6の下端部7の任意の位置に前記手指12を掛けることができるようになると共に、前記先端部10を折り曲げたことによって強度を増強できるようになっている。
また、例えば冷房運転時には、図3で示すように前記上下風向板9を略水平位置に回動した際、矢印bで示すように、折り曲げられた前記上下風向板9の先端部10に沿って冷気が送出されることになり、とくに被空調室が広い場合であっても冷気流を遠方まで届かせることが可能になる。
また、前記吸込グリル6の下端部7には、前記手指12を掛けた際、指先が掛りやすくなるような凹部7aが設けられるようにしてもよい。この凹部7aは、前記吸込グリル6の下端部7の左右全幅にわたって凹設しておくことにより、指先を前記下端部7の任意の箇所に掛けて前記吸込グリル6を回動させることができるようになる。
または、前記吸込グリル6の下端部7に、指先が掛りやすくなるように、例えば目の細かい凹凸状のすべり止め加工を施すようにしてもよい。
以上説明したように、本発明による空気調和機によれば、前記上下風向板9または9'の先端部10を前記吹出口2の左右全幅に対応する前記吸込グリル6の下端部7の内側に位置させたので、前記吹出口2の左右全幅に対応する前記吸込グリル6の下端部7の任意の位置に前記手指12を掛けることができるようになり、前記吸込グリル6を回動し前記吸込口1を開放して、前記フィルタ11を容易に着脱できるようになり、メンテナンス性を向上させることができるようになる。
1 吸込口
2 吹出口
3 熱交換器
4 送風ファン
5 枢支部
6 吸込グリル
7 下端部
8 支軸部
9,9' 上下風向板
10 先端部
11 フィルタ
12 手指
2 吹出口
3 熱交換器
4 送風ファン
5 枢支部
6 吸込グリル
7 下端部
8 支軸部
9,9' 上下風向板
10 先端部
11 フィルタ
12 手指
Claims (2)
- 吸込口と吹出口とを上下に備え、前記吸込口に、上端部に枢支部を備え下端部を前記吹出口の上面前端部に位置させた吸込グリルを設け、前記吹出口に、同吹出口を開閉する上下風向板を回動自在に軸支してなる空気調和機において、
前記上下風向板の先端部が、前記吹出口を閉じた際、前記吸込グリル下端部の内側に位置するように構成されてなることを特徴とする空気調和機。 - 前記上下風向板の先端部が、前記吹出口の内側に向けて折り曲げられてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003431832A JP2005188847A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003431832A JP2005188847A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005188847A true JP2005188847A (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=34789717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003431832A Pending JP2005188847A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005188847A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013076530A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Daikin Industries Ltd | 空調室内機 |
JP2013096637A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Daikin Industries Ltd | 空調室内機 |
JP2013096638A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Daikin Industries Ltd | 空調室内機 |
JP2018179394A (ja) * | 2017-04-12 | 2018-11-15 | シャープ株式会社 | 空気調和機 |
CN111306617A (zh) * | 2020-02-26 | 2020-06-19 | Tcl空调器(中山)有限公司 | 空调室内机和空调器 |
WO2020144846A1 (ja) * | 2019-01-11 | 2020-07-16 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室内機 |
US10731873B2 (en) | 2016-08-10 | 2020-08-04 | Mitsubishi Electric Corporation | Indoor unit for air-conditioning apparatus |
-
2003
- 2003-12-26 JP JP2003431832A patent/JP2005188847A/ja active Pending
Cited By (8)
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JPWO2020144846A1 (ja) * | 2019-01-11 | 2021-09-09 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室内機 |
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