JP2005186294A - インクジェットヘッドのマニホールド - Google Patents

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Abstract

【課題】成形型から離型する際のイジェクトピンによって形成されるイジェクトピン痕による悪さを解消することができ、アクチュエータとの接着性に優れるインクジェットヘッドのマニホールドを提供すること。
【解決手段】成形型内で合成樹脂により成形され、インクへ与える圧力変化を発生させるチャネルを並設したアクチュエータに接着されることにより、該アクチュエータとの間で各チャネルへのインクを分配する共通インク室を構成するインクジェットヘッドのマニホールドであって、前記アクチュエータとの接着面から共通インク室が凹設されると共に、該接着面に、前記成形型から離型する際のイジェクトピンの先端を収容して当接させる凹部が形成されていることを特徴とするインクジェットヘッドのマニホールド。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェットヘッドのマニホールドに関し、詳しくは、成形型内で合成樹脂により成形されるインクジェットヘッドのマニホールドに関する。
複数のチャネルを並列したインクジェットヘッドでは、各チャネルで圧電素子や発熱素子等の作用により圧力変化を発生させてノズルからインクを吐出するアクチュエータにマニホールドを設け、このマニホールドによってインクを各チャネルに分配するための共通インク室を形成している。
このようなマニホールドは、例えば図5(a)に示すような固定型101と可動型102とからなる成形型100を用いて合成樹脂によって型成形される。固定型101と可動型102との間には、マニホールドを成形するためのキャビティ103が形成されており、このキャビティ103内に注入口104から樹脂原料が注入される。型成形した後は、可動型102を固定型101から離して型開きし、その後、固定型101に設けられたイジェクトピン105を図中矢印方向に移動させ、成形されたマニホールドを固定型101から離型させる。図5(b)はこのようにして成形されたマニホールド200の断面図を示している。
ところで、イジェクトピン105は、その先端がキャビティ103内に臨むように配設されるため、このようにして成形されたマニホールド200には、イジェクトピン105の配設位置に微小ながらも凹凸状のイジェクトピン痕201が成形されてしまう。一般に共通インク室202はマニホールド200に凹設されているため、マニホールド200は、型開き時に共通インク室202の凹設側が固定型101に着いた状態となるため、マニホールド200の離型時には、イジェクトピン105がこの共通インク室202が開口する側に当接することとなる。
このとき、イジェクトピン痕201が図示するように共通インク室202の内底面に位置していると、共通インク室202内に流入したインク中に混入する気泡が、このイジェクトピン痕201に溜まり易い問題がある。このような気泡がアクチュエータのチャネル内に流入するとインク不吐出の原因となるため、共通インク室202内にこのようなイジェクトピン痕201が形成されることは好ましくない。
また、共通インク室202の開口側の周囲にはアクチュエータとの接着面203が形成されるが、この接着面203にイジェクトピン痕201が形成されるようにすると、イジェクトピン痕201によってアクチュエータとの接着面が平滑にならず、接着不良を発生させる原因となるため、やはり好ましくない。
なお、特許文献1や特許文献2に、インクジェットヘッドのヘッドチップを型成形することが開示されているが、マニホールドを型成形することに関する記載はなく、イジェクトピン痕がマニホールドに与える影響については何ら開示がない。
特開平7−60974号公報 特開平11−268268号公報
そこで、本発明は、成形型から離型する際のイジェクトピンによって形成されるイジェクトピン痕による悪さを解消することができ、アクチュエータとの接着性に優れるインクジェットヘッドのマニホールドを提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
請求項1記載の発明は、成形型内で合成樹脂により成形され、インクへ与える圧力変化を発生させるチャネルを並設したアクチュエータに接着されることにより、該アクチュエータとの間で各チャネルへのインクを分配する共通インク室を構成するインクジェットヘッドのマニホールドであって、前記アクチュエータとの接着面から共通インク室が凹設されると共に、該接着面に、前記成形型から離型する際のイジェクトピンの先端を収容して当接させる凹部が形成されていることを特徴とするインクジェットヘッドのマニホールドである。
請求項2記載の発明は、前記凹部の深さが0.1mm以上であることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドのマニホールドである。
本発明によれば、共通インク室の周囲の平面に、成形型から離型する際のイジェクトピンを当接させる底面を有する凹部を形成しているので、型成形時のイジェクトピン痕はこの凹部内に形成され、共通インク室内及びアクチュエータとの接着面のいずれにも形成されないので、気泡残留の問題や接着不良の問題を解消することができ、チャネル内への気泡の混入がなく、アクチュエータとの接着性に優れるインクジェットヘッドのマニホールドを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明に係るマニホールドの一例をアクチュエータとの接着面側から見た斜視図、図2はマニホールド成形用のキャビティを示す成形型の断面図である。
マニホールド1は、後述するアクチュエータとの間で、アクチュエータの各チャネル内にインクを分配するための共通インク室11を形成する部材であり、アクリル、ポリエーテルイミド、変性ポリフェニレンエーテル、ポリカーボネート等の合成樹脂材により形成されている。中でも、寸法精度、透過性の点でポリエーテルイミドが好ましい。
共通インク室11は、マニホールド1の一平面1aから凹設されており、この共通インク室11の内部とマニホールド1の外部とが、側面1bに開設されたインク流入口12によって連通し、このインク流入口12から共通インク室11内にインクが供給されるようになっている。
この共通インク室11が凹設された平面1aは、後述するアクチュエータとの接着面13とされる。この接着面13は、共通インク室11の開口部の周囲を取り囲むように設けられており、その適宜箇所にこの接着面13から凹設された凹部14が形成されている。
この凹部14は、接着面13において、マニホールド1を成形用の成形型から離型する際のイジェクトピンの先端が当接する位置に配置して形成されるものであり、本実施形態では4つの凹部14が形成されているが、その数は特に問わない。また、その平面形状も、イジェクトピンの先端をその凹部14内に収容可能であれば特に問わず、図示するような円形状に限らず、例えば矩形状、楕円形状等任意である。更に、凹部14の底面形状はイジェクトピンの先端形状と一致するが、一般には平面形状とされる。
凹部14の接着面13からの深さは、イジェクトピン痕が接着面13に影響を及ぼさない程度であれば良く、このためには0.1mm以上の深さを有していることが好ましく、より好ましくは0.1〜0.3mmの深さを有していることである。
なお、図1において、符号15は、共通インク室11の周囲を囲むように1本の輪状となって接着面13に凹設された接着用溝であり、本発明において好ましく設けられる。その内部は、マニホールド1において接着面13と反対側面に開設された接着剤注入穴16と連通している。接着用溝15は、ここから接着剤が注入されることによって接着剤の流路となると同時に、該接着用溝15内に満たされた接着剤によってアクチュエータとの接着を行う接着部位となる。この接着用溝15がアクチュエータとの接着面13において、共通インク室11の周囲を囲むように設けられていることで、共通インク室11の周囲を接着剤によって封止する機能も果たしている。接着用溝15の深さは、0.1mm〜0.6mmとすることが好ましく、幅は、0.2mm〜0.5mmとすることが好ましい。この接着用溝15を設ける場合、同芯状に設けるがその本数は特に問わない。
このようなマニホールド1を成形する場合は、図2に示すように、固定型21と可動型22からなる成形型2内に形成されるキャビティ23に、凹部14を形成するための凸部23bを、該キャビティ23において接着面13を形成するための平面23aからそれぞれ突出形成し、この凸部23bの突端にイジェクトピン24の先端24aが臨むように各イジェクトピン24を配置させれば良い。これにより、各イジェクトピン24の先端24aは、成形されるマニホールド1の接着面13に形成される凹部14内に全て配置することとなるため、このキャビティ23内に注入口25から樹脂原料を注入してマニホールド1を型成形すると、イジェクトピン痕は、共通インク室11内にも接着面13にも形成されることはない。
次に、かかるマニホールド1を用いて構成されるインクジェットヘッドについて、図3、図4を用いて説明する。図3はマニホールド1を接着したインクジェットヘッドの断面図、図4はその分解斜視図である。
図3及び図4において、符号3はアクチュエータであり、このアクチュエータ3は印字用のノズル31を有するチャネル32を多数並列した圧電性セラミックを主体として構成され、このアクチュエータ3の上面及び下面に、それぞれマニホールド1、1が接着されている。
アクチュエータ3は、長尺状の非圧電性セラミック基板上に、分極方向が相反する圧電性セラミックス層を設けてなるセラミック部材で、インクに与える圧力変化を発生させる部材である。アクチュエータ3には、ダイヤモンドブレード等により切削加工された複数のチャネル32が形成されている。ここでは、非圧電性セラミック基板の両面に分極方向が相反する圧電性セラミックス層を設けてセラミック部材を構成し、このセラミック部材の両面にそれぞれ切削加工を施すことにより、上下2列のチャネル32をそれぞれ多数並列形成させて高密度化を図った態様を示している。各チャネル32の深さは、図3中で右にいくに従って徐々に浅くなって、ついには消滅する。チャネル32の側壁の一部には金属電極(図示せず)が形成されている。
また、各チャネル32の上から、それぞれ非圧電性セラミック基板等からなるカバー基板33が接着され、各チャネル32の上方の大部分を塞いでいる。
図3において、アクチュエータ3の右端には、各チャネル32に対応する信号線を纏めたFPC(フレキシブル回路基板)等からなる信号線34が接着されており、各チャネル32内の金属電極と導通している。なお、信号線34は図4では省略している。
各チャネル32は、信号線34を経てインクジェットプリンタ本体(不図示)から供給される駆動信号により側壁がせん断変形し、応力を受けたチャネル32内のインクがノズル31から吐出する。ノズル31から吐出したインクはチャネル32の長手方向に向かって飛翔して紙などの記録媒体に着弾し、画像が記録される。
各カバー基板33には、各チャネル32の浅溝部分に対応するように開口33aが形成されており、マニホールド1は、この開口33aを覆うように、接着面13をカバー基板33側に配置させてアクチュエータ3に接着される。
マニホールド1をアクチュエータ3に接着するには、マニホールド1の接着面13に接着剤を塗布して行うこともできるが、本実施形態に示すマニホールド1のように接着用溝15を有する場合には、マニホールド1をアクチュエータ3に対して所定の位置となるように装着した後、接着剤注入穴16からエポキシ系接着剤を注入し、接着用溝15内に接着剤を満たすことによって接着することができる。
ここで、本発明に係るマニホールド1では、イジェクトピン痕は凹部14内に位置しており、アクチュエータ3との接着面13と同一面には位置していないため、イジェクトピン痕による接着不良の問題はなく、アクチュエータ3との良好な密着性を確保することができる。
また、本発明に係るマニホールド1では、接着面13に凹部を有しているため、接着面13に接着剤を塗布する場合、接着剤注入穴16から接着用溝15内に接着剤を注入する場合のいずれであっても、この凹部14は、その内部に余剰の接着剤を流入させるグルーガードとしても機能するので、余剰の接着剤がチャネル32内に流れ込んでチャネル32を塞いでしまう不具合を防止することもでき、インクジェットヘッドの組み立て性の向上も図られる。
本発明に係るマニホールドの一例をアクチュエータとの接着面側から見た斜視図 マニホールド成形用のキャビティを示す成形型の断面図 マニホールドを接着したインクジェットヘッドの断面図 マニホールドを接着したインクジェットヘッドの分解斜視図 (a)はのマニホールド成形用のキャビティを示す成形型の断面図、(b)はそれにより成形されるマニホールドの断面図
符号の説明
1:マニホールド
11:共通インク室
12:インク流入口
13:接着面
14:凹部
15:接着用溝
16:接着剤注入穴
1a:平面
1b:側面
2:成形型
21:固定型
22:可動型
23:キャビティ
23a:平面
23b:凸部
24:イジェクトピン
24a:先端
25:樹脂原料の注入口
3:アクチュエータ
31:ノズル
32:チャネル
33:カバー基板
33a:開口
34:信号線

Claims (2)

  1. 成形型内で合成樹脂により成形され、インクへ与える圧力変化を発生させるチャネルを並設したアクチュエータに接着されることにより、該アクチュエータとの間で各チャネルへのインクを分配する共通インク室を構成するインクジェットヘッドのマニホールドであって、
    前記アクチュエータとの接着面から共通インク室が凹設されると共に、該接着面に、前記成形型から離型する際のイジェクトピンの先端を収容して当接させる凹部が形成されていることを特徴とするインクジェットヘッドのマニホールド。
  2. 前記凹部の深さが0.1mm以上であることを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドのマニホールド。
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