JP2005178526A - 車両用障害物検出装置 - Google Patents

車両用障害物検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005178526A
JP2005178526A JP2003421342A JP2003421342A JP2005178526A JP 2005178526 A JP2005178526 A JP 2005178526A JP 2003421342 A JP2003421342 A JP 2003421342A JP 2003421342 A JP2003421342 A JP 2003421342A JP 2005178526 A JP2005178526 A JP 2005178526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
obstacle
driver
visual field
vehicle
field range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003421342A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4238718B2 (ja
Inventor
Toru Yoshida
徹 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2003421342A priority Critical patent/JP4238718B2/ja
Publication of JP2005178526A publication Critical patent/JP2005178526A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4238718B2 publication Critical patent/JP4238718B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】 車両から同様の距離離れたところであって、運転者の視野範囲の内と外に、複数の障害物が位置する場合であっても、運転者の視野範囲外に位置する障害物を、運転者が誤って認識できない事態を抑制できる車両用障害物検出装置を提供する。
【解決手段】 超音波センサ10と、制御装置と、報知器とを備える障害物検出装置において、上側、下側の超音波センサ10a、10bのいずれか一方のみ、もしくは両方が障害物を検出したかにより、検出された障害物が運転者の視野範囲に位置するか否かが区別できるように、超音波センサ10a、10bを配置する。そして、制御装置20において、障害物を検出した場合、その障害物が運転者の視野範囲内に存在するか、視野範囲外に存在するかを判定させることで、従来のように障害物の距離を区別するだけでなく、その障害物が視野範囲内に位置するか否かも区別して、報知器により報知させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用障害物検出装置に関するものである。
従来、車両用障害物検出装置として、障害物情報の取得手段に、例えば、超音波センサ、赤外線カメラ、電磁波を送受信するレーダ等を用いたものがある(例えば、特許文献1参照)。これらの車両用障害物検出装置は、ECU等の制御装置で、障害物情報の取得手段から障害物までの距離と、車両に対する障害物の方向とを検出し、その検出した結果をブザー等により運転者に報知するものである。
ここで、車両用障害物検出装置の一例として、超音波センサを用いた車両用障害物検出装置について説明する。図8にこのような障害物検出装置が搭載された車両の側面図を示す。なお、図8中の破線で示す領域11が障害物の検出領域である。この障害物検出装置は、車両に搭載された超音波センサと、超音波センサを制御する図示しない制御装置と、報知器により構成されている。この障害物検出装置は、超音波センサから超音波を送信し、その送信した超音波が障害物によって反射した反射波を超音波センサで検出し、その結果に基づいて、制御装置20で障害物が存在するか否かが判定される。そして、障害物が存在すると判定されたとき、報知器により運転者に障害物が存在する旨が報知されるようになっている。
超音波センサを用いた車両用障害物検出装置は、一般に、障害物が、超音波センサの検出領域のうち、車両から所定の距離よりも離れた遠い検出区間14(図8参照)、所定の距離よりも車両に近い側の近い検出区間15(図8参照)のどちらに存在するか等を区別して、障害物の存在を報知している。
また、超音波センサを用いた車両用障害物検出装置には、所定の検出領域を有する超音波センサを複数車両に搭載し、どの超音波センサで障害物を検出したかを区別することで、車両を基準にした障害物が存在位置の方向を区別して、障害物の存在を報知しているものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−126194号公報 特開2000−339595号公報
しかし、上記したような従来の障害物検出装置では、例えば、図8に示すように、車両前方の遠い検出区間14内であって、超音波センサを通る直線上に、2つの障害物61、62が存在し、その一方62が運転者の視野範囲外(運転者が視覚的に認識できない範囲)に存在し、他方61が運転者の視野範囲内(運転者が視覚的に認識できる範囲)に存在する場合、その2つの障害物61、62を区別することなく、単に、遠い検出区間14に障害物が存在する旨を報知するだけであった。
なお、図8中の一点鎖線は、運転者の視野範囲の境界を示している。超音波センサの検出領域11のうち、その一点鎖線よりも上側の領域が視野範囲内であり、下側の領域が視野範囲外である。
このため、運転者は、その2つの障害物61、62のうち、視覚範囲内の障害物61が存在することのみを報知器等が報知していると認識し、誤って視覚範囲外の障害物62の存在を認識できないおそれがあった。
このことから、次のような問題が生じることが考えられる。図8に示すように、同じ検出区間14内であって、運転者の視野範囲外の障害物62が、視野範囲内の障害物61よりも車両に近い側に存在する場合、運転者は、車両から視覚範囲内の障害物61までの距離を目測し、その障害物61まで十分余裕があると認識する。
したがって、運転者が停止している車両を発進させたとき、視野範囲外の障害物62が超音波センサの検出領域11における近い検出区間15に入ることで、車両用障害物検出装置がその旨を報知する。しかし、この場合、運転者の予測よりも早い段階で、近い検出区間15の報知が発生されることから、運転者の適正な判断が遅れ、危険な状態になるおそれがある。
なお、このような問題は、背景技術の欄で例示した車両用障害物検出装置に限らず、制御装置20が障害物の有無を判定するものであれば、障害物情報の取得手段としてテレビカメラ等を用いものにおいても、生じるものである。
本発明は、上記点に鑑み、車両から同様の距離離れたところであって、運転者の視野範囲内と運転者の視野範囲外とに、複数の障害物が位置する場合であっても、運転者の視野範囲外に位置する障害物を、運転者が誤って認識できない事態を抑制できる障害物検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両用障害物検出装置が、処理手段は、障害物情報の取得手段が障害物を検出できる検出領域(11)における運転者の視野範囲内外を区別するための視野範囲に関する情報を記憶している記憶手段と、障害物が検出領域内に存在する場合に、検出領域における障害物の位置に関する情報を算出する手段(42)と、障害物の位置に関する情報を、記憶手段に記憶された視野範囲に関する情報と照合し、障害物の位置が、運転者の視野範囲の内か外かを判定する手段(44、45)と、判定する手段による判定結果に基づいて、障害物が運転者の視野範囲の内か外のどちらに位置するかを区別して、障害物が存在することを運転者に報知させるための信号を報知手段に送信する手段(46、47、48、49)とを有していることを特徴としている。
このように、本発明の障害物検出装置では、障害物を検出した場合、その障害物が運転者の視野範囲内に存在するか、視野範囲外に存在するかを区別して、運転者に障害物の存在を報知することができる。これにより、本発明によれば、運転者の視野範囲外に位置する障害物を、運転者が誤って認識できない事態を抑制できる障害物検出装置を提供することができる。
このことから、例えば、車両から同様の距離離れたところであって、運転者の視野範囲内と運転者の視野範囲外とに、複数の障害物が位置する場合であっても、本発明の障害物検出装置は、両方の障害物を区別して運転者に報知する。これにより、運転者は、視野範囲内に位置する障害物以外に、視野範囲外のどこかに障害物が存在することを注意しながら車を運転することができる。この結果、従来の車両用障害物検出装置と比較して、近い検出区間の報知が発生したときに判断が遅れるという事態が発生するのを抑制することができる。
障害物情報の取得手段としては、例えば、請求項2に示すように、超音波センサ(10)を用いることができる。
また、この場合、例えば、請求項3に示すように、超音波センサ(10、10a、10b)を、隣り合う超音波センサの検出領域(11)の一部(12)が重複するように、車両に対して高さ方向に複数配置し、視野範囲に関する情報を、複数の超音波センサの検出領域のうち、各超音波センサのみが障害物を検出する検出領域(13)および前記一部の領域(12)が、運転者の視野範囲内に位置するか否かという情報とする。そして、判定手段に対して、障害物がどの超音波センサの検出領域内で検出されたかということと、視野範囲に関する情報とを照合させることで、障害物の位置が、運転者の視野範囲内か外かを判定させることができる。
(第1実施形態)
図1に本発明の第1実施形態における車両用障害物検出装置としての構成を示す。本実施形態では、障害物情報の取得手段として超音波センサを用いる場合を例として説明する。また、図1、2に、車両に設置された各超音波センサの検出領域を示す。
この車両用障害物検出装置は、図1に示すように、障害物情報の取得手段としての超音波センサ10と、処理手段としての制御装置20と、報知手段としての報知器30とを有している。
超音波センサ10は、車両に複数搭載されており、障害物を検出することができる所定の障害物検出領域11を有するものである。この超音波センサ10は一般的なものであり、障害物の検出領域11は超音波センサの性能および設計によって定まっている。
本実施形態の超音波センサ10の搭載位置について説明する。超音波センサ10は、図1に示すように、車両の水平方向では、車両の前部、後部にそれぞれ4箇所、側部に3箇所配置されている。さらに、それらの各部位において、図2(a)、(b)に示すように、車両の高さ方向に、超音波センサ10a、10bが2つ並べて配置されている。そして、各超音波センサ10は、図1では前部に位置する超音波センサの検出領域11のみを示しているが、水平方向において、隣り合う超音波センサ10の検出領域11の一部12が互いに重なるように配置されている。また、各張音波センサ10は、図2(a)、(b)に示すように、高さ方向においても、互いの障害物検出領域の一部が重なるように配置されている。
このため、本実施形態では、例えば、隣り合う2つの超音波センサ10に着目すると、超音波センサ10の障害物検出領域11は、1つの超音波センサ10のみが障害物を検出する領域13、隣り合う超音波センサ10の障害物検出領域が重なっている領域12、他の超音波センサ10のみが障害物を検出する領域13とに区分けされている。
これにより、本実施形態の車両用障害物検出装置は、どの超音波センサ10が障害物を検出したかどうか、2つの超音波センサ10が障害物を検出したかどうかで、障害物の水平方向、高さ方向の位置を検出することができる。
さらに、本実施形態では、図2(a)、(b)に示すように、高さ方向において、上側に配置された超音波センサ10のみが検出する領域と、上側および下側に配置された両方の超音波センサ10a、10bの障害物検出領域11が重なる領域12とが、運転者の視野範囲内にほぼ位置するように、各超音波センサ10が高さ方向に2つ並べて配置されている。また、図2(a)、(b)に示すように、超音波センサ10の障害物検出領域11のうち、下側の超音波センサ10bのみが検出する領域13は、運転者の視野範囲外の領域である。なお、運転者の視野範囲は、図2(a)、(b)中の一点鎖線よりも上側の領域である。
運転者の視野範囲は、車両の外形や運転者の位置等によって定まるものである。ただし、運転者の位置は、通常、運転者が標準的な視野を確保できるように、座席シートで調整されるので、実質的には車両の外形で定まる。また、この運転者の視野範囲は、例えば、車両の設計寸法から標準ユーザーの視点の位置を基準にして算出される。
なお、本実施形態では、このように超音波センサ10が車両に搭載されているが、超音波センサ10の数や配置場所は、図1、2に示すものに限らず、超音波センサ10や車両の仕様に応じて、適宜変更されるものである。
また、この超音波センサ10は、制御装置20と接続されており、制御装置20によって制御されるものである。また、超音波センサ10は超音波を放射し、障害物等が存在する場合に、それによって反射した反射波を受信する。これにより、超音波センサ10は、両周辺に存在する障害物に関する情報を取得する。そして、超音波センサ10は、その受信結果を制御装置20に出力する。
制御装置20は、超音波センサ10の作動を制御したり、超音波センサ10の測定結果より障害物の有無を判定したりするものであり、車両に搭載されている。
制御装置20は、超音波センサ10に接続されており、超音波センサ10から反射波の測定結果が入力されるようになっている。そして、制御装置20は、その測定結果に基づいて、障害物が存在するか否かを判定し、障害物が存在する場合には、その障害物の位置を算出する。この障害物の位置とは、障害物の超音波センサ10からの距離、障害物の地面からの高さや、水平方向における位置等を意味する。
さらに、制御装置20は、算出した障害物の位置結果より、障害物の位置が、従来と同様に、超音波センサ10の検出領域11のうち、遠い検出区間14、近い検出区間15のいずれに属するかを判定し、さらに、運転者の視野範囲内かどうかを判定する。そして、その結果を報知器30に出力する。
制御装置20は、図示しないが、情報を記憶するためのRAM、ROM等の記憶手段を有している。この記憶手段には、障害物の位置が、超音波センサ10からの所定距離よりも遠いか近いかを判定するためのその所定距離と、障害物の検出領域11における運転者の視野範囲内外を区別するための視野範囲に関するマップ情報とが記憶されている。このマップ情報は、障害物情報の取得手段の種類、数や搭載場所等によって異なるものである。
本実施形態では、上記した配置で、超音波センサ10が車両に搭載されている。このため、図2に示すように、車両の各部位に搭載された上側と下側の超音波センサ10a、10bの障害物検出領域11全体のうち、上側の超音波センサ10aのみが障害物を検出する領域13と、上側の超音波センサ10aと下側の超音波センサ10bの検出領域の重複部12とが、運転者の視野範囲内である。一方、下側の超音波センサ10bのみが検出する領域が運転者の視野範囲外である。
したがって、車両の各部位に搭載された上側と下側の超音波センサ10a、10bにおいて、上側の超音波センサ10aの検出領域11(下側の超音波センサ10bの検出領域11と重なる領域12も含む)内で障害物が検出された場合、その障害物は運転者の視野範囲内に位置することが記憶手段に記憶されている。また、下側の超音波センサ10bのみが障害物を検出する領域13内で障害物が検出された場合、その障害物は運転者の視野範囲外に位置することが、記憶手段に記憶されている。
なお、本実施形態では、記憶手段に、上記した内容を記憶させているが、記憶手段に記憶させる内容はこれに限らず、超音波センサ10の検出領域11における視野範囲内の領域と視野範囲外の領域とを区別できる内容であれば、他の内容とすることもできる。
他の内容としては、例えば、各超音波センサ10の位置および障害物検出領域11と、その障害物検出領域11における運転者の視野範囲の境界となる位置での各超音波センサ10からの距離とすることもができる。
報知器30は、ブザーにより運転者に対して報知するものであり、一般的なものである。ただし、本実施形態の報知器30は、少なくとも4種類の報知パターンを有するものである。これは、障害物を検出した場合に、その障害物が、音波センサの検出領域において、遠い検出区間14もしくは近い検出区間15に位置するか、運転者の視野範囲内か外かを区別して報知するためである。この異なる報知パターンとは、例えば、音の周波数(音の種類)、音が出るタイミングもしくは音の大きさ等を異ならせたものである。なお、ユーザーは、各報知パターンが何を意味しているかを、あらかじめ説明書等により認識しておく。
次に、このように構成された車両用障害物検出装置の作動を説明する。図3に車両用障害物検出装置の制御装置20が実行する障害物検出および報知処理のフローチャートを示す。この処理は、イグニッションスイッチが、オンになったときに実行され、オフになったときに停止される。また、以下に説明するステップ41〜49のうち、ステップ41〜43は従来技術と同様の処理であり、ステップ44〜49が従来技術と異なる処理である。
また、ステップ42が障害物の位置に関する情報を算出する手段に相当し、ステップ44、45が障害物の位置が、運転者の視野範囲の内か外かを判定する手段に相当し、ステップ46〜49が、障害物が存在することを運転者に報知させるための信号を報知手段に送信する手段に相当する。
以下では、図3に示すように、車両前方の地面上に、車両から同様の距離離れた位置であって、運転者の視野範囲内に入る程度の背が高い障害物61と、運転者の視野範囲内に入らない程度の背が低い障害物62とが存在する場合を例として説明する。なお、背が低い障害物62の方が、背が低い障害物61よりも車両側に位置し、これらの障害物61、62は、1つの超音波センサ10を通る直線上に位置している。
イグニッションスイッチがオンの状態のとき、超音波センサ10は、超音波を照射し、障害物等により反射した反射を受信する。そして、ステップ41で、超音波センサ10が出力した反射波の受信結果が入力される。次に、ステップ42では、この受信結果に基づいて、超音波センサ10の障害物検出領域11内に、障害物が存在するか否かが判定される。障害物が存在すると判定された場合、ステップ41に戻り、一方、障害物が存在しないと判定された場合、ステップ43に進む。
ここで、図3に示すように、障害物61、62が超音波センサ10の検出領域11内に位置した場合では、ステップ41で、超音波センサ10から障害物61、62による反射波が入力される。そして、ステップ42では、障害物61、62が有ると判定される。
なお、ステップ42では、障害物が有ると判定された場合、超音波センサ10から入力された反射波の測定結果に基づいて、超音波センサ10の検出領域11内における障害物の位置が算出される。
続いて、ステップ43では、ステップ42で算出された障害物の位置が、記憶手段に記憶された超音波センサ10からの所定距離と比較され、障害物の距離が所定距離よりも長いかどうかが判定される。すなわち、障害物の位置が、遠い検出区間に位置するか、近い検出領域に位置するかが判定される。そして、長いと判定された場合、ステップ44に進み、短いと判定された場合ステップ45に進む。
ここで、図3に示す場合では、両方の障害物61、62が遠い検出区間14に位置するため、ステップ43で、超音波センサ10から障害物61、62までの距離が、所定の距離よりも長いと判定され、ステップ44に進む。
続いて、ステップ44およびステップ45では、ステップ43で算出された障害物の位置と、記憶手段に記憶されているマップ情報とが照合され、障害物が運転者の視野範囲内に位置するかどうか判定される。
本実施形態のマップ情報は、上記したように、図1に示すように、車両の各部位に搭載された超音波センサ10のうち、上側の超音波センサ10aで障害物が検出された場合、障害物は運転者の視野範囲内に位置し、下側の超音波センサ10bのみにより、障害物が検出された場合、障害物は運転者の視野範囲外に位置するという内容である。
したがって、本実施形態では、障害物を検出した超音波センサ10が、車両の各部位における上側の超音波センサ10aか、下側の超音波センサ10bのみかが、判定されることで、障害物が運転者の視野範囲内に位置するかどうか判定される。ステップ44、45で、障害物が運転者の視野範囲内に位置しないと判定された場合、それぞれステップ46、49に進む。一方、障害物が運転者の視野範囲内に位置すると判定された場合、それぞれステップ47、48に進む。
ステップ46では、障害物が遠く、かつ、視野範囲外に位置する旨の信号が報知器30に出力される。これにより、報知器30により、障害物が遠く、かつ、視野範囲外に位置する旨の報知がされる。
同様に、ステップ47では、障害物が遠く、かつ、視野範囲内に位置する旨の信号が報知器30に出力される。これにより、報知器30により、障害物が遠く、かつ、視野範囲内に位置する旨の報知がされる。
同様に、ステップ48では、障害物が近く、かつ、視野範囲内に位置する旨の信号が報知器30に出力される。これにより、報知器30により、障害物が近く、かつ、視野範囲内に位置する旨の報知がされる。
同様に、ステップ49では、障害物が近く、かつ、視野範囲外に位置する旨の信号が報知器30に出力される。これにより、報知器30により、障害物が近く、かつ、視野範囲外に位置する旨の報知がされる。
ここで、図3に示す場合では、背の高い障害物61は、上側の超音波センサ10a(および下側の超音波センサ10b)によって検出される。また、背の低い障害物62は、下側の超音波センサ10bのみによって検出される。
このため、ステップ44では、背の高い障害物61に対しては、障害物が視野範囲内に位置すると判定され、ステップ47に進む。また、このステップ44では、同時に、背の低い障害物62に対しては、障害物が視野範囲外に位置すると判定され、ステップ46に進む。
そして、ステップ46、47で、それぞれ、障害物が遠く、かつ、視野範囲外もしくは視野範囲内に位置する旨の信号が報知器30に出力される。これにより、報知器30により、障害物が遠く、かつ、視野範囲外に位置する旨と、障害物が遠く、かつ、視野範囲内の旨の2種類の報知がされる。
このようにして、車両用障害物検出装置の制御装置20により障害物検出および報知処理が実行される。なお、この処理は、例えば、イグニッションスイッチがオフになるまで繰り返される。
以上説明したように、本実施形態の車両用障害物検出装置では、図1に示される車両を上方から見たときの車両の各部位において、図2(a)、(b)に示すように、超音波センサ10a、10bが車両の高さ方向に2つ並べて配置されている。そして、これらの超音波センサ10a、10bは、上側の超音波センサ10a、下側の超音波セン10bのいずれか一方のみ、もしくは両方が障害物を検出したかで、検出された障害物が運転者の視野範囲に位置するか否かが区別できるように、配置されている。
そして、制御装置20において、ステップ42で、障害物が存在すると判定した場合、ステップ43で、障害物が遠い検出区間に位置するか、近い検出領域に位置するかを判定するだけでなく、さらに、ステップ44、45で、その障害物が運転者の視野範囲内に存在するか、視野範囲外に存在するかを判定している。そして、その判定結果に基づいて、障害物の距離を区別するだけでなく、その障害物が視野範囲内に位置するかどうかも区別して、報知器30により報知している。
これにより、この車両用障害物検出装置によれば、図3に示すように、運転者の視野範囲内に位置する背の高い障害物61と、運転者の視野範囲外に位置する背の低い障害物62とが存在する場合であっても、両方の障害物61、62を区別して運転者に報知することができる。
このため、運転者は、視野範囲内に位置する背の高い障害物61以外に、視野範囲外のどこかに背の低い障害物62が存在することを認識でき、この背の低い障害物62の存在に注意しながら車を運転することができる。この結果、従来の車両用障害物検出装置と比較して、運転者の視野範囲外に位置する障害物を運転者が誤って認識できないことから、近い検出区間に障害物が存在する旨の報知が発生したときに判断が遅れるという事態が発生することを抑制することができる。
(第2実施形態)
図5、6に、第2実施形態の第1、第2の例における車両用障害物検出装置の構成をそれぞれ示す。なお、本実施形態は、障害物に関する情報取得手段が第1実施形態と異なるものであり、他の構成は第1実施形態と同様であるため、以下では第1実施形態と異なる点のみ説明する。
車両用障害物検出装置の情報取得手段としては、超音波センサに限らず、他のものを用いることができ、例えば、赤外線やレーザ光等他の電磁波を送受信するレーダ70を用いることができる。この場合、図5に示すように、レーダ70を車両の前後左右に1つずつ配置する。なお、レーダ70としては、従来と同様のものを用いることができる。
例えば、レーザ光を照射するレーダ70の場合、レーザ光が照射される部位が上下左右動くことで、図5、7(a)、(b)に示すような範囲71において、障害物を検出し、障害物の検出領域71における障害物の位置を算出することができる。なお、図5、7(a)、(b)にはレーダ70の障害物検出領域71を示している。
レーダ70を用いた場合、制御装置20の記憶手段が記憶するマップ情報は、レーダ70の障害物検出領域71のうち、運転者の視野範囲内の領域72と、運転者の視野範囲外の領域73との境界の位置となるレーダ70のレーザ光照射部の角度と、レーダ70から障害物までの距離である。そして、制御装置20の障害物検出および報知処理を実行する際では、ステップ44において、障害物が検出されたときのレーザ光照射部の角度と、レーダ70から障害物までの距離を、マップ情報と比較することで、障害物が運転者の視野範囲内か否かが判定される。
また、情報取得手段としては、レーダ70の他にも、例えば、テレビカメラや赤外線カメラ等のカメラ80を用いることもできる。この場合、図6に示すように、カメラ80は、車両の前後左右の各部位にそれぞれ2台ずつ並べて配置される。2台並べて配置するのは、障害物までの距離を算出するためである。なお、カメラ80も従来と同様のものを用いることができる。
カメラ80を用いた場合では、カメラ80により取得した画像が、制御装置20で画像処理されることで、図6、7(a)、(b)に示すような範囲81において、障害物が存在する場合、障害物の検出領域81における障害物の位置を検出することができる。
また、カメラ80を用いた場合、マップ情報は、カメラ80の障害物検出領域81における運転者の視野範囲内の領域82および運転者の視野範囲外の領域83の位置もしくは、それらの領域82、83の境界となる位置である。なお、ここでいう位置とは、車両から障害物までの距離等の2次元方向における位置だけではなく、さらに水平方向を含む3次元方向における位置である。これらのような車両用障害物検出装置においても、障害物が運転者の視野範囲72、82に位置するか否かを区別して運転者に報知するので、第1実施形態と同様の効果を有している。
(他の実施形態)
なお、上記した実施形態では、報知器30として、ブザーにより運転者に対して報知するものを例として説明したが、これらに限らず、光、振動等他の方法により運転者に伝達するものを用いることもできる。例えば、報知器30として、LEDを用いたり、振動するステアリングを用いることができる。
本発明の第1実施形態における車両用障害物検出装置の構成を示す図である。 図1の車両用障害物検出装置の障害物検出領域を示す図である。 図1の車両用障害物検出装置における制御装置20が実行する障害物検出および報知処理を示すフローチャートである。 図1の車両用障害物検出装置の作動を説明するための図である。 本発明の第2実施形態の第1の例における車両用障害物検出装置の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態の第2の例における車両用障害物検出装置の構成を示す図である。 図6、7の車両用障害物検出装置の障害物検出領域を示す図である。 本発明が解決する課題を説明するための図である。
符号の説明
10…超音波センサ、10a…上側の超音波センサ、10b…下側の超音波センサ、
20…制御装置、30…報知器、70…レーダ、80…カメラ。

Claims (3)

  1. 車両周辺に存在する障害物に関する情報を取得する障害物情報の取得手段(10、70、80)と、前記障害物情報の取得手段が取得した情報に基づいて前記障害物が存在するか否かを判定する処理を行う処理手段(20)と、前記処理手段が前記障害物が存在すると判定した場合に、前記障害物が存在する旨を運転者に報知するための報知手段(30)とを備える車両用障害物検出装置において、
    前記処理手段は、前記障害物情報の取得手段が前記障害物を検出できる検出領域(11)における前記運転者の視野範囲内外を区別するための視野範囲に関する情報を記憶している記憶手段と、
    前記障害物が前記検出領域内に存在する場合に、前記検出領域における前記障害物の位置に関する情報を算出する手段(42)と、
    前記障害物の位置に関する情報を、前記記憶手段に記憶された前記視野範囲に関する情報と照合し、前記障害物の位置が、前記運転者の視野範囲の内か外かを判定する手段(44、45)と、
    前記判定する手段による判定結果に基づいて、前記障害物が前記運転者の視野範囲の内か外のどちらに位置するかを区別して、前記障害物が存在することを前記運転者に報知させるための信号を前記報知手段に送信する手段(46、47、48、49)とを有することを特徴とする車両用障害物検出装置。
  2. 前記障害物情報の取得手段は超音波センサ(10)であることを特徴とする請求項1に記載の車両用障害物検出装置。
  3. 前記超音波センサ(10、10a、10b)は、隣り合う前記超音波センサの前記検出領域(11)の一部(12)が重複するように、車両に対して高さ方向に複数配置されており、
    前記視野範囲に関する情報は、複数の前記超音波センサの前記検出領域(11)のうち、1つの前記超音波センサのみが前記障害物を検出する領域(13)および前記一部の領域(12)が、前記運転者の視野範囲内に位置するか否かという情報であり、
    前記判定手段は、前記障害物がどの前記超音波センサの前記検出領域内で検出されたかということと、前記視野範囲に関する情報とを照合することで、前記障害物の位置が、前記運転者の視野範囲内か外かを判定することを特徴とする請求項2に記載の車両用障害物検出装置。
JP2003421342A 2003-12-18 2003-12-18 車両用障害物検出装置 Expired - Fee Related JP4238718B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003421342A JP4238718B2 (ja) 2003-12-18 2003-12-18 車両用障害物検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003421342A JP4238718B2 (ja) 2003-12-18 2003-12-18 車両用障害物検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005178526A true JP2005178526A (ja) 2005-07-07
JP4238718B2 JP4238718B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=34782596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003421342A Expired - Fee Related JP4238718B2 (ja) 2003-12-18 2003-12-18 車両用障害物検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4238718B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008029808A1 (de) * 2008-06-24 2009-12-31 Volkswagen Ag Verfahren und Vorrichtung zur dreidimensionalen Positionsbestimmung eines Objektes
JP2015105915A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 三菱電機株式会社 障害物検知装置
CN109814114A (zh) * 2019-01-15 2019-05-28 北京百度网讯科技有限公司 一种超声波雷达阵列、障碍物检测方法及系统
CN109814113A (zh) * 2019-01-15 2019-05-28 北京百度网讯科技有限公司 一种超声波雷达障碍物检测结果处理方法及系统
CN110228430A (zh) * 2018-03-05 2019-09-13 株式会社小糸制作所 传感器系统
CN111095023A (zh) * 2017-09-13 2020-05-01 株式会社久保田 障碍物检测装置
CN114743433A (zh) * 2021-12-23 2022-07-12 中国科学院软件研究所 模拟飞行训练环境下威胁的多通道告警呈现方法及装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001357498A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Mazda Motor Corp 車両用情報提供装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001357498A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Mazda Motor Corp 車両用情報提供装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008029808A1 (de) * 2008-06-24 2009-12-31 Volkswagen Ag Verfahren und Vorrichtung zur dreidimensionalen Positionsbestimmung eines Objektes
DE102008029808B4 (de) * 2008-06-24 2018-10-31 Volkswagen Ag Verfahren und Vorrichtung zur dreidimensionalen Positionsbestimmung eines Objektes
JP2015105915A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 三菱電機株式会社 障害物検知装置
CN111095023A (zh) * 2017-09-13 2020-05-01 株式会社久保田 障碍物检测装置
CN110228430A (zh) * 2018-03-05 2019-09-13 株式会社小糸制作所 传感器系统
CN110228430B (zh) * 2018-03-05 2023-10-27 株式会社小糸制作所 传感器系统
CN109814114A (zh) * 2019-01-15 2019-05-28 北京百度网讯科技有限公司 一种超声波雷达阵列、障碍物检测方法及系统
CN109814113A (zh) * 2019-01-15 2019-05-28 北京百度网讯科技有限公司 一种超声波雷达障碍物检测结果处理方法及系统
CN109814114B (zh) * 2019-01-15 2021-12-24 北京百度网讯科技有限公司 一种超声波雷达阵列、障碍物检测方法及系统
CN114743433A (zh) * 2021-12-23 2022-07-12 中国科学院软件研究所 模拟飞行训练环境下威胁的多通道告警呈现方法及装置
CN114743433B (zh) * 2021-12-23 2023-03-24 中国科学院软件研究所 模拟飞行训练环境下威胁的多通道告警呈现方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4238718B2 (ja) 2009-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017014035A1 (ja) 自動車接近警告システム
US8552848B2 (en) System and method for combined blind spot detection and rear crossing path collision warning
JP6246465B2 (ja) 路肩の空間認知方法及びシステム
KR101892763B1 (ko) 장애물 위치를 판단하는 방법과 장애물 위치 판단장치 및 주차 보조 방법과 주차 보조 시스템
JP5910046B2 (ja) 障害物検出装置
KR20170114054A (ko) 충돌방지장치 및 충돌방지방법
JP6089585B2 (ja) 障害物検知装置
JP2007072641A (ja) 危険車両検出装置
JP2010073134A (ja) 車両周辺認知支援システム
JP5904280B2 (ja) 車両の警報装置
JP2005088717A (ja) 自動車用警告装置
JP2010079565A (ja) 運転支援装置
KR101984520B1 (ko) 차량 충돌 방지 장치 및 방법
KR101774684B1 (ko) 커브 진입로 차량 안전 진입 시스템
JP2008062666A (ja) 車両用警報装置
JP6414540B2 (ja) 物体検出装置
JP2005271756A (ja) 車両の警報装置
EP2151358A1 (en) Method and device for assisting the driver of a vehicle in identifying obstacles with ultrasound sensors
JP2018090108A (ja) 駐車支援装置及び駐車支援方法
KR101747818B1 (ko) 지능형 차량경보 장치 및 그 방법
JP2007124097A (ja) 車両周辺視認装置
JP4238718B2 (ja) 車両用障害物検出装置
JP4751894B2 (ja) 自動車の前方にある障害物を検知するシステム
JP4561499B2 (ja) 車両用運転支援装置
JP2007131092A (ja) 障害物検出装置及びこれを含む車両制動システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081208

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees