JP2005180480A - 駆動伝達装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 組立性に優れ且つ回転ムラが小さく抑えられた駆動伝達装置、および回転ムラに起因する出力画像の濃度ムラが小さく抑えられた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 モータ111の駆動力をギア110,109,106,105を介して伝達して回転軸101を回転させることにより、樹脂製ギア102で第2中間転写ドラム32を回転駆動する駆動伝達装置100において、樹脂製ギア102に歯部102_1,第1の固定部102_2,第2の固定部102_3を備えるとともに、第1の固定部102_2を回転軸101に固定する嵌合部材103と、第2の固定部102_3を取り巻いてその第2の固定部102_3を回転軸101に締め付ける固定部材104とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子写真方式のプリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に用いられる駆動伝達装置およびその駆動伝達装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式のプリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置において、感光体ドラムや中間転写体ドラムなどの像担持体ドラムを駆動するための駆動伝達装置にはギア機構が広く用いられているが、これらのギア機構は、その不良が直ちに画像欠陥に繋がるという性質上、高噛み合い率、高伝達性、回転ムラの抑制などの高度な要求を満たすことが求められている。像担持体ドラムの回転ムラと出力画像の濃度ムラとの間には強い相関があるので、出力画像の濃度ムラを認知不可能なレベルとするためには、像担持体ドラムを駆動するための駆動伝達装置を構成する駆動ギアによる回転ムラを極力減少させる必要がある。
図11は、画像形成装置における像担持体ドラムの回転ムラと出力画像の濃度ムラとの関係を示すグラフである。
図11には、縦軸に回転ムラの指標となる速度変動率ΔV0−p(%)をとり、横軸に、回転速度を周波数分析して得られた空間周波数(Cycle/mm)をとった場合の、出力画像の濃度ムラが認知可能な領域と認知不可能な領域とが示されている。
図11に示すように、速度変動率△V0−p(%)を約0.3%以下に抑えれば、出力画像の濃度ムラは認知不可能なレベルとすることができる。このように、像担持体ドラムの、出力画像の濃度ムラが認知可能となる回転ムラレベルは、回転ムラの指標となる速度変動率△V0−p(%)において約0.3%であり、これ以上の速度変動率が発生すると出力画像の濃度ムラが問題となってしまう。このため、駆動ギアにおける噛み合い変動レベルは、この濃度ムラという観点からは非常に大きな要素である。
そこで、従来、画像形成装置の感光体ドラムや中間転写体ドラムなどの駆動ギアとして、高噛み合い率、高伝達性の実現、また、良好な低回転ムラ性能を達成するために、はす歯ギアを用いた駆動伝達装置が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
一般に、はす歯ギアを用いた駆動伝達装置は、すぐ歯ギアを用いた駆動伝達装置と比較して噛み合い率を大きく取ることが容易であり、駆動ギアと従動ギアとの噛み合いがゆっくりと行なわれるので、駆動ギアから従動ギアに伝達される噛み合い振動をかなり低減させ得ることが知られている。しかし、プラスチックギアを用いた駆動伝達装置の場合には、剛性の弱さから、歯のたわみやギアのねじれ等による回転ムラの発生という技術的課題は避けられない。
即ち、駆動ギアが従動ギアと噛み合って回転駆動する際に、歯のたわみやギアのねじれが生じた場合、互いの歯は正規の噛み合いとはならず、誤差を持って回転駆動するため、従動ギアには周期(ギアの歯同士が噛み合う繰り返し)的な回転ムラが発生する場合がある。また、はす歯ギアのように噛み合い率を高め多くの歯を噛み合わせることで、このような誤差の影響を低減した場合にも、負荷の大きさによっては歯の変形やギアのねじれが生じることがあり、すぐ歯ギアより軽微ではあるものの噛み合い周期の振動が発生して、許容できる濃度ムラレベルを越えてしまう場合がある。
近年、画像形成装置の小型化が進み、像担持体ドラムや像担持体ドラムを駆動するギアも小径化している。また、ギアの種類としては、低コストの観点から成形プラスチックギア(以下、樹脂製ギアと称する)を用いることが多い。しかし、樹脂製ギアは、製作上の問題として肉厚を大きくしづらいという点がある。肉厚を大きくすると成形時の冷却や固化に時間がかかり生産性が低下し、量産性に欠けるという問題が生じる。また、ひけ等の問題も発生し易くなり、樹脂製ギアの高精度化は困難となり、従って回転ムラの発生が顕著になる。そこで、画像形成装置で使用される樹脂製ギアにおいて、肉厚を考慮した設計がなされている。
図12は、従来の、肉厚を考慮した樹脂製ギアの構造を示す図である。
図12に示す樹脂製ギア1000には、図示しない回転軸が挿通される挿通孔1001aを有する本体部1001と、その本体部1001の周縁に駆動力伝達用のギア歯が形成された歯部1002が備えられている。本体部1001は、肉抜き処理が施された肉抜き部分1001bを有する。このため、樹脂製ギア1000の剛性は低く、この樹脂製ギア1000に大きな負荷が付与されると、樹脂製ギア1000に変形が生じ、回転精度に悪影響を与えてしまう。
図13は、従来の、図12に示す樹脂製ギアとは異なる樹脂製ギアの構造を示す図である。
図13に示す樹脂製ギア2000はフランジギアであり、この樹脂製ギア2000には、図示しない回転軸が挿通される挿通孔2001aを有する本体部2001と、その本体部2001周縁の一端に駆動力伝達用のギア歯がリング状に形成された歯部2002とが備えられている。本体部2001は、その本体部2001周縁の、歯部2002が形成された一端および他端に対向する部分に、肉抜き処理が施された肉抜き部分2001bを有する。このため、図12に示す樹脂製ギア1000と同様、樹脂製ギア2000の剛性は低く、この樹脂製ギア2000に大きな負荷が付与されると、樹脂製ギア2000に変形が生じ、回転精度に悪影響を与えてしまう。近年、画像形成装置の益々の小型化に伴い、このような樹脂製ギアも小径化しており、従ってギアの剛性は低下する傾向にある。
ギア剛性の低下が回転精度へ与える影響には次のことが挙げられる。ギアの歯面にかかる荷重・ギア剛性は、噛み合いの進行によって変化していくため、ギアの変形量は噛み合い周期で変化することとなる。この時、この変形量の変化はそのまま回転伝達誤差となるため、噛み合い周期の回転変動や振動となって現れる。
図14は、ギアの噛み合い剛性を、ギアの噛み合い回転とともに測定した結果を示すグラフである。
剛性がK1、K2のように互いに異なる2つのギアの噛み合い剛性Kを、ギアの噛み合い回転とともに測定すると、図14に示すように、2つのギアの剛性にプラスして一定のギアの噛み合いの周期で剛性K1、K2が周期的に変動していることがわかる。
ここで、これらのギアにかかる加重をFとし、低剛性のギアの変形量をΔX1、高剛性のギアの変形量をΔX2とすると、
ΔX1=F/(K1+ΔK/2)−F/(K1−ΔK/2)
ΔX2=F/(K2+ΔK/2)−F/(K2−ΔK/2)
となる。ここで、K2>K1であるから
ΔX1>ΔX2
となる。
ギア噛み合い剛性Kにこのような周期的な変動があると、それによるギアの変形(変位)も周期的に変化し、これが回転ムラの大きな要因となる。
周期的な剛性変化量ΔKは、主に歯幅、歯数、噛み合い率等のギアの諸元で決まり、平均的なギア噛み合い剛性K1、K2は、主にギアのフランジ部の形状、材質等で決定される。従って、剛性変化量ΔKが同じで、ギア噛み合い剛性がK1、K2のように異なる2つのギア対の場合に、噛み合いによって発生するギアの変形量ΔXは、剛性が低い(K1)場合に発生する変形量ΔX1の方が、剛性が高い(K2)場合に発生する変形量ΔX2よりも大きくなる。即ち、ギア噛み合い剛性が低いと、剛性変化量ΔKが同一であり、同一の荷重が加わったとしても、剛性変化による変形量は大きくなる。そのため、回転伝達誤差が大きくなる。つまり、ギア噛み合い剛性が低いほど回転ムラが発生しやすいこととなる。
このような技術的課題を解決するために、ギアの肉抜き部分に弾性体を圧入してギア変形によって生じる振動を防止する技術が提案されている(特許文献3参照)。この技術では、あるギアの、他のギアに噛み合った時の圧力により変形されるような力が上記弾性体で吸収されるため、ギアの歯元近傍に振動が生じても回転軸への伝達を防止することが可能となる。また、フランジギアの歯底部と軸孔部との間に設けた肉抜き部分に円筒補助部材を圧入し、高剛性化する技術も提案されている(特許文献4参照)。これらの技術によれば、ギア剛性を高くすることができ、剛性変化による変形量を低減することができる。
しかし、近年の小型化した画像形成装置では、次のような問題も生じる。例えば、像担持体(感光体、中間転写体)を画像形成装置本体から着脱可能に構成した画像形成装置などでは、像担持体へ本体側の駆動源からギアによって駆動を伝達することが多く、本体側の最終段ギア(着脱する側のギアと噛み合う本体側のギア)には、回転軸に結合されたピンあるいはキーなどをギアに嵌合させ、回転軸からの駆動力をギアへ伝達する構成をとることがある。
図15は、回転軸からの駆動力を伝達するギアの構造を示す図、図16は、図15に示すギアとは異なるギアの構成を示す図である。
図15には、樹脂製ギア1000と、回転軸3001と、樹脂製ギア1000と回転軸3001との双方に嵌合して樹脂製ギア1000を回転軸3001に固定するキー3002とが示されている。上述したように、小型化した画像形成装置では、ギアも小径化しており、かつ、薄肉形状のギア(ここでは、樹脂製ギア1000)を用いることが多いため、回転軸3001と樹脂製ギア1000との噛み合わせを歯部1002が形成されている領域で行なうことは困難である。そこで、図16に示すように、歯部4001が形成されている領域以外の領域に固定部4002を設け、その固定部4002と回転軸3001(主に金属シャフト)とをキー3002で固定することにより、回転軸3001から樹脂製ギア4000へ駆動力を伝達する構成が採用されている。
図17は、従来の画像形成装置において、図16に示す構成を採用して像担持体を駆動する様子を示す図である。
図17には、A方向に回転する回転軸3001と、その回転軸3001に追従して回転する樹脂製ギア4000と、その樹脂製ギア4000に従動して回転する従動ギア5000と、その従動ギア5000に挿通された回転軸5001と、その回転軸5001に軸支された像担持体6000とが示されている。
樹脂製ギア4000の歯部4001と回転軸3001との間には肉抜きされた部分はないものの、回転軸3001と樹脂製ギア4000との間にガタ等による緩みが生じる場合には、この図17に示すように、歯部4001の、幅方向に対する固定部4002側の部分の回転力A1は大きいが、歯部4001の、幅方向に対する固定部4002側の部分とは反対側の部分は、回転軸3001に精度よく追従することはできず、結果として樹脂製ギア4000が歯幅方向でねじれることとなり、その反対側の部分の回転力A2は小さい(回転方向剛性が低い)。従って、上述した低剛性による回転変動・振動の問題が生じる。
このような問題を解決するために、樹脂製ギア4000の、固定部4002とは反対側の部分を、押込部材で挟持することが考えられる。
図18は、樹脂製ギアの、固定部とは反対側の部分を、押込部材で挟持する様子を示した図である。
回転軸3001には樹脂製ギア4000が挿通されている。この回転軸3001の、樹脂製ギア4000を構成する固定部4002側とは反対側の部分には、ネジ溝が形成されている。このネジ溝にナット状の押込部材7000が矢印A方向に押し込められて、樹脂製ギア4000が挟持される。しかし、これでは、樹脂製ギア4000の回転方向剛性は高められるものの、点線で示すように歯部4001が変形を起こし、回転変動・振動が発生するという問題がある。
ここで、樹脂製ギアの、歯部が形成されている部分が薄肉で回転軸との固定が困難な場合に、ピンやキーなどによる嵌め合い固定ではなく、樹脂製ギアの内周面と回転軸外周面を接着剤で固定することが考えられる。しかし、接着剤を使用する場合は組立性が悪く、ギア交換などを簡単に行なうことは困難であるという問題がある。
特開平5−72862号公報 特開平9−80840号公報 特開2001−241536号公報 特許公報3332582号報
小型化した画像形成装置における樹脂製ギアでは、回転変動・振動を抑制するためにギア剛性を高める必要があるが、特に、回転軸から駆動を伝達する薄肉の小径ギアを用いる構成では、組立性を考慮し歯幅方向片側で駆動の受け渡しを行なうため、受け渡しが行なわれない他端側の回転方向剛性は弱くなり、且つ薄肉の樹脂製ギア自体剛性が低いため、ギアの歯幅方向でねじれが生じ他端側の噛み合いは正規の噛み合いからはずれて回転誤差を生じる。よって、小型化した画像形成装置におけるギア駆動では、ギアと回転軸との間における剛性を、歯部が変形などを伴うことなく高くすることが重要となる。
本発明は、上記事情に鑑み、組立性に優れ且つ回転ムラが小さく抑えられた駆動伝達装置、および回転ムラに起因する出力画像の濃度ムラが小さく抑えられた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の駆動伝達装置は、回転軸と、その回転軸に挿通されてその回転軸とともに回転する樹脂製ギアとを備えた駆動伝達装置において、
上記樹脂製ギアが、駆動力伝達用のギア歯が形成された歯部と、その歯部に隣接した一端に設けられた、その樹脂製ギアを上記回転軸に固定するための第1の固定部と、その歯部に隣接した他端に設けられた、その樹脂製ギアを上記回転軸に固定するための第2の固定部とを備え、さらに、
上記第1の固定部と上記回転軸との間に介在し、その第1の固定部とその回転軸との双方に嵌合してその第1の固定部をその回転軸に固定する嵌合部材と、
上記第2の固定部を取り巻いてその第2の固定部を上記回転軸に締め付ける固定部材とを備えたことを特徴とする。
本発明の駆動伝達装置は、樹脂製ギアを構成する第2の固定部を取り巻いてその第2の固定部を回転軸に締め付ける固定部材が備えられているため、歯部の、第2の固定部側の部分は、回転軸に充分に追従することができる。従って、樹脂製ギアが歯幅方向でねじれることが防止され、また接着剤を使用する必要もなく、組立性に優れ且つ回転ムラが小さく抑えられた駆動伝達装置を提供することができる。
ここで、本発明の駆動伝達装置における上記第2の固定部が、上記歯部から離れるに従って外径が細径となるテーパ形状を有するものであり、
上記固定部材が、上記第2の固定部のテーパ形状に合致した、内径が上記歯部に近づく方向にテーパ状に太径となる形状を有し、その固定部材が上記樹脂製ギアを押すことにより上記テーパ形状を介してその第2の固定部を上記回転軸に締め付けるものであることが好ましい。
このようにすると、固定部材の半径方向の大きさを小さくすることができる。また、テーパ形状を設けることで、固定部材を樹脂製ギア側へ押し込んでも、樹脂製ギアのテーパ形状側に作用する力は、回転軸の軸方向に作用する力と回転方向に作用する力とに分散され、押し込まれた力がそのまま樹脂製ギアにかかることがないため、歯部の変形を低減することができる。
また、本発明の駆動伝達装置において、上記固定部材を上記樹脂製ギア側へ押し込む押込部材を備えたことも好ましい態様である。
このような押込部材を備えると、固定部材に回転力を与えずに樹脂製ギア側へ押し込むことができるため、歯部の変形を一層低減することができる。
さらに、本発明の駆動伝達装置における上記第2の固定部が、上記回転軸の延びる方向に延びるスリットを有するものであることも好ましい。
第2の固定部が、このようなスリットを有すると、樹脂製ギアが回転軸に倣いやすくなるため、より確実に樹脂製ギアを回転軸に固定することができる。
また、上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、回転する像担持体上にトナー像を担持させ、そのトナー像を最終的に用紙上に転写して定着することによりその用紙上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
上記像担持体に回転駆動力を伝達する、回転軸とその回転軸に挿通されてその回転軸とともに回転する樹脂製ギアとを有する駆動伝達装置を備え、
上記樹脂製ギアが、駆動力伝達用のギア歯が形成された歯部と、その歯部に隣接した一端に設けられた、その樹脂製ギアを上記回転軸に固定するための第1の固定部と、その歯部に隣接した他端に設けられた、その樹脂製ギアを上記回転軸に固定するための第2の固定部とを備え、さらに、
上記第1の固定部と上記回転軸との間に介在し、その第1の固定部とその回転軸との双方に嵌合してその第1の固定部をその回転軸に固定する嵌合部材と、
上記第2の固定部を取り巻いてその第2の固定部を上記回転軸に締め付ける固定部材とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、上記の駆動伝達装置を備えているため、回転ムラに起因する出力画像の濃度ムラを小さく抑えることができる。
ここで、本発明の画像形成装置における上記第2の固定部が、上記歯部から離れるに従って外径が細径となるテーパ形状を有するものであり、
上記固定部材が、上記第2の固定部のテーパ形状に合致した、内径が上記歯部に近づく方向にテーパ状に太径となる形状を有し、その固定部材が上記樹脂製ギアを押すことにより上記テーパ形状を介してその第2の固定部を上記回転軸に締め付けるものであることが好ましい。
このようにすると、固定部材の半径方向の大きさを小さくすることができるとともに、歯部の変形を低減することができる。
また、本発明の画像形成装置において、上記固定部材を上記樹脂製ギア側へ押し込む押込部材を備えたことも好ましい態様である。
このような押込部材を備えると、固定部材に回転力を与えずに樹脂製ギア側へ押し込むことができるため、歯部の変形を一層低減することができる。
さらに、本発明の画像形成装置における上記第2の固定部が、上記回転軸の延びる方向に延びるスリットを有するものであることも好ましい。
第2の固定部が、このようなスリットを有すると、樹脂製ギアが回転軸に倣いやすくなるため、より確実に樹脂製ギアを回転軸に固定することができる。
本発明の駆動伝達装置によれば、樹脂製ギアを構成する第2の固定部を取り巻いてその第2の固定部を回転軸に締め付ける固定部材が備えられているため、樹脂製ギアが歯幅方向でねじれることが防止され、組立性に優れるとともに回転ムラを小さく抑えることができる。また、本発明の画像形成装置によれば、上記の駆動伝達装置を備えているため、回転ムラに起因する出力画像の濃度ムラを小さく抑えることができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の駆動伝達装置を適用した画像形成装置の一実施形態を示す断面概略図である。
図1を参照して、このカラー複写機80の構成を、画像入力系、画像形成系、シート搬送系に分けてそれぞれ説明する。
画像入力系には、原稿が載置される原稿載置台70、原稿載置台70上の原稿を読み取る原稿読取装置71、原稿読取装置71にて読み取られた画像情報を処理する画像処理装置72などが備えられている。
画像形成系には、K(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色に対応する画像形成ステーション10K,10Y,10M,10C(図中破線で囲まれた部分)、これら各画像形成ステーション10K,10Y,10M,10Cに備えられた感光体ドラム11K,11Y,11M,11Cの各表面を、画像処理装置72からの画像データIK,IY,IM,ICに基づいて露光する露光装置13K,13Y,13M,13C、上記各画像形成ステーション10K,10Y,10M,10Cで形成されたトナー像が順次転写される2つの第1中間転写ドラム31a,31b、及び、1つの第2中間転写ドラム32が備えられている。
各画像形成ステーション10K,10Y,10M,10Cには、感光体ドラム11K,11Y,11M,11C、これら各感光体ドラム11K,11Y,11M,11Cを帯電する帯電装置12K,12Y,12M,12C、帯電された各感光体ドラム11K,11Y,11M,11C上に露光装置13K,13Y,13Y,13Cにより書き込まれた静電潜像を各色トナーで現像してトナー像を形成する現像装置14K,14Y,14Y,14Cなどの電子写真用デバイスが備えられている。
尚、各感光体ドラム11K,11Y,11M,11Cと第1中間転写ドラム31a,31bとが対向する部分には一次転写部(図示せず)が、また、第1中間転写ドラム31a,31bと第2中間転写ドラム32とが対向する部分には二次転写部(図示せず)がそれぞれ形成されている。
シート搬送系には、用紙等の記録シートSが積載されるシートトレイ40、シートトレイ40内の記録シートSを1枚ずつ繰り出すピックアップロール41、繰り出された記録シートSを所定の位置に位置決めするレジストロール42、第2中間転写ドラム32上の画像を記録シートSに転写する三次転写ロール43、記録シートS上に転写された画像を定着する定着ロール44、排出された記録シートSを収容する排出トレイ45などが備えられている。
次に、このカラー複写機80による複写工程について説明する。
先ず、ユーザが原稿載置台70の上に原稿を載せ、ユーザインターフェイス(図示せず)により複写指示を行うと、画像読取装置71が光学的に原稿を読み取り、電気信号(画像データ)に変換する。その画像データは、画像処理装置72により、ブラック、イエロ、マゼンタ、シアンの各色に色分解され、それら各色の画像データIK,IY,IM,ICに所定の重み係数を付与する等の画像処理が施された後、各色ごとにそれぞれの露光装置13K,13Y,13M,13Cに送られる。
一方、各画像形成ステーション10K,10Y,10M,10C内の各感光体ドラム11K,11Y,11M,11Cは、図示しないギア駆動により図中矢印の方向に回転駆動される。各感光体ドラム11K,11Y,11M,11Cの表面は、各帯電装置12K,12Y,12M,12Cにより一様な所定電位に帯電される。そして、上記の各露光装置13K,13Y,13M,13Cがそれぞれ画像データIK,IY,IM,ICに対応した露光光を所定タイミングで各感光体ドラム11K,11Y,11M,11C表面に照射することにより、各感光体ドラム11K,11Y,11M,11C表面に、電位差による静電潜像が形成される。形成された静電潜像には、各現像装置14K,14Y,14M,14Cによりトナーが静電的に付着され、それぞれ、K,Y,M,Cのトナー画像TK,TY,TM,TCが形成される。
他方、第1中間転写ドラム31a,31b及び第2中間転写ドラム32も、感光体ドラムと同様、ギア駆動により図中矢印の方向へ回転駆動される。そして、トナー画像TK,TYは、感光体ドラム11K,11Yから第1中間転写ドラム31aへ、また、トナー画像TM,TCは、感光体ドラム11M,11Cから第1中間転写体ドラム31bへとそれぞれ静電的に一次転写される。その際、トナー画像TK,TYは第1中間転写ドラム31a表面で重ね合わされ、トナー画像TM,TCは第1中間転写ドラム31b表面で重ね合わされる。
第1中間転写ドラム31a上で重ね合わされたトナー画像TK,TYは、二次転写部において第2中間転写ドラム32へ、同じく、第1中間転写ドラム31b上で重ね合わされたトナー画像TM,TCも第2中間転写ドラム32へとそれぞれ静電的に二次転写される。この際、トナー画像TK,TYとトナー画像TM,TCとは第2中間転写ドラム32表面で重ね合わされてフルカラートナー画像が形成される。
このように、フルカラートナー画像が形成される間、シート搬送系においては、シートトレイ40内の記録シートSがピックアップロール41により1枚取り出され、レジストロール42へと搬送される。ここで、レジストロール42が停止状態から所定タイミングで回転を開始することにより、第2中間転写ドラム32上のフルカラートナー画像が三次転写ロール43とのニップ部に達するタイミングと、記録シートSがそのニップ部分に達するタイミングとを一致させることにより、三次転写ロール43によって、第2中間転写ドラム32上のフルカラートナー画像は記録シートSに静電的に転写される。
その後、フルカラートナー画像を表面に担持した記録シートSが、定着ロール44のニップ部分を通過する際に、定着ロール44からの熱および圧力の作用によりフルカラートナー画像は記録シートS表面に定着され、カラー複写機80外部の排出トレイ45へと排出される。
上記の複写工程を1サイクルとし、これを連続的に実行することにより次々にフルカラー画像の複写が行なわれる。
このようなカラー複写機80において、出力画像の濃度ムラを所定の許容値内に抑えるためには、各感光体ドラムの回転ムラを適正な値に抑制する必要がある。
そのためには、各感光体ドラムに駆動力を伝達する駆動伝達装置における回転ムラを所定のレベル以下に保つ必要がある。
図2は、本実施形態のカラー複写機における第2中間転写ドラム32の駆動伝達装置の構成を示す図である。
図2には、図1に示す第2中間転写ドラム32と、この第2中間転写ドラム32を駆動する駆動伝達装置100(本発明の駆動伝達装置の一実施形態に相当)が示されている。
第2中間転写ドラム32には、ギア32aが備えられている。一方、駆動伝達装置100には、回転軸101、回転軸101に挿通されてこの回転軸101とともに回転する樹脂製ギア102、嵌合部材103、および固定部材104が備えられている。また、駆動伝達装置100には、回転軸101に軸支されたギア105、そのギア105に噛合されたギア106、そのギア106が軸支されるとともに支持フレーム107_1,107_2に挟持された回転軸108、その回転軸108に軸支されたギア109、そのギア109に噛合されたギア110、およびそのギア110が軸支された駆動力伝達用のモータ111が備えられている。先ず、樹脂製ギア102の構造について図3を参照して説明する。
図3は、図2に示す樹脂製ギア102の構造を示す図である。
図3に示すように、樹脂製ギア102には、駆動力伝達用のギア歯が形成された歯部102_1が備えられている。また、この樹脂製ギア102には、歯部102_1に隣接した一端に設けられた、樹脂製ギア102を回転軸101に固定するための第1の固定部102_2が備えられている。さらに、この樹脂製ギア102には、歯部102_1に隣接した他端に設けられた、樹脂製ギア102を回転軸101に固定するための第2の固定部102_3が備えられている。
図4は、図3に示す樹脂製ギアが回転軸に固定された状態を示す図である。
図4には、図3に示す樹脂製ギア102と、回転軸101と、嵌合部材103と、固定部材104(クランプ部材)とが示されている。嵌合部材103は、樹脂製ギア102を構成する第1の固定部102_2と回転軸101との間に介在し、第1の固定部102_2と回転軸101との双方に嵌合して第1の固定部102_2を回転軸101に固定する部材である。また、固定部材104は、第2の固定部102_3を取り巻いてその第2の固定部102_3を回転軸101に締め付けるクランプ部材である。
図5は、図4に示す固定部材の構成を示す図である。
図5(a)には、固定部材104の断面図が示されている。また、図5(b)には、固定部材104の側面図が示されている。この固定部材104は、一端が切り欠かれた円筒状の部材104_1と、その円筒状の部材104_1の切り欠かれた部分に挿入されて矢印A方向に第2の固定部102_3を回転軸101に締め付けるためのネジ104_2から構成されている。
再び図2に戻って説明を続ける。第2中間転写ドラム32は、カラー複写機80の本体と着脱可能に支持されており、この第2中間転写ドラム32が本体へ装着されるときに、第2中間転写ドラム32のギア32aと、駆動伝達装置100の樹脂製ギア102とが噛み合う構成となっている。
ここで、駆動伝達装置100を構成するモータ111が駆動すると、その駆動力がギア110,109,106を介してギア105にまで伝達されて回転軸101が回転し、これに伴い樹脂製ギア102が回転する。すると、樹脂製ギア102に噛合されたギア32aも回転し、最終的に第2中間転写ドラム32が回転駆動する。
駆動伝達装置100には、樹脂製ギア102を構成する第2の固定部102_3を取り巻いてその第2の固定部102_3を回転軸101に締め付ける固定部材104が備えられているため、歯部102_1の、第2の固定部102_3側の部分は、回転軸101に充分に追従することができる。従って、樹脂製ギア102が歯幅方向でねじれることが防止され、また接着剤を使用する必要もなく、組立性に優れ且つ回転ムラを小さく抑えることができる。本実施形態の画像形成装置80には、このような駆動伝達装置100が備えられているため、回転ムラに起因する出力画像の濃度ムラを小さく抑えることができる。
図6は、図3に示す樹脂製ギアとは異なる樹脂製ギアの構造を示す図、図7は、図6に示す樹脂製ギアが固定部材で回転軸に固定された状態を示す図である。
尚、図3に示す樹脂製ギア102の構成要素と同じ構成要素には同一の符号を付し重複説明は省く。
図6に示す樹脂製ギア202には、歯部102_1から離れるに従って外径が細径となるテーパ形状を有する第2の固定部202_3が備えられている。この第2の固定部202_3は、図7(a)に示す固定部材203で回転軸101に締め付けられる。固定部材203は、第2の固定部202_3のテーパ形状に合致した、内径が歯部102_1に近づく方向にテーパ状となる太径の形状を有し、この固定部材203が樹脂製ギア202を押すことによりテーパ形状を介して第2の固定部202_3を回転軸101に締め付ける部材である。さらに、この固定部材203は、図7(b)に示すように、ネジ部203aを有する。また、回転軸101にも、そのネジ部203aが螺合するネジ部101aを有する。ここで、樹脂製ギア202を固定部材203で回転軸101に固定するには、回転軸101のねじ部101aに沿って固定部材203を回転させることにより行なう。換言すれば、回転軸101のねじ部101aに固定部材203のネジ部203aを螺合させることにより、第2の固定部202_3を回転軸101に締め付ける。前述した図4に示す構成では、第2の固定部102_3を回転軸101に締め付けるクランプ部材である固定部材104を用いているが、この固定部材104の大きささは半径方向に大きくなりやすく、噛み合う相手側のギアまたは像担持体と干渉する場合もある。そこで、樹脂製ギア202の第2の固定部202_3をテーパ形状とし、そのテーパ形状に合致した形状を有する固定部材203を、樹脂製ギア202に対し歯幅方向へ押し込み、回転軸101と樹脂製ギア202を固定すると、固定部材203の半径方向の大きさを、前述した固定部材104の半径方向の大きさよりも小さくすることができる。また、テーパ形状を設けることで、固定部材203を樹脂製ギア202側へ押し込んでも、樹脂製ギア202のテーパ形状側に作用する力は、回転軸101の軸方向に作用する力と回転方向に作用する力とに分散され、押し込まれた力がそのまま樹脂製ギア202にかかることがないため、歯部102_1の変形を低減することが可能となる。
図8は、図7に示す固定部材とは異なる固定部材が押込部材で樹脂製ギア側へ押し込まれる様子を示す図である。
図7に示す方式、即ち、回転軸101のねじ部101aに固定部材203のネジ部203aを螺合させることにより、第2の固定部202_3を回転軸101に締め付ける方式では、固定部材203の取付け時に、樹脂製ギア202のテーパ面と固定部材203のテーパ面との摩擦力によって、樹脂製ギア202に回転方向の力を与えてしまい、固定部材203を押し込む時に歯部102_1に変形を生じさせる恐れがある。そこで、図8に示すように、樹脂製ギア202のテーパ面へ押付け固定する方式として、テーパ形状を有する固定部材303と押込部材であるナット304を用い、両者の間にワッシャ305(もしくはスラスト・ベアリング等)を設け、固定するときの回転力を固定部材303に与えずに矢印Aで示す方向に樹脂製ギア202側へ押し込む方式を採用してもよい。
また、回転軸101の端部が固定部材303と比較的近い位置である場合、ねじと押込みピンを用いて、回転力を固定部材303に与えずに固定部材303を樹脂製ギア202側へ押し込んでもよい。
図9は、図8に示す固定部材がねじと押込みピンとで樹脂製ギア側へ押し込まれる様子を示す図である。
図9(a)には、樹脂製ギア202と、固定部材303と、長孔401aを有する回転軸401と、長孔401aに挿入された押込みピン(角ピン)402と、その押込みピン402を押し込むためのネジ403とが示されている。図9(b)には、図9(a)に示す矢印P方向から見た場合の回転軸401,固定部材303,押込みピン402,ネジ403が示されている。
固定部材303を樹脂製ギア202側へ押し込むには、図9(b)に示すように、回転軸401の長孔401aに押込みピン402を挿入して、ネジ403を矢印A方向に回転する。このようにして、固定するときの回転力を固定部材303に与えずに樹脂製ギア202側に固定部材303を押し込んでもよい。
図10は、第2の固定部にスリットを有する樹脂製ギアを示す図である。
図10(a)には、樹脂製ギア502の平面図が示されている。この樹脂製ギア502を構成する第2の固定部502_3は、回転軸の延びる方向に延びるスリット502_3aを、図10(b)に示すように、4個所に有する。第2の固定部502_3が、このようなスリット502_3aを有すると、樹脂製ギア502が回転軸に倣いやすくなるため、より確実に樹脂製ギア502を回転軸に固定することができる。
尚、本発明の駆動伝達装置は、図1に示したカラー複写機における駆動伝達装置としてのみならず、用紙搬送ベルトを用いて構成されたカラー画像形成装置や、用紙搬送ベルトを用いて構成されたカラー画像形成装置などにおける回転体の駆動伝達装置に適用しても高い効果を挙げることができる。
また、本発明の駆動伝達装置は、1つの感光体ドラムで構成されるカラー画像形成装置、その他単色の画像形成装置に適用しても大きな効果を得ることができる。
画像形成装置における像担持体ドラムの回転ムラと出力画像の濃度ムラとの関係を示すグラフである。 本実施形態のカラー複写機における第2中間転写ドラム32の駆動伝達装置の構成を示す図である。 図2に示す樹脂製ギア102の構造を示す図である。 図3に示す樹脂製ギアが回転軸に固定された状態を示す図である。 図4に示す固定部材の構成を示す図である。 図3に示す樹脂製ギアとは異なる樹脂製ギアの構造を示す図である。 図6に示す樹脂製ギアが固定部材で回転軸に固定された状態を示す図である。 図7に示す固定部材とは異なる固定部材が押込部材で樹脂製ギア側へ押し込まれる様子を示す図である。 図8に示す固定部材がねじと押込みピンとで樹脂製ギア側へ押し込まれる様子を示す図である。 第2の固定部にスリットを有する樹脂製ギアを示す図である。 画像形成装置における像担持体ドラムの回転ムラと出力画像の濃度ムラとの関係を示すグラフである。 従来の、肉厚を考慮した樹脂製ギアの構造を示す図である。 従来の、図12に示す樹脂製ギアとは異なる樹脂製ギアの構造を示す図である。 ギアの噛み合い剛性を、ギアの噛み合い回転とともに測定した結果を示すグラフである。 回転軸からの駆動力を伝達するギアの構造を示す図である。 図15に示すギアとは異なるギアの構成を示す図である。 従来の画像形成装置において、図16に示す構成を採用して像担持体を駆動する様子を示す図である。 樹脂製ギアの、固定部とは反対側の部分を、押込部材で挟持する様子を示した図である。
符号の説明
10K,10Y,10M,10C 画像形成ステーション
11K,11Y,11M,11C 感光体ドラム
12K,12Y,12M,12C 帯電装置
13K,13Y,13M,13C 露光装置
14K,14Y,14Y,14C 現像装置
31a,31b 第1中間転写ドラム
32 第2中間転写ドラム
32a,105,106,109,110 ギア
40 シートトレイ
41 ピックアップロール
42 レジストロール
43 三次転写ロール
44 定着ロール
45 排出トレイ
70 原稿載置台
71 原稿読取装置
72 画像処理装置
80 カラー複写機
100 駆動伝達装置
101,108,401 回転軸
101a,203a ネジ部
102,202,502 樹脂製ギア
102_1 歯部
102_2 第1の固定部
102_3,202_3,502_3 第2の固定部
103 嵌合部材
104,203,303 固定部材
104_1 円筒状の部材
104_2,403 ネジ
107_1,107_2 支持フレーム
111 モータ
304 ナット
305 ワッシャ
401a 長孔
402 押込みピン
502_3a スリット

Claims (8)

  1. 回転軸と、該回転軸に挿通されて該回転軸とともに回転する樹脂製ギアとを備えた駆動伝達装置において、
    前記樹脂製ギアが、駆動力伝達用のギア歯が形成された歯部と、該歯部に隣接した一端に設けられた、該樹脂製ギアを前記回転軸に固定するための第1の固定部と、該歯部に隣接した他端に設けられた、該樹脂製ギアを前記回転軸に固定するための第2の固定部とを備え、さらに、
    前記第1の固定部と前記回転軸との間に介在し、該第1の固定部と該回転軸との双方に嵌合して該第1の固定部を該回転軸に固定する嵌合部材と、
    前記第2の固定部を取り巻いて該第2の固定部を前記回転軸に締め付ける固定部材とを備えたことを特徴とする駆動伝達装置。
  2. 前記第2の固定部が、前記歯部から離れるに従って外径が細径となるテーパ形状を有するものであり、
    前記固定部材が、前記第2の固定部のテーパ形状に合致した、内径が前記歯部に近づく方向にテーパ状に太径となる形状を有し、該固定部材が前記樹脂製ギアを押すことにより前記テーパ形状を介して該第2の固定部を前記回転軸に締め付けるものであることを特徴とする請求項1記載の駆動伝達装置。
  3. 前記固定部材を前記樹脂製ギア側へ押し込む押込部材を備えたことを特徴とする請求項2記載の駆動伝達装置。
  4. 前記第2の固定部が、前記回転軸の延びる方向に延びるスリットを有するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の駆動伝達装置。
  5. 回転する像担持体上にトナー像を担持させ、該トナー像を最終的に用紙上に転写して定着することにより該用紙上に定着トナー像からなる画像を形成する画像形成装置において、
    前記像担持体に回転駆動力を伝達する、回転軸と該回転軸に挿通されて該回転軸とともに回転する樹脂製ギアとを有する駆動伝達装置を備え、
    前記樹脂製ギアが、駆動力伝達用のギア歯が形成された歯部と、該歯部に隣接した一端に設けられた、該樹脂製ギアを前記回転軸に固定するための第1の固定部と、該歯部に隣接した他端に設けられた、該樹脂製ギアを前記回転軸に固定するための第2の固定部とを備え、さらに、
    前記第1の固定部と前記回転軸との間に介在し、該第1の固定部と該回転軸との双方に嵌合して該第1の固定部を該回転軸に固定する嵌合部材と、
    前記第2の固定部を取り巻いて該第2の固定部を前記回転軸に締め付ける固定部材とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記第2の固定部が、前記歯部から離れるに従って外径が細径となるテーパ形状を有するものであり、
    前記固定部材が、前記第2の固定部のテーパ形状に合致した、内径が前記歯部に近づく方向にテーパ状に太径となる形状を有し、該固定部材が前記樹脂製ギアを押すことにより前記テーパ形状を介して該第2の固定部を前記回転軸に締め付けるものであることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記固定部材を前記樹脂製ギア側へ押し込む押込部材を備えたことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記第2の固定部が、前記回転軸の延びる方向に延びるスリットを有するものであることを特徴とする請求項5又は6記載の画像形成装置。
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JP2009522524A (ja) * 2006-01-03 2009-06-11 ジーケーエヌ・ドライブライン・ノースアメリカ・インコーポレーテッド コレット接続部を有する直接トルクフロー式等速ジョイント
JP2020030276A (ja) * 2018-08-21 2020-02-27 株式会社リコー 駆動伝達装置及び画像形成装置

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