JP2005180614A - バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】バルブにおけるシール部材の剛性を向上させることにより、前記シール部材の変形を抑制して前記バルブからのシール部材の脱落を回避する。
【解決手段】上方に向かって膨出する円筒部42と、前記円筒部42から半径外方向に向かって延在する平面部56とを有するボディ30を備え、前記ボディ30に形成されるフランジ部60を介してバルブ12が圧縮流体の封入されたタンク14へと装着されている。前記平面部56には、弾性材料からなるシール部材40が装着され、前記シール部材40の内部には金属製材料からなるリング状の補強部材76が設けられている。そして、バルブ12が装着されたタンク14に接続プラグ20が連結される際、前記接続プラグ20がシール部材40へと押圧されて、圧縮流体の気密を保持している。
【選択図】図5

Description

本発明は、圧縮流体が封入されたタンクの開口部に一体的に装着され、弁体の開閉動作によって前記タンクの内部の圧縮流体を外部に導出するためのバルブに関する。
従来から、ガス等の圧縮流体が内部に封入されたタンクの開口部を開閉するためにバルブが用いられている。
このバルブは、例えば、タンクの開口部に装着され、略中央部に突出した円筒状の接続部が形成されている。前記接続部には、前記タンクからの圧縮流体が供給される機器等に接続するための継手が螺合されている。
接続部の内部には円筒状のバルブボディが装着され、前記バルブボディの内部には、開閉弁が軸線方向に沿って変位自在に設けられている。前記開閉弁は、ばね部材の弾発力によってバルブボディの上部と接続部との間に設けられたパッキンに着座して、タンクの内部の圧縮流体が外部に導出することを遮断している。そして、配管等が接続された継手が接続部へと螺合されることにより、前記継手の内部に設けられた突起によって開閉弁がパッキンより離間する方向に押圧されて弁開状態となり、前記タンクの内部の圧縮流体がバルブボディと開閉弁との間を通って継手から接続された機器等へと導出される(特許文献1参照)。
特開平8−338595号公報
ところで、特許文献1に係る従来技術においては、開閉弁をばね部材の弾発力によってパッキンに着座させ、タンクの内部に封入された圧縮流体の気密を保持しているが、継手に設けられた突起によって開閉弁を弁開状態としてバルブの内部に封入された圧縮流体を機器等へと供給する際に、圧縮流体の一部が継手と接続部との間隙より外部に漏出することが懸念される。
本発明は、前記の不具合を解消するためになされたものであり、圧縮流体の漏洩を確実に回避することができると共に、漏洩回避のためのシール部材が脱落することがないバルブを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、圧縮流体が封入されたタンクの開口部に装着され、連結された接続部材を介して前記タンクの内部の圧縮流体を外部に導出するバルブにおいて、
前記タンクの内外を連通する貫通孔が形成された円筒部を有し、前記円筒部に前記接続部材が嵌合されるボディと、
前記円筒部に設けられ、ばね部材の弾発力によって弁座部に着座することで前記貫通孔を閉塞する弁体と、
前記円筒部の外周部に装着され、金属製材料からなるリング部材が内部に設けられた弾性材料からなるシール部材と、
を備え、
前記接続部材が前記円筒部に嵌合された際、前記接続部材の端面が前記シール部材に押圧されることで気密状態が確保されることを特徴とする。
本発明によれば、バルブが装着されたタンクに接続部材を連結し、弁体が弁座部より離間することにより前記接続部材を介してタンクの内部に封入された圧縮流体を接続部材側へと導出する。接続部材をタンクの円筒部に連結した際、前記接続部材の端面が、円筒部の外周部に装着されたシール部材に密着した状態となる。その際、シール部材の内部には、金属製材料からなるリング部材が設けられているため、前記シール部材の過剰な変形を抑制することができる。この結果、タンクと接続部材との間の気密性が確保され、タンク内の圧縮流体が漏洩することなく接続部材側に供給される。
一方、タンクを接続部材から離脱する際、前記ボディに装着されたシール部材の変形が金属製材料からなるリング体により抑制されており、前記円筒部とシール部材とが好適に密着した状態で保持されているため、前記圧縮流体が、前記円筒部とシール部材との間に浸入することを防止することができ、前記シール部材のボディからの脱落を回避することができる。
なお、リング部材の断面形状を円弧状に形成することにより、前記リング部材の強度が向上し、シール部材が接続部材の端面によって押圧された際の変形をより一層好適に抑制することが可能となる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、バルブに接続部材を連結した際、シール部材が前記接続部材とボディとの間に密着した状態で挟持されることで気密性が十分に確保される一方、前記シール部材の内部には金属製材料からなるリング部材が設けられているため、前記シール部材の変形を抑制することができる。そのため、タンクを接続部材から離脱する際、圧縮流体がボディの円筒部とシール部材との間に浸入することを防止することができ、前記シール部材のボディからの脱落を回避することができる。
本発明に係るバルブについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係るバルブ12が圧縮流体の封入されたタンク14に装着され、前記バルブ12を介してタンク14から装置16へと前記圧縮流体を供給する流体供給機構を示す。
この流体供給機構10は、圧縮流体(例えば、キセノンガス)が封入されたタンク14と、前記タンク14の開口部18(図2参照)を閉塞するように装着されるバルブ12と、前記バルブ12に対して着脱自在に設けられる接続プラグ(接続部材)20と、前記接続プラグ20に接続された第1チューブ22aに接続される減圧弁24と、前記第1チューブ22aを介してタンク14からの圧縮流体が供給される装置16(例えば、キセノンガス吸入装置)と、前記減圧弁24と装置16の間に第2及び第3チューブ22b、22cを介して接続され、前記第1〜第3チューブ22a〜22cに流通する圧縮流体の連通・非連通状態を切り換える切換弁26と、前記第1チューブ22aを流通する圧縮流体の圧力を検出する圧力検出手段28(例えば、圧力センサ)とからなる。
このバルブ12は、図3及び図4に示されるように、板状材により略円形状で中央部が膨出して形成されるボディ30と、前記ボディ30の略中央部に収納されるハウジング32と、前記ボディ30とハウジング32との間に挟持される環状の弁座部34と、前記ハウジング32の内部に設けられ、ばね部材36の弾発力の作用下に前記弁座部34に押圧される弁体38と、接続プラグ20が前記ボディ30に装着された際の気密を保持するシール部材40とを備える。
ボディ30の略中央部には、膨出した円筒部42が形成され、前記円筒部42の中央部には、前記円筒部42の内部と外部とを連通する貫通孔44が形成されている。また、円筒部42の外周面には、雄ねじが刻設されたねじ部46が形成され、前記ねじ部46には、第1チューブ22a(図1参照)が接続された接続プラグ20が螺合される。
接続プラグ20は金属製材料から形成され、その一端部側に設けられた接続ポート48に第1チューブ22aが接続され、前記第1チューブ22aを介して減圧弁24と接続されている。
接続プラグ20の他端部側には、円筒状の挿入部50が形成され、前記挿入部50の内周面には雌ねじが刻設された螺合部52が設けられている。そして、挿入部50がバルブ12の内部に挿入され、前記挿入部50における螺合部52が円筒部42のねじ部46へと螺合され、前記接続プラグ20がバルブ12に一体的に装着された状態となる。
挿入部50の中央部には、細軸状のピン部54が設けられ、前記ピン部54と挿入部50との間の連通路55が接続ポート48と連通している。
一方、ボディ30における円筒部42の外周部には、平面部56が形成され、前記平面部56の外周部から略鉛直に立ち上がる外壁部58が形成されている。外壁部58の端部には、外方向に向かって略円弧状にカールしたフランジ部60が形成され、前記フランジ部60の内部には、フッ素ゴム等の弾性材料からなる環状の弾性部材62が装着されている。
そして、バルブ12をボディ30に装着する際に前記フランジ部60をタンク14の開口部18に係合し、図示しない治具等によって前記フランジ部60を開口部18と一体的に加締めることにより、バルブ12とタンク14とを一体的に連結している。
その際、フランジ部60の内部に設けられた弾性部材62が、フランジ部60とタンク14の開口部18との間に挟持されることにより、タンク14の内部の圧縮流体が外部に漏出することが防止される。
ボディ30の平面部56には、中央部に形成された円筒部42を中心として環状のシール部材40が配設されている。このシール部材40は、弾性材料(例えば、NBR)からなり、中央部に円筒部42が挿通される挿通孔64が形成されると共に、シール部材40の一方の面には、ボディ30の平面部56に当接する当接面66が略平面状に形成されている。また、前記シール部材40の当接面66側の挿通孔64には、面取部68(図4参照)が形成されている。前記面取部68を設けることにより、前記挿通孔64を介してシール部材40をボディ30の円筒部42へと好適に挿通させることができる。
一方、シール部材40の他方の面には、径方向の略中央部に形成される頂部70を境として挿通孔64側に傾斜した第1傾斜面72が形成されると共に、前記頂部70を境として外周側に傾斜した第2傾斜面74が形成されている。第1傾斜面72と第2傾斜面74とは、略同一の傾斜角度に形成されている。
また、シール部材40の内部には、金属製材料からなるリング状の補強部材(リング部材)76が内装されている。この補強部材76は、断面略円弧状に湾曲して形成され、弾性部材62の略中央部に内装されている。なお、補強部材76は、断面略円弧状に湾曲したリング体に限定されるものではなく、断面略矩形状等のリング体であってもよい。また、補強部材76が十分な剛性を有する場合には、平面状のリング体であってもよい。
この補強部材76をシール部材40に内装する場合には、図6に示されるように、先端部が円弧状に形成された複数の支持部78を有する支持用治具80によってリング状の補強部材76を予め略水平に保持しておく。そして、支持用治具80によって保持された補強部材76を上下より挟み込むように弾性材料が充填される上型82と下型84とを型合わせする。その際、前記補強部材76は、上型82と下型84との内部に充填されて成形されるシール部材40の略中央部となる位置に配置されている。
次に、上型82と下型84の内部に補強部材76が配置された状態で、前記上型82と下型84の内部に弾性材料を充填させて固化させることにより、前記補強部材76が、シール部材40の内部に略水平且つ略中央部に保持された状態で前記シール部材40が成形される。なお、その際、シール部材40の頂部70が形成される面とは反対側の面には、補強部材76を支持している支持部78が挿通された成形穴85が形成されている。
そして、前記上型82を矢印A方向へと移動させた後、プレート部86を前記上型82に向かって押圧して支持用治具80を変位させることにより、成形穴85を介して前記支持用治具80の支持部78によってシール部材40が、下型84の内部より該下型84と離間する方向(矢印A方向)へと押し出される。これにより、シール部材40を下型84から好適に取り出すことができる。
ハウジング32は中空状に形成され、ボディ30の円筒部42の内部に一体的に装着されている。このハウジング32には、該ハウジング32の内部と外部とを連通する孔部88が形成されると共に、前記ハウジング32の内部には、軸線方向に沿って変位自在に弁体38が設けられ、前記弁体38とハウジング32との間には、前記弁体38を弁座部34側へと付勢するばね部材36が介装されている。
弁体38は断面略H字状に形成され、環状に突出した着座部90が円筒部42の貫通孔44側の内壁面とハウジング32の開口端面との間に設けられた弾性材料からなる弁座部34に着座・離間することにより、バルブ12における圧縮流体の連通・非連通状態を切り換えている。また、着座部90の内周側には、該着座部90より所定深さだけ下方に窪んだ受圧部92が形成されている。
本発明の実施の形態に係るバルブ12は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、圧縮流体(例えば、キセノンガス)が封入されたタンク14の開口部18にバルブ12が装着され、前記バルブ12の内部に設けられる弁体38が弁座部34に着座して、前記タンク14の内部の圧縮流体が外部に導出しない状態を初期位置として説明する。
初期位置において、例えば、キセノンガス吸入装置等の装置16に固定された接続プラグ20に対して、バルブ12が装着されたタンク14を対向する位置とし、前記接続プラグ20における挿入部50の内部にバルブ12の円筒部42を挿入する。そして、タンク14を回転させることにより、前記円筒部42のねじ部46を前記挿入部50の螺合部52へと螺合させる(図3参照)。なお、前記とは反対に、バルブ12が装着されたタンク14を固定して、接続プラグ20側を回転させるようにしてもよい。
そして、接続プラグ20の挿入部50にバルブ12を介して螺合されたタンク14をさらに回転させ、前記バルブ12を接続プラグ20に接近させる方向(矢印A方向)に変位させることにより、接続プラグ20の螺合部52とバルブ12の円筒部42とが確実に螺合され、バルブ12が装着されたタンク14が接続プラグ20に一体的に連結された状態となる。
ここで、タンク14を回転させながら接続プラグ20に装着する際、バルブ12に装着されたシール部材40が、挿入部50の端面である押圧面94に向かって徐々に接近する方向(矢印A方向)に変位し、前記シール部材40の頂部70が、前記タンク14の矢印A方向への変位作用下に挿入部50の押圧面94に当接した後に徐々に押圧されていく。
その際、シール部材40には、その略中央部に金属製材料からなる補強部材76が内装されているため、前記シール部材40の変形が抑制される。詳細には、シール部材40に軸線方向(矢印B方向)に押圧力が付与された際、前記シール部材40が、頂部70を中心として第1傾斜面72側及び第2傾斜面74側へとそれぞれ流動するように押し潰されて変形し、接続プラグ20の挿入部50によって押圧されたシール部材40の第1及び第2傾斜面72、74が略平面状となる。このとき、リング状の補強部材76がシール部材40に内装されているため、シール部材40の外壁部58側への変形が抑制される。
従って、接続プラグ20が、バルブ12に完全に装着された状態において、ねじ部46の外周面とシール部材40の挿通孔64の内周面との間に間隙が生じることがない。
次に、バルブ12を介してタンク14と接続プラグ20とが一体的に連結された状態で、前記接続プラグ20に設けられた切換機構(図示せず)を介して接続プラグ20のピン部54をバルブ12の弁体38に向かって変位させる。
ピン部54は、図5に示されるように、弁体38の受圧部92と対向する位置に設けられているため、前記ピン部54の変位作用下に該ピン部54の先端によって弁体38がタンク14側(矢印B方向)へと押圧される。そのため、弁体38の着座部90が弁座部34より離間し、ボディ30の貫通孔44を介してハウジング32の内部と接続プラグ20の内部とが連通した状態となる。
これにより、タンク14の内部の圧縮流体が、ハウジング32に形成された孔部88から弁体38とハウジング32の内壁面との間を通って、ボディ30の貫通孔44より接続プラグ20の連通路55へと導出される。そして、前記連通路55に導出された圧縮流体が、接続ポート48から該接続ポート48に接続された第1チューブ22aへと流通し、減圧弁24によって所望の圧力値へと調圧された後、図示しないコントローラからの制御信号に基づいて弁開状態となった切換弁26を介して装置16へと供給される。
その際、シール部材40が接続プラグ20によって押圧され、該接続プラグ20の押圧面94とバルブ12の平面部56との間に密着するように挟持されているため、前記接続プラグ20とバルブ12との間の気密を好適に保持することができ、前記貫通孔44を介してハウジング32から接続プラグ20へと供給される圧縮流体が、接続プラグ20とバルブ12との螺合部位等を介して外部に漏出することを防止することができる。
なお、第1チューブ22aから分岐して設けられた圧力検出手段28(例えば、圧力センサ)によって、前記第1チューブ22aの内部を流通する圧縮流体の圧力が常に検出され、タンク14の内部に残存する圧縮流体の量を確認している。すなわち、タンク14内の圧縮流体の残量が多い場合には、前記圧力検出手段28によって第1チューブ22a内を流通する圧縮流体の圧力値が大きく検出され、前記タンク14内の圧縮流体の残量が少なくなってきた場合には、前記圧力検出手段28によって検出される第1チューブ22a内を流通する圧縮流体の圧力値が徐々に小さくなる。
次に、例えば、タンク14から圧縮流体が供給されている装置16の使用を終了し、圧縮流体がタンク14内に残存した状態で前記タンク14を接続プラグ20から一旦取り外す場合について説明する。
その際には、先ず、図示しないコントローラからの制御信号に基づいて弁開状態となっている切換弁26を弁閉状態へと切り換え、第1〜第3チューブ22a〜22cを介して接続された装置16とタンク14との連通状態を遮断する。
この場合、切換弁26が弁閉状態に切り換えられ、タンク14と装置16との間における圧縮流体の連通状態が遮断されているが、前記切換弁26とタンク14との間に接続された第1及び第2チューブ22a、22b及び接続プラグ20の内部には、圧縮流体が所定圧を有した状態で残存している。
そこで、圧縮流体が所定量だけ内部に残存しているタンク14を、接続プラグ20に対して前記とは反対方向に回転させることにより、前記接続プラグ20の挿入部50に螺合されていたバルブ12の円筒部42を介してタンク14が接続プラグ20から徐々に離間する方向(矢印B方向)に変位する。
その際、前記接続プラグ20に接続された第1及び第2チューブ22a、22bの内部と接続プラグ20との内部に残存していた圧縮流体の圧力が、螺合されている前記螺合部52の雌ねじと円筒部42のねじ部46との間の間隙を介して接続プラグ20側からバルブ12側に印加される。
その場合、シール部材40の内部に設けられた補強部材76によって前記シール部材40の変形が抑制されているため、接続プラグ20によってシール部材40が押し潰された際に、該シール部材40の挿通孔64が円筒部42の外周面より離間することがなく、シール部材40と円筒部42とが好適に密着した状態で保持されている。このため、接続プラグ20側からバルブ12側へと漏出した圧縮流体が、前記挿通孔64と円筒部42との間を介して前記ボディ30の平面部56とシール部材40の当接面66との間に浸入することがない。従って、シール部材40が圧縮流体によって平面部56より離間する方向(矢印A方向)へと押し上げられることがなく、前記シール部材40のボディ30からの脱落を回避することができる。
以上のように、本実施の形態では、バルブ12の平面部56に弾性材料からなる環状のシール部材40を設け、前記バルブ12が装着されたタンク14を接続プラグ20へと一体的に装着した際に、前記シール部材40を、バルブ12の平面部56と接続プラグ20の挿入部50との間に挟持している。
そして、シール部材40の略中央部には、金属製材料からなるリング状の補強部材76が設けられているため、前記シール部材40の第1及び第2傾斜面72、74が、接続プラグ20の挿入部50によって押圧された際の変形を抑制することができる。そのため、接続プラグ20による押圧作用下にシール部材40における第1及び第2傾斜面72、74近傍の肉が流動して、前記接続プラグ20の外周側へと回り込むような変形を抑制することができると共に、それに伴って、ボディ30の円筒部42とシール部材40の挿通孔64とが変形作用下に離間することがない。
従って、例えば、タンク14を接続プラグ20から取り外す際、前記接続プラグ20と切換弁26との間に残存した圧縮流体が、前記接続プラグ20側からバルブ12の内部へと浸入した場合においても、前記シール部材40が挿通孔64を介してボディ30の円筒部42に好適に密着した状態で保持されているため、前記圧縮流体が挿通孔64と円筒部42との間の間隙を介してシール部材40と平面部56との間に浸入することがない。その結果、前記シール部材40が圧縮流体によってボディ30から離間する方向(矢印A方向)に押し上げられることを防止することができ、タンク14を接続プラグ20より取り外す際に、シール部材40がバルブ12より脱落することを回避することができる。
なお、ボディ30に装着されたシール部材40は、圧縮流体によって該バルブ12から離間する方向(矢印A方向)に変位することがなく好適にバルブ12の平面部56に装着された状態で保持されているため、前記シール部材40の当接面66とバルブ12の平面部56との間に接着剤等を使用し、前記バルブ12にシール部材40を固定する必要がない。
また、バルブ12の平面部56に金属製材料からなるリング状の補強部材76が内装された環状のシール部材40を設け、前記シール部材40を、バルブ12の平面部56と接続プラグ20の挿入部50との間に挟持することにより、タンク14の内部に封入された圧縮流体が、弁体38が弁座部34より離間してバルブ12を介して接続プラグ20へと供給される際に、シール部材40によって好適且つ確実に圧縮流体の気密を保持することができる。
本発明の実施の形態に係るバルブが装着されるタンクが組み込まれた流体供給機構のブロック説明図である。 図1のバルブがタンクの開口部に装着された状態を示す一部省略縦断面図である。 図2のバルブの近傍の拡大縦断面図である。 図3のシール部材の一部切欠斜視図である。 図3のバルブの弁開状態を示す拡大縦断面図である。 図4のシール部材の内部に補強部材を一体的に成形する際の概略説明図である。
符号の説明
10…流体供給機構 12…バルブ
14…タンク 16…装置
18…開口部 20…接続プラグ
26…切換弁 28…圧力検出手段
30…ボディ 32…ハウジング
34…弁座部 36…ばね部材
38…弁体 40…シール部材
42…円筒部 54…ピン部
56…平面部 60…フランジ部
64…挿通孔 66…当接面
70…頂部 72…第1傾斜面
74…第2傾斜面 76…補強部材
78…支持部 80…支持用治具
94…押圧面

Claims (2)

  1. 圧縮流体が封入されたタンクの開口部に装着され、連結された接続部材を介して前記タンクの内部の圧縮流体を外部に導出するバルブにおいて、
    前記タンクの内外を連通する貫通孔が形成された円筒部を有し、前記円筒部に前記接続部材が嵌合されるボディと、
    前記円筒部に設けられ、ばね部材の弾発力によって弁座部に着座することで前記貫通孔を閉塞する弁体と、
    前記円筒部の外周部に装着され、金属製材料からなるリング部材が内部に設けられた弾性材料からなるシール部材と、
    を備え、
    前記接続部材が前記円筒部に嵌合された際、前記接続部材の端面が前記シール部材に押圧されることで気密状態が確保されることを特徴とするバルブ。
  2. 請求項1記載のバルブにおいて、
    前記リング部材は、断面形状が円弧状に形成されることを特徴とするバルブ。

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