JP2005185542A - 遊技機 - Google Patents

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律子 中島
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Abstract

【課題】 ゲーム性の高い遊技機を提供する。
【解決手段】 始動入賞口(14)への入賞によって開閉する左大入賞口(15L)と右大入賞口(15R)とを有する遊技機(1)において、左大入賞口(15L)の開閉と右大入賞口(15R)の開閉との間における切替タイミングを抽選によって不確定的・不可操作的に決定し、その決定に基づき両大入賞口を開閉する。不確定的・不可操作的要素が加わる分、遊技機のゲーム性を高めることができる。
【選択図】 図2

Description

遊技盤に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞することによって抽選が行われ、その抽選結果が当りである場合に所定条件下で大入賞口が開閉する遊技機に関するものである。
始動入賞口と2個の大入賞口を備え、始動入賞口に遊技球であるパチンコ球が入賞したときに、大入賞口が交互に開閉するように構成されたパチンコ機が知られている(特許文献1)。交互に開閉する大入賞口にパチンコ球を入賞させるためには、パチンコ球の打ち込み位置を変化させる必要があり、そのために遊技者は、ハンドルを操作してパチンコ球の発射強度を調整する。このハンドル操作が、遊技者に遊技の楽しみを与えることを期待したものである。
特開2002−360822号公報(段落0026、図1参照)
しかしながら、上述した遊技機では、ハンドル操作という操作可能な要素のみに面白みを依存しているが、これに加え、又は、これに代え、不確定要素・不可操作的要素を含ませるほうが、ゲーム性が増すことにより遊技者にとってより楽しいものとすることができる。本発明が解決しようとする課題は、複数の大入賞口の開閉に不確定要素・不可操作的要素を盛り込むことによってよりゲーム性を高めた面白みのある遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するために鋭意開発を重ねた発明者は、2個ある大入賞口が互い違いに開閉することを前提として、各々の大入賞口の開閉時間や開閉タイミングに変化を持たせたり、一方の大入賞口に入賞したときの払出賞球数と他方の大入賞口に入賞した時の払出賞球数とを変化させたりすることによって、不確定要素を遊技の中に反映させ、これによって、遊技者をこれまで以上に楽しませる手法を考案した。本発明は、このような観点からなされたものである。その詳細な構成については、項を改めて説明する。なお、何れかの請求項記載の発明の説明に当たって行う用語の定義等は、その性質上可能な範囲において他の請求項記載の発明にも適用があるものとする。
(請求項1記載の発明の特徴)
請求項1記載の発明に係る遊技機(以下、適宜「請求項1の遊技機」という)は、遊技盤に設けられた始動領域を遊技球が通過したときに予め定められた役の当落が抽選され、当該抽選結果が当りであるときに、遊技の進行に応じて所定のタイミングで開閉される複数の大入賞口を当該遊技盤に設けてあり、当該大入賞口の各々に入賞した遊技球に対してあらかじめ定められた数の賞球を払い出すための賞球払出手段を設けてある遊技機において、当該抽選手段の抽選結果が当りであるときに、当該複数の大入賞口相互間における切替タイミングを少なくとも決定するタイミング抽選手段を設けてあり、当該タイミング抽選手段の抽選結果に基づいて当該複数の大入賞口の各々が開閉制御されるように構成してある。このような機能を持つ遊技機として、たとえば、パチンコ機がある。
請求項1の遊技機によれば、打ち込まれた遊技球は、遊技盤前面に沿って下降するが、下降する遊技球のうちの何れかが始動領域を通過すると予め定められた役の当落が抽選される。ここで、抽選結果が当りであるとき、タイミング抽選手段が切替タイミングを抽選する。切替タイミングとは、一方、たとえば、ある大入賞口を何回か開閉させたのち、その開閉対象を他の大入賞口に切り替えるときのタイミングのことをいう。決定された切替タイミングで複数の大入賞口の各々が開閉制御される。この切替タイミングは一律的なものではなく変化する。切替タイミングの変化は、タイミング抽選手段の抽選結果に依存するため遊技者にとって不確定な要素であり、かつ、その抽選結果を操作できるものではないので不可操作的要素でもある。不確定要素及び不可操作的要素は、遊技のゲーム性を高め遊技者を楽しませるために極めて重要である。開放状態になった大入賞口に遊技球が入賞すると、賞球払出装置が遊技球を払い出す。抽選結果が外れである場合は、外れ処理が行われるだけであって、タイミング抽選は行われない。
(請求項2記載の発明の特徴)
請求項2記載の発明に係る遊技機(以下、適宜「請求項2の遊技機」という)は、請求項1の遊技機であって、前記賞球払出手段が、遊技球の入賞に対して前記複数の大入賞口相互間において相異なる数の賞球を払い出すように設定してある。
請求項2の遊技機によれば、請求項1の遊技機の作用効果に加え、同じ入賞であっても、ある大入賞口に入賞するほうが、他の大入賞口に入賞する場合よりも賞球数が多い場合又は少ない場合が生じる。これも、遊技に変化を与えゲーム性を高める一因となる。
(請求項3記載の発明の特徴)
請求項3記載の発明に係る遊技機(以下、適宜「請求項3の遊技機」という)は、請求項1又は2の遊技機であって、前記タイミング抽選手段が、前記複数の大入賞口の各々の開閉タイミングを併せて決定するように設定してある。開閉タイミングとは、開放状態と閉鎖状態とを切り替えるタイミングのことをいう。切替タイミングは第1の大入賞口と第2の第入賞口との間におけるタイミングであるが、開閉タイミングは一方の大入賞口における開閉のタイミングである。
請求項3の遊技機によれば、請求項1又は2の遊技機の作用効果に加え、ある大入賞口が開閉するときに、その開閉のタイミングがタイミング抽選手段の抽選結果に基づいて変化する。つまり、開放状態から次の開放状態までの時間が必ずしも一定でなく変化する。これにより、上述した切替タイミングの変化という不確定要素・不可操作的要素に、開閉タイミングの変化という新たな不確定要素・不可操作的要素が加わって、遊技がよりゲーム性の高いものとなる。切替タイミングの変化と開閉タイミングの変化の組合せにより、遊技球の入賞確率に大きな違いが生じうる。それだけ、予想以上に払い出されたり、思ったよりも払い出されなかったりすることによって、遊技者は一喜一憂しながら遊技を楽しむことができる。
(請求項4記載の発明の特徴)
請求項4記載の発明に係る遊技機(以下、適宜「請求項4の遊技機」という)は、請求項1乃至3何れかの遊技機であって、前記タイミング抽選手段が、前記複数の大入賞口の各々への遊技球の入賞に対して払い出す相異なる賞球数を併せて決定するように設定してあり、前記賞球払出手段が、当該タイミング抽選手段の抽選結果に基づいて払出制御されるように設定してある。
請求項4の遊技機によれば、請求項1乃至3何れかの遊技機の作用効果に加え、ある大入賞口に入賞したときの払出賞球数と、他の大入賞口に入賞したときの払出賞球数との間の異なりが、タイミング抽選の結果によって変化する。これにより、上述した切替タイミングの変化(及び場合によっては、さらに開閉タイミングの変化)という不確定要素・不可操作的要素に、払出賞球数の変化という新たな不確定要素・不可操作的要素が加わって、遊技がよりゲーム性の高いものとなる。切替タイミングの変化と払出賞球数の変化(及び場合によっては、さらに開閉タイミングの変化)の組合せにより、同じ遊技球の入賞であっても、払い出される賞球数に大きな違いが生じうる。それだけ、予想以上に払い出されたり、思ったよりも払い出されなかったりすることによって、遊技者は一喜一憂しながら遊技を楽しむことができる。
本発明によれば、複数の大入賞口の開閉に不確定要素・不可操作的要素を盛り込むことによってよりゲーム性を高めた面白みのある遊技機を提供することにある。したがって、ハンドル操作のような操作可能な要素だけでは得られない、よりゲーム性の高い遊技機を提供することができる。
各図を参照しながら、遊技機の代表例であるパチンコ機について説明する。図1は、複数のパチンコ機を備えるパチンコ島の斜視図である。図2は、パチンコ機の正面図である。図3は、制御系を示すブロック図である。図4は、パチンコ遊技の流れを示すフローチャートである。図5は、大入賞口の変動内容の決定テーブルを示す図表である。
(パチンコ機の概略構造)
図1に示す符号101は、パチンコ島を示している。パチンコ島101は、並列した複数のパチンコ機1,・・を備え、これに伴い複数の遊技者が並んでパチンコ遊技を行えるようになっている。図2及び3に示すようにパチンコ機1は、外枠3と、外枠3に対して開閉可能な機構枠5と、機構枠5に対して開閉可能なガラス枠27と、を有している。外枠3は、パチンコ機1の基本となる矩形枠であって、パチンコ島101に直接取り付けられるように構成してある。機構枠5は遊技盤7を備え、遊技盤7は、フレーム8を備え、フレーム8に囲まれた領域が遊技領域9となる。遊技領域9内の遊技盤7には前面に渡って多数の釘10を打ち込んであり、パチンコ球の落下経路を変更させるための風車11,・・を取り付けてある。符号12,・・は入賞口を示しており、これらの入賞口12,・・にパチンコ球が入賞したときに賞球払出装置41(図3参照)によって賞球が遊技者に払い出されるようにしてある。遊技領域9の略中央には可変表示装置13を、その下方にはパチンコ球の入賞により可変表示装置13を始動させるための始動入賞口(始動領域)14を、それぞれ設けてある。
可変表示装置13には、各種の図柄を表示可能な液晶表示部13aを設けてあり、この液晶表示部13aに表示させる図柄には、文字(たとえば、英数字や漢字)、図形(たとえば、キャラクター、惑星等の絵)、記号(たとえば、「!」や「?」)等ある。図柄は、色彩を含み、動画であると静止画であるとを問わない。可変表示装置13は、このような図柄を表示することによって各種の演出を行うとともに遊技情報を遊技者に提供する。
始動入賞口14の下方には、左大入賞口15L及び右大入賞口15Rを、遊技領域9の中心を通る垂線を挟んで左右対称位置に設けてある。左大入賞口15Lは左開閉部材16Lによって、さらに、右大入賞口15Rは右開閉部材16Rによって、それぞれ開閉可能に構成してあり、いわゆる大当り状態の際に所定時間に渡る左開閉部材16L及び右開閉部材16Rの各々の開放が互い違いに所定回数繰り返され、開放時に多数のパチンコ球を入賞させられるようにしてある。本実施形態では左開閉部材16L(左大入賞口15L)と右開閉部材16R(右大入賞口15R)とを同じ形状同じ大きさに形成したが、異なる形状異なる大きさに形成してもよい。さらに、左右対称位置にこだわる必要はなく、左開閉部材16Lと右開閉部材16Rとを遊技領域9の中心垂線を挟んで左右非対称位置に設けたり、さらには、これらを高さ方向の異なる位置に設けて上下関係を持たせたりすることもできる。符号25は、効果音等を出力するためのスピーカを示している。
ガラス枠27下方の機構枠5には、パチンコ球を受けるための上皿17及び上皿17から落ちるパチンコ球を受けるための下皿18を設けてあり、下皿18には、灰皿19も設けてある。ハンドル21は、機構枠5から突出する回転軸(図示を省略)に取り付けてあり、この回転軸とともに回転するようにしてある。ハンドル21は、それを時計方向に回転させたきの回転角度に応じてパチンコ球の発射強度が変化するように設定してある。ハンドル21は、反時計方向に復帰付勢力を与えてあり、手を離すと自動的に元の位置に復帰するようにしてある。
(制御系の構造)
図3を参照しながら説明する。制御系は主制御基板61を中心として、払出制御基板63、音声制御基板65、発射制御基板67、表示制御基板69等、機能毎に分類して構成してある。これらの各制御基板は、主制御基板61とともに管理制御基板75を介してホールコンピュータ77に接続してある。主としてパチンコ機1の稼動状況を管理するためである。主制御基板61には、遊技に関する基本的なプログラムを記憶させてあり、この主制御基板61の指令信号に基づいて上記の各制御基板が稼動するように構成してある。
払出制御基板63は、賞球となるパチンコ球の払出を行う賞球払出装置41の払出賞球数を制御する機能を有している。音声制御基板65は、スピーカ25,25に出力させる効果音等の制御機能を有している。発射制御基板67は、遊技者のハンドル21の操作に基づくパチンコ球の発射を制御する機能を有している。表示制御基板69は、表示ドライバ71を介して可変表示装置13に接続してあり、可変表示装置13に予め定めた演出等を表示させる遊技制御手段として機能する。
主制御基板61には、さらに、始動口センサ81、入賞口センサ83、左大入賞口センサ85L、右大入賞口センサ85R、左Vゾーンセンサ87L、右Vゾーンセンサ87R、左ソレノイド89L、右ソレノイド89Rを、それぞれ接続してある。始動口センサ81は、始動入賞口14に入賞したパチンコ球を、入賞口センサ83は、各入賞口12のそれぞれに設けてありそれぞれの入賞口12に入賞したパチンコ球を検知するためのものである。左大入賞口センサ85L及び右大入賞口センサ85Rは、それぞれ左大入賞口15L及び右大入賞口15Rに入賞したパチンコ球を、それぞれ検知するためのものである。左ソレノイド89L及び右ソレノイド89Rは、それぞれ左大入賞口15L及び右大入賞口15Rの左開閉部材16L及び右開閉部材16Rを開閉させるためのものである。左大入賞口15L及び右大入賞口15Rには、それぞれ左ソレノイド89L及び右ソレノイド89Rによる開閉の継続時間の見極めに供するための左Vゾーン及び右Vゾーン(何れも図示を省略)を設けてあり、左Vゾーンセンサ87L及び右Vゾーンセンサ87Rは、これらの左右Vゾーンを通過するパチンコ球を検知するためのものである。さらに、主制御基板61は、可変表示装置13に表示させる図柄の抽選機能、左大入賞口15L及び右大入賞口15Rの開閉の切替、各々の開閉のタイミング抽選機能及び払出賞球数の決定機能を備えている。すなわち、主制御基板61は、遊技制御手段として機能するほか、図柄抽選手段、タイミング抽選手段及び払出賞球数決定のための抽選手段としての機能をも備えている。詳細は、パチンコ遊技の流れの中で説明する。
(パチンコ遊技の流れ)
図2乃至4を参照しながら、パチンコ遊技の流れについて説明する。まず、遊技者がハンドル21を操作すると、パチンコ球が発射される。発射されたパチンコ球はフレーム8に案内されて遊技盤7の遊技領域9の上部に放出される。放出されたパチンコ球は、釘10や風車11等に衝突しながら落下する。落下途中のパチンコ球が入賞口12に入賞すると、入賞パチンコ球は入賞口センサ83によって検知され、この検知を基に主制御基板61が払出制御基板63に指令を出し、この指令を受けた払出制御基板63が賞球払出装置41に予め定められた数の賞球を上皿17又は下皿18に払い出させる。他方、始動入賞口14にパチンコ球が入賞すると、入賞パチンコ球は始動口センサ81によって検知され(S1)、この検知を基に主制御基板61が乱数カウンタを用いて所定の確率の下で大当り抽選を行う(S3)。さらに、可変表示装置13に表示させる演出の抽選も行う(S5)。演出抽選によって選択される演出パターンには、たとえば、リーチを経由した当り、外れリーチ、リーチを経由しない外れ等がある。様々な演出パターンを用意しておき、これらから選択したものを可変表示装置13に表示させることにより、遊技者は当りの期待を持って抽選結果を待つことになる。S3の大当り抽選とS5の演出抽選は、順番を逆にして後者を前者に先駆けて実行させてもよいし、両者同時に実行させてもよい。
大当り抽選の結果、外れが決定すると(S7)、主制御基板61は、表示制御基板69に指令を送り外れ演出を行わせ(S31)、併せて外れ処理を行う(S33)。この場合の演出には、たとえば、外れリーチ又はリーチを経由しない外れ、がある。可変表示装置13による演出とともに、スピーカ25,25から効果音を発生させる演出を行うようにしてもよい。視覚だけでなく聴覚に訴えることによって、遊技者により期待感を持たせることができるからである。外れ処理が終了したところで外れ演出を終了する(S35)。ここで、遊技者は、大当り抽選の結果が外れだったことを知る。
S7に戻り、大当り抽選の結果が当りであった場合は、これを受けた主制御基板61は、左大入賞口15Lと右大入賞口15Rとの間における切替等のタイミングを決定するためのタイミングの抽選を行う(S9)。タイミング抽選の後は、S5で抽選した演出を実行してから(S11)、大当り処理を行い(S13)、大当り処理が終了したら演出を終了したところで(S15)、一連の処理を終了する。
タイミングの抽選は、左大入賞口15Lと右大入賞口15Rとの間の切替タイミング、入賞確率(開放時間の長短)、入賞に対する払出賞球数等を、遊技者にとって不確定的・不可操作的に変動させるための抽選である。具体的な抽選は、たとえば、図5に示すような決定テーブルを、主制御基板61に格納しておき、抽選したカウント値に対応する制御内容を抽出する。決定テーブル45には、たとえば、左大入賞口15Lと右大入賞口15Rとのうち何れを先に開放させるか、1回の開放1回の閉鎖を1ラウンドとしたときに何ラウンド繰り返したところで他方の大入賞口に切り替えるか、1ラウンドの中でどのようなタイミングで開閉を行うか、開閉の契機となるのは開放時間によるのか入賞球数によるのか、さらに、左大入賞口15Lに入賞したときと右大入賞口15Rに入賞したときの払出賞球数の多少をどうするのか、等が登録してある。タイミング抽選は、たとえば、主制御基板61のメモリ内に形成した乱数カウンタを用いて行うようにしてある。この乱数カウンタは、初期値「0」から始まって最終値「99」となるまで所定の周期(たとえば、4msec)で順次1ずつカウントアップするとともに、カウント値が最終値「99」を超えた場合に初期値「0」でクリアされるような、いわゆる無限ループカウンタとしてある。
乱数カウンタを用いて抽選したカウンタ値が、たとえば、「15」であったとすると、この「15」は、図5に示すカウンタ値「0〜20」の範囲に入る。本実施形態では、カウンタ値が奇数の場合は左大入賞口15Lを、同じく偶数の場合は右大入賞口15Rを、それぞれ開放させるようにしてあるため、奇数であるカウンタ値「15」を得たことにより左大入賞口15Lを先に開閉させることになる。すなわち、タイミング抽選の結果を得た主制御基板61は、その結果に基づいて、左ソレノイド89Lに開放指令を送り、左開閉部材16Lを駆動させて左大入賞口15Lを開放させる。このときの左大入賞口15Lの開放時間は、決定テーブル45に示されるように10secであるので、開放から10sec後に閉鎖指令を送り左開閉部材16Lに左大入賞口15Lを閉鎖させる。これで、左大入賞口15Lにおける1ラウンドを終了する。開放状態にある左大入賞口15Lに入賞したパチンコ球(入賞球)は、左大入賞口センサ85Lに検知され、その入賞信号は主制御基板61に送信される。入賞信号を受けた主制御基板61は、払出制御基板63に払出指令を送信して賞球払出装置41に1入賞球毎に賞球15発を払い出させる。左大入賞口15Lが2ラウンドの開閉を終了したところで、今度は、右大入賞口15Rを開閉させる。決定テーブル45が示すとおり、右大入賞口15Rの開放時間は6secであり、8ラウンドの開閉を行うようになっている。また、1入賞球に対する払出賞球数は10発である。8ラウンドの開閉が終了したところで、大当り処理が完了する。
なお、大当り処理と並行して、そのときの遊技状況、大入賞口の開閉予定、払出賞球数を可変表示装置13に表示させ、遊技者に報知することが好ましい。報知により、遊技者が大入賞口の切替タイミングや、払出賞球数の違いによる自己に有利な状況を把握させることによって、遊技者により楽しんでもらえるからである。さらに、上記例においては左大入賞口15Lの2ラウンド開閉を終了してから右大入賞口15Rの8ラウンド開閉を行うように設定してあるが、これを、たとえば、左大入賞口15Lの1ラウンド開閉の後に、右大入賞口15Rの1ラウンド開閉を行い、その後、左大入賞口15Lに戻って他の1ラウンド開閉を行うというように、互い違いにラウンド消化させるように設定することもできる。さらに、ゲーム性を高める等の理由により、大入賞口を3個以上設けてもよい。
以上のとおり、パチンコ機1によれば、通常のパチンコ遊技の中に左大入賞口15Lと右大入賞口15Rとの間における切替タイミングの変化、開閉タイミングの変化及び払出賞球数の変化という不確定要素・不可操作的要素が加わわるため、パチンコ遊技がよりゲーム性の高いものとなる。これらの3要素のうち何れか単独で又は共同で加えられることにより、同じ遊技球の入賞であっても、払い出される賞球数に大きな違いが生じうる。それだけ、予想以上に払い出されたり、思ったよりも払い出されなかったりすることによって、遊技者は一喜一憂しながら遊技を楽しむことができる。
複数のパチンコ機を備えるパチンコ島の斜視図である。 パチンコ機の正面図である。 制御系を示すブロック図である。 パチンコ遊技の流れを示すフローチャートである。 大入賞口の変動内容の決定テーブルを示す図表である。
符号の説明
1 パチンコ機
3 外枠
5 機構枠
7 遊技盤
8 フレーム
9 遊技領域
10 釘
11 風車
12 入賞口
13 可変表示装置
13a 液晶表示部
14 始動入賞口(始動領域)
15L 左大入賞口
15R 右大入賞口
16L 左開閉部材
16R 右開閉部材
17 上皿
18 下皿
19 灰皿
21 ハンドル
25 スピーカ
27 ガラス枠
45 決定テーブル
61 主制御基板
63 払出制御基板
65 音声制御基板
67 発射制御基板
69 表示制御基板
71 表示ドライバ
75 管理制御基板
77 ホールコンピュータ
81 始動口センサ
83 入賞口センサ
85L 左大入賞口センサ
85R 右大入賞口センサ
87L 左Vゾーンセンサ
87R 右Vゾーンセンサ
89L 左ソレノイド
89R 右ソレノイド
101 パチンコ島

Claims (4)

  1. 遊技盤に設けられた始動領域を遊技球が通過したときに予め定められた役の当落が抽選され、当該抽選結果が当りであるときに、遊技の進行に応じて所定のタイミングで開閉される複数の大入賞口を当該遊技盤に設けてあり、
    当該大入賞口の各々に入賞した遊技球に対してあらかじめ定められた数の賞球を払い出すための賞球払出手段を設けてある遊技機において、
    当該抽選手段の抽選結果が当りであるときに、当該複数の大入賞口相互間における切替タイミングを少なくとも決定するタイミング抽選手段を設けてあり、
    当該タイミング抽選手段の抽選結果に基づいて当該複数の大入賞口の各々が開閉制御されるように構成してある
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記賞球払出手段が、遊技球の入賞に対して前記複数の大入賞口相互間において相異なる数の賞球を払い出すように設定してある
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記タイミング抽選手段が、前記複数の大入賞口の各々の開閉タイミングを併せて決定するように設定してある
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記タイミング抽選手段が、前記複数の大入賞口の各々への遊技球の入賞に対して払い出す相異なる賞球数を併せて決定するように設定してあり、
    前記賞球払出手段が、当該タイミング抽選手段の抽選結果に基づいて払出制御されるように設定してある
    ことを特徴とする請求項1乃至3何れか記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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