JP2005177947A - 締め付け工具システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ワゴン台車自体を小型軽量化でき、しかも作業者が視界を移さなくても手元で締め付け作業の確認ができ、より確実な締め付け作業を効率的に行うことのできる締め付け工具システムを提供する。
【解決手段】ワゴン台車1に装着される各締め付け工具4に手元表示ランプ6を設け、各締め付け工具4の管理を行う制御装置7をワゴン台車1から分離して設けた。手元表示ランプ6は青色、緑色、赤色の発光ダイオード6からなり、工具4の使用指示、作動中、締め付け動作の完了あるいは異常を表示する。
【選択図】図1
【解決手段】ワゴン台車1に装着される各締め付け工具4に手元表示ランプ6を設け、各締め付け工具4の管理を行う制御装置7をワゴン台車1から分離して設けた。手元表示ランプ6は青色、緑色、赤色の発光ダイオード6からなり、工具4の使用指示、作動中、締め付け動作の完了あるいは異常を表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は例えば組立工場の組立作業ラインにおいて使用され得る締め付け工具システムに関するものである。
従来、この種の締め付け工具システムでは、例えば図5に示すように、ワゴン台車Aに四台の締め付け工具B、C、D、Eが搭載され、これらの締め付け工具B〜Eは、ワゴン台車Aに取り付けられた一台の制御盤(コントローラ)Fにより管理される。またワゴン台車Aには搭載された締め付け工具の数に相応した数の、図示従来例では四本のシグナルタワーG、H、I、Jが取り付けられ、各締め付け工具による例えばネジの締め付け作業状態を相応したシグナルタワーに表示するように構成されている。このような装置により作業者は、作業状況を容易に監視、確認することが可能となっている。
しかし、このような従来の締め付け工具システムでは、それぞれの締め付け工具による締め付け作業状態を表示するシグナルタワーをワゴン台車に設けているため、作業者は一回の締め付け作業毎に作業部位からワゴン台車上のシグナルタワーへ目を移して確認する必要があり、作業者の負担が大きくなるだけでなく作業効率の点でも障碍となっている。また、どの締め付け工具がどのシグナルタワーに対応しているのか視覚化されていないため、締め付け作業状態の確認に手間がかかり、特に作業者が不慣れな場合には、誤確認や作業効率の低下に繋がる恐れがある。
また、管理を行う制御盤には通常パワーパックや動力源が組み好まれており、重量や大きさが大きく、そのためワゴン台車自体も大型なものが使用されている。その結果、作業性が悪くなる。また、ワゴン台車に搭載された制御盤は管理、保守性が悪くしかも作業者らが誤って蹴飛ばして損傷させてしまう恐れがある。
そこで、本発明は、ワゴン台車自体を小型軽量化でき、しかも作業者が視界を移さなくても手元で締め付け作業の確認ができ、より確実な締め付け作業を効率的に行うことのできる締め付け工具システムを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明によれば、ワゴン台車に複数の締め付け工具を搭載し、各締め付け工具を制御装置により管理し、作業工程において予定の締め付け工具を用いて順次作業を実施するようにした締め付け工具システムにおいて、各締め付け工具に手元表示ランプを設け、各締め付け工具の管理を行う制御装置をワゴン台車から分離して設けたことを特徴としている。
好ましくは、各締め付け工具に設けられる手元表示ランプは発光ダイオードから成ることができる。
また本発明の締め付け工具システムにおいては、各締め付け工具の管理を行う制御装置は作業ラインに沿った場所に固定配置され得る。またかかる制御装置は、複数台のワゴン台車に共通に設けられ得る。
好ましくは、各締め付け工具の管理を行う制御装置は、締め付け部材の締め付け状態を表示する信号を作動中の各締め付け工具に供給するように構成され得る。
上記のように、本発明による締め付け工具システムにおいては、各締め付け
工具に手元表示ランプを設け、各締め付け工具の管理を行う制御装置をワゴン台車から分離して設けているので、従来技術のように作業者は作業毎に作業部位から目を移してワゴン台車のシグナルタワーを見る必要性がなく、使用している工具のランプ表示を直視するだけでよく作業効率を上げることができるようになると共に締め付け忘れ予防の精度を上げることができるようになる。また、ワゴン台車の軽量化が可能となることにより、装置の取り扱いが容易となり、操作性を向上させることができるようになる。
工具に手元表示ランプを設け、各締め付け工具の管理を行う制御装置をワゴン台車から分離して設けているので、従来技術のように作業者は作業毎に作業部位から目を移してワゴン台車のシグナルタワーを見る必要性がなく、使用している工具のランプ表示を直視するだけでよく作業効率を上げることができるようになると共に締め付け忘れ予防の精度を上げることができるようになる。また、ワゴン台車の軽量化が可能となることにより、装置の取り扱いが容易となり、操作性を向上させることができるようになる。
各締め付け工具に設けられる手元表示ランプが発光ダイオードから成る場合には、小型化できるので締め付け工具への取り付けたことにより工具の使用の妨げとならず、また表示の鮮明であるので作業環境が悪くても確認を容易かつ確実に行うことができ、さらに機械的振動が伴う環境でも長寿命化が可能となる。
各締め付け工具の管理を行う制御装置が作業ラインに沿った場所に固定配置されている場合には、ワゴン台車の操作性がよくなり、作業を効率良く行うことができるようになる。
以下、添付図面の図1、図2、図3及び図4を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1には、本発明の一つの実施の形態による締め付け工具システムを示し、1はワゴン台車で、枠体2及びキャスター3から成っている。枠体2は、異なるに種類の四台のナット締め付け工具4を掛け止めできるように構成されている。各ナット締め付け工具4には図2に詳細に示すようにコイルホース5が接続され、各コイルホース5は工具駆動エアー供給ホース5aと背圧用ホース5bと制御ケーブル5cとを備えている。
各ナット締め付け工具4の後端には図3に詳細に示すように手元表示ランプ6が取付けられ、手元表示ランプ6は図示実施の形態では、青色発光ダイオード6a、緑色発光ダイオード6b及び赤色発光ダイオード6cで構成されている。そして青色発光ダイオード6の点灯は工具の使用指示及び作動中を表示し、緑色発光ダイオード6bの点灯は工具による締め付け動作の完了を表示し、また赤色発光ダイオード6cの点灯は工具による締め付け動作の異常を表示するようにされている。
また図1において、7は各締め付け工具4の管理を行う制御装置で、図示実施の形態では工場の組立ラインの適当な場所に固定配置されている。制御装置7は、接続ホース及びケーフ゛ル8を介して制御装置7は各ナット締め付け工具4に接続されたコイルホース5に接続される。そして制御装置7は締め付け対象物(図示していない)に対してどの工具を使用すべきかの指示機能、工具の作動中の締め付け状態の制御管理機能及び工具による締め付け作業の完了判断機能を備えている。すなわち、図4にブロック線図で示すように、制御装置7は締め付け対象物(図示していない)に対して使用すべき工具を指示する工具指示部9、締め付け対象物に締め付けるべき締め付け部材の数を設定し判定する締め付け部材の本数設定及び判定部10、それぞれの工具4による締め付け動作を判断する締め付け動作判断部11、それぞれの工具4による締め付け状態圧力を検知する圧力センサー部12、及び工具指示部9、締め付け部材の本数設定及び判定部10及び締め付け動作判断部11からの制御信号に基いて工具の4の手元表示ランプ6を作動させる表示ランプ作動部13を備えている。
このように構成した図示締め付け工具システムの動作について説明する。
まず、制御装置7における工具指示部9からの制御信号すなわち使用工具指示信号に応じて表示ランプ作動部13は、ワゴン台車1の枠体2に掛け止めされている四台のナット締め付け工具4のうちの該当する工具の手元表示ランプ6における青色発光ダイオード6aを点灯させ、それにより作業者はその工具を手に取り締め付け対象物に対して締め付け作業を開始する。その締め付け作業中、圧力センサー部12が工具に接続された背圧用ホース5b介して締め付け動作状態圧力を検知し、予定のレベルすなわち予定の締め付けトルクに達すると、締め付け動作判断部11は圧力センサー部12からの出力信号に基き、表示ランプ作動部13へ締め付け0K信号を送り、該工具4の手元表示ランプ6における緑色発光ダイオード6bを単発点灯(ワンショット点灯)させ、その締め付け作業の完了したことを作業者に知らせる。この場合、何らかのトラブルにより予定のレベルすなわち予定の締め付けトルクに達しない場合には、締め付け動作判断部11は表示ランプ作動部13へ締め付けNG信号を送り、該工具4の手元表示ランプ6における赤色発光ダイオード6cを点灯させ、その締め付け作業が不合格であることを作業者に知らせ、締め付け作業のし直しが必要となり、締め付け作業のし直しが完了すると赤色発光ダイオード6cを消灯する。こうして所定本数の締め付け部材の締め付け作業が完了すると、締め付け部材の本数設定及び判定部10は、締め付け動作判断部11から出力信号に基いて、表示ランプ作動部13へ総合締め付け0K信号を送り、工具4の手元表示ランプ6における緑色発光ダイオード6bを点灯させ、締め付け作業全てが完了したことを作業者に知らせる。しかし、作業者の思い違いやミスで全てのが締め付け作業が完了していない場合には、締め付け部材の本数設定及び判定部10は、締め付け動作判断部11から出力信号に基いて、表示ランプ作動部13へ総合締め付けNG信号を送り、工具4の手元表示ランプ6における赤色発光ダイオード6cを点灯させ、予定の締め付け作業の全てが完了していないことを作業者に知らせる。
まず、制御装置7における工具指示部9からの制御信号すなわち使用工具指示信号に応じて表示ランプ作動部13は、ワゴン台車1の枠体2に掛け止めされている四台のナット締め付け工具4のうちの該当する工具の手元表示ランプ6における青色発光ダイオード6aを点灯させ、それにより作業者はその工具を手に取り締め付け対象物に対して締め付け作業を開始する。その締め付け作業中、圧力センサー部12が工具に接続された背圧用ホース5b介して締め付け動作状態圧力を検知し、予定のレベルすなわち予定の締め付けトルクに達すると、締め付け動作判断部11は圧力センサー部12からの出力信号に基き、表示ランプ作動部13へ締め付け0K信号を送り、該工具4の手元表示ランプ6における緑色発光ダイオード6bを単発点灯(ワンショット点灯)させ、その締め付け作業の完了したことを作業者に知らせる。この場合、何らかのトラブルにより予定のレベルすなわち予定の締め付けトルクに達しない場合には、締め付け動作判断部11は表示ランプ作動部13へ締め付けNG信号を送り、該工具4の手元表示ランプ6における赤色発光ダイオード6cを点灯させ、その締め付け作業が不合格であることを作業者に知らせ、締め付け作業のし直しが必要となり、締め付け作業のし直しが完了すると赤色発光ダイオード6cを消灯する。こうして所定本数の締め付け部材の締め付け作業が完了すると、締め付け部材の本数設定及び判定部10は、締め付け動作判断部11から出力信号に基いて、表示ランプ作動部13へ総合締め付け0K信号を送り、工具4の手元表示ランプ6における緑色発光ダイオード6bを点灯させ、締め付け作業全てが完了したことを作業者に知らせる。しかし、作業者の思い違いやミスで全てのが締め付け作業が完了していない場合には、締め付け部材の本数設定及び判定部10は、締め付け動作判断部11から出力信号に基いて、表示ランプ作動部13へ総合締め付けNG信号を送り、工具4の手元表示ランプ6における赤色発光ダイオード6cを点灯させ、予定の締め付け作業の全てが完了していないことを作業者に知らせる。
ところで、図示実施の形態では、ワゴン台車1に四台のナット締め付け工具本体4を設けているが、必要により四台以下の締め付け工具を設けることができる。
本発明は特に自動車産業の組立ラインに適用されるが、電子、電機や土木機械などの他の技術分野における組立ラインにも同様に応用することができる。
1:ワゴン台車
2:枠体
3:キャスター
4:ナット締め付け工具
5:コイルホース
5a:工具駆動エアー供給ホース
5b:背圧用ホース
5c:制御ケーブル
6:手元表示ランプ
6a:青色発光ダイオード
6b:緑色発光ダイオード
6c:赤色発光ダイオード
7:各締め付け工具4の管理を行う制御装置
8:接続ホース及びケーブル
9:工具指示部
10:締め付け部材の本数設定及び判定部
11:締め付け動作判断部
12:圧力センサー部
13:表示ランプ作動部
2:枠体
3:キャスター
4:ナット締め付け工具
5:コイルホース
5a:工具駆動エアー供給ホース
5b:背圧用ホース
5c:制御ケーブル
6:手元表示ランプ
6a:青色発光ダイオード
6b:緑色発光ダイオード
6c:赤色発光ダイオード
7:各締め付け工具4の管理を行う制御装置
8:接続ホース及びケーブル
9:工具指示部
10:締め付け部材の本数設定及び判定部
11:締め付け動作判断部
12:圧力センサー部
13:表示ランプ作動部
Claims (5)
- ワゴン台車に複数の締め付け工具を搭載し、各締め付け工具を制御装置により管理し、作業工程において予定の締め付け工具を用いて順次作業を実施するようにした締め付け工具システムにおいて、
各締め付け工具に手元表示ランプを設け、各締め付け工具の管理を行う制御装置をワゴン台車から分離設けたことを特徴とする締め付け工具システム。 - 各締め付け工具に設けられる手元表示ランプが発光ダイオードから成ることを特徴とする請求項1に記載の締め付け工具システム。
- 各締め付け工具の管理を行う制御装置が作業ラインに沿った場所に固定配置されていることを特徴とする請求項1に記載の締め付け工具システム。
- 各締め付け工具の管理を行う制御装置が、複数台のワゴン台車に共通に設けられていることを特徴とする請求項1又は3に記載の締め付け工具システム。
- 各締め付け工具の管理を行う制御装置が、締め付け部材の締め付け状態を表示する信号を作動中の各締め付け工具に供給するように構成されていることを特徴とする請求項1、3、4のいずれか一項に記載の締め付け工具システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003424808A JP2005177947A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | 締め付け工具システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003424808A JP2005177947A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | 締め付け工具システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005177947A true JP2005177947A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34784894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003424808A Pending JP2005177947A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | 締め付け工具システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005177947A (ja) |
-
2003
- 2003-12-22 JP JP2003424808A patent/JP2005177947A/ja active Pending
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