JP2005183227A - 照明器具 - Google Patents

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Atsushi Imai
敦史 今井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Abstract

【課題】 天井面のフラット化を図るとともに、器具本体内のスペースを有効に利用して、電源コードの巻き付け長さを充分に確保でき、吊り下げ長さの調整が簡単、かつ構造が簡単でコスト安に製造でき、器具本体も小型化できる照明器具を提供する。
【解決手段】 天井材1の取付け穴1aに下方から挿入されて、下端フランジ部2aが天井材1の下面に当て止められた状態で天井材1に固定される器具本体2と、この器具本体2に上端側が係止されて、器具本体2内から天井材1の下方に垂下され、下端側に灯具7が取付けられた電源コード5とが設けられ、上記天井材1の取付け穴1aに挿入された器具本体2内に、上記電源コード5を手巻きして固定可能な巻き付け部材11Aが設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、灯具が電源コードにより吊り下げられる照明器具に関する。
図5(a)に示すように、天井材20の下面に固定した引掛シーリング21に接続器22を接続して、この接続器22から下方に垂下させた電源コード23の下端側に灯具(不図示)を取付けるとともに、接続器22に巻き付け部材24を設けて、この巻き付け部材24、接続器22、引掛シーリング21をカバー25で覆ったものがある(先行技術1)。この先行技術1では、電源コード23を巻き付け部材24に巻き付けて、電源コード23の吊り下げ長さを調整するものである。
また、図5(b)に示すように、天井材20の取付け穴20aに器具本体26を下方から挿入して、下端フランジ部26aを天井材20の下面に当て止めた状態で天井材20に固定するとともに、器具本体26の支持具27に上端側を係止して、器具本体26内から天井材20の下方に垂下させた電源コード23の下端側に灯具(不図示)を取付けるとともに、器具本体26内にコードアジャスター28を設けたものがある(先行技術2)。この先行技術2では、コードアジャスター28を拡縮径させて、電源コード23の吊り下げ長さを調整するものである。
さらに、図6に示すように、天井材20の取付け穴20aに器具本体26を下方から挿入して、下端フランジ部26aを天井材20の下面に当て止めた状態で、取付け金具31で天井材20に固定するとともに、器具本体26に上端側を係止して、器具本体26内から天井材20の下方に垂下させた電源コード23の下端側に灯具29を取付けるとともに、器具本体26内にコードリーラー30を設けたものがある(先行技術3…特許文献1参照)。この先行技術3では、電源コード23を自動巻式コードリーラー30に巻き付けて、電源コード23の吊り下げ長さを調整するものである。
特開2001−236816号公報
しかしながら、先行技術1は、天井材20の下面の引掛シーリング21に灯具の接続器22を接続するタイプのものであって、接続器22に設けた巻き付け部材24もカバー25で覆う必要があるので、カバー25が大型化して天井面をフラット化できないために見栄えが悪くなるとともに、カバー25内に収まるように電源コード23を巻き付け部材24に巻き付けなければならないので、電源コード23の巻き付け長さに限界があった。また、接続器22側の電源コード23とカバー25側の電源コード23とは、同軸状態にする必要から、接続器22側の電源コード23は、巻き付け部材24の中心から外側に引き出して巻き付け、その後、外側から中心位置に引き入れる必要があるので、吊り下げ長さの調整が困難であった。
先行技術2は、図5(b)に二点鎖線aで示したように、電源コード23が器具本体26内では無く天井裏に収納されるので、吊り下げ長さを短くするときに電源コード23を押し込む際に、天井裏の造営物に引っ掛かって押し込みができなかったり、吊り下げ長さを長くするときに電源コード23を引き出す際に、天井裏の造営物に引っ掛かって引き出しができなかったり、というような恐れがあり、設置に配慮が必要な場合がある。
先行技術3は、自動巻式コードリーラー30が必要になるので、構造が複雑でコスト高になるとともに、巻き付けドラムが大径になるので、器具本体が大型化する。
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、天井面のフラット化を図るとともに、器具本体内のスペースを有効に利用して、電源コードの巻き付け長さを充分に確保でき、吊り下げ長さの調整が簡単、かつ構造が簡単でコスト安に製造でき、器具本体も小型化できる照明器具を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、天井材の取付け穴に下方から挿入されて、下端フランジ部が天井材の下面に当て止められた状態で天井材に固定される器具本体と、この器具本体に上端側が係止されて、器具本体内から天井材の下方に垂下され、下端側に灯具が取付けられた電源コードとが設けられ、上記天井材の取付け穴に挿入された器具本体内に、上記電源コードを手巻きして固定可能な巻き付け部材が設けられていることを特徴とする照明器具を提供するものである。
請求項2のように、上記巻き付け部材に、電源コードの巻き付け長さ微調整部が形成されている構成とすることが好ましい。
請求項3のように、上記電源コードは、巻き付け部材に縦巻きおよび横巻きのいずれか一方で巻き付けられた上に、他方で巻き付けられている構成とすることが好ましい。
本発明によれば、器具本体は、天井材の取付け穴に下方から挿入し、下端フランジ部を天井材の下面に当て止めた状態で天井材に固定して、電源コードは、上端側を器具本体に係止し、器具本体内から天井材の下方に垂下させて、下端側に灯具を取付けることにより、先行技術1のように、天井面から大型のカバーが突出しないので、天井面をフラット化できて見栄えが向上するようになる。
また、天井材の取付け穴に挿入された器具本体内に巻き付け部材を設けて、この巻き付け部材に電源コードを手巻きして固定するから、器具本体内のスペースを有効に利用して、電源コードの巻き付け長さを充分に確保できるようになる。
さらに、巻き付け部材に電源コードを外巻きして、その外巻き量を加減することで吊り下げ長さを調整できるので、吊り下げ長さの調整が簡単になる。
また、器具本体内の巻き付け部材に電源コードを手巻きして固定するから、先行技術2のように、電源コード23が天井裏の造営物に引っ掛かることがないとともに、先行技術3のような自動巻式ではないので、構造が簡単でコスト安に製造でき、器具本体も小型化できるようになる。
請求項2によれば、巻き付け部材に、電源コードの巻き付け長さ微調整部を形成すると、電源コードの巻き付け長さの微調整が簡単になる。
請求項3によれば、巻き付け部材に電源コードを縦巻きおよび横巻きのいずれか一方で巻き付けた上に、他方で巻き付けることにより、電源コード自体で電源コードを固定できるので、別に電源コード固定部材を設ける必要が無くなってコスト安に製造でき、巻き付け操作と同時に固定操作も行えるので、操作が簡単になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2(a)は第1実施形態の巻き付け部材11Aを備えた照明器具であり、図1は全体側面図、図2(a)は、要部拡大側面図である。
天井材1には取付け穴1aが形成されている。器具本体2は、有頂筒状に形成されて、下部開口には下端フランジ部2aが形成されている。
この器具本体2は、天井材1の取付け穴1aに下方から挿入されて、下端フランジ部2aが天井材1の下面に当て止められた状態で、器具本体2の取付け金具3で天井材1の上面を係止することにより、天井材1に固定されるようになる。
上記器具本体2の上部には端子台(若しくはコネクタ)4が取付けられ、この端子台4に電源コード5の上端側が係止されて、この電源コード5は、器具本体2内から天井材1の下方(室内)に垂下されて、下端側にランプ6を有する灯具7が取付けられている。
上記器具本体2の下部開口を塞いで下端フランジ部2aにビス9で固定されるベースプレート10が設けられ、このベースプレート10の上面中央位置に、縦長の巻き付け部材11Aの下端部11bが固定されている。この巻き付け部材11Aは、図では、例えば板材を平面視でコ字状に折り曲げ若しくは湾曲させたものであるが、筒状材であっても良い。
そして、電源コード5は、図1の例では、巻き付け部材11Aの外周に6周分だけ手巻き付けして、巻き付け部材11Aの下側部に設けた固定部材13に挟み込んで固定している。また、図2の例では、巻き付け部材11Aの外周に6周分だけ手巻き付けし、さらに巻き付けた電源コード5の外周に5周分だけ手巻き付けして、巻き付け長さを長くしている(計11周分)。
上記ベースプレート10は、下方から化粧カバー12で覆われて、この化粧カバー12は、フック部12bがベースプレート10の小穴10aを挿通して、器具本体2のフック穴2bに係止されることにより、器具本体2に固定されるようになる。
上記巻き付け部材11Aの固定部材13に挟み込まれた電源コード5は、ベースプレート10の中心穴10bと化粧カバー12の中心穴12aとを挿通して、下方(室内)に垂下されることになる。なお、化粧カバー12の中心穴12aと電源コード5との間に摩擦力が確保できれば、上記フック部12bを廃止して、電源コード5に化粧カバー12を固定することもできる。
上記巻き付け部材11Aに電源コード5を外巻きして、その外巻き量を加減する操作は、化粧カバー12とベースプレート10とを器具本体2から取り外した状態で、電源コード5を必要な長さまで巻き付け部材11Aに巻き付けて、固定部材13に挟み込んで固定し、その後、器具本体2にベースプレート10をビス9で固定し、化粧カバー12をフック部12bで固定すれば良い。
第1実施形態の照明器具では、器具本体2は、天井材1の取付け穴1aに下方から挿入し、下端フランジ部2aを天井材1の下面に当て止めた状態で取付け金具3により天井材1に固定して、電源コード5は、上端側を器具本体2の端子台4に係止し、器具本体2内から天井材1の下方に垂下させて、下端側に灯具7を取付けるとともに、器具本体2の下部開口は化粧カバー12で覆ったものであるから、天井面から大型のカバーが突出しないので(先行技術1参照)、天井面をフラット化できて見栄えが向上するようになる。
また、天井材1の取付け穴1aに挿入した器具本体2内に巻き付け部材11Aを設けて、この巻き付け部材11Aに電源コード5を手巻きして固定するから、器具本体2内のスペースを有効に利用して、電源コード5の巻き付け長さを充分に確保できるようになる。
さらに、巻き付け部材11Aに電源コード5を外巻きして、その外巻き量を加減することで吊り下げ長さを調整できるので、吊り下げ長さの調整が簡単になる。
また、器具本体2内の巻き付け部材11Aに電源コード5を手巻きして固定するから、電源コード5が天井裏の造営物に引っ掛かることがないとともに(先行技術2参照)、自動巻式ではないので(先行技術3参照)、構造が簡単でコスト安に製造でき、器具本体2も小型化できるようになる。
さらに、第1実施形態の巻き付け部材11Aは、縦長に設定して、電源コード5を水平方向に巻き付けるために(横巻き)、電源コード5は横方向に膨らむだけなので、器具本体2の高さ寸法を低くすることができる。
図2(b)は、第2実施形態の巻き付け部材11Bであって、第1実施形態の巻き付け部材11Aと相違するのは、ベースプレート10の上面中央位置に、横長の巻き付け部材11Bのブラケット状下端部11cを固定した点である。この巻き付け部材11Bは、図では、例えば板材を側面視でコ字状に折り曲げ若しくは湾曲させたものであるが、筒状材であっても良い。また、この巻き付け部材11Bは、第1実施形態の巻き付け部材11Aの約3倍の外周径となるよう大径に設定している。
そして、電源コード5は、図2(a)の例では、巻き付け部材11Bの外周に3.5周分だけ手巻き付けして、巻き付け部材1Bの下側部に設けた固定部材13に挟み込んで固定している。
この第2実施形態の巻き付け部材11Bは、横長に設定して、電源コード5を垂直方向に巻き付けるために(縦巻き)、電源コード5は縦方向に膨らむだけなので、器具本体2の幅寸法を狭くすることができる。
図3(a)は、第3実施形態の巻き付け部材11Cであって、第1実施形態の巻き付け部材11Aと相違するのは、ベースプレート10の上面中央位置にブラケット状下端部11dを固定して、このブラケット状下端部11dから立ち上がるブラケット部11eの側面に、上下方向に多段で(本例では4段)で、電源コード5の外径とほぼ同じ間隔で巻き付け板部11fを側出させた点である。この巻き付け部材11Cは、合成樹脂等で一体成形することができる。
そして、電源コード5は、図3(a)の例では、ブラケット部11e側から巻き付け板部11fの外周に3周分だけ縦巻きで手巻き付けして、1段目と2段目の巻き付け板部11fの間、2段目と3段目の巻き付け板部11fの間、3段目と4段目の巻き付け板部11fの間に、それぞれ蛇行させながら引っ掛けて固定している。
この第3実施形態の巻き付け部材11Cは、電源コード5の引っ掛け位置を変える、例えば、3段目と4段目の巻き付け板部11fの間に電源コード5を引っ掛けないようにすることで、吊り下げ長さを比較的大きめで微調整できるので、吊り下げ長さの微調整が簡単になる。
図3(b)は、第4実施形態の巻き付け部材11Dであって、第1実施形態の巻き付け部材11Aと相違するのは、ベースプレート10の上面中央位置に逆U字状のブラケット部11gの下端側出部11hを当てがって、この下端側出部11hに円弧溝11iを形成するとともに、ベースプレート10に固定したボルト14aを円弧溝11iに挿入させて、ナット14bで固定して、巻き付け部材11Dの旋回(回転)中心は、ベースプレート10の電源コード5が挿通される中心穴10bとは位置をずらせた点である。この巻き付け部材11Dは、合成樹脂等で一体成形することができる。
そして、電源コード5は、図3(b)の例では、ブラケット部11gの外周に4周分だけ横巻きで手巻き付けしている。
この第4実施形態の巻き付け部材11Dは、ナット14bを緩めてブラケット部11gを矢印aのように円弧溝11iに沿って旋回させることで、吊り下げ長さを比較的小さめで微調整できるので、吊り下げ長さの微調整が簡単になる。
第3実施形態と第4実施形態の巻き付け部材11C、11Dの要部を組み合わせれば、比較的大きめの微調整と較的小さめの微調整とを行うことができる。
図4(a)は、第5実施形態の巻き付け部材11Eであって、第1実施形態の巻き付け部材11Aと相違するのは、ベースプレート10の上面中央位置にブラケット状下端部111jを固定して、このブラケット状下端部11jの上部に、横向きH字状のブラケット部11kを設けた点である。この巻き付け部材11Eは、合成樹脂等で一体成形することができる。
そして、電源コード5は、図4(a)の例では、ブラケット部11gの外周に4周分だけ縦巻きで手巻き付けするとともに、その上に、3周分だけ横巻きで手巻き付けしている。
この第5実施形態の巻き付け部材11Eは、電源コード5自体で電源コード5を固定できるので、別に電源コード5の固定部材13を設ける必要が無くなってコスト安に製造でき、巻き付け操作と同時に固定操作も行えるので、操作が簡単になる。
図4(b)は、第6実施形態の巻き付け部材11Fであって、第1実施形態の巻き付け部材11Aと相違するのは、ベースプレート10の上面中央位置に平面視でU字状のブラケット部11mの下端部11nを固定するとともに、ブラケット部11mの側面に複数の引っ掛けピン部11pを設けた点である。この巻き付け部材11Fは、合成樹脂等で一体成形することができる。
そして、電源コード5は、図4(b)の例では、ブラケット部11mの外周に5周分だけ縦巻きで手巻き付けた後に、引っ掛けピン部11pに蛇行させながら引っ掛けて固定している。
この第6実施形態の巻き付け部材11Fは、引っ掛けピン部11pで電源コード5を固定できるので、別に電源コード5の固定部材13を設ける必要が無くなってコスト安に製造できる。
第1実施形態の巻き付け部材を備えた照明器具の全体側面図である。 (a)は図1の要部拡大側面断面図、(b)は第2実施形態の巻き付け部材の側面断面図である。 (a)は第3実施形態の巻き付け部材の斜視図、(b)は第4実施形態の巻き付け部材の斜視図である。 (a)は第5実施形態の巻き付け部材の斜視図、(b)は第6実施形態の巻き付け部材の斜視図である。 (a)(b)は先行技術の側面断面図である。 先行技術の側面断面図である。
符号の説明
1 天井材
1a 取付け穴
2 器具本体
2a 下端フランジ部
5 電源コード
7 灯具
11A〜11F 巻き付け部材
11f 巻き付け板部(微調整部)
11i 円弧溝(微調整部)
11k 横向きH字状のブラケット部
14a ボルト(微調整部)
14b ナット(微調整部)
13 固定部材

Claims (3)

  1. 天井材の取付け穴に下方から挿入されて、下端フランジ部が天井材の下面に当て止められた状態で天井材に固定される器具本体と、この器具本体に上端側が係止されて、器具本体内から天井材の下方に垂下され、下端側に灯具が取付けられた電源コードとが設けられ、上記天井材の取付け穴に挿入された器具本体内に、上記電源コードを手巻きして固定可能な巻き付け部材が設けられていることを特徴とする照明器具。
  2. 上記巻き付け部材に、電源コードの巻き付け長さ微調整部が形成されている請求項1記載の照明器具。
  3. 上記電源コードは、巻き付け部材に縦巻きおよび横巻きのいずれか一方で巻き付けられた上に、他方で巻き付けられている請求項1記載の照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009259594A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具
CN103953899A (zh) * 2014-03-21 2014-07-30 苏州佳世达电通有限公司 吊挂装置及具有该吊挂装置的吊灯
KR101644269B1 (ko) * 2015-04-24 2016-07-29 주식회사 까사룩스 조명등 장착장치

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