JP2005186555A - 加工用二軸延伸ポリエステルフィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】 フィルム厚みを薄くしても、加工時にシワなどが発生せずに平面性が良好なセラミックコンデンサ用のグリーンシートや、転写用フィルム、光学用途のプロテクトフィルムなどのフィルムを提供する。
【解決手段】フィルムの長手方向と幅方向に45度をなす二方向の屈折率の差異ΔnABが0.015以上で100℃〜160℃における長手方向と幅方向とに45度をなす直角2方向の熱収縮応力値の差が上記温度域で0.5Mpaを越えない二軸延伸ポリエステルフィルム。
【選択図】 なし

Description

本発明はポリエチレンテレフタレ−トフィルムを基材として、加工工程で特性を付与することが行われるものに適用される。これらの例としてはセラミックコンデンサ用のグリーンシート製造用離型用途に使用する場合や転写箔、その他の塗工をする場合である。このような加工用フィルムは加工工程での平面性の崩れが生じ仕上げた基材フィルムとして品質上問題が生じることがある。
従来から、ポリエチレンテレフタレ−トフィルムは基材として、セラミックコンデンサ用のグリーンシート製造用離型用途や転写箔、などに使用されている。しかし、このような加工用フィルムはその品質を付与する為にフィルム表面の特性をコーティングによって行っているのが実情である。
これらの加工工程ではフィルムに高温(80〜180℃)で長手方向に張力を掛けた状態でそれぞれの目的に応じた加工を実施している。
この加工工程で温度と張力が掛かった状態でフィルムの平面性を保つのが重要でこの状態でフィルムの品質が悪いと縦方向や横方向、或いは部分的な斑点状のシワが発生し使用に耐えないと言った問題が生じる。この問題に関して、フィルム両端の熱収縮応力差が0〜100MPaである二軸延伸ポリエステルフィルムがたるみには良いことが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、シワについては結晶サイズが56〜70オングストロームが良いとされているが、一般的な指標ではない。
厚み精度の良いセラミックグリーンシートを製造するために好適なセラミックコンデンサ製造用キャリヤーシートに関して、50cm角四方の平面度合いおよびそのキャリアシートの一構成成分であるポリエステルフィルムの厚み斑度合いを規定したキャリヤーシートが開示されている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、このシートまたはフィルムは特に薄膜化を前提とした離型フィルムの特性を最適化した指標を提案しているものではない。
また、フィルム厚みの薄膜化とともに離型加工適性を向上する離型用二軸延伸ポリエステルフィルムに関して、フィルムの複屈折率△nを規定することにより離型加工時のタルミおよび厚みムラを抑制する方法が提案されている(たとえば、特許文献3参照)。しかしながら、この方法は、離型加工時の耐熱性に関する記載がなく、複屈折率を最適化するだけでは離型加工時の平面性を良好に維持することは困難である。
加工フィルムの取位置、つまり、製膜時にその機台の幅方向のどの位置の製品ロールかで加工特性が変化すること、いわゆるボーイング現象は良く知られている。機台の中心は長手方向と45度をなす直角二方向の物性の差異は少ないが、中央から機台の端に行くに従ってその長手方向と45度をなす直角二方向の特性の差異は大きくなり、歪が端部の製品程多く残っている。ところが、製品の幅は広くなってきており、製品の両端の差異はその中央部分でも機台中心を挟んで取らない限り、差異は無視が出来ない様になってきている。なお、本発明でいう製品とはフィルムロールを幅方向に小幅サイズにスリットしたロールを意味する。
このため、機台中心を挟んで取った製品は加工適性が良いがその製品の両側の製品は加工適性が悪いということになり、機台中心の製品しか使用が出来ず、経済性が悪くなって来ている。
本出願人は、フィルムの幅方向における、130℃での熱収縮応力値及び150℃での熱収縮率を規定した離型用二軸延伸ポリエステルフィルムに関する発明を出願した(特許文献4参照)。しかしながら、次工程の加工工程でより厳しい条件下で加工を行った場合、フィルムの幅方向の熱収縮特性の制御だけでは、安定して加工平面性が得られない場合があった。そのため、より厳しい条件下で加工を行っても、加工平面性に優れるフィルムが要望されていた。
特開平6−254959号公報 特開2001−93771号公報 特開2002−331575号公報 特願2003−428470
本発明は、従来技術の課題を背景になされたもので、従来品よりフィルム厚みを薄くしても、加工時にシワなどが発生せずに平面性が良好なセラミックコンデンサ用のグリーンシートや、転写用フィルム、光学用途のプロテクトフィルムなどのフィルムを提供することにある。製品の取位置は機台中心を挟んでいなくても良く経済性に優れたものである。
フィルムが加工時には面として処理されることに着目し、従来の縦方向や横方向の特性のみでは無く、縦と横とに45度をなす方向の特性が加工時の熱特性、熱収縮応力値を特定の範囲内に収めることが上記課題を効率的に解決する上で極めて重要であることを見出し本発明を完成するに至った。
(A)この45度方向をなす方向は二方向有るが、この二方向の熱収縮応力に差が無い特性が加工時にフィルムを左右で均一化して部分的な歪を発生させず、加工に適した物となる。
(B)この45度方向で熱収縮応力の差異が無い様にするには二軸延伸フィルムを作る時に縦方向に延伸後、横方向に延伸して作る時には、二段目の横方向の延伸時のフィルム温度を130〜200℃になる様にして行う。
すなわち、本発明の二軸延伸ポリエステルは、その長手方向と幅方向とに45度をなす二方向の屈折率の差異ΔnABが0.015以上であっても100〜160℃における長手方向と幅方向とに45度をなす直角2方向の熱収縮応力値の差が該温度域で0.5MPaを越えない、二軸延伸ポリエステルフィルムを提供する。
別の好ましい実施形態において、本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムは、0.05〜2.0μmの平均粒径を有する微粒子を含む。好ましくは、上記微粒子が、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、硫酸バリウム、アクリル系樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂および架橋ポリスチレンからなる群から選択される。
上記課題を達成するために鋭意研究を重ねた結果、遂に本発明を完成するに到った。本発明によれば、従来品よりフィルム厚みを薄くしても、加工時にシワなどが発生せずに平面性が良好なセラミックコンデンサ用のグリーンシート、転写用フィルム、光学用途のプロテクトフィルムなどのフィルムを提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の離型用二軸延伸ポリエステルフィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、あるいはこれらの樹脂の構成成分を主成分とする共重合体よりなるフィルムが挙げられるが、これらの中でも二軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルムが、力学的性質、耐熱性、透明性、価格等の点から好適である。
共重合体を用いる場合、そのジカルボン酸成分としては、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸;テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、及び2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸;トリメリット酸及びピロメリット酸等の多官能カルボン酸;あるいはそれらの少なくとも二種以上の混合物等が用いられる。また、グリコール成分としてはエチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、プロピレングリコール及びネオペンチルグリコール等の脂肪族グリコール;p−キシレングリコール等の芳香族グリコール;1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコール;平均分子量が150〜20000のポリエチレングリコール;あるいはそれらの少なくとも二種以上の混合物等が用いられる。共重合体の共重合成分の好ましい重量比率は20重量%未満である。20重量%以上ではフィルム強度、透明性、耐熱性が劣る傾向がある。
また、本発明におけるポリエステルフィルムに使用する樹脂ペレットを、例えば、0.4g/dlの濃度で、フェノール/テトラクロロエタン混合溶媒(=6/4;質量比)に溶解させて、30℃において測定した時の固有粘度は、0.45〜0.70dl/gの範囲が好ましい。固有粘度が0.45dl/gよりも低いと、耐引き裂き性向上効果が悪化する傾向がある。一方、固有粘度が0.70dl/gよりも大きいと、濾圧上昇が大きくなり高粘度濾過が困難となる傾向がある。
本発明において使用される微粒子としては、公知の無機微粒子や有機微粒子が挙げられる。さらに、これらの樹脂の中に、各種の添加剤、例えば、ワックス類、酸化防止剤、帯電防止剤、結晶核剤、減粘剤、熱安定剤、着色用顔料、着色防止剤、紫外線吸収剤等を添加する事が出来る。本発明におけるポリエステルには、微粒子を添加してポリエステルフィルムの作業性(滑り性)を良好なものとすることが好ましい。微粒子としては任意のものが選べるが、例えば無機系微粒子として、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、硫酸バリウム等を挙げることができる。また、有機系微粒子として、例えばアクリル系樹脂粒子、メラミン樹脂粒子、シリコーン樹脂粒子、架橋ポリスチレン粒子などを挙げることができる。微粒子の平均粒径は、好ましくは0.05〜2.0μm、さらに好ましくは、0.1〜1.0μmである。微粒子の平均粒径が0.05未満μmである場合、作業性(滑り性)がほとんど得られないために好ましくなく、2.0μmを超える場合、フィルムの離型加工時の平面性に悪影響を及ぼすために好ましくない。
ポリエステルフィルムに上記粒子を配合する方法としては、例えば、ポリエステルを製造する任意の段階において添加することができるが、好ましくはエステル化の段階、もしくはエステル交換反応終了後、重縮合反応開始前の段階でエチレングリコール等に分散させたスラリーとして添加し、重縮合反応を進めても良い。また、ベント付き混練押出し機を用いてエチレングリコールまたは水などに分散させた粒子のスラリーとポリエステル原料とをブレンドする方法、または混練押出し機を用いて、乾燥させた粒子とポリエステル原料とをブレンドする方法などによって行うことができる。
なかでも、ポリエステル原料の一部となるモノマー液中に微粒子を均質分散させた後、濾過したものを、エステル化反応前、エステル化反応中、又はエステル化反応後のポリエステル原料の残部に添加する方法が好ましい。この方法によると、モノマー液が低粘度のため、粒子の均質分散やスラリーの高精度な濾過が容易に行えると共に、原料の残部に添加する際に、粒子の分散性が良好である。特に、エステル化反応前の低温状態の原料の残部に添加することが好ましい。また、予め粒子を含有するポリエステルを得た後、そのペレットと粒子を含有しないペレットとを混練押出し等する方法(マスターバッチ法)を用いても良い。
フィルムの加工平面性を維持するには加工時の縦、横の熱特性の均一性が有る程度必要であるが、それ以上に45度方向の熱特性の均一性が必要である。これは縦方向にはフィルムは加工時の張力により緊張下に有るが、横方向は自由に動く。そのため、斜め方向(即ち45度方向)の熱特性がその直交する45度の二方向の熱特性とバランスをしていないと斜め方向の歪という形が顕在化する。
この本発明の離型用二軸延伸ポリエステルフィルムは、フィルムの100℃〜160℃における長手方向と幅方向とに45度をなす直角2方向の熱収縮応力値の差が0.5MPa以下であることが必要である。更に好ましくは、45度をなす直角2方向の熱収縮応力値の差が0.4MPa以下が良い。
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムが、45度方向熱収縮応力値の差が0.5MPaを超えると、加工時のフィルム走行中に走行方向にほぼ平行なシワが発生する。このシワは、加工工程の温度により発生フィルムが熱収縮を起こすと同時に熱収縮力が斜め方向の差異が大きい為に歪によりシワが発生していると考えられる。
このシワは、加工工程でフィルム温度が室温から上昇していく。この後の工程では、フィルムの温度は100℃以上の工程にて処理されることが多い。これらの加工工程では、連続して処理が行われフィルムの温度は高い場合には180℃にもなる。
この加工されたフィルムは加工工程のフィルム温度が高い状態から室温まで冷却される。フィルムは、高温で受けた歪を内在しながら巻き取られるので、その歪が少ない方が後の使用においても好ましく、その様なフィルムが望まれている。
本発明の加工用二軸延伸ポリエステルフィルムの長手方向のF5値は、80MPa以上であることが好ましい。長手方向のF5値が80MPaより小さいと離型加工時に走行方向に張力を負荷した時に変形しやすくなり、好ましくない。
本発明の加工用二軸延伸ポリエステルフィルムの幅方向のF5値は、80MPa以上であることが好ましい。幅方向のF5値が80MPaより小さいとフィルムのコシが低減して、加工時にシワ、特に走行方向に連続した波板状のシワが発生しやすくなり、好ましくない。
本明細書における「F5値」とは、フィルムに5%の引張り歪を与えた時のその方向の応力を意味する。
本発明の加工用二軸延伸ポリエステルフィルムのフィルム厚みに関しては、特に限定はされない。しかし、本発明の目的が環境負荷低減であり、好適な加工用二軸延伸ポリエステルフィルムの現状の汎用厚みが38〜75μmであることを考慮すれば、1〜50μmの範囲であることが好ましい。
本発明の加工用二軸延伸ポリエステルフィルムは単層でも、2層以上の積層構造を有するフィルムでも良いし、透明性を重視して微粒子を入れない二軸延伸ポリエステルフィルムの片面、又は両面に加工工程時の接着性を改良する目的で種々のコーティングを製膜時に付与したものでもなんら差し支えがない。
ここでは本発明の単層の加工用二軸延伸ポリエステルフィルムを例に取り以下の方法で製造することができる。
易滑性付与を目的とした微粒子を含有するポリエステルのペレットを十分に真空乾燥した後、押出し機に供給し、約285℃でシート状に溶融押出しし、溶融シートを冷却ロールで冷却固化して、未延伸シートを得る。
シート状溶融物を回転冷却ドラムに密着させながら、急冷して未延伸シートとするには公知の方法が適用出来、例えばシート状溶融物にエアナイフを使用する方法や静電荷を印荷する方法等が好ましく適用出来る。これらの方法では後者が好ましく使用される。
このシート状物のエア面の冷却をする方法としては、公知の方法が適用出来、例えばシート面に槽内の冷却用液体に接触させる方法、シートエア面にスプレーノズルで蒸散する液体を塗布する方法や高速気流を吹きつけて冷却する方法を併用しても良い。このようにして得られた未延伸シートを二軸方向に延伸してフィルムを得る。
延伸方法の具体例として、次の方法が挙げられる。
まず、上記のように得られた未延伸シートをロールあるいは、テンター方式の延伸機により長手方向に延伸する。長手方向の延伸温度は、75〜120℃であり、長手方向の延伸倍率は2.5〜4.5倍、好ましくは3.0〜4.3倍である。長手方向の延伸方向が75℃未満では、フィルムが破断しやすくなるため、好ましくない。また、120℃を超えると、得られたフィルムの厚み斑が悪くなりため、好ましくない。長手方向の延伸倍率が2.5倍未満では、得られたフィルムの平面性が悪くなり好ましくない。また、4.6倍を超えると長手方向の配向が強くなり、横方向での延伸において破断の頻度が多くなり好ましくない。
次いで、一段目の延伸方向と直交する幅方向に延伸を行う。幅方向の延伸温度は80〜210℃、好ましくは130〜200℃である。幅方向の延伸方向が80℃未満では、
フィルムが破断しやすくなるため、好ましくない。また、210℃を超えると、得られたフィルムの平面性が悪くなりため、好ましくない。幅方向の延伸倍率は、3.0〜5.0倍、好ましくは3.6〜5.0倍である。幅方向の延伸倍率が3.0倍未満では得られたフィルムの厚み斑が悪くなり好ましくない。幅方向の延伸倍率が5.0倍を超えると延伸において破断の頻度が多くなり好ましくない。
引き続き、熱固定処理を行う。熱固定処理工程の温度は170℃以上240℃以下が好ましい。熱固定処理工程の温度が170℃未満では、離型層塗布、乾燥処理する時に応力の発生が幅方向で差異が大きく、又、寸法変化が幅方向で許容出来ないレベルとなりシワなどが発生してフィルムの平面性が悪化して好ましくない。熱固定処理工程の温度が240℃を超えると、フィルムが不透明になりやすく、また破断の頻度が多くなり好ましくない。
熱固定処理工程で把持具のガイドレールを先狭めにして、弛緩処理することは熱収縮率、特に幅方向の熱収縮率の制御に有効である。弛緩処理する温度は熱固定処理温度からポリエステルフィルムのガラス移転温度Tgまでの範囲で選べるが、好ましくは(熱固定処理温度)−10℃〜Tg+10℃である。この幅弛緩率は1〜5%が好ましい。1%未満では効果が少なく、5%を超えるとフィルムの平面性が悪化して好ましくない。
上記の各製膜工程は、クラス5000以下、特に溶融押し出し工程においてはクラス1000以下に制御し、クリーンな雰囲気でフィルムを製造することが好ましい。
ここでは、最初に長手方向に延伸した後、幅方向に延伸を行う方法について述べたが、延伸順序は逆であっても良い。また、延伸は一方向の延伸を二段階で行っても、二方向の延伸を同時に行っても特に限定されない。但し、本発明の特性を満たすために最適な温度条件や縦横の延伸倍率をとることが重要であり、最終的に得られたフィルム特性が本発明の要件を満足するものであれば良い。
また、透明性を重視して微粒子を入れない二軸延伸ポリエステルフィルムのフィルムの少なくとも片面に加工工程時の接着性を改良する目的で種々のコーティングを施すことも好ましく、例えば、延伸工程中にフィルム表面を処理する、いわゆるインラインコ−ティングが挙げられる。その具体的な手法としては、例えば、1段目の延伸が終了して、2段目の延伸前に、水系エマルジョンや水系スラリ−等のコ−ティングを付与する。
また、必要に応じて2層以上のポリエステルフィルムとしても良い。離型層を塗布する面をA層、その反対面をB層、これら以外の面をC層とすると、フィルム厚み方向の層構成は、A/B、あるいはA/C/B等の構成が考えられる。A層およびB層は互いに、材質が同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、ポリエステルフィルムを製造する工程において、二軸延伸、熱固定処理が終了したフィルムの厚みを幅方向に常時オンライン測定し、その結果をフィードバックして押出しダイスのリップヒーターの温度を調節し樹脂流動性を変化させることで、厚み斑を解消するシステムを用いることが好ましい。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示してきたが、本発明は、この実施形態に限定して解釈されるべきものではない。本発明は、特許請求の範囲によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。当業者は、本発明の具体的な好ましい実施形態の記載から、本発明の記載および技術常識に基づいて等価な範囲を実施することができることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、その内容自体が具体的に本明細書に記載されているのと同様にその内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
以下、本発明を実施例に基づいて説明するが、当然、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、本発明で用いたフィルム物性の評価方法は以下の通りである。
(評価方法)
(1)フィルムの熱収縮応力値
セイコー電子工業社製のTMA100を用いサンプル幅2mmで30℃から230℃までの間を5℃/分で昇温していき、所定の温度(例えば、100℃〜160℃)における長手方向と幅方向とに45度をなす直角2方向の熱収縮応力値を測定した。
(2)フィルムの熱収縮率
サンプル幅20mmで測定する方向に200mmの標線を入れ150℃の加熱オーブンに入れ熱収縮率の測定を実施した。(JIS C−2318に準拠する)
(3)加工フィルムの平面性
ロール状フィルムを用い、コータで下方及び上方の空気流吹き出し口の間隔が38cmの空気浮上搬送式乾燥装置を用いて、搬送張力2000kPa、温度160℃で16秒間で通過させ、加工のモデルフィルムを得た。冷却は、50℃の冷却ロールを用いてフィルムを20℃/秒の速度で冷却した後、ロール上に巻き取り、加工モデルのフィルムの平面性、特に走行方向に連続した波板状のシワの数を観察して、平面性を評価した。
加工モデルフィルムの平面性を次のようにして評価した。すなわち、温度25℃、湿度65%の室内に、100cm幅の加工モデルフィルムをフィルム長手方向が鉛直になるようにつるし、10N/mの荷重をかけ30分間静置した。光源(蛍光灯、松下電工社製)を長手方向に連続した波板状のシワの数を計数する面から1m離して45°上方からフィルム表面に投影させ、シワを計数する面から0.5m離れて45°下方からシワの数を目視によって計数して評価した。シワは、観察する面に対して凸状となるシワを1本のシワとし、フィルム幅方向のシワの数を計数した。
○;シワの本数が10本/m以下
×;シワの本数が11本/m以上
(4)屈折率
JIS K 7105に準じて長手方向と幅方向に45度の二方向の屈折率を測定した。屈折率計はアタゴ光学社製のアッベ式屈折率計4Tを用いた。この45度二方向の屈折率をそれぞれn,nとして差を求めた。ΔnAB=|n−n|とし、製品両端の値の大きい方を本発明のΔnABとする。なお、製品の幅は1000mmとした。
(5)平均粒径
少なくとも200個以上の粒子を電子顕微鏡法により複数枚写真撮影し、OHPフィルムに粒子の輪郭をトレースし、該トレース像を画像解析装置にて円相当径に換算して算出する。種類の異なる粒子を併用している場合は、X線マイクロアナライザーでマッピング処理して、粒子の種類と存在位置を電子顕微鏡と対比させて判別する。
(実施例1−1〜1−4)
微粒子として平均粒径(SEM法)0.7μmのシリカを0.03wt%含有したポリエチレンテレフタレート(固有粘度:0.60dl/g)を水分率が50ppm以下となる様に乾燥した後仕込み、285℃の温度で溶融した。押出機で溶融中にステンレス焼結体の濾材(公称濾過精度:10μm以上の粒子を90%カット)で濾過した。次いで、T型ダイスから樹脂シートを押し出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度が30℃のキャスティングドラムに巻きつけて冷却固化させ455μmの未延伸シートを得た。
この未延伸シートを加熱されたロール群とIRヒーターで100℃に加熱し、その後周速差のあるロール群で長手方向に3.5倍に延伸し、次いで、この一軸延伸フィルムの端部をクリップで把持して160℃で加熱された熱風ゾーンに導き、幅方向に4.2倍延伸した。さらに、熱固定処理を230℃、弛緩処理を緩和率2.8%で行い、フィルム巻き取り工程に搬送して、厚さが31μmの二軸延伸ポリエステルフィルムのロールを得た。なお、前記製膜工程において、キャスティング工程はクラス1000以下、延伸工程はクラス5000以下のクリーンな環境下で行った。
次いで、フィルムロールを幅1000mmのサイズでスリットし、スリットされたフィルムロールの取位置が中央部のものを実施例1−1、端部のものを実施例1−2とした。
前記の実施例において、弛緩処理時の緩和率を2.5%とし、最終フィルム厚みが25μmとなるように、ポリエチレンテレフタレートの溶融押出時の吐出量を変更したこと以外は前記の実施例と同様にして、厚さが25μmの二軸延伸ポリエステルフィルムのロールを得た。次いで、前記フィルムロールを幅1000mmのサイズでスリットし、スリットされたフィルムロールの取位置が中央部のものを実施例1−3、端部のものを実施例1−4とした。
表1に示すように、本実施例で得られたフィルムは透明性に優れ、かつ加工適性に優れていた。
(参考例2−1)
実施例1−1及び1−2において、フィルムの幅方向に延伸する時の温度を120℃にしたこと以外は実施例1−1及び1−2と同様にして、厚さが31μmの二軸延伸ポリエステルフィルムのロールを得た。次いで、前記フィルムロールを幅1000mmのサイズでスリットし、スリットされたフィルムロールの取位置が中央部のものを参考例2−1とした。ここで、取位置が中央部のスリットロールとは、フィルムの幅方向における片側が機台中心位置でスリットされたフィルムロールを意味する。得られたフィルムの特性を表1に示す。
(比較例2−2)
参考例2−1の取位置を端部よりにした以外は参考例2−1と同様にして得た。得られたフィルムの特性を表1に示す。
(比較例3−1〜3−6)
長手方向までの延伸は実施例と同様に実施した。そしてクリップで把持して110℃で加熱された熱風ゾーンで幅方向に4.2倍延伸した。更に、熱固定処理を230℃、弛緩処理時の緩和率を3.3%、2.7%、2.0%に変更したこと以外は実施例と同様に実施した。得られたフィルムの特性を表1に示す。
(参考例4−1)
比較例3−3と同一条件で製膜したが、製品取位置を中央部から取り、ΔnABが0.01以下の0.009となる製品で加工適性を評価した。評価結果を表1に示す。
Figure 2005186555
(表1中、「中央」とは、機台中心を片側端10cm以内に含み端部へ向かって取った製品を意味し、「端部」とは、機台で製品化している端部を片側端10cm以内に含み製品の中央部へ向かって取った製品を意味する。)
なお、表1において、熱収縮応力値は連続して測定をしているが表には100〜160℃の20℃毎の値を示す。
100℃〜160℃における長手方向と幅方向とに45度をなす直角2方向の熱収縮応力値の差が該温度域で0.5MPaを越えないことを1つの大きな特徴として有する、本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムは、従来品よりフィルム厚みを薄くしても、加工時にシワなどが発生せずに平面性が良好であり、セラミックコンデンサ用のグリーンシートや、転写用フィルム、光学用途のプロテクトフィルムなどのフィルムとして有用である。また、製品の取位置は機台中心を挟んでいなくても良く経済性に優れたものである。

Claims (4)

  1. 100℃〜160℃における長手方向と幅方向とに45度をなす直角2方向の熱収縮応力値の差が該温度域で0.5MPaを越えない、二軸延伸ポリエステルフィルム。
  2. フィルムの長手方向と幅方向とに45度をなす二方向の屈折率の差異ΔnABが0.015以上である、請求項1に記載の二軸延伸ポリエステルフィルム。
  3. 0.05〜2.0μmの平均粒径を有する微粒子を含む、請求項1に記載の二軸延伸ポリエステルフィルム。
  4. 前記微粒子が、シリカ、アルミナ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、硫酸バリウム、アクリル系樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂および架橋ポリスチレンからなる群から選択される、請求項3に記載の二軸延伸ポリエステルフィルム。
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