JP2005186415A - 平版印刷版用支持体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版を原材料として用いる平版印刷版用支持体の製造方法であって、安価に行うことができる方法の提供。
【解決手段】使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版を原材料として用いて平版印刷版用支持体を得る、平版印刷版用支持体の製造方法であって、使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の画像記録層および付着物を除去する工程と、画像記録層および付着物を除去された使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版を溶解炉で溶解させ、アルミニウム溶湯を得る工程と、前記アルミニウム溶湯からアルミニウム合金板を得る工程と、前記アルミニウム合金板に表面処理を施して平版印刷版用支持体を得る工程とを具備する平版印刷版用支持体の製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、平版印刷版用支持体の製造方法に関する。詳しくは、使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版を原材料として用いて平版印刷版用支持体を得る、平版印刷版用支持体の製造方法に関する。
従来、平版印刷版、特に、オフセット印刷用の平版印刷版の原材料として、アルミニウム合金板が用いられている。
平版印刷版は、一般に、所定の組成のアルミニウム合金板に粗面化処理等の表面処理を施して得られる平版印刷版用支持体に、画像記録層を設けて得られる。平版印刷版は、露光および現像を経た後、印刷機上に装着され、インキおよび湿し水を供給されて、印刷に供される。
印刷に用いられた後の使用済み平版印刷版は、その大部分がアルミニウム合金成分ではあるが、画像部には画像記録層が残存しており、また、インキが付着しているため、アルミニウム合金板の原材料として用いることができなかった。
また、平版印刷版を得る際には、工程トラブル、抜き取り検査等により、未使用の平版印刷版が生じる場合がある。また、平版印刷版を所望の幅および長さに切断するため、未使用の平版印刷版の切断屑が発生する場合がある。
更に、未使用の平版印刷版が、製造後に、表面保護材、包装材料、粘着テープ等を有する状態で、不要となる場合もある。
これらの未使用平版印刷版は、その大部分がアルミニウム合金成分ではあるが、支持体の上に画像記録層、表面保護材等を有するため、アルミニウム合金板の原材料として用いることができなかった。
以下、使用済み平版印刷版および未使用平版印刷版が、アルミニウム合金板の原材料として用いることができなかった理由を更に詳しく説明する。
一般に、アルミニウム合金板の原材料は、表面が酸化されやすい。アルミニウム合金板の原材料を加熱溶解させる際には、表面の酸化により生じた酸化アルミニウムが高融点であるため、溶解時のロスとなる。
ここで、上述したように、使用済み平版印刷版や、未使用平版印刷版は、画像記録層を有しており、また、それらには、インキ、表面保護材(例えば、紙)、包装材料、粘着テープ等の非金属不純物が付着している。使用済み平版印刷版や、未使用平版印刷版を加熱溶解させようとすると、画像記録層および非金属不純物が燃焼して、アルミニウムの酸化を助長する。したがって、溶解時のロスが大きくなってしまう。
しかしながら、使用済み平版印刷版や、未使用平版印刷版は、その支持体部分のアルミニウム合金が、所定の組成に調整されたものであるため、平版印刷版用支持体の原材料として用いることが望まれていた。
特許文献1には、包装材料等が混入している使用済み平版印刷版等を原材料として用いる平版印刷版用支持体の製造方法として、使用済み平版印刷版等を溶解させて得られるアルミニウム溶湯を鋳造する前に不純物、ガス等の不要物の除去を行う方法が記載されている。
特開平7−205534号公報
本発明者は、特許文献1に記載されている方法よりも、更に溶解時のロスを抑制することができる方法について検討した。
即ち、本発明は、使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版を原材料として用いて平版印刷版用支持体を得る平版印刷版用支持体の製造方法であって、上述した溶解時のロスがなく安価に行うことができる平版印刷版用支持体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究した結果、原材料として用いられる使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の画像記録層および付着物をあらかじめ除去しておくことにより、溶解時のロスの問題がなくなり、安価に平版印刷版用支持体が得られることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、以下の(1)〜(3)を提供する。
(1)使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版を原材料として用いて平版印刷版用支持体を得る、平版印刷版用支持体の製造方法であって、
使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の画像記録層および付着物を除去する工程と、
画像記録層および付着物を除去された使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版を溶解炉で溶解させ、アルミニウム溶湯を得る工程と、
前記アルミニウム溶湯からアルミニウム合金板を得る工程と、
前記アルミニウム合金板に表面処理を施して平版印刷版用支持体を得る工程と
を具備する平版印刷版用支持体の製造方法。
(2)前記使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の画像記録層および付着物を除去する工程が、研磨ブラシと研磨材とを用いる方法、ボールと研磨材とを用いる方法、研磨布、研磨ペーパーまたは砥石を用いる方法、粒子と高圧エアーまたは高圧ジェット水とを用いたブラスト処理を施す方法、ならびに、アルカリ溶液を用いる方法からなる群から選ばれる少なくとも1種により行われる、上記(1)に記載の平版印刷版用支持体の製造方法。
(3)前記表面処理が機械的粗面化処理を含み、前記研磨ブラシおよび前記研磨材が、前記機械的粗面化処理に用いられる研磨ブラシおよび研磨材と同じである、上記(2)に記載の平版印刷版用支持体の製造方法。
以下に説明するように、本発明によれば、使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版を原材料として用いて、安価に平版印刷版用支持体を得ることができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の平版印刷版用支持体の製造方法においては、初めに、使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の画像記録層および付着物を除去する工程を行う。
上述したように、使用済み平版印刷版には、画像部に画像記録層が残存しており、また、インキが付着している。また、使用済み平版印刷版には、微量ではあるが、現像液成分や印刷時の処理液成分が付着している。更に、使用済み平版印刷版には、運搬時の取扱い等により不純物が付着している場合がある。一方、平版印刷版の製造工程での工程トラブル、抜き取り検査等により生じた未使用平版印刷版や、未使用平版印刷版の切断屑は、画像記録層を有している。また、未使用平版印刷版には、表面保護材、包装材料、粘着テープ等が付着している場合がある。
本工程においては、このような使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の画像記録層および付着物を除去する。これにより、アルミニウム合金板の原材料の溶解時のロスを増加させる画像記録層および付着物が除去される。更に、同時に、溶解時のロスの原因である表面の酸化アルミニウムも除去される。
画像記録層および付着物を除去する方法は、特に限定されないが、(i)研磨ブラシと研磨材とを用いる方法、(ii)ボールと研磨材とを用いる方法、(iii)研磨布、研磨ペーパーまたは砥石を用いる方法、(iv)粒子と高圧エアーまたは高圧ジェット水とを用いたブラスト処理を施す方法、ならびに、(v)アルカリ溶液を用いる方法からなる群から選ばれる少なくとも1種により行われるのが好ましい。以下、各方法について説明する。
(i)研磨ブラシと研磨材とを用いる方法
研磨ブラシと研磨材とを用いて、使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の表面をこする方法である。研磨ブラシおよび研磨材は、特に限定されず、従来公知のものを用いることができるが、中でも、研磨ブラシとしてナイロンブラシを用い、研磨材としてパミスを用いるのが好ましい。
具体的には、例えば、搬送される使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の上に、パミス等の研磨材の水懸濁液をスプレーした状態で、回転するナイロンブラシで表面をこすることにより行う。また、切断屑の未使用平版印刷版等の小片形状物の場合は、円筒缶の中へ、研磨材の水懸濁液と、使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版とを投入し、ブラシを用いて回転させることにより行ってもよい。更に、シート状の使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版を裁切断して小片形状物とし、円筒缶の中へ、研磨材の水懸濁液と、得られた小片形状物とを投入し、ブラシを用いて回転させることにより行ってもよい。
使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の搬送は、例えば、ベルトコンベアを用いて行うことができる。この場合、くわえ部により使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版をベルトコンベアに固定するのが好ましい。搬送速度は、ブラシ本数とブラシ押付け具合により適宜決定されるが、例えば、1〜130m/minとすることができる。また、使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版をナイロンブラシでこする際には、ベルトコンベアの下側を受け板で支持するのが好ましい。
ナイロンブラシは、例えば、ブラシ毛の直経0.2〜1.0mm、毛長5〜90mm、ブラシ胴部直径20〜1000mmのナイロンブラシを用いることができる。ナイロンブラシの回転数は、例えば、50rpm以上とする。
パミスは、例えば、火山灰を粉砕して得られる平均粒子径が100μm未満のパミスを用いることができる。パミスの水懸濁液は、固形分が5〜90質量%であるのが好ましい。
本方法は、平版印刷版用支持体の製造工程における機械的粗面化処理と同様の方法により行うことができ、例えば、特開2000−176824号公報に記載されている方法で行うことができる。
本方法を用いる場合、後述する表面処理に機械的粗面化処理を含み、かつ、画像記録層および付着物を除去する工程に用いられる研磨ブラシおよび研磨材が、機械的粗面化処理に用いられる研磨ブラシおよび研磨材と同じであるのが好ましい。この場合、機械的粗面化処理で使い終わった研磨ブラシおよび研磨材(即ち、機械的粗面化処理における使用による傷みが大きくなり、機械的粗面化処理には用いることができなくなった研磨ブラシおよび研磨材)を、別の用途である画像記録層および付着物の除去に再度用いることで、本工程のコストを抑制することができる。
(ii)ボールと研磨材とを用いる方法
ボールと研磨材とを用いて、使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の表面をこする方法である。具体的には、例えば、円筒缶の中へ、ボールと、研磨材の水懸濁液と、使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版とを投入し、回転させ、または振動させることにより行う。
ボールおよび研磨材は、特に限定されないが、ボールは繰り返しの使用に耐えうる硬さおよび耐摩耗性が必要である。また、表面研磨の効率の点では、ボール単体の質量が大きいほどよい。具体的には、3g以上であるのが好ましい。研磨材は、その粒子の大きさが研磨効果に与える影響は少ない。研磨材としては、粉砕により角張った粒子を好ましく用いることができる。例えば、機械的粗面化処理で使用した後のパミスを用いることができる。研磨材の水懸濁液の固形分濃度は、研磨効果の点で、5〜90質量%であるのが好ましく、10〜30質量%であるのがより好ましい。
本方法は、特に、未使用平版印刷版の切断屑等の小片形状物の表面を研磨し、清浄化するのに効果的である。
(iii)研磨布、研磨ペーパーまたは砥石を用いる方法
研磨布、研磨ペーパーまたは砥石を用いて、使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の表面をこする方法である。
研磨布および研磨ペーパーは、基材の少なくとも表面に研磨材を有するものであり、基材および研磨材の種類は、特に限定されない。
(iv)粒子と高圧エアーまたは高圧ジェット水とを用いたブラスト処理を施す方法
粒子を高圧エアーによりまたは高圧ジェット水に混ぜて、使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の表面に噴射する方法である。
粒子は、研磨材として用いることができるものであれば特に限定されないが、メラミン樹脂、ドライアイス、アルミナおよび重曹からなる群から選ばれる少なくとも1種の粒子であるのが好ましい。
高圧エアーまたは高圧ジェット水の圧力は、例えば、1kg/cm2 以上とする。
(v)アルカリ溶液を用いる方法
アルカリ溶液を使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の表面に接触させる方法である。アルカリ溶液を接触させることにより、画像記録層が溶解して除去され、また、付着物もそれにともない除去される。
アルカリ溶液に用いられるアルカリは、特に限定されず、例えば、カセイアルカリ、アルカリ金属塩が挙げられる。具体的には、カセイアルカリとしては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが挙げられる。中でも、水酸化ナトリウムが好ましい。より具体的には、濃度3質量%以上の水酸化ナトリウム水溶液を液温30℃以上で用いるのが好ましい。
アルカリ溶液に接触させる方法としては、例えば、使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版をアルカリ溶液を入れた槽の中に浸せきさせる方法、アルカリ溶液を使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の表面にスプレー等により噴きかける方法が挙げられる。
上述した各方法の中でも、上記(i)の方法が、単位時間あたりの処理量を多くすることができる点で好ましい。
本工程の後、除去した画像記録層および付着物のカスと、研磨ブラシのカス(例えば、ブラシ抜け毛、ブラシ摩耗粉)、研磨材等の除去を目的として、洗浄処理を行うのが好ましい。
洗浄処理は、例えば、画像記録層および付着物を除去された使用済み平版印刷版および未使用平版印刷版の表面に、水洗水をスプレー等により吹きかけつつ、ナイロンブラシでこする方法が挙げられる。
本工程の後、好ましくは洗浄処理の後、乾燥処理を行うのが好ましい。
画像記録層および付着物を除去された使用済み平版印刷版および未使用平版印刷版の表面に、水分が付着していると、溶解させる際に、水蒸気爆発の危険性が増大するとともに、アルミニウム溶湯中に水素ガスが溶け込み、低品質のアルミニウム溶湯になってしまい、所望の特性の平版印刷版用支持体が得られなくなってしまう。
乾燥処理としては、従来公知の方法を用いることができる。例えば、エアーナイフ、熱風吹き付け等の乾燥装置を用いることができる。
つぎに、画像記録層および付着物を除去された使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版を溶解炉で溶解させ、アルミニウム溶湯を得る工程を行う。
本工程においては、アルミニウム溶湯の原材料として、画像記録層および付着物を除去された使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版のみを用いてもよいが、そのほかにFe、Si、Cu、Mg、Mn、Zn等の元素を含むアルミニウム母合金を用いて、組成を調整してもよい。また、アルミニウム溶湯の原材料として、アルミニウムインゴットを用いてもよい。
例えば、アルミニウムインゴットおよびアルミニウム母合金を溶解させてアルミニウム溶湯を得た後、このアルミニウム溶湯に、画像記録層および付着物を除去された使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版を投入して溶解させる方法を用いることができる。
使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版は、その支持体部分が既に所定の組成に調整されているものであるが、所望の組成と異なっている場合があるため、アルミニウム母合金により、組成を調整するのが好ましい。
本発明においては、上記のようにして得られたアルミニウム溶湯に溶湯処理を行うのが好ましい。溶湯処理は、非金属不純物やその燃焼ガス、酸化物等を除去するとともに、アルミニウム溶湯中に溶け込んだH2 ガスやNaを除去することを目的として行われる。
溶湯処理の方法としては、フラックス、ガス、フィルター等の公知の方法を適宜用いることができる。中でも、第一の溶湯処理層においてガスを用いる溶湯処理を行い、ついで、第二の溶湯処理層においてフィルターを用いる溶湯処理を行う2段階での溶湯処理が好ましい。
その後、アルミニウム溶湯を用いて、スラブ(例えば、厚さ400〜600mm、幅1000〜2000mm、長さ2〜20m)を鋳造する。スラブ表面の不純物部分を面削機にかけて3〜10mmづつ切削する面削工程を経た後、スラブ内部の応力の除去と組織の均一化のため、均熱炉において480〜540℃、6〜12時間保持する均熱化処理工程を行う。その後、熱間圧延を480〜540℃で行い、厚さ1〜40mmとした後、室温で冷間圧延を行い、所望の厚さとする。その後、組織の均一化のため焼鈍を行い、圧延組織等を均質化した後、冷間圧延を行い所望の厚さとし、更に、矯正を行って、平坦度のよいアルミニウム合金板を得る。
最後に、得られたアルミニウム合金板に表面処理を施して平版印刷版用支持体を得る工程を行う。
表面処理は、特に限定されず、後述する粗面化処理、アルカリエッチング処理、デスマット処理、陽極酸化処理、親水化処理等を適宜組み合わせて行うことができる。
粗面化処理の方法としては、例えば、機械的粗面化処理、化学的粗面化処理、電気化学的粗面化処理(電解粗面化処理)およびそれらの組み合わせを用いることができる。本発明においては、アルミニウム合金板は、電解粗面化処理を含む粗面化処理を施されるのが好ましいが、電解粗面化処理のみを施されてもよく、電解粗面化処理と、機械的粗面化処理および/または化学的粗面化処理とを組み合わせて施されてもよい。
機械的粗面化処理法としては、例えば、ボールグレイン、ワイヤーグレイン、ブラシグレイン、液体ホーニング法が挙げられる。また、電解粗面化処理法としては、交流電解エッチング法が一般的に採用されている。この場合、電流としては、普通の正弦波交流電流や、矩形波等の特殊交番電流が用いられる。また、この電解粗面化処理の前または後に、カセイソーダ等を用いてアルカリエッチング処理を行うこともできる。また、電解粗面化処理は、塩酸または硝酸主体の水溶液で交番電流を用いるのが好ましい。以下、好ましい粗面化処理その他の処理の方法について、詳細に説明する。
まず、アルミニウム合金板にアルカリエッチング処理を施す。アルカリエッチング処理に用いられるアルカリ剤としては、カセイソーダ、カセイカリ、メタケイ酸ソーダ、炭酸ソーダ、アルミン酸ソーダ、グルコン酸ソーダ等が好ましい。アルカリエッチング処理は、アルカリ溶液の濃度が0.01〜20質量%、アルカリ溶液の温度が20〜90℃、時間は5秒〜5分の範囲から選択されるのが適当であり、エッチング量が0.1〜5g/m2 であるのが好ましい。
引き続き、アルカリエッチング処理により、アルミニウム合金板の表面にアルカリに不溶な物質(スマット)が残存するので、必要に応じて、デスマット処理を行う。
つぎに、電解粗面化処理を行う。電解粗面化処理は、塩酸または硝酸を主体とする電解液中で交流電解エッチングにより行うのが好ましい。交流電解電流の周波数は、0.1〜100Hzであるのが好ましく、0.1〜1.0Hzまたは10〜60Hzであるのがより好ましい。電解液濃度は、3〜150g/Lであるのが好ましく、5〜50g/Lであるのがより好ましい。電解浴内のアルミニウムの溶解量は、50g/L以下であるのが好ましく、2〜20g/Lであるのがより好ましい。電解浴には、必要に応じて、添加物を入れることもできるが、大量生産をする場合は、電解液濃度の制御等が困難となる。また、電流密度は、5〜100A/dm2 であるのが好ましく、10〜80A/dm2 であるのがより好ましい。電源波形は、求める品質や用いられるアルミニウム合金板の成分によって適宜選択することができるが、特公昭56−19280号公報および同昭55−19191号公報に記載されている特殊交番波形を用いるのが好ましい。これらの波形、液条件等は、電気量と共に求める品質、用いられるアルミニウム合金板の成分等によって適宜選択される。
更に、粗面化処理されたアルミニウム合金板をアルカリエッチング処理するのが好ましい。アルカリエッチング処理は、アルミニウム合金板をアルカリ溶液に浸せきさせて、または、スプレーでアルカリ溶液を供給して行う。アルカリ剤としては、カセイソーダ等の各種のアルカリを用いることができる。アルカリ剤による処理は、アルカリ溶液がpH10以上、温度25〜60℃で行うのが好ましく、また、処理時間は1〜10秒の極めて短時間とするのが好ましい。
引き続き、アルカリエッチング処理によって生じた生成物を酸性溶液で溶解除去するデスマット処理を行うのが好ましい。酸性溶液としては、硫酸、塩酸、硝酸等が用いられる。酸性溶液による処理は、温度20〜80℃で行われるのが好ましい。また、処理時間は1〜10秒とするのが好ましい。
引き続き、アルミニウム合金板の表面の耐摩耗性を高めるために陽極酸化処理を行うのが好ましい。陽極酸化処理は、アルミニウム合金板を硫酸を主体とする液に浸せきすることにより行う。陽極酸化処理に使用される電解質は、多孔質酸化皮膜を形成することができるものであれば、いかなるものでもよい。一般には、硫酸、リン酸、シュウ酸、クロム酸、またはこれらの混合物が用いられる。電解質の濃度は、電解質の種類等によって適宜決められる。陽極酸化処理の条件は、電解質によってかなり変動するので、特定しにくいが、一般的には電解質の濃度が1〜80質量%、液温5〜70℃、電流密度0.5〜60A/dm2 、電圧1〜100V、電解時間1〜300秒であればよい。アルミニウム合金板の表面に形成される陽極酸化皮膜の量は、0.1〜10g/m2 であるのが好ましく、0.3〜5g/m2 であるのがより好ましい。
このようにして得られた陽極酸化皮膜を有する粗面化処理されたアルミニウム合金板は、それ自身安定で親水性に優れたものであるから、そのまま画像記録層を上に設けることもできるが、必要に応じて、更に親水化処理を施すこともできる。例えば、先に記載したアルカリ金属ケイ酸塩によるシリケート層、または、親水性高分子化合物よりなる下塗層を設けることができる。下塗層の塗布量は5〜150mg/m2 であるのが好ましい。
上述したように、アルミニウム合金板に、表面処理を行うことにより、平版印刷版用支持体が得られる。
本発明の平版印刷版用支持体の製造方法により得られる平版印刷版用支持体を平版印刷版とするには、表面に感光剤を塗布し乾燥して、画像記録層を形成すればよい。感光剤は、特に限定されるものではなく、通常、平版印刷版に用いられるものを使用することができる。そして、得られた平版印刷版に、リスフィルムを用いて画像を焼き付け、更に、現像処理およびガム引き処理を行うことで、印刷機に取り付け可能な平版印刷版とすることができる。また、例えば、高感度な画像記録層を設けると、レーザを使って画像を直接焼き付けることもできる。
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらに限られるものではない。
1.平版印刷版用支持体の作成
(実施例1)
(a)画像記録層および付着物除去工程
表面に画像記録層が残存しインキが付着した使用済み平版印刷版(支持体原材料としてJIS 1050材使用)を、以下に示すように、研磨ブラシと研磨材とを用いる方法を用いて処理し、画像記録層およびインキを除去した。
図1は、画像記録層および付着物を除去する工程を模式的に示す説明図である。図1に示されるように、使用済み平版印刷版2を、くわえ部(図示せず)によりベルトコンベア4に固定して搬送しつつ、研磨材(パミス)と水との懸濁液(比重1.12)を研磨スラリー液6として使用済み平版印刷版2の表面に供給して、回転するローラ状研磨ブラシ8および10を押し当てて、画像記録層およびインキを除去した。ローラ状研磨ブラシ8および10を押し当てた部分は、ベルトコンベア4の裏側から、受け板12および14で支持した。
研磨材の平均粒径は40μm、最大粒径は100μmであった。研磨ブラシの材質は6・10ナイロン、毛長は50mm、毛の直径は0.3mmであった。研磨ブラシはφ300mmのステンレス製の筒に穴をあけて密になるように植毛した。研磨ブラシは3本使用した。研磨ブラシは研磨ブラシを回転させる駆動モータの負荷が、研磨ブラシをアルミニウム板に押さえつける前の負荷に対して7kWプラスになるまで押さえつけた。研磨ブラシの回転方向はアルミニウム板の移動方向と同じであった。研磨ブラシの回転数は200rpmであった。
なお、研磨ブラシおよび研磨材は、機械的粗面化処理に用いた後の廃材を用いた。
(b)アルミニウム溶湯調製工程
画像記録層および付着物を除去された使用済み平版印刷版5トンを溶解炉に投入して加熱し溶解させ、アルミニウム溶湯を得た。完全に溶解した後、溶湯表面に浮かんだアルミニウム酸化物を取り出し、その質量を測定した結果、約180kgであった。
(c)アルミニウム合金板製造工程
アルミニウム酸化物を取り出したアルミニウム溶湯を用い、厚さ500mm、幅1200mmの鋳塊をDC鋳造法で作成した。表面を平均10mmの厚さで面削機により削り取った後、550℃で、約5時間均熱保持し、温度400℃に下がったところで、熱間圧延機を用いて厚さ2.7mmの圧延板とした。更に、連続焼鈍機を用いて熱処理を500℃で行った後、冷間圧延で、厚さ0.24mmに仕上げ、JIS 1050材のアルミニウム合金板を得た。
(d)表面処理工程
アルミニウム合金板に表面処理を施して平版印刷版用支持体を得た。表面処理は、アルミニウム合金板の表面に、機械的粗面化処理、アルカリエッチング処理、デスマット処理、電解粗面化処理、アルカリエッチング処理、デスマット処理および陽極酸化処理を順次施すことにより行った。なお、機械的粗面化処理は、研磨材(パミス)と水との懸濁液を研磨スラリー液としてアルミニウム合金板の表面に供給して、回転する6・10ナイロン製のローラ状研磨ブラシを押し当てて行った。
(比較例1)
上記(a)を行わず、上記(b)において使用済み平版印刷版5トンを用いた以外は、実施例1と同様の方法により、平版印刷版用支持体を得た。なお、上記(b)におけるアルミニウム酸化物の質量は、約650kgであった。
実施例1および比較例1から明らかなように、本発明の平版印刷版用支持体の製造方法(実施例1)は、使用済み平版印刷版の画像記録層および付着物を除去せずにアルミニウム溶湯の原料とした場合(比較例1)と比べて、溶解ロスの量が著しく抑制されている。
2.平版印刷版の作成および評価
実施例1で得られた平版印刷版用支持体の表面に画像記録層を形成させて、平版印刷版を得た。得られた平版印刷版を用いて印刷試験を行ったところ、特に問題なく印刷を行うことができた。
本発明の平版印刷版用支持体の製造方法の実施例1における画像記録層および付着物を除去する工程を模式的に示す説明図である。
符号の説明
2 使用済み平版印刷版
4 ベルトコンベア
6 研磨スラリー液
8、10 ローラ状研磨ブラシ
12、14 受け板

Claims (3)

  1. 使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版を原材料として用いて平版印刷版用支持体を得る、平版印刷版用支持体の製造方法であって、
    使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の画像記録層および付着物を除去する工程と、
    画像記録層および付着物を除去された使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版を溶解炉で溶解させ、アルミニウム溶湯を得る工程と、
    前記アルミニウム溶湯からアルミニウム合金板を得る工程と、
    前記アルミニウム合金板に表面処理を施して平版印刷版用支持体を得る工程と
    を具備する平版印刷版用支持体の製造方法。
  2. 前記使用済み平版印刷版および/または未使用平版印刷版の画像記録層および付着物を除去する工程が、研磨ブラシと研磨材とを用いる方法、ボールと研磨材とを用いる方法、研磨布、研磨ペーパーまたは砥石を用いる方法、粒子と高圧エアーまたは高圧ジェット水とを用いたブラスト処理を施す方法、ならびに、アルカリ溶液を用いる方法からなる群から選ばれる少なくとも1種により行われる、請求項1に記載の平版印刷版用支持体の製造方法。
  3. 前記表面処理が機械的粗面化処理を含み、前記研磨ブラシおよび前記研磨材が、前記機械的粗面化処理に用いられる研磨ブラシおよび研磨材と同じである、請求項2に記載の平版印刷版用支持体の製造方法。
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