JP2005179825A - 交編編地 - Google Patents
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Abstract
【課題】 伸縮性及び外観品位に優れ、特に生地表面の凹凸感が少ない交編編地を提供する。
【解決手段】 少なくとも一層がポリトリメチレンテレフタレートを主成分とする層であるサイドバイサイド型または偏芯シース・コア型複合のポリエステル系複合繊維とポリエチレンテレフタレート繊維とからなる交編編地であって、ポリエチレンテレフタレート繊維の沸水収縮率(S1)と該リエステル系複合繊維の沸水収縮率(S2)とが下記式を満足するものである。
5%≦(S1−S2)≦25%
【選択図】 なし
【解決手段】 少なくとも一層がポリトリメチレンテレフタレートを主成分とする層であるサイドバイサイド型または偏芯シース・コア型複合のポリエステル系複合繊維とポリエチレンテレフタレート繊維とからなる交編編地であって、ポリエチレンテレフタレート繊維の沸水収縮率(S1)と該リエステル系複合繊維の沸水収縮率(S2)とが下記式を満足するものである。
5%≦(S1−S2)≦25%
【選択図】 なし
Description
本発明は、交編編地に関する。さらに詳しくは、伸縮性および外観品位(生地表面の凹凸感が少ない)に優れた交編編地に関する。
ポリウレタン系弾性繊維を用いた伸縮性編地は、経編地、丸編地、横編地として多く用いられている。
中でも経編地は、ポリアミド繊維と交編され、ラッシェル編地やトリコット編地として、主にブラジャー、ガードル、ボディースーツなどのファンデーションやショーツ、パンツ、ストレッチ肌着などのインナー用途で多く利用され、あるいはスポーツ用途では水着、スパッツ、レオタード、サイクリングパンツ、ウェットスーツに、アウター用途ではトップスやジャケット等にも利用されている。しかし、ポリアミド繊維と交編された経編地は、染色加工工程での熱セット時や製品の保管時に酸化窒素ガスなどの影響によって黄変するというポリアミド繊維に特有の黄変問題が解消されずに残っている。
一方、黄変問題が発生し難いポリエチレンテレフタレート繊維をポリウレタン弾性繊維と交編させた経編地では、確かに黄変問題は解消できるが、ポリアミド繊維を交編した経編地の特長である風合いのソフトさは損なわれ、硬い風合いの編地となり、肌着や肌に密着するファンデーションやインナーにとっては肌触りが悪いという問題がある。
また、特許文献1には、ポリトリメチレンテレフタレート繊維を表糸とし、ポリウレタン弾性繊維を挿入編みによって交編して成るラッセル経編地が記載され、これによって黄変がなく風合いがソフトで、且つ笑い欠点もなくナイロン繊維製品にない独特な表面タッチを有するものが得られたと記載されている。特許文献2には、フロントにポリトリメチレンテレフタレート繊維、バックにポリウレタン弾性繊維とを交編してなるツーウェイ経編地が記載され、これによって黄変がなく風合いがソフトで、ナイロン繊維使いの編地にはない独特な表面タッチを有し、かつカールの発生が抑制された経編地が得られたと記載されている。
しかし、このようにポリウレタン系弾性繊維を用いた従来の経編地は、伸縮性は良いが、衣服などに使用する際、耐塩素性、耐光性などの各種耐久性が劣るので、衣服の利用用途に制限があった。
また、ポリウレタン系弾性繊維を用いず、伸縮性繊維として、ポリエチレンテレフタレート繊維やポリアミド繊維等を仮撚加工した加工糸を用いた経編地は、伸縮性が悪いので、製造される衣服などの着脱容易性やフィット感等が劣り、衣服の設計や利用用途に制限があった。
また、伸縮性繊維のみからなる伸縮性編地としては、所定の固有粘度差がある2種類のポリトリメチレンテレフタレートを互いにサイドバイサイド型に複合した単糸からなるマルチフィラメントのみで編成して緯編地が特許文献3に記載され、高温染色時や、日光照射、繰り返し洗濯等による脆化の問題が少なく、高ストレッチ性と共に、パワーのある伸長回復性に優れ、且つ編地は薄く、平坦性も兼ね備えた緯編地が得られると記載されている。しかし、このようなポリトリメチレンテレフタレート系複合繊維のみからなる編地は、熱処理による捲縮発現が不均一であるため、生地表面の凹凸が強く、かつスジ状の欠点が発生しやすい問題があった。
そこで、ポリトリメチレンテレフタレート系複合繊維のみからなる編地の問題点を解消するために、ポリエステル系複合繊維とポリエチレンテレフタレート繊維を交編編みして成る伸縮性編地が提案されている。しかし、この交編編地は、通常のポリエチレンテレフタレート繊維を用いた場合、ポリエチレンテレフタレート繊維が必要以上に生地表面に浮き出た構造が形成され、生地表面の凹凸感が増し外観や風合いが悪くなり易いという問題があった。
本発明の目的は、ポリエステル系複合繊維とポリエチレンテレフタレート繊維との交編編地であって、伸縮性及び外観品位に優れ、特に生地表面の凹凸感が少ない交編編地を提供することである。
本発明の交編編地は、前記目的を達成するため以下の手段を採用する。
すなわち、少なくとも一層がポリトリメチレンテレフタレートを主成分とする層であるサイドバイサイド型または偏芯シース・コア型複合のポリエステル系複合繊維とポリエチレンテレフタレート繊維とからなる交編編地であって、ポリエチレンテレフタレート繊維の沸水収縮率(S1)とポリエステル系複合繊維の沸水収縮率(S2)とが下記式を満足することを特徴とするものである。
5%≦(S1−S2)≦25%
本発明によれば、少なくとも一層がポリトリメチレンテレフタレートを主成分とする層である複合繊維の弾性糸とポリエチレンテレフタレート繊維糸とを交編してなる編地であっても、生地伸長性に優れ、かつ、生地表面の凹凸が少なく外観品位に優れた編地とすることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の交編編地で用いるポリエステル系複合繊維は、少なくとも一層がポリトリメチレンテレフタレートを主成分とする層であるサイドバイサイド型または偏芯シース・コア型複合のポリエステル系複合繊維である。前記サイドバイサイド型または偏芯シース・コア型のポリエステル系複合繊維を構成する層のうち、少なくとも一層はポリトリメチレンテレフタレートを主成分とする層である。他の層としては、粘度の異なるポリトリメチレンテレフタレート、あるいはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルが好ましい。
ポリトリメチレンテレフタレートはトリメチレンテレフタレート単位を主たる繰り返し単位とするポリエステルであり、トリメチレンテレフタレート単位を50モル%以上含むことが好ましく、さらに好ましくは80モル%以上を含む。このポリトリメチレンテレフタレートとしては、テレフタル酸を主たる酸成分とし、プロピレングリコールを主たるグリコール成分として得られるポリエステルが好ましい。ただし、他のエステル結合を形成可能な共重合成分が20モル%以下の割合で含まれるものも好ましく、10モル%以下の割合で含まれるものはより好ましい。
共重合可能な化合物として、たとえばスルフォン酸、ナトリウムスルフォン酸、硫酸、硫酸エステル、硫酸ジエチル、硫酸エチル、脂肪族スルフォン酸、エタンスルフォン酸、クロロベンゼンスルフォン酸、脂環式スルフォン酸、イソフタル酸、セバシン酸、アゼライン酸、ダイマー酸、アジピン酸、シュウ酸、デカンジカルボン酸などのジカルボン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、ε−カプロラクトンなどのヒドロキシカルボン酸などのジカルボンサン類、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ハイドロキノン、ビスフェノールAなどのジオール類が好ましく使用される。
また、必要に応じて、艶消し剤となる二酸化チタン、滑剤としてのシリカやアルミナの微粒子、抗酸化剤としてヒンダードフェノール誘導体、着色顔料などを添加してもよい。
本発明において、コイル状捲縮を発現させ、編織物を形成した際に所望の伸縮性を得る観点から、ポリトリメチレンテレフタレートの極限粘度は1.0以上であるのが好ましく、1.2以上であるのがより好ましい。
本発明において、コイル状捲縮を発現させ、編織物を形成した際に所望の伸縮性を得る観点から、ポリトリメチレンテレフタレートの極限粘度は1.0以上であるのが好ましく、1.2以上であるのがより好ましい。
本発明で使用されるポリエステル系複合繊維の単糸断面形状はサイドバイサイド型または偏芯シース・コア型とするものである。
断面形状がサイドバイサイド型または偏芯シース・コア型でないと、糸条に熱が付与された際に、コイル状捲縮が発現せず、糸条に伸縮性を付与することができない問題がある。
また、ポリエステル系複合繊維における各層の割合は、粘度の異なるポリトリメチレンテレフタレートからなる複合繊維の場合、および一方成分がポリトリメチレンテレフタレート、他方成分がポリトリメチレンテレフタレート以外のポリエステルの場合で若干異なるが、ポリトリメチレンテレフタレートとポリエチレンテレフタレートとからなる複合繊維の場合の重量比率は伸長特性、製糸性および繊維長さ方向のコイルの寸法均質性の観点から(30/70)〜(70/30)の範囲であることが好ましく、(40/60)〜(60/40)の範囲であることがより好ましい。ポリトリメチレンテレフタレート層の比率が30%未満、または70%を越える場合には、伸長特性、製糸性および繊維長さ方向のコイルの寸法均質性の面で劣り、好ましくない。
ポリエステル系複合繊維の糸条繊度は、用途目的に応じて22dtex以上940dtex以下の範囲が好ましい。さらにポリエステル系複合繊維の単糸繊度は、用途に応じて0.4dtex以上25dtex以下の範囲が好ましい。
また、本発明のポリエステル系複合繊維の交編相手繊維であるポリエチレンテレフタレート繊維としては、テレフタル酸を主たる酸成分とし、エチレングリコールを主たるグリコール成分として得られるポリエステルが好ましい。ただし、他のエステル結合を形成可能な共重合成分が20モル%以下の割合で含まれるものも好ましく、10モル%以下の割合で含まれるものはより好ましい。共重合可能な化合物として、たとえばスルフォン酸、ナトリウムスルフォン酸、硫酸、硫酸エステル、硫酸ジエチル、硫酸エチル、脂肪族スルフォン酸、エタンスルフォン酸、クロロベンゼンスルフォン酸、脂環式スルフォン酸、イソフタル酸、セバシン酸、アゼライン酸、ダイマー酸、アジピン酸、シュウ酸、デカンジカルボン酸などのジカルボン酸、p−ヒドロキシ安息香酸、ε−カプロラクトンなどのヒドロキシカルボン酸などのジカルボン酸類、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ハイドロキノン、ビスフェノールAなどのジオール類が好ましく使用される。また、必要に応じて、艶消し剤となる二酸化チタン、滑剤としてのシリカやアルミナの微粒子、抗酸化剤としてヒンダードフェノール誘導体、着色顔料などを添加してもよい。
本発明におけるポリエステル系複合繊維の沸水収縮率(S2)とポリエチレンテレフタレート繊維の沸水収縮率(S1)は下記式を満足することが重要である。
5%≦(S1−S2)≦25%
5%≦(S1−S2)≦25%
両繊維の収縮率差(S1−S2)が5%未満の場合は、伸長性には優れるが、ポリエチレンテレフタレート繊維が編地表面に浮き出た凹凸構造が形成され、外観品位が劣る編地になる。その理由は次のように考えられる。
ポリエステル系複合繊維とポリエチレンテレフタレート繊維を交編編みして成る伸縮性編地においては、加工工程中の例えば染色工程において加熱されることによって、ポリエステル系複合繊維の捲縮が発現しスプリング構造が形成され、これによって生地の伸縮性が発現するものである。この交編編地に通常のポリエチレンテレフタレート繊維を用いた場合、この通常のポリエチレンテレフタレート繊維の沸水収縮率はポリエステル系複合繊維の沸水収縮率と同等程度である(即ち、(S1−S2)が5%未満である。)ので、加工工程中の加熱によりポリエステル系複合繊維の捲縮が発現すると、ポリエチレンテレフタレート繊維の糸長が相対的に長いものとなり、この結果、ポリエチレンテレフタレート繊維が必要以上に生地表面に浮き出た構造が形成され、生地表面の凹凸感が増し外観や風合いが悪くなるものである。
一方、(S1−S2)が25%を越える場合には、編地の表面品位は良好であるが、編地内でポリエチレンテレフタレート繊維に糸長に余裕のない構造になるため、伸縮性に劣るものになる。
両繊維の収縮率差(S1−S2)を5〜25%とするためには、ポリエステル系複合繊維の沸水収縮率(S2)が5〜10%である場合、ポリエチレンテレフタレート繊維として、沸水収縮率(S1)が15〜30%である高収縮タイプのポリエチレンテレフタレート繊維を用いることが好ましい。
ポリエチレンテレフタレート繊維の高収縮タイプは、例えば、前記したような共重合成分を共重合させたポリエステルを製糸することにより、通常より低倍率で延伸する方法により、また、通常より低温で延伸する方法により、製造することができるものであり、市販の高収縮ポリエチレンテレフタレート繊維を用いればよい。
上記した生地表面の凹凸構造の問題は、交編編地が経編みである場合に生じ易いので、本発明の交編編地は、ラッセル編み等の経編地である場合に特に有効である。
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。ただし、本発明がこれら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例中の極限粘度、沸水収縮率、伸長率、外観品位は以下の方法で測定した。
なお、実施例中の極限粘度、沸水収縮率、伸長率、外観品位は以下の方法で測定した。
[極限粘度(η)]
オルソクロロフェノール10mlに対し試料0.10gを溶解し、温度25℃においてオストワルド粘度計を用いて測定した。
[沸水収縮率(%)]
JIS L1013 化学繊維フィラメント糸試験方法7.15 1.1A法(かせ収縮率)で測定した。
オルソクロロフェノール10mlに対し試料0.10gを溶解し、温度25℃においてオストワルド粘度計を用いて測定した。
[沸水収縮率(%)]
JIS L1013 化学繊維フィラメント糸試験方法7.15 1.1A法(かせ収縮率)で測定した。
[伸長率(%)]
JIS L1018 メリヤス生地試験方法6.14.2定荷重時伸び率により測定した。
[外観品位]
肉眼により品位を判定した。
JIS L1018 メリヤス生地試験方法6.14.2定荷重時伸び率により測定した。
[外観品位]
肉眼により品位を判定した。
[実施例1]
極限粘度が1.31のポリトリメチレンテレフタレートと極限粘度が0.52のポリエチレンテレフタレートをそれぞれ別々に溶融し、紡糸温度260℃で24孔の複合紡糸口金よりポリエチレンテレフタレート/ポリトリメチレンテレフタレートの重量比率が50/50となるように吐出し、紡糸速度1400m/分で引き取り、165dtex24フィラメントの未延伸糸とした。次いで、ホットロール−熱板系延伸機を用い、ホットロール温度70℃、熱板温度145℃延伸倍率3.0で延伸して、55dtex24フィラメント、沸水収縮率8.7%のサイドバイサイド型ポリエステル系複合繊維(延伸糸)を製造した。
極限粘度が1.31のポリトリメチレンテレフタレートと極限粘度が0.52のポリエチレンテレフタレートをそれぞれ別々に溶融し、紡糸温度260℃で24孔の複合紡糸口金よりポリエチレンテレフタレート/ポリトリメチレンテレフタレートの重量比率が50/50となるように吐出し、紡糸速度1400m/分で引き取り、165dtex24フィラメントの未延伸糸とした。次いで、ホットロール−熱板系延伸機を用い、ホットロール温度70℃、熱板温度145℃延伸倍率3.0で延伸して、55dtex24フィラメント、沸水収縮率8.7%のサイドバイサイド型ポリエステル系複合繊維(延伸糸)を製造した。
得られたポリエステル系複合繊維の糸条をバックとし、フロントには、33dtex6フィラメントの市販の高収縮ポリエチレンテレフタレート繊維糸(東レ(株)製“テトロン”タイプ143、沸水収縮率21.2%)を用い、下記の条件で経編地を編成した。
編機:ラッシェル編機(カールマイヤー社製、タイプ:RSE4N、ゲージ28本/2.54cm)
組織:フロント 10/23/、 バック 22/00/(2針アンダーラップによる挿入組織)
ランナー長:フロント 1920mm、 バック 370mm
機上コース数: 45コース/2.54cm
組織:フロント 10/23/、 バック 22/00/(2針アンダーラップによる挿入組織)
ランナー長:フロント 1920mm、 バック 370mm
機上コース数: 45コース/2.54cm
得られた経編地を液流染色機を用い、80℃でリラックス・精練し、ピンテンターを用い、170℃で中間セットした。次いで、液流染色機を用いて染色した。即ち、“Dianix Navy Blue ER-FS”(DYSTAR社製の分散染料)3%owf、“イオネットRAP−250”(三洋化成(株)製の均染剤)0.5g/L、及び、“テキスポートD−334”(日華化学(株)製の浴中柔軟剤)1g/Lを含み、酢酸と酢酸ナトリウムでpHを5に調整した染色浴を準備し、この染色浴で、120℃で40分染色した後、ハイドロサルファイト1g/L、ソーダ灰1g/L、“アミラヂンD”(第一工業(株)製の界面活性剤)1g/Lを含む還元洗浄浴で80℃で20分処理した。その後、ピンテンターを用い、150℃で仕上セットした。
得られた染色編地の評価結果を表1に示す。
[比較例1]
実施例1で製造したサイドバイサイド型ポリエステル系複合繊維の糸条をバックとし、フロントには、33dtex6フィラメントの市販のポリエチレンテレフタレート繊維糸(東レ(株)製“テトロン”、沸水収縮率7.1%)を用い、実施例1と同様にして経編地を編成し、精練、染色、仕上げセットして染色編地を製造した。
実施例1で製造したサイドバイサイド型ポリエステル系複合繊維の糸条をバックとし、フロントには、33dtex6フィラメントの市販のポリエチレンテレフタレート繊維糸(東レ(株)製“テトロン”、沸水収縮率7.1%)を用い、実施例1と同様にして経編地を編成し、精練、染色、仕上げセットして染色編地を製造した。
得られた染色編地の評価結果を表1に併せて示す。
実施例1による染色編地は外観品位、伸長性に優れたものであるが、比較例1によるものは伸長性は優れているが、編地表面に凹凸があり、外観品位に劣るものであった。
本発明による交編編地は、生地伸長性及び外観品位に優れ、生地表面の凹凸感が少ないので、例えば、主にブラジャー、ガードル、ボディースーツなどのファンデーションやショーツ、パンツ、ストレッチ肌着などのインナー用途に使用でき、あるいは、スポーツ用途では水着、スパッツ、レオタード、サイクリングパンツ、ウェットスーツに、アウター用途ではトップスやジャケット等に使用することができる。
Claims (5)
- 少なくとも一層がポリトリメチレンテレフタレートを主成分とする層であるサイドバイサイド型または偏芯シース・コア型複合のポリエステル系複合繊維とポリエチレンテレフタレート繊維とからなる交編編地であって、ポリエチレンテレフタレート繊維の沸水収縮率(S1)とポリエステル系複合繊維の沸水収縮率(S2)とが下記式を満足することを特徴とする交編編地。
5%≦(S1−S2)≦25% - 前記ポリエステル系複合繊維が、ポリトリメチレンテレフタレートからなる層とポリエチレンテレフタレートからなる層から構成されることを特徴とする請求項1に記載の交編編地。
- 前記ポリエステル系複合繊維におけるポリトリメチレンテレフタレート/ポリエチレンテレフタレートの重量比率が30/70〜70/30であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の交編編地。
- 前記交編編地が経編された交編編地であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の交編編地。
- 前記ポリエチレンテレフタレート繊維の沸水収縮率(S1)が15〜30%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の交編編地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003422067A JP2005179825A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 交編編地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003422067A JP2005179825A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 交編編地 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005179825A true JP2005179825A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34783048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003422067A Withdrawn JP2005179825A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 交編編地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005179825A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018508665A (ja) * | 2015-03-04 | 2018-03-29 | 東レ繊維研究所(中国)有限公司Toray Fibers & Textile Research Laboratories(China)Co.,Ltd | 吸水速乾性編物及びその用途 |
-
2003
- 2003-12-19 JP JP2003422067A patent/JP2005179825A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018508665A (ja) * | 2015-03-04 | 2018-03-29 | 東レ繊維研究所(中国)有限公司Toray Fibers & Textile Research Laboratories(China)Co.,Ltd | 吸水速乾性編物及びその用途 |
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---|---|---|---|
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