JP2005180341A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 アクチュエータ(50)の回転駆動力はドライブギヤ(52)、ドリブンギヤ(44)、排気側コントロールシャフト(40EX)を介して排気側のハーモニックギヤ(36)に伝達されるとともに、排気カムシャフト(10EX)の最もアクチュエータ側のハーモニックギヤと噛合する排気側のコントロールギヤ(41)、インタメギヤ(53A,54A)、吸気側のコントロールギヤ(41)を介して吸気側コントロールシャフト(40IN)に伝達される。
【選択図】 図4
Description
特に、カム(カムローブ)とカムシャフトとの間に、偏心機構を用いた不等速継手を介装し、カムシャフトが1回転する間にカムの回転速度をカムシャフトの回転速度に対して増減させうるようにし、且つ偏心機構の偏心状態(即ち、カムを不等速回転させるハーモニックリングの軸心位置)を調整することで、バルブの開閉タイミング及び開弁期間を調整できるようにした技術も開発されている(特許文献1参照)。
また、アクチュエータからの回転駆動力を一方のコントロールシャフト側からインタメディエイトギヤ機構等の中間歯車を介して他方のコントロールシャフト側へ伝達する場合、コントロールシャフトのねじりの影響等を考慮すると、動弁機構を確実に可変させるためには上記特許文献1のように中間歯車の介装位置をできるだけアクチュエータに近づけることが望ましい。
また、ハーモニックギヤをカムローブ及び偏心部よりもアクチュエータ側に配設するようにし、ドライブギヤ、ドリブンギヤを介してコントロールシャフト(例えば、排気側のコントロールシャフト)へ伝達されるアクチュエータの回転駆動力を、いずれか一方のカムシャフト(例えば、排気側のカムシャフト)に設けられた最もアクチュエータ側に位置する、即ち最もドライブギヤ側に位置するハーモニックギヤと噛合する最もドリブンギヤと近距離のコントロールギヤからアイドルギヤを介して他方のカムシャフト(例えば、吸気側のカムシャフト)に対応するコントロールシャフト(例えば、吸気側のコントロールシャフト)へ伝達するようにしているので、アクチュエータの回転駆動力を一方のコントロールシャフト(例えば、排気側のコントロールシャフト)のねじれの影響を極力低減して他方のコントロールシャフト(例えば、吸気側のコントロールシャフト)に伝達することができる。
図1〜図3を参照すると、本発明に係る可変動弁装置を備えたエンジンのシリンダヘッドの上視図、図1のA−A線に沿う断面図、図1のB−B線に沿う断面図が示されており、以下、図1〜図3に基づき説明する。
エンジン1は、シリンダ4が当該エンジン1の長手方向に4つ列設されるとともに一気筒4バルブからなる直列4気筒DOHC16バルブエンジンであり、シリンダヘッド2下面には気筒毎に2本の吸気バルブ、2本の排気バルブ(図2に各1本づつ図示されている)が配設されるとともに中心部に位置して点火プラグ3が配設されている。また、シリンダヘッド2上面の気筒列両側には、吸気カムシャフト10IN及び排気カムシャフト10EX(総称してカムシャフト10ともいう)がそれぞれ配設されている。さらに、吸気カムシャフト10INと気筒列との間には吸気側コントロールシャフト40INが、排気カムシャフト10EXと気筒列との間には排気側カムコントロールシャフト40EX(総称してコントロールシャフト40ともいう)が配設されている。
カムシャフト10は、カムローブ20のジャーナル部21を介し、点火プラグ3のシリンダヘッド2の幅方向両側に設けられた軸受部6に回転自在に軸支されている。詳しくは、図2に示すように、カムシャフト10は、カムローブ20のジャーナル部21を介してシリンダヘッド2の上面に形成された軸受下半部6Aに支持されるとともに上方から軸受キャップ6Bが接合され、これらがボルト8によって締結されることによりシリンダヘッド2に軸支されている。ただし、カムシャフト10の一端部は、端部部材11を介してシリンダヘッド2の長手方向端部に形成された端部軸受部7Aに軸支されており、排気カムシャフト10EXの他端部は、アクチュエータ50の駆動軸と連結されるとともに排気カムシャフト10EXに相対回転自在に外嵌されたジョイント51を介して端部軸受部7Bに軸支され、吸気カムシャフト10INの他端部は、直接端部軸受部7Cに回転自在に軸支されている。
各カムローブ20の他端側には偏心機構を用いた不等速継手30が気筒毎に設けられており、以下不等速継手30について詳しく説明する。
これら図4、図5に示すように、カムローブ20の他端側面には略扇型状にして中空部を有するアーム部31が一体に形成されている。そして、アーム部31の中空部を囲む周縁部には孔31Aが穿設されており、この孔31Aにはカムローブ側スライダ部材32が相対回転自在に嵌挿されている。
即ち、これらアーム部31、カムローブ側スライダ部材32、ドライブアーム33、カムシャフト側スライダ部材34、偏心スペーサ35、ハーモニックギヤ36、ハーモニックリング37からなる偏心機構によって不等速継手30が構成されている。
アクチュエータ50は上記ジョイント51を介してドライブギヤ52に接続されており、当該ドライブギヤ52は排気側コントロールシャフト40EXと一体に設けられたドリブンギヤ44と噛合している。
これより、図4に白抜き矢印で示すように、アクチュエータ50の回転駆動力は、排気側ではドライブギヤ52→ドリブンギヤ44→排気側コントロールシャフト40EX→排気側の各コントロールギヤ41→排気側の各ハーモニックギヤ36のように伝達され、吸気側ではドライブギヤ52→ドリブンギヤ44→排気側コントロールシャフト40EX→排気側の最も他端側のコントロールギヤ41→インタメギヤ53A、54A→吸気側の最も他端側のコントロールギヤ41→吸気側コントロールシャフト40IN→吸気側の各コントロールギヤ41→吸気側の各ハーモニックギヤ36のように伝達される。
このように、本発明に係る可変動弁装置では、アクチュエータ50の回転駆動力を、排気カムシャフト10EXのハーモニックギヤ36のうち最もアクチュエータ50側、即ち最もドライブギヤ52側に位置する他端側のハーモニックギヤ36と噛合する排気側コントロールシャフト40EXのコントロールギヤ41、インタメギヤ53A、54Aを介して吸気側コントロールシャフト40INに伝達可能に構成されている。
また、この場合に、ハーモニックギヤ36をカムローブ20及び偏心部35よりも排気カムシャフト10EXの他端側、即ちアクチュエータ50側に配設するようにしているので、最他端側、即ち最もアクチュエータ50側に位置するハーモニックギヤ36をアクチュエータ50ひいてはドライブギヤ52の近くに配設し、コントロールギヤ41、インタメギヤ53A、54Aをドリブンギヤ44の近くに配設することができる。故に、アクチュエータ50からの回転駆動力を排気側コントロールシャフト40EXのねじれの影響を極力低減して吸気側コントロールシャフト40INに伝達することができる。これにより、アクチュエータ50の回転駆動力を吸気側及び排気側の各ハーモニックギヤ36に良好に伝達することができ、確実に動弁機構を可変可能である。
例えば、上記実施形態では排気側にアクチュエータ50を設けたが、吸気側に設けてもよい。その場合はジョイント51、ドライブギヤ52、ドリブンギヤ44等は吸気側に設けられる。
4 シリンダ
10 カムシャフト
20 カムローブ
30 不等速継手
35 偏心スペーサ(偏心部)
36 ハーモニックギヤ
40 コントロールシャフト
41 コントロールギヤ
44 ドリブンギヤ
50 アクチュエータ
51 ジョイント
52 ドライブギヤ
53A、54A インタメディエイトギヤ(アイドルギヤ)
Claims (1)
- 内燃機関のシリンダヘッド上面に互いに平行に軸支される吸気側及び排気側の一対のカムシャフトと、
前記一対のカムシャフトのいずれか一方の端部に相対回転自在に外嵌されて設けられるドライブギヤと、
前記ドライブギヤに連結され、該ドライブギヤを回転させるアクチュエータと、
前記シリンダヘッドに設けられた吸気及び排気バルブを駆動するカムを有し、前記一対のカムシャフトの外周にそれぞれ相対回転自在に外嵌されるカムローブと、
前記一対のカムシャフトの外周にそれぞれ相対回転自在に外嵌されるとともに前記カムローブよりも前記アクチュエータ側に位置して設けられ、軸心が前記カムシャフトの軸心に対し偏心してなる偏心部と、該偏心部と一体且つ前記カムシャフトの軸心と同一の軸心を有するとともに該偏心部よりも前記アクチュエータ側に位置して設けられ、回転により前記偏心部の偏心方向を可変させるハーモニックギヤと、前記偏心部の外周に相対回転自在に外嵌されて設けられ、前記偏心部の軸心回りで前記カムシャフトと同期回転し、前記カムローブを前記カムシャフト回りで前記偏心部の軸心の前記偏心方向に応じて不等速回転させるハーモニックリングとからなる不等速継手と、
前記シリンダヘッド上面の前記一対のカムシャフト間にそれぞれ前記カムシャフトに沿い延設され、前記ハーモニックギヤと噛合するコントロールギヤを一体に有し、該コントロールギヤを介して前記ハーモニックギヤを回転させる吸気側及び排気側の一対のコントロールシャフトと、
該一対のコントロールシャフトのいずれか一方の端部に一体にして前記ドライブギヤに対応するよう設けられ、前記ドライブギヤと噛合するドリブンギヤと、
前記ハーモニックギヤのうち最も前記アクチュエータ側に位置する吸気側及び排気側の各ハーモニックギヤとそれぞれ噛合する吸気側及び排気側の各コントロールギヤ間に配設されるアイドルギヤと、
を備えたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
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- 2003-12-19 JP JP2003423506A patent/JP4161210B2/ja not_active Expired - Fee Related
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