JP2005176466A - 車両用の電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間の遮断信号が入力されても、コンタクターを正常にオンオフに制御して、コンタクターを大きなチャージ電流から保護する。
【解決手段】車両用の電源装置は、出力電流を遮断するコンタクター4と、クラッシュセンサー1から入力される遮断信号でコンタクター4をオフに切り換える遮断信号を出力する制御回路5と、この制御回路5から出力される遮断信号又はコンタクター4のオフ状態を検出すると、負荷コンデンサー7をプリチャージしてからコンタクター4をオン状態に切り換える切換回路6とを備える。制御回路5は、コンタクター4がオフに切り換えられる状態で、切換回路6が遮断信号を検出でき、又はコンタクター4のオフ状態を検出できる検出時間よりも長い時間の遮断信号を切換回路6に出力する。切換回路6は、この遮断信号でもって、負荷コンデンサー7をプリチャージした後に、コンタクター4をオフからオンに切り換える。
【選択図】図4

Description

本発明は、クラッシュセンサーの信号で、電池の出力側に接続しているコンタクターをオフに切り換える車両用の電源装置に関する。
車両用の電源装置は、多数の二次電池を直列に接続して出力電圧を高くしているので、衝突時の短絡電流を遮断するために、電源の出力側にコンタクターを接続し、このコンタクターをクラッシュセンサーで制御している。この電源装置は、衝突等の衝撃でクラッシュセンサーがコンタクターをオフに切り換える。したがって、仮に出力側が短絡されても、ショート電流が流れることがない。大きなショート電流が流れると、大きなジュール熱が発生するので、衝突時に出力側を遮断することは、車両の安全性を向上させる。
図1は、車両に搭載するクラッシュセンサー31でコンタクター34を制御して、車両が衝撃を受けたときにコンタクター34をオフに切り換える電源装置を示す。この図の電源装置は、車両が衝撃を受けるとクラッシュセンサー31が遮断信号を出力する。遮断信号は、インターロックリレー33を介してコンタクター34をオンからオフに切り換える。
クラッシュセンサー31は、車両が衝突したときの衝撃を検出して、オンからオフに切り換えられて”Low”の遮断信号を出力する。クラッシュセンサー31は、衝撃を受けてオフに切り換えられた後は出力を”Low”に保持して、コンタクター34をオフ状態に保持する。したがって、クラッシュセンサー31が遮断信号を出力する状態で、コンタクター34はオフ状態に保持される。
クラッシュセンサーがリセットされて、出力が”High”になると、オフのコンタクターはオンに切り換えられるが、このとき、負荷に接続される負荷コンデンサーをプリチャージする必要がある。負荷コンデンサーがプリチャージされた後、コンタクターがオンに切り換えられることが大切である。負荷コンデンサーをプリチャージしないで、オフのコンタクターをオンに切り換えると、コンタクターに負荷コンデンサーをチャージする大きな瞬間電流が流れ、この電流がコンタクターの接点を損傷させるからである。このことを実現するために、負荷コンデンサーをプリチャージした後にコンタクターをオンに切り換える電源装置は開発されている。(特許文献1参照)
特開2003−324801号公報
この公報に記載される電源装置は、図2の回路図に示すように、コンタクター44をオフからオンに切り換えるときには、負荷コンデンサー47をプリチャージする回路を備える。負荷コンデンサー47は出力側に接続されている。この負荷コンデンサー47は、静電容量が極めて大きいので、これをチャージする充電電流は極めて大きくなる。このため、負荷コンデンサー47をプリチャージしないで、オフ状態のコンタクター44をオンに切り換えると、コンタクター44の接点には、負荷コンデンサー47をチャージする大電流が瞬間的に流れて、コンタクター44の接点を損傷させる原因となる。図の電源装置は、この弊害を防止するために、コンタクター44の接点と並列にプリチャージ回路45を接続して、このプリチャージ回路45をコントローラー46で制御している。コントローラー46は、コンタクター44をオンに切り換えるのに先立って、負荷コンデンサー47をプリチャージ回路45でプリチャージする。コントローラー46は、プリチャージ回路45の接点をオンにして負荷コンデンサー47を充電した後、コンタクター44をオフからオンに切り換える。
図1の電源装置は、図2のプリチャージ回路を設けて、コンタクターの接点をオンに切り換えるときに、負荷コンデンサーのチャージ電流が流れるのを防止できる。この電源装置は、図3に示すように、オフ状態のコンタクター54をオンにするとき、プリチャージ回路55で負荷コンデンサー57をチャージし、その後にコンタクター54の接点をオンに切り換える。しかしながら、この電源装置は、クラッシュセンサー51から極めて短い遮断信号が出力されるとき、負荷コンデンサー57をプリチャージしないで、コンタクター54がオフからオンに切り換えられることがある。遮断信号が極めて短い時間であると、コントローラー56が遮断信号やコンタクター54のオフ状態を検出できないからである。コントローラーは、遮断信号やコンタクターのオフ状態を検出するのに所定の時間を必要とする。それは、コントローラーが一定の周期で、遮断信号を検出し、又はコンタクターのオフ状態を検出しているからである。たとえば、コントローラーが、10msecの周期で遮断信号やコンタクターのオフ状態を検出し、5回連続して遮断信号やコンタクターのオフ状態を検出するとき、コンタクターがオフに切り換えられたと判定する回路においては、遮断信号やコンタクターのオフ状態の検出するための検出時間が40msecとなる。したがって、クラッシュセンサーの遮断信号が例えば10msecであると、コントローラーは遮断信号やコンタクターのオフ状態を検出できない。この状態ではコントローラーは、正常な動作で、コンタクターをオフからオンに切り換えできない。したがって、遮断信号が短時間で、コントローラーがこの信号を検出できないと、負荷コンデンサーをプリチャージすることなく、コンタクターはオフからオンに切り換えられる。短時間の遮断信号は、たとえばクラッシュセンサーとコントローラーとを接続するコネクターの接触不良、あるいは外部から侵入するノイズ等が原因でコントローラーに入力される。
本発明は、この短時間の遮断信号が入力されても正常に動作することを目的として開発されたものである。本発明の重要な目的は、短時間の遮断信号が入力されても、コンタクターを正常にオンオフに制御して、コンタクターを大きなチャージ電流から保護できる車両用の電源装置を提供することにある。
本発明の車両用の電源装置は、二次電池3の出力側に接続されて、オフ状態で出力電流を遮断するコンタクター4と、このコンタクター4をクラッシュセンサー1から入力される遮断信号でオンからオフに切り換える遮断信号を出力する制御回路5と、この制御回路5から出力される遮断信号、又はコンタクター4のオフ状態を一定の周期で検出して、遮断信号又はコンタクター4のオフ状態を検出すると、負荷コンデンサー7をプリチャージしてからコンタクター4をオン状態に切り換えるように制御する切換回路6とを備える。制御回路5は、コンタクター4がオンからオフに切り換えられる状態において、切換回路6が遮断信号を検出でき、又はコンタクター4のオフ状態を検出できる検出時間よりも長い時間の遮断信号を切換回路6に出力する。切換回路6は、この遮断信号でもって、負荷コンデンサー7をプリチャージした後に、コンタクター4をオフからオンに切り換える。
制御回路5は、第1設定時間を記憶して、この第1設定時間よりも長い遮断信号が入力されるとコンタクター4をオフに切り換えることができる。さらに、制御回路5は、切換回路6が遮断信号を検出でき、又はコンタクター4のオフ状態を検出できる検出時間よりも長い第2設定時間を記憶して、第2設定時間の遮断信号を切換回路6に出力することができる。さらに、制御回路5は、第1設定時間を記憶する第1タイマー11と、第2設定時間を記憶する第2タイマー14とを備えることができる。さらにまた、制御回路5は、スイッチング素子9を介してコンタクター4をオンオフに制御することができる。
切換回路6は、予め設定された回数連続して遮断信号を検出し、又はコンタクター4のオフ状態を検出すると、負荷コンデンサー7をプリチャージしてコンタクター4をオンに切り換えることができる。
本発明の車両用の電源装置は、短時間の遮断信号が入力されても、コンタクターを正常にオンオフに制御して、コンタクターを大きなチャージ電流から保護できる特長がある。それは、本発明の電源装置が、コンタクターをオンからオフに切り換える遮断信号を出力する制御回路を備えており、この制御回路が、コンタクターをオンからオフに切り換える状態において、切換回路が遮断信号を検出でき、又はコンタクターのオフ状態を検出できる検出時間よりも長い時間の遮断信号を切換回路に出力しており、切換回路が、この遮断信号でもって負荷コンデンサーをプリチャージした後にコンタクターをオフからオンに切り換えるからである。この電源装置は、切換回路の検出時間よりも長い時間の遮断信号を制御回路が出力するので、切換回路がコンタクターのオフを確実に検出でき、負荷コンデンサーをプリチャージした後にコンタクターをオンに切り換えできる。したがって、接触不良やノイズ等によって短時間の遮断信号が入力されても、正常に動作させて、コンタクターに大きな電流が流れるのを確実に防止できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための車両用の電源装置を例示するものであって、本発明は電源装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図4に示す車両用の電源装置は、二次電池3を備える電池電源2の出力側に接続されて、オフ状態で電池電源2の出力電流を遮断するコンタクター4と、このコンタクター4をクラッシュセンサー1から入力される遮断信号でオンからオフに切り換えるように制御する制御回路5と、この制御回路5から出力される遮断信号、又はコンタクター4のオフ状態を一定の周期で検出して、遮断信号又はコンタクター4のオフ状態を検出すると、負荷コンデンサー7をプリチャージしてからコンタクター4をオン状態に切り換えるように制御する切換回路6とを備える。
電池電源2は、複数の二次電池3を直列に接続して出力電圧を高くしている。複数の二次電池3は、直列に接続する個数で出力電圧を調整できる。二次電池3を直列接続個数は、出力電圧を100V〜300Vとする数である。
コンタクター4は、励磁コイル4aを電源回路8に接続している。コンタクターの励磁コイルは、インターロックリレー(図示せず)の接点を介して電源回路に接続することもできる。この電源装置は、インターロックリレーがオフになると、励磁コイルに通電されなくなって、コンタクターをオフに切り換える。コンタクター4は、接点を電池電源2の出力側に接続しており、オフ状態では電池電源2の出力電流を遮断する。
さらに、電源装置は、制御回路5がスイッチング素子9を介してコンタクター4をオンオフに切り換える。したがって、制御回路5の出力でオンオフに切り換えられるスイッチング素子9をコンタクター4の励磁コイル4aと直列に接続している。スイッチング素子9は、クラッシュセンサー1が遮断信号を出力するときに、制御回路5でオンからオフに切り換えられて、コンタクター4の励磁コイル4aの電流を遮断してコンタクター4をオフに切り換える。ただし、制御回路は、スイッチング素子を介することなく、コンタクターをオンオフに切り換えることもできる。
制御回路5は、クラッシュセンサー1から遮断信号が入力されるとコンタクター4をオンからオフに切り換えて、電池電源2の出力を遮断する。ただし、制御回路5は遮断信号の時間幅が極めて短いとき、たとえば入力される遮断信号が4msecよりも短時間であるときは、コンタクター4をオフに切り換えないで、オン状態に保持する。また、制御回路5は、遮断信号でコンタクター4をオンからオフに切り換えるときには、切換回路6が遮断信号を検出できる検出時間よりも長い時間の遮断信号を切換回路6に出力する。図の切換回路6は、遮断信号を検出するときに、負荷コンデンサー7をプリチャージしてからコンタクター4をオンに切り換える。
ただ、本発明の電源装置は、切換回路がコンタクターのオフ状態を検出し、コンタクターのオフ状態を検出するときに、負荷コンデンサーをプリチャージした後に、オフのコンタクターをオンに切り換えることもできる。この電源装置は、制御回路から出力される遮断信号でコンタクターをオフに切り換え、切換回路がコンタクターのオフ状態を検出して、負荷コンデンサーをプリチャージした後に、オフのコンタクターをオンに切り換える。
図5の制御回路5は、入力される遮断信号を、切換回路6が遮断信号を検出する検出時間よりも長い遮断信号として出力する。この制御回路5は、クラッシュセンサー1から遮断信号が入力される入力側に接続している反転回路である入力バッファ10と、この入力バッファ10の出力側に接続している第1タイマー11と、この第1タイマー11と並列に接続している、2個のバッファの直列回路である非反転回路12と、非反転回路12と第1タイマー11の出力が入力されるAND回路13と、このAND回路13から出力されるパルスでトリガーされる第2タイマー14とを備える。
第1タイマー11は、クラッシュセンサー1から、遮断信号がトリガーとして入力されるとカウントを開始して出力を”High”から”Low”とする。タイムアップすると、出力を”Low”から”High”とする。第1タイマー11は、第1設定時間を記憶する回路で、第1設定時間を、例えば4msecとしている。この第1設定時間は、コンタクター4をオフに切り換えない遮断信号の最大時間幅を特定する。したがって、第1設定時間は、たとえば1〜8msec、好ましくは2〜6msecとすることができる。
非反転回路12は、入力バッファ10から入力される遮断信号を、10nsec以下の時間遅らせてAND回路13の一方の入力側に入力する。この非反転回路は必ずしも必要でなく、入力バッファの出力をAND回路に入力することができる。また、非反転回路に代わって遅延回路を介して、入力バッファの遮断信号をAND回路に入力することもできる。
AND回路13は、第1タイマー11と非反転回路12の両方から入力される信号が”High”のときにかぎって”High”を出力する。したがって、第1タイマー11がタイムアップし、かつ非反転回路12から”High”が出力されるときに限って”High”を出力する。
第2タイマー14は、AND回路13から出力される”High”をトリガーとしてカウントを開始して、出力を”High”から”Low”とする。タイムアップすると、出力を”Low”から”High”とする。第2タイマー14は第2設定時間を記憶する回路で、第2設定時間を、例えば200msecとしている。第2設定時間は、切換回路6の検出時間、すなわち切換回路6が遮断信号を検出し、またはコンタクター4のオフ状態を検出できる時間よりも長く設定される。
たとえば、10msecのサンプリング周期で、5回以上連続して遮断信号又はコンタクター4のオフ状態を検出するときに、負荷コンデンサー7をプリチャージしてからコンタクター4をオンに切り換える切換回路6は、検出時間が40msecとなる。この切換回路6は、一定の周期で遮断信号又はコンタクター4のオフ状態を検出するマイクロコンピュータを備える。マイクロコンピュータは、遮断信号やコンタクター4のオフ状態の検出のみでなく、他の処理にも併用される。種々の処理を一定の周期で処理するので、遮断信号又はコンタクター4のオフ状態の検出に時間がかかる。切換回路6が遮断信号又はオフ状態を検出するまでに、オフになったコンタクター4がオンに切り換えられるのを阻止するために、図5の制御回路5は、第2タイマー14でもって、切換回路6が遮断信号又はオフ状態を検出する時間よりも遮断信号を長くする。
図5に示す制御回路5のタイミングチャートを図6と図7に示す。図7は入力される遮断信号の時間幅が、第1タイマー11の第1設定時間よりも短い状態を示す。このとき、制御回路5は、コンタクター4をオフにする遮断信号を出力しない。図6は遮断信号が第1タイマー11の第1設定時間よりも長い状態を示している。このとき、制御回路5は、切換回路6の検出時間よりも長い時間である200msecの遮断信号を出力する。
図6と図7のタイミングチャートにおける(1)〜(5)の信号波形は、図5の回路における下記の信号波形を示す。
(1) 制御回路5に入力される遮断信号
(2) 第1タイマー11の出力で、AND回路13の一方の入力信号
(3) 非反転回路12の出力で、AND回路13の他方の入力信号
(4) AND回路13の出力信号で、第2タイマー14の入力信号
(5) 第2タイマー14の出力信号で制御回路5の出力信号
[遮断信号の時間が第1設定時間よりも短いとき(図7)]
入力バッファ10は、入力される遮断信号を”Low”から”High”に反転して出力する。第1タイマー11は、入力される遮断信号をトリガーとしてカウントを開始し、タイムアップするまで、すなわち4msecの間は”Low”を出力する。非反転回路12はnsecのオーダーで遮断信号を遅延してAND回路13に入力する。AND回路13は、両方の入力が”High”となる時間がないので、出力は連続して”Low”となる。このため、第2タイマー14にトリガー信号が入力されず、第2タイマー14はカウントを開始しない。したがって、第2タイマー14は出力を変化させることなく、”High”の状態を保持する。したがって、制御回路5は遮断信号を出力せずコンタクター4をオンからオフに切り換えない。
[遮断信号の時間が第1設定時間よりも長いとき(図6)]
入力バッファ10は、入力される遮断信号を”Low”から”High”に反転して出力する。第1タイマー11は、入力される遮断信号をトリガーとしてカウントを開始し、タイムアップするまで、すなわち4msecの間は”Low”を出力する。非反転回路12はnsecのオーダーで遮断信号を遅延してAND回路13に入力する。ここまでは、前述の状態と同じ。
AND回路13は、第1タイマー11がタイムアップし、かつ遮断信号が入力されなくなるまでの間において、両方の入力が”High”となる。したがって、この時間帯においては、出力を”High”とする。AND回路13から出力される”High”信号は、第2タイマー14をトリガーして、第2タイマー14にカウントを開始させる。第2タイマー14は、カウントを開始すると、出力を”Low”に切り換え、タイムアップするまで、すなわち200msecの間は”Low”を保持する。したがって、この状態において、制御回路5は、コンタクター4をオンからオフに切り換えると共に、時間幅を200msecとする遮断信号を出力する。
制御回路5から200msecの遮断信号が出力されると、遮断信号が検出時間よりも長いので、切換回路6は遮断信号を正確に検出する。切換回路6の検出時間は、前述の例では40msecであるから、この時間に比較して充分に長い遮断信号が、制御回路5から切換回路6に出力されるからである。図8は、制御回路5に入力される遮断信号の時間が第1設定時間よりも短いときと、長いときとにおける制御回路5の出力信号と、切換回路6の検出タイミングを示している。
切換回路6は、以下の動作でコンタクター4とプリチャージ回路15の両方を制御して、オフ状態のコンタクター4をオン状態に切り換える。切換回路6は、制御回路5から検出時間よりも長い遮断信号が入力されると、コンタクター4をオンからオフに切り換える。その後、遮断信号が入力されなくなると、負荷コンデンサー7をプリチャージ回路15でプリチャージした後、オフ状態のコンタクター4をオンに切り換える。
プリチャージ回路15は、プリチャージ抵抗16とスイッチの直列回路である。プリチャージ回路15のスイッチは、プリチャージリレー17の接点で、プリチャージリレー17は、励磁コイル17aをプリチャージスイッチング素子18に接続して、プリチャージスイッチング素子18を切換回路6でオンオフに制御している。この回路は、切換回路6がプリチャージスイッチング素子18と−側コンタクター4Bのスイッチング素子9をオンにすると、プリチャージリレー17の接点と−側コンタクター4Bの接点がオンに切り換えられて、プリチャージ回路15が負荷コンデンサー7を充電する。したがって、切換回路6は、オフのコンタクター4をオンに切り換える前に、プリチャージスイッチング素子18と−側コンタクター4Bのスイッチング素子9をオンに切り換え、プリチャージスイッチング素子18と−側コンタクター4Bのスイッチング素子9でプリチャージリレー17の接点と−側コンタクター4Bの接点をオンとして負荷コンデンサー7を充電する。負荷コンデンサー7を充電してプリチャージされた後、オフの+側コンタクター4Aのスイッチング素子9をオンに切り換える。コンタクター4がオンに切り換えられると、プリチャージスイッチング素子18をオフにして、プリチャージリレー17の接点をオフに切り換える。
負荷コンデンサー7は、電源装置の+側出力19と−側出力20に接続される負荷に内蔵される大容量のコンデンサーである。この負荷コンデンサー7は、電池電源2と並列に接続されて、実質的に出力できる瞬間出力を大きくしている。負荷コンデンサー7は、瞬間的に大きな出力が要求されるときに放電されて、電池電源2の実質的な出力を大きくする。負荷コンデンサー7が瞬間的に出力できる電力は、静電容量を大きくして増加できる。このため、負荷コンデンサー7には、たとえば数千μFと大きな静電容量のものが使用される。
クラッシュセンサー1は、車両の衝突等を検出するセンサーで、慣性力を検出するイナーシャセンサー、衝撃センサー、Gセンサーである。さらに、クラッシュセンサー1は、車両が変形したことを検出するセンサーも使用できる。クラッシュセンサー1は、ノーマルオンのスイッチで、衝撃等を検出する緊急時には、オンからオフに切り換えられて遮断信号を出力する。
クラッシュセンサー1は、車両の前後に配置され、あるいは前または後ろに配置される。車両に複数のクラッシュセンサー1を配置する場合、いずれかのクラッシュセンサー1が衝撃を検出すると、コンタクター4をオフに切り換えるようにする。
図の電源装置は、電池電源2の+−の出力を遮断する+側コンタクター4Aと−側コンタクター4Bを備えている。+側コンタクター4Aと−側コンタクター4Bは、同時にオフに制御されて、電池電源2の+−の出力を遮断する。+側コンタクター4Aは、電池電源2の+側と+側出力19との間に接点を接続しており、−側コンタクター4Bは、電池電源2の−側と−側出力20との間に接点を接続している。
従来の車両用の電源装置の一例を示す概略構成図である。 従来の車両用の電源装置の他の一例を示す概略構成図である。 図1の電源装置に図2のプリチャージ回路を配設してなる電源装置を示す概略構成図である。 本発明の一実施例にかかる車両用の電源装置の概略構成図である。 図4に示す電源装置の制御回路の一例を示す回路図である。 図5に示す制御回路のタイミングチャートであって、入力される遮断信号が第1設定時間よりも長い状態を示す図である。 図5に示す制御回路のタイミングチャートであって、入力される遮断信号が第1設定時間よりも短い状態を示す図である。 制御回路の入力信号および出力信号と切換回路の検出タイミングを示す図である。
符号の説明
1…クラッシュセンサー
2…電池電源
3…二次電池
4…コンタクター 4A…+側コンタクター
4B…−側コンタクター
4a…励磁コイル
5…制御回路
6…切換回路
7…負荷コンデンサー
8…電源回路
9…スイッチング素子
10…入力バッファ
11…第1タイマー
12…非反転回路
13…AND回路
14…第2タイマー
15…プリチャージ回路
16…プリチャージ抵抗
17…プリチャージリレー 17a…励磁コイル
18…プリチャージスイッチング素子
19…+側出力
20…−側出力
31…クラッシュセンサー
33…インターロックリレー
34…コンタクター
44…コンタクター
45…プリチャージ回路
46…コントローラー
47…負荷コンデンサー
51…クラッシュセンサー
54…コンタクター
55…プリチャージ回路
56…コントローラー
57…負荷コンデンサー

Claims (6)

  1. 二次電池(3)の出力側に接続されて、オフ状態で出力電流を遮断するコンタクター(4)と、このコンタクター(4)をクラッシュセンサー(1)から入力される遮断信号でオンからオフに切り換える遮断信号を出力する制御回路(5)と、この制御回路(5)から出力される遮断信号、又はコンタクター(4)のオフ状態を一定の周期で検出して、遮断信号又はコンタクター(4)のオフ状態を検出すると、負荷コンデンサー(7)をプリチャージしてからコンタクター(4)をオン状態に切り換えるように制御する切換回路(6)とを備えており、
    制御回路(5)は、コンタクター(4)がオンからオフに切り換えられる状態において、切換回路(6)が遮断信号を検出でき、又はコンタクター(4)のオフ状態を検出できる検出時間よりも長い時間の遮断信号を切換回路(6)に出力し、この遮断信号でもって切換回路(6)は、負荷コンデンサー(7)をプリチャージした後にコンタクター(4)をオフからオンに切り換えるようにしてなる車両用の電源装置。
  2. 制御回路(5)が第1設定時間を記憶しており、この第1設定時間よりも長い遮断信号でコンタクター(4)がオフに切り換えられる請求項1に記載される車両用の電源装置。
  3. 制御回路(5)は、切換回路(6)が遮断信号を検出し、又はコンタクター(4)のオフ状態を検出できる検出時間を検出できる検出時間よりも長い第2設定時間を記憶しており、第2設定時間の遮断信号を切換回路(6)に出力する請求項1に記載される車両用の電源装置。
  4. 制御回路(5)が、第1設定時間を記憶する第1タイマー(11)と、第2設定時間を記憶する第2タイマー(14)とを備えている請求項2及び3に記載される車両用の電源装置。
  5. 制御回路(5)が、スイッチング素子(9)を介してコンタクター(4)をオンオフに制御する請求項1に記載される車両用の電源装置。
  6. 切換回路(6)が、予め設定された回数連続して遮断信号を検出し、又はコンタクター(4)のオフ状態を検出すると、プリチャージしてコンタクター(4)をオンに切り換える請求項1に記載される車両用の電源装置。
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