本発明は、情報配信システム、配信情報利用制御装置、配信情報処理装置、配信情報利用制御方法、配信情報処理方法、配信情報利用制御プログラム、配信情報処理プログラムに関し、特に、多数の配信先に配信された配信情報の利用を制御する情報配信システム、配信情報利用制御装置、配信情報処理装置、配信情報利用制御方法、配信情報処理方法、配信情報利用制御プログラム、配信情報処理プログラムに関する。
近年、コンピュータの高性能化、低価格化に伴って、様々な場面でPC(パーソナルコンピュータ)等のコンピュータが利用されたり、専用のコンピュータが各種装置に組み込まれて利用されるようになってきている。同時に、コンピュータを接続するネットワーク技術も向上してきており、これにより、ソフトウェア等の配信がネットワークを利用して行われるようになっている。
コンピュータの利用形態としては、様々なものがあるが、商業的にコンピュータを利用する場合には、同一のアプリケーションソフトウェアが稼働するコンピュータを複数利用することが多い。そして、これらのコンピュータは、同一箇所に設置されるよりも複数箇所に設置されることが多い。このような形態で利用されるコンピュータでは、新たなアプリケーションソフトウェアやバージョンアップされたアプリケーションソフトウェア、各種のデータ等を同時に利用開始できるようにすることが望まれる。
複数のコンピュータに対してソフトウェア等の配信を行う技術としては、配信元のコンピュータが配信先のコンピュータに対してソフトウェア等の情報を配信した後に指示コマンドを発行し、これを受けた配信先のコンピュータが配信されたソフトウェア等の実行を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−175188号公報
ところで、上述のように、配信元のコンピュータが配信先のコンピュータに対して指示コマンドを発行して、配信したソフトウェア等の実行を制御しようとした場合、指示コマンドを受けた配信先のコンピュータは、その時点で必ずしも配信されたソフトウェア等を実行することができるとは限らない。これは、配信先のコンピュータが別の処理を行っている等の理由によるものである。このため、配信先のコンピュータが確実に配信されたソフトウェア等の実行を行うためには、配信元のコンピュータが配信先のコンピュータの状態を把握する必要があるが、配信先のコンピュータの数が多くなると、それらの状態を全て把握することは困難となる。
また、配信先のコンピュータが自己の判断で配信されたソフトウェア等の実行を行うような構成とすると、何らかの事情で当該ソフトウェア等の実行を停止することが困難となってしまう。
そこで、本発明は、配信した情報の利用開始を配信先が判断して決定することができるとともに、配信元でもその利用開始の可否を制御することができる情報配信システム、配信情報利用制御装置、配信情報処理装置、配信情報利用制御方法、配信情報処理方法、配信情報利用制御プログラム、配信情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、情報を配信する配信手段と、該配信手段から配信された配信情報を利用する配信情報処理手段とがネットワークを介して接続された情報配信システムにおいて、前記配信情報処理手段に配信された配信情報の利用可否を制御する配信情報利用制御手段を具備し、前記配信情報処理手段は、前記配信情報利用制御手段が利用を許可したことを条件に、前記配信手段から配信された配信情報の利用を開始することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記配信情報利用制御手段は、前記配信手段に含まれることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、ネットワークを介して接続された配信情報処理装置に対して、該配信情報処理装置に配信された配信情報の利用の可否を制御する配信情報利用制御装置であって、前記配信情報の利用の可否を設定した設定情報を保持する利用情報保持手段と、前記配信情報処理装置からの問い合わせに対して、前記利用情報保持手段が保持する設定情報に基づいて、前記配信情報の利用の可否を通知する利用情報通知手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記設定情報は、前記配信情報の利用を許可する許可設定情報と、前記配信情報の利用を拒否する中止設定情報とのいずれかであることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項3の発明において、前記設定情報は、前記配信情報の利用を許可する許可設定情報と、前記配信情報の利用を中止させる中止設定情報と、前記配信情報の利用を一時的に中断させる中断設定情報とのいずれかであることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項3乃至5のいずれかの発明において、前記配信情報処理装置に対して、前記配信情報を配信する情報配信手段をさらに具備することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、ネットワークを介して配信された配信情報を利用する配信情報処理装置であって、配信情報を受信する配信情報受信手段と、前記配信情報受信手段が受信した配信情報を蓄積する配信情報蓄積手段と、前記配信情報蓄積手段に蓄積された配信情報の利用の可否を前記ネットワークを介して接続された配信情報利用制御装置に対して問い合わせる配信情報利用確認手段と、前記配信情報利用確認手段の問い合わせに対して、前記配信情報利用制御装置が前記配信情報蓄積手段に蓄積された配信情報の利用を許可したことを条件に該配信情報の利用を開始する配信情報利用手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記配信情報利用制御装置は、前記配信情報利用確認手段による問い合わせに対して、前記配信情報の利用許可を指示する許可通知と、前記配信情報の利用拒否を指示する拒否通知のいずれかを返し、前記配信情報利用手段は、前記配信情報利用制御装置が前記許可通知を返した場合に、前記配信情報蓄積手段に蓄積された配信情報の利用を開始することを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項7の発明において、前記配信情報利用制御装置は、前記配信情報利用確認手段による問い合わせに対して、前記配信情報の利用許可を指示する許可通知と、前記配信情報の利用中止を指示する中止通知と、前記配信情報の一時的な利用中断を指示する中断通知とのいずれかを返し、前記配信情報利用手段は、前記配信情報利用制御装置が前記許可通知を返した場合に、前記配信情報蓄積手段に蓄積された配信情報の利用を開始し、前記配信情報利用制御装置が前記中断通知を返した場合に、前記配信情報利用確認手段による問合せを再度実行することを特徴とする。
また、請求項10の発明は、情報を配信する配信手段と、該配信手段から配信された配信情報を利用する配信情報処理手段とがネットワークを介して接続された情報配信システムの配信情報利用制御方法において、前記ネットワークに前記配信情報処理手段に配信された配信情報の利用可否を制御する配信情報利用制御手段を配設し、前記配信情報利用制御手段が利用を許可したことを条件に、前記配信手段から配信された配信情報を前記配信情報処理手段に利用させることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項10の発明において、前記配信情報利用制御手段を前記配信手段に配設したことを特徴とする。
また、請求項12の発明は、ネットワークを介して接続された配信情報処理装置に対して、該配信情報処理装置に配信された配信情報の利用の可否を制御する配信情報利用制御方法であって、前記配信情報の利用の可否を設定した設定情報を保持し、前記配信情報処理装置からの問い合わせに対して、前記設定情報に基づいて前記配信情報の利用の可否を通知することを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項12の発明において、前記設定情報は、前記配信情報の利用を許可する許可設定情報と、前記配信情報の利用を拒否する中止設定情報とのいずれかであることを特徴とする。
また、請求項14の発明は、請求項12の発明において、前記設定情報は、前記配信情報の利用を許可する許可設定情報と、前記配信情報の利用を中止させる中止設定情報と、前記配信情報の利用を一時的に中断させる中断設定情報とのいずれかであることを特徴とする。
また、請求項15の発明は、ネットワークを介して配信された配信情報を利用する配信情報処理方法であって、前記配信情報の利用の可否を前記ネットワークを介して接続された配信情報利用制御装置に対して問い合わせ、該問い合わせに対して前記配信情報利用制御装置が前記配信情報の利用を許可したことを条件に該配信情報の利用を開始することを特徴とする。
また、請求項16の発明は、請求項15の発明において、前記配信情報利用制御装置は、前記問い合わせに対して、前記配信情報の利用許可を指示する許可通知と、前記配信情報の利用拒否を指示する拒否通知のいずれかを返し、前記配信情報利用制御装置が前記許可通知を返した場合に、前記配信情報の利用を開始することを特徴とする。
また、請求項17の発明は、請求項15の発明において、前記配信情報利用制御装置は、前記問い合わせに対して、前記配信情報の利用許可を指示する許可通知と、前記配信情報の利用中止を指示する中止通知と、前記配信情報の一時的な利用中断を指示する中断通知とのいずれかを返し、前記配信情報利用制御装置が前記許可通知を返した場合に、前記配信情報の利用を開始し、前記配信情報利用制御装置が前記中断通知を返した場合に、前記問合せを再度実行することを特徴とする。
また、請求項18の発明は、ネットワークを介して接続された配信情報処理装置に対して、該配信情報処理装置に配信された配信情報の利用の可否を制御する配信情報利用制御プログラムであって、前記配信情報の利用の可否を設定した設定情報を保持する利用情報保持手段と、前記配信情報処理装置からの問い合わせに対して、前記利用情報保持手段が保持する設定情報に基づいて、前記配信情報の利用の可否を通知する利用情報通知手段とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項19の発明は、ネットワークを介して配信された配信情報を利用する配信情報処理プログラムであって、配信情報を受信する配信情報受信手段と、前記配信情報受信手段が受信した配信情報を蓄積する配信情報蓄積手段と、前記配信情報蓄積手段に蓄積された配信情報の利用の可否を前記ネットワークを介して接続された配信情報利用制御装置に対して問い合わせる配信情報利用確認手段と、前記配信情報利用確認手段の問い合わせに対して、前記配信情報利用制御装置が前記配信情報蓄積手段に蓄積された配信情報の利用を許可したことを条件に該配信情報の利用を開始する配信情報利用手段とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、配信情報の配信元等に配信情報利用制御手段を設け、該配信情報利用制御手段が利用を許可したことを条件に、配信情報の配信を受けた配信先が、該配信情報の利用を開始するように構成したので、配信情報を配信した後でも、当該配信情報の利用を制御することが可能となる。
例えば、配信情報としてソフトウェアを配信した場合には、当該ソフトウェアに不具合が発見された場合等に、当該ソフトウェアが未インストールの配信先での無用なインストールの実行を防止することができる。
以下、本発明に係る情報配信システム、配信情報利用制御装置、配信情報処理装置、配信情報利用制御方法、配信情報処理方法、配信情報利用制御プログラム、配信情報処理プログラムの一実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明を適用する情報配信システムの構成例を示した図である。同図に示すように、本発明を適用する情報配信システムは、管理センタ1と複数の利用対象2(2−1〜2−6)が、通信衛星3、インターネット4、専用線5(5−1、5−2)、公衆回線6等を介して接続されている。なお、管理センタ1と利用対象2の間の通信媒体は、双方向の通信が可能であれば(通信衛星3を用いた場合は、別途公衆回線6等との接続を要することが多い)、どのようなものであってもよい。
図2は、図1に示した情報配信システムの一部の詳細を示した図である。同図に示すように、管理センタ1には情報を配信するための配信サーバ10が配され、利用対象2(2−1、2−2)にはコンピュータ、例えば、機器30(30−1、30−2)を制御する制御装置20(20−1、20−2)が配されており、配信サーバ10と制御装置20−1、配信サーバ10と制御装置20−2がそれぞれ通信可能な状態となっている。なお、利用対象2は、必ずしも制御装置20−1と機器30−1のような組み合わせである必要はなく、コンピュータおよびコンピュータを含む機器のように電子情報を取り扱うものであればどのようなものでもよい。
また、管理センタ1が利用対象2に配信する情報は、コンピュータ等で利用する電子情報であり、例えば、利用対象が図2に示したような制御装置20−1と機器30−1のような組み合わせである場合には、機器30−1を動作させるソフトウェアやその更新情報(パッチ)、制御装置20−1を動作させるソフトウェアやその更新情報(パッチ)、制御装置20−1や機器30−1で利用する各種データ等である。
ここで、配信サーバ10の構成について説明する。図3は、配信サーバ10の機能的な構成を示すブロック図である。同図に示すように、配信サーバ10は、表示制御部11と入力受付部12、配信情報設定部13、配信処理部14、利用情報設定部15、利用許可処理部16、通信処理部17を具備して構成される。
表示制御部11は、オペレータ等に提示すべき情報を図示しない表示装置等へ表示させる。入力受付部12は、オペレータ等が図示しない入力装置から入力した指示や情報等を受け付ける。配信情報設定部13は、配信する情報を配信に必要な設定情報とともに保持する。配信処理部14は、配信情報設定部13に保持されている情報を対応する設定情報に従って配信する。利用情報設定部15は、配信処理部14が配信した情報の利用開始の可否を設定した設定情報を保持する。利用許可処理部16は、制御装置20から配信された情報の利用開始が要求された際に、利用情報設定部15が保持する設定情報に従って、利用開始の可否を制御装置20に通知する。通信処理部17は、制御装置20との間で授受する情報の通信を制御する。
なお、図3において破線で囲まれた部分(配信情報設定部13、配信処理部14、利用情報設定部15、利用許可処理部16)が本発明を適用した場合に特有の構成であり、ソフトウェア等により実現される部分である。また、他の部分(表示制御部11、入力受付部12、通信処理部17)は、汎用の構成である。
続いて、制御装置20の構成について説明する。図4は、制御装置20の機能的な構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御装置20は、通信処理部21と配信情報受信部22、配信情報蓄積部23、利用条件確認部24、情報利用処理部25、処理実行部26を具備して構成される。
通信処理部21は、配信サーバ10との間で授受する情報の通信を制御する。配信情報受信部22は、配信サーバ10から配信される情報を受信する。配信情報蓄積部23は、配信情報受信部22が受信した情報を蓄積する。利用条件確認部24は、配信サーバ10に対して、配信された情報の利用開始の可否を問い合わせる。情報利用処理部25は、予め定められた利用開始条件、例えば、利用者による操作が一定時間ないことや、機器30の電源が遮断されていること等に合致した場合に、利用条件確認部24に配信された情報の利用開始の可否を問い合わせを行わせる。その結果、利用開始が許可された場合に、処理実行部26に配信された情報の利用を実行させる。処理実行部26は、情報利用処理部25の指示に従って、配信情報蓄積部23に蓄積されている情報を利用する。配信された情報の利用は、当該情報がソフトウェアであれば、これを実行し、配信された情報がデータであれば、対応するソフトウェア(インストール済のもの)を実行して該当するデータを利用可能な状態に設定すること等で行う。
なお、図4において破線で囲まれた部分(配信情報受信部22、配信情報蓄積部23、利用条件確認部24、情報利用処理部25)が本発明を適用した場合に特有の構成であり、ソフトウェア等により実現される部分である。また、他の部分(通信処理部21、処理実行部26)は、汎用の構成である。
次に、図2に示した情報配信システムの動作を説明するが、最初に配信サーバ10と制御装置20−1の両者の動作の概略について説明する。図5は、配信サーバ10と制御装置20−1の間で授受される情報の流れを示した図である。
この情報配信システムでは、まず、配信サーバ10が、配信情報の配信準備が終了すると(ステップ101)、当該配信情報を制御装置20−1や制御装置20−2等に配信する(ステップ102)。
その後、配信情報を受信した制御装置20−1は、利用開始条件(上述した利用者による操作が一定時間ないこと等)に合致した状況になると(ステップ111)、配信サーバ10に対して利用開始要求を送信する(ステップ112)。これに対して、配信サーバ10が利用開始許可通知を返すと(ステップ113)、制御装置20−1は、配信情報の利用を開始する(ステップ114)。
また、制御装置20−1の状況が利用開始条件に合致する前に、配信サーバ10に配信情報の利用を中止させる中止指令が入力されると(ステップ121)、その後、配信情報を受信した制御装置20−1が、利用開始条件に合致した状況で(ステップ122)、配信サーバ10に対して利用開始要求を送信しても(ステップ123)。配信サーバ10が利用開始拒否通知を返すため(ステップ124)、制御装置20−1は、配信情報の利用を中止する(ステップ125)。
続いて、配信サーバ10の動作の詳細について説明する。図6は、配信サーバ10の動作の流れを示すフローチャートである。
配信サーバ10は、配信情報設定部13に配信情報が入力され(ステップ201)、当該配信情報の配信準備が終了すると(ステップ202でYES)、配信処理部14が配信情報の配信を行う(ステップ203、図5のステップ102に相当)。そして、オペレータ等が中止指令を入力することなく、配信情報の配信が終了すると(ステップ204でNO、ステップ205でYES)、各配信先(制御装置20−1、制御装置20−2等)からの利用要求を受信するまで待機する(ステップ206でNO、ステップ208でNO)。
また、配信情報を配信中にオペレータ等が中止指令を入力した場合には(ステップ204でYES)、配信情報の配信を中止して利用情報設定部15に利用拒否の設定情報を設定し(ステップ207)、各配信先からの利用要求を受信するまで待機する(ステップ208でNO)。同様に、配信情報の配信終了後にオペレータ等が中止指令を入力した場合には(ステップ206でYES、図5のステップ121に相当)、利用情報設定部15に利用拒否の設定情報を設定し(ステップ207)、各配信先からの利用要求を受信するまで待機する(ステップ208でNO)。
その後、利用許可処理部16が配信先、例えば、制御装置20−1からの利用要求を受信すると(ステップ208でYES、図5のステップ112、123に相当)、利用許可処理部16は、利用情報設定部15に保持されている設定情報を確認し、利用拒否が設定されていた場合には(ステップ209でYES)、制御装置20−1に利用開始拒否通知を返し(ステップ210、図5のステップ124に相当)、利用拒否が設定されていない場合には(ステップ209でNO)、制御装置20−1に利用開始許可通知を返して(ステップ211、図5のステップ113に相当)、再び待機状態に戻る。
なお、ここで説明した動作は、配信情報毎の動作であり、複数の配信情報を同時期に配信した場合には、各配信情報に対して同様の動作を行うこととなる。
次に、制御装置20−1の動作の詳細について説明する。図7は、制御装置20−1の動作の流れを示すフローチャートである。なお、ここでは、制御装置20−1の動作のみを説明するが、制御装置20−2等の他の利用対象2に含まれるコンピュータも同様の動作を行うものとする。
制御装置20−1は、配信サーバ10から配信情報の配信があると(ステップ301でYES)、配信情報受信部22が当該配信情報を受信して配信情報蓄積部23に蓄積する(ステップ302、図5のステップ102に相当)。
配信情報蓄積部23に配信情報が蓄積されると、情報利用処理部25は利用開始条件を確認し(ステップ303)、制御装置20−1の状況が利用開始条件に合致しなければ(ステップ304でNO)、状況が利用開始条件に合致するまで待機する。その後、制御装置20−1の状況が利用開始条件に合致すると(ステップ304でYES、図5のステップ111、122に相当)、情報利用処理部25は、利用条件確認部25に配信情報の利用可否の問合せを行わせ、これを受けた利用条件確認部25が配信サーバ10に利用開始要求を送信する(ステップ305、図5のステップ112、123に相当)。
利用条件確認部25は、配信サーバ10から送信した利用開始要求に対する応答を受信すると(ステップ306でYES)、その結果を情報利用処理部25に通知し、情報利用処理部25は、受信した応答が利用開始拒否通知であれば(ステップ307でYES、図5のステップ124に相当)、配信情報の利用を中止し(ステップ308、図5のステップ125に相当)、受信した応答が利用開始許可通知であれば(ステップ307でNO、図5のステップ113に相当)、配信情報の利用を開始する(ステップ309、図5のステップ114に相当)。
また、利用条件確認部25が配信サーバ10に利用開始要求を送信した際に、何らかの事情で配信サーバ10が応答を返さなかった場合には(ステップ306でNO)、再度、制御装置20−1の状況が利用開始条件に合致するまで待機し、同様の処理を行う。
なお、ここで説明した動作は、配信情報毎の動作であり、複数の配信情報を同時期に配信した場合には、各配信情報に対して同様の動作を行うこととなる。
さて、これまでは、情報配信システムの基本的な動作について説明したが、以下では、図8乃至12を参照して、情報配信システムの動作の具体例について説明する。なお、図8乃至12は、いずれも、配信サーバ10と制御装置20−1、制御装置20−2の間で授受される情報の流れを示した図である。
図8は、オペレータ等による中止指令の入力がない場合の例を示した図である。
この例では、まず、配信サーバ10で配信情報の配信準備が終了すると(ステップ401)、当該配信情報を制御装置20−1、制御装置20−2に配信する(ステップ402、403、図6のステップ203に相当)。
その後、配信情報を受信した制御装置20−1は、利用開始条件に合致した状況になると(ステップ404)、配信サーバ10に対して利用開始要求を送信する(ステップ405、図7のステップ305に相当)。これに対して、配信サーバ10が利用開始許可通知を返すと(ステップ406、図6のステップ211に相当)、制御装置20−1は、配信情報の利用を開始する(ステップ407、図7のステップ309に相当)。
また、配信情報を受信した制御装置20−2は、利用開始条件に合致した状況になると(ステップ408)、配信サーバ10に対して利用開始要求を送信する(ステップ409、図7のステップ305に相当)。これに対して、配信サーバ10が利用開始許可通知を返すと(ステップ410、図6のステップ211に相当)、制御装置20−2は、配信情報の利用を開始する(ステップ411、図7のステップ309に相当)。
図9は、配信情報の配信後にオペレータ等による中止指令の入力があった場合の例を示した図である。
この例では、まず、配信サーバ10で配信情報の配信準備が終了すると(ステップ421)、当該配信情報を制御装置20−1、制御装置20−2に配信する(ステップ422、423、図6のステップ203に相当)。
その後、オペレータ等により配信サーバ10に中止指令が入力されると(ステップ424、図6のステップ206でYESに相当)、その更に後に、配信情報を受信した制御装置20−1が利用開始条件に合致した状況になると(ステップ425)、制御装置20−1は、配信サーバ10に対して利用開始要求を送信する(ステップ426、図7のステップ305に相当)。これに対して、配信サーバ10が利用開始拒否通知を返すと(ステップ427、図6のステップ210に相当)、制御装置20−1は、配信情報の利用を中止する(ステップ428、図7のステップ308に相当)。
続いて、配信情報を受信した制御装置20−2が利用開始条件に合致した状況になると(ステップ429)、制御装置20−2は、配信サーバ10に対して利用開始要求を送信する(ステップ430、図7のステップ305に相当)。これに対して、配信サーバ10が利用開始拒否通知を返すと(ステップ431、図6のステップ210に相当)、制御装置20−2は、配信情報の利用を中止する(ステップ432、図7のステップ308に相当)。
図10は、配信情報の配信後にオペレータ等による中止指令の入力があった場合の例を示した図である。
この例では、まず、配信サーバ10で配信情報の配信準備が終了すると(ステップ441)、当該配信情報を制御装置20−1、制御装置20−2に配信する(ステップ442、443、図6のステップ203に相当)。
その後、配信情報を受信した制御装置20−1は、利用開始条件に合致した状況になると(ステップ444)、配信サーバ10に対して利用開始要求を送信する(ステップ445、図7のステップ305に相当)。これに対して、配信サーバ10が利用開始許可通知を返すと(ステップ446、図6のステップ211に相当)、制御装置20−1は、配信情報の利用を開始する(ステップ447、図7のステップ309に相当)。
その後、オペレータ等により配信サーバ10に中止指令が入力され(ステップ448、図6のステップ206でYESに相当)、配信情報を受信した制御装置20−2が利用開始条件に合致した状況になると(ステップ449)、制御装置20−2は、配信サーバ10に対して利用開始要求を送信する(ステップ450、図7のステップ305に相当)。これに対して、配信サーバ10が利用開始拒否通知を返すと(ステップ451、図6のステップ210に相当)、制御装置20−2は、配信情報の利用を中止する(ステップ452、図7のステップ308に相当)。
図11は、配信情報の配信終了前にオペレータ等による中止指令の入力があった場合の例を示した図である。
この例では、まず、配信サーバ10で配信情報の配信準備が終了すると(ステップ461)、当該配信情報を制御装置20−1に配信する(ステップ462、図6のステップ203に相当)。ここで、オペレータ等により配信サーバ10に中止指令が入力されると(ステップ463、図6のステップ206でYESに相当)、配信サーバ10は、配信情報の配信を中止する(図6のステップ204でYESに相当)。
その後、配信情報を受信した制御装置20−1が利用開始条件に合致した状況になると(ステップ464)、制御装置20−1は、配信サーバ10に対して利用開始要求を送信する(ステップ465、図7のステップ305に相当)。これに対して、配信サーバ10が利用開始拒否通知を返すと(ステップ466、図6のステップ210に相当)、制御装置20−1は、配信情報の利用を中止する(ステップ467、図7のステップ308に相当)。
なお、この例の場合には、制御装置20−2には、配信情報が配信されていないため、制御装置20−2は、利用開始要求の送信等を行わない。
図12は、配信情報の配信後に配信サーバ10が一時的に応答不能となった場合の例を示した図である。
この例では、まず、配信サーバ10で配信情報の配信準備が終了すると(ステップ481)、当該配信情報を制御装置20−1、制御装置20−2に配信する(ステップ482、483、図6のステップ203に相当)。
その後、配信サーバ10が何らかの事情により応答不能な状態となり(ステップ484)、この状態で、配信情報を受信した制御装置20−1が利用開始条件に合致した状況になると(ステップ485)、制御装置20−1は、配信サーバ10に対して利用開始要求を送信する(ステップ486、図7のステップ305に相当)。しかしながら、この時点では、配信サーバ10は応答不能な状態であるため、制御装置20−1は、応答を受信することはない(図7のステップ306でNOに相当)。
その後、配信サーバ10が応答可能な状態に復帰し(ステップ487)、さらに、オペレータ等により配信サーバ10に中止指令が入力されたものとする(ステップ488、図6のステップ206でYESに相当)。
そして、配信情報を受信した制御装置20−2が利用開始条件に合致した状況になると(ステップ489)、制御装置20−2は、配信サーバ10に対して利用開始要求を送信する(ステップ490、図7のステップ305に相当)。これに対して、配信サーバ10が利用開始拒否通知を返すと(ステップ491、図6のステップ210に相当)、制御装置20−2は、配信情報の利用を中止する(ステップ492、図7のステップ308に相当)。
また、先に配信サーバ10から応答を得ることのできなかった制御装置20−1が、再度、利用開始条件に合致した状況になると(ステップ493)、制御装置20−1は、配信サーバ10に対して利用開始要求を送信する(ステップ494、図7のステップ305に相当)。これに対して、配信サーバ10が利用開始拒否通知を返すと(ステップ495、図6のステップ210に相当)、制御装置20−1は、配信情報の利用を中止する(ステップ496、図7のステップ308に相当)。
次に、実施例2の情報配信システムについて説明する。実施例2の情報配信システムは、実施例1の情報配信システムに対し、配信情報の利用の中断をできるように変更したものである。配信情報の利用の中断は、配信情報の利用が一時的に拒否されるものの、その後に許可される可能性のある処理である。
なお、実施例2の情報配信システムの構成は、利用情報設定部15に利用中止、利用中断、利用許可の設定ができるようにした点と、利用許可処理部16がそれに応じた通知を送信できるようにした点、その通知に応じた処理を情報利用処理部25が行えるようにした点のみが実施例1の情報配信システムと異なるものであるため、その構成の説明は省略し、図3および図4を流用して説明を行う。
図13および図14は、実施例2における配信サーバ10の動作の流れを示すフローチャートである。
配信サーバ10は、配信情報設定部13に配信情報が入力され(ステップ501)、当該配信情報の配信準備が終了すると(ステップ502でYES)、配信処理部14が配信情報の配信を行う(ステップ503)。そして、オペレータ等が中止指令を入力することなく、配信情報の配信が終了すると(ステップ504でNO、ステップ505でYES)、利用情報設定部15に利用許可の設定情報を設定をし(ステップ506)、各配信先(制御装置20−1、制御装置20−2等)からの利用要求を受信するまで待機する(ステップ507でNO、ステップ508でNO、ステップ509でNO、ステップ510でNO)。
なお、配信情報を配信中にオペレータ等が中止指令を入力した場合には(ステップ504でYES)、配信情報の配信を中止して利用情報設定部15に利用中止の設定情報を設定し(ステップ511)、各配信先からの利用要求を受信するまで待機する(ステップ510でNO)。
また、配信サーバ10の待機中にオペレータ等が中止指令を入力した場合には(ステップ508でYES)、利用情報設定部15に利用中止の設定情報を設定し(ステップ511)、各配信先からの利用要求を受信するまで待機する(ステップ510でNO)。
同様に、配信サーバ10の待機中にオペレータ等が中断指令を入力した場合には(ステップ509でYES)、利用情報設定部15に利用中断の設定情報を設定し(ステップ512)、各配信先からの利用要求を受信するまで待機する(ステップ510でNO)。
また、配信サーバ10の待機中にオペレータ等が許可指令を入力した場合には(ステップ507でYES)、利用情報設定部15に利用許可の設定情報を設定をし(ステップ506)、各配信先からの利用要求を受信するまで待機する(ステップ507でNO、ステップ508でNO、ステップ509でNO、ステップ510でNO)。
その後、利用許可処理部16が配信先、例えば、制御装置20−1からの利用要求を受信すると(ステップ510でYES)、利用許可処理部16は、利用情報設定部15に保持されている設定情報を確認する。確認の結果、利用中止が設定されていた場合には(ステップ513でYES)、制御装置20−1に利用開始中止通知を返し(ステップ514)、利用中断が設定されていた場合には(ステップ513でNO、ステップ515でYES)、制御装置20−1に利用開始中断通知を返し(ステップ515)、利用許可が設定されていた場合には(ステップ513でNO、ステップ515でNO)、制御装置20−1に利用開始許可通知を返し(ステップ517)、再び待機状態に戻る。
なお、ここで説明した動作は、配信情報毎の動作であり、複数の配信情報を同時期に配信した場合には、各配信情報に対して同様の動作を行うこととなる。
続いて、制御装置20−1の動作について説明する。図15は、実施例2における制御装置20−1の動作の流れを示すフローチャートである。なお、ここでは、制御装置20−1の動作のみを説明するが、制御装置20−2等の他の利用対象2に含まれるコンピュータも同様の動作を行うものとする。
制御装置20−1は、配信サーバ10から配信情報の配信があると(ステップ601でYES)、配信情報受信部22が当該配信情報を受信して配信情報蓄積部23に蓄積する(ステップ602)。
配信情報蓄積部23に配信情報が蓄積されると、情報利用処理部25は利用開始条件を確認し(ステップ603)、制御装置20−1の状況が利用開始条件に合致しなければ(ステップ604でNO)、状況が利用開始条件に合致するまで待機する。
その後、制御装置20−1の状況が利用開始条件に合致すると(ステップ604でYES)、情報利用処理部25は、利用条件確認部25に配信情報の利用可否の問合せを行わせ、これを受けた利用条件確認部25が配信サーバ10に利用開始要求を送信する(ステップ605)。
利用条件確認部25は、配信サーバ10から送信した利用開始要求に対する応答を受信すると(ステップ606でYES)、その結果を情報利用処理部25に通知し、情報利用処理部25は、受信した応答が利用開始中断通知であれば(ステップ607でYES)、再度、制御装置20−1の状況が利用開始条件に合致するまで待機し、同様の処理を行う。
また、受信した応答が利用開始中止通知であれば(ステップ607でNO、ステップ608でYES)、情報利用処理部25は、配信情報の利用を中止し(ステップ609)、受信した応答が利用開始許可通知であれば(ステップ607でNO、ステップ608でNO)、情報利用処理部25は、配信情報の利用を開始する(ステップ610)。
また、利用条件確認部25が配信サーバ10に利用開始要求を送信した際に、何らかの事情で配信サーバ10が応答を返さなかった場合には(ステップ606でNO)、再度、制御装置20−1の状況が利用開始条件に合致するまで待機し、同様の処理を行う。
なお、ここで説明した動作は、配信情報毎の動作であり、複数の配信情報を同時期に配信した場合には、各配信情報に対して同様の動作を行うこととなる。
次に、中断指令の利用例について説明する。図16は、実施例2における配信サーバ10と制御装置20−1の間で授受される情報の流れの例を示した図である。
この例では、まず、配信サーバ10が、配信情報の配信準備が終了すると(ステップ701)、当該配信情報を制御装置20−1に配信する(ステップ702)。
その後、配信サーバ10に配信情報の利用を中断させる中断指令が入力され(ステップ703)、配信情報を受信した制御装置20−1が利用開始条件に合致した状況になると(ステップ704)、制御装置20−1は、配信サーバ10に対して利用開始要求を送信する(ステップ705)。これに対して、配信サーバ10は、利用中断が設定されているために利用開始中断通知を返す(ステップ706)。
利用開始中断通知を受けた制御装置20−1は、再び利用開始条件に合致した状況になるのを待つが、その前に、配信サーバ10に許可指令が入力されると(ステップ707)、制御装置20−1が利用開始条件に合致した状況になり(ステップ708)、制御装置20−1が配信サーバ10に対して利用開始要求を送信すると(ステップ709)、これに対して配信サーバ10が利用開始許可通知を返す(ステップ710)。これにより、制御装置20−1は、配信情報の利用を開始する(ステップ711)。
このように、実施例2の構成では、配信情報を単に利用中止にするだけでなく、一時的な利用中断を指示することができるため、配信情報の利用をより詳細に制御することができる。
上述の実施例1と実施例2では、いずれも、配信サーバ10が配信情報の配信と、配信情報の利用可否の制御を行う場合を説明したが、実施例3では、配信サーバで配信情報の配信を行い、利用制御サーバで配信情報の利用可否を制御する構成を説明する。
なお、実施例3の構成は、実施例1と実施例2のいずれにも適用させることができるが、ここでは実施例1に対応する説明のみを行い、実施例2に対応する説明は省略する。
図17は、実施例3における配信サーバ40の機能的な構成を示すブロック図である。同図に示すように、配信サーバ40は、表示制御部41と入力受付部42、配信情報設定部43、配信処理部44、通信処理部47を具備して構成される。
表示制御部41は、オペレータ等に提示すべき情報を図示しない表示装置等へ表示させる。入力受付部42は、オペレータ等が図示しない入力装置から入力した指示や情報等を受け付ける。配信情報設定部43は、配信する情報を配信に必要な設定情報とともに保持する。配信処理部44は、配信情報設定部13に保持されている情報を対応する設定情報に従って配信する。通信処理部47は、制御装置20との間で授受する情報の通信を制御する。
なお、図17において破線で囲まれた部分(配信情報設定部43、配信処理部44)が本発明を適用した場合に特有の構成であり、ソフトウェア等により実現される部分である。また、他の部分(表示制御部41、入力受付部42、通信処理部47)は、汎用の構成である。
図18は、実施例3における利用制御サーバ50の機能的な構成を示すブロック図である。同図に示すように、利用制御サーバ50は、表示制御部51と入力受付部52、利用情報設定部55、利用許可処理部56、通信処理部57を具備して構成される。
表示制御部51は、オペレータ等に提示すべき情報を図示しない表示装置等へ表示させる。入力受付部52は、オペレータ等が図示しない入力装置から入力した指示や情報等を受け付ける。利用情報設定部55は、配信サーバ40の配信処理部44が配信した情報の利用開始の可否を設定した設定情報を保持する。利用許可処理部56は、制御装置20から配信された情報の利用開始が要求された際に、利用情報設定部55が保持する設定情報に従って、利用開始の可否を制御装置20に通知する。通信処理部57は、制御装置20との間で授受する情報の通信を制御する。
なお、図18において破線で囲まれた部分(利用情報設定部55、利用許可処理部56)が本発明を適用した場合に特有の構成であり、ソフトウェア等により実現される部分である。また、他の部分(表示制御部51、入力受付部52、通信処理部57)は、汎用の構成である。
次に、配信サーバ40の動作について説明する。図19は、配信サーバ40の動作の流れを示すフローチャートである。
配信サーバ40は、配信情報設定部43に配信情報が入力され(ステップ801)、当該配信情報の配信準備が終了すると(ステップ802でYES)、配信処理部44が配信情報の配信を行う(ステップ803)。そして、オペレータ等が中止指令を入力することなく、配信情報の配信が終了すると(ステップ804でNO、ステップ805でYES)、処理を終了する。
また、配信情報を配信中にオペレータ等が中止指令を入力した場合には(ステップ804でYES)、配信情報の配信を中止して、処理を終了する。
なお、ここで説明した動作は、配信情報毎の動作であり、複数の配信情報を同時期に配信した場合には、各配信情報に対して同様の動作を行うこととなる。
続いて、利用制御サーバ50の動作について説明する。図20は、利用制御サーバ50の動作の流れを示すフローチャートである。
利用制御サーバ50は、まず、各配信先(制御装置20−1、制御装置20−2等)からの利用要求を受信するまで待機する(ステップ901でNO、ステップ902でNO)。この待機中に、オペレータ等が中止指令を入力した場合には(ステップ901でYES)、利用情報設定部55に利用拒否の設定情報を設定し(ステップ903)、再度、各配信先からの利用要求を受信するまで待機する(ステップ902でNO)。
その後、利用許可処理部56が配信先、例えば、制御装置20−1からの利用要求を受信すると(ステップ902でYES)、利用許可処理部56は、利用情報設定部55に保持されている設定情報を確認し、利用拒否が設定されていた場合には(ステップ904でYES)、制御装置20−1に利用開始拒否通知を返し(ステップ905)、利用拒否が設定されていない場合には(ステップ904でNO)、制御装置20−1に利用開始許可通知を返して(ステップ906)、再び待機状態に戻る。
なお、ここで説明した動作は、配信情報毎の動作であり、複数の配信情報を同時期に配信した場合には、各配信情報に対して同様の動作を行うこととなる。
本発明を適用する情報配信システムの構成例を示した図である。
図1に示した情報配信システムの一部の詳細を示した図である。
配信サーバ10の機能的な構成を示すブロック図である。
制御装置20の機能的な構成を示すブロック図である。
配信サーバ10と制御装置20−1の間で授受される情報の流れを示した図である。
配信サーバ10の動作の流れを示すフローチャートである。
制御装置20−1の動作の流れを示すフローチャートである。
配信サーバ10と制御装置20−1、制御装置20−2の間で授受される情報の流れを示した図(1)である。
配信サーバ10と制御装置20−1、制御装置20−2の間で授受される情報の流れを示した図(2)である。
配信サーバ10と制御装置20−1、制御装置20−2の間で授受される情報の流れを示した図(3)である。
配信サーバ10と制御装置20−1、制御装置20−2の間で授受される情報の流れを示した図(4)である。
配信サーバ10と制御装置20−1、制御装置20−2の間で授受される情報の流れを示した図(5)である。
実施例2における配信サーバ10の動作の流れを示すフローチャート(1)である。
実施例2における配信サーバ10の動作の流れを示すフローチャート(2)である。
実施例2における制御装置20−1の動作の流れを示すフローチャートである。
実施例2における配信サーバ10と制御装置20−1の間で授受される情報の流れの例を示した図である。
実施例3における配信サーバ40の機能的な構成を示すブロック図である。
実施例3における利用制御サーバ50の機能的な構成を示すブロック図である。
配信サーバ40の動作の流れを示すフローチャートである。
利用制御サーバ50の動作の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 管理センタ
2−1〜2−6 利用対象
3 通信衛星
4 インターネット
5−1、5−2 専用線
6 公衆回線
10 配信サーバ
11 表示制御部
12 入力受付部
13 配信情報設定部
14 配信処理部
15 利用情報設定部
16 利用許可処理部
17 通信処理部
20、20−1、20−2 制御装置
21 通信処理部
22 配信情報受信部
23 配信情報蓄積部
24 利用条件確認部
25 情報利用処理部
26 処理実行部
30−1、30−2 機器
40 配信サーバ
41 表示制御部
42 入力受付部
43 配信情報設定部
44 配信処理部
47 通信処理部
50 利用制御サーバ
51 表示制御部
52 入力受付部
55 利用情報設定部
56 利用許可処理部
57 通信処理部