JP2005180576A - 車両用変速機の操作装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 装置本体に配置され、操作レバーのセレクト動作によりインナーシャフトを軸長方向に移動するとともに、操作レバーのシフト動作によりインナーシャフトを揺動することなくインナーシャフトを中心に揺動される第1のアウターレバーと、装置本体に配置され、インナーシャフトを中心に揺動してインナーシャフトを揺動する第2のアウターレバーと、第1のアウターレバーの揺動をアシスト機構の入力部に伝達する入力ロッドと、アシスト機構の出力部からの出力を第2のアウターレバーに伝達し第2のアウターレバーを揺動する出力ロッドとを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
そして、連結方式として、例えば、特開平8−28700号公報に開示されるように、操作レバーのシフト操作およびセレクト操作を、それぞれ独立した操作機構で行う2本ロッド方式と、1本のロッドで行う1本ロッド方式とが知られている。
そして、従来、2本ロッド方式の操作装置のアシスト機構では、2本のロッドのうちシフト動作用のロッドをアシスト機構に連結することにより、シフト動作時の操作力の低減が行われている。
すなわち、国内の大型,中型トラックは、シフト動作およびセレクト動作を、それぞれ独立した操作機構で行う2本ロッド方式を主に採用している。一方、国外の大型,中型トラックは、シフト動作およびセレクト動作を1本のロッドで行う1本ロッド方式を主に採用している。
本発明は、かかる従来の事情に対処してなされたもので、アシスト機構を備えた2本ロッド方式の操作装置を大きく変更することなく、1本ロッド方式にも適用することができる車両用変速機の操作装置を提供することを目的とする。
請求項1の車両用変速機の操作装置では、操作レバーをセレクト操作すると、1本ロッド方式の操作ロッドを介して第1のアウターレバーがインナーシャフトの軸長方向に移動され、これによりシフトレバーが軸長方向に移動され変速機のセレクト動作が行われる。
一方、操作レバーをシフト操作すると、操作ロッドを介して第1のアウターレバーが、インナーシャフトを揺動することなくインナーシャフトを中心に揺動される。そして、第1のアウターレバーの揺動が、入力ロッドを介してアシスト機構の入力部に伝達され、アシスト機構の出力部からの増幅された出力が、出力ロッドを介して第2のアウターレバーに伝達され、第2のアウターレバーが揺動される。そして、第2のアウターレバーの揺動により、インナーシャフトが揺動され、これによりシフトレバーが揺動し変速機のシフト動作が行われる。
図1は、本発明の車両用変速機の操作装置の一実施形態を示すもので、この実施形態では、本発明がトラックに適用される。
図1において、符号11は、長尺状の装置本体を示している。この装置本体11は、後述する変速機のケーシング上に固定されている。
第1のアウターレバー15は、インナーシャフト13の左端に配置されている。この第1のアウターレバー15は、回転伝達を行わない鍔付きブッシュ21を介して、インナーシャフト13に対して揺動自在に、かつ、軸長方向固定の状態で支持されている。
装置本体11には、シフトレバー19のセレクト動作時に、シフトレバー19の端面が当接され、シフトレバー19の移動を規制する当接面35,37が形成されている。また、装置本体11のシフトレバー19の左側には、シフトレバー19を付勢するスプリング39が配置されている。装置本体11の先端には、車速が高い時にLoレンジ側へのセレクト動作を制限する周知のセレクト阻止機構41が配置されている。また、チューブ23の左端と第1のアウターレバー15との間には、ベローズ43が配置されている。
車両リンケージ接続穴45には、図2に示すように、1本ロッド方式の操作ロッド51が取付部材53を介して連結されている。この操作ロッド51は、運転席に設けられた操作レバーのセレクト操作およびシフト操作により動作される。
また、操作ロッド51は、操作レバーのシフト操作により、図2の紙面に略垂直な方向(シフト方向)に移動し、矢符Bで示すように、第1のアウターレバー15をインナーシャフト13を中心にして揺動する。これにより、シフトレバー19がインナーシャフト13を中心にして揺動し変速機のシフト動作が行われる。
第2のアウターレバー17の出力ロッド接続穴49には、出力ロッド59が取付部材61を介して連結されている。
図3は、図1の第1のアウターレバー15側から装置本体11を見た状態を示している。
アシスト機構65は、入力部67と出力部69とを備えている。この実施形態では、入力部67への入力により、レバー71が揺動すると、エアバルブ73の開度が変更され、エアーシリンダ75内に圧縮空気が供給される。これにより、出力軸77が図3に矢符Cで示す軸長方向に移動され、出力部69が移動される。
また、第2のアウターレバー17に一端を連結される出力ロッド59の他端が、アシスト機構65の出力部69に連結されている。
上述した車両用変速機の操作装置では、操作レバーをセレクト操作すると、1本ロッド方式の操作ロッド51を介して第1のアウターレバー15がインナーシャフト13の軸長方向に移動され、これによりシフトレバー19が軸長方向に移動され変速機のセレクト動作が行われる。
そして、入力部67への入力により、レバー71が揺動すると、エアバルブ73の開度が変更され、エアーシリンダ75内に圧縮空気が供給される。これにより、出力軸77が軸長方向に移動され、出力部69が移動される。
なお、上述した実施形態では、本発明をトラックに適用した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、バス等の車両にも広く適用することができる。
13 インナーシャフト
15 第1のアウターレバー
17 第2のアウターレバー
19 シフトレバー
51 操作ロッド
55 入力ロッド
59 出力ロッド
65 アシスト機構
67 入力部
69 出力部
Claims (1)
- 装置本体に配置されるインナーシャフトの軸長方向への移動によりシフトレバーを前記軸長方向に移動し変速機のセレクト動作を行い、前記インナーシャフトの揺動によりシフトレバーを揺動し前記変速機のシフト動作を行う車両用変速機の操作装置において、
前記装置本体に配置され、操作レバーのセレクト動作により前記インナーシャフトを前記軸長方向に移動するとともに、前記操作レバーのシフト動作により前記インナーシャフトを揺動することなく前記インナーシャフトを中心に揺動される第1のアウターレバーと、
前記装置本体に配置され、前記インナーシャフトを中心に揺動して前記インナーシャフトを揺動する第2のアウターレバーと、
前記第1のアウターレバーの揺動をアシスト機構の入力部に伝達する入力ロッドと、
前記アシスト機構の出力部からの出力を前記第2のアウターレバーに伝達し前記第2のアウターレバーを揺動する出力ロッドと、
を有することを特徴とする車両用変速機の操作装置。
Priority Applications (1)
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JP2003421924A JP4322658B2 (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 車両用変速機の操作装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005180576A true JP2005180576A (ja) | 2005-07-07 |
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JP (1) | JP4322658B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009030558A1 (de) * | 2007-09-05 | 2009-03-12 | Schaeffler Kg | Schalteinheit für ein schaltgetriebe eines kraftfahrzeugs |
-
2003
- 2003-12-19 JP JP2003421924A patent/JP4322658B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2009030558A1 (de) * | 2007-09-05 | 2009-03-12 | Schaeffler Kg | Schalteinheit für ein schaltgetriebe eines kraftfahrzeugs |
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