JP2005181634A - 位置調整機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置する機器の内部構造に係わることなく、簡単な構成で高さや傾きの調整を可能にするとともに、コンパクト化を図り、携行性に優れた位置調整装置を提供する。
【解決手段】プロジェクタ2の位置調整機構1であって、プロジェクタ2を下方より支持するとともに所定位置に設置するベース3と、プロジェクタ2をベース3上で保持するとともに正面視でプロジェクタ2を左右に傾倒可能とし、且つ、正面側を上下方向に傾向可能としたチルト可動台4と、チルト可動台4に設けられ、チルト可動台4の変位動作をガイドするチルトガイド5と、プロジェクタ2をチルト可動台4とともに略水平に回動する回転台6と、ベース3上でプロジェクタ2を昇降する昇降台7および該昇降台7を駆動する昇降駆動軸8を備えたことを特徴とするものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、位置調整機構に関し、特に、プロジェクタなどの電子機器類の傾きや高さを調節する位置調整機構に関するものである。
従来、プロジェクタなどの電子機器類を床やテーブルなどに接地する際に、機器類の水平を出したり所定の姿勢に設置するために、機器類の傾きや高さを調節する必要がある場合がある。そこで、簡便な作業で機器の高さ調整が行えるように、機器に位置調整機構を設けたものが知られている。
例えば、位置調整機構として、外装ケースにピストン部を有する脚部材を外部に突出可能に収納した調整脚を構成し、該調整脚を機器に装着して、脚部材の突出量を規制するロック部により機器の高さを調整するようにしたもの(特許文献1を参照)や、ボルト状の脚軸を昇降させてストッパ体により脚軸の長さを調整して機器の高さを調整するようにしたもの(特許文献2を参照)などが提案されている。
上述した調整脚は、いずれも高さ調節する為の脚の軸部が機器内部に設けられており、その軸部の長さを調節することにより高さを決めるようにされている。そして、このような調整脚を複数設けることで、高さ、前後方向の傾き、左右方向の傾き等の位置調整が可能となる。
特開平11−311397号公報(第1−6頁、図4) 特開2003−14191号公報(第1−12頁、図1)
しかしながら、従来の技術においては、機器の高さを調節するための軸部が機器の内部に入り込む為、内部の設計を行う際には調整脚の軸部を避けるように考慮する必要があり、その軸部を収納するスペースを確保するために必要以上に大きくなるという問題があった。
例えば、プロジェクタに位置調整機構を構成する場合は、通常、装置構成上プロジェクタ本体の下側に設けるため、プロジェクタ本体の高さが増加するという問題点があった。また、プロジェクタ投影の広い傾き調整範囲を確保するためには、プロジェクタと設置面との間にプロジェクタの傾き動作を許容する距離が必要であり、そのためにプロジェクタの高さが増大するという問題点があった。
また、上述したように装置本体が大型化することにより携行性も損なうという問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、設置する機器の内部構造に係わることなく、簡単な構成で高さや傾きの調整を可能にするとともに、コンパクト化を図り、携行性に優れた位置調整装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、位置調整機構に係り、支持対象物に設けられ該支持対象物の姿勢を調整する位置調整機構であって、支持対象物を下方より支持するとともに設置するための支持体と、前記支持体上で前記支持対象物を保持するとともに、正面視で該支持対象物を左右に傾倒可能とし、且つ、正面側を上下方向に傾向可能とした支持対象物可動手段と、前記支持対象物可動手段に設けられ、該支持対象物可動手段の変位動作をガイドするためのガイド手段と、前記支持対象物を前記支持対象物可動手段とともに略水平に回動する支持対象物回動手段とを備えたことを特徴とするものである。
前記支持対象物可動手段には、前記ガイド手段の移動をガイドするガイド孔を形成することが好ましい。
また、前記位置調整機構は、前記支持体上で支持対象物を昇降する支持対象物昇降手段を備えることが好ましい。
さらに、前記支持対象物昇降手段として、支持対象物とともに支持対象物可動手段を移動可能に保持する昇降台と、前記昇降台を昇降するための昇降駆動部とを備えることが好ましい。
また、前記昇降台は、支持対象物可動手段と対向する部分が略球面状で外側に膨出した形状に形成され、前記支持対象物可動手段は、前記昇降台と対向する部分が該昇降台の対向する部分と同じ曲率で凹状に形成されることが好ましい。
さらに、また、前記昇降台に、前記ガイド手段の移動をガイドするためのガイド孔を形成し、前記ガイド手段を、前記昇降台のガイド孔に沿って移動可能とすることが好ましい。
また、前記ガイド孔を、平面視で前記支持対象物可動手段に形成されたガイド孔と略垂直方向に沿った方向で形成することが好ましい。
さらに、前記昇降駆動部は、該昇降駆動部が支持対象物可動手段およびガイド手段と干渉しない位置まで昇降台を上昇可能としたことが好ましい。
本発明の位置調整機構によれば、機器の内部構造に係わることなく、簡単な構成で高さや傾きの調整を容易にできるとともに、コンパクト化を図り、携行性に優れた位置調整装置を実現できるという優れた効果を奏し得る。
詳しくは、本発明の位置調整機構によれば、支持対象物(例えば、プロジェクタ)に設けられ該支持対象物の姿勢を調整する位置調整機構であって、支持対象物を下方より支持するとともに設置するための支持体(例えば、ベース)と、前記支持体上で前記支持対象物を保持するとともに、正面視で該支持対象物を左右に傾倒可能とし、且つ、正面側を上下方向に傾向可能とした支持対象物可動手段(例えば、チルト可動台)と、前記支持対象物可動手段に設けられ、該支持対象物可動手段の変位動作をガイドするためのガイド手段(例えば、チルトガイド)と、前記支持対象物を前記支持対象物可動手段とともに略水平に回動する支持対象物回動手段(例えば、回転台)とを備えることで、支持体により安定した状態で支持対象物を設置し、支持対象物可動手段により支持対象物を上下左右にチルト可能にするとともに、支持対象物回動手段により水平方向でのスイベル(回転)を可能にすることができる。
前記支持対象物可動手段に、前記ガイド手段の移動をガイドするガイド孔(例えば、長孔)を形成することで、該ガイド孔に沿って、支持対象物可動手段とガイド手段とを特定方向(例えば、支持対象物の正面を前方とした場合の左右方向)へ相対的に変位させることができる。
また、前記位置調整機構に、前記支持体上で支持対象物を昇降する支持対象物昇降手段を備えたことで、支持対象物の位置調整を行う時には、支持対象物可動手段を支持体から上昇させて位置調整を行い易くし、位置調整を行わない時には、支持対象物可動手段を下降させて支持体内に収納することで、位置調整機構をコンパクトにすることができ、携帯性に優れた位置調整機構を実現できる。
さらに、前記支持対象物昇降手段として、支持対象物とともに支持対象物可動手段を移動可能に保持する昇降台と、前記昇降台を昇降するための昇降駆動部とを備えることで、簡単な構成で支持対象物可動手段を昇降させることができる。
また、前記昇降台の形状を、支持対象物可動手段と対向する部分が略球面状で外側に膨出した形状に形成し、前記支持対象物可動手段の形状を、前記昇降台と対向する部分が該昇降台の対向する部分と同じ曲率で凹状に形成することで、支持対象物可動手段が昇降台上を移動するだけで、任意に該支持対象物可動手段の傾き量を調整することができる。
さらに、また、前記昇降台に、前記ガイド手段の移動をガイドするためのガイド孔(例えば、長孔)を形成し、前記ガイド手段を、前記昇降台のガイド孔に沿って移動可能とすることで、該ガイド孔に沿って、昇降台とガイド手段とを一特定方向(例えば、支持対象物の正面を前方とした場合の前後方向)へ相対的に変位させることができる。
また、前記ガイド孔を、平面視で前記支持対象物可動手段に形成されたガイド孔と略垂直方向に沿った方向で形成することで、例えば、正面視で支持対象物の正面前を上下方向のチルト調整を可能にするとともに、正面に対して左右方向のチルト調整すなわち左右の傾きの調整を可能にできる。
さらに、前記昇降駆動部を、該昇降駆動部が支持対象物可動手段およびガイド手段と干渉しない位置まで昇降台を上昇可能とすることで、昇降台を上昇させた状態で、支持対象物可動手段による位置調整が可能となり、昇降台を下降させた状態で、支持対象物可動手段を支持体内に収納できるので、装置構成をコンパクトにすることができる。
以下、本発明の最良の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る位置調整機構が設けられたプロジェクタの構成を示す説明図、図2は前記位置調整機構の構成を示す平面図、図3は図2のA−A断面を90°転回して示すA−A断面図矢視図、図4は図2のB−B断面図矢視図である。
本実施形態は、図1に示すように、支持対象物としてのプロジェクタ2に本発明に係る位置調整機構1を設けたものである。
本実施形態に係る位置調整機構1は、図1、図2に示すように、主に、プロジェクタ2を下方より支持するとともに所定位置に設置するための支持体としてのベース3と、前記プロジェクタ2をベース3上で保持するとともに正面視でプロジェクタ2を左右に傾倒可能とし、且つ、正面側を上下方向に傾向可能とした支持対象物可動手段としてのチルト可動台4と、前記チルト可動台4に設けられ、該チルト可動台4の変位動作をガイドするためのガイド手段たるチルトガイド5と、プロジェクタ2をチルト可動台4とともに略水平に回動する支持対象物回動手段としての回転台6と、ベース3上でプロジェクタ2を昇降する支持対象物昇降手段として構成される昇降台7および該昇降台7を駆動する昇降駆動部たる昇降駆動軸8とにより構成されている。
ここで、プロジェクタ2を含む位置調整機構1を構成する各構成要素について詳細に説明する。
プロジェクタ2は、上下方向に偏平の矩形体を呈し、前後方向と比較して左右幅方向に長く構成され、正面2c(前側)には投射レンズ2eが設けられている。
次に、ベース3について説明する。
ベース3は、図1、図2に示すように、側面視で略台形状を呈するとともに、その側壁3cが外側に膨出した湾曲面で構成された略円筒形状、具体的には、略球体の上部を切断し、さらにその上部の球面部を切断して形成された皿状のものを伏せた様な形状を呈し、その上端部3aの径寸法が下端部3bの径寸法よりも小さく形成されたものである。
前記ベース3の上端部3aは、取付け部としてプロジェクタ2が配置され、下端部3bは、任意の設置箇所に設置される部位である。
前記ベース3の中央部には、図3、図4に示すように、筒状に凹んだ収納部3dが形成されている。前記収納部3dの底部3eには回転台6が配置される。
前記収納部3dの側壁3fには、図5、図6に示すように、回転台6を駆動するための回転台駆動部11が設けられている。
ここで、回転台駆動部11について説明する。
図5は前記位置調整機構の一部を構成する回転台駆動部の構成を示す説明図、図6は前記回転台駆動部の構成を示す側面断面図である。
回転台駆動部11は、図5、図6に示すように、駆動モータ11aと、該駆動モータ11aに取付けられて回転台6を回動するためのギア11bとを備え、回転台6の側方に近接して配置されている。
次に、回転台6について説明する。
回転台6は、側壁6aが筒状に形成され、その一端側に底部6bを有する短い筒状体を呈している。その側壁6aは、ベース3の収納部3dの深さ(側壁3fの高さ)と略同等の高さで形成されている。
また、前記側壁6aの外周部には、図5、図6に示すように、全周に渡り前記回転台駆動部11のギア11bと噛み合うギア部6cが形成されている。
前記回転台6の底部6bには、図2、図3に示すように、円柱状を呈する昇降駆動軸8と、該昇降駆動軸8と平行に配置された2本のガイド軸9,9とが側壁6a寄りで、且つ、平面視で円周方向に略3等配の位置で上方に向かい突設されている。
前記昇降駆動軸8と2本のガイド軸9,9は、前記回転台6の側壁6aの高さと略同等の高さで形成されている。
次に、昇降台7について説明する。
昇降台7は、図3、図4に示すように、図中の下側が開口形成されるとともに、上側には略球面状に外側に膨出した外周壁7aが形成されている。
前記外周壁7aは、図1、図3に示すように、後側寄りの昇降駆動軸8が嵌装される部分には、該昇降駆動軸8が螺合される筒状の駆動軸係合部7cが裏側に向かい突出形成され、一方、前側寄りのガイド軸9,9が嵌装される部分には、該ガイド軸9,9が摺動自在に嵌合される筒状の昇降台側保持部7dが裏側に向かい突出形成されている。
また、前記外周壁7aには、図2〜図4に示すように、膨出した外周壁7aの頂部7bを通り、その頂部7bを中心として平面視で直線的に長く形成された長孔状のガイド孔17が形成されている。
このガイド孔17は、図2、図4に示すように、本実施形態では位置調整機構1にプロジェクタ2を搭載した際に、ガイド孔17の長手方向が該プロジェクタ2の前後方向に沿った方向となるように構成され、その幅寸法は、後記するチルトガイド5のガイド部5aが摺動可能に嵌装されるようになっている。
また、前記外周壁7aの裏側には、後記するチルトガイド5の昇降台側保持部5cをガイドするためのリブ7eが、ガイド孔17を挟んで2箇所に該ガイド孔17の長手方向と平行で、且つ、下方に向かい突出して延設されている。この2箇所のリブ7e,7e間の寸法は、昇降台側保持部5cが摺動可能な寸法となっている。
そして、図4に示すように、このガイド孔17の中心位置にチルトガイド5が配置された時、プロジェクタ2が該プロジェクタ2の前後方向に沿った方向で設置面に対して略平行になるようにされている。
また、昇降台7には、図4に示すように、チルトガイド5を移動するためのチルトガイド駆動部12が設けられている。
チルトガイド駆動部12は、駆動モータ12aと、該駆動モータ12aに取付けられてチルトガイド5を移動するためのギア12bとを備え、側面視で該昇降台7裏側の略中央部で該チルトガイド5に近接した位置に設けられている。
次に、チルト可動台4について説明する。
チルト可動台4は、昇降台7の上部の外周壁7aに沿って摺動自在に配置されている。このチルト可動台4は、図3、図4に示すように、図中の上側が開口形成された略皿状を呈し、下側に底部4bが形成され、その底部4bの外周端から上方に向かい逆円錐状に拡開形成された側壁4aが形成されている。
前記側壁4aの上端部4a1は平坦に形成され、この上端部4a1上にプロジェクタ2を搭載するように構成されている。
前記底部4bは、昇降台7の外周壁7aと同形状の曲率で側壁4aの内側(図中上側に向かい)に膨出した形状で形成され、該昇降台7の外周壁7aに沿って該底部4bの裏側面4b1を摺動自在に構成されている。
また、前記底部4bには、図2に示すように、その膨出した中央部の頂部4cを通り、その頂部4cを中心として平面視で直線的に長く形成された長孔状のガイド孔14が形成されている。
前記ガイド孔14は、図2に示すように、本実施形態では前述した昇降台7のガイド孔17に対して略垂直方向(プロジェクタ2の左右幅方向)に沿った方向に長く形成され、その幅寸法は、後記するチルトガイド5のガイド部5aが摺動可能に嵌装されるようになっている。
前記底部4bの外側には、後記するチルトガイド5の可動台側保持部5bをガイドするためのリブ4e,4eが、ガイド孔14を挟んで2箇所に該ガイド孔14の長手方向と平行で、且つ、上方に向かい突出して延設されている。この2箇所のリブ4e,4e間の寸法は、可動台側保持部5bが摺動可能な寸法となっている。
そして、前記ガイド孔14の中心位置にチルトガイド5が配置された時、プロジェクタ2が該プロジェクタ2の左右方向に沿った方向で設置面に対して略平行になるようにされている。
また、前記底部4bの外側面には、図3に示すように、前記ガイド孔14の長手方向に沿った向きと平行に、後記するチルト可動台駆動部13のギア13bと対向する位置に該ギア13bと噛み合うギア部4dが形成されている。
次に、チルトガイド5について説明する。
チルトガイド5は、図3、図4に示すように、昇降台7のガイド孔17とチルト可動台4のガイド孔14とを挿通してチルト可動台4と昇降台7との移動をガイドするガイド部5aと、チルト可動台4の底部4bの外側(図中の上側)に配置された可動台側保持部5bと、昇降台7の外周壁7aの裏側(図中の下側)に配置された昇降台側保持部5cとを一体的に構成したものであって、昇降台7の外周壁7aにチルト可動台4を重ね合わせた状態で、前記チルト可動台4と昇降台7とを摺動可能に挟持するものである。
前記昇降台側保持部5cは、図2に示すように、平面視で略矩形状を呈し、その上側面5c1は、昇降台7の外周壁7aと同形状の曲率で内側に湾曲した形状で形成され、チルト可動台4の底部4bに沿って摺動自在に構成されている。
また、前記昇降台側保持部5cの下側面5c2は、図4に示すように、ガイド孔17の長手方向に沿った向きと平行に、チルトガイド駆動部12のギア12bと噛み合うギア部5dが形成されている。
前記可動台側保持部5bは、図2に示すように、平面視で略矩形状を呈し、その下側面5b2は、チルト可動台4の底部4bと同形状の曲率で内側に湾曲した形状で形成され、チルト可動台4の底部4bに沿って摺動自在に構成されている。
また、前記可動台側保持部5bには、図3に示すように、図示しないブラケットを介して、チルト可動台4を移動するためのチルト可動台駆動部13が設けられている。
チルト可動台駆動部13は、駆動モータ13aと、該駆動モータ13aに取付けられてチルト可動台4を移動するためのギア13bとを備え、チルト可動台4の底部4bに近接して設けられている。
次に、本実施形態の位置調整機構1によるプロジェクタ2の位置調整について図面を参照して説明する。
まず、位置調整機構1の起動時の動作について説明する。
図7は本実施形態に係る位置調整機構の起動時のチルト可動台駆動部付近の状態を示す説明図、図8は前記位置調整機構の起動時のチルトガイド駆動部付近の状態を示す説明図である。
位置調整機構1の起動は、図7に示すように、昇降駆動軸8を所定方向に回転させることで、該昇降駆動軸8と螺合された駆動軸係合部7cを上方へ移動させて昇降台7を上昇させる。この起動動作により、昇降台7は、ガイド軸9に沿って予め設定された基準位置まで上昇する。
この時、昇降台7の外周壁7aは、ベース3の上端部3aおよび回転台6の側壁6aよりも上方に位置するとともに、昇降駆動軸8とガイド軸9の上端部は、昇降台7の外周壁7aの表面より突出することなく、チルト可動台4の移動範囲より下方に位置している。
また、チルト可動台駆動部13は、図7に示すように、チルト可動台4の側壁4aとチルトガイド5の可動台側保持部5bとの間の略中間に位置している。
さらに、チルトガイド駆動部12は、図8に示すように、チルトガイド5の昇降台側保持部5cの略中央部に位置している。
次に、位置調整機構1によるプロジェクタ2の正面2c側の上下方向のチルト調整について説明する。
図9は本実施形態に係る位置調整機構によるプロジェクタ正面の上下方向チルト動作の基準位置を示す説明図、図10は前記位置調整機構により一方にチルトした状態を示す説明図である。
位置調整機構1によりプロジェクタ2の正面2c側(前側)上下方向にチルト調整を行う場合は、図9の状態から、チルトガイド駆動部12の駆動モータ12aを駆動してギア12bを回転させて、ギア12bと噛み合う昇降台側保持部5cのギア部5dをプロジェクタ前後方向に沿って送り、チルトガイド5を前後方向に移動させる。
図9に示すように、チルトガイド5の基準位置が昇降台7の外周壁7aの最も高い位置となっているため、図10に示すように、例えば、チルトガイド5を昇降台7の前側に移動すると、該チルトガイド5の移動とともにチルト可動台4は昇降台7の略球面状に湾曲した外周壁7aに沿って漸次斜め下方に向かい傾斜した状態となる。
このようにして、チルト可動台4が下方に向かい傾斜することで、プロジェクタ2は正面2c側を下方に向けて傾斜した状態となる。
プロジェクタ2の正面2c側を上方に向けて傾斜する場合は、上記と逆方向に、すなわち、チルトガイド5を昇降台7の後側に移動して、該チルトガイド5とともにチルト可動台4を昇降台7の後側に移動させることで、プロジェクタ2の正面2c側を上方に向けて傾斜させることができる。
こうして、プロジェクタ2の正面2c側の上下方向のチルト調整を行う。
次に、位置調整機構1によるプロジェクタ2の左右方向のチルト調整について説明する。
図11は本実施形態に係る位置調整機構による左右チルト動作の基準位置を示す説明図、図12は前記位置調整機構により一方にチルトした状態を示す説明図である。
位置調整機構1によりプロジェクタ2の左右方向にチルト調整を行う場合は、図11の状態から、チルト可動台駆動部13の駆動モータ13aを駆動してギア13bを回転させて、ギア13bと噛み合うチルト可動台4のギア部4dをプロジェクタ2の左右方向に沿って送り、チルト可動台4を左右方向に移動させる。
図11に示すように、チルト可動台4の基準位置が昇降台7の外周壁7aの最も高い位置となっているため、図12に示すように、例えば、チルト可動台4を昇降台7の左側に移動すると、昇降台7の略球面状に湾曲した外周壁7aに沿って漸次左側が下方に傾斜した状態となる。
このようにして、チルト可動台4の左側が下方に向かい傾斜することで、プロジェクタ2は左側を下方に向けて傾斜した状態となる。
プロジェクタ2の右側を下方に傾斜させる場合は、上記と逆方向に、すなわち、チルト可動台4を昇降台7の右側に移動することで、プロジェクタ2の右側を下方に向かい傾斜させることができる。
こうして、プロジェクタ2の左右方向のチルト調整を行う。
次に、位置調整機構1によるプロジェクタ2のスイベル(回転)調整について説明する。
位置調整機構1によりプロジェクタ2のスイベル調整を行う場合は、まず、図5、図6に示すように、回転台駆動部11の駆動モータ11aを駆動してギア11bを回転させ、回転台6の側壁6aに形成されたギア部6cを回動させることで、回転台6をベース3の設置面に対して水平に回転させる。
チルト可動台4と昇降台7とは、チルトガイド5により一体的に挟持され、その昇降台7は、回転台に設けられた昇降駆動軸8およびガイド軸9,9により上下方向にのみ移動可能に構成されているので、回転台6が回転することで、その上部に設けられた前記昇降台7、チルト可動台4、チルトガイド5およびチルト可動台4に搭載されたプロジェクタ2を回転台6の回転動作と連動して設置面に対して水平に回転させることができる。
こうして、プロジェクタ2のスイベル調整を行う。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、簡単な構成で容易にプロジェクタ2の3軸調整、すなわち、上下方向の向き、左右の傾きおよび水平回転による位置の調整を行うことができる。
本実施形態では、昇降駆動軸8により昇降台7を昇降自在に構成し、昇降台7を上昇させた状態でプロジェクタ2の位置調整を行い、昇降台7を下降させた状態で位置調整機構1を収納するようにしたので、装置をコンパクトに構成でき、携行性に優れた位置調整機構を実現できる。
また、本実施形態では、昇降台7の上側の外周壁7aを略球面状に外側に膨出した形状とし、チルト可動台4の底部4bを前記昇降台7の外周壁7aと同形状の曲率で凹状に形成したので、昇降台7上でチルト可動台4を前後左右に移動するだけで、任意に上下左右の傾き量を調整することができる。
なお、本実施形態では、前記昇降台7とチルト可動台4の摺動面を外側上方に膨出した形状としているが、本発明は、この構成に限定されるものではなく、例えば、昇降台7とチルト可動台4の摺動面を下側に凹んだ形状としたものであっても良く、この構成においても、本実施形態と同様な作用効果を奏し得る。
また、本実施形態では、チルトガイド5によりチルト可動台4の動作をガイドするように構成し、チルト可動台4、昇降台7に形成されたガイド孔14、17の長手方向に沿って、それぞれチルトガイド5の動きを規制するリブ4e,7eを構成したので、チルト可動台4の前後方向、左右方向の動作をガタつくことなく確実に行うことができる。
また、本実施形態では、プロジェクタ1の上下方向の向き、左右の傾きおよび水平回転による位置の調整を行うために、回転台駆動部11、チルトガイド駆動部12およびチルト可動台駆動部13を設け、それぞれモータ駆動により調整を行うようにしたので、より簡単にプロジェクタ2の位置調整を行うことができる。
なお、前記回転台駆動部11、チルトガイド駆動部12およびチルト可動台駆動部13の動作制御は、ソフト的あるいは電気的、または機械的に自動制御するようにしたものであっても良い。
このように、本発明の位置調整機構は、上述した実施形態やその他に記載した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、支持体(ベース)、支持対象物可動手段(チルト可動台)、ガイド手段(チルトガイド)、支持対象物回動手段(回転台)、支持対象物昇降手段(昇降台および昇降駆動軸)等の構成に種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の実施形態に係る位置調整機構が設けられたプロジェクタの構成を示す説明図である。 前記位置調整機構の構成を示す平面図である。 図2のA−A断面を90°転回して示すA−A断面図矢視図である。 図2のB−B断面図矢視図である。 前記位置調整機構の一部を構成する回転台駆動部の構成を示す説明図である。 前記回転台駆動部の構成を示す側面断面図である。 前記位置調整機構の起動時のチルト可動台駆動部付近の状態を示す説明図である。 前記位置調整機構の起動時のチルトガイド駆動部付近の状態を示す説明図である。 本実施形態に係る位置調整機構によるプロジェクタ正面の上下方向チルト動作の基準位置を示す説明図である。 前記位置調整機構により一方にチルトした状態を示す説明図である。 前記位置調整機構による左右チルト動作の基準位置を示す説明図である。 前記位置調整機構により一方にチルトした状態を示す説明図である。
符号の説明
1 位置調整機構
2 プロジェクタ(支持対象物)
3 ベース(支持体)
4 チルト可動台(支持対象物可動手段)
4d ギア部
4e リブ
5 チルトガイド(ガイド手段)
5a ガイド部
5b 可動台側保持部
5c 昇降台側保持部
5d ギア部
6 回転台(支持対象物回動手段)
6c ギア部
7 昇降台(支持対象物昇降手段)
7e リブ
8 昇降駆動軸(支持対象物昇降手段)
9 ガイド軸
11 回転台駆動部
12 チルトガイド駆動部
13 チルト可動台駆動部
14、17 ガイド孔

Claims (8)

  1. 支持対象物に設けられ該支持対象物の姿勢を調整する位置調整機構であって、
    支持対象物を下方より支持するとともに設置するための支持体と、
    前記支持体上で前記支持対象物を保持するとともに、正面視で該支持対象物を左右に傾倒可能とし、且つ、正面側を上下方向に傾向可能とした支持対象物可動手段と、
    前記支持対象物可動手段に設けられ、該支持対象物可動手段の変位動作をガイドするためのガイド手段と、
    前記支持対象物を前記支持対象物可動手段とともに略水平に回動する支持対象物回動手段とを備えたことを特徴とする位置調整機構。
  2. 前記支持対象物可動手段は、前記ガイド手段の移動をガイドするガイド孔が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の位置調整機構。
  3. 前記位置調整機構は、前記支持体上で支持対象物を昇降する支持対象物昇降手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の位置調整機構。
  4. 前記支持対象物昇降手段は、支持対象物とともに支持対象物可動手段を移動可能に保持する昇降台と、前記昇降台を昇降するための昇降駆動部とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の位置調整機構。
  5. 前記昇降台は、支持対象物可動手段と対向する部分が略球面状で外側に膨出した形状に形成され、
    前記支持対象物可動手段は、前記昇降台と対向する部分が該昇降台の対向する部分と同じ曲率で凹状に形成されたことを特徴とする請求項4に記載の位置調整機構。
  6. 前記昇降台は、前記ガイド手段の移動をガイドするためのガイド孔が設けられ、
    前記ガイド手段は、前記昇降台のガイド孔に沿って移動可能としたことを特徴とする請求項4または5に記載の位置調整機構。
  7. 前記ガイド孔は、平面視で前記支持対象物可動手段に形成されたガイド孔と略垂直方向に沿った方向で形成されたことを特徴とする請求項6に記載の位置調整機構。
  8. 前記昇降駆動部は、該昇降駆動部が支持対象物可動手段およびガイド手段と干渉しない位置まで昇降台を上昇可能としたことを特徴とする請求項4乃至7のうちの何れか一項に記載の位置調整機構。
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