JP2005180070A - 屋根瓦 - Google Patents

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和也 松本
Yasuhiro Sakamoto
康宏 阪本
Kazumasa Fukutomi
和正 福冨
Takeya Kondo
健也 近藤
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Abstract

【課題】 施工面に設けられる桟木から瓦本体の位置がずれするのを容易に防止できる屋根瓦を提供すること。
【解決手段】 矩形状をした瓦本体1を、左右に隣接するも相互はその側端部が重合され、下列のものの棟側表面に上列のものの軒側端部が重ねられた状態に設置され施工なされる屋根瓦である。瓦本体1の一方側端部11に、棟側から軒側にわたり施工面6に設けられる桟木7の長手側面71に当接させて瓦本体1を位置決めさせる突片2を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は屋根瓦に関し、詳しくは、下列の瓦本体の棟側表面に上列の瓦本体の軒側端部を重ねて施工する屋根瓦に関する。
従来、屋根瓦としては、陶器瓦などの粘土系、石綿セメント板瓦や繊維入りセメント板瓦などのスレート系、アルミ合金、銅板などを用いて裏側に断熱材を入れた金属系、またはその他の無機質材の屋根成形材料により形成されたセメント系の、4つの種類の瓦が知られている。
上記スレート系の屋根瓦においては、矩形状平板瓦である瓦本体の、下段のものの横方向側端部を当接させながら横方向に連接し、この下段のものの上に上段のものが等間隔に配置されるように重ね、この上段の瓦本体も横方向の側端部を当接させながら横方向に下段の瓦本体と同様に連接していくものであり、さらに、上段の瓦本体上に順次同様にして棟方向に葺設していくものである。
このようなスレート系の屋根瓦は、瓦本体の厚さが9〜15mm程度しかない。そのため、屋根全体のデザイン上に重厚感をもたせることができなかった。すなわち、重厚感のあるようにするためには、瓦本体前端の厚みを厚くする必要が生じて屋根瓦全体の重量が増すこととなり、家全体の補強の必要性が生じたり、屋根、すなわち高所での施工作業がやりにくくなるという問題も生ずるからである。
そこで本願発明者らは、樹脂など軽量化の可能な材料を用いて瓦本体を製作する研究をおこなってきたが、その際に、施工された状態にて重厚感を出すために瓦本体の前側端部に立上り部を設け、この前側端部の立上り部を下段の瓦本体後側端部に重合させることや、瓦本体横方向の両側端部の重合構造を種々検討した。
軽量化材料を用いて重厚感を得るよう瓦本体を形成した屋根瓦として、例えば図4に示す、特開2003−193624号公報に示されるようなものが提案されている。このものは、矩形状をした瓦本体100の、横方向の各々の側端部に下片部と上片部とからなる第一重合部101を有するとともに前側端部を下段の瓦本体100の後側端部に重合する第二重合部とを設けて成る屋根瓦である。そして、横方向の両側端部の重合部からの雨水の浸入や、火事などによる炎が内部に入りやすくなるのを防いで雨仕舞い性や防火性を改良するため、図4に示す如く、第一重合部101の、一方の側端部の下片部102を樋状に形成するとともに、他方の側端部の上片部裏面端部に第一垂下片103を形成し、この下片部と上片部とを重合して成るものである。
したがって、上記構成により、下段の瓦本体100上に葺設された上段の瓦本体100の、横方向両側端部の重合部からの雨水の浸入や、炎の進入を防止することのできて、軽量でしかも重厚感のある屋根瓦を提供することが可能となった。
しかしながら、この屋根瓦にあっては、瓦本体100を屋根の施工面に適切に位置決めをおこない施工することについては配慮されておらず、この場合、施工面となる野地板に設けられる桟木104(図5参照)との位置関係を目視にて確認しながら葺いてゆくか、或いは、屋根のリフォーム施工の際においては、施工面となる既設の屋根瓦の位置を目安として葺いてゆくことになる。そのため、上段のものの横方向側端部を重合させながら横方向に連接させていくときに、図6に示すように、下段から上段にゆくにしたがってずれが生ずることがあり、そのときには棟側から軒側にわたり施工面に設けられる桟木104に瓦本体100側端部が位置しなくなる。したがって、瓦本体100の施工面への固定が不安定となったり、十分な踏みつけ強度の得られなくなる場合が生じやすいという問題があった。
特開2003−193624号公報
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、施工面に設けられる桟木から瓦本体の位置がずれするのを容易に防止できる屋根瓦を提供することである。
上記課題を解決するために、本願発明の屋根瓦は、矩形状をした瓦本体を、左右に隣接するもの相互はその側端部が重合され、下列のものの棟側表面に上列のものの軒側端部が重ねられた状態に設置され施工なされる屋根瓦であって、前記瓦本体の一方側端部に、棟側から軒側にわたり施工面に設けられる桟木の長手側面に当接させて瓦本体を位置決めさせる突片を設けている。
また、前記突片を、前記一方側端部に配設させる、前記瓦本体の他方側端部が重合されるときの位置規制をおこなう直立壁より内側に並設するとともに、該直立壁を構成する垂下片と略同一突出量の基端部と同基端部に連設される基端部より薄厚の先端部とを有するリブ状とするのが好ましい。
本願発明の屋根瓦においては、矩形状をした瓦本体の左右何れかの側端部に設けられた位置決め用の突片を、施工面に棟側から軒側にわたって設けられる桟木の長手側面に当接させて、瓦本体の左右に隣接するものは相互にその側端部を重合させ、下列のものの棟側表面に上列のものの軒側端部を重ねた状態にて位置が確保されるため、施工面に設けられる桟木から瓦本体が位置ずれするのを容易に防止できる。
また、前記瓦本体の一方の側端部に形成される、重合位置規制用の直立壁より内側に並設された位置決め用リブ状突片先端側の、薄肉の先端部が桟木の長手側面に当接されて瓦本体の位置確保がなされるようになるため、位置決め突片の先端部を削除することにて、施工面に桟木を必要しない条件に対しても容易に対応可能となり、以って、簡単な構造で使い勝手が向上される。
図1乃至図3は、本願の請求項1、2に対応した一実施形態である屋根瓦の瓦本体の要部を示している。この実施形態の屋根瓦は、背景技術の項にて説明したものと同じく、瓦本体1が矩形状をしており、図1に示す如く、左右に隣接するもの相互はその側端部が重合され、下列のものの棟側表面に上列のものの軒側端部が重ねられた状態に設置され施工なされるものであり、瓦本体1の一方側端部11に、棟側から軒側にわたり施工面6に設けられる桟木7の長手側面71に当接させて瓦本体1を位置決めさせる突片2を設けている。
また、この場合、瓦本体1の横方向の一方側端部11及び他方側端部12には、下片部と上片部とからなる重合部分Aを有する。この一方側端部11には、隣り合う瓦本体1の他方側端部12が重合されるときに、その下片部の位置規制をおこなうリブ状の直立壁3が側端に設けられる。突片2は、この場合リブ状で、この直立壁3より内側に並設されており、且つ直立壁3の下片部となる垂下片31と略同一突出量の基端部21と、同基端部21に連設される基端部21より薄厚の先端部22とを有している。なお、突片2は、上記リブ状以外に、独立した突起の複数のものを直線状に配列する等、各種形状にすることができる。
この屋根瓦の瓦本体1は、前記したように矩形状平板であり、塩化ビニール樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート等の樹脂を用いて、射出成形や注型等により製造することができる。また、屋根材として不燃性や強度を向上させる必要があり、ガラス繊維やスチール繊維、ガラスビーズ、炭酸カルシウム等の不燃材料を充填材として適宜配合することが好ましい。これにより、重厚感のある形状を現出させ、軽量化及び強度の大なる屋根瓦を作ることができる。
この場合、直立壁3の上片部となる直立片32に並行して、他方側端部12下片部の垂片5の位置規制をおこなう立片4が設けられており、軒先側から吹き上げられた雨水が重合部分Aを経て、施工面6となる屋根の下地材側へ侵入するのが阻止される。さらに、直立片32とともに樋状を成すようにしているので、雨水を軒先側へ還流させて雨水が屋根の下地材側へ侵入するのが、より効果的に阻止されるのである。
この実施形態の屋根瓦は、背景技術の項にて示したスレート系の屋根瓦と同じく、下段のものの上に上段のものが等間隔に配置されるように重ね葺きしてゆくが、この瓦本体1は、横方向の側端部を重合させながら横方向に連接していき、下段の瓦本体1の後端側を瓦固定具(図示せず)とともに桟木7や野地板等の屋根下地材にビス止め固定される。瓦固定具に設けられた瓦差込み部(図示せず)に上段の瓦本体1の先端側を差し込んで保持するようにして屋根に設置される。
したがって、以上説明した屋根瓦によると、古くなった屋根の改修を行うときに、既設の屋根瓦上に棟側から軒側にわたり施工面に設けられる桟木を利用して効果的に使用することができる。すなわち、図2に示すように、矩形状をした瓦本体1の一方側端部11に設けられた位置決め用の突片2を、施工面に棟側から軒側にわたって設けられる桟木7の長手側面71に当接させて、瓦本体1の左右に隣接するものは相互にその側端部を重合させ、下列のものの棟側表面に上列のものの軒側端部を重ねた状態にて位置が確保されるため、施工面に設けられる桟木7から瓦本体1が位置ずれするのを容易に防止できる。
また、前述の如く、瓦本体1の一方の側端部に形成される、重合位置規制用の直立壁3より内側に並設された位置決め用リブ状突片2先端側の薄肉の先端部22が桟木7の長手側面71に当接されて瓦本体1の位置確保がなされるようになるため、位置決め突片2の先端部22を削除することにて、施工面6に桟木を必要しない、新築の屋根を葺く条件に対しても容易に対応可能となり、以って、簡単な構造で使い勝手が向上される。
本願発明の一実施形態である屋根瓦をその要部以外の平坦部分を省略し、左右に隣接するもの相互の重合状態を示した一部断面側面図。 同屋根瓦における一施工状態を示す説明図。 同屋根瓦における他の施工状態を示す説明図。 従来例である屋根瓦の全体を示す斜視図。 従来例の屋根瓦における施工状態を示す説明図。 従来例の屋根瓦における施工状態を示す他の説明図。
符号の説明
1 瓦本体
11 一方側端部
12 他方側端部
2 突片
21 基端部
22 先端部
3 直立壁
31 垂下片
6 施工面
7 桟木
71 長手側面

Claims (2)

  1. 矩形状をした瓦本体を、左右に隣接するもの相互はその側端部が重合され、下列のものの棟側表面に上列のものの軒側端部が重ねられた状態に設置され施工なされる屋根瓦であって、前記瓦本体の一方側端部に、棟側から軒側にわたり施工面に設けられる桟木の長手側面に当接させて瓦本体を位置決めさせる突片を設けたことを特徴とする屋根瓦。
  2. 前記突片を、前記一方側端部に配設させる、前記瓦本体の他方側端部が重合されるときの位置規制をおこなう直立壁より内側に並設するとともに、該直立壁を構成する垂下片と略同一突出量の基端部と同基端部に連設される基端部より薄厚の先端部とを有するリブ状としたことを特徴とする請求項1記載の屋根瓦。
JP2003424087A 2003-12-22 2003-12-22 屋根瓦 Pending JP2005180070A (ja)

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