JP2005176495A - 電力取引決定方法、その装置およびそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 発電事業者の効用を最大にするために、不確定要因による発電事業者の収益への影響度について定量的に把握し、収益とリスクのトレードオフ関係を定量的に把握可能な電力取引の決定方法を提供すること。
【解決手段】 情報格納手段を有するコンピュータが、需要家の電力需要特性に関する情報を格納する手順と、事業収益に関する情報を格納する手順と、収益とリスクとのトレードオフの関係を示す指標値を取得する手順と、電力供給に関する制約条件を取得する手順と、リスクおよび収益に関する項を含んだ効用関数を、格納された情報ならびに指標値に基づいて効用関数を定式化し、効用関数を最大にする需要家ポートフォリオを、制約条件の元で、所定の最適化手法を用いて導出する手順と、導出された最適な需要家ポートフォリオを出力する手順とから構成される電力取引決定方法を課題の解決手段とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力を供給する複数の需要家の中から、所定の制約条件の元で、電気事業者の効用を最大にするように、最適な電力を供給する需要家と需要家への配分比率とを決定できる電力取引決定方法、その装置およびそのプログラムに関する。
電気事業者は、電力取引による収益を最大化するために、収益に影響するパラメータを正確に予測する必要がある。具体的には、電力の供給を受けている複数の需要家の需要特性、発電機による発電費用あるいはバックアップ電源などの電源からの調達による電力調達費用、すなわち電力調達に影響を及ぼすこれらのパラメータを正確に予測する必要がある。
これらのパラメータは、必ずしも必然的に定まるものではなく、将来時点における不確定な事象によって変動するものである。例えば、需要家として、一般家庭を対象とする場合、気温および季節によって、空調機あるいは暖房機向けの電力の需要量が増減することが考えられる。また、発電費用に関しては、為替相場の動向および原油供給先の政情などによる燃料価格の変動が、影響すると考えられる。しかし、電気事業者にとって、将来時点における気温あるいは燃料価格の推移を把握するのは容易ではない。
そこで、電力取引による収益を予測するために、過去の統計に基づく気温と電力需要量との関係、燃料価格と電力調達費用との関係などを元にして、電力小売の運用損益および運用リスクシミュレーションを行う方法が、特許文献1に開示されている。
また、特許文献2には、電力の予測価格を算出して入札先市場を決定し、発電所の運転状態を場合分けして最適な運転計画を算出し、最大の利益を算出する発電設備の最適運転計画算出方法が開示されている。
特開2003−70164号公報(段落0014〜0016、図1) 特開2001−86645号公報(段落0019〜0036、図3)
しかしながら、特許文献1に記載の電力小売用シュミレーションシステムは、どのように、運用損益や運用リスクを算出するのか不明であり、特許文献2に開示された従来技術のシミュレーションによる方法は、発電事業者の収益に影響する将来の不確定要因は反映しているものの、不確定要因による発電事業者の収益への影響の度合いを定量的に把握することができなかった。また、一般に発電事業者の収益とリスクとが、トレードオフ関係にある場合、これらのトレードオフ関係を定量的に把握することも困難であった。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、不確定要因によって発電事業者の収益が変動する場合においては、発電事業者の効用を最大にするために、不確定要因による発電事業者の収益への影響度について定量的に把握し、さらに収益とリスクのトレードオフ関係を定量的に把握可能な電力取引の決定方法を構築することである。
前記した課題を解決するために成された、本発明は、電力を複数の需要家に販売する効用を最大にするために、最適な電力の供給先となる需要家およびこの需要家に供給する電力の配分比率を含んだ需要家ポートフォリオを、情報格納手段を有するコンピュータを用いて決定する電力取引決定方法であって、前記コンピュータが、a)需要家の電力需要特性に関する情報を前記情報格納手段に格納する手順と、b)事業収益に関する情報を前記情報格納手段に格納する手順と、c)収益とリスクとのトレードオフの関係を示す指標値を取得する手順と、d)電力供給に関する制約条件を取得する手順と、e)リスクに関する項および収益に関する項を含んだ効用関数を、前記情報格納手段に格納された需要家の電力需要特性に関する情報および事業収益に関する情報ならびに前記手順c)で取得した指標値に基づいて前記効用関数の各項の定数を算出して定式化し、前記効用関数を最大にする最適な需要家ポートフォリオを、前記手順d)で取得した制約条件の元で、所定の最適化手法を用いて導出する手順と、f)前記手順e)において導出した最適な需要家ポートフォリオを出力する手順とから構成されることを特徴とする電力取引決定方法である。
また、前記需要家の電力需要特性に関する情報には、複数の需要家の電力需要量の予測値および電力需要量の予測値の変動量に関するデータを含んでもよい。
また、前記電力供給に関する制約条件は、需要家への供給電力の配分比率に関する制約条件であってもよい。
また、前記電力供給に関する制約条件は、時間ごとの電力供給量に関する制約条件であってもよい。
また、前記効用関数に含まれる収益に関する項は、需要家から得る収入と、発電事業者の発電機の出力費用の差によって定義することもできる。
また、前記効用関数に含まれる収益に関する項は、需要家から得る収入と、発電事業者または他の電源からの電力の調達費用との差によって定義することもできる。
前記効用関数に含まれるリスクに関する項は、需要家から得る収入、発電事業者または他の電源からの調達費用、電気事業者による発電機の出力費用の中で、少なくとも一つ以上の項目の変動量によって定義することもできる。
また、前記した課題を解決するために成された、本発明は、電力を複数の需要家に販売する効用を最大にするために、最適な電力の供給先となる需要家およびこの需要家に供給する電力の配分比率を含んだ需要家ポートフォリオを決定する電力取引決定装置であって、複数の需要家の電力需要特性に関するデータを格納する需要家データ格納手段と、電力事業の収益に関するデータを格納する事業者データ格納手段と、収益とリスクとのトレードオフの関係を示す指標値を入力する効用パラメータ入力手段と、電力供給に関する制約条件を入力する制約パラメータ入力手段と、リスクに関する項および収益に関する項を含んだ効用関数を、前記需要家データ格納手段および前記事業者データ格納手段に格納されたデータならびに前記効用パラメータ入力手段で入力された指標値に基づいて、前記効用関数の各項の定数を算出して定式化し、前記効用関数を最大にする最適な需要家ポートフォリオを、前記電力供給に関する制約条件の元で、所定の最適化手法を用いて導出する最適需要家ポートフォリオ導出手段と、前記最適需要家ポートフォリオ導出手段において導出した需要家ポートフォリオを出力する需要家ポートフォリオ出力手段とから構成されることを特徴とする電力取引決定装置である。
また、前記需要家ポートフォリオ出力手段は、前記電力取引決定装置とネットワークを介して接続された、端末装置に前記需要家ポートフォリオを送信することもできる。
また、前記した課題を解決するために成された、本発明は、電力を複数の需要家に販売する効用を最大にするために、最適な電力の供給先となる需要家およびこの需要家に供給する電力の配分比率を含んだ需要家ポートフォリオを決定する電力取引決定装置を、コンピュータで実現させるための電力取引決定プログラムであって、コンピュータを、複数の需要家の電力需要特性に関する情報を情報格納手段に格納する手段、電力事業の収益に関する情報を前記情報格納手段に格納する手段、収益とリスクとのトレードオフの関係を示す指標値を入力する効用パラメータ入力手段、電力供給に関する制約条件を入力する制約パラメータ入力手段、リスクに関する項および収益に関する項を含んだ効用関数を、前記情報格納手段に格納された前記複数の需要家の電力需要特性に関する情報および電力事業の収益に関する情報ならびに前記効用パラメータ入力手段で入力された指標値に基づいて、前記効用関数の各項の定数を算出して定式化し、前記効用関数を最大にする最適な需要家ポートフォリオを、前記電力供給に関する制約条件の元で、所定の最適化手法を用いて導出する最適需要家ポートフォリオ導出手段、前記最適需要家ポートフォリオ導出手段において導出した需要家ポートフォリオを出力する需要家ポートフォリオ出力手段として機能させるための電力取引決定プログラムである。
本発明によると、リスクと収益のトレードオフ関係を最適化問題に適用するために、効用関数として定式化し、制約条件の元でこれを解くことによって、電気事業者が許容するリスクに応じた収益が最大になる(効用が最大になる)電力需要家ポートフォリオを迅速に導出することが可能になり、リスクと収益のトレードオフ関係を定量的に把握することができ、電力事業者の電力供給計画を迅速かつ的確に立案することが可能である。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。はじめに、本実施の形態の電力取引決定方法の概要について説明する。本実施の形態の電力取引決定方法は、コンピュータを用いて、線形計画法または二次計画法などの数理計画法の手法を利用して、電力事業者の事業収益とリスクとの効用を最大化できるように、電力の供給先、あるいは、複数の電力供給先から構成される同一業種などの需要群への供給割合を決定する。
そのために、本実施の形態では、電力の供給先を決定する最適化問題である電力取引決定問題を求解する。この電力取引決定問題とは、所定の制約条件のもとで、定式化された効用関数を最大化できる供給先を求める問題である。この効用関数は、例えば、次の式(1)に示すように、電気事業者にとっての収益、収益の変動の度合いを示す標準偏差などのリスク、およびリスク回避度によって表される。
Figure 2005176495
ここで、リスク回避度とは、収益とリスクとのトレードオフ関係において、収益の極大化とリスクの極小化のいずれを選好するかを示す指標値である。また、リスク許容度は、リスク回避度とは逆数の関係にある指標値であり、同じく収益の極大化とリスクの極小化のいずれを選好するかを示す指標値である。なお、リスクは収益の変動量以外のパラメータ、すなわち、需要家の需要変動量あるいは電力事業者の出力費の変動量などで定義することも考えられる。
また、収益とは、電力を供給先に販売することによって得られる収入から、発電に要する出力費用または他の電源からの調達費を差し引くことによって求められ、例えば、次のように定義される。
Figure 2005176495
前記の式(2)において、第1項は電力の供給による需要家から得る収入、第2項および第3項は、発電事業者の出力費用を表し、第2項は電力を供給する発電機の燃料費用、第3項は発電の際に発生する固定費用を表す。第1項で用いるパラメータとして、d(i,t)は所定時tにおける需要家iの需要電力量を、p(i,t)は所定時tにおける需要家iに課す電力の従量料金を、fp(i,t)は所定時tにおいて需要家iに課す電力の固定料金をそれぞれ意味している。また、ω(i)は需要家iへの配分比率を示したもので、すべての需要家の総和を1になるように基準化されている。ただし、実際には、需要家の契約電力は固定されていることが多いため、配分割合どおりに電力を配分することはできないため、最終的には電力事業者は各々の需要家に電力を(需要家が必要とする分を)供給する/(全く)しないのいずれかを決定する必要がある。
第2項で用いるパラメータとして、n(t)は発電機の個数、a,b,cは発電量と燃料費の関係を表す特性係数を意味している。なお、発電量と燃料費の関係式は二次式で近似したモデルを用いているが、電力を外部の電源から調達する場合には、一次式などで表現することも可能である。第三項では、燃料費以外の所要の経費を表しており、時間、発電量などの要因を考慮したモデルを用いることも可能であるが、本実施の形態では、固定された定数dを用いて表すものとする。
また、リスクは、前記した収益の分散または標準偏差などを用いて表すことが可能である。具体的には、供給先の候補である需要家毎の各時点における需要量の標準偏差、燃料費の将来時点における標準偏差などをパラメータとして用いて表現する。なお、需要家の需要変動は、必ずしも正規分布で表現できるとは限らないため、リスクの指標として標準偏差を用いることが適切でない場合も考えられる。その場合は、リスクの指標として、下半分散、Value-at-Risk、Conditional-Value-at-Risk(期待ショートフォール)などを採用することも可能である。
本実施の形態では所定の条件により前記した効用関数である式(1)を定式化し、定式化された効用関数を最大化する電力の供給先である需要家の組合せおよび各需要家に供給する電力の配分比率からなる最適な需要家ポートフォリオを求める。なお、この需要家ポートフォリオを求める際に、発電事業者のニーズに応じて、特定の需要家への配分比率ω(i)の制約、さらに所定の時点tにおける発電量Σω(i)×d(i,t)の制約を考慮することも可能である。
(電力取引決定装置)
本発明に係る電力取引決定装置は、本発明に係る電力取引決定プログラムをインストールしたコンピュータにより実現される。さらに、このコンピュータは、さまざまな演算を実行するCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、電力取引決定プログラム格納され各データベースが構成されるハードディスクドライブ、データなどを入力する際に利用されるキーボードおよびマウス、後記する需要家ポートフォリオを表示するディスプレイなどから主に構成される。
ここで、図1は、コンピュータを用いて本発明に係る電力取引決定プログラムを実行することで実現される、電力取引決定装置の概略の構成例を示している。図1に示した電力取引決定装置は、需要家データ格納手段101と、事業者データ格納手段102と、効用パラメータ入力手段103と、制約パラメータ入力手段104と、最適需要家ポートフォリオ導出手段105と、需要家ポートフォリオ出力手段106とから主に構成される。次に電力取引決定装置の各構成要素を説明する。
需要家データ格納手段101には、各需要家の所定時点における需要特性などのデータが格納されており、この需要家データ格納手段101に格納されるデータを、図2ないし図4に例示する。図2は各需要家の将来時点における需要量の期待値を、図3は各需要家の将来時点における需要量の標準偏差を示している。また、図4は各需要家における従量料金、契約電力などの契約に関連するデータを示している。
なお、図2に示した電力需要量の期待値は、従来技術の予測手法を用いて求められたデータであり、電力取引決定装置にはこのような予測手段を内包することも可能である。また、図3に示した電力需要量の標準偏差は、図2に示した電力需要量の期待値を統計処理することで導出される。
事業者データ格納手段102には、発電機の特性に関するデータ、各時点において運転される発電機の台数に関するデータなど事業の収益に影響するデータが格納されている。ここで、図5に事業者データ格納手段102に格納されるデータの一例を示す。図5(a)は発電機の特性係数の値を、図5(b)は各時点における発電機の運転台数を、それぞれ示している。図5(a)は、発電に用いた燃料量と熱量が二次式で近似されていることを示しており、有効な出力量を定格出力として示している。また、図5(b)は、発電機の運転台数は、昼/夜および季節の別に応じて調節していることを示している。
効用パラメータ入力手段103では、最適なリスク/収益のトレードオフ関係を持つ電力取引方法を決定するためのリスク許容度(またはその逆数のリスク回避度)を1個または複数個設定する。ここで、図6には、このリスク回避度を複数個設定する場合のパラメータの例を示している。一般に、リスク回避度が小さいほど高リスク高収益の需要家ポートフォリオが、リスク回避度が大きいほど低リスク低収益の需要家ポートフォリオがそれぞれ得られる。
制約パラメータ入力手段104では、最適な電力取引方法を決定する際に考慮する制約条件を入力する。ここで、図7にこの制約条件のデータの一例を示す。図7(a)は需要家間の電力の配分比率の上下限制約を、図7(b)は特定時点における電力の供給量の制約をそれぞれ示している。
最適需要家ポートフォリオ導出手段105では、需要家データ格納手段101に格納された需要特性と、事業者データ格納手段102に格納された事業の収益に影響するデータと、効用パラメータ入力手段103により入力されたリスク許容度(またはその逆数のリスク回避度)とを用いて、収益を示す式(2)の定数を算出して、式(1)で示した効用関数を定式化し、制約パラメータ入力手段104により入力された制約条件の下で、この効用関数が最大となる需要家ポートフォリオを導出する。
この効用関数の最大となる解を求めるための手法としては、効用関数が二次式であれば二次計画問題の代表的な解決法である主双対内点法あるいは有効制約法などを、効用関数が一次式であれば線形計画問題の代表的な解決方法である単体法あるいは主双対内点法などを用いることが可能である。
需要家ポートフォリオ出力手段106は、最適需要家ポートフォリオ導出手段105において導出された需要家ポートフォリオに関する情報をディスプレイなどから出力する。ここで、図8は最適需要家ポートフォリオ出力手段106において出力される需要家ポートフォリオの出力例を示している。図8に示した出力例において、符号80で示した表は、リスク回避度に応じた最適な需要家ポートフォリオを、符号81で示したグラフは、各リスク回避度と収益の関係を示すフロンティア曲線をそれぞれ示している。
(電力取引決定方法)
次に、図1に示した電力取引決定装置において実行される、最適な需要家ポートフォリオの決定の手順を図9のフローチャートを用いて説明する(適宜、図1参照のこと)。
はじめに、ステップS901において、需要家データ格納手段101に、需要家の需要特性に関するデータを入力する。需要特性に関するデータとしては、例えば、前記した図2ないし図4に示したデータがそれぞれ入力される。次に、ステップS902において、事業者データ格納手段102に、電気事業者の特性に関するデータを入力する。電気事業者の特性に関するデータとしては、例えば、前記した図5に示したデータが入力される。
そして、ステップS903において、効用パラメータ入力手段103の機能により、最適なリスク/収益のトレードオフ関係を持つ電力取引方法を決定するためのリスク回避度(またはその逆数のリスク許容度)を入力する。例えば、ここでは、リスク回避度として、図6に示したテーブルデータの中から任意の1行分のデータが入力される。次に、ステップS904において、制約パラメータ入力手段104の機能により、最適な電力取引方法を決定する際に考慮する制約条件を入力する。この制約条件としては、例えば、図7に示したデータが入力される。
次に、ステップS905においては、最適需要家ポートフォリオ導出手段105の機能により、まず、ステップS901とステップS902とで格納されたデータおよびステップS903で入力されたリスク許容度などをもとに、例えば、式(2)に示した収益を表す式の効用パラメータを定義して、式(1)に示した効用関数を定式化する。
なお、本実施の形態において、収益は、前記した式(2)のように、電気事業者が顧客から受け取る収入から、発電など電力調達に要する費用を差し引いた収益によって定義する方法を用いることしたが、この電力調達による費用については、発電によって発生する費用のほか、他の発電事業者からの購入費用を入力することも考えられる。
また、リスクについては、前記した式(2)で定義した収益が、将来の顧客の需要量の変動、発電機の稼動状況、発電の際に発生する燃料費などの変動などによる不確定要因によって変動する度合いを定量化したものであり、例えば図10(a)に示すような収益の標準偏差による定義が考えられる。しかし、収益の分布が正規分布に従わない場合は、リスクを過小評価する恐れがあり、その場合、リスクの過小評価を回避する方法としては、図10(b)に示すようなValue-at-RiskあるいはConditional Value-at-Riskなどによってリスクを定義することが考えられる。
そして、ステップS906では、最適化手法を適用して、ステップS905において定式化された効用関数を最大化する最適な需要家ポートフォリオを導出する。この最適化手法としては、効用関数が二次の場合は、内点法あるいは有効制約法が、一次の場合は、単体法あるいは内点法が一般に用いられる。本実施の形態では、効用関数が一次であるとして、内点法の概略について説明する。
内点法は、制約領域内部の点を初期点とし、以下、制約領域の内部において次の反復点を探索するための探索方向を求めて、これに沿って反復点を求める作業を逐次繰り返すことによって最適点を求める方法である。内点法の特徴は、制約領域内部を反復点の更新対象としており、問題の規模によらず、数十回程度で最適点に到達できることが経験的に知られている。このため、比較的大規模な問題において、他の手法よりも優位を示すことが多い。次に、内点法の処理の概要について、図11に示した内点法を説明する図および図12に示したフローチャートを用いて説明する。
はじめに、ステップS1201において、制約領域内部の任意の点を求め、初期点110とする。次に、ステップS1202において、最適解を探索していく方向を求める。これは図11において符号111で示した矢印の方向を決定することに相当する。探索方向の計算においては、現在の反復点および最適化の対象とする効用関数および制約式の係数などの情報を元に構築した、連立一次方程式を解くことにより決定される。
そして、ステップS1203において、符号111の矢印の探索方向に沿って、次の反復に有利であると考えられる反復点112を計算する。具体的な方式としては、目的関数を最適にする反復点を探索方向に沿って探す直線探索、あるいは探索における負荷を最小限にして最適化の対象となる変数の非負性を維持できる範囲で最大限移動させる方法などが考えられる。
次に、ステップS1204において、現在の反復点が最適性の条件を満たしているかどうかをチェックする。図11においては、反復点が符号113で示した最適点に到達したかが判断される。最適性の条件とは、一般にキューンタッカー条件と呼ばれており、非線形計画法においては重要な位置を占めていることが知られている。ステップS1204において、最適性の条件を満たしていれば、図9に示したステップS906の最適化手法適用としての一連の処理を終了させ、満たしていなければステップS1202に戻る。
再び、図9に戻って、ステップS907においては、ステップS906において導出された需要家ポートフォリオに関する情報を出力する。ここで、図13(a)、(b)に需要家ポートフォリオに関する情報の出力例を示す。図13(a)で出力した例は、ステップS903において入力された任意のリスク許容度(またはその逆数のリスク回避度)に応じた需要家ポートフォリオである。ここで、図13(a)に示した需要家ポートフォリオは、供給電力の配分割合を示しているものの、各需要家との契約においては、電力を供給する/しないのいずれかに決定する必要がある。そのため、図4に示すような各需要家との契約電力に基づいて、これらの配分割合を補正することも考えられる。なお、図13(b)のように電力供給先が複数の需要家群に対する供給電力の配分割合を表示することとしてもよい。
最後に、ステップS907として、ステップS906において出力された情報を元に、電力供給の対象とする需要家を決定する。需要家の決定方法の一実施例としては、配分比率と顧客の要求量がより近い順に優先順位を計算して、発電事業者の設備容量などの許容範囲内で、顧客を優先順位に従って選択する方法が考えられる。この決定方法による出力例を図14に示す。
(電力取引回答システム)
次に、前記した電力取引決定装置と需要家の利用するクライアント端末とをネットワークで接続した本発明に係る電力取引回答システムについて説明する。はじめに、図15は、本実施の形態の電力取引回答システムの構成例を示している。図15に示した電力取引回答システム151は、コンピュータなどで実現される前記した電力取引決定装置152と、同じくコンピュータなどで実現され、電力取引決定装置152との通信インターフェイスプログラムが組み込まれたクライアント端末153と、専用線やVPN(Virtual Private Network)などで実現されるネットワーク154とから主に構成されている。図15に示した電力取引回答システム151において、電力取引決定装置152およびクライアント端末153には、ネットワーク154を介して通信するためのネットワークカードなどが内蔵されている。
ここで、需要家が利用するクライアント端末153は、ネットワーク154を介して電力取引決定装置152に、図2に示すような需要家ごとの電力需要量の期待値を、需要家が要求する電力需要量の予測値として送信する。なお、電力需要量の予測値(期待値)は、このようにクライアント端末153から送信されず、電力取引決定装置152において、従来技術の予測手法にて作成することもできる。
そして、この予測値を受信した電力取引決定装置152は、前記した電力取引決定方法により、需要家ポートフォリオを導出し、ネットワークを介して、例えば図14に示した需要家ポートフォリオ画面として、クライアント端末153に送信する。この画面を参考にして需要家は、電力供給計画を立案することができる。
以上、説明したように、本発明に係る電力取引決定装置およびその方法によると、リスクと収益とのトレードオフ関係を効用関数で表し、この効用関数を目的関数とした最適化問題を解くことによって、電気事業者が許容したリスクに応じて収益が最大となる電力需要家ポートフォリオを迅速に導出することができる。これにより事業者は、収益とリスクのトレードオフ関係を定量的に把握することができる。また、需要家にネットワークを介して電力需要家ポートフォリオを配信できる本発明に係る、電力取引回答システムによると、需要家は、リアルタイムで変化する電力取引市場において、迅速な電力の売買契約を行うことができる。
電力取引決定装置の内部構成を示すブロック図である。 (a)、(b)需要家データ格納手段に格納されている電力需要量の期待値の例である。 (a)、(b)需要家データ格納手段に格納されている電力需要量の標準偏差の例である。 事業者データ格納手段に格納されている契約に関するデータの例である。 (a)発電機の特性係数の例である。(b)発電機の運転計画の例である。 リスク回避度に対応するリスクおよび収益の例である。 (a)需要家への配分比率の制約に関するデータの例である。(b)電力供給量の制約に関するデータの例である。 需要家ポートフォリオ出力手段によって出力された画面の例である。 電力取引決定方法における処理の概要を示すフローチャートである。 リスクとしての指標に関する例であり、(a)標準偏差を表す例である。(b)Value at RiskおよびConditional Value at Riskを表す例である。 内点法を説明する概念図である。 内点法を用いた場合の処理の概要を示すフローチャートである。 (a)需要家ポートフォリオ出力手段によって出力された需要家ポートフォリオの例である。(b)同じく需要家群ポートフォリオの例である。 需要家との契約内容を反映した需要家ポートフォリオの例である。 電力取引回答システムを示す構成図である。
符号の説明
101 需要家データ格納手段
102 事業者データ格納手段
103 効用パラメータ入力手段
104 制約パラメータ入力手段
105 最適需要家ポートフォリオ導出手段
106 需要家ポートフォリオ出力手段
107 最適ポートフォリオ出力手段
152 電力取引決定装置
153 クライアント端末

Claims (17)

  1. 電力を複数の需要家に販売する効用を最大にするために、最適な電力の供給先となる需要家およびこの需要家に供給する電力の配分比率を含んだ需要家ポートフォリオを、情報格納手段を有するコンピュータを用いて決定する電力取引決定方法であって、
    前記コンピュータが、
    a)需要家の電力需要特性に関する情報を前記情報格納手段に格納する手順と、
    b)事業収益に関する情報を前記情報格納手段に格納する手順と、
    c)収益とリスクとのトレードオフの関係を示す指標値を取得する手順と、
    d)電力供給に関する制約条件を取得する手順と、
    e)リスクに関する項および収益に関する項を含んだ効用関数を、前記情報格納手段に格納された需要家の電力需要特性に関する情報および事業収益に関する情報ならびに前記手順c)で取得した指標値に基づいて前記効用関数の各項の定数を算出して定式化し、前記効用関数を最大にする最適な需要家ポートフォリオを、前記手順d)で取得した制約条件の元で、所定の最適化手法を用いて導出する手順と、
    f)前記手順e)において導出した最適な需要家ポートフォリオを出力する手順とから構成されること、
    を特徴とする電力取引決定方法。
  2. 前記需要家の電力需要特性に関する情報には、複数の需要家の電力需要量の予測値および電力需要量の予測値の変動量に関するデータを含むこと、
    を特徴とする請求項1に記載の電力取引決定方法。
  3. 前記電力供給に関する制約条件は、需要家への供給電力の配分比率に関する制約条件であること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力取引決定方法。
  4. 前記電力供給に関する制約条件は、時間ごとの電力供給量に関する制約条件であること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電力取引決定方法。
  5. 前記効用関数に含まれる収益に関する項は、
    需要家から得る収入と、発電事業者の発電機の出力費用の差によって定義すること、
    を特徴とする請求項4に記載の電力取引決定方法。
  6. 前記効用関数に含まれる収益に関する項は、
    需要家から得る収入と、発電事業者または他の電源からの電力の調達費用との差によって定義すること、
    を特徴とする請求項4に記載の電力取引決定方法。
  7. 前記効用関数に含まれるリスクに関する項は、
    需要家から得る収入、発電事業者または他の電源からの調達費用、電気事業者による発電機の出力費用の中で、少なくとも一つ以上の項目の変動量によって定義すること、
    を特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載の電力取引決定方法。
  8. 電力を複数の需要家に販売する効用を最大にするために、最適な電力の供給先となる需要家およびこの需要家に供給する電力の配分比率を含んだ需要家ポートフォリオを決定する電力取引決定装置であって、
    複数の需要家の電力需要特性に関するデータを格納する需要家データ格納手段と、
    電力事業の収益に関するデータを格納する事業者データ格納手段と、
    収益とリスクとのトレードオフの関係を示す指標値を入力する効用パラメータ入力手段と、
    電力供給に関する制約条件を入力する制約パラメータ入力手段と、
    リスクに関する項および収益に関する項を含んだ効用関数を、前記需要家データ格納手段および前記事業者データ格納手段に格納されたデータならびに前記効用パラメータ入力手段で入力された指標値に基づいて、前記効用関数の各項の定数を算出して定式化し、前記効用関数を最大にする最適な需要家ポートフォリオを、前記電力供給に関する制約条件の元で、所定の最適化手法を用いて導出する最適需要家ポートフォリオ導出手段と、
    前記最適需要家ポートフォリオ導出手段において導出した需要家ポートフォリオを出力する需要家ポートフォリオ出力手段と、
    から構成されることを特徴とする電力取引決定装置。
  9. 前記需要家データ格納手段には、複数の需要家の電力需要量の予測値および電力需要量の予測値の変動量に関するデータを格納すること、
    を特徴とする請求項8に記載の電力取引決定装置。
  10. 前記制約パラメータ入力手段において、前記制約条件として需要家への配分比率に関する制約を入力すること、
    を特徴とする請求項8または請求項9に記載の電力取引決定装置。
  11. 前記制約パラメータ入力手段において、前記制約条件として時間ごとの電力供給量に関する制約を入力すること、
    を特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれか1項に記載の電力取引決定装置。
  12. 前記最適需要家ポートフォリオ導出手段は、
    前記効用関数を、前記需要家データ格納手段および前記事業者データ格納手段に格納されたデータと、前記効用パラメータ入力手段で入力された指標値とに基づいて、リスクと収益に関する項を含んで定式化し、
    前記制約パラメータ入力手段で入力された制約条件の元で、前記効用関数を最大にする最適な需要家ポートフォリオを導出すること、
    を特徴とする請求項8ないし請求項11のいずれか1項に記載の電力取引決定装置。
  13. 前記効用関数に含まれる収益に関する項は、
    需要家から得る収入と、発電事業者の発電機の出力費用の差によって定義すること、
    を特徴とする請求項12に記載の電力取引決定装置。
  14. 前記効用関数に含まれる収益に関する項は、
    需要家から得る収入と、発電事業者または他の電源からの電力の調達費用との差によって定義すること、
    を特徴とする請求項12に記載の電力取引決定装置。
  15. 前記効用関数に含まれるリスクに関する項は、
    需要家から得る収入、発電事業者または他の電源からの調達費用、電気事業者による発電機の出力費用の中で、少なくとも一つ以上の項目の変動量によって定義すること、
    を特徴とする請求項12ないし請求項14のいずれか1項に記載の電力取引決定装置。
  16. 前記需要家ポートフォリオ出力手段は、前記電力取引決定装置とネットワークを介して接続された、端末装置に前記需要家ポートフォリオを送信すること、
    を特徴とする請求項8ないし請求項15のいずれか1項に記載の電力取引決定装置。
  17. 電力を複数の需要家に販売する効用を最大にするために、最適な電力の供給先となる需要家およびこの需要家に供給する電力の配分比率を含んだ需要家ポートフォリオを決定する電力取引決定装置を、コンピュータで実現させるための電力取引決定プログラムであって、
    コンピュータを、
    複数の需要家の電力需要特性に関する情報を情報格納手段に格納する手段、
    電力事業の収益に関する情報を前記情報格納手段に格納する手段、
    収益とリスクとのトレードオフの関係を示す指標値を入力する効用パラメータ入力手段、
    電力供給に関する制約条件を入力する制約パラメータ入力手段、
    リスクに関する項および収益に関する項を含んだ効用関数を、前記情報格納手段に格納された前記複数の需要家の電力需要特性に関する情報および電力事業の収益に関する情報ならびに前記効用パラメータ入力手段で入力された指標値に基づいて、前記効用関数の各項の定数を算出して定式化し、前記効用関数を最大にする最適な需要家ポートフォリオを、前記電力供給に関する制約条件の元で、所定の最適化手法を用いて導出する最適需要家ポートフォリオ導出手段、
    前記最適需要家ポートフォリオ導出手段において導出した需要家ポートフォリオを出力する需要家ポートフォリオ出力手段、
    として機能させるための電力取引決定プログラム。
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