JP2005179305A - 制汗剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 使用感が良好で、優れた制汗効果を長時間にわたって持続することができる制汗剤組成物の提供。
【解決手段】 制汗成分と、架橋型メチルポリシロキサン及び架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物の少なくともいずれかと、架橋型ポリエーテル変性シリコーン化合物と、低級アルコールとを含むことを特徴とする制汗剤組成物である。制汗成分を、水溶液として含む態様、油中水型エマルジョンである態様などが好ましい。
【選択図】 なし
【解決手段】 制汗成分と、架橋型メチルポリシロキサン及び架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物の少なくともいずれかと、架橋型ポリエーテル変性シリコーン化合物と、低級アルコールとを含むことを特徴とする制汗剤組成物である。制汗成分を、水溶液として含む態様、油中水型エマルジョンである態様などが好ましい。
【選択図】 なし
Description
本発明は、使用感が良好で、優れた制汗効果を長時間にわたって持続することができる制汗剤組成物に関する。
制汗剤は、発汗を抑制し、体臭の防止を目的とする外用剤であり、その主成分として、制汗成分が配合される。従来より、制汗剤の有する制汗成分は、水分により溶解して水酸化物のゲルを形成し、汗腺の中で栓をするようにふさいだり、あるいは、汗腺をひきしめるなどして制汗効果を発揮すると考えられている。このため、速効性、被覆性に優れる点で、制汗成分は水分に溶解した状態で肌に塗布されるのが効果的である。
制汗剤は様々な剤形が製造されており、制汗成分を水溶液として配合したものとしては、例えば、ロールオン、クリーム、ポンプスプレーなどが知られている。しかしながら、これらの制汗剤は、制汗成分が水溶性のため、大量の汗によって流れてしまい制汗効果が持続しないという不都合があった。
このような不都合を解消し、制汗効果を高めるために様々な試みが行われている。例えば、特許文献1には、エアゾール中で水溶性制汗成分と水とを配合し、アルキルポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤で撥水性の薄膜を形成することにより制汗効果の持続性の向上を図ったエアゾール制汗組成物が記載されている。しかし、このエアゾール制汗組成物では、エアゾールという性質上、肌の使用したい部位にのみ制汗組成物を付着させることは難しかった。
また、特許文献2には、非水溶性高分子被膜剤、揮発性溶剤、及び粉末を使用することにより制汗効果を高めた制汗剤組成物が記載されている。しかし、この制汗剤組成物は、従来から用いられている水溶性制汗成分を使用せず、非水溶性高分子によって制汗効果を発揮させているため、水が配合されない点で、使用時の油性感やつっぱり感を生じやすいという問題があった。
従って、使用感が良好で、優れた制汗効果を長時間にわたって持続することができる制汗剤組成物は、未だ十分満足し得るものが提供されていないのが現状である。
また、特許文献2には、非水溶性高分子被膜剤、揮発性溶剤、及び粉末を使用することにより制汗効果を高めた制汗剤組成物が記載されている。しかし、この制汗剤組成物は、従来から用いられている水溶性制汗成分を使用せず、非水溶性高分子によって制汗効果を発揮させているため、水が配合されない点で、使用時の油性感やつっぱり感を生じやすいという問題があった。
従って、使用感が良好で、優れた制汗効果を長時間にわたって持続することができる制汗剤組成物は、未だ十分満足し得るものが提供されていないのが現状である。
本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、使用感が良好で、優れた制汗効果を長時間にわたって持続することができる制汗剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記課題に鑑み鋭意検討を重ねた結果、制汗剤組成物に、制汗成分と、架橋型メチルポリシロキサン及び架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物の少なくともいずれかと、架橋型ポリエーテル変性シリコーン化合物と、低級アルコールとを用いることにより、優れた制汗効果を長時間にわたって持続させることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 制汗成分と、架橋型メチルポリシロキサン及び架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物の少なくともいずれかと、架橋型ポリエーテル変性シリコーン化合物と、低級アルコールとを含むことを特徴とする制汗剤組成物である。
<2> 制汗成分を、水溶液として含む前記<1>に記載の制汗剤組成物である。
<3> 油中水型エマルジョンである前記<1>から<2>のいずれかに記載の制汗剤組成物である。
<1> 制汗成分と、架橋型メチルポリシロキサン及び架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物の少なくともいずれかと、架橋型ポリエーテル変性シリコーン化合物と、低級アルコールとを含むことを特徴とする制汗剤組成物である。
<2> 制汗成分を、水溶液として含む前記<1>に記載の制汗剤組成物である。
<3> 油中水型エマルジョンである前記<1>から<2>のいずれかに記載の制汗剤組成物である。
本発明によると、従来における問題を解決することができ、使用感が良好で、優れた制汗効果を長時間にわたって持続することができる制汗剤組成物を提供することができる。
(制汗剤組成物)
本発明の制汗剤組成物は、制汗成分と、架橋型メチルポリシロキサン及び架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物の少なくともいずれかと、架橋型ポリエーテル変性シリコーン化合物と、低級アルコールとを含み、更に必要に応じてその他の成分を含む。前記制汗剤組成物は、油性成分中に水性成分を分散させた油中水型のエマルジョンであることが好ましい。
本発明の制汗剤組成物は、制汗成分と、架橋型メチルポリシロキサン及び架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物の少なくともいずれかと、架橋型ポリエーテル変性シリコーン化合物と、低級アルコールとを含み、更に必要に応じてその他の成分を含む。前記制汗剤組成物は、油性成分中に水性成分を分散させた油中水型のエマルジョンであることが好ましい。
−制汗成分−
前記制汗成分は、水に溶解されて、水溶液として前記制汗剤組成物中に含まれることが好ましい。
前記制汗成分としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の制汗成分から適宜選択することができ、例えば、クロロヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛、アルミニウムハイドロキシクロライド、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、クエン酸アルミニウム、酢酸アルミニウム、塩基性塩化アルミニウム、フェノールスルホン酸アルミニウム、β−ナフトールジスルホン酸アルミニウム、過ホウ酸ナトリウム、アルミニウムジルコニウムオクタクロロハイドレート、アルミニウムジルコニウムペンタクロロハイドレート、アルミニウムジルコニウムテトラクロロハイドレート、アルミニウムジルコニウムトリクロロハイドレート、ジルコニウムクロロハイドレート、硫酸アルミニウムカリウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、塩基性臭化アルミニウム、アルミニウムナフタリンスルホン酸、塩基性ヨウ化アルミニウム、などが挙げられる。これらの中でもクロロヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛が好適に使用可能である。これらの制汗成分は単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記制汗成分は、水に溶解されて、水溶液として前記制汗剤組成物中に含まれることが好ましい。
前記制汗成分としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の制汗成分から適宜選択することができ、例えば、クロロヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛、アルミニウムハイドロキシクロライド、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、クエン酸アルミニウム、酢酸アルミニウム、塩基性塩化アルミニウム、フェノールスルホン酸アルミニウム、β−ナフトールジスルホン酸アルミニウム、過ホウ酸ナトリウム、アルミニウムジルコニウムオクタクロロハイドレート、アルミニウムジルコニウムペンタクロロハイドレート、アルミニウムジルコニウムテトラクロロハイドレート、アルミニウムジルコニウムトリクロロハイドレート、ジルコニウムクロロハイドレート、硫酸アルミニウムカリウム、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、塩基性臭化アルミニウム、アルミニウムナフタリンスルホン酸、塩基性ヨウ化アルミニウム、などが挙げられる。これらの中でもクロロヒドロキシアルミニウム、パラフェノールスルホン酸亜鉛が好適に使用可能である。これらの制汗成分は単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記制汗成分の前記制汗剤組成物における含有量は、0.1〜50質量%が好ましく、1〜50質量%がより好ましく、5〜40質量%が更に好ましい。該含有量が50質量%以上では制汗成分によるべたつきを感じやすくなり、0.1質量%未満では十分な制汗効果が得られないことがあるため好ましくない。
−架橋型メチルポリシロキサン及び架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物−
前記架橋型メチルポリシロキサン及び前記架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物は、3次元架橋構造を有する架橋型シリコーン化合物である。
前記架橋型メチルポリシロキサン及び前記架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物は、メチルハイドロジェンポリシロキサンとメチル、あるいは、フェニルビニルポリシロキサンの架橋重合物などを油性成分と混合したペーストとして市販されており、該市販品としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、KSG−15、KSG−16、KSG−18(いずれも信越化学工業(株)製)などが好適に挙げられる。これらは、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記架橋型メチルポリシロキサン及び前記架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物は、3次元架橋構造を有する架橋型シリコーン化合物である。
前記架橋型メチルポリシロキサン及び前記架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物は、メチルハイドロジェンポリシロキサンとメチル、あるいは、フェニルビニルポリシロキサンの架橋重合物などを油性成分と混合したペーストとして市販されており、該市販品としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、KSG−15、KSG−16、KSG−18(いずれも信越化学工業(株)製)などが好適に挙げられる。これらは、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記架橋型メチルポリシロキサン及び前記架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物の少なくともいずれかの前記制汗剤組成物における含有量は、0.005〜12質量%が好ましく、0.05〜10質量%がより好ましく、0.1〜8質量%が更に好ましい。該含有量が12質量%以上では使用感が悪くなることがあり、0.005質量%未満では十分な制汗効果が得られないことがあるため好ましくない。
−架橋型ポリエーテル変性シリコーン−
前記架橋型ポリエーテル変性シリコーンは、3次元架橋構造を有するシリコーン化合物のうち、特に、ポリエーテル構造を有するものである。
前記架橋型ポリエーテル変性シリコーンとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エチレンオキサイド変性シリコーンなどが挙げられ、メチルハイドロジェンポリシロキサン及びアルキル基を含有可能なポリオキシエチレンジアリルエーテルの架橋重合物などを油性成分と混合したペーストとして市販されている。該市販品としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、KSG−21(信越化学工業(株)製)が好適に挙げられる。
前記架橋型ポリエーテル変性シリコーンは、3次元架橋構造を有するシリコーン化合物のうち、特に、ポリエーテル構造を有するものである。
前記架橋型ポリエーテル変性シリコーンとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エチレンオキサイド変性シリコーンなどが挙げられ、メチルハイドロジェンポリシロキサン及びアルキル基を含有可能なポリオキシエチレンジアリルエーテルの架橋重合物などを油性成分と混合したペーストとして市販されている。該市販品としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、KSG−21(信越化学工業(株)製)が好適に挙げられる。
前記架橋型ポリエーテル変性シリコーンの前記制汗剤組成物における含有量は、0.1〜15質量%が好ましく、0.2〜12質量%がより好ましく、0.3〜10質量%が更に好ましい。該含有量が15質量%以上では使用感が悪くなり、0.1質量%未満では前記制汗剤組成物全体を均一に混合することが困難になることがあるため好ましくない。
−低級アルコール−
前記低級アルコールは、1価あるいは多価アルコールが好ましい。
前記低級アルコールとしては、1価あるいは多価アルコールである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、グリセリンなどが挙げられる。これらの中でも、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、グリセリンが好ましく、エタノールがより好ましい。これらは単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記低級アルコールは、1価あるいは多価アルコールが好ましい。
前記低級アルコールとしては、1価あるいは多価アルコールである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、グリセリンなどが挙げられる。これらの中でも、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、グリセリンが好ましく、エタノールがより好ましい。これらは単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記低級アルコールの前記制汗剤組成物における含有量は、0.1〜80質量%が好ましく、1〜60質量%がより好ましく、2〜40質量%が更に好ましい。該含有量が80質量%以上では前記制汗成分が析出しやすくなり、0.1質量%未満では塗布時の使用感が重くなるなど、使い心地が悪くなるため好ましくない。
−その他の成分−
前記その他の成分としては、本発明の制汗効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、化粧料などに使用される公知の成分を任意に配合することができる。
前記その他の成分の具体例としては、例えば、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、塩化ベンザルコニウム、クララエキス、クワエキス、メチルシロキサン網状重合体、マグネシア・シリカ、無水ケイ酸、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルポリシロキサン、変性シリコーン、シクロデキストリン及びその誘導体、L−メントール、香料などが挙げられる。
前記その他の成分としては、本発明の制汗効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、化粧料などに使用される公知の成分を任意に配合することができる。
前記その他の成分の具体例としては、例えば、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、塩化ベンザルコニウム、クララエキス、クワエキス、メチルシロキサン網状重合体、マグネシア・シリカ、無水ケイ酸、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルポリシロキサン、変性シリコーン、シクロデキストリン及びその誘導体、L−メントール、香料などが挙げられる。
本発明の制汗剤組成物は、前記制汗成分が水に溶解されて用いられるため、優れた制汗効果を発揮する。また、前記架橋型メチルポリシロキサン、前記架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物、及び前記架橋型ポリエーテル変性シリコーンが被膜を形成することにより、大量の汗による前記制汗成分の流失を防止し、制汗効果の持続性が向上する。更に、前記架橋型メチルポリシロキサン、前記架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物、前記架橋型ポリエーテル変性シリコーン、及び前記低級アルコールを併用することにより、前記制汗成分特有の乾く直前のべたつき感を低減することができ、さらっとした使用感を得ることができる。
以上のように、本発明の制汗剤組成物は、使用感が良好で、優れた制汗効果が長時間にわたって持続する。このため、クリーム、スプレー、ジェル、エアゾール、ローション、乳液、軟膏、ロールオン、などあらゆる態様の制汗剤に好適に利用することができる。
以上のように、本発明の制汗剤組成物は、使用感が良好で、優れた制汗効果が長時間にわたって持続する。このため、クリーム、スプレー、ジェル、エアゾール、ローション、乳液、軟膏、ロールオン、などあらゆる態様の制汗剤に好適に利用することができる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1〜12及び比較例1〜4)
−制汗剤組成物の調製−
表1及び表2に示す処方に基づいて、クリームタイプの制汗剤組成物を調製した。得られた制汗剤組成物について、以下のようにして塗布試験を行い、制汗効果の高さ及び持続性、制汗剤組成物の使用感、即ち、制汗剤組成物の塗布後から乾燥するまで(乾燥直前)の、べたつき感のなさ及びさらさら感について官能評価を行った。結果を表1〜3に示す。
−制汗剤組成物の調製−
表1及び表2に示す処方に基づいて、クリームタイプの制汗剤組成物を調製した。得られた制汗剤組成物について、以下のようにして塗布試験を行い、制汗効果の高さ及び持続性、制汗剤組成物の使用感、即ち、制汗剤組成物の塗布後から乾燥するまで(乾燥直前)の、べたつき感のなさ及びさらさら感について官能評価を行った。結果を表1〜3に示す。
−塗布試験−
実施例及び比較例の制汗剤組成物を、10名のパネラーに、わきの下に適量塗布してもらい、8時間後の制汗効果の高さ及び持続性、使用感について、以下の基準に基づいて評価した。
〔評価基準〕
◎:8〜10名のパネラーが、良好であると評価した
○:5〜7名のパネラーが、良好であると評価した
△:2〜4名のパネラーが、良好であると評価した
×:1名以下のパネラーが、良好であると評価した
実施例及び比較例の制汗剤組成物を、10名のパネラーに、わきの下に適量塗布してもらい、8時間後の制汗効果の高さ及び持続性、使用感について、以下の基準に基づいて評価した。
〔評価基準〕
◎:8〜10名のパネラーが、良好であると評価した
○:5〜7名のパネラーが、良好であると評価した
△:2〜4名のパネラーが、良好であると評価した
×:1名以下のパネラーが、良好であると評価した
なお、表1〜3において、*1はKSG−15(信越化学工業(株)製、架橋型メチルポリシロキサンのデカメチルシクロペンタシロキサン分散物(5/95))を、*2はKSG−16(信越化学工業(株)製、架橋型メチルポリシロキサンのメチルポリシロキサン分散物(25/75))を、*3はKSG−18(信越化学工業(株)製、架橋型メチルフェニルポリシロキサン(2)のメチルフェニルポリシロキサン分散物(15/85))を、*4はDC9040(東レダウコーニング(株)製、架橋型メチルポリシロキサンのデカメチルシクロペンタシロキサン分散物(12/88))を、*5はDC9041(東レダウコーニング(株)製、架橋型メチルポリシロキサンのメチルポリシロキサン分散物)を、*6はKSG−21(信越化学工業(株)製、架橋型ポリエーテル変性シリコーンのメチルポリシロキサン分散物(27/73))を、*7はDC9011(東レダウコーニング(株)製、架橋型ポリエーテル変性シリコーンのデカメチルシクロペンタシロキサン分散物(13/87))を、*8はクジン抽出液(丸善製薬製)を、*9はファルコレックス ソウハクヒ(一丸ファルコス製)を、*10はトスパール2000B(GE東芝シリコーン(株)製)を、*11はミズパールM−5015(水澤化学工業(株)製)を、*12はサンスフェアH121(洞海化学(株)製)を、*13は特開2002−231266号公報に記載の香料:香料組成物A(実施例1〜3)、香料組成物B(実施例4〜6)、香料組成物C(実施例7〜9)、香料組成物D(実施例10〜12及び比較例1〜4)を、それぞれ示す。
表1〜3の結果より、実施例1〜12の制汗剤組成物は、制汗効果の高さ及び持続性に優れており、制汗剤組成物の塗布後から乾燥するまでの、べたつき感がなく、さらさら感に優れ、使用感が極めて良好であることが確認された。
本発明の制汗剤組成物は、使用感が良好で、優れた制汗効果が長時間にわたって持続するため、クリーム、スプレー、ジェル、エアゾール、ローション、乳液、軟膏、ロールオン、などあらゆる態様の制汗剤に好適に利用することができる。
Claims (3)
- 制汗成分と、架橋型メチルポリシロキサン及び架橋型メチルフェニルポリシロキサン化合物の少なくともいずれかと、架橋型ポリエーテル変性シリコーン化合物と、低級アルコールとを含むことを特徴とする制汗剤組成物。
- 制汗成分を、水溶液として含む請求項1に記載の制汗剤組成物。
- 油中水型エマルジョンである請求項1から2のいずれかに記載の制汗剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003425678A JP2005179305A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | 制汗剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=34785481
Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009517478A (ja) * | 2005-12-02 | 2009-04-30 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | シロキサンエラストマーを含む油中水型エマルション組成物 |
WO2011111828A1 (ja) * | 2010-03-11 | 2011-09-15 | ライオン株式会社 | 化粧料組成物 |
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JP2017193529A (ja) * | 2016-04-14 | 2017-10-26 | 株式会社 資生堂 | 化粧品 |
WO2019044590A1 (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-07 | 信越化学工業株式会社 | 油中水乳化型スティック状デオドラント剤 |
-
2003
- 2003-12-22 JP JP2003425678A patent/JP2005179305A/ja active Pending
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