JP2005179876A - 高難燃性アクリル系繊維及び高難燃性複合体 - Google Patents

高難燃性アクリル系繊維及び高難燃性複合体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005179876A
JP2005179876A JP2004058568A JP2004058568A JP2005179876A JP 2005179876 A JP2005179876 A JP 2005179876A JP 2004058568 A JP2004058568 A JP 2004058568A JP 2004058568 A JP2004058568 A JP 2004058568A JP 2005179876 A JP2005179876 A JP 2005179876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flame
retardant
highly flame
weight
acrylic fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004058568A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Nishino
明男 西野
Masahito Ono
雅人 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Synthetic Fibers Ltd, Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Priority to JP2004058568A priority Critical patent/JP2005179876A/ja
Publication of JP2005179876A publication Critical patent/JP2005179876A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

【課題】着火しにくく炎で穴が開きにくい高度に難燃化した架橋高難燃性アクリル系繊維及び高難燃性複合体を提供する。
【解決手段】難燃性アクリル系繊維にグリシジルメタクリレートを含有する重合体と酸化アンチモンを添加することを特徴とする高難燃性アクリル系繊維より解決する。
【効果】本発明により、難燃性アクリル系繊維を熱により架橋することが可能となり、また、炭化後の形態が強固で炎を通さず、さらに燃焼を遮断する材料としても用いることができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、ハロゲンを含有する高度に難燃化した架橋高難燃性アクリル系繊維及び高難燃性複合体に関する。
従来、難燃アクリル系合成繊維の殆どがモダクリル系繊維であり、製品の腰感、バルキー性、染色性等の性能において通常のアクリロニトリル系合成繊維と大差ない。難燃アクリル系合成繊維は、衣料品及び毛布、シーツなどの寝装品、あるいはカーテン、カーぺットのインテリア製品など目的に応じ、ポリエステル、羊毛、木綿など各種の汎用繊維と混紡、交織して製品化する場合、難燃性が低下する。この為、最近の難燃規制にともない、より高難燃性のモダクリル繊維が必要となる。従来、高難燃性のモダクリル繊維の製造には三酸化アンチモン、五酸化アンチモン、酸化スズ、酸化マグネシウムなどを紡糸原液に添加する方法が取られている。難燃性の向上は付与できるものの、炎や熱で穴が開くなど炎を遮断するには満足するものではない。例えば、ポリウレタンスポンジを使用した椅子張りに上記難燃性の基布に利用した場合、炎や熱により基布に穴が開きポリウレタンスポンジに着火する。
最近ではポリマーの分解温度を改良したり、熱収縮性を増加させ従来の難燃性を改良する試みがなされている。従来の難燃アクリル系合成繊維は燃焼する前に軟化し徐々に炭化してくるが、燃焼や加熱により穴が開くなど問題点がある。
例えば、特許文献1では、ハロゲンを含む重合体にSb化合物を添加した分解開始温度が240℃以上でかつ溶融温度が240℃以下の難燃繊維を提示しているが、着火する前に難燃性アクリル繊維が軟化し布帛に穴が開き炎を遮断できず延焼が持続するなど問題点がある。
また、特許文献2では、ハロゲンを含む重合体にSn化合物等を添加し、重合体の比粘度を0.3以上の共重合体を用いることを提示しているが、着火する前に難燃性アクリル繊維が軟化し布帛に穴が開き炎を遮断できず延焼が持続する問題点がある。
また、特許文献3では、ハロゲンを含む重合体にSb化合物を添加し、240℃の収縮率が40%以上である繊維を用いる複合難燃繊維製品を提示しているが、難燃性は改良されておらず着火する前に難燃性アクリル繊維が軟化し炎を遮断できず布帛に穴が開き延焼が持続する問題点がある。
特開平10−259542公報 特開2000−303306公報 国際公開第97/43474号パンフレット
本発明の目的は、上記問題点を解消し、着火しにくく炎で穴が開きにくい、高度に難燃化した架橋高難燃性アクリル系繊維及び高難燃性複合体を提供することにある。
上記課題は、難燃性アクリル系繊維にグリシジルメタクリレートを含有する重合体と酸化アンチモンを添加することを特徴とする架橋高難燃性アクリル系繊維により解決する。
本発明により、難燃性アクリル系繊維を熱により架橋することが可能となり、また、炭化後の形態が強固で炎を通さず、さらに燃焼を遮断する材料としても用いることができる。
本発明は、上記目的を達成するため以下の構成をとる。即ち、本発明は、ハロゲン含有モノマー20〜70重量%を含むアクリロニトリル系重合体にグリシジルメタクリレート含有重合体1〜20重量%及び酸化アンチモン1〜20重量%を含有させてなる架橋高難燃性アクリル系繊維である。又、(A)ハロゲン含有モノマー20〜70重量%を含むアクリロニトリル系重合体にグリシジルメタクリレート含有重合体1〜20重量%及び酸化アンチモン1〜20重量%を含有させてなる架橋高難燃性アクリル系繊維70〜30重量部と(B)ポリエステル系繊維30〜70重量部とを複合してなる高難燃性複合体である。
本発明に用いるアクリロニトリル系重合体はアクリロニトリルとハロゲン含有モノマーとよりなる。ハロゲン含有モノマーの具体例としては塩化ビニリデン、塩化ビニル、臭化ビニリデン、臭化ビニル等が一般的であり、好ましくは塩化ビニリデンである。好ましいハロゲン含有量は15〜50重量%であり、特に好ましくは35〜50重量%である。ハロゲン含有モノマーとしては20〜70重量%であり、20重量%未満では難燃性が不十分でまた、70重量%を超えると難燃性は高いが耐熱性が低下する。
アクリロニトリルと共重合可能なビニル系単量体を用いてもよく、たとえばアクリル酸、そのエステル、メタクリル酸、そのエステル、アクリルアミド、メタクリルアミド、酢酸ビニル、スルホン酸基を含有するモノマーなどが挙げられ、それらの一種または二種以上を用いることができる。またスルホン酸基を含有するモノマーとしては、アリルスルホン酸ナトリウム、メタリルスルホン酸ナトリウム、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム、スチレンスルホン酸ナトリウム等である。これらを0.2〜3重量%共重合させることにより、湿式紡糸に際し、微小なボイドの発生を抑制することにより緻密な繊維が得られるので好ましい。
酸化アンチモンは、三酸化アンチモン、五酸化アンチモンが好ましく、それぞれ単独でも複数を混合して用いても良い。酸化アンチモンの添加量は1〜20重量%が必要である。繊維中の酸化アンチモンの含有が1重量%未満では、布帛燃焼時に穴があく(図2の写真参照)。また20重量%を超えると、製造された繊維複合性の物性(強度、伸度)、ノズル詰まり、ろ布の目詰まり、延伸切れ等の繊維製造工程上の問題が生じる。酸化アンチモンの添加量は難燃性を満足する範囲で少ない方が良く、好ましい添加量は1〜10重量%で、更に好ましくは3〜7重量%である。
グリシジルメタクリレート含有重合体はグリシジルメタクリレートのホモポリマー、グリシジルメタクリレートと共重合可能なモノマー、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル等のアクリル酸エステル又はメタクリル酸のアルキルエステル類、アクリルアミド及びメタクリルアミド等のアミド類及びそれらのN−モノ置換あるいはN,Nジ置換アミド類、酢酸ビニルなどを含有する。特に好ましくはグリシジルメタクリレートのホモポリマー、グリシジルメタクリレートとメチルメタクリレートの共重合体である。
グリシジルメタクリレート含有重合体の含有量は1〜20重量%必要であり、好ましく
は2〜15重量%で、更に好ましくは3〜12重量%、最も好ましくは5〜10重量%である。1重量%未満の場合には架橋が弱く炭化後の形態が十分でない。20重量%を超える場合はグリシジルメタクリレート含有重合体添加後の紡糸原液が増粘したりゲル化し易くなる。グリシジルメタクリレート含有重合体はグリシジルメタクリレートホモポリマーまたはメタクリル酸メチルとの共重合体が良く、グリシジルメタクリレートが50重量%以上の共重合体が好ましい。特に好ましくはグリシジルメタクリレートが50重量%〜90重量%の共重合体が好ましい。
本発明の架橋高難燃性アクリル系繊維はグリシジルメタクリレートにより熱架橋しやすく、架橋が進むにつれてジメチルホルムアミドに溶解しにくくなる。架橋高難燃性アクリル系繊維が150℃の加熱後ジメチルホルムアミドに対し50重量%以上が不溶であり、好ましくはジメチルホルムアミドに不溶である。下式で表すDMF不溶率は架橋の目安になり、製造工程での乾燥条件の影響を受けるので加熱前の架橋高難燃性アクリル系繊維がDMFに可溶であってもかまわないが、燃焼時の加熱で架橋し繊維の軟化を抑制する為には、150℃加熱で架橋が進行しなければならない。グリシジルメタクリレートのホモポリマーを用いると架橋が起こりやすくまたアクリロニトリル系重合体との混和性も良好で相分離は顕微鏡のオーダーでは観察されない。反面、グリシジルメタクリレートのホモポリマーの溶液は熱でゲル化し易く、安定性にかけるのでメタクリル酸メチルとの共重合体で安定性を向上することができる。
(B)その他の繊維 混用する他繊維としてはアクリル系合成繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ポリウレタン繊維等の合成繊維、綿、羊毛、麻、絹などの天然繊維、レーヨン繊維、アセテート繊維などの再生繊維などが挙げられ、2種以上を併用しても何ら差し支えない。
本発明のアクリル系難燃複合繊維製品を製造する方法は、混綿、混紡、交織、交編などの一般的な方法で混合すれば良い。繊維製品の形態は詰め綿、糸、紐、編布、織布、不織布、立毛品、フロッキー加工品など特に限定しないが、特に好ましい複合形態は交織である。
本発明の架橋高難燃性アクリル系繊維(A)、他繊維(B)の混合比は高難燃性複合体から得られる最終製品の難燃性と、風合い、強度、発色性、吸湿性などの製品特性に応じて決定されるが、架橋高難燃性アクリル系繊維(A)70〜30重量部と他繊維(B)30〜70重量部が好ましい。架橋高難燃性アクリル系繊維(A)30重量部未満では難燃性が不十分で70重量部を超える場合は、難燃性は優れているが、風合い、吸湿性などが十分でなくなる。本発明の燃焼性改良が最も生かせる他繊維はポリエステルである。特にポリエステルとの交織には高度の難燃性が要求され、極めて技術的なハードルが高い。ポリエステルは燃焼の際熱溶融し着火すると、難燃性アクリル系繊維が燃焼しなくとも所謂ロウソク現象で燃焼が持続する。本発明の架橋高難燃性アクリル系繊維は炭化強度が硬く炭化形状がしっかりしているので炎を遮断し着火しにくくまた、ロウソクの芯になりにくいためロウソク現象を起こしにくい。
架橋高難燃性アクリル系繊維のジメチルホルムアミド(以下DMFと略称)に対しての不溶率、燃焼バリア性評価及び分繊不良は下記のようにして求めた。
[DMF不溶率] 架橋高難燃性アクリル系繊維を150℃にて5分乾熱処理し、処理後の綿0.2gをジメチルホルムアミド50gに室温で2時間溶解し、良く混合して不溶解分を沈降させ上澄み液をガラス繊維不織布に0.5g含浸させ150℃、1時間乾燥させ重量増加を測定し固形分を算出した。溶液部の濃度から下記式により不溶率を算出した。
(DMF不溶率 %)=((0.4 %)−(固形分 %))/0.4×100
[燃焼バリア性評価]織物の燃焼バリア性評価は、燃焼試験をJIS L 1091 A−1法(45度タルマセ法)に準じて燃焼させ、布帛の燃焼方向は、経緯表裏の4方向からとし、燃焼バリア性として、その炭化部の燃焼方向の穴開き長の全平均値を求めた。一枚でも全焼が発生すれば燃焼不合格とした。
○:穴開き長(2mm以下)
△:穴開き長(2〜20mm未満)
×:穴開き長(20mm以上)
[分繊不良]
分繊不良はカット綿16gを300mmフラットカードで開繊不良の個数を測定した。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。尚、実施例中の%は、特に断りのない限り「重量%」を表す。
[実施例1〜5、比較例1〜3] アクリロニトリル(以下ANと略称)/塩化ビニリデン(以下VDCと略称)/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム(以下SAMと略称)=69/16/15からなるアクリロニトリル系重合体(以下SRと略称)を、DMF中にてアゾビスイソバレロニトリルを開始剤として重合し、さらにAN/VDC=58/42からなるアクリロニトリル系重合体を、DMF中にてアゾビスイソバレロニトリルを開始剤として重合するに際し上記SRを10%添加重合し残存モノマーの除去を行い、その後、重合体濃度を29%に調製し紡糸原液とした。グリシジルメタクリレート(以下GMAと略称)/メタクリル酸メチル(以下MMAと略称)=75/25共重合体の25%DMF溶液及び25%五酸化アンチモン分散液を表−1に示す添加量で、紡糸原液に添加し、該紡糸原液を22℃,58%DMF水溶液中に紡出し、脱溶媒をさせながら延伸、水洗した後、油剤を付与して、乾燥及び乾燥緻密化を行った。この繊維はクリンプ付与の各工程を通した後、湿熱100℃にて湿熱処理し51mmにカットを行い2.2dtex架橋高難燃性アクリル系繊維を得た。このカット綿をメートル番手17番手で紡績を行った。布帛の作製は経糸にポリエステルウーリー150dtex糸130本/2.54cm(1インチ)、上記紡績糸60/2.54cm(1インチ)で平織を作製した。それらの結果を表1に示す。
実施例1〜5の架橋高難燃性アクリル系繊維のDMF不溶率は73%以上と大きくほと
んど着火せず消火し、燃焼バリア性は良好であった。実施例5は分繊不良が僅か発生したものの紡績には支障がなかった。しかし、比較例1〜2はDMF不溶率37%以下で燃焼バリア性はなく、比較例3は分繊不良が100個以上と多く紡績性が極めて悪化した。
[実施例6〜8、比較例4]
実施例1のアクリロニトリル系重合体の紡糸原液に表−2に示す五酸化アンチモンの添加量、GMAホモポリマーまたはGMA/MMA=75/25〜30/70の共重合体がGMA成分が5重量%になるように表−2に示す添加量で添加し、実施例1と同様に紡出、延伸、水洗、油剤付与、乾燥、クリンプ付与及び湿熱処理、カットを行い2.2dtex架橋高難燃性アクリル系繊維を得た。このカット綿を実施例1と同様に紡績し平織を作製した。それらの結果を表2に示す。
実施例6〜8の架橋高難燃性アクリル系繊維はDMF不溶率は90%以上と大きくほとんど着火せず消火し、燃焼バリア性は良好であった。しかし、比較例4は乾燥工程で繊維が膠着し、試料が得られなかった。
[実施例9〜11、比較例5〜9]
実施例1のSRを用い、AN/VDC組成を表−3に示す組成で重合し残存モノマーの除去を行い、その後、重合体濃度を29%に調製し紡糸原液とした。次いで表−3に示す五酸化アンチモンの添加量、GMA/MMA=75/25の共重合体を5.1重量%で添加し、実施例1と同様に紡出、延伸、水洗、油剤付与、乾燥、クリンプ付与及び湿熱処理、カットを行い2.2dtex架橋高難燃性アクリル系繊維を得た。このカット綿を実施例1と同様に紡績、交織平織を作製した。それらの結果を表3に示す。
実施例9〜11の架橋高難燃性アクリル系繊維はDMF不溶率は100%以上でほとんど着火せず消火し、燃焼バリア性は良好であった。しかし、比較例5〜7は全焼が発生し難燃性が不良であった。比較例8は乾燥工程で繊維が膠着し、また比較例9は紡糸切れが多発し試料は得られなかった。
本発明は特にポリエステルとの交織、椅子張り分野での使用に適している。
本発明の燃焼テスト後の炭化部の形態で着火しにくく燃焼バリア性を有する(実施例3)。 比較例の燃焼テスト後の炭化部の穴開き形態(比較例1)。

Claims (13)

  1. ハロゲン含有モノマー20〜70重量%を含むアクリロニトリル系重合体にグリシジルメタクリレート含有重合体1〜20重量%及び酸化アンチモン1〜20重量%を含有させてなる架橋高難燃性アクリル系繊維。
  2. 上記グリシジルメタクリレート含有重合体が、グリシジルメタクリレートのホモポリマーである、請求項1記載の架橋高難燃性アクリル系繊維。
  3. 上記グリシジルメタクリレート含有重合体が、グリシジルメタクリレートとメチルメタクリレートの共重合体である、請求項1又は2記載の架橋高難燃性アクリル系繊維。
  4. 上記グリシジルメタクリレート含有重合体が、グリシジルメタクリレートが50重量%以上の共重合体である、請求項3記載の架橋高難燃性アクリル系繊維。
  5. ハロゲン含有モノマーが塩化ビニリデンである、請求項1〜4いずれかに記載の架橋高難燃性アクリル系繊維。
  6. 高難燃性アクリル系繊維が150℃の加熱後ジメチルホルムアミドに対し50重量%以上が不溶である、請求項1〜5いずれかに記載の架橋高難燃性アクリル系繊維。
  7. (A)ハロゲン含有モノマー20〜70重量%を含むアクリロニトリル系重合体にグリシジルメタクリレート含有重合体1〜20重量%及び酸化アンチモン1〜20重量%を含有させてなる架橋高難燃性アクリル系繊維70〜30重量部と(B)他繊維30〜70重量部とを複合してなる高難燃性複合体。
  8. 上記グリシジルメタクリレート含有重合体が、グリシジルメタクリレートのホモポリマーである、請求項7記載の高難燃性複合体。
  9. 上記グリシジルメタクリレート含有重合体が、グリシジルメタクリレートとメチルメタクリレートの共重合体である、請求項7又は8記載の高難燃性複合体。
  10. 上記グリシジルメタクリレート含有重合体が、グリシジルメタクリレートが50重量%以上の共重合体である、請求項9記載の高難燃性複合体。
  11. ハロゲン含有モノマーが塩化ビニリデンである、請求項7〜10いずれかに記載の高難燃性複合体。
  12. 高難燃性アクリル系繊維が150℃の加熱後ジメチルホルムアミドに対し50重量%以上が不溶である、請求項7〜11いずれかに記載の高難燃性複合体。
  13. 他繊維がポリエステルである、請求項7〜12いずれかに記載の高難燃性複合体。

JP2004058568A 2003-11-26 2004-03-03 高難燃性アクリル系繊維及び高難燃性複合体 Pending JP2005179876A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004058568A JP2005179876A (ja) 2003-11-26 2004-03-03 高難燃性アクリル系繊維及び高難燃性複合体

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003395130 2003-11-26
JP2004058568A JP2005179876A (ja) 2003-11-26 2004-03-03 高難燃性アクリル系繊維及び高難燃性複合体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005179876A true JP2005179876A (ja) 2005-07-07

Family

ID=34797200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004058568A Pending JP2005179876A (ja) 2003-11-26 2004-03-03 高難燃性アクリル系繊維及び高難燃性複合体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005179876A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007116938A1 (ja) 2006-04-06 2007-10-18 Kaneka Corporation 椅子張り生地用難燃性交織織物
US8003555B2 (en) 2008-07-24 2011-08-23 Kaneka Corporation Flame retardant synthetic fiber, flame retardant fiber composite, production method therefor and textile product
WO2012176859A1 (ja) 2011-06-22 2012-12-27 株式会社カネカ スウェード調難燃性交織織物
US10787558B2 (en) 2015-03-31 2020-09-29 Kaneka Corporation Thermoplastic modacrylic resin composition, method for manufacturing same, molded article of same, and acrylic fibers and method for manufacturing same

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007116938A1 (ja) 2006-04-06 2007-10-18 Kaneka Corporation 椅子張り生地用難燃性交織織物
US7687414B2 (en) 2006-04-06 2010-03-30 Kaneka Corporation Flameproof union fabric for chair upholstery
US8003555B2 (en) 2008-07-24 2011-08-23 Kaneka Corporation Flame retardant synthetic fiber, flame retardant fiber composite, production method therefor and textile product
WO2012176859A1 (ja) 2011-06-22 2012-12-27 株式会社カネカ スウェード調難燃性交織織物
US10787558B2 (en) 2015-03-31 2020-09-29 Kaneka Corporation Thermoplastic modacrylic resin composition, method for manufacturing same, molded article of same, and acrylic fibers and method for manufacturing same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4958359B2 (ja) 難燃性交織織物
JP4118238B2 (ja) 難燃性を有する交織織物
US5981407A (en) Thermal resistance-improved flame retardant cloth
JP2005179876A (ja) 高難燃性アクリル系繊維及び高難燃性複合体
US7279220B2 (en) Highly flame-retardant cross-linked acrylic fiber and highly flame-retardant composite
US20050130535A1 (en) High flame resistant union fabric
JP2007291570A (ja) 難燃性合成繊維、難燃繊維複合体およびそれを用いた炎遮断性バリア用不織布
JP2007291571A (ja) 難燃性合成繊維、難燃繊維複合体およびそれを用いた難燃性マットレス
JPH10237721A (ja) 高収縮性アクリル繊維及びパイル用原綿
WO1997043474A1 (fr) Tissu ignifuge
JPH0770817A (ja) 難燃性アクリル繊維、及びそれを用いて得られる難燃繊維複合体
JP3421093B2 (ja) 難燃繊維複合体
JP2601775B2 (ja) 難燃アクリル系複合繊維
JP3370395B2 (ja) 高度難燃性アクリル系複合繊維
JP3133541B2 (ja) 溶接火花養生シート
JP2006225805A (ja) 難燃性合成繊維および該難燃性合成繊維を用いた難燃性繊維複合体および該難燃性繊維複合体を用いた布張り家具製品
JP4346492B2 (ja) ハロゲン含有繊維およびそれを用いた難燃繊維製品
JP2003301323A (ja) 難燃繊維及びそれからなる難燃繊維複合体
JP2519185B2 (ja) 難燃アクリル系複合繊維
JP2003221754A (ja) 耐炎耐熱布帛
JP2005314817A (ja) ハロゲン含有繊維およびそれを用いた難燃繊維製品
JPH04194053A (ja) 難燃性布帛
JP2000328446A (ja) 防融・難燃繊維及びそれを用いてなる立毛布帛
JPH02182915A (ja) 難燃アクリル系複合繊維
JPH09279414A (ja) ポリビニルアルコール系難燃繊維の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060209

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060209

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070404