JP2006063273A - ポリオキシアルキレンアミン界面活性剤及び該界面活性剤を含有する洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 少量の界面活性剤量(低濃度)で、特に、油汚れに対する良好な洗浄力を有するポリオキシアルキレンアミン界面活性剤、及び該界面活性剤を含有する衣料用に好適な洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】 下記(a)成分及び(b)成分を含有してなることを特徴とするポリオキシアルキレンアミン界面活性剤。
(a)下記一般式(I)で表わされるポリオキシアルキレンアミン。
【化1】
(b)下記一般式(II)で表わされるポリオキシアルキレンアミン。
【化2】
上記(a)成分/(b)成分の質量比は1/9〜9/1であることが好ましい。
また、本発明の洗浄剤組成物は、上記ポリオキシアルキレンアミン界面活性剤を含有することを特徴とする。
【選択図】なし
【解決手段】 下記(a)成分及び(b)成分を含有してなることを特徴とするポリオキシアルキレンアミン界面活性剤。
(a)下記一般式(I)で表わされるポリオキシアルキレンアミン。
【化1】
(b)下記一般式(II)で表わされるポリオキシアルキレンアミン。
【化2】
上記(a)成分/(b)成分の質量比は1/9〜9/1であることが好ましい。
また、本発明の洗浄剤組成物は、上記ポリオキシアルキレンアミン界面活性剤を含有することを特徴とする。
【選択図】なし
Description
本発明は、少量の界面活性剤量(低濃度)で、特に、油汚れに対する良好な洗浄力を有するポリオキシアルキレンアミン界面活性剤、及び該界面活性剤を含有する衣料用に好適な洗浄剤組成物に関する。
界面活性剤を含む洗浄剤組成物は、今後、ますます深刻化する環境問題に対して、被洗物の汚れの実態を踏まえ、これまでにも増して、より環境に配慮した、環境への負荷の低い洗剤設計が求められるようになってきている。
このような環境に配慮した洗浄剤としては、例えば、界面活性剤と、炭酸塩等の無機成分と含有させることにより、界面活性剤の濃度の低減を図る低濃度付加型洗浄組成物及び洗浄方法(特許文献1参照)が知られている。
しかしながら、この低濃度付加型洗浄組成物では、特に、液体洗浄剤の場合において、前記炭酸塩の無機ビルダーを多量に配合することが困難である結果、主成分である前記界面活性剤が少量となるが、このままでは十分な洗浄力を発揮することができないという課題がある。
しかしながら、この低濃度付加型洗浄組成物では、特に、液体洗浄剤の場合において、前記炭酸塩の無機ビルダーを多量に配合することが困難である結果、主成分である前記界面活性剤が少量となるが、このままでは十分な洗浄力を発揮することができないという課題がある。
また、より少量で高い洗浄性能を有する液体洗浄剤組成物としては、例えば、非イオン界面活性剤と、アルカリ剤とを含有させた液体洗浄剤組成物(特許文献2参照)や、アニオン界面活性剤と、アルキルアミンオキシドとポリオキシアルキレンアルキルエーテルと水とを含有させた液体洗浄剤組成物(特許文献3参照)などが知られている。
しかしながら、これらの各文献に記載される液体洗浄剤組成物では、洗濯液中の界面活性剤の濃度を十分に低減することはできないという課題がある。
しかしながら、これらの各文献に記載される液体洗浄剤組成物では、洗濯液中の界面活性剤の濃度を十分に低減することはできないという課題がある。
一方、洗浄剤組成物として、ポリオキシアルキレンアミン界面活性剤を配合することは様々な分野で用いられている。例えば、ポリオキシアルキレンアミン界面活性剤を0.05〜10質量%添加して硬質表面を汚染するカーボン状物質の洗浄を発揮あるいは促進する洗浄剤組成物(特許文献4参照)、特定のポリオキシアルキレンアミン界面活性剤と金属イオン封鎖剤と水とを夫々特定量含有する工業用水溶性洗浄剤組成物(特許文献5参照)、特定のポリオキシアルキレンアミン界面活性剤と陰イオン界面活性剤とを夫々特定の割合で含有せしめた温水を用いないでも優れた油性汚れ洗浄力を有する洗浄剤組成物(特許文献6参照)が知られているが、これらの各文献に記載されるポリオキシアルキレンアミン界面活性剤は低濃度を意図したものではなく、本願発明とはその技術思想が相違するものである。
特開2001−158899号公報(特許請求の範囲、実施例等)
特開平8−231996号公報(特許請求の範囲、実施例等)
特開平7−53991号公報(特許請求の範囲、実施例等)
特開昭63−121685号公報(特許請求の範囲、実施例等)
特開平4−13799号公報(特許請求の範囲、実施例等)
特開2000−96085号公報(特許請求の範囲、実施例等)
本発明は、上記従来技術の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであり、少量の界面活性剤量(低濃度)で、特に、油汚れに対する良好な洗浄力を有するポリオキシアルキレンアミン界面活性剤、及び該界面活性剤を含有する洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記従来の課題等を解決するために、鋭意検討した結果、特定物性となるポリオキシアルキレンの2種を含有することにより、上記目的のポリオキシアルキレンアミン界面活性剤、及び該界面活性剤を含有する洗浄剤組成物が得られることを見い出し、本発明を完成するに至ったのである。
本発明によれば、少量の界面活性剤量で、特に油汚れに対して高い洗浄性能を有するポリオキシアルキレンアミン界面活性剤、及び該界面活性剤を含有する洗浄剤組成物が提供される。
以下に、本発明の実施形態を詳しく説明する。
本発明のポリオキシアルキレンアミン界面活性剤は、下記(a)成分及び(b)成分を含有してなることを特徴とするものである。
(a)下記一般式(I)で表わされるポリオキシアルキレンアミン。
(b)下記一般式(II)で表わされるポリオキシアルキレンアミン。
本発明のポリオキシアルキレンアミン界面活性剤は、下記(a)成分及び(b)成分を含有してなることを特徴とするものである。
(a)下記一般式(I)で表わされるポリオキシアルキレンアミン。
本発明の(a)成分は、上記一般式(I)で表わされるポリオキシアルキレンアミンである。
この一般式(I)中のR1の炭素数は、10〜22、好ましくは14〜20、更に好ましくは16〜18であるものが望ましい。R1は、直鎖でも分岐鎖のいずれでも良く、また飽和でも不飽和でも良い。好ましいR1としては、牛脂由来(主成分の炭素数は18、16)、硬化牛脂由来、オレイル基、セチル基、ステアリル基が挙げられる。
このR1の炭素数が10未満では、著しく洗浄力が低下し、一方、R1の炭素数が22を超えると、溶解性が優れず、好ましくない。
この一般式(I)中のR1の炭素数は、10〜22、好ましくは14〜20、更に好ましくは16〜18であるものが望ましい。R1は、直鎖でも分岐鎖のいずれでも良く、また飽和でも不飽和でも良い。好ましいR1としては、牛脂由来(主成分の炭素数は18、16)、硬化牛脂由来、オレイル基、セチル基、ステアリル基が挙げられる。
このR1の炭素数が10未満では、著しく洗浄力が低下し、一方、R1の炭素数が22を超えると、溶解性が優れず、好ましくない。
また、上記一般式(I)で(AO)で表わされるアルキレンオキサイドは、エチレンオキサイド(EO)、または、プロピレンオキサイド(PO)であり、それぞれ単独でも、混合して付加してもよく、また、特表2003−505446号公報に示されているような、EO基とPO基が不連続ブロックとして付加されていても良い。
この(AO)は、好ましくは、EO鎖であり、EOとPOを混合付加する場合には、EOの総量が全アルキレンオキサイド基中の質量比で60%以上であることが溶解性の点で好ましい。
更に、上記一般式(I)におけるアルキレンオキサイドの付加モル数p及びqにおいて、平均付加モル数の和(p+q)は、35以上70未満(35≦p+q<70)、より好ましくは、35以上〜60以下であることが望ましい。このp+qが35未満では、(b)成分との混合効果が発現せず、一方、70以上では、洗浄力が低下し、好ましくない。
この(AO)は、好ましくは、EO鎖であり、EOとPOを混合付加する場合には、EOの総量が全アルキレンオキサイド基中の質量比で60%以上であることが溶解性の点で好ましい。
更に、上記一般式(I)におけるアルキレンオキサイドの付加モル数p及びqにおいて、平均付加モル数の和(p+q)は、35以上70未満(35≦p+q<70)、より好ましくは、35以上〜60以下であることが望ましい。このp+qが35未満では、(b)成分との混合効果が発現せず、一方、70以上では、洗浄力が低下し、好ましくない。
本発明に用いる(b)成分は、上記一般式(II)で表わされるポリオキシアルキレンアミンである。
この一般式(II)中のR2の炭素数は、10〜22、好ましくは、14〜20、更に好ましくは、16〜18であるものが望ましい。このR2は、直鎖でも分岐鎖のいずれでも良く、また、飽和でも不飽和でも良い。好ましいR2としては、牛脂由来(主成分の炭素数は18、16)、硬化牛脂由来、オレイル基、セチル基、ステアリル基、ヤシ油、が挙げられる。
このR2の炭素数が10未満では、著しく洗浄力が低下し、一方、R2の炭素数が22を超えると、溶解性が優れず、好ましくない。
この一般式(II)中のR2の炭素数は、10〜22、好ましくは、14〜20、更に好ましくは、16〜18であるものが望ましい。このR2は、直鎖でも分岐鎖のいずれでも良く、また、飽和でも不飽和でも良い。好ましいR2としては、牛脂由来(主成分の炭素数は18、16)、硬化牛脂由来、オレイル基、セチル基、ステアリル基、ヤシ油、が挙げられる。
このR2の炭素数が10未満では、著しく洗浄力が低下し、一方、R2の炭素数が22を超えると、溶解性が優れず、好ましくない。
また、上記一般式(II)で(AO)で表わされるアルキレンオキサイドは、上記一般式(I)と同様に、エチレンオキサイド(EO)またはプロピレンオキサイド(PO)であり、それぞれ単独でも、混合して付加してもよく、また、特表2003−505446に示されているようなEO基とPO基が不連続ブロックとして付加されていても良い。また、この(AO)は、好ましくはEO鎖であり、EOとPOを混合付加する場合には、EOの総量が全アルキレンオキサイド基中の重量比で60%以上であることが溶解性の点で好ましい。
更に、上記一般式(II)におけるアルキレンオキサイドの付加モル数r及びsおいて、平均付加モル数の和(r+s)は、2より大きく35未満(2<r+s<35)であり、好ましくは、4以上〜35未満であるものが望ましい。この平均付加モル数の和(r+s)が2以下では、洗浄力が低下することとなり、一方、35以上であると、(a)成分との混合効果が発現せず、好ましくない。
更に、上記一般式(II)におけるアルキレンオキサイドの付加モル数r及びsおいて、平均付加モル数の和(r+s)は、2より大きく35未満(2<r+s<35)であり、好ましくは、4以上〜35未満であるものが望ましい。この平均付加モル数の和(r+s)が2以下では、洗浄力が低下することとなり、一方、35以上であると、(a)成分との混合効果が発現せず、好ましくない。
本発明のポリオキシアルキレンアミン界面活性剤は、上記(a)成分及び(b)成分を含有してなるものであり、その含有比率は、更なる洗浄力の向上の点から、質量比で、(a)成分/(b)成分が1/9〜9/1であることで好ましく、更に好ましくは、2/8〜8/2、特に好ましくは、2/8〜7/3で含有することが望ましい。
この比率が1/9未満でも、9/1を越えても、洗浄力は低下してしまうこととなる。
この比率が1/9未満でも、9/1を越えても、洗浄力は低下してしまうこととなる。
このように構成される本発明のポリオキシアルキレンアミン界面活性剤が、少量の界面活性剤量、具体的には100ppm程度の低濃度で、高い洗浄性能、特に油汚れに対して高い洗浄性能を有するかは以下の理由によるものと推察される。
すなわち、上記(a)成分のアルキレンオキサイドの平均付加モル数(p+q)が35≦p+q<70のポリオキシアルキレンアミンと、上記(b)成分のアルキレンオキサイドの平均付加モル数(r+s)が2<r+s<35のポリオキシアルキレンアミンとを混合すると、(a)成分は粒子汚れを分散する効果、(b)成分は油に吸着する効果に優れるため、相乗的に洗浄力が向上することとなり、しかも、油の界面張力を著しく低下させるため、特に油汚れに対して高い洗浄性能を有するものとなる。
すなわち、上記(a)成分のアルキレンオキサイドの平均付加モル数(p+q)が35≦p+q<70のポリオキシアルキレンアミンと、上記(b)成分のアルキレンオキサイドの平均付加モル数(r+s)が2<r+s<35のポリオキシアルキレンアミンとを混合すると、(a)成分は粒子汚れを分散する効果、(b)成分は油に吸着する効果に優れるため、相乗的に洗浄力が向上することとなり、しかも、油の界面張力を著しく低下させるため、特に油汚れに対して高い洗浄性能を有するものとなる。
本発明の洗浄剤組成物は、上記ポリオキシアルキレンアミン界面活性剤を含有してなることを特徴とするものである。
用いるポリオキシアルキレンアミン界面活性剤の含有量、すなわち、上記(a)成分及び(b)成分の合計含有量は、洗浄剤組成物全量に対して、好ましくは、5〜80質量%(以下、単に「%」という)、更に好ましくは、10〜70%、特に好ましくは、60%とすることが望ましい。
この合計含有量が5%未満であると、通常の洗剤使用量では洗浄力が不充分であり、また、80%を超えると、極めて少量の洗剤使用量で洗濯に供することが可能になるものの、製造工程で液晶を形成してしまうため、組成物の粘度の調整が困難となり、好ましくない。
用いるポリオキシアルキレンアミン界面活性剤の含有量、すなわち、上記(a)成分及び(b)成分の合計含有量は、洗浄剤組成物全量に対して、好ましくは、5〜80質量%(以下、単に「%」という)、更に好ましくは、10〜70%、特に好ましくは、60%とすることが望ましい。
この合計含有量が5%未満であると、通常の洗剤使用量では洗浄力が不充分であり、また、80%を超えると、極めて少量の洗剤使用量で洗濯に供することが可能になるものの、製造工程で液晶を形成してしまうため、組成物の粘度の調整が困難となり、好ましくない。
本発明の洗浄剤組成物には、上記ポリオキシアルキレンアミン界面活性剤となる(a)成分及び(b)成分の他に、洗浄剤組成物として、必要に応じて以下の(1)〜(11)の任意成分を本発明の効果を損なわない範囲で適宜含有することができる。
(1) 非イオン界面活性剤、例えば、炭素数10〜22の1級または2級アルコールにエチレンオキサイド(EO)及び/又はプロピレンオキサイド(PO)を平均6〜30モル付加したポリオキシアルキレンアルキルまたはアルケニルエーテル、炭素数10〜22の脂肪酸にエチレンオキサイド(EO)及び/又はプロピレンオキサイド(PO)を平均6〜30モル付加した脂肪酸のポリオキシアルキレン付加物またはその低級アルコールエーテル、プロピレンオキサイドとプロピレングリコールとの縮合物にエチレンオキサイドを付加したもの(プルロニック型界面活性剤)、平均炭素数10〜20の脂肪酸とショ糖とのエステル、平均炭素数10〜20の脂肪酸グリセリンモノエステル、炭素数8〜20のアルキルポリグルコシド。
(1) 非イオン界面活性剤、例えば、炭素数10〜22の1級または2級アルコールにエチレンオキサイド(EO)及び/又はプロピレンオキサイド(PO)を平均6〜30モル付加したポリオキシアルキレンアルキルまたはアルケニルエーテル、炭素数10〜22の脂肪酸にエチレンオキサイド(EO)及び/又はプロピレンオキサイド(PO)を平均6〜30モル付加した脂肪酸のポリオキシアルキレン付加物またはその低級アルコールエーテル、プロピレンオキサイドとプロピレングリコールとの縮合物にエチレンオキサイドを付加したもの(プルロニック型界面活性剤)、平均炭素数10〜20の脂肪酸とショ糖とのエステル、平均炭素数10〜20の脂肪酸グリセリンモノエステル、炭素数8〜20のアルキルポリグルコシド。
(2) 上記一般式(I)、(II)以外の含窒素界面活性剤、例えば、炭素数10〜20のアルキル基またはアルケニル基を有するアルキルまたはアルケニルアミンオキサイド、プロピレンオキサイドとエチレンジアミンとの縮合物にエチレンオキサイドを付加したもの(テトロニック型界面活性剤)、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、特開2000−53996に示されているようなポリヒドロキシアミン。
(3) 第4級アミン型カチオン界面活性剤、例えば、塩化ポリオキシエチレン(15)硬化牛脂アルキルメチルアンモニウム(ライオンアクゾ社製エソカードHT/25)などのエチレンオキサイド付加型4級アンモニウム塩、具体的には、セチルトリメチルアンモニウム塩などが挙げられる。
(4) アニオン界面活性剤、両性界面活性剤。
(5) 金属キレート剤。
(6) ハイドロトロープ剤、例えば、エタノール、低級アルキルアリールスルホン酸、多価アルコール、ポリエチレン(プロピレン)グリコールアルキルエーテル、ポリエチレン(プロピレン)グリコールフェニルエーテル。
(4) アニオン界面活性剤、両性界面活性剤。
(5) 金属キレート剤。
(6) ハイドロトロープ剤、例えば、エタノール、低級アルキルアリールスルホン酸、多価アルコール、ポリエチレン(プロピレン)グリコールアルキルエーテル、ポリエチレン(プロピレン)グリコールフェニルエーテル。
(7)モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアルカリ剤。
(8)プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼなどの酵素。
(10)ポリエーテル変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーンなどの風合い改良剤。
(11)蛍光増白剤、防腐剤、乳濁剤、色素、香料、糊剤等。
(8)プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼなどの酵素。
(10)ポリエーテル変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーンなどの風合い改良剤。
(11)蛍光増白剤、防腐剤、乳濁剤、色素、香料、糊剤等。
本発明の洗浄組成物の性状としては、特に制限はなく、固体であっても良く、液体であってもよく、ゲル状であってもよいが、使用性、製造性の点から、液体であることが好ましい。
また、本発明の洗浄組成物は、その調製方法が特に制限されるものではなく、例えば、通常の洗浄剤組成物の常法に準じて上記ポリオキシアルキレンアミン界面活性剤〔(a)成分及び(b)成分〕及び必要に応じて上記任意成分、更に、適宜水(精製水、蒸留水、上水、イオン交換水、純水、超純水、海洋深層水等)を配合、混合することによって調製することができる。
また、本発明の洗浄組成物は、その調製方法が特に制限されるものではなく、例えば、通常の洗浄剤組成物の常法に準じて上記ポリオキシアルキレンアミン界面活性剤〔(a)成分及び(b)成分〕及び必要に応じて上記任意成分、更に、適宜水(精製水、蒸留水、上水、イオン交換水、純水、超純水、海洋深層水等)を配合、混合することによって調製することができる。
洗浄力を考慮すれば、本発明の洗浄剤組成物(原液)のpHは、4〜11が好ましく、更に好ましくは、pH5〜10が望ましい。
本発明の洗浄組成物は、優れた洗浄性能、特に油汚れに対して高い洗浄性能を有するものとなり、その用途としては、特に制限はなく、例えば、工業用、衣料用、靴用、各種機器用等に広く用いることができるが、特に衣料用の洗浄組成物として好適に用いることができる。
本発明の洗浄組成物は、優れた洗浄性能、特に油汚れに対して高い洗浄性能を有するものとなり、その用途としては、特に制限はなく、例えば、工業用、衣料用、靴用、各種機器用等に広く用いることができるが、特に衣料用の洗浄組成物として好適に用いることができる。
次に、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
〔実施例1〜10及び比較例1〜10〕
下記表1に示す配合組成に従って、常法に準じて液体洗浄剤組成物(残部は精製水、全量100質量%)を調製した。
この表1中で用いた(a)成分、(b)成分、任意成分の具体名は、下記表2に示すとおりである。また、表1において特に明記のない場合は、各成分〔(a)成分、(b)成分、比較品その他任意成分〕について表わした数値は洗剤組成物中の配合量を示し、単位は「質量%」である。界面活性剤濃度「ppm」は、組成物を水に溶かした状態での洗濯液中における界面活性剤のppm濃度を示す。
また、表1中の(*1)は、洗濯時における、水30リットルあたりの組成物の溶解量(g)を示し、(*2)におけるaは、(a)成分の洗浴中濃度(ppm)、bは(b)成分の洗浴中濃度(ppm)、a+bは上記aとbの合計量(ppm)である。
下記表1に示す配合組成に従って、常法に準じて液体洗浄剤組成物(残部は精製水、全量100質量%)を調製した。
この表1中で用いた(a)成分、(b)成分、任意成分の具体名は、下記表2に示すとおりである。また、表1において特に明記のない場合は、各成分〔(a)成分、(b)成分、比較品その他任意成分〕について表わした数値は洗剤組成物中の配合量を示し、単位は「質量%」である。界面活性剤濃度「ppm」は、組成物を水に溶かした状態での洗濯液中における界面活性剤のppm濃度を示す。
また、表1中の(*1)は、洗濯時における、水30リットルあたりの組成物の溶解量(g)を示し、(*2)におけるaは、(a)成分の洗浴中濃度(ppm)、bは(b)成分の洗浴中濃度(ppm)、a+bは上記aとbの合計量(ppm)である。
得られた各液体洗浄剤組成物について、下記評価方法に従って油汚れ洗浄力を評価した。これらの結果を下記表1に併記する。
<油汚れ洗浄力の評価方法>
下記洗浄処理方法、評価方法により評価した。
(洗浄処理方法)
綿平織り布(100番)を10cm角に裁断し、これらの布を、直径30mm程度の半球状表面を持つ小型容器の表面に固定して、手や顔面にこすりつけることによって汚れを付着させ、皮脂汚れ汚染布を作製した。評価には、この皮脂汚れ汚染布を汚れを中心として四等分に裁断したものを用いた。
この裁断した皮脂汚れ汚染布10枚を、市販のTシャツ(綿100%、B.V.D.社製)に縫い付け、全量が1Kgとなるように他のTシャツと合わせて、これを被洗物とした。
日立製作所(株)製全自動洗濯機「白い約束」〔形式NW−7PAM2(G)〕に、25℃、硬度3°DH、30リットルの水を入れ、下記表1に示す各液体洗浄剤組成物を所定量溶かした後、前述の被洗物を投入し、標準コースをスタートさせて6分間洗浄した。脱水1分と濯ぎ3分(水道水、25℃)を2回行ない、最後の脱水1分を行なった後に、被洗物から洗浄後の皮脂汚れ汚染布を取り出して乾燥させ、更に、以下の方法で油汚れ洗浄力を評価した。
下記洗浄処理方法、評価方法により評価した。
(洗浄処理方法)
綿平織り布(100番)を10cm角に裁断し、これらの布を、直径30mm程度の半球状表面を持つ小型容器の表面に固定して、手や顔面にこすりつけることによって汚れを付着させ、皮脂汚れ汚染布を作製した。評価には、この皮脂汚れ汚染布を汚れを中心として四等分に裁断したものを用いた。
この裁断した皮脂汚れ汚染布10枚を、市販のTシャツ(綿100%、B.V.D.社製)に縫い付け、全量が1Kgとなるように他のTシャツと合わせて、これを被洗物とした。
日立製作所(株)製全自動洗濯機「白い約束」〔形式NW−7PAM2(G)〕に、25℃、硬度3°DH、30リットルの水を入れ、下記表1に示す各液体洗浄剤組成物を所定量溶かした後、前述の被洗物を投入し、標準コースをスタートさせて6分間洗浄した。脱水1分と濯ぎ3分(水道水、25℃)を2回行ない、最後の脱水1分を行なった後に、被洗物から洗浄後の皮脂汚れ汚染布を取り出して乾燥させ、更に、以下の方法で油汚れ洗浄力を評価した。
(洗浄力の評価方法)
前記洗濯操作1工程を終えた人工汚染布の反射率を日本電色社製の色差計(SE200型)で測定し、洗浄率(%)を以下の式で算出し、下記評価基準で評価した。
洗浄率(%)=〔(汚染布のK/S−洗浄布のK/S)/(汚染布のK/S−未汚染布のK/S)〕×100
ここで、K/S=(1−R/100)2/(2R/100)、ただし、Rは反射率(%)を表す。
炭素数12の直鎖第1級アルコールに平均9モルのエチレンオキサイドを付加させた非イオン界面活性剤(日本エマルジョン社製、エマレックス709)25.0質量%、ジエタノールアミン5.0質量%、プロテアーゼ(商品名:デュラザイム16L、ノボノルディスク社製)0.1質量%、エタノール5.0質量%及び残部の水からなる液体洗浄組成物を調製した。この組成物30gを水30Lに溶解し、上記条件で洗浄し、裁断した皮脂汚れ汚垢布10枚の平均洗浄率を100とし、下記評価基準で評価した。
評価基準:
◎:100以上
○:90以上100未満
△:80以上90未満
×:80未満
前記洗濯操作1工程を終えた人工汚染布の反射率を日本電色社製の色差計(SE200型)で測定し、洗浄率(%)を以下の式で算出し、下記評価基準で評価した。
洗浄率(%)=〔(汚染布のK/S−洗浄布のK/S)/(汚染布のK/S−未汚染布のK/S)〕×100
ここで、K/S=(1−R/100)2/(2R/100)、ただし、Rは反射率(%)を表す。
炭素数12の直鎖第1級アルコールに平均9モルのエチレンオキサイドを付加させた非イオン界面活性剤(日本エマルジョン社製、エマレックス709)25.0質量%、ジエタノールアミン5.0質量%、プロテアーゼ(商品名:デュラザイム16L、ノボノルディスク社製)0.1質量%、エタノール5.0質量%及び残部の水からなる液体洗浄組成物を調製した。この組成物30gを水30Lに溶解し、上記条件で洗浄し、裁断した皮脂汚れ汚垢布10枚の平均洗浄率を100とし、下記評価基準で評価した。
評価基準:
◎:100以上
○:90以上100未満
△:80以上90未満
×:80未満
上記表1〜2の結果から明らかなように、本発明範囲となる実施例1〜10は、本発明の範囲外となる比較例1〜10と比較して、油汚れ洗浄力に優れることが判った。
本発明の洗浄組成物は低濃度であっても、洗浄力、特に油汚れ洗浄力が高く、各種洗浄剤として、広く用いられることができ、特に衣料用の洗浄剤として好適に用いることができる。
Claims (3)
Priority Applications (1)
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JP2004250296A JP2006063273A (ja) | 2004-08-30 | 2004-08-30 | ポリオキシアルキレンアミン界面活性剤及び該界面活性剤を含有する洗浄剤組成物 |
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JP2004250296A JP2006063273A (ja) | 2004-08-30 | 2004-08-30 | ポリオキシアルキレンアミン界面活性剤及び該界面活性剤を含有する洗浄剤組成物 |
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JP (1) | JP2006063273A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013539474A (ja) * | 2010-06-28 | 2013-10-24 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | アルコキシレート及びその使用方法 |
JP2014012785A (ja) * | 2012-07-05 | 2014-01-23 | Lion Corp | 液体洗浄剤組成物およびその製造方法 |
JP2015101674A (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | ライオン株式会社 | 液体洗浄剤 |
JP2017528618A (ja) * | 2014-09-25 | 2017-09-28 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | ポリエーテルアミンを含有する布地ケア組成物 |
-
2004
- 2004-08-30 JP JP2004250296A patent/JP2006063273A/ja active Pending
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