JP2005182427A - 制御演算装置 - Google Patents

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萩原  淳
Yuji Nakamura
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Abstract

【課題】 フィードフォワードで考慮したモデルと実機に誤差がある場合に、モデル誤差の軽減を目的として予測制御のようなフィードフォワードを有する制御を問題なく適用できるようにし、さらにパラメータαとβのバランスを調整して実機の応答をより細かく調整できるようにする。
【解決手段】位置フィードフォワード信号と位置検出値をもとに誤差指令と誤差フィードバック値を出力する誤差信号算出部と、誤差指令と誤差フィードバック値が一致するように制御する誤差補償演算部とを演算器160に備え、この演算器160を制御演算装置100に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御対象の位置を指令通りに動作させ得る制御演算装置に関する。すなわち、入力される位置指令と検出された電動機の位置・速度検出値に基づいて電動機に対する電流(トルク)指令を生成することにより、電動機と結合された負荷機械の位置決め制御をするサーボ制御装置の制御演算装置に関する。
従来のフィードフォワード信号を用いる制御演算装置は、位置フィードフォワード信号と位置検出値が一致するようにPID制御を行い、且つ、速度フィードフォワード信号と速度検出値が一致するようにPID制御を行っている(例えば、特許文献1参照)。
図7はモータの位置等を制御する従来のモータ制御系の構成を示すブロック図である。図において、1は負荷となる機械類を駆動する電動機、2はこの電動機1に接続されたトルク伝達機構、3はトルク伝達機構2に接続された電動機1によって駆動される負荷機械、19は電動機1の実速度及び実位置を検出して実速度信号ωM及び実位置信号θMを出力する位置速度検出器、5はトルク制御回路を表す。
減算器24は位置指令信号θM *から第1の模擬位置信号θA1を差し引き、得られた偏差信号(θM *−θA1)を第1の位置制御回路25へ出力する。第1の位置制御回路25はその偏差信号(θM *−θA1)が減少するように第1の速度信号ω1 *を減算器26へ出力してθA1がθM *に追従するように制御する。減算器26は第1の位置制御回路25の出力である第1の速度信号ω1 *から第1の模擬速度信号ωA1を差し引き、得られた偏差信号(ω1 *−ωA1)を第1の速度制御回路16へ出力する。第1の速度制御回路16は偏差信号(ω1 *−ωA1)を入力してその偏差信号(ω1 *−ωA1)が減少するように制御を行い、第1のトルク信号T1 *を減算器15へ出力する。減算器15はその第1のトルク信号T1 *から補償トルク演算回路14の出力TCを差し引き、得られた第3のトルク信号T3 *を加算器6と減算器18へ出力する。減算器18は第3のトルク信号T3 *からトルク伝達機構模擬回路10の出力である模擬伝達トルク信号TFを差し引き、得られた偏差信号(T3 *−TF)を電動機模擬回路27へ出力する。電動機模擬回路27は電動機1の伝達関数を模擬するとともに(T3 *−TF )を入力して第1の模擬位置信号θA1を減算器20と減算器24へ出力し、また、第1の模擬速度信号ωA1を減算器11と減算器12、減算器22へ出力する。減算器11は第1の模擬速度信号ωA1から第2の模擬速度信号ωA2を差し引き、得られた偏差信号(ωA1−ωA2)をトルク伝達機構模擬回路10へ出力する。トルク伝達機構模擬回路10はトルク伝達機構2の伝達関数を模擬するとともに、偏差信号(ωA1−ωA2)を入力して模擬伝達トルク信号TFを負荷機械模擬回路9と減算器18へ出力する。負荷機械模擬回路9は負荷機械3の伝達関数を模擬するとともに、トルク信号TF を入力して第2の模擬速度信号ωA2を減算器11と減算機2へ出力する。減算器12は第1の模擬速度信号ωA1から第2の模擬速度信号ωA2を差し引き、得られた偏差信号(ωA1−ωA2)を補償トルク演算回路14へ出力する。補償トルク演算回路14は偏差信号(ωA1−ωA2)を入力して負荷機械が速度指令信号ωM *に追従するように補償トルク信号TCを減算器15へ出力する。減算器20は第1の位置信号θA1から実位置信号θM を差し引き、得られた偏差信号(θA1−θM )を第2の位置制御回路21へ出力する。第2の位置制御回路21は偏差信号(θA1−θM)が減少するように第2の速度信号ω2 *を加算器22へ出力し、θM がθA1に追従するように制御する。加算器22は第1の速度信号ωA1と第2の速度信号ω2 *を合算して減算器23へ出力する。減算器23は加算器22の出力から実速度信号ωM を差し引き、得られた偏差信号(ω2 *+ωA1−ωM)を第2の速度制御回路8へ出力する。第2の速度制御回路8は速度偏差(ωA1−ωM )が減少するように第2のトルク信号T2 *を加算器6へ出力して実速度信号ωM が第1の模擬速度信号ωA1に追従するように制御する。加算器6は第3のトルク信号T3 *と第2のトルク信号T2 *を合算し、得られたトルク指令信号TM *をトルク制御回路5へ出力する。トルク制御回路5はトルク指令信号TM *を入力して電動機1を駆動する。電動機1はトルク伝達機構2を介して負荷機械3を駆動する。また、電動機1には位置速度検出器19が搭載されており、電動機1の実速度と実位置を検出して実速度信号ωM と実位置信号θM を出力する。
図8は第2の速度制御回路8を説明するブロック図である。図において、速度制御回路8は比例ゲインKV2の係数器108と積分ゲインKI2の積分器109で構成されており、速度偏差信号(ωA1−ωM)を入力すると比例積分制御をしてトルク信号T2 *を出力するので、外乱トルクが加わった場合でも電動機1の速度ωM が第1の模擬速度信号ωA1に追従するように制御できる。前述のように第1の速度制御回路16によってωA1はωM *に追従するように制御されるから、最終的に電動機1の速度ωM は速度指令信号ωM *に追従するように制御される。
図9は第2の位置制御回路21を説明するブロック図である。図において、ゲインKP2の係数器202は位置偏差(θA1−θM )を比例増幅して第2の速度信号ω2 *を出力する。θA1はθM *に追従するように制御されるから、最終的に電動機1の位置θM は位置指令信号θM *に追従するように制御される。
このように、従来の制御演算装置は、フィードフォワード信号θA1およびωA1と検出値θMおよびωMの偏差信号に基づいてPID制御を行い、フィードフォワードモデルの誤差や未知外乱トルクによる影響を小さくしている。
特許第3214270号公報(第10頁、図9)
従来の制御演算装置はPID制御をしており、フィードバック位置ループの比例ゲインKp(従来例ではKP2)と速度ループの比例ゲインKv(従来例ではKV2)と積分ゲインKi(従来例ではKI2)の3つの制御パラメータ値のみで調整していたため、モデル化誤差や外乱の影響を小さくするような外乱特性をきめ細く調整できないという問題があった。
また、外乱特性を向上させるために、例えば予測制御などのようなフィードフォワード制御とフィードバック制御のバランスで効果を発揮する制御則を用いようとした場合、逆に制御性が悪化するという問題もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、フィードフォワードモデルが実際の制御対象に対して誤差を有している場合や、モデルで考慮されていないような未知の外乱があった場合などでも、モデル化誤差や外乱の影響を小さくする外乱特性をきめ細かく調整することができ、また、外乱特性の向上のために、予測制御などのような指令追従性を向上させることを目的とし、フィードバック制御のバランスで効果を発揮する制御則を適用することができる制御演算装置を提供することを目的とする。
そこで本発明は、位置フィードフォワード信号xffとトルクフィードフォワード信号tffと制御対象の位置検出値xfbとを入力し、前記位置検出値xfbが前記位置フィードフォワード信号xffと一致するように操作量を計算して出力する制御演算装置において、誤差信号算出部と誤差補償演算部とを備え、前記誤差信号算出部は、前記位置フィードフォワード信号xffから前記位置検出値xfbを減じた偏差errにゲインαを乗じた信号を誤差指令err#refとして出力し、且つ、前記偏差errの符号を変えてゲインβを乗じた信号を誤差フィードバック値err#fbとして出力し、前記誤差補償演算部では、前記誤差指令err#refと前記誤差フィードバック値err#fbが一致するように制御して誤差トルク指令値err#trefを出力し、前記トルクフィードフォワード信号tffと前記誤差トルク指令値err#trefを加算して前記操作量trefとすることを特徴としている。
請求項1〜4に記載の本発明によれば、フィードフォワードモデルが実際の制御対象に対して誤差を有している場合や、モデルで考慮されていないような未知の外乱がある場合に、従来の制御演算装置で調整していた3つ制御パラメータ値に加えて、ゲインαとゲインβの調整により、外乱特性をきめ細かく調節することができるという効果がある。また、外乱特性を向上させるために、例えば予測制御などのような指令追従性を向上させることを目的とし、フィードバック制御のバランスで効果を発揮する制御則を用いようとした場合でも、制御性を良好に保つことができ、結果として全体の制御性能が向上するという効果がある。
また、請求項5に記載の発明によると、もともとのフィードフォワード制御とは別に、誤差軽減用に、フィードフォワードを有する制御を問題なく適用することができ、結果として制御性能を向上させることができるという効果がある。
また、請求項6に記載の発明によると、もともとのフィードフォワード制御とは別に、誤差軽減用に予測制御を問題なく適用することができ、結果として制御性能を向上させることができるという効果がある。
また、請求項7に記載の発明によると、二つのパラメータを関係付ける関数を予め決めておくので、調整用のパラメータが一つとなって調整時間を短縮することができるという効果がある。
以下、本発明の制御演算装置について図を用いて説明する。なお、以下で説明する本発明の制御演算装置は、図7に示した従来の制御系において、破線で示した(A)の部分の改良である。
図1は、本発明の制御演算装置の第1の実施例の構成を示すブロック図である。図において、100は本発明の制御演算装置、101は加算器、160は演算器である。図2は演算器160の構成を示すブロック図である。図中、120は誤差信号算出部、130は誤差補償演算部であり、121は減算器、122は符号反転器、123は係数がαの計数器、124は係数がβの計数器である。
このような制御演算装置100の構成において、トルクフィードフォワード信号tffが加算器101に入力され、位置フィードフォワード信号xffと位置検出信号xfbが誤差信号算出部120に入力されると、加算器101はトルクフィードフォワード信号tffと演算機160が演算する誤差トルク指令err#trefを入力して加算し、トルク指令trefを出力する。誤差信号算出部120の減算器121が位置フィードフォワード信号xffと位置検出信号xfbを入力すると、減算して位置偏差errを求め、符号反転器122と係数がαの計数器123へ出力する。符号反転器122は入力した位置偏差errの符号を反転して係数がβの計数器124へ出力する。そして計数器123は演算結果の誤差指令err#refを誤差補償演算部130へ出力し、計数器124は演算結果の誤差フィードバック値err#fbを誤差補償演算部130へ出力する。この誤差信号算出部120の入出力の関係を数式で表すと次のようになる。
err#ref=α・(xff-xfb) (1)
err#fb =β・(xfb-xff) (2)
この式において、2つの係数α、βはゲインのことであり、任意に設定可能である。このとき、αとβの和が固定値1となるように関係付けておけば(α+β=1)、どちらか一方のパラメータを調整すれば他方が決まるため、調整を簡単にすることが可能になる。αとβの関係付けは、そのような式に限定されることは無く、任意に設定することができる。
誤差補償演算部130は、誤差指令err#refと誤差フィードバック値err#fbを入力すると、これらが一致するように誤差補正演算をして誤差トルク指令err#trefを求め、加算器101へ出力する。
図3は誤差補償演算部130の構成を示すブロック図である。図において、131、134は減算器であり、138は加算器である。また151、133は微分器、136は積分器でり、Sはラプラス演算子を表している。また132、135、137、152はそれぞれ係数KP、KV、Ki、Kfの係数器であり、微分器151と係数器152とでFF制御部150をなしている。ここに示した誤差指令err#refと誤差フィードバック値err#fbが一致するような制御をするのであれば、図のような構成に限られるのではなく、例えばPID制御を用いてもよいし、制御対象のモデルを用いた2自由度制御などフィードフォワード制御とフィードバック制御からなる制御を用いても良い。また制御対象のモデルを用いた逆伝達関数補償のようなものを用いても良い。
本実施例では、図3に示すようなフィードフォワード制御とフィードバック制御からなる制御を用いる場合を説明する。図中150がフィードフォワード制御部であり、誤差補償演算部130の出力は式(3)のように計算される。
out=Kv・(1+Ki/s)・[Kp・(err#ref-err#fb)+Kf・s・err#ref-s・err#fb] (3)
このようになっているため、外乱特性の調整の際は、ゲインKp、Kv、Ki、Kfに加えて、ゲインαとゲインβも調整できるようになるため、より細かく外乱特性を調整でき、結果として制御性能が向上する。
図4は第2実施例の構成を示す図である。図1、図2と同じ記号の要素は、全て同一である。実施例2では、位置とトルクのフィードフォワード信号だけでなく速度フィードフォワード信号vffが入力されていることと、速度制御部140が追加されている点が実施例1と異なるところである。速度制御部140には一般的に比例積分制御が用いられることが多い。
この場合、速度フィードフォワード信号vffと速度検出値vfbの偏差verrを速度制御部140に入力し、速度制御部140から出力されたフィードバックトルク指令tfbとトルクフィードフォワード信号tffと演算器160の誤差補償演算部130より出力された誤差トルク指令err#trefの3つを足し合わせたものを操作量であるトルク指令値trefとする。
このように、位置偏差errを用いて誤差を補償するために誤差補償演算部130で計算された誤差トルク指令err#trefとは別に、速度フィードフォワード信号vffと速度検出値vfbとの誤差を補償する通常の速度制御部140も有する構成をしているので、さらに、外乱に対する特性を向上させることができる。
図5は第3実施例の構成を示す図である。実施例3は図4に示す実施例2と構成要素は同じであるが、演算器160の中の誤差補償演算部130の出力が誤差トルク指令err#trefであったのに対し、図5の中の演算器160の中の誤差補償演算部130の出力は、誤差速度指令err#vrefとなる点が異なる。
この場合、速度フィードフォワードvffと誤差速度指令err#vrefを加算し、速度検出値vfbを減じた信号を速度偏差verrとして速度制御部140への入力とし、速度制御部140の出力であるフィードバックトルク指令tfbとトルクフィードフォワード信号tffを加算したものを操作量であるトルク指令trefとして出力することになる。
本実施例の誤差補償演算部130では特に予測制御を用いた場合を示す。
予測制御には、例えば特開平7−028508号公報に記載された「予見制御装置」や特開平5−820489号公報に記載された「予見制御装置」等の装置が知られている。特開平7−028508号公報に記載された発明を用いた場合は、今回のサンプリングをi番目とした時、予測区間をMとし、検出遅れKと、重み係数wmと、重み係数αと、重み係数cと、重み係数cdと、今回の位置偏差e(i-K)と、m個先の偏差の予測値e*(i+m)とからなる式(5)の評価関数Jを最小にする制御入力u(i)を、式(6)で求める。
Figure 2005182427
ここで、Δr(i)は指令r(i)の制御周期毎の増分値であり、Δy(i)は制御対象の出力y(i)の制御周期毎の増分値を表わしている。また、NaとNbはそれぞれ、制御入力uからΔyまでの伝達特性をパルス伝達関数で表した時の分母の次数と分子の次数を表わしている。
式(6)の中のパラメータvm、pn、gn、Eは制御対象のモデルとそれぞれの重みの値から計算される値であり、計算方法は特開平7−028508号公報に記載された「予見制御装置」で詳細に記されているのでここでは省略する。
このように、従来の装置の位置制御部の部分のみを本発明の方式に置き換えることで、今まで適用できなかった予測制御なども問題なく適用可能となり、結果として制御性能が向上する。
図6は第4実施例の構成を示す図である。実施例4は図5に示す実施例3とほとんど同一であるが、トルクフィードフォワード信号tffが入力されないところが唯一異なる点である。この構成は、例えばトルクフィードフォワード信号を用いると、応答が振動的になる場合やトルク飽和が起こる場合などに有効である。このようにトルクフィードフォワード信号を用いない構成でも、本発明の効果を発揮することが可能である。
フィードフォワードで考慮したモデルと実機に誤差がある場合に、モデル誤差軽減の目的で予測制御のようなフィードフォワードを有する制御を問題なく適用できる、且つ、パラメータαとβのバランスを調整すれば、実機の応答をより細かく調整できるので、高速応答、高精度の位置決めが要求される半導体製造装置や電子部品実装装置、ロボット、工作機械などの用途にも適用できる。
本発明の制御演算装置の構成を示す第1実施例のブロック図 演算器の構成を示すブロック図 誤差補償演算部の構成を示すブロック図 第2実施例のブロック図 第3実施例のブロック図 第4実施例のブロック図 従来の制御演算装置の構成を示すブロック図 第2の速度制御回路の構成を示すブロック図 第2の位置制御回路の構成を示すブロック図
符号の説明
100、100B、100C、100D 制御演算装置
101、102、121、131、134 減算器
120 誤差信号算出部、 130 誤差補償演算部、 133、151 微分器
136 積分器
122、123、124、132、135、137、152 係数器
140 速度制御部、 150 フィードフォワード制御部

Claims (7)

  1. 位置フィードフォワード信号xffとトルクフィードフォワード信号tffと制御対象の位置検出値xfbとを入力し、前記位置検出値xfbが前記位置フィードフォワード信号xffと一致するように操作量を計算して出力する制御演算装置において、
    誤差信号算出部と誤差補償演算部とを備え、前記誤差信号算出部は、前記位置フィードフォワード信号xffから前記位置検出値xfbを減じた偏差errにゲインαを乗じた信号を誤差指令err#refとして出力し、
    且つ、前記偏差errの符号を変えてゲインβを乗じた信号を誤差フィードバック値err#fbとして出力し、
    前記誤差補償演算部では、前記誤差指令err#refと前記誤差フィードバック値err#fbが一致するように制御して誤差トルク指令値err#trefを出力し、
    前記トルクフィードフォワード信号tffと前記誤差トルク指令値err#trefを加算して前記操作量trefとする
    ことを特徴とする制御演算装置。
  2. 位置フィードフォワード信号xffと速度フィードフォワード信号vffとトルクフィードフォワード信号tffと制御対象の位置検出値xfbと前記制御対象の速度検出値vfbとを入力し、前記制御対象の位置検出値xfbが前記位置フィードフォワード信号xffと一致するように操作量を計算し出て力する速度制御部を有する制御演算装置において、
    誤差信号算出部と誤差補償演算部とを備え、前記誤差信号算出部は、前記位置フィードフォワード信号xffから前記位置検出値xfbを減じた偏差errにゲインαを乗じた信号を誤差指令err#refとして出力し、
    且つ、前記偏差errの符号を変えてゲインβを乗じた信号を誤差フィードバック値err#fbとして出力し、
    前記誤差補償演算部では、前記誤差指令err#refと前記誤差フィードバック値err#fbが一致するように制御して誤差トルク指令値err#trefを出力し、
    前記速度フィードフォワード信号vffから速度検出値vfbを減じた信号verrを前記速度制御部へ入力し、
    前記トルクフィードフォワード信号tffと前記速度制御部から出力されるフィードバックトルク指令値tfbと前記誤差トルク指令値err#trefを足し合わせたものを前記操作量trefとする
    ことを特徴とする制御演算装置。
  3. 位置フィードフォワード信号xffと速度フィードフォワード信号vffとトルクフィードフォワード信号tffと制御対象の位置検出値xfbと前記制御対象の速度検出値vfbを入力し、前記制御対象の位置検出値xfbが前記位置フィードフォワード信号xffと一致するように操作量を計算して出力する速度制御部を有する制御演算装置において、
    誤差信号算出部と誤差補償演算部とを備え、前記誤差信号算出部は、前記位置フィードフォワード信号xffから前記位置検出値xfbを減じた偏差errにゲインαを乗じた信号を誤差指令err#refとして出力し、
    且つ、前記偏差errの符号を変えてゲインβを乗じた信号を誤差フィードバック値err#fbとして出力し、
    前記誤差補償演算部では、前記誤差指令err#refと前記誤差フィードバック値err#fbが一致するように制御して誤差速度指令値err#vrefを出力し、
    前記速度フィードフォワード信号vffと前記誤差速度指令値err#vrefを足し合わせ、且つ速度検出値vfbを減じた信号verrを前記速度制御部へ入力し、
    前記トルクフィードフォワード信号tffと前記速度制御部から出力されるフィードバックトルク指令値tfbを足し合わせたものを前記操作量trefとする
    ことを特徴とする制御演算装置。
  4. 位置フィードフォワード信号xffと速度フィードフォワード信号vffと制御対象の位置検出値xfbと前記制御対象の速度検出値vfbとを入力し、前記制御対象の位置検出値xfbが前記位置フィードフォワード信号xffと一致するように操作量を計算して出力する速度制御部を有する制御演算装置において、
    誤差信号算出部と誤差補償演算部とを備え、前記誤差信号算出部は、前記位置フィードフォワード信号xffから前記位置検出値xfbを減じた偏差errにゲインαを乗じた信号を誤差指令err#refとして出力し、
    且つ、前記偏差errの符号を変えてゲインβを乗じた信号を誤差フィードバック値err#fbとして出力し、
    前記誤差補償演算部では、前記誤差指令err#refと前記誤差フィードバック値err#fbが一致するように制御して誤差速度指令値err#vrefを出力し、
    前記速度フィードフォワード信号vffと前記誤差速度指令値err#vrefを足し合わせ、且つ速度検出値vfbを減じた信号verrを速度制御部へ入力し、
    前記速度制御部から出力される信号を前記操作量trefとする
    ことを特徴とする制御演算装置。
  5. 前記誤差補償演算部ではフィードフォワード制御とフィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4に記載のいずれかの制御演算装置。
  6. 前記誤差補償演算部では、制御対象のモデルを用いて求めた未来偏差の予測値と制御入力に関する評価関数が最小となるよう制御入力を決定する予測制御を行うものとし、前記未来偏差は前記誤差指令err#refと前記誤差フィードバック値err#fbの差であり、前記制御入力を誤差補償演算部の出力とする
    ことを特徴とする請求項1乃至4に記載のいずれかの制御演算装置。
  7. 前記ゲインαと前記ゲインβの関係が所定の関数で表され、どちらか一方の値を決めると、もう一方の値が自動的に決定されることを特徴とする請求項1乃至6に記載のいずれかの制御演算装置。
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