JP2005178915A - 物品の整列装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振分ローラへの衝突が原因で生じる搬送物品によりブリッジが組まれること、騒音の発生等を防止する物品の整列装置を提供する。
【解決手段】搬送コンベア1上に複数の整列搬送路6を並列の整列ガイド5により形成し、各整列ガイド5の上流側端部の前方に垂直方向にローラ軸10aを有する振分ローラ10を配置し、回転する振分ローラ10に当接した搬送物品D1を整列搬送路6に振分る物品の整列装置において、振分ローラ10と、ローラ軸10aに連結されたモータMを一体化した振分ローラユニットを搬送コンベア1の搬送面の上方を支点として搬送方向に沿って揺動可能とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、搬送面上を搬送されてくる多数の物品を並列に配置された複数の列状の搬送路に整列供給する物品の整列装置に関するものである。
搬送面上を搬送されてくる多数の物品を並列に配置された複数の列状の搬送路に整列供給する物品の整列装置を備えた設備として、例えば農産物を選別仕分し、包装する農産物の選別包装施設がある。
この農産物の選別包装施設としては、農産物を受皿上に載置して選別コンベア上を搬送させ、等階級を判別するために計測手段により計測し、計測された受皿上の農産物を仕分コンベア上を移動中に計測結果に基づく等階級毎に排出装置によりプールコンベアへと払い出してプールする。等階級毎の前記各プールコンベアにプールされている受皿上の農産物を包装箱に自動箱詰めするために、受皿と共に農産物を箱詰め装置に向けて移動させる。
この箱詰め装置では、受皿から農産物を取り上げて包装箱内に所定個数収容し、空となった受皿をリターンコンベアにより農産物が供給される農産物供給部へと戻すようになっている。
このような農産物の選別包装施設において、前記排出装置から排出された農産物入りの受皿を前記プールコンベアに揃えてプールさせるために上記した物品の整列装置が設けられ、また前記箱詰め装置からリターンコンベアで回収された空の受皿を前記農産物供給部へ揃えて送り出すために上記した物品の整列装置が設けられている。
このような整列装置としては、幅広のベルトコンベアの上方に若干の隙間を有して複数の整列ガイド部材を幅方向に所定の間隔(農産物が一列に整列できる間隔)を有して配置することで複数の搬送路を形成しており、該ベルトコンベアの移動により該ベルトコンベア上の農産物入り受皿、あるいは空の受皿がランダムに前記複数の搬送路に導かれるようになっている。
これら複数の搬送路の出口端(搬送方向下流端)にはストッパが設けられ、例えば隣接する一方の搬送路のストッパを動作させている間は他方の搬送路のストッパを解除して、この他方の搬送路に整列されている農産物入り受皿、あるいは空の受皿を一列状態で前記箱詰め装置あるいは農産物供給部に供給する。
その際、空の受皿を例にすると、前記一方の搬送路に真っ直ぐに向かって移動する受皿はそのまま当該一方の搬送路に導かれるが、両搬送路を隔てる整列ガイド部材に向かって移動する空の受皿はどちらの搬送路に導かれるかが不確かなので、該整列ガイド部材の先端(搬送方向上流側)から若干上流側に上下方向に回転軸を有する正逆回転可能な振分ローラを配置し、この振分ローラに衝突した空の受皿を前記ストッパが作動している側の搬送路に向けて強制的に振分、ストッパが作動している側の搬送路に空の受皿を積極的に導くようにしている(特許文献1)。
また、物品として鶏卵の整列装置が提案されている(特許文献2)。
この鶏卵の整列装置は、区分板(整列ガイド部材)の先端から若干上流側に上下方向に延びる揺動棒を配置し、一つおきに配置されている揺動棒は搬送方向に沿った揺動を強制的に行なわせ、他の揺動棒には搬送方向と直交するベルトコンベアの幅方向に沿った揺動を強制的に行なわせるようにし、最初に鶏卵群を幅方向へ押し分け、次に前後方向に押し分けることで搬送される鶏卵群をスムーズに各搬送路に導くようにしている。
さらに、物品として瓶の整列装置が提案されている(特許文献3)。
この瓶の整列装置は、各整列ガイド部材の先端に横断面を楔形状に形成した振分ガイドを上流側に強制的に揺動可能に設け、搬送されてくる瓶を搬送方向の左右に振分るようにしており、これらの振分ガイドの上流側には搬送方向の左右に微振動する振動板を設け、これら振分ガイドと振動板との共同により搬送路の入り口側に形成される瓶の密集を解除し、且つ隙間を作り出して各搬送路へ瓶がスムーズに導き入れられるようにしている。
特開2003-2432公報 特許第2568451号公報 特開2002-37443公報
上記した特許文献1に記載の従来の物品の整列装置では、整列対象の物品が例えば硬質樹脂材で形成された重量のある受皿(空の受皿あるいは農産物入り受皿)であるため、前記振分ローラに向かって真っ直ぐに移動してくると、前記振分ローラに衝突した際の衝撃の反動で搬送方向上流側に跳ね返されることがある。
その際、受皿に農産物が載置されている場合には、前記振分ローラとの衝突、あるいは搬送方向上流側への跳ね返りで後続の受皿と衝突すると、衝撃力が農産物に伝わって農産物の品質を損なうおそれがある。
また、受皿が搬送方向上流側に跳ね返されると、跳ね返される方向、あるいは受皿上の農産物の載置姿勢の変更によって、後続の複数の受皿(農産物入り受皿)同士あるいは複数の農産物同士が当接し、受皿同士の当接でブリッジが組まれる場合があった。
さらに、受皿(農産物入り受皿)が振分ローラに向かって隙間なく連なって移動してくると、先頭の受皿が振分ローラに当接した瞬間には後続して複数の受皿が連なっているため、受皿が左右に振分られることも、搬送方向上流側に跳ね返されることもできず、受皿の逃げ場がなくなって受皿同士の当接によるブリッジが組まれることがあった。
次に、上記した特許文献2に記載の従来の物品の整列装置では、コンベアにより搬送されてくる多数の鶏卵の内、一部の鶏卵は上流側から搬送されてきた状態のままで、左右揺動棒や前後揺動棒の作用を受けることなく、複数の区分板間にそれぞれ形成された搬送路に搬送されることもあるが、区分板入口部で前記左右揺動棒と前後揺動棒とで多数の鶏卵を撹拌して搬送路に送り込むようにしたので、搬送路にスムーズに送り込まれる位置にある鶏卵までも左右に揺動してしまうので、整列作用がスムーズに行なわれず、前記区分板入口部で一時的に鶏卵の搬送流れが停滞し、これが原因で鶏卵同士が当接してブリッジを組むおそれがある。
また、左右揺動棒と前後揺動棒を強制的に揺動させているので、ある場所で複数の鶏卵によりブリッジが組まれてしまうと、それが基点となって次々にブリッジが連鎖的に組まれ、最悪の事態では鶏卵が割れてしまう場合がある。
さらに、前記前後揺動棒は、搬送方向の上流側に向けて揺動したときにこれらの揺動棒の上流側に隙間を形成することで振分する機能を有しているが、当接時の衝撃が大きく、鶏卵を傷めるおそれがある。
上記した特許文献3に記載の従来の物品の整列装置では、振分ガイドの先端部(搬送方向上流側)を搬送方向上流側に向かって先端が尖った横断面楔形状に突出形成しているため、前記振分ガイドが搬送物品である瓶の搬送方向と逆方向に揺動する際、搬送されてくる瓶に前記振分ガイドの先端が突き当たることもあり、軽いものは飛ばされ、また物品に衝撃がまともに当たるので、搬送物品によっては傷むことも考えられる。
また、搬送方向上流側から搬送される物品同士に隙間がない場合、振分ガイドに搬送物品が突き当たった際に逃げ場がないので、搬送物品に加わる衝撃が大きく、しかもこれが原因でブリッジを組むおそれもある。
すなわち、これらの従来例において、搬送物品が振分ローラに跳ね返され、前後・左右揺動棒あるいは振分ガイドの移動により強制的に物品が移動させられることにより、後続する物品との当接等でブリッジが組まれてしまうことが判明した。
本願発明の目的は、これらの従来の問題を解決するためになされたもので、搬送物品同士が当接してブリッジを組むことがなく、広幅のコンベアで搬送されてくる物品を複数の整列ガイド間に形成された搬送路にスムーズに送り込んで整列させる物品の整列装置を提供しようとするものである。
また、本願発明の他の目的は、搬送物品を傷めることがなく、また構造が簡単で低コスト化を図ることができる物品の整列装置を提供しようとするものである。
第1の発明は、請求項1に記載のように、多数の物品が搬送される搬送コンベアと、該搬送コンベアの搬送方向に沿って延びる整列ガイドを前記搬送コンベアの搬送方向と直交方向に間隔を有して複数並設し、隣接する該整列ガイド部材間に搬送される物品を導いて一列に整列させる整列搬送路と、前記各整列ガイドの上流側端部の前方に配置され、垂直方向に延びるローラ軸の軸回りに回転駆動する振分ローラを備え、該振分ローラに衝突した前記物品を前記整列搬送路に振分る振分手段とを有する物品の整列装置において、前記振分手段は、前記振分ローラを搬送方向に沿って移動可能とし、前記振分ローラに前記物品が衝突すると、該振分ローラが衝突した物品と共に下流側へ移動するようにしたことを特徴とする。
第2の発明は、請求項2に記載のように、上記した第1の発明で、前記振分手段は、前記搬送コンベアの搬送面の上方を支点として前記振分ローラを搬送方向に沿って揺動可能に配置し、前記振分ローラに前記物品が衝突すると、該振分ローラが衝突した物品と共に下流側へ揺動移動するようにしたことを特徴とする。
第3の発明は、請求項3に記載のように、上記した第1の発明で、前記振分手段は、前記振分ローラを搬送方向に沿って直進移動可能に配置し、前記振分ローラに前記物品が衝突すると、該振分ローラが衝突した物品と共に下流側へ直進移動するようにしたことを特徴とする。
第4の発明は、請求項4に記載のように、上記いずれかの発明で、前記振分手段は、前記振分ローラに前記物品が衝突した際の衝撃を吸収して前記振分ローラを衝突した物品と共に下流側へ移動させる衝撃緩衝手段を有することを特徴とする。
第5の発明は、請求項5に記載のように、上記いずれかの発明で、前記各整列搬送路の搬送端には、整列された物品を搬送コンベアの下流側に配置されたコンベアに一列ずつ送り出す切出装置を備えていることを特徴とする。
第6の発明は、請求項6に記載のように、上記いずれかの発明で、前記搬送コンベアは、この搬送コンベアの上流側に配置されたコンベアよりも物品の搬送速度を速くしていることを特徴とする。
第7の発明は、請求項7に記載のように、上記いずれかの発明で、前記物品は、農産物が載置されるための受皿であることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、搬送される物品が振分ローラに衝突してもそのまま振分ローラと共に下流側に搬送されて振分られるので、振分ローラに衝突した物品が跳ね返されることがなくなり、跳ね返された物品が後続の物品と当接してブリッジを組んで搬送面を塞いでしまい物品搬送の障害となることを防止することができる。
また、振分ローラは物品が衝突しても一緒になって下流側へ移動するので、勢いよく振分ローラが下流側へ跳ね飛ばされて振分が出来なくなることもない。
さらに、振分ローラは物品が衝突しても一緒になって下流側へ移動することで衝撃が吸収されるため、物品を傷めることがなく、しかも物品との衝突によって発生する騒音も低減することが可能となる。
振分手段としては、例えば振分ローラと、振分ローラのローラ軸に連結されたモータを一体化した振分ローラユニットを基本的構成として有することができ、振分ローラのみを移動させるか、あるいはこの振分ローラユニット自体を移動させることができる。
請求項2に係る発明によれば、振分ローラに物品が衝突すると、該振分ローラが衝突した物品と共に下流側へ揺動移動するようにしたので、簡単な構成で振分ローラを移動させることができ、例えば上述した振分ローラユニット自体を振り子のように揺動させること、または振分軸の一部あるいは全体をばね部材、ゴム部材などで構成することにより振分ローラを回転させながら該振分ローラを揺動させることができる。
請求項3に係る発明によれば、振分ローラに前記物品が衝突すると、該振分ローラが衝突した物品と共に下流側へ直進移動するようにしたので、振分ローラは該物品との当接面の面積に当接時と移動後に変化がなく、回転する振分ローラによる大きな振分力で物品を振分ることができる。
請求項4に係る発明によれば、衝撃緩衝手段により振分ローラに物品が衝突した際の衝撃を確実に吸収して当該物品の跳ね返りを防止しつつ騒音発生の低減化を図れ、しかも前記振分ローラを衝突した物品と共に下流側へ移動させて確実に当該物品の振分を可能とする。
請求項5に係る発明によれば、振分ローラの回転方向を切り換えて切出装置がオフ(搬送路に物品をプールする)側の搬送路に物品を振分る構成の物品の整列装置において、搬送物品がブリッジを組むことがなく、しかも静粛性を達成することができる。
請求項6に係る発明によれば、前記搬送コンベアは、この搬送コンベアの上流側に配置されたコンベアよりも物品の搬送速度を速くしているので、この搬送コンベアに供給される物品は間隔を空けて搬送されるため、特に振分ローラに対して物品同士が連なって搬送されることがなく、搬送方向下流側に移動した振分ローラが元の静止位置に戻る前に次の物品との当接により十分な衝撃吸収が得られなくなるおそれがない。
請求項7に係る発明によれば、搬送物品としてフリートレイ方式の農産物の選別包装施設に適用して空の受皿あるいは農産物入りの受皿を整列させることができ、特に物品である農産物を傷めることがない。
第1の実施の形態
図1〜図3は本発明の第1の実施の形態を示す。
図1は従来技術で説明した農産物の選別包装施設に本願発明を適用し、物品として空の受皿を整列させる物品の整列装置の平面図を示し、図2は図1のA‐A矢視図を示す。
図1において、本実施の形態の整列装置は、矢印a方向に回動する幅広のベルトコンベアからなる整列用搬送コンベア1の搬送方向上流側に、多数の空の受皿Dがランダムに載置される同幅のベルトコンベアからなる受皿供給用搬送コンベア2を直列に設け、また整列用搬送コンベア1の搬送方向下流側に、同幅のベルトコンベアからなる整列した受皿を一列状態で送り出す合流コンベア3を直列に設けている。
受皿供給用搬送コンベア2と合流コンベア3は、整列用搬送コンベア1と同じ矢印a方向に受皿を移動させ、また受皿供給用搬送コンベア2の搬送速度をV1、整列用搬送コンベア1の搬送速度をV2、合流コンベア3の搬送速度をV3とすると、V1<V2<V3のように、上流側から下流側に配置された搬送コンベアの順に搬送速度を速くし、搬送速度V1にて受皿供給用搬送コンベア2でランダムに搬送されてきた受皿Dを搬送速度V1よりも速い搬送速度V2の整列用搬送コンベア1に移載すると、受皿Dの間隔が広がって整列用搬送コンベア1上を搬送されることになる。
また、搬送速度V2の整列用搬送コンベア1上に待機している整列された状態の受皿Dは互いに当接しているため、ストッパが解除されて整列された受皿Dが搬送速度V2よりも速い搬送速度V3の合流コンベア3へ送り出されると、間隔を空けて受皿Dが合流コンベア3に送り出される。
整列用搬送コンベア1は、幅広のベルトコンベアの上方に図2に示すように取付部4が配置されており、この取付部4から下方の該ベルトコンベアの上面に対し僅かな隙間を有して複数の整列ガイド板5が幅方向に所定の間隔で配列されている。前記複数の整列ガイド板5の所定の間隔は、使用する受皿Dの直径よりも少し大きめのサイズとし、搬送方向上流側から搬送される受皿Dがこれらの整列ガイド板5の間に形成された整列搬送路6に導かれて一列に整列できるようになっている。
これらの整列ガイド板5は、終端側が整列用搬送コンベア1の搬送端に合わせられ、この整列用搬送コンベア1の搬送方向上流側に向かって途中まで延びる各整列ガイド板5の先端は、中央の整列ガイド板5が最も受皿供給用搬送コンベア2に近い位置まで延び、外側の整列ガイド板5に向かうに従って順に短く形成されている。
また、本実施の形態においては整列搬送路6を6列設け、両側の各2条の整列搬送路6と、中央の2条の整列搬送路6とをそれぞれ一組として、この整列用搬送コンベア1に連なる合流コンベア3には、上記各組の整列搬送路に繋がる一列の送出用搬送路7が形成されている。これらの送出用搬送路7は、前記取付部4に取付られた複数のガイド部材8により形成されている。これらの送出用搬送路7の搬送始端部側は2条の整列搬送路6に合わせた幅に形成され、下流側に向かうに従って幅が狭められ、両方の整列搬送路6から送り出された受皿Dが送出用搬送路7にスムーズに一列で導かれるようになっている。
各整列搬送路6の搬送端には、例えば前記取付部4に取付られたストッパ9が設けられ、受皿Dの搬送面まで降下することにより整列搬送路6の搬送端に位置する受皿Dと当接し、その整列搬送路6に受皿Dを一列の整列状態にプールさせ、またストッパ9を上方に移動させて先頭の受皿Dとの当接を解除すると、その整列搬送路6にプールされていた複数の受皿Dが合流コンベア3の送出用搬送路7に送り出されるが、その際、合流コンベア3の搬送速度V3が整列用搬送コンベア1の搬送速度V1よりも速いため、受皿Dは速度差に応じて形成される間隔を有して送り出し搬送路7を例えば農産物供給部に向かって移動する。
なお、ストッパ9の動作・非動作を行って、送出用搬送路7毎にそれぞれ用意されている2条の整列搬送路6のいずれか一方を受皿Dのプール状態とし、いずれか他方を受皿Dの送り出し状態として2条の整列搬送路6を1条の送出用搬送路7に切り出すための切換は不図示の制御装置により行なわれる。
一方、本実施の形態において、整列用搬送コンベア1には、各整列ガイド板5の先端から搬送方向上流側に配置され正逆回転可能な振分ローラ10を備えた振分装置11が振分装置用の取付部材12に取付られている。
図2に示すように、振分装置11は、矩形枠形状に形成されたモータ台13の上部に駆動モータMを固定し、駆動モータMのモータ軸Maと、振分ローラ10のローラ軸10aとをカップリング15で同軸に固定し、またローラ軸10aはモータ台13の下部に取り付けた軸受13aに回転自在に軸支されている。そして、モータMを駆動すると、振分ローラ10が回転し、不図示の制御装置からの指令でモータMが正逆回転して振分ローラ10を実線及び破線で示す方向に回転させる。
また、図2および図3に示すように、振分装置用の取付部材12は、整列用搬送コンベア1の搬送方向に沿った前後に対向配置され、前記一対の取付部材12の間には支持部材14が対向して取り付けられており、対向する一対の支持部材14にそれぞれ軸受部材14aが固定されている。
モータ台13には、幅方向両側に支軸16が夫々幅方向外側に向かって延びており、これら両支軸16が各軸受部材14aに軸支され、モータ台13が搬送方向に沿って前後方向に揺動可能となっている。
モータ台13の搬送方向に沿った前後の側壁面13b、13cには、ばね嵌合用突起部13d、13eが突出しており、また前後の振分装置用の取付部材12にはばね受座17、18が固定されていて、これらのばね受座17、18にはモータ台13のばね嵌合用突起部13d、13eに正対して同様のばね嵌合用突起部17a、18aが突出している。
そして、搬送方向前方のばね受座17のばね嵌合用突起部17aとモータ台13の前側壁面13bに形成されたばね嵌合用突起部13dとの間に圧縮コイルばねからなる衝撃緩衝手段としての第1のばね19が弾装され、また搬送方向後方のばね受座18のばね嵌合用突起部18aとモータ台13の後側壁面13cに形成されたばね嵌合用突起部13eとの間に圧縮コイルばねからなる第2のばね20が弾装されて抜け出ないようになっている。なお、衝撃緩衝手段として圧縮コイルばねを用いているが、スポンジ、ゴムなどの弾性体を用いることができる。
このように構成した振分装置11は、モータ台13に対して第1のばね19と第2のばね20とのばね力が釣り合った状態で、整列用搬送コンベア1の搬送面に対して略垂直にローラ軸10aが位置している。
図1中、整列用搬送コンベア1上を搬送する多数の受皿Dの中で、D1で示す受皿は、振分ローラ10に向かって真っ直ぐに移動している。この場合、従来例では振分ローラに衝突するとそのまま跳ね返されてしまい、後続の受皿との衝突等によりブリッジが組まれるおそれがあり、また振分ローラとの衝突時に騒音を発していた。
これに対し、図2に示すように、本実施の形態では振分ローラ10に略真っ直ぐに向かって移動してきた受皿D1が振分ローラ10に衝突すると、振分ローラ10はモータ台13と一体に搬送方向下流側に向かって傾く。その際、第1のばね19が受ける圧縮力(ばね力)は、勢いよく受皿D1を跳ね返すほど強いばね力はなく、且つ振分ローラ10が搬送方向下流側に向かって跳ね飛ばされるほど弱いばね力でもなく、受皿D1との当接を維持して共に搬送方向下流側へ向かって傾きながら衝突時の衝撃を吸収できるばね力としている。
振分ローラ10は受皿D1が衝突した際に傾動して衝撃を吸収し、受皿D1との当接を維持してそのまま受皿D1と共に搬送方向下流側に移動するため、所定方向に回転する振分ローラ10の回転力で受皿D1が振分られて所望する整列搬送路6へと導かれる。
なお、振分ローラ10は金属、樹脂などで形成されたローラ本体の表面に例えばゴムを巻いて衝撃吸収性を高めると共に、衝突時の騒音発生を低減させることが望ましい。
振分ローラ10は、受皿D1を振分ると、受皿D1から受ける搬送方向下流側への回動力から解放されるため、搬送方向上流側へ向かって回動を始めるが、第2のばね20のばね力によって振分ローラ10の揺れ戻しを抑え、素早く図2中、実線で示す静止位置に待機させるようにしている。
このように、本実施の形態において、振分ローラ10が搬送方向に沿った前後方向に移動可能としているが、従来例のように搬送物品を強制的に搬送方向と逆の方向に押し戻すことはせず、単に衝撃を吸収するために後ずさりするだけで、その際振分ローラ10には受皿D1が当接しているので、回転している振分ローラ10による受皿D1の振分が実行される。
整列用搬送コンベア1の上方に配置された複数の振分ローラ10の回転方向は、各振分ローラ10毎の振分対象となる搬送路6が受皿の切り出し中であるかプール中であるかによって選択され、プール中の搬送路6に向かって受皿を振分けるように回転する。
なお、上記した第1の実施の形態では、振分ローラ10と駆動モータMとをモータ台13で一体化してユニット化し、この振分ローラユニットを全体的に揺動可能とすると共に、受皿D1が振分けローラ10に衝突した際の衝撃を第1のばね19により吸収するようにしているが、振分ローラ10自体の重量を調節し、上記した第1のばねと同様の作用を行なわせることもでき、この場合は第1のばねを省略することができる。
また、振分けローラユニットをこのような揺動機構とせず、振分ローラ軸10aの一部又は全体をコイルばねにより形成し、受皿D1が衝突した際の衝撃を振分ローラ10が後ずさりしながら吸収するようにしても良い。この場合、振分けローラ軸10aの一部又は全体を構成するコイルばねは、衝撃吸収を行なう上記した第1のばねと、揺れ戻しを抑える上記した第2のばねの両方の機能を果たすため、振分ローラ10が素早く元の待機位置に戻る。
第2の実施の形態
図4および図5は本発明の第2の実施の形態を示す。
上記した第1の実施の形態では、振分ローラ10と駆動モータMとをモータ台13で一体化してユニット化し、この振分ローラユニットを支軸16を支点として全体的に搬送方向に沿って揺動可能とし、受皿Dとの衝突時の衝撃を振分けローラ10が後ずさりするような恰好で吸収できるように第1のばね19が揺動するモータ台13とばね受座17との間に配置している。
これに対し、本実施の形態では、前記振分ローラユニットを整列搬送コンベア1の搬送方向に沿って前後方向に直進移動可能としたもので、前後の取付部材12にばね受座17と18を夫々左右方向に2個取付ており、前後方向に対向する左右のばね受座17と18との間にモータ台13を摺動自在に貫通するガイド部材21をそれぞれ取り付け、前記振分ローラユニットをガイド部材21に沿って直進移動可能としている。
また、前方の左右のばね受座17とモータ台13の前側面との間にはガイド部材21を内挿して第1のばね19が弾装されており、これら一対の第1のばね19のばね力で振分ローラ10を図4中実線で示す静止位置に停止させている。
したがって、受皿D1が振分ローラ10に衝突すると、振分ローラ10が後ずさりするような恰好で受皿D1と共に搬送方向下流側に移動することで衝突時の衝撃が吸収され、所定方向に回転する振分ローラ10により左右いずれかの搬送路6に振分られる。そして、受皿Dの振分後、前記振分ローラユニットが第1のばね19のばね力で搬送方向上流側へ向けて押し戻されるが、後方の左右のばね受座18にそれぞれ設けられたゴムなどの緩衝部材で形成されたダンパー22に衝突し、それ以上の移動が阻止されて図4に実線で示す静止位置に停止する。
本第2の実施の形態でも、停止位置の振分ローラ10に受皿D1が衝突しても受皿D1の跳ね返りを阻止でき、受皿同士の当接でブリッジを組むことが防止される。また、衝突時の騒音発生も抑えられる。
なお、上記した各実施の形態は、搬送物品としてフリートレイ方式の農産物の選別包装施設に使用される空の受皿を対象としているが、同選別包装施設において、仕分された農産物が載置された受皿を仕分コンベアから箱詰め装置へ搬送するプールコンベアに適用することができ、さらには従来例で示した瓶等の物品に適用することができ、要はランダムに供給される多数の物品を一列に整列させる目的であればどのような物品であっても適用することができる。
本発明による物品の整列装置を農産物の選別包装施設に適用した第1の実施の形態を示す平面図。 図1のA‐A矢視側面図。 図2の振分ローラユニットの上面図。 本発明による物品の整列装置を農産物の選別包装施設に適用した第2の実施の形態を示す振分ローラユニットの側面図。 図4の上面図。
符号の説明
D 受皿
M 駆動モータ
1 整列用搬送コンベア
2 受皿供給用搬送コンベア
3 合流コンベア
4 取付部
5 整列ガイド板
6 整列搬送路
7 送り出し用搬送路
8 ガイド部材
9 ストッパ
10 振分ローラ
11 振分装置
12 取付部材
13 モータ台
14 支持部材
14a 軸受部材
15 カップリング
16 支軸
17、18 ばね受座
19 第1のばね
20 第2のばね
21 ガイド部材
22 ダンパー

Claims (7)

  1. 多数の物品が搬送される搬送コンベアと、該搬送コンベアの搬送方向に沿って延びる整列ガイドを前記搬送コンベアの搬送方向と直交方向に間隔を有して複数並設し、隣接する該整列ガイド部材間に搬送される物品を導いて一列に整列させる整列搬送路と、前記各整列ガイドの上流側端部の前方に配置され、垂直方向に延びるローラ軸の軸回りに回転駆動する振分ローラを備え、該振分ローラに衝突した前記物品を前記整列搬送路に振分る振分手段とを有する物品の整列装置において、
    前記振分手段は、前記振分ローラを搬送方向に沿って移動可能とし、前記振分ローラに前記物品が衝突すると、該振分ローラが衝突した物品と共に下流側へ移動するようにしたことを特徴とする物品の整列装置。
  2. 前記振分手段は、前記搬送コンベアの搬送面の上方を支点として前記振分ローラを搬送方向に沿って揺動可能に配置し、前記振分ローラに前記物品が衝突すると、該振分ローラが衝突した物品と共に下流側へ揺動移動するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の物品の整列装置。
  3. 前記振分手段は、前記振分ローラを搬送方向に沿って直進移動可能に配置し、前記振分ローラに前記物品が衝突すると、該振分ローラが衝突した物品と共に下流側へ直進移動するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の物品の整列装置。
  4. 前記振分手段は、前記振分ローラに前記物品が衝突した際の衝撃を吸収して前記振分ローラを衝突した物品と共に下流側へ移動させる衝撃緩衝手段を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の物品の整列装置。
  5. 前記各整列搬送路の搬送端には、整列された物品を搬送コンベアの下流側に配置されたコンベアに一列ずつ送り出す切出装置を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の物品の整列装置。
  6. 前記搬送コンベアは、この搬送コンベアの上流側に配置されたコンベアよりも物品の搬送速度を速くしていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の物品の整列装置。
  7. 前記物品は、農産物が載置されるための受皿であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の物品の整列装置。
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WO2018092211A1 (ja) * 2016-11-16 2018-05-24 株式会社Fuji 搬送装置および移送システム

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