JP2005179527A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
更には、界面活性剤の濃度が低下すると、汚れた衣類に対する洗浄力が低下してしまうばかりでなく、洗濯時に一度脱離した汚れが再び衣類に付着する、いわゆる再汚染という問題がある。
<1> 下記構造式(1)で表される化合物と、下記構造式(2)で表される化合物とを含有する洗浄剤組成物であり、かつ、該洗浄剤組成物の0.1質量%水溶液のpHが、8〜11であることを特徴とする洗浄剤組成物である。
<2> 構造式(1)で表される化合物と、構造式(2)で表される化合物との質量混合比(構造式(1)で表される化合物:構造式(2)で表される化合物)が、100:0.1〜100:30である前記<1>に記載の洗浄剤組成物である。
<3> 液体である前記<1>から<2>のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
<4> 衣料の洗浄に用いられる前記<1>から<3>のいずれかに記載の洗浄剤組成物である。
本発明の洗浄剤組成物は、下記構造式(1)で表される化合物(以下、「(a)成分」と称することがある)と、下記構造式(2)で表される化合物(以下、「(b)成分」と称することがある)とを含有し、かつ、該洗浄剤組成物の0.1質量%水溶液のpHが、8〜11である。
前記炭素数が、12未満である場合には、界面活性剤の濃度が低いと十分な洗浄力が発揮されないことがある。
前記「m+n」が、12未満であっても、100を越えても、前記洗浄剤組成物の洗浄力は低下することがある。
前記R3としては、例えば、炭素数12〜22のアルキル基、アルケニル基が好ましく、炭素数14〜20のアルキル基、アルケニル基がより好ましく、炭素数16〜18のアルキル基、アルケニル基が特に好ましい。具体的には、主成分の炭素数が18と16であるパーム油、牛脂、硬化牛脂、オレイル基、セチル基、ステアリル基等が特に好適に挙げられる。これらは、直鎖又は分岐鎖のいずれであってもよく、また、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。
前記炭素数が、12未満である場合には、界面活性剤の濃度が低いと十分な洗浄力が発揮されないことがある。
前記「p+q」が、12未満であっても、100を越えても、前記洗浄剤組成物の洗浄力は低下することがある。
なお、前記m、n、p、及びqは、付加モル数を表す。
前記質量混合比が、数値範囲外となると、アルカリ性の洗浄剤組成物とした場合に、十分な洗浄力が発揮されないことがある。
前記総配合量が、2質量%未満である場合には、通常の洗剤使用量では洗浄力が不充分となることがあり、80質量%を超えると、極めて少量の洗剤使用量で洗濯に供することが可能になるものの、安定な洗浄剤組成物を調製することが困難となる場合がある。
該pHが、数値範囲であると、洗浄力が十分でない場合がある。
−液体洗浄剤組成物の調製−
表1に示した各成分を、表2〜4に示す組成に従って、常法に準じて、実施例1〜19及び比較例1〜7の液体洗浄剤組成物を調製した。該組成物はいずれも水で全量を調整した。
−洗浄処理方法−
5cm角に裁断した湿式人工汚染布10枚を市販のTシャツ(綿100%、B.V.D社製)に縫い付け、全量が1kgとなるように他のTシャツと合わせて、これを被洗物とした。全自動洗濯機(日立製作所社製、「白い約束」、形式NW−7PAM2(G))に、25℃、硬度3°DH、30リットルの水を入れ、各洗浄剤組成物を所定量溶かした後、前記被洗物を投入し、標準コースをスタートさせて6分間洗浄した。脱水1分と濯ぎ3分(水道水、25℃)を2回行い、最後の脱水を1分間行った。前記被洗物から洗浄後の前記湿式人工汚染布を取り出して乾燥することにより、洗浄処理を行った。
前記洗浄処理1工程を終えた前記湿式人工汚染布の反射率を色差計(日本電色社製、SE200型)で測定し、洗浄率(%)を以下の式で算出した。
洗浄率(%)=(汚染布のK/S−洗浄布のK/S)/(汚染布のK/S−未汚染布のK/S)×100
但し、前記洗浄率の計算式において、K/Sは、K/S=(1−R/100)2/(2R/100)、であり、Rは、反射率(%)を表す。
小型電気洗濯機(松下電器産業社製、NA−33型)に、(1)被洗布として、前記湿式人工汚染布(5cm角)50枚と、(2)再汚染試験布として、白地のポリエステル布(10cm角)4枚と、被洗布の重量を調整するために綿肌シャツ布(おおむね5cm角)とを加えて合計160gとしたものとを投入し、25℃の水道水5リットルを入れ、各洗浄剤組成物を所定量溶かした後、10分間の洗浄を行った。該洗浄後、1分間脱水し、ついで3分間すすぎを行い、更に脱水1分間後に3分間すすぎを行ない、1分間脱水して自然乾燥させた。
前記再汚染試験布(ポリエステル布)の黒ずみの程度を、評価対照布(洗浄処理をしていない布)を対照にして一対比較を行い、下記基準により目視にて評価した。なお、前記洗浄処理において、前記各洗浄剤組成物を入れずに水道水のみで洗った場合では、下記基準の評価は「×」であった。
−評価基準−
○:対照布と同等の白さである。
△:対照布よりもわずかに黒ずみがある。
×:対照布よりもかなり黒ずみがある。
Claims (4)
- 下記構造式(1)で表される化合物と、下記構造式(2)で表される化合物とを含有する洗浄剤組成物であり、かつ、該洗浄剤組成物の0.1質量%水溶液のpHが、8〜11であることを特徴とする洗浄剤組成物。
- 構造式(1)で表される化合物と、構造式(2)で表される化合物との質量混合比(構造式(1)で表される化合物:構造式(2)で表される化合物)が、100:0.1〜100:30である請求項1に記載の洗浄剤組成物。
- 液体である請求項1から2のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
- 衣料の洗浄に用いられる請求項1から3のいずれかに記載の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
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JP2003423167A JP2005179527A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 洗浄剤組成物 |
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JP2003423167A JP2005179527A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 洗浄剤組成物 |
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JP2003423167A Pending JP2005179527A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 洗浄剤組成物 |
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- 2003-12-19 JP JP2003423167A patent/JP2005179527A/ja active Pending
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