JP2005184526A - アンテナ装置 - Google Patents

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光一 常川
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Abstract

【課題】 本発明の課題は、簡易な構造で高利得、広帯域を実現することのできるアンテナ装置を提供することである。
【解決手段】 上記課題は、電波を放射する第1のアンテナ素子と、第2のアンテナ素子が所定の間隔で直線上に配置され、該第1のアンテナ素子と、第2のアンテナ素子間を給電線で接続して高周波電力を給電する給電手段を備えることを特徴とするアンテナ装置にて達成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動通信用のアンテナ装置に係り、詳しくは、簡易な構造で高利得、広帯域を実現し得る無線基地局のアンテナ装置に関する。
従来、移動通信用の基地局アンテナでは、ビームチルト指向性を実現するためのダイポールアンテナを縦方向に多段配列したコリニアアレイアンテナが用いられることが多い。このコリニアアレイアンテナは、平面内では無指向性、また垂直面内では狭ビームの特性を備えている。
図27は、この種のコリニアアレイアンテナに適用されるアレイアンテナの原理構成と給電方法を示す図である。同図(a)は、半波長(1/2λ)のダイポールアンテナを4素子とし、直列に配置した場合のアレイアンテナの構成例を示している。同図に示されるように、本例に示すダイポールアンテナ201〜204は、誘導電流が流れないような大地(地板220)の影響が無視できる適当な距離が設けられる。また、各ダイポールアンテナ201〜204には、中心点に給電点(高周波電源)があり、4つの給電点211〜214に給電線路を接続して給電される。なお、同図中、ダイポールアンテナ上の点線は、電流の大きさを示す。
図27(b)は、同図(a)に示すアレイアンテナにおける給電方法を説明するための図である。同図に示すように、従来のアレイアンテナでは、トーナメント形式(並列給電形)の分配線路により各ダイポールアンテナに給電される。各ダイポールアンテナの給電点インピーダンスは約75Ωであるので、このアレイアンテナを50Ω線路で給電するには、各々の接続線路において、インピーダンス変換を行いながら最終的に50Ωとする必要がある。
以下、インピーダンスの変換方法について説明する。
図27(b)に示されるように、各ダイポールアンテナ201〜204の給電点には、それぞれ特性インピーダンスが75Ωの給電線(通常、マイクロストリップ線路等が用いられる)231〜234が接続され、給電線231と232には、インピーダンスを100Ωに変換するためのインピーダンス変換用線路(通常、マイクロストリップ線路等が用いられる)241が接続される。同様にして、給電線233と234には、インピーダンス変換用線路242が接続される。これにより、インピーダンスが75Ω→100Ωに変換される。
続いて、上記インピーダンス変換用線路241、242に並列に給電線251、252を接続することでインピーダンスを50Ωにし、さらに、上記給電線251、252にインピーダンス変換用線路261を接続してインピーダンスを50Ω→100Ωに変換する。そして、上記インピーダンス変換用線路261に並列に給電線271を接続することで、インピーダンスを50Ωに変換し、負荷側のインピーダンス整合(マッチング)がとられる。
このように従来のアレイアンテナでは、インピーダンス変換用線路を多段接続(本例では、2段接続)して、インピーダンス75/50Ωを100Ωに変換しながらインピーダンス整合を図っている。
ところで、上記ダイポールアンテナと並んで基本的なアンテナとして、モノポールアンテナがある。ダイポールアンテナがアンテナの中央部に給電される中央給電方式であるのに対し、モノポールアンテナは、図28(a)に示すように、モノポール素子301に給電する高周波電源300が先端に接続される先端給電式となっている。図28(b)、(c)は、この種のモノポールアンテナの代表例を示す図であり、同図(b)が円柱モノポールアンテナ311、同図(c)が逆円すいモノポールアンテナ312を示している。このようなモノポールアンテナは、無限大の完全導体平面地板上にエレメントを垂直に立て、エレメントと地板の間を同軸線で給電した構造となっている。
また、アンテナの給電方法に関する技術として、アンテナ給電線の両端のうち、どちらの端部を励振端とするかをスイッチング手段によって切換え、これにより、フエイズドアレ−の移相器数またはアンテナ数を削減することのできる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭62−3508号公報
上述したように、従来のアレイアンテナでは、1アンテナ素子に1給電点が必要であり、かつ給電点インピーダンスが低いため、インピーダンス整合をとるためには、トーナメント形の給電方法のように、インピーダンス変換用線路を多段接続する必要があった。このため、給電系の配線が複雑になり、小型化を図るのが難しいという問題があった。
また、インピーダンス変換を行うのにある程度の給電線路の長さが必要となることから、給電損失の上昇と帯域の減少が避けられないという問題があった。
一方で、基地局用のアンテナを設置するに当たっては、現在使用されているデジタル携帯電話(PDC)、第3世代移動通信システムとして導入されているW−CDMA(Code Division Multiple Access )、及び第4世代移動通信システムなど複数のシステムに対応することが必要とされ、基地局アンテナの所要スペースが小さいことが必要条件となる。したがって、基地局用のアンテナには、より一層の小形化が要求される。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、簡易な構造で高利得、広帯域を実現することのできるアンテナ装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、電波を放射する第1のアンテナ素子と、第2のアンテナ素子が所定の間隔で直線上に配置され、該第1のアンテナ素子と、第2のアンテナ素子間を給電線で接続して高周波電力を給電する給電手段を備えることを特徴としている。
また、本発明の請求項2によれば、前記アンテナ装置であって、前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子は、1/2波長となる電気長を有する線状アンテナ素子であることを特徴としている。
また、本発明の請求項3によれば、前記アンテナ装置であって、前記給電線にストリップ線路又はマイクロストリップ線路が用いられてインピーダンス変換を行うことを特徴としている。
また、本発明の請求項4によれば、前記アンテナ装置であって、前記ストリップ線路又はマイクロストリップ線路がテーパ構造となることを特徴としている。
また、本発明の請求項5によれば、前記アンテナ装置であって、前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子からなるアンテナ装置を複数個設置することでアレイアンテナを構成し、各アンテナ装置の給電点の入力インピーダンスを、前記アレイアンテナの接続給電線路の特性インピーダンスのN倍とし、これらのアンテナ装置を並列に接続して、アレイアンテナの給電点とすることを特徴としている。
また、本発明の請求項6によれば、前記アンテナ装置であって、前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子と平行に2本のアンテナ素子を配置し、それぞれ平行二線状アンテナの組の給電点側でない2つの端を短い線路で接続したことを特徴としている。
また、本発明の請求項7によれば、前記アンテナ装置であって、前記テーパ線路に接続された給電点に平行二線形線路を接続したことを特徴としている。
本願発明によれば、2つのアンテナ素子を1点で給電することで、アンテナの構造および給電系を簡易にでき、アンテナ装置の小型化が図れる。また、給電線路を減らすことにより、アンテナ利得を向上させ、帯域を拡大させることが可能である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態におけるアンテナ装置の基本原理を説明するための図である。
同図(a)において、このアンテナ装置は、1/2波長ダイポールアンテナ(線状アンテナ素子)4素子1〜4で構成されるアレイアンテナを示している。本アレイアンテナで所望の放射パターン特性を得るために重要なのは、アンテナ素子に生じる電流(アンテナ素子上の電流)であり、これ以外の部分は関係なく、アンテナ素子上電流を乱さなければどのよう構造であっても良い。したがって、アンテナ素子上電流を保ったまま、2つのダイポールアンテナの間に給電点を設置することには問題ない。この場合、アンテナ素子の端を高周波電源10、11により給電することになり非常に高いインピーダンス(Zin=高い)となるが、給電は可能である。本発明はこのことに着目し、2つのアンテナ素子を1点で給電するものである。
具体的には、図1(b)に示すように、2つのダイポールアンテナ1、2の端から1/4波長テーパ形線路5を接続して給電を行えばよい。一般に平行二線形線路はその線路の径と線路の間隔でその特性インピーダンスが決まる(「アンテナ工学ハンドブック」電子通信学会編 6.3.1 伝送線路 p.237 オーム社)。すなわち、線路間隔が広いほどその線路の特性インピーダンスは高くなるといえ、マイクロストリップライン構造の線路の線路幅を漸次変化させてテーパ形状(先端側から末端側にかけて半径が大きくなる)に形成すれば、このテーパ形状により線路の特性インピーダンスが連続的に変化してインピーダンス変換できる(「アンテナ工学ハンドブック」電子通信学会編 6.3.2 p.242 オーム社)。
また、インピーダンス変換に用いるこのテーパ形状のマイクロストリップラインは、広帯域であることがわかっている。そこで、このテーパ形線路を用いて、2つのダイポールアンテナ1、2間の高インピーダンス給電点から、給電線路の特性インピーダンスに等しい低いインピーダンスに変換すればよい。
また、テーパ形伝送線路上の特性インピーダンスはテーパの形状に従って無段階に連続的に変化するから、このようなテーパ形線路を用いることにより、インピーダンスを任意に決めることが可能である。したがって、図1(b)に示すように、4つのダイポールアンテナ1〜4を2つずつ給電し、その給電点を、例えば100Ωとすれば、そのまま並列に接続することで容易にインピーダンスを50Ωに変換でき、一般の給電線で給電ができる。
このように本実施形態におけるアンテナ装置によれば、従来、2段のトーナメント形式で給電していたものが、1段のトーナメント形式で給電可能となり、アンテナの構造を簡易にでき、アンテナの小型化が可能となる。
また、アンテナの構造を簡易にすることで、給電損失が少なくなり、帯域を広くすることができる。
次に本発明のアンテナ装置をシミュレーションした結果及び実験を示す。
図2は、本発明の第1の実施形態を示すアンテナ装置の構成例を示す図である。
(第1の実施形態)
同図に示すように、本実施形態におけるアンテナ装置では、5cmのダイポールアンテナ31、32が2cm離して設置(素子間隔7cm)され、2つのダイポールアンテナ31、32の端にテーパ線路41、42が接続されて高周波電源50より給電される。
次に、上記のように構成した第1の実施形態におけるアンテナ装置のシミュレーション結果を説明する。本シミュレーションでは地板はなく、かつ平衡系で給電したと仮定して計算を行った。
図3〜図6にシミュレーション結果を示す。図3は、本実施形態におけるアンテナ装置についてインピーダンス整合の様子を説明するためのスミスチャートであり、インピーダンスの軌跡を示している。図4は指向性利得特性(縦軸は利得(dB)、横軸は周波数)を、図5は入力インピーダンス特性(縦軸は実数部(Rin)と虚数部(Xin)についての入力インピーダンス(Ω)、横軸は周波数)を、図6はリターンロス、電圧定在波比(VSWR)を示す図である。図6の左側の縦軸はリターンロス(dB)を表し、右側の縦軸はVSWRを表し、ともに横軸は周波数を表している。
また、各ダイポールアンテナは上記で説明したように、4素子アレイアンテナとして構成することを考え、100Ωで整合がとれるようにテーパ線路を調整したものである。したがって、各グラフはZO=100Ωとなっている。
本シミュレーションでは、1〜5GHzの広い範囲で入力インピーダンス特性を計算したが、図3に示すスミスチャートに示されるように上記1〜5GHzの周波数帯域において、良好なインピーダンス特性とされている。また、図6の矢印aに示されるように、3GHz付近(アンテナ共振周波数:2.8GHz)でリターンロスが低下し共振(能率よく電波が放射される点をいう)していることが本シミュレーション結果によりわかる。これは、ダイポールアンテナの素子長5cmで見たときの1/2波長に相当し、明らかに2つのダイポールアンテナ31、32がそれぞれ1/2波長アンテナとして動作しているといえる。このことは、図4に示す指向性利得特性を見ても明らかである。すなわち、指向性利得も3GHz付近で最大となり、約6dBのゲインが得られている。これは、2つのダイポールアンテナ31、32が1/2波長線状アンテナとして動作したことによる各々のゲイン(2.15dB)と2つのアンテナが0.7波長間隔で配置されたことによるアレイ利得(約4dB)が合わされたものである。
すなわち、本発明法によるアンテナ給電法で2つのアレイアンテナ素子を給電でき、かつ給電点インピーダンスを100Ωに調整可能であることが上に示したシミュレーション結果からわかる。
なお、本実施形態におけるアンテナ装置の場合、従来の2つのアンテナ素子を別々に給電する場合と利得は同じである。
続いて、本実施形態について実験を行った結果について説明する。図7は、本実施形態におけるインピーダンス特性の実験結果を示すスミスチャート、図8は、本実施形態におけるリターンロス特性の実験結果を示す図である。
なお、本実施形態における実験では、地板を設置し、テーパ線路の一方は地板に接続し、地板ともう一方のテーパ線路の間を不平衡系の同軸ケーブルで給電した。
本実験の場合、測定機器であるネットワークアナライザのプローブ同軸線路のインピーダンスが50Ωなので、ZO=50Ωで測定した結果を示している。図8のリターンロスの実験結果が示すように、約2.6GHzで共振(矢印a参照)しており、ほぼ前述したシミュレーション結果と同じ結果が得られていることがわかる。したがって、本実験により、地板を設置した具体的なアンテナ構造においてもほほ同様の結果が得られたことになる。
このように本実施形態におけるアンテナ装置によれば、2つのアンテナ素子を1点で給電することが可能であり、かつその給電点インピーダンスも任意に設定できる。また、給電線路を減らすことでアンテナ利得の向上と広帯域化が実現できるとともに、従来問題となっていたアンテナの構造および給電系を簡易にすることができ、アンテナの小型化を図ることができる。
(第2の実施形態)
図9は、本発明の第2の実施形態を示すアンテナ装置の構成例を示す図である。本実施形態におけるアンテナ装置は、第1の実施形態において用いたアンテナ装置にさらにアンテナ素子を追加し、2共振および帯域拡大を図ったものである。
本実施形態におけるアンテナ装置のシミュレーション結果を図10〜図13に示す。図10はスミスチャートを、図11は指向性利得特性を、図12は入力インピーダンス特性を、図13はリターンロス、VSWRを示す図である。図13のリターンロス、VSWRが示すように、前述した第1の実施形態のアンテナ装置と比して、明らかに共振点が増えていることがわかる。図13に示すシミュレーション結果によれば、2.5GHz付近と、3.2GHz付近に共振点(矢印a、b参照)が確認されている。
図14、図15は、本実施形態におけるアンテナ装置の実験結果を示している。図14はインピーダンス特性の実験結果を示すスミスチャートを、図15はリターンロス特性の実験結果を示す図である。
図15に示すリターンロスの実験結果によれば、非常に低い1.5GHz付近に新たな共振(矢印a参照)が現れており、図13に示すシミュレーション結果と比して、低くなっているが、2共振特性が得られたことは明らかである。すなわち、このようなアンテナ構造とすることで、アレイアンテナ素子を個別に給電せず、2つの素子を同時に給電しても2共振化が可能であるといえる。
このように本実施形態におけるアンテナ装置においても、アンテナの構造および給電系を簡易にし、給電線路を減らすことでアンテナの小型化が図れ、かつ2共振特性を得てアンテナ利得の向上および広帯域化を実現させることが可能である。
(第3の実施形態)
図16は、本発明の第3の実施形態を示すアンテナ装置の構成例を示す図である。本実施形態では、第2の実施形態の2共振アンテナにさらに給電点に整合回路となる平行二線のスタブ131、132を設置しさらに広帯域化を図るものである。
本実施形態におけるアンテナ装置のシミュレーション結果を図17〜図20に示す。図17はスミスチャートを、図18は指向性利得特性を、図19は入力インピーダンス特性を、図20はリターンロス、VSWRを示す図である。
また、図21、図22は、本実施形態におけるアンテナ装置の実験結果を示す。図21はインピーダンス特性の実験結果を示すスミスチャートを、図22はリターンロス特性の実験結果を示す図である。
図20に示すシミュレーションによるリターンロス特性を見て明らかなように、2つの共振が近接してさらに間がつながって非常に広帯域となっている様子がシミュレーション結果からわかる。また、このことは、図22に示す実験結果からみてもわかる。
本実施形態におけるシミュレーションではVSWR<3において、約3GHzを中心周波数として1.5GHzの帯域が得られており、比帯域幅は50%にもなる。
すなわち、所望の帯域幅が得られるように調整した平行二線のスタブ131、132(整合回路)を付加することで反射量を低減することができ、より帯域幅の広いアンテナ装置を実現することができる。
図23〜図26は、本実施形態におけるアンテナ装置のアンテナ放射パターンを示す図である。図23は周波数2.0GHzのとき、図24は周波数2.25GHzのとき、図25は周波数2.5GHzのとき、図26は周波数2.75GHzのときのアンテナ放射パターンを示す図である。
図23〜図26に示されるように、周波数によって放射パターンは変形しているが、ほぼ線状アンテナの放射特性となっており、アンテナとして十分動作していることがわかる。このような放射パターン形状の変形は入力インピーダンスにおいて非常に広い帯域を確保しているため、やむを得ないのである。すなわち、アンテナ素子を個別に給電せず、2つの素子を同時に給電しても、アンテナ素子および給電系の工夫によって非常に広い帯域を得ることが可能である。
このように本実施形態におけるアンテナ装置においても、アンテナの構造および給電系を簡易にし、給電線路を減らすことでアンテナの小型化が図れ、かつ2共振特性を得てアンテナ利得の向上および広帯域化を実現させることが可能である。
本実施形態におけるアンテナ装置の基本原理を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態を示すアンテナ装置の構成例を示す図である。 第1の実施形態におけるアンテナ装置のインピーダンス特性を示すスミスチャートのシミュレーション結果を示す図である。 第1の実施形態におけるアンテナ装置の指向性利得特性のシミュレーション結果を示す図である。 第1の実施形態におけるアンテナ装置の入力インピーダンス特性のシミュレーション結果を示す図である。 第1の実施形態におけるアンテナ装置のリターンロス特性、VSWRのシミュレーション結果を示す図である。 第1の実施形態におけるアンテナ装置のインピーダンス特性の実験結果を示すスミスチャートを示す図である。 第1の実施形態におけるアンテナ装置のリターンロス特性の実験結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示すアンテナ装置の構成例を示す図である。 第2の実施形態におけるアンテナ装置のインピーダンス特性を示すスミスチャートのシミュレーション結果を示す図である。 第2の実施形態におけるアンテナ装置の指向性利得特性のシミュレーション結果を示す図である。 第2の実施形態におけるアンテナ装置の入力インピーダンス特性のシミュレーション結果を示す図である。 第2の実施形態におけるアンテナ装置のリターンロス特性、VSWRのシミュレーション結果を示す図である。 第2の実施形態におけるアンテナ装置のインピーダンス特性の実験結果を示すスミスチャートを示す図である。 第2の実施形態におけるアンテナ装置のリターンロス特性の実験結果を示す図である。 本発明の第3の実施形態を示すアンテナ装置の構成例を示す図である。 第3の実施形態におけるアンテナ装置のインピーダンス特性を示すスミスチャートのシミュレーション結果を示す図である。 第3の実施形態におけるアンテナ装置の指向性利得特性のシミュレーション結果を示す図である。 第3の実施形態におけるアンテナ装置の入力インピーダンス特性のシミュレーション結果を示す図である。 第3の実施形態におけるアンテナ装置のリターンロス特性、VSWRのシミュレーション結果を示す図である。 第3の実施形態におけるアンテナ装置のインピーダンス特性の実験結果を示すスミスチャートを示す図である。 第3の実施形態におけるアンテナ装置のリターンロス特性の実験結果を示す図である。 第3の実施形態におけるアンテナ装置のアンテナ放射パターン(f=2.0GHz)のシミュレーション結果を示す図である。 第3の実施形態におけるアンテナ装置のアンテナ放射パターン(f=2.25GHz)のシミュレーション結果を示す図である。 第3の実施形態におけるアンテナ装置のアンテナ放射パターン(f=2.5GHz)のシミュレーション結果を示す図である。 第3の実施形態におけるアンテナ装置のアンテナ放射パターン(f=2.75GHz)のシミュレーション結果を示す図である。 従来のアンテナ装置の構成と給電方法を説明するための図である。 モノポールアンテナの構成例を示す図である。
符号の説明
1〜4,31,32,71,72,111,112,201〜204 1/2波長ダイポールアンテナ
5,6,41,42,81,82,121,122 テーパ形線路
231〜234,251,252,271 給電線路
241,242,261 インピーダンス変換用線路
10,11,50,90,140,211〜214,300 高周波電源
20,60,100,150,220,310 地板
131,132 平行二線のスタブ
301 モノポール素子

Claims (7)

  1. 電波を放射する第1のアンテナ素子と、第2のアンテナ素子が所定の間隔で直線上に配置され、該第1のアンテナ素子と、第2のアンテナ素子間を給電線で接続して高周波電力を給電する給電手段を備えることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子は、1/2波長となる電気長を有する線状アンテナ素子であることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のアンテナ装置であって、
    前記給電線にストリップ線路又はマイクロストリップ線路が用いられてインピーダンス変換を行うことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項3に記載のアンテナ装置であって、
    前記ストリップ線路又はマイクロストリップ線路がテーパ構造となることを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項1乃至4いずれかに記載のアンテナ装置であって、
    前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子からなるアンテナ装置を複数個設置することでアレイアンテナを構成し、
    各アンテナ装置の給電点の入力インピーダンスを、前記アレイアンテナの接続給電線路の特性インピーダンスのN倍とし、これらのアンテナ装置を並列に接続して、アレイアンテナの給電点とすることを特徴とするアンテナ装置.
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載のアンテナ装置であって、
    前記第1のアンテナ素子および前記第2のアンテナ素子と平行に2本のアンテナ素子を配置し、それぞれ平行二線状アンテナの組の給電点側でない2つの端を短い線路で接続したことを特徴とするアンテナ装置。
  7. 請求項4乃至6いずれかに記載のアンテナ装置であって、
    前記テーパ線路に接続された給電点に平行二線形線路を接続したことを特徴とするアンテナ装置。
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