JP2005184272A - 双方向通信用中継増幅器、及び双方向通信用中継増幅器の制御方法 - Google Patents

双方向通信用中継増幅器、及び双方向通信用中継増幅器の制御方法 Download PDF

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Akihiro Tatsuta
明浩 竜田
Tomonori Shiomi
智則 塩見
Osamu Tanaka
治 田中
Hiroyuki Watanabe
寛如 渡邊
Nobuhiko Arashin
伸彦 荒新
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】同一周波数を用いた時分割多重の通信システムにおいて、広範囲の周波数で安定に動作する双方向通信用中継増幅器を提供する。
【解決手段】 第1の検出部9は、第1の減衰部5からの信号を検出した場合、第1のスイッチ部7が導通状態になるように制御し、第2の減衰部6の減衰量が第1の所定の減衰量より増加するように制御し、第2の検出部10は、第2の減衰部6からの信号を検出した場合、第2のスイッチ部8が導通状態になるように制御し、第1の減衰部5の減衰量が第2の所定の減衰量より増加するように制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、時分割多重の双方向通信システムにおいて送受信される信号を中継して増幅する双方向通信用中継増幅器及び双方向通信用中継増幅器の制御方法に関するものである。
近年、双方向通信用中継増幅器は無線通信基地局などで使用されている。
以下図面を参照しながら、上記した従来の双方向通信用中継増幅器の一例について説明する。
図6は従来の双方向通信用中継増幅器の構成を示すものである(例えば特許文献1参照)。図6において、41と42はサーキュレータであり、43と44は増幅部であり、45と46は入力レベル検出部であり、47と48は出力レベル検出部であり、49は制御部である。前記サーキュレータ41は第1のケーブルにより基地局にケーブル接続されている。また、前記サーキュレータ42は第2のケーブルにより対移動局アンテナにケーブル接続されている。
以上のように構成された従来の双方向通信用中継増幅器について、以下その動作を説明する。
まず、基地局からの信号は、第1のケーブルを経由して、サーキュレータ41により下り方向に分岐され増幅部43により増幅されサーキュレータ42を通じて第2のケーブルを経由して対移動局アンテナから輻射される。途中、入力レベル検出部45および出力レベル検出部47によってそれぞれの信号レベルが検出される。同時に、対移動局アンテナで受信された移動局からの信号は、第2のケーブルを経由して、サーキュレータ42により上り方向に分岐され増幅部44により増幅されサーキュレータ41を通じて第1のケーブルを経由して基地局に向けて送出される。途中、入力レベル検出部46および出力レベル検出部48によってそれぞれの信号レベルが検出される。検出された入力レベルおよび出力レベルは制御部49により比較され、以下の手順により増幅部43および増幅部44の利得を制御する。
最初、下り方向の増幅部43の利得は比較的に小さい状態に設定されており、上り方向の増幅部44の利得は予め決められた比較的に大きな値に設定されている。
先ず、基地局が送信状態であり移動局が受信状態にあるとする。基地局からの信号はサーキュレータ41によって分岐され下り方向の増幅部43に導かれるが、下り方向の入力レベル検出部45が前記信号を検出した時点で増幅部43の利得を増加すると同時に上り方向の増幅部44の利得を減少させる。増幅部44の利得を減少させる度合いは、出力レベル検出部48の値と入力レベル検出部45の差からサーキュレータ41のアイソレーションをアダプティブに推定して決める。
次に、移動局が送信状態であり基地局が受信状態にあるとする。移動局からの信号はサーキュレータ42によって分岐され上り方向の増幅部44に導かれるが、上り方向の出力レベル検出部48が信号を検出しないかぎり上り方向の増幅部44の利得をそのままに保つが、上り方向の出力レベル検出部48が信号を検出すると上り方向の増幅部44の利得を減少させると同時に下り方向の増幅部43の利得も減少させる。増幅部43と増幅部44の利得を減少させる度合いは、出力レベル検出部47の値と入力レベル検出部46の差からサーキュレータ42のアイソレーションをアダプティブに推定して決める。
上記のように増幅部43と増幅部44の利得の制御はアダプティブに継続して行われ、停電後の再起動の場合でも記憶したパラメータによりスタートするために常に最適の状態で動作する。
特開平6−216822号公報
しかしながら上記のような構成では、サーキュレータ41やサーキュレータ42のアイソレーションが不十分である場合、基地局の信号は増幅部43からサーキュレータ42を経由して増幅部44で増幅され再びサーキュレータ41へ戻り、また対移動局アンテナにて受信された移動局からの信号は増幅部44からサーキュレータ41を経由して増幅部43で増幅され再びサーキュレータ42へ戻り、それぞれの信号が巡回して発振する問題点を有していた。また、信号を分岐するためにサーキュレータを使用しているため、数MHzといった比較的低い周波数では適用できず、また周波数帯域幅を広くとれないという課題があった。
すなわち、従来の構成では、サーキュレータのアイソレーションが不十分である場合、入力した信号が巡回して発振するという課題がある。
また、従来の構成では、数MHzといった比較的低い周波数では適用できず、周波数帯域を広くとれないという課題がある。
本発明は、上記課題を考慮し、双方向通信用中継増幅器の両側から入力されるそれぞれの信号が発振することがなく安定して増幅出力することが出来る双方向通信用中継増幅器、及び双方向通信用中継増幅器の制御方法を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、上記課題を考慮し、数MHzといった比較的低い周波数でも動作することが出来る双方向通信用中継増幅器、及び双方向通信用中継増幅器の制御方法を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることはない双方向通信方式の通信を中継する双方向通信用中継増幅器であって、
第1の減衰部と、
前記第1の減衰部の一方に入力が接続され、入力された信号を増幅する第1の増幅部と、
第1の増幅部の出力に一方が接続された第1のスイッチ部と、
第2の減衰部と、
前記第2の減衰部の一方に入力が接続され、入力された信号を増幅する第2の増幅部と、
前記第2の増幅部の出力に一方が接続された第2のスイッチ部と、
前記第1のケーブルに接続されたポートSと、前記第1の減衰部の他方に接続されたポートAと、前記第2のスイッチ部の他方に接続されたポートBとを有し、前記ポートSから入力された信号を前記ポートA及び前記ポートBに分配して出力し、前記ポートA及び前記ポートBから入力された信号を前記ポートSに結合して出力する第1の分配/結合部と、
前記第2のケーブルに接続されたポートSと、前記第1のスイッチ部の他方に接続されたポートAと、前記第2の減衰部の他方に接続されたポートBとを有し、前記ポートSから入力された信号を前記ポートA及び前記ポートBに分配して出力し、前記ポートA及び前記ポートBから入力された信号を前記ポートSに結合して出力する第2の分配/結合部と、
前記第1の減衰部の信号を検出する第1の検出部と、
前記第2の減衰部の信号を検出する第2の検出部とを備え、
前記第1の検出部は、前記第1の減衰部の一方からの信号または前記第1の増幅部の出力からの信号を検出した場合、前記第1のスイッチ部が導通状態になるように制御し、前記第2の減衰部の減衰量が第1の所定の減衰量より増加するように制御し、
前記第2の検出部は、前記第2の減衰部の一方からの信号または前記第2の増幅部の出力からの信号を検出した場合、前記第2のスイッチ部が導通状態になるように制御し、前記第1の減衰部の減衰量が第2の所定の減衰量より増加するように制御する、双方向通信用中継増幅器である。
また、第2の本発明は、前記第1の検出部は、前記第1の減衰部の一方からの信号を検出しない場合、前記第1のスイッチ部が導通しない状態になるように制御し、前記第2の減衰部の減衰量が前記第1の所定の減衰量より減少するように制御し、
前記第2の検出部は、前記第2の減衰部の一方からの信号を検出しない場合、前記第2のスイッチ部が導通しない状態になるように制御し、前記第1の減衰部の減衰量が前記第2の所定の減衰量より減少するように制御する、第1の本発明の双方向通信用中継増幅器である。
また、第3の本発明は、前記第1の検出部は、前記第1の減衰部の一方からの信号の信号レベルをも検出し、
前記第1の検出部は、前記第1の減衰部の一方からの信号の検出した信号レベルに応じて前記第1の減衰部の減衰量の程度を制御し、
前記第2の検出部は、前記第2の減衰部の一方からの信号の信号レベルをも検出し、
前記第2の検出部は、前記第2の減衰部の一方からの信号の検出した信号レベルに応じて前記第2の減衰部の減衰量の程度を制御する、第1の本発明の双方向通信用中継増幅器である。
また、第4の本発明は、前記第1の検出部は、前記第1の減衰部の一方からの信号を検出した場合、前記第2の増幅部を駆動する電源を遮断し、
前記第2の検出部は、前記第2の減衰部の一方からの信号を検出した場合、前記第1の増幅部を駆動する電源を遮断する、第1の本発明の双方向通信用中継増幅器である。
また、第5の本発明は、第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることはない双方向通信方式の通信を中継する双方向通信用中継増幅器であって、
入力された信号を増幅する第1の増幅部と、
入力された信号を増幅する第2の増幅部と、
前記第1のケーブルに接続されたポートSと、前記第1の増幅部の入力に接続されたポートAと、前記第2の増幅部の出力に接続されたポートBとを有し、前記ポートSと前記ポートAとが導通し、前記ポートSと前記ポートBとが導通しない第1の状態と、前記ポートSと前記ポートAとが導通せず、前記ポートSと前記ポートBとが導通する第2の状態とのいずれかの状態を取り得る第1のスイッチ部と、
前記第2のケーブルに接続されたポートSと、前記第1の増幅部の出力に接続されたポートAと、前記第2の増幅部の入力に接続されたポートBとを有し、前記ポートSと前記ポートAとが導通し、前記ポートSと前記ポートBとが導通しない第1の状態と、前記ポートSと前記ポートAとが導通せず、前記ポートSと前記ポートBとが導通する第2の状態とのいずれかの状態を取り得る第2のスイッチ部と、
前記第1のケーブルの信号を検出する第1の検出部と、
前記第2のケーブルの信号を検出する第2の検出部とを備え、
前記第1の検出部は、前記第1のケーブルの信号を検出した際、前記第1のスイッチ部が前記第1の状態になるように制御し、前記第2のスイッチ部が前記第1の状態になるように制御し、前記第2の検出部が前記第2のケーブルの信号を検出しないように制御し、
前記第2の検出部は、前記第2のケーブルの信号を検出した際、前記第2のスイッチ部が前記第2の状態になるように制御し、前記第1のスイッチ部が前記第2の状態になるように制御し、前記第1の検出部が前記第1のケーブルの信号を検出しないように制御する、双方向通信用中継増幅器である。
また、第6の本発明は、前記第1のスイッチ部のポートAと前記第1の増幅部の入力との間に設けられた第1の減衰部と、
前記第2のスイッチ部のポートBと前記第2の増幅部の入力との間に設けられた第2の減衰部とを備え、
前記第1の検出部は、前記第1のケーブルの信号の信号レベルをも検出し、
前記第1の検出部は、前記第1のケーブルの信号の検出した前記信号レベルに応じて、前記第1の減衰部の減衰量を制御し、
前記第2の検出部は、前記第2のケーブルの信号の信号レベルをも検出し、
前記第2の検出部は、前記第2のケーブルの信号の検出した前記信号レベルに応じて、前記第2の減衰部の減衰量を制御する、第5の本発明の双方向通信用中継増幅器である。
また、第7の本発明は、前記第1のケーブルから入力される信号の帯域と前記第2のケーブルから入力される信号の帯域とには、重複する帯域が存在する、第1〜6の本発明のいずれかの双方向通信用中継増幅器である。
また、第8の本発明は、第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることはない双方向通信方式の通信を中継する双方向通信用中継増幅器であって、
第1の減衰部と、
前記第1の減衰部の一方に入力が接続され、入力された信号を増幅する第1の増幅部と、
第1の増幅部の出力に一方が接続された第1のスイッチ部と、
第2の減衰部と、
前記第2の減衰部の一方に入力が接続され、入力された信号を増幅する第2の増幅部と、
前記第2の増幅部の出力に一方が接続された第2のスイッチ部と、
前記第1のケーブルに接続されたポートSと、前記第1の減衰部の他方に接続されたポートAと、前記第2のスイッチ部の他方に接続されたポートBとを有し、前記ポートSから入力された信号を前記ポートA及び前記ポートBに分配して出力し、前記ポートA及び前記ポートBから入力された信号を前記ポートSに結合して出力する第1の分配/結合部と、
前記第2のケーブルに接続されたポートSと、前記第1のスイッチ部の他方に接続されたポートAと、前記第2の減衰部の他方に接続されたポートBとを有し、前記ポートSから入力された信号を前記ポートA及び前記ポートBに分配して出力し、前記ポートA及び前記ポートBから入力された信号を前記ポートSに結合して出力する第2の分配/結合部と、
前記第1の減衰部の信号を検出する第1の検出部と、
前記第2の減衰部の信号を検出する第2の検出部とを備えた双方向通信用中継増幅器を制御する双方向通信用中継増幅器の制御方法であって、
前記第1の検出部が、前記第1の減衰部の一方からの信号または前記第1の増幅部の出力からの信号を検出した場合、前記第1のスイッチ部が導通状態になるように制御し、前記第2の減衰部の減衰量が第1の所定の減衰量より増加するように制御する第1の制御ステップと、
前記第2の検出部が、前記第2の減衰部の一方からの信号または前記第2の増幅部の出力からの信号を検出した場合、前記第2のスイッチ部が導通状態になるように制御し、前記第1の減衰部の減衰量が第2の所定の減衰量より増加するように制御する第2の制御ステップとを備えた、双方向通信用中継増幅器の制御方法である。
また、第9の本発明は、第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることはない双方向通信方式の通信を中継する双方向通信用中継増幅器であって、
入力された信号を増幅する第1の増幅部と、
入力された信号を増幅する第2の増幅部と、
前記第1のケーブルに接続されたポートSと、前記第1の増幅部の入力に接続されたポートAと、前記第2の増幅部の出力に接続されたポートBとを有し、前記ポートSと前記ポートAとが導通し、前記ポートSと前記ポートBとが導通しない第1の状態と、前記ポートSと前記ポートAとが導通せず、前記ポートSと前記ポートBとが導通する第2の状態とのいずれかの状態を取り得る第1のスイッチ部と、
前記第2のケーブルに接続されたポートSと、前記第1の増幅部の出力に接続されたポートAと、前記第2の増幅部の入力に接続されたポートBとを有し、前記ポートSと前記ポートAとが導通し、前記ポートSと前記ポートBとが導通しない第1の状態と、前記ポートSと前記ポートAとが導通せず、前記ポートSと前記ポートBとが導通する第2の状態とのいずれかの状態を取り得る第2のスイッチ部と、
前記第1のケーブルの信号を検出する第1の検出部と、
前記第2のケーブルの信号を検出する第2の検出部とを備えた双方向通信用中継増幅器を制御する双方向通信用中継増幅器の制御方法であって、
前記第1の検出部が、前記第1のケーブルの信号を検出した際、前記第1のスイッチ部が前記第1の状態になるように制御し、前記第2のスイッチ部が前記第1の状態になるように制御し、前記第2の検出部が前記第2のケーブルの信号を検出しないように制御する第1の制御ステップと、
前記第2の検出部が、前記第2のケーブルの信号を検出した際、前記第2のスイッチ部が前記第2の状態になるように制御し、前記第1のスイッチ部が前記第2の状態になるように制御し、前記第1の検出部が前記第1のケーブルの信号を検出しないように制御する第2の制御ステップとを備えた、双方向通信用中継増幅器の制御方法である。
本発明は、双方向通信用中継増幅器の両側から入力されるそれぞれの信号が発振することがなく安定して増幅出力することが出来る双方向通信用中継増幅器、及び双方向通信用中継増幅器の制御方法を提供することが出来る。
また、本発明は、数MHzといった比較的低い周波数でも動作することが出来、また周波数帯域幅を広くとることが出来る双方向通信用中継増幅器、及び双方向通信用中継増幅器の制御方法を提供することが出来る。
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
双方向通信用中継増幅器の両側から入力されるそれぞれの信号が発振することがなく安定して増幅出力するという目的を、第1のケーブルから信号が入力された場合には、第1の検出部が信号を検出して第1のスイッチ部を開状態から閉状態にすると同時に第2の減衰部の信号減衰量を大きくし、一方、第2のケーブルから信号が入力された場合には、第2の検出部が信号を検出して第2のスイッチ部を開状態から閉状態にすると同時に第1の減衰部の信号減衰量を大きくすることで実現した。また、比較的低い周波数でも双方向通信用中継増幅器を動作させるために、サーキュレータの代わりに分配/結合部を用いることで実現した。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における双方向通信用中継増幅器の構成を示すものである。本実施の形態の双方向通信用中継増幅器は、第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることはない双方向通信方式の通信を中継する場合に用いられるものである。また、第1のケーブル及び第2のケーブルから入力される信号の帯域に重複している部分がある場合であっても、重複している部分がない場合であっても用いることが出来るものである。
本実施の形態の双方向通信用中継増幅器は、第1の分配/結合部1、第2の分配結合部2、第1の増幅部3、第2の増幅部4、第1の減衰部5、第2の減衰部6、第1のスイッチ部7、第2のスイッチ部8、第1の検出部9、及び第2の検出部を備えている。
第1の減衰部5及び第2の減衰部6は、それぞれ入力された信号を減衰させる回路である。また、第1の増幅部3及び第2の増幅部4は、それぞれ入力された信号を増幅する回路である。
第1の減衰部5の一端は、第1の増幅部3の入力に接続され、第1の増幅部3の出力は、第1のスイッチ部7の一端に接続されている。また、第2の減衰部6の一端は、第2の増幅部4の入力に接続され、第2の増幅部4の出力は、第2のスイッチ部8の一端に接続されている。
第1の分配/結合部1は、第1のケーブルに接続されたポートSと、第1の減衰部5の他端に接続されたポートAと、第2のスイッチ部8の他端に接続されたポートBとを有し、ポートSから入力された信号をポートA及びポートBに分配して出力し、またポートA及びポートBから入力された信号をポートSに結合して出力する回路である。
第2の分配/結合部2は、第2のケーブルに接続されたポートSと、第1のスイッチ部7の他端に接続されたポートAと、第2の減衰部6の他端に接続されたポートBとを有し、ポートSから入力された信号をポートA及びポートBに分配して出力し、またポートA及びポートBから入力された信号をポートSに結合して出力する回路である。
第1の検出部9は、第1の減衰部5の他端からの信号を検出し、その信号の検出の有無に応じて、第1のスイッチ部7の開閉状態及び第2の減衰部6の減衰量を制御する回路である。
第2の検出部10は、第2の減衰部6の他端からの信号を検出し、その信号の検出の有無に応じて、第2のスイッチ部8の開閉状態及び第1の減衰部5の減衰量を制御する手段である。
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
まず、第1のケーブルから入力された信号は第1の分配/結合部1により分配され、第1の減衰部5と第2のスイッチ部8に入力される。第1の減衰部5の減衰量は比較的小さい値に設定されているものとする。また、第2のスイッチ部8は開状態に設定されているものとする。
第2のスイッチ部8は開状態にあるので第1の分配/結合部1からの信号は第2の増幅部4に出力されない。逆に、第2の増幅部4からの信号も第1の分配/結合部1に入力されない。他方、第1の減衰部5に入力された信号は、比較的に減衰せずに第1の検出部9と第1の増幅部3にそれぞれ入力される。
第1の検出部9は信号を検出すると第1のスイッチ部7を閉状態に、第2の減衰部6の減衰量を比較的大きな値に設定する。ここで、第1の検出部9が第1のスイッチ部7を閉状態にするのは、第1の増幅部3の出力からの信号が第2の分配/結合部2のポートAに入力出来るようにするためである。また、第1の検出部9が第2の減衰部6の減衰量を比較的大きな値に設定するのは、第1の検出部9が信号を検出している間に、第2の検出部10が信号を検出しないようにするためである。
第1の増幅部3は入力された信号を増幅し、閉状態にある第1のスイッチ部7を通過して第2の分配/結合部2を経由し、第2のケーブルへと出力される。
そして、第1の検出部9は、信号を検出しなくなると、第1のスイッチ部7を開状態に設定し、第2の減衰部6の減衰量を比較的小さい値に設定する。
一方、第2のケーブルから入力された信号は第2の分配/結合部2により分配され、第2の減衰部6と第1のスイッチ部7に入力される。第2の減衰部6の減衰量は比較的小さい値に設定されているものとする。また、第1のスイッチ部7は開状態に設定されているものとする。
第1のスイッチ部7は開状態にあるので第2の分配/結合部2からの信号は第1の増幅部3に出力されない。逆に、第1の増幅部3からの信号も第2の分配/結合部2に入力されない。他方、第2の減衰部6に入力された信号は、比較的に減衰せずに第2の検出部10と第2の増幅部4にそれぞれ入力される。
第2の検出部10は信号を検出すると第2のスイッチ部8を閉状態に、第1の減衰部5の減衰量を比較的大きな値に設定する。ここで、第2の検出部10が第2のスイッチ部8を閉状態にするのは、第2の増幅部4の出力からの信号が第1の分配/結合部1のポートAに入力出来るようにするためである。また、第2の検出部10が第1の減衰部5の減衰量を比較的大きな値に設定するのは、第2の検出部10が信号を検出している間に、第1の検出部9が信号を検出しないようにするためである。
第2の増幅部4は入力された信号を増幅し、閉状態にある第2のスイッチ部8を通過して第1の分配/結合部2を経由し、第1のケーブルへと出力される。
そして、第2の検出部10は、信号を検出しなくなると、第2のスイッチ部7を開状態に設定し、第1の減衰部5の減衰量を比較的小さな値に設定する。
このように、第1の検出部9は、第1の減衰部5の一端からの信号を検出した場合、第1のスイッチ部7が導通状態になるように制御し、第2の減衰部6の減衰量が第1の所定の減衰量より増加するように制御し、第2の検出部10は、第2の減衰部6の一端からの信号を検出した場合、第2のスイッチ部8が導通状態になるように制御し、第1の減衰部5の減衰量が第2の所定の減衰量より増加するように制御することにより、第1のスイッチ部7と第2のスイッチ部8の開閉によって信号が巡回することを阻止し、また第1の分配/結合部1と第2の分配/結合部2を使用することで比較的低い周波数(例えば数MHz)でも動作させることができる。
また、以上説明したところから明かなように、本実施の形態の双方向通信用中継増幅器は、第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることがない通信方式で用いることが出来るが、このとき、第1のケーブルからの信号の帯域と第2のケーブルからの信号の帯域とが重複した部分を持っている場合であっても用いることが出来る。
なお、本実施の形態では、第1の検出部9は、第1の減衰部5の一端からの信号を検出するとして説明したが、これに限らない。第1の検出部9は、第1の増幅部3の出力からの信号を検出しても本実施の形態と同等の効果を得ることが出来る。
さらに、本実施の形態では、第2の検出部10は、第2の減衰部6の一端からの信号を検出するとして説明したが、これに限らない。第2の検出部10は、第2の増幅部4の出力からの信号を検出しても本実施の形態と同等の効果を得ることが出来る。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図2は本発明の実施の形態2を示す双方向通信用中継増幅器の構成図である。
実施の形態2の双方向通信用中継増幅器は、第1の分配/結合部1、第2の分配結合部2、第1の増幅部3、第2の増幅部4、第1の減衰部5、第2の減衰部6、第1のスイッチ部7、及び第2のスイッチ部8を備えており、以上は、実施の形態1で説明した図1と同様のものである。
実施の形態1と異なるのは、実施の形態2の双方向通信用中継増幅器が、第1の検出部11及び第2の検出部12を備えている点である。
すなわち、第1の検出部11は、第1の減衰部5からの信号を受けて第1のスイッチ部7と第2の減衰部6と第1の減衰部5を制御する回路である。
また、第2の検出部12は、第2の減衰部6からの信号を受けて第2のスイッチ部8と第1の減衰部5と第2の減衰部6を制御する回路である。
次に、このような本実施の形態の動作を説明する
まず、第1のケーブルから入力された信号は第1の分配/結合部1により分配され、第1の減衰部5と第2のスイッチ部8に入力される。第1の減衰部5の減衰量は比較的小さい値に設定されているものとする。また、第2のスイッチ部8は開状態に設定されているものとする。
第2のスイッチ部8は開状態にあるので第1の分配/結合部1からの信号は第2の増幅部4に出力されない。逆に、第2の増幅部4からの信号も第1の分配/結合部1に入力されない。他方、第1の減衰部5に入力された信号は、比較的に減衰せずに第1の検出部11と第1の増幅部3にそれぞれ入力される。
第1の検出部11は信号を検出すると第1のスイッチ部7を閉状態に、第2の減衰部6の減衰量を比較的大きな値に設定する。ここで、第1の検出部11が第1のスイッチ部7を閉状態にするのは、第1の増幅部3の出力からの信号が第2の分配/結合部2のポートAに入力出来るようにするためである。また、第1の検出部11が第2の減衰部6の減衰量を比較的大きな値に設定するのは、第1の検出部11が信号を検出している間に、第2の検出部12が信号を検出しないようにするためである。更に、第1の検出部11は、検出した信号レベルに応じて第1の減衰部5の減衰量を調整する。調整は、検出したレベルが大きい程、減衰量が大きくなるように設定する。すなわち、第1の検出部11は、検出した信号レベルが大きい場合には、第1の減衰部5の減衰量が大きくなるように設定するので、第1のケーブルから第1の分配/結合部1に大きな信号レベルの信号が入力されても、第1の増幅部3が歪むことを防止することが出来る。
第1の増幅部3は入力された信号を増幅し、閉状態にある第1のスイッチ部7を通過して第2の分配/結合部2を経由し、第2のケーブルへと出力される。
そして、第1の検出部11は、信号を検出しなくなると、第1のスイッチ部7を開状態に設定し、第2の減衰部6の減衰量を比較的小さい値に設定する。
一方、第2のケーブルから入力された信号は第2の分配/結合部2により分配され、第2の減衰部6と第1のスイッチ部7に入力される。第2の減衰部6の減衰量は比較的小さい値に設定されているものとする。また、第1のスイッチ部7は開状態に設定されているものとする。
第1のスイッチ部7は開状態にあるので第2の分配/結合部2からの信号は第1の増幅部3に出力されない。逆に、第1の増幅部3からの信号も第2の分配/結合部2に入力されない。他方、第2の減衰部6に入力された信号は、比較的に減衰せずに第2の検出部12と第2の増幅部4にそれぞれ入力される。
第2の検出部12は信号を検出すると第2のスイッチ部8を閉状態に、第1の減衰部5の減衰量を比較的大きな値に設定する。ここで、第2の検出部12が第2のスイッチ部8を閉状態にするのは、第2の増幅部4の出力からの信号が第1の分配/結合部1のポートAに入力出来るようにするためである。また、第2の検出部12が第1の減衰部5の減衰量を比較的大きな値に設定するのは、第2の検出部12が信号を検出している間に、第1の検出部11が信号を検出しないようにするためである。更に、第2の検出部12は、検出した信号レベルに応じて第2の減衰部6の減衰量を調整する。調整は、検出したレベルが大きい程、減衰量が大きくなるように設定する。すなわち、第2の検出部12は、検出した信号レベルが大きい場合には、第2の減衰部6の減衰量が大きくなるように設定するので、第2のケーブルから第2の分配/結合部2に大きな信号レベルの信号が入力されても、第2の増幅部4が歪むことを防止することが出来る。
第2の増幅部4は入力された信号を増幅し、閉状態にある第2のスイッチ部8を通過して第1の分配/結合部2を経由し、第1のケーブルへと出力される。
そして、第2の検出部12は、信号を検出しなくなると、第2のスイッチ部8を開状態に設定し、第1の減衰部5の減衰量を比較的小さい値に設定する。
以上のように実施の形態2の双方向通信用中継増幅器は、実施の形態1の動作に加え、さらに、第1の検出部11は、第1の減衰部5の一端からの信号の信号レベルをも検出し、第1の検出部11は、第1の減衰部5の一端からの信号の検出した信号レベルに応じて第1の減衰部5の減衰量の程度を制御し、第2の検出部12は、第2の減衰部6の一端からの信号の信号レベルをも検出し、第2の検出部12は、第2の減衰部6の一端からの信号の検出した信号レベルに応じて第2の減衰部6の減衰量の程度を制御することにより、第1のスイッチ部7と第2のスイッチ部8の開閉によって信号が巡回することを阻止し、また第1の増幅部3と第2の増幅部4が歪むことも阻止し、また第1の分配/結合部1と第2の分配/結合部2を使用することで比較的低い周波数(例えば数MHz)でも動作させることができる。
また、以上説明したところから明かなように、本実施の形態の双方向通信用中継増幅器は、第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることがない通信方式で用いることが出来るが、このとき、第1のケーブルからの信号の帯域と第2のケーブルからの信号の帯域とが重複した部分を持っている場合であっても用いることが出来る。
なお、本実施の形態では、第1の検出部11は、第1の減衰部5の一端からの信号を検出するとして説明したが、これに限らない。第1の検出部11は、第1の増幅部3の出力からの信号を検出しても本実施の形態と同等の効果を得ることが出来る。
さらに、本実施の形態では、第2の検出部12は、第2の減衰部6の一端からの信号を検出するとして説明したが、これに限らない。第2の検出部12は、第2の増幅部4の出力からの信号を検出しても本実施の形態と同等の効果を得ることが出来る。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
図3は本発明の実施の形態3を示す双方向通信用中継増幅器の構成図である。
実施の形態3の双方向通信用中継増幅器は、第1の分配/結合部1、第2の分配結合部2、第1の増幅部3、第2の増幅部4、第1の減衰部5、第2の減衰部6、第1のスイッチ部7、及び第2のスイッチ部8を備えており、以上は、実施の形態1で説明した図1と同様のものである。
実施の形態1と異なるのは、実施の形態3の双方向通信用中継増幅器が、第1の検出部21及び第2の検出部22を備えている点である。
すなわち、第1の検出部21は、第1の減衰部5からの信号を受けて第1のスイッチ部7と第2の減衰部6と第2の増幅部4を制御する回路である。
また、第2の検出部22は、第2の減衰部6からの信号を受けて第2のスイッチ部8と第1の減衰部5と第1の増幅部3を制御する回路である。
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
まず、第1のケーブルから入力された信号は第1の分配/結合部1により分配され、第1の減衰部5と第2のスイッチ部8に入力される。第1の減衰部5の減衰量は比較的小さい値に設定されているものとする。また、第2のスイッチ部8は開状態に設定されているものとする。
第2のスイッチ部8は開状態にあるので第1の分配/結合部1からの信号は第2の増幅部4に出力されない。逆に、第2の増幅部4からの信号も第1の分配/結合部1に入力されない。他方、第1の減衰部5に入力された信号は、比較的に減衰せずに第1の検出部21と第1の増幅部3にそれぞれ入力される。
第1の検出部21は信号を検出すると第1のスイッチ部7を閉状態に、第2の減衰部6の減衰量を比較的大きな値に設定する。ここで、第1の検出部21が第1のスイッチ部7を閉状態にするのは、第1の増幅部3の出力からの信号が第2の分配/結合部2のポートAに入力出来るようにするためである。また、第1の検出部21が第2の減衰部6の減衰量を比較的大きな値に設定するのは、第1の検出部21が信号を検出している間に、第2の検出部22が信号を検出しないようにするためである。更に、第1の検出部21は、第2の増幅部4の電源を遮断する。第1の検出部21が、第2の増幅部4の電源を遮断することにより、信号が巡回することを阻止することが出来る。
第1の増幅部3は入力された信号を増幅し、閉状態にある第1のスイッチ部7を通過して第2の分配/結合部2を経由し、第2のケーブルへと出力される。
そして、第1の検出部21は、信号を検出しなくなると、第1のスイッチ部7を開状態に設定し、第2の減衰部6の減衰量を比較的小さい値に設定する。
一方、第2のケーブルから入力された信号は第2の分配/結合部2により分配され、第2の減衰部6と第1のスイッチ部7に入力される。第2の減衰部6の減衰量は比較的小さい値に設定されているものとする。また、第1のスイッチ部7は開状態に設定されているものとする。
第1のスイッチ部7は開状態にあるので第2の分配/結合部2からの信号は第1の増幅部3に出力されない。逆に、第1の増幅部3からの信号も第2の分配/結合部2に入力されない。他方、第2の減衰部6に入力された信号は、比較的に減衰せずに第2の検出部22と第2の増幅部4にそれぞれ入力される。
第2の検出部22は信号を検出すると第2のスイッチ部8を閉状態に、第1の減衰部5の減衰量を比較的大きな値に設定する。ここで、第2の検出部22が第2のスイッチ部8を閉状態にするのは、第2の増幅部4の出力からの信号が第1の分配/結合部1のポートAに入力出来るようにするためである。また、第2の検出部22が第1の減衰部5の減衰量を比較的大きな値に設定するのは、第2の検出部22が信号を検出している間に、第1の検出部21が信号を検出しないようにするためである。更に、第1の増幅部3の電源を遮断する。第2の検出部22が、第1の増幅部3の電源を遮断することにより、信号が巡回することを阻止することが出来る。
第2の増幅部4は入力された信号を増幅し、閉状態にある第2のスイッチ部8を通過して第1の分配/結合部2を経由し、第1のケーブルへと出力される。
そして、第2の検出部22は、信号を検出しなくなると、第2のスイッチ部8を開状態に設定し、第1の減衰部5の減衰量を比較的小さい値に設定する。
以上のように、実施の形態3の双方向通信用中継増幅器は、実施の形態1の動作に加え、第1の検出部21は、第1の減衰部5の一端からの信号を検出した場合、第2の増幅部4を駆動する電源を遮断し、第2の検出部22は、第2の減衰部6の一端からの信号を検出した場合、第1の増幅部3を駆動する電源を遮断することにより、第1のスイッチ部7と第2のスイッチ部8の開閉及び第1の増幅部3と第2の増幅部4の電源遮断によって信号が巡回することを阻止し、また第1の分配/結合部1と第2の分配/結合部2を使用することで比較的低い周波数(例えば数MHz)でも動作させることができる。
また、以上説明したところから明かなように、本実施の形態の双方向通信用中継増幅器は、第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることがない通信方式で用いることが出来るが、このとき、第1のケーブルからの信号の帯域と第2のケーブルからの信号の帯域とが重複した部分を持っている場合であっても用いることが出来る。
なお、本実施の形態では、第1の検出部21は、第1の減衰部5の一端からの信号を検出するとして説明したが、これに限らない。第1の検出部21は、第1の増幅部3の出力からの信号を検出しても本実施の形態と同等の効果を得ることが出来る。
さらに、本実施の形態では、第2の検出部22は、第2の減衰部6の一端からの信号を検出するとして説明したが、これに限らない。第2の検出部22は、第2の増幅部4の出力からの信号を検出しても本実施の形態と同等の効果を得ることが出来る。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。
図4は本発明の実施の形態4を示す双方向通信用中継増幅器の構成図である。本実施の形態の双方向通信用中継増幅器は、第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることはない双方向通信方式の通信を中継する場合に用いられるものである。また、第1のケーブル及び第2のケーブルから入力される信号の帯域に重複している部分がある場合であっても、重複している部分がない場合であっても用いることが出来るものである。
実施の形態4の双方向通信用中継増幅器は、第1のスイッチ部31、第2のスイッチ部32、第1の増幅部33、第2の増幅部34、第1の検出部35、及び第2の検出部36を備えている。
第1のスイッチ部31は、第1のケーブルに接続されたポートSと、第1の増幅部33の入力に接続されたポートAと、第2の増幅部34の出力に接続されたポートBとを有し、ポートSとポートAとが導通し、ポートSとポートBとが導通しない第1の状態と、ポートSとポートAとが導通せず、ポートSとポートBとが導通する第2の状態とのいずれかの状態を取り得るスイッチである。
第2のスイッチ部32は、第2のケーブルに接続されたポートSと、第1の増幅部33の出力に接続されたポートAと、第2の増幅部34の入力に接続されたポートBとを有し、ポートSとポートAとが導通し、ポートSとポートBとが導通しない第1の状態と、ポートSとポートAとが導通せず、ポートSとポートBとが導通する第2の状態とのいずれかの状態を取り得るスイッチである。
第1の増幅部33、及び第2の増幅部34は、入力された信号を増幅する回路である。
第1の検出部35は、第1のケーブルの信号を検出し、第1のケーブルの信号を検出した際、前記第1のスイッチ部31が第1の状態になるように制御し、第2のスイッチ部32が第1の状態になるように制御し、第2の検出部36が第2のケーブルの信号を検出しないように制御する手段である。
第2の検出部36は、第2のケーブルの信号を検出し、第2のケーブルの信号を検出した際、第2のスイッチ部32が第2の状態になるように制御し、第1のスイッチ部31が第2の状態になるように制御し、第1の検出部35が第1のケーブルの信号を検出しないように制御する手段である。
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
まず、第1のケーブルから信号が入力された場合の動作を説明する。なお、第1のケーブルから信号が入力されている間は、第2のケーブルから信号が入力されないものとする。
第1のケーブルから入力された信号は、第1のスイッチ部31と第1の検出部35に入力される。第1の検出部35は、信号を検出すると第1のスイッチ部31と第2のスイッチ部32を第1の増幅部33の方に信号が流れるように制御する。すなわち、第1の検出部35は、第1のケーブルの信号を検出すると、第1のスイッチ部31が第1の状態になるよう制御し、第2のスイッチ部32が第1の状態になるように制御する。
従って、第1のケーブルから入力された信号は、第1のスイッチ部31のポートSからポートAを経由して、第1の増幅部33に入力される。第1の増幅部33は第1のスイッチ部31から入力された信号を増幅する。第1の増幅部33から出力された信号は、第2のスイッチ部32のポートAからポートSを経由して、第2のケーブルへと出力される。
また、第1の検出部35が信号を検出している間は第2の検出部36が信号を検出して第1のスイッチ部31と第2のスイッチ部32を制御しないように、第1の検出部35が第2の検出部36の動作をホールドする。なお、第2の検出部36の動作をホールドする方法としては、第2の検出部36を駆動する電源を遮断する方法や、第2の検出部36の第2のケーブルに接続する箇所にスイッチを設けておき、このスイッチを開状態にすることによって第2の検出部36をホールドさせる方法などを用いることが出来る。
次に、第2のケーブルから信号が入力された場合の動作を説明する。なお、第2のケーブルから信号が入力されている間は、第1のケーブルから信号が入力されないものとする。
第2のケーブルから入力された信号は、第2のスイッチ部32と第2の検出部36に入力される。第2の検出部36は、信号を検出すると第2のスイッチ部32と第1のスイッチ部31を第2の増幅部34の方に信号が流れるように制御する。すなわち、第2の検出部36は、第2のケーブルの信号を検出すると、第1のスイッチ部31が第2の状態になる制御し、第2のスイッチ部32が第2の状態になるように制御する。
従って、第2のケーブルから入力された信号は、第2のスイッチ部32のポートSからポートBを経由して、第2の増幅部34に入力される。第2の増幅部34は第2のスイッチ部32から入力された信号を増幅する。第2の増幅部34から出力された信号は、第1のスイッチ部31のポートAからポートSを経由して、第1のケーブルへと出力される。
また、第2の検出部36が信号を検出している間は第1の検出部35が信号を検出して第2のスイッチ部32と第1のスイッチ部31を制御しないように、第2の検出部36が第1の検出部35の動作をホールドする。なお、第1の検出部35の動作をホールドする方法としては、第1の検出部35を駆動する電源を遮断する方法や、第1の検出部35の第2のケーブルに接続する箇所にスイッチを設けておき、このスイッチを開状態にすることによって第2の検出部35をホールドさせる方法などを用いることが出来る。
以上のように、本実施の形態によれば、第1の検出部35は、第1のケーブルの信号を検出した際、第1のスイッチ部31が第1の状態になるように制御し、第2のスイッチ部32が第1の状態になるように制御し、第2の検出部36が第2のケーブルの信号を検出しないように制御し、第2の検出部36は、第2のケーブルの信号を検出した際、第2のスイッチ部32が第2の状態になるように制御し、第1のスイッチ部31が第2の状態になるように制御し、第1の検出部35が第1のケーブルの信号を検出しないように制御することにより、信号が巡回することを阻止することができる。また、第1のスイッチ部31、及び第2のスイッチ部32を使用することで比較的低い周波数(例えば数MHz)でも動作させることが出来る。
また、以上説明したところから明かなように、本実施の形態の双方向通信用中継増幅器は、第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることがない通信方式で用いることが出来るが、このとき、第1のケーブルからの信号の帯域と第2のケーブルからの信号の帯域とが重複した部分を持っている場合であっても用いることが出来る。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5について説明する。
図5は本発明の実施の形態5を示す双方向通信用中継増幅器の構成図である。
本実施の形態の双方向通信用中継増幅器は、第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることはない双方向通信方式の通信を中継する場合に用いられるものである。また、第1のケーブル及び第2のケーブルから入力される信号の帯域に重複している部分がある場合であっても、重複している部分がない場合であっても用いることが出来るものである。
実施の形態5の双方向通信用中継増幅器は、第1のスイッチ部31、第2のスイッチ部32、第1の増幅部33、及び第2の増幅部34を備えている。以上は、実施の形態4の図4の構成と同様なものである。
実施の形態4の図4と異なる点は、実施の形態5の双方向通信用中継増幅器が、第1の減衰部37、第2の減衰部38、第1の検出部39、及び第2の検出部40を備える点である。
すなわち、第1の減衰部37は、第1のスイッチ部31のポートAと第1の増幅部33の入力との間に設けられ、第2の減衰部38は、第2のスイッチ部32のポートBと第2の増幅部34の入力との間に設けられている。
第1の検出部39は、実施の形態4の第1の検出部35の機能を有するのに加え、さらに、第1のケーブルの信号の信号レベルをも検出し、第1のケーブルの信号の検出した信号レベルに応じて、第1の減衰部37の減衰量を制御する手段である。
第2の検出部40は、実施の形態4の第2の検出部36の機能を有するのに加え、さらに、第2のケーブルの信号の信号レベルをも検出し、第2のケーブルの信号の検出した信号レベルに応じて、第2の減衰部38の減衰量を制御する手段である。
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
まず、第1のケーブルから信号が入力された場合の動作を説明する。なお、第1のケーブルから信号が入力されている間は、第2のケーブルから信号が入力されないものとする。
第1のケーブルから入力された信号は、第1のスイッチ部31と第1の検出部39に入力される。第1の検出部39は、信号を検出すると第1のスイッチ部31と第2のスイッチ部32を第1の増幅部33の方に信号が流れるように制御する。すなわち、第1の検出部39は、第1のケーブルの信号を検出すると、第1のスイッチ部31が第1の状態になるよう制御し、第2のスイッチ部32が第1の状態になるように制御する。
従って、第1のケーブルから入力された信号は、第1のスイッチ部31のポートSからポートAを経由して、第1の減衰部37に入力される。
第1の減衰部37は、第1のスイッチ部31から入力された信号を減衰させ、第1の増幅部33で信号を増幅する。第1の増幅部33から出力された信号は、第2のスイッチ部32のポートAからポートSを経由して、第2のケーブルへと出力される。
第1の減衰部37の減衰量は、第1の検出部39にて検出された信号レベルに応じて設定される。すなわち、第1の検出部39は、第1の検出部39が検出した信号レベルが大きいほど、第1の減衰部37の減衰量が大きくなるように第1の減衰部37を制御する。また、第1の検出部39が信号を検出している間は第2の検出部40が信号を検出して第1のスイッチ部31と第2のスイッチ部32を制御しないように、第1の検出部39が第2の検出部40の動作をホールドする。なお、第2の検出部40の動作をホールドする方法としては、第2の検出部40を駆動する電源を遮断する方法や、第2の検出部40の第2のケーブルに接続する箇所にスイッチを設けておき、このスイッチを開状態にすることによって第2の検出部40をホールドさせる方法などを用いることが出来る。
次に、第2のケーブルから信号が入力された場合の動作を説明する。なお、第2のケーブルから信号が入力されている間は、第1のケーブルから信号が入力されないものとする。
第2のケーブルから入力された信号は、第2のスイッチ部32と第2の検出部40に入力される。第2の検出部40は、信号を検出すると第2のスイッチ部32と第1のスイッチ部31を第2の増幅部34の方に信号が流れるように制御する。すなわち、第2の検出部40は、第2のケーブルの信号を検出すると、第1のスイッチ部31が第2の状態になるように制御し、第2のスイッチ部32が第2の状態になるように制御する。
従って、第2のケーブルから入力された信号は、第2のスイッチ部32のポートSからポートBを経由して、第2の減衰部38に入力される。
第2の減衰部38は、第2のスイッチ部32から入力された信号を減衰させ、第2の増幅部34で信号を増幅する。第2の増幅部34から出力された信号は、第1のスイッチ部31のポートBからポートSを経由して、第1のケーブルへと出力される。
第2の減衰部38の減衰量は、第2の検出部40にて検出された信号レベルに応じて設定される。すなわち、第2の検出部40は、第2の検出部40が検出した信号レベルが大きいほど、第2の減衰部38の減衰量が大きくなるように第2の減衰部38を制御する。また、第2の検出部40が信号を検出している間は第1の検出部39が信号を検出して第2のスイッチ部32と第1のスイッチ部31を制御しないように、第2の検出部36が第1の検出部35の動作をホールドする。なお、第1の検出部39の動作をホールドする方法としては、第1の検出部39を駆動する電源を遮断する方法や、第1の検出部39の第2のケーブルに接続する箇所にスイッチを設けておき、このスイッチを開状態にすることによって第1の検出部39をホールドさせる方法などを用いることが出来る。
以上のように、本実施の形態によれば、第1のスイッチ部31のポートAと第1の増幅部33の入力との間に第1の減衰部37を設け、第2のスイッチ部32のポートBと第2の増幅部34の入力との間に第2の減衰部38を設け、第1の検出部39は、第1のケーブルの信号の信号レベルをも検出し、第1の検出部39は、第1のケーブルの信号の検出した信号レベルに応じて、第1の減衰部37の減衰量を制御し、第2の検出部40は、第2のケーブルの信号の信号レベルをも検出し、第2の検出部40は、第2のケーブルの信号の検出した信号レベルに応じて、第2の減衰部38の減衰量を制御することにより、実施の形態4の効果に加え、さらに、第1の増幅部33と第2の増幅部34とが歪むことを阻止することができる。
以上説明したように、本実施の形態の双方向通信用中継増幅器は、同一周波数、時分割多重方式の有線通信の信号増幅でも利用することが出来る。
本発明にかかる双方向通信用中継増幅器、及び双方向通信用中継増幅器の制御方法は、双方向通信用中継増幅器の両側から入力されるそれぞれの信号が発振することがなく安定して増幅出力することが出来る効果を有し、時分割多重の双方向通信システムにおいて送受信される信号を中継して増幅する双方向通信用中継増幅器及び双方向通信用中継増幅器の制御方法に有用である。
本発明にかかる双方向通信用中継増幅器、及び双方向通信用中継増幅器の制御方法は、数MHzといった比較的低い周波数でも動作することが出来る効果を有し、時分割多重の双方向通信システムにおいて送受信される信号を中継して増幅する双方向通信用中継増幅器及び双方向通信用中継増幅器の制御方法に有用である。
本発明の実施の形態1における双方向通信用中継増幅器の構成図である。 本発明の実施の形態2における双方向通信用中継増幅器の構成図である。 本発明の実施の形態3における双方向通信用中継増幅器の構成図である。 本発明の実施の形態4における双方向通信用中継増幅器の構成図である。 本発明の実施の形態5における双方向通信用中継増幅器の構成図である。 従来の双方向通信用中継増幅器の構成図である。
符号の説明
1 第1の分配/結合部
2 第2の分配/結合部
3 第1の増幅部
4 第2の増幅部
5 第1の減衰部
6 第2の減衰部
7 第1のスイッチ部
8 第2のスイッチ部
9 第1の検出部
10 第2の検出部
11 第1の検出部
12 第2の検出部
21 第1の検出部
22 第2の検出部
31 第1のスイッチ部
32 第2のスイッチ部
33 第1の増幅部
34 第2の増幅部
35 第1の検出部
36 第2の検出部
37 第1の減衰部
38 第2の減衰部
39 第1の検出部
40 第2の検出部
41 サーキュレータ
42 サーキュレータ
43 増幅部
44 増幅部
45 入力レベル検出部
46 入力レベル検出部
47 出力レベル検出部
48 出力レベル検出部
49 制御部

Claims (9)

  1. 第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることはない双方向通信方式の通信を中継する双方向通信用中継増幅器であって、
    第1の減衰部と、
    前記第1の減衰部の一方に入力が接続され、入力された信号を増幅する第1の増幅部と、
    第1の増幅部の出力に一方が接続された第1のスイッチ部と、
    第2の減衰部と、
    前記第2の減衰部の一方に入力が接続され、入力された信号を増幅する第2の増幅部と、
    前記第2の増幅部の出力に一方が接続された第2のスイッチ部と、
    前記第1のケーブルに接続されたポートSと、前記第1の減衰部の他方に接続されたポートAと、前記第2のスイッチ部の他方に接続されたポートBとを有し、前記ポートSから入力された信号を前記ポートA及び前記ポートBに分配して出力し、前記ポートA及び前記ポートBから入力された信号を前記ポートSに結合して出力する第1の分配/結合部と、
    前記第2のケーブルに接続されたポートSと、前記第1のスイッチ部の他方に接続されたポートAと、前記第2の減衰部の他方に接続されたポートBとを有し、前記ポートSから入力された信号を前記ポートA及び前記ポートBに分配して出力し、前記ポートA及び前記ポートBから入力された信号を前記ポートSに結合して出力する第2の分配/結合部と、
    前記第1の減衰部の信号を検出する第1の検出部と、
    前記第2の減衰部の信号を検出する第2の検出部とを備え、
    前記第1の検出部は、前記第1の減衰部の一方からの信号または前記第1の増幅部の出力からの信号を検出した場合、前記第1のスイッチ部が導通状態になるように制御し、前記第2の減衰部の減衰量が第1の所定の減衰量より増加するように制御し、
    前記第2の検出部は、前記第2の減衰部の一方からの信号または前記第2の増幅部の出力からの信号を検出した場合、前記第2のスイッチ部が導通状態になるように制御し、前記第1の減衰部の減衰量が第2の所定の減衰量より増加するように制御する、双方向通信用中継増幅器。
  2. 前記第1の検出部は、前記第1の減衰部の一方からの信号を検出しない場合、前記第1のスイッチ部が導通しない状態になるように制御し、前記第2の減衰部の減衰量が前記第1の所定の減衰量より減少するように制御し、
    前記第2の検出部は、前記第2の減衰部の一方からの信号を検出しない場合、前記第2のスイッチ部が導通しない状態になるように制御し、前記第1の減衰部の減衰量が前記第2の所定の減衰量より減少するように制御する、請求項1記載の双方向通信用中継増幅器。
  3. 前記第1の検出部は、前記第1の減衰部の一方からの信号の信号レベルをも検出し、
    前記第1の検出部は、前記第1の減衰部の一方からの信号の検出した信号レベルに応じて前記第1の減衰部の減衰量の程度を制御し、
    前記第2の検出部は、前記第2の減衰部の一方からの信号の信号レベルをも検出し、
    前記第2の検出部は、前記第2の減衰部の一方からの信号の検出した信号レベルに応じて前記第2の減衰部の減衰量の程度を制御する、請求項1記載の双方向通信用中継増幅器。
  4. 前記第1の検出部は、前記第1の減衰部の一方からの信号を検出した場合、前記第2の増幅部を駆動する電源を遮断し、
    前記第2の検出部は、前記第2の減衰部の一方からの信号を検出した場合、前記第1の増幅部を駆動する電源を遮断する、請求項1記載の双方向通信用中継増幅器。
  5. 第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることはない双方向通信方式の通信を中継する双方向通信用中継増幅器であって、
    入力された信号を増幅する第1の増幅部と、
    入力された信号を増幅する第2の増幅部と、
    前記第1のケーブルに接続されたポートSと、前記第1の増幅部の入力に接続されたポートAと、前記第2の増幅部の出力に接続されたポートBとを有し、前記ポートSと前記ポートAとが導通し、前記ポートSと前記ポートBとが導通しない第1の状態と、前記ポートSと前記ポートAとが導通せず、前記ポートSと前記ポートBとが導通する第2の状態とのいずれかの状態を取り得る第1のスイッチ部と、
    前記第2のケーブルに接続されたポートSと、前記第1の増幅部の出力に接続されたポートAと、前記第2の増幅部の入力に接続されたポートBとを有し、前記ポートSと前記ポートAとが導通し、前記ポートSと前記ポートBとが導通しない第1の状態と、前記ポートSと前記ポートAとが導通せず、前記ポートSと前記ポートBとが導通する第2の状態とのいずれかの状態を取り得る第2のスイッチ部と、
    前記第1のケーブルの信号を検出する第1の検出部と、
    前記第2のケーブルの信号を検出する第2の検出部とを備え、
    前記第1の検出部は、前記第1のケーブルの信号を検出した際、前記第1のスイッチ部が前記第1の状態になるように制御し、前記第2のスイッチ部が前記第1の状態になるように制御し、前記第2の検出部が前記第2のケーブルの信号を検出しないように制御し、
    前記第2の検出部は、前記第2のケーブルの信号を検出した際、前記第2のスイッチ部が前記第2の状態になるように制御し、前記第1のスイッチ部が前記第2の状態になるように制御し、前記第1の検出部が前記第1のケーブルの信号を検出しないように制御する、双方向通信用中継増幅器。
  6. 前記第1のスイッチ部のポートAと前記第1の増幅部の入力との間に設けられた第1の減衰部と、
    前記第2のスイッチ部のポートBと前記第2の増幅部の入力との間に設けられた第2の減衰部とを備え、
    前記第1の検出部は、前記第1のケーブルの信号の信号レベルをも検出し、
    前記第1の検出部は、前記第1のケーブルの信号の検出した前記信号レベルに応じて、前記第1の減衰部の減衰量を制御し、
    前記第2の検出部は、前記第2のケーブルの信号の信号レベルをも検出し、
    前記第2の検出部は、前記第2のケーブルの信号の検出した前記信号レベルに応じて、前記第2の減衰部の減衰量を制御する、請求項5記載の双方向通信用中継増幅器。
  7. 前記第1のケーブルから入力される信号の帯域と前記第2のケーブルから入力される信号の帯域とには、重複する帯域が存在する、請求項1〜6のいずれかに記載の双方向通信用中継増幅器。
  8. 第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることはない双方向通信方式の通信を中継する双方向通信用中継増幅器であって、
    第1の減衰部と、
    前記第1の減衰部の一方に入力が接続され、入力された信号を増幅する第1の増幅部と、
    第1の増幅部の出力に一方が接続された第1のスイッチ部と、
    第2の減衰部と、
    前記第2の減衰部の一方に入力が接続され、入力された信号を増幅する第2の増幅部と、
    前記第2の増幅部の出力に一方が接続された第2のスイッチ部と、
    前記第1のケーブルに接続されたポートSと、前記第1の減衰部の他方に接続されたポートAと、前記第2のスイッチ部の他方に接続されたポートBとを有し、前記ポートSから入力された信号を前記ポートA及び前記ポートBに分配して出力し、前記ポートA及び前記ポートBから入力された信号を前記ポートSに結合して出力する第1の分配/結合部と、
    前記第2のケーブルに接続されたポートSと、前記第1のスイッチ部の他方に接続されたポートAと、前記第2の減衰部の他方に接続されたポートBとを有し、前記ポートSから入力された信号を前記ポートA及び前記ポートBに分配して出力し、前記ポートA及び前記ポートBから入力された信号を前記ポートSに結合して出力する第2の分配/結合部と、
    前記第1の減衰部の信号を検出する第1の検出部と、
    前記第2の減衰部の信号を検出する第2の検出部とを備えた双方向通信用中継増幅器を制御する双方向通信用中継増幅器の制御方法であって、
    前記第1の検出部が、前記第1の減衰部の一方からの信号または前記第1の増幅部の出力からの信号を検出した場合、前記第1のスイッチ部が導通状態になるように制御し、前記第2の減衰部の減衰量が第1の所定の減衰量より増加するように制御する第1の制御ステップと、
    前記第2の検出部が、前記第2の減衰部の一方からの信号または前記第2の増幅部の出力からの信号を検出した場合、前記第2のスイッチ部が導通状態になるように制御し、前記第1の減衰部の減衰量が第2の所定の減衰量より増加するように制御する第2の制御ステップとを備えた、双方向通信用中継増幅器の制御方法。
  9. 第1のケーブル及び第2のケーブルから同時に信号が入力されることはない双方向通信方式の通信を中継する双方向通信用中継増幅器であって、
    入力された信号を増幅する第1の増幅部と、
    入力された信号を増幅する第2の増幅部と、
    前記第1のケーブルに接続されたポートSと、前記第1の増幅部の入力に接続されたポートAと、前記第2の増幅部の出力に接続されたポートBとを有し、前記ポートSと前記ポートAとが導通し、前記ポートSと前記ポートBとが導通しない第1の状態と、前記ポートSと前記ポートAとが導通せず、前記ポートSと前記ポートBとが導通する第2の状態とのいずれかの状態を取り得る第1のスイッチ部と、
    前記第2のケーブルに接続されたポートSと、前記第1の増幅部の出力に接続されたポートAと、前記第2の増幅部の入力に接続されたポートBとを有し、前記ポートSと前記ポートAとが導通し、前記ポートSと前記ポートBとが導通しない第1の状態と、前記ポートSと前記ポートAとが導通せず、前記ポートSと前記ポートBとが導通する第2の状態とのいずれかの状態を取り得る第2のスイッチ部と、
    前記第1のケーブルの信号を検出する第1の検出部と、
    前記第2のケーブルの信号を検出する第2の検出部とを備えた双方向通信用中継増幅器を制御する双方向通信用中継増幅器の制御方法であって、
    前記第1の検出部が、前記第1のケーブルの信号を検出した際、前記第1のスイッチ部が前記第1の状態になるように制御し、前記第2のスイッチ部が前記第1の状態になるように制御し、前記第2の検出部が前記第2のケーブルの信号を検出しないように制御する第1の制御ステップと、
    前記第2の検出部が、前記第2のケーブルの信号を検出した際、前記第2のスイッチ部が前記第2の状態になるように制御し、前記第1のスイッチ部が前記第2の状態になるように制御し、前記第1の検出部が前記第1のケーブルの信号を検出しないように制御する第2の制御ステップとを備えた、双方向通信用中継増幅器の制御方法。
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CN102904537A (zh) * 2012-09-18 2013-01-30 山东省计算中心 一种时分双工系统的微弱无线信号放大器及控制方法

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