JP2005195871A - 位置調整機構 - Google Patents

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直樹 田中
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Abstract

【課題】設置する機器の内部構造に係わることなく、簡単な構成で高さや傾きの調整を可能にするとともに、コンパクト化を図り、携行性に優れた位置調整装置を提供する。
【解決手段】プロジェクタ2に設けられ該プロジェクタ2の姿勢を調整する位置調整機構1であって、プロジェクタ2を下方より支持するとともに、該プロジェクタ2を略水平に回動する回転台3と、前記回転台3を設置面4に対して3箇所で支持するとともに、その3箇所をそれぞれ上下方向に昇降可能とした脚部14,15,16とを備えたことを特徴とするものとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、位置調整機構に関し、特に、プロジェクタなどの電子機器類の傾きや高さを調節する位置調整機構に関するものである。
従来、プロジェクタなどの電子機器類を床やテーブルなどに接地する際に、機器類の水平を出したり所定の姿勢に設置するために、機器類の傾きや高さを調節する必要がある場合がある。そこで、簡便な作業で機器の高さ調整が行えるように、機器に位置調整機構を設けたものが知られている。
例えば、位置調整機構として、外装ケースにピストン部を有する脚部材を外部に突出可能に収納した調整脚を構成し、該調整脚を機器に装着して、脚部材の突出量を規制するロック部により機器の高さを調整するようにしたもの(特許文献1を参照)や、ボルト状の脚軸を昇降させてストッパ体により脚軸の長さを調整して機器の高さを調整するようにしたもの(特許文献2を参照)などが提案されている。
上述した調整脚は、いずれも高さ調節する為の脚の軸部が機器内部に設けられており、その軸部の長さを調節することにより高さを決めるようにされている。そして、このような調整脚を複数設けることで、高さ、前後方向の傾き、左右方向の傾き等の位置調整が可能となる。
特開平11−311397号公報(第1−6頁、図4) 特開2003−14191号公報(第1−12頁、図1)
しかしながら、従来の技術においては、機器の高さを調節するための軸部が機器の内部に入り込む為、内部の設計を行う際には調整脚の軸部を避けるように考慮する必要があり、その軸部を収納するスペースを確保するために必要以上に大きくなるという問題があった。
例えば、プロジェクタに位置調整機構を構成する場合は、通常、装置構成上プロジェクタ本体の下側に設けるため、プロジェクタ本体の高さが増加するという問題点があった。また、プロジェクタ投影の広い傾き調整範囲を確保するためには、プロジェクタと設置面との間にプロジェクタの傾き動作を許容する距離が必要であり、そのためにプロジェクタの高さが増大するという問題点があった。
また、上述したように装置本体が大型化することにより携行性も損なうという問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、設置する機器の内部構造に係わることなく、簡単な構成で高さや傾きの調整を可能にするとともに、コンパクト化を図り、携行性に優れた位置調整装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、支持対象物に設けられ該支持対象物の姿勢を調整する位置調整機構であって、前記支持対象物を下方より支持するとともに、該支持対象物を略水平に回動する支持対象物回動手段と、前記支持対象物回動手段を設置面に対して3箇所以上の複数箇所で支持するとともに、その3箇所以上の複数箇所をそれぞれ上下方向に昇降可能とした支持対象物可動手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、前記支持対象物可動手段は、支持対象物回動手段側を支点として上下方向に揺動可能な脚部をそれぞれ支持対象物回動手段側の3箇所以上の複数箇所に備え、それぞれの脚部の自由端側を設置面に当接した状態で揺動させて、支持対象物回動手段の支持位置をそれぞれ変位させることが好ましい。
さらに、前記支持対象物可動手段は、前記脚部を駆動する脚部駆動手段を脚部毎に備えることが好ましい。
また、前記支持対象物可動手段は、前記脚部駆動手段による脚部の動作を制御する制御手段を備えることが好ましい。
さらに、また、前記制御手段は、支持対象物の傾斜方向、および傾斜角度に基づき、それぞれの脚部の傾き角度を演算処理することが好ましい。
さらに、前記制御手段は、支持対象物の回動位置、傾斜方向、および傾斜角度に基づき、それぞれの脚部の傾き角度を演算処理することが好ましい。
また、前記脚部は、自由端側に、揺動方向に沿った方向に移動可能な転動部材を備えることが好ましい。
本発明の位置調整機構によれば、機器の内部構造に係わることなく、簡単な構成で高さや傾きの調整を容易にできるとともに、コンパクト化を図り、携行性に優れた位置調整装置を実現できるという優れた効果を奏し得る。
詳しくは、本発明の位置調整機構によれば、支持対象物を下方より支持するとともに、該支持対象物を略水平に回動する支持対象物回動手段を備えることで、水平方向に回転させて支持対象物物を水平方向での回転位置の調整を容易に行い、前記支持対象物回動手段を設置面に対して3箇所以上の複数箇所で支持するとともに、その3箇所以上の複数箇所をそれぞれ上下方向に昇降可能とした支持対象物可動手段とを備えることで、上下方向の高さ位置調整や前後方向および左右方向の傾き調整を容易に行うことができる。
また、前記支持対象物可動手段として、支持対象物回動手段側を支点として上下方向に揺動可能な脚部をそれぞれ支持対象物回動手段側の3箇所以上の複数箇所に備え、それぞれの脚部の自由端側を設置面に当接した状態で揺動させて、支持対象物回動手段の支持位置をそれぞれ変位させることで、容易に上下方向の高さ位置調整や前後方向および左右方向の傾き調整を容易に行うことができ、しかも、脚部を収納する際に、支持対象物回動手段に対して略平行となるように揺動配置することでコンパクトに収納できる。
さらに、前記支持対象物可動手段として、前記脚部を駆動する脚部駆動手段を脚部毎に備えることで、容易にそれぞれの脚部を独立して動作させることができる。
また、前記支持対象物可動手段として、前記脚部駆動手段による脚部の動作を制御する制御手段を備えることで、支持対象物を任意の向きへの位置調整を容易に行うことができる。
さらに、また、前記制御手段は、支持対象物の傾斜方向、および傾斜角度に基づき、それぞれの脚部の傾き角度を演算処理することで、支持対象物の位置情報によりの位置調整を正確に行うことができる。
さらに、前記制御手段は、支持対象物の回動位置、傾斜方向、および傾斜角度に基づき、それぞれの脚部の傾き角度を演算処理することで、支持対象物回動手段により支持対象物を回動させた場合の位置情報を含む支持対象物の位置情報によりの位置調整を正確に行うことができる。
また、前記脚部の構成として、自由端側に揺動方向に沿った方向に移動可能な転動部材を備えることで、該脚部が揺動方向以外には転がらないため、例えば、任意の脚部の動作により他の脚部の位置が移動して位置ずれが生じることがないので位置調整を正確に行うことができる。
以下、本発明の最良の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る位置調整機構が採用されたプロジェクタの構成を示す斜視図、図2は前記位置調整機構を用いてプロジェクタを使用する状態を示す斜視図である。
本実施形態は、図1、図2に示すように、支持対象物としてのプロジェクタ2に本発明に係る位置調整機構1を装着したものである。
本実施形態に係る位置調整機構1は、プロジェクタ2の姿勢を調整する位置調整機構であって、図1、図2に示すように、主に、プロジェクタ2を下方より支持するとともに、該プロジェクタ2を略水平に回動する支持対象物回動手段としての回転台3と、前記回転台3に設けられ該回転台3を設置面4に対して3位置で支持するとともに、それぞれ上下方向に昇降可能とした支持対象物可動手段としての脚部14,15,16とにより構成されている。
ここで、プロジェクタ2を含む位置調整機構1を構成する各構成要素について詳細に説明する。
図3は位置調整機構を構成する回転台の構成を示す側面断面図、図4は前記回転台の構成を示す回転台下方視図、図5は位置調整機構を構成する脚部の構成を示す側面図である。
プロジェクタ2は、上下方向に偏平の矩形体を呈し、前後方向と比較して左右幅方向に長く構成され、正面2c(前側)には投射レンズ2eが設けられている。前記プロジェクタ2の正面視で図中右側の側面を右側面2a、左側の側面を左側面2b、下側面を底面2f、前記正面2cと対向する側面を後面2dとする。
回転台3は、図3、図4に示すように、側面視で浅い椀形状を呈し、その上端部6aの径寸法が下端部6bの径寸法よりも大きく形成された回転台受部6と、該回転台受部6の上端部6aに回転可能に配設される円盤状を呈する回転台可動部7により構成されている。
前記回転台可動部7の上面7aの中央部には、側壁7bを円筒状に形成された回転伝達部7cが回転台受部6内部に向かい突設されている。前記側壁7bには、前記回転台受部6に設けられた後述する回転台駆動部11のギア11cと噛み合うギア部7dが外周部の全周に渡り形成されている。そして、前記回転台可動部7の上面7aがプロジェクタ2の底面2fの略中央に来るように配置される。
前記回転台受部6の内部には、前記回転台可動部7を駆動するための回転台駆動部11が設けられている。
前記回転台駆動部11は、駆動モータ11aと、該駆動モータ11aの主軸に取付けられたウォーム11bと、前記ウォーム11bと噛みあい前記回転台可動部7のギア部7dを回動するためのギア11cとを備えている。該回転台駆動部11は、図示しないブラケット等により回転台可動部7のギア部7dに近接して配置されている。
また、図4、図5に示すように、前記回転台受部6の底部6cには、円周方向で3等配された位置に3体の脚部14,15,16が揺動可能に軸支されるとともに、該脚部14,15,16をそれぞれ駆動する脚部駆動部12が3箇所に設けられている。
ここで脚部14,15,16について、一体の脚部14を例に挙げて説明する。
前記脚部14は、一端部14a1が回転台受部6側に軸支され、他端部14a2を自由端とした揺動アーム14aを備えている。前記一端部14a1には、揺動軸と同軸上でかつ一体的にギア14bが設けられている。また、前記他端部14a2には、揺動方向に沿った方向、すなわち揺動アーム14aの延設方向に沿って相互方向に回転して移動可能な転動部材たるローラ20が軸支されている。
前記ローラ20は、揺動アーム14aの揺動方向以外には転がらないため、例えば、揺動アーム14aの揺動方向に対して横方向や斜め方向には移動することはない。
前記脚部駆動部12は、図5に示すように、駆動モータ12aと、該駆動モータ12aに取付けられるピニオン12bと、前記ピニオン12bにより駆動されるギア12cと、前記ギア12cと一体的に形成されたウォーム12dとを備え、図示しないブラケット等により揺動アーム14aの一端部14a1に近接して配設されている。
前記脚部駆動部12の動作を制御する制御手段たるマイコン8は、回転台3内部に設けられている。
尚、脚部15,16は、ともに上述した脚部14の構成と同様に構成されているので説明を省略する。
次に、本実施形態の位置調整機構1によるプロジェクタ2の位置調整について図面を参照して説明する。
プロジェクタ2の位置調整を行う場合、まず、位置調整機構1を起動してプロジェクタ2を基準位置にセットする。
位置調整機構1によりプロジェクタ2を基準位置にセットする場合は、図1に示すように、脚部14,15,16の揺動アーム14a,15a,16aを全開拡した状態から、図2、図5に示すように、回転台3に内蔵された3箇所の駆動モータ12aを駆動してギア12cを回転させ、揺動アーム14a,15a,16aのそれぞれの一端部側のギア部14b,15b,16bを回動させて、自由端側を同時に所定量(所定角度)下方に揺動させ、プロジェクタ2を基準位置まで持ち上げる。
この時のプロジェクタ2の基準位置は、予めマイコン8により設定されている。
次に、位置調整機構1によるプロジェクタ2の正面2cの任意方向のチルト調整について説明する。
図6は本実施形態に係る位置調整機構によりプロジェクタ正面を上方にチルトした状態を示す斜視図である。
プロジェクタ2を任意の方向にチルトさせる場合は、チルトさせる方向に応じて脚部14,15,16の揺動角度を制御する。ここで使用されるアルゴリズムは、プロジェクタ2の傾く方向、傾き量と、各揺動アーム14a,15a,16aの傾き量(揺動角度)との関係を表す関係式に基づき求めるものとする。
ここでは、一例として、脚部14の揺動アーム14aのみの傾き量を調整して、脚部14の動作により揺動アーム14aの傾く方向へのプロジェクタ2の上下方向の傾き調整について説明する。
まず、プロジェクタ2と脚部14,15,16との位置関係は、図6に示すように、プロジェクタ2の前側の左右側方に脚部15,16が位置し、プロジェクタ2の後側に脚部14が位置している。
前記プロジェクタ2の前側を上方へチルトする場合は、図5、図6に示すように、脚部14の脚部駆動部12の駆動モータ12aを駆動して、揺動アーム14aの自由端側を外側に向かい開拡する。
前記揺動アーム14aが開拡すると、プロジェクタ2が搭載された回転台3の脚部14が設けられた部位、すなわちプロジェクタ2の後側が下がる。これにより、プロジェクタ2の前側の正面2cが上方に向かい傾向する。
このプロジェクタ2の正面2c側の上方への傾き角度は、マイコン8により揺動アーム14aの揺動角度に応じて制御される。
一方、プロジェクタ2の正面2c側を下方にチルトする場合は、脚部14を上述した動作とは逆の動作で行う。すなわち、揺動アーム14aを下方に揺動させてその自由端側を内側に向かい移動させ、該揺動アーム14aが立ち上がるように動作させる。
前記揺動アーム14aが自由端側を接地させた状態で立ち上がると、プロジェクタ2が搭載された回転台3の脚部14が設けられた部位、すなわちプロジェクタ2の後側が上昇して、プロジェクタ2の前側の正面2cが下方に向かい傾向する。
このようにして、プロジェクタ2の正面2c側の上下方向のチルト調整を行うことができる。
尚、本実施形態では、脚部14のみを動作させてプロジェクタ2のチルト調整を行う方法について説明したが、その他の例として、本実施形態とは逆に、脚部14を固定し、脚部15,16を動作させることでプロジェクタ2のチルト調整を行うようにしたものであっても良い。
また、脚部14,15,16の揺動アーム14a,15a,16aの揺動角度を同様に調整し、開脚状態を同様に変化させることで、プロジェクタ2の高さ方向の位置調整が可能となる。
さらに、脚部14,15,16の揺動アーム14a,15a,16aの揺動角度をそれぞれ変えることで、プロジェクタ2を任意の方向へ自在にチルトさせること可能となる。
このときの、プロジェクタ2の傾く方向、傾き量は、それぞれの揺動アーム14a,15a,16aの傾き量(揺動角度)により決定される。
次に、位置調整機構1によるプロジェクタ2のスイベル(回転)調整について説明する。
プロジェクタ2は、回転台3の回転台受部6により回転可能に構成された回転台可動部7上に搭載され(図3を参照)、前記回転台受部6に取付けられた駆動モータ11aにより、ウォーム11b,ギア11cを介して、回転台可動部7のギア部7dが回動することで、該回転台可動部7とともに回動するようになっている(図4を参照)。
前記プロジェクタ2が水平状態で設置されている場合は、回転台3により水平方向のスイベル(回転)位置調整を容易に行うことができる。
ここで、プロジェクタ2が傾斜した状態で設置された場合の回転位置調整について説明する。
図7の(a),(b),(c)は本実施形態に係る位置調整機構によりプロジェクタを傾斜したままで回動した状態を示す説明図、図8の(a),(b),(c)は図7の(a),(b),(c)のプロジェクタの各々の回動位置における投影像の軌跡を示す説明図、図9の(a),(b),(c)は本実施形態に係る位置調整機構によりプロジェクタの傾き状態を調整しながら回動した状態を示す説明図、図10は図9の(a),(b),(c)のプロジェクタの各々の回動位置における投影像の軌跡を示す説明図である。
前記回転台3は、回転台受部6に設けられた脚部14,15,16のうち、脚部14の揺動アーム14aのみが開拡して、プロジェクタ2とともに脚部14側が下方に傾いた状態で配置されている(図6を参照)。
この状態で、プロジェクタ2を、図7(a),(b),(c)に示すように、回転台3のみの動作により図中で右側に90°回動すると、該プロジェクタ2の投影像は、図8(a),(b),(c)に示すように、漸次右下がりの投影像となる。
そこで、傾いた状態の回転台3を設置面4に対し水平に回転させるには、前述したアルゴリズムを利用して、回転時にそれぞれの揺動アーム14a,15a,16aの傾き角度を調整する。
これにより、常に設置面4に対しプロジェクタ2を水平に回転することが可能となる。
すなわち、図9(a),(b),(c)に示すように、回転台3の動作時にマイコン8によりプロジェクタ2の回転位置に応じて3体の揺動アーム14a、15a、16aの傾きを同時に制御することで、図10(a)、(b)、(c)に示すように、投影像を傾けることなく、設置面4に対し水平に移動させることができる。
具体的には、本実施形態においては、図9(a),(b),(c)に示すように、揺動アーム15aの傾き角度は、プロジェクタ2が回転するにつれ、該揺動アーム15aが徐々に下方に揺動して大きく、プロジェクタ2による投影方向が揺動アーム15aの方向と同一方向となる時に最大となる。その後、揺動アーム15aが徐々に上方に揺動して傾き角度は徐々に小さくなる。
揺動アーム16aの傾き角度は、プロジェクタ2が回転するに連れて、該揺動アーム16aが徐々に上方に揺動して小さくなる。
揺動アーム14aの傾き角度は、プロジェクタ2が回転するに連れて、該揺動アーム14aが徐々に下方に揺動して大きくなる。
このようにして、プロジェクタ2が回転しても、それぞれの揺動アーム14a,15a,16aを揺動させて傾き角度の調整を行うことで、プロジェクタ2を自在にチルトさせて水平状態を保ち、投影像を水平に保つことができる。
以上のように構成したので、本実施形態によれば、簡単な構成で位置調整機構1を構成して、容易にプロジェクタ2の3軸調整、すなわち、上下方向の向き、左右の傾きおよび水平回転による位置の調整を行うことができる。
また、本実施形態によれば、支持対象物回動手段としての回転台3を回転台受部6と回転台可動部7とにより構成し、プロジェクタ2を回転台可動部7上に搭載するだけで回転台可動部7とともに回動可能にするとともに、回転台受部6とともに任意の方向への傾倒動作を可能としたので、プロジェクタ2の構成を何ら変更することなく、簡単に回転台可動部7に組付けられ、容易に位置調整を行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、支持対象物可動手段として回転台3に3体の脚部14,15,16を設けたことで、3点支持により支持対象物たるプロジェクタ2を安定して支持するとともに、少ないの部品構成で左右上下方向の傾き調整が可能となる。
尚、本実施形態では、支持対象物を3体の脚部14,15,16で支持するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、支持対象物可動手段としての脚部を4箇所またはそれ以上設けて支持対象物(プロジェクタ等)を支持するものであっても良い。このような構成によれば、きめ細かな位置制御が可能となる。
また、本実施形態によれば、支持対象物可動手段としての脚部14,15,16の構成を、揺動アーム14a,15a,16aを揺動させることで、それぞれの方向の位置調整を行うようにしたので、簡単に左右上下方向の傾きおよび位置調整を行うことができる。さらに、位置調整機構1の収納時に、揺動アーム14a,15a,16aを回転台3に対して略平行と成るようにいっぱいに開拡することで、装置を低くコンパクトに収納することができる。
尚、前記揺動アーム14a,15a,16aを折り畳み式とすることで、さらにコンパクトに収納でき、携行性に優れた位置調整機構を実現できる。
また、前記脚部14,15,16の動作の制御を制御手段たるマイコン8により行い、揺動アーム14a,15a,16aの動作をそれぞれ独立して制御するようにしたので、プロジェクタ2の傾きや位置調整を任意の位置で容易に行うことができる。
さらに、本実施形態によれば、揺動アーム14a,15a,16aのそれぞれの自由端側に、転動手段たるローラ20を一方向に沿って相互方向に回転可能に設けたので、設置面4と接する部分の動作をスムーズにするとともに、他の方向へ移動させないストッパとして機能させることができる。
また、本実施形態によれば、プロジェクタ2の上下方向の向き、左右の傾きおよび水平回転による位置調整を行うために、回転台駆動部11、脚部駆動部12を設け、それぞれモータ駆動により動作するようにしたので、より簡単にプロジェクタ2の位置調整を行うことができる。
このように、本発明の位置調整機構は、上述した実施形態やその他に記載した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、支持対象物回動手段(例えば、回転台)、支持対象物可動手段(例えば、脚部)等の構成に種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の一実施形態に係る位置調整機構が採用されたプロジェクタの構成を示す斜視図である。 前記位置調整機構を用いてプロジェクタを使用する状態を示す斜視図である。 前記位置調整機構を構成する回転台の構成を示す側面断面図である。 前記回転台の構成を示す回転台下方視図である。 前記位置調整機構を構成する脚部の構成を示す側面図である。 前記位置調整機構によりプロジェクタ正面を上方にチルトした状態を示す斜視図である。 前記位置調整機構によりプロジェクタを傾斜したままで回動した状態を示す説明図であって、(a)は前記プロジェクタの前方に上方に向いた状態を示す側面図、(b)は前記プロジェクタが略45°右向きに回動した状態を示す側面図、(c)は前記プロジェクタが略90°右向きに回動した状態を示す側面図である。 図7のプロジェクタの回動位置における投影像の軌跡を示す説明図であって、(a)は前記プロジェクタが図7(a)の位置における投影像、(b)は前記プロジェクタが図7(b)の位置における投影像、(c)は前記プロジェクタが図7(c)の位置における投影像である。 前記位置調整機構によりプロジェクタの傾き状態を調整しながら回動した状態を示す説明図であって、(a)は前記プロジェクタの前方に上方に向いた状態を示す側面図、(b)は前記プロジェクタが略45°右向きに回動した状態を示す側面図、(c)は前記プロジェクタが略90°右向きに回動した状態を示す側面図である。 図9のプロジェクタの回動位置における位置調整を行った場合の投影像の軌跡を示す説明図であって、(a)は前記プロジェクタが図9(a)の位置における投影像、(b)は前記プロジェクタが図9(b)の位置における投影像、(c)は前記プロジェクタが図9(c)の位置における投影像である。
符号の説明
1 位置調整機構
2 プロジェクタ(支持対象物)
3 回転台(支持対象物回動手段)
4 設置面
6 回転台受部
7 回転台可動部
8 マイコン(制御手段)
11 回転台駆動部
12 脚部駆動部(脚部駆動部)
14,15,16 脚部(支持対象物可動手段)
14a,15a,16a 揺動アーム
14b,15b,16b ギア部
20 ローラ(転動部材)

Claims (7)

  1. 支持対象物に設けられ該支持対象物の姿勢を調整する位置調整機構であって、
    前記支持対象物を下方より支持するとともに、該支持対象物を略水平に回動する支持対象物回動手段と、
    前記支持対象物回動手段を設置面に対して3箇所以上の複数箇所で支持するとともに、その3箇所以上の複数箇所をそれぞれ上下方向に昇降可能とした支持対象物可動手段とを備えたことを特徴とする位置調整機構。
  2. 前記支持対象物可動手段は、支持対象物回動手段側を支点として上下方向に揺動可能な脚部をそれぞれ支持対象物回動手段側の3箇所以上の複数箇所に備え、それぞれの脚部の自由端側を設置面に当接した状態で揺動させて、支持対象物回動手段の支持位置をそれぞれ変位させることを特徴とする請求項1に記載の位置調整機構。
  3. 前記支持対象物可動手段は、前記脚部を駆動する脚部駆動手段を脚部毎に備えたことを特徴とする請求項2に記載の位置調整機構。
  4. 前記支持対象物可動手段は、前記脚部駆動手段による脚部の動作を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の位置調整機構。
  5. 前記制御手段は、支持対象物の傾斜方向、および傾斜角度に基づき、それぞれの脚部の傾き角度を演算処理することを特徴とする請求項4に記載の位置調整機構。
  6. 前記制御手段は、支持対象物の回動位置、傾斜方向、および傾斜角度に基づき、それぞれの脚部の傾き角度を演算処理することを特徴とする請求項4に記載の位置調整機構。
  7. 前記脚部は、自由端側に、揺動方向に沿った方向に移動可能な転動部材を備えたことを特徴とする請求項2乃至6のうちの何れか一項に記載の位置調整機構。
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KR101980733B1 (ko) * 2017-12-18 2019-05-21 주식회사 레이앤리소시스 효율적인 상영공간 확보가 가능한 전면반사식 영사시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014187531A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Casio Comput Co Ltd 投影装置、投影方法及び投影プログラム
KR101980733B1 (ko) * 2017-12-18 2019-05-21 주식회사 레이앤리소시스 효율적인 상영공간 확보가 가능한 전면반사식 영사시스템

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