JP2017017642A - 駆動装置及びコンバータユニット - Google Patents

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貴史 川上
Takashi Kawakami
貴史 川上
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Abstract

【課題】開閉素子の故障を確実に検出することができる駆動装置及び該駆動装置を備えるコンバータユニットを提供する。【解決手段】駆動装置は、直列に接続した複数の開閉素子を備える。駆動装置は、複数の開閉素子の開閉を制御する制御部と、被駆動部に流れる電流又は被駆動部に印加される電圧を検出する検出部と、制御部が複数の開閉素子の開閉を制御した場合に検出部で検出する電流又は電圧に基づいて、複数の開閉素子の故障を判定する判定部とを備え、判定部は、被駆動部が駆動される前の所定の判定タイミングで故障を判定する。【選択図】図2

Description

本発明は、直列に接続した複数の開閉素子を介して被駆動部を駆動する駆動装置及び該駆動装置を備えるコンバータユニットに関する。
車載電源又は所定の電気負には、充放電の制御又は給電の制御のため通常のリレーの他にラッチリレーが接続されている場合がある。ラッチリレーは、接点をオンするオンコイル及び接点をオフするオフコイルを備え、コイルに励磁電流が供給された場合、接点をオン又はオフすることができ、その後励磁電流を供給しなくても接点の状態を保持することができる(特許文献1参照)。
ラッチリレーを駆動するためには、スイッチ(開閉素子)を介してオンコイル及びオフコイルそれぞれを所定の電源に接続し、スイッチをオンすることによりコイルに励磁電流を流す。しかし、スイッチが短絡故障した場合、コイルに常時電流が流れるため、コイルが焼損することがある。そこで、駆動回路にスイッチを2個直列に接続して、一方のスイッチが短絡故障しても他方のスイッチがオフであればコイルに常時電流が流れる事態を防止することができる。
特開2000−50513号公報
直列に接続された複数のスイッチのうち、一方のスイッチが故障した場合でも、コイルに常時電流が流れることは防止できるが、他方のスイッチがいつ故障するか分からないため、一方のスイッチが故障した場合には、確実に故障を検出する必要がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、開閉素子の故障を確実に検出することができる駆動装置及び該駆動装置を備えるコンバータユニットを提供することを目的とする。
本発明に係る駆動装置は、直列に接続した複数の開閉素子を備え、該複数の開閉素子を介して被駆動部を駆動する駆動装置において、前記複数の開閉素子の開閉を制御する制御部と、前記被駆動部に流れる電流又は該被駆動部に印加される電圧を検出する検出部と、前記制御部が前記複数の開閉素子の開閉を制御した場合に前記検出部で検出する電流又は電圧に基づいて、前記複数の開閉素子の故障を判定する判定部とを備え、該判定部は、前記被駆動部が駆動される前の所定の判定タイミングで故障を判定することを特徴とする。
本発明にあっては、駆動装置は、直列に接続した複数の開閉素子の開閉を制御する制御部と、被駆動部(例えば、リレーのコイル)に流れる電流又は被駆動部に印加される電圧を検出する検出部と、制御部が複数の開閉素子の開閉を制御した場合に検出部で検出する電流又は電圧に基づいて、複数の開閉素子の故障を判定する判定部とを備える。例えば、複数の開閉素子のうち一の開閉素子を除いて他の開閉素子を開とした場合に、被駆動部に電流が流れ、あるいは被駆動部に電圧が印加されたときは、当該一の開閉素子が故障(ショート故障)していると判定することができる。
判定部は、被駆動部が駆動される前の所定の判定タイミングで故障を判定する。これにより、複数の開閉素子のうち一の開閉素子が故障している場合、所定の判定タイミングで故障を検出することができるので、一の開閉素子以外の他の開閉素子が故障となる前に確実に開閉素子の故障を検出することができる。
本発明に係る駆動装置は、前記判定部は、前記制御部が一の開閉素子を除く他の開閉素子を閉とした場合に前記検出部で検出する電流に基づいて前記一の開閉素子の故障を判定することを特徴とする。
本発明にあっては、判定部は、制御部が一の開閉素子を除く他の開閉素子を閉とした場合に検出部で検出する電流に基づいて一の開閉素子の故障を判定する。例えば、制御部が一の開閉素子を除く他の開閉素子を閉とした場合に検出部が電流を検出したときは、一の開閉素子を開と制御しているにも関わらず閉状態となっていることから、当該一の開閉素子は故障(ショート故障)していると判定することができる。また、制御部が一の開閉素子を除く他の開閉素子を閉とした場合に検出部が電流を検出しないときは、一の開閉素子は、制御のとおり開となっているので、当該一の開閉素子は故障していないと判定することができる。
本発明に係る駆動装置は、前記判定部は、前記制御部が一の開閉素子を除く他の開閉素子を閉とした場合に前記検出部で検出する電流が所定の電流閾値以上であるときは、前記一の開閉素子の故障と判定することを特徴とする。
本発明にあっては、判定部は、制御部が一の開閉素子を除く他の開閉素子を閉とした場合に検出部で検出する電流が所定の電流閾値以上であるときは、一の開閉素子の故障と判定する。複数の開閉素子すべてが閉のときに被駆動部に流れる電流が電流閾値以上となるように電流閾値を予め設定しておくことにより、一の開閉素子の故障を判定することができる。
本発明に係る駆動装置は、前記判定部は、前記制御部が前記複数の開閉素子を閉とした場合に前記検出部で検出する電圧が所定の電圧閾値以下であるときは、前記複数の開閉素子の少なくとも1つの故障と判定することを特徴とする。
本発明にあっては、判定部は、制御部が複数の開閉素子を閉とした場合に検出部で検出する電圧が所定の電圧閾値以下であるときは、複数の開閉素子の少なくとも1つの故障と判定する。複数の開閉素子を閉とした場合に、複数の開閉素子すべてが正常であるときには、被駆動部には電圧が印加されるので、検出部は電圧閾値を超える電圧を検出する。しかし、開閉素子の1つでも故障(オープン故障)している場合には、被駆動部には電圧が印加されないので、検出部が検出する電圧は電圧閾値以下となる。これにより、複数の開閉素子の少なくとも1つの故障(オープン故障)を検出することができる。
本発明に係る駆動装置は、前記被駆動部を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、駆動装置は、被駆動部を備える。被駆動部は、例えば、リレーであり、電路を開閉する接点、接点をオン又はオフするコイルなどを備える。
本発明に係る駆動装置は、前記被駆動部は、所定の負荷への通電を制御するリレーのコイルであることを特徴とする。
本発明にあっては、被駆動部は、所定の負荷への通電を制御するリレーのコイルである。所定の負荷は、例えば、二次電池、電装品などである。
本発明に係る駆動装置は、前記被駆動部は、電路を開閉する接点を閉とする第1コイル及び該接点を開とする第2コイルとを有するラッチリレーであり、直列に接続した複数の開閉素子を前記第1コイルに直列に接続し、さらに、別の直列に接続した複数の開閉素子を前記第2コイルに直列に接続してあることを特徴とする。
本発明にあっては、被駆動部は、電路を開閉する接点を閉とする第1コイル及び接点を開とする第2コイルとを有するラッチリレーであり、直列に接続した複数の開閉素子を第1コイルに直列に接続し、さらに、別の直列に接続した複数の開閉素子を第2コイルに直列に接続してある。接点をオン、オフさせるためには、ラッチリレーの第1コイル、第2コイルに比較的短いパルスの電流を駆動すればよい。このため、第1コイル又は第2コイルに常時電流が流れる状態となるとコイルが焼損する可能性が高くなる。上述の構成によれば、コイルに常時電流が流れる事態を回避することができ、ラッチリレーの焼損を未然に防ぐことができる。
本発明に係るコンバータユニットは、前述の発明のいずれか1つに係る駆動装置と、昇降圧回路とを備え、前記昇降圧回路は、前記被駆動部に接続してあることを特徴とする。
本発明にあっては、コンバータユニットは、駆動装置と、昇降圧回路とを備え、昇降圧回路は、被駆動部に接続してある。これにより、開閉素子の故障を確実に検出することができるコンバータユニットを実現することができる。
本発明によれば、開閉素子の故障を確実に検出することができる。
本実施の形態の駆動装置を備える車載機器の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の駆動回路の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の駆動回路によるスイッチの異常の有無の判定の第1実施例を示すタイムチャートである。 本実施の形態の駆動回路によるスイッチの異常の有無の判定の第2実施例を示すタイムチャートである。 本実施の形態の駆動回路によるスイッチの異常の有無の判定の第3実施例を示すタイムチャートである。 本実施の形態の駆動回路によるスイッチの異常の有無の判定の第4実施例を示すタイムチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の駆動装置を備える車載機器の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、車載機器は、DC/DCコンバータユニット50、充電制御ユニット60、被駆動部としてのラッチリレー70、発電機81、負荷82、第1蓄電池83、第2蓄電池84などを備える。DC/DCコンバータユニット50は、昇降圧回路10、駆動装置としての駆動回路20などを備える。第1蓄電池83は、例えば、バッテリであり、第2蓄電池84は、例えば、リチウムイオン電池等の二次電池である。なお、本実施の形態の駆動装置に、駆動回路20に加えてラッチリレー70を具備してもよい。また、本実施の形態の車載機器が、少なくともDC/DCコンバータユニット50、ラッチリレー70及び第2蓄電池84を備えるものであってもよい。
ラッチリレー70は、ラッチリレー70をオンするためのオンコイル71、オフするためのオフコイル72、DC/DCコンバータユニット50と第2蓄電池84との間に介装された接点73などを備える。ラッチリレー70は、オンコイル71に所定のパルス電圧を印加することにより、接点73がオン(閉)となり、パルス電圧がなくなった後でもオン状態を保持する。また、ラッチリレー70は、オフコイル72に所定のパルス電圧を印加することにより、接点73がオフ(開)となり、パルス電圧がなくなった後でもオフ状態を保持する。
DC/DCコンバータユニット50は、端子1、2、3、4、5を備える。DC/DCコンバータユニット50の端子1には、充電制御ユニット60を接続してある。DC/DCコンバータユニット50の端子2には、ラッチリレー70を介して第2蓄電池84を接続してある。DC/DCコンバータユニット50の端子3には、発電機81、電装品などの負荷82、第1蓄電池83を接続してある。また、DC/DCコンバータユニット50の端子4、5には、ラッチリレー70のオンコイル71の一端、オフコイル72の一端を接続してある。
発電機81は、エンジン(不図示)と連動して電力を発生し、あるいは車両の制動動作と連動して回生電力を発生する。発電機81は、整流器(不図示)を備え、発生した電力を直流に整流し、整流した直流を負荷82、第1蓄電池83、昇降圧回路10へ出力する。
昇降圧回路10は、充電制御ユニット60の制御の下、発電機81が出力した直流を所要の電圧値の直流に変換し、第2蓄電池84を充電する。また、昇降圧回路10は、ラッチリレー70に接続してある。より具体的には、ラッチリレー70の接点73を開閉することにより、昇降圧回路10と第2蓄電池84との間の電路を開閉する。
駆動回路20は、第2蓄電池84を充電する場合、あるいは第2蓄電池84から給電する場合、ラッチリレー70のオンコイル71に所定のパルス電圧を印加して接点73をオン(閉)にする。また、駆動回路20は、第2蓄電池84を使用しない場合、ラッチリレー70のオフコイル72に所定のパルス電圧を印加して接点73をオフ(開)にして、第2蓄電池84の無駄の放電を防止する。
図2は本実施の形態の駆動回路20の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、駆動回路20は、マイコン21、所定の電源とオンコイル71の一端との間の電路に直列接続された開閉素子としてのスイッチ22、23、オンコイル71に流れる電流を検出する検出部としての電流検出部24、オンコイル71に印加される電圧を検出する検出部としての電圧検出部25を備える。また、駆動回路20は、所定の電源とオフコイル72の一端との間の電路に直列接続された開閉素子としてのスイッチ26、27、オフコイル72に流れる電流を検出する検出部としての電流検出部28、オフコイル72に印加される電圧を検出する検出部としての電圧検出部29などを備える。
スイッチ22、23、26、27は、電路を開閉することができるものであれば何でもよく、例えば、トランジスタ、FET等のスイッチング素子でもよく、機械式のリレーでもよい。
マイコン21は、駆動信号T1、T2、T3、T4により、それぞれスイッチ22、23、26、27のオン(閉)、オフ(開)を制御する。すなわち、マイコン21は、制御部としての機能を有し、直列に接続した複数のスイッチ(開閉素子)の開閉を制御する。
電流検出部24は、オンコイル71に流れる電流を検出し、検出した電流をマイコン21へ出力する。電圧検出部25は、オンコイル71に印加される電圧を検出し、検出した電圧をマイコン21へ出力する。また、電流検出部28は、オフコイル72に流れる電流を検出し、検出した電流をマイコン21へ出力する。電圧検出部29は、オフコイル72に印加される電圧を検出し、検出した電圧をマイコン21へ出力する。
マイコン21は、判定部としての機能を有し、駆動信号T1〜T4に基づいてスイッチ22、23、26、27の開閉を制御した場合に、電流検出部24、28で検出した電流、あるいは電圧検出部25、29で検出した電圧に基づいて、複数のスイッチ22、23、26、27の故障の有無を判定する。
ラッチリレー70は、電路を開閉する接点73を閉とする第1コイルとしてのオンコイル71及び接点73を開とする第2コイルとしてのオフコイル72とを有する。直列に接続した複数のスイッチ22、23をオンコイル71に直列に接続し、さらに、別の直列に接続した複数のスイッチ26、27をオフコイル72に直列に接続してある。
以下、本実施の形態の駆動回路20の動作について説明する。まず、オンコイル71の一端に直列に接続されるスイッチ22、23の故障の有無の判定方法について説明する。
図3は本実施の形態の駆動回路20によるスイッチ22、23の異常の有無の判定の第1実施例を示すタイムチャートである。図3に示すように、マイコン21は、所定長さのパルス電圧である駆動信号T1を出力する。その後、マイコン21は、駆動信号T1を出力している状態で、所定長さのパルス電圧である駆動信号T2を出力する。その後、マイコン21は、駆動信号T2を出力している状態で駆動信号T1の出力を停止する。
駆動信号T1及び駆動信号T2の両方が出力されている状態において、電流検出部24が電流I1を検出するか、あるいは電圧検出部25が電圧V1を検出した場合、スイッチ22、23の両方とも正常であると判定することができる。
また、マイコン21が一のスイッチを除く他のスイッチを閉とした場合に電流検出部24が電流を検出しないとき、あるいは電圧検出部25が電圧を検出しないときは、一のスイッチは、マイコン21の制御のとおり開となっているので、当該一のスイッチは故障していないと判定することができる。
図4は本実施の形態の駆動回路20によるスイッチ22、23の異常の有無の判定の第2実施例を示すタイムチャートである。図4に示すように、マイコン21は、所定長さのパルス電圧である駆動信号T1を出力する。その後、マイコン21は、駆動信号T1を出力している状態で、所定長さのパルス電圧である駆動信号T2を出力する。その後、マイコン21は、駆動信号T2を出力している状態で駆動信号T1の出力を停止する。
駆動信号T1及び駆動信号T2の両方が出力されている状態において、電流検出部24が電流I1を検出するか、あるいは電圧検出部25が電圧V1を検出した場合、スイッチ22、23の両方とも正常であると判定することができる。しかし、駆動信号T2が出力されている状態で駆動信号T1の出力が停止されたにもかかわらず、電流検出部24が電流I1を検出するか、あるいは電圧検出部25が電圧V1を検出した場合には、駆動信号T1で制御されるスイッチ22がショートしていると判定することができる。
この場合、マイコン21は、駆動信号T1の出力を停止した時点から所定時間Δtが経過した時点でスイッチ22が故障(ショート故障)であると判定する。所定時間Δtは、マイコン21が故障判断に要する時間であり、例えば、電流検出部24で検出した電流又は電圧検出部25で検出した電圧を所定のサプリング周期で複数回確認するのに要する時間である。所定時間Δtを設けることにより、誤判定を防止することができる。
図5は本実施の形態の駆動回路20によるスイッチ22、23の異常の有無の判定の第3実施例を示すタイムチャートである。図5に示すように、マイコン21は、所定長さのパルス電圧である駆動信号T1を出力する。その後、マイコン21は、駆動信号T1を出力している状態で、所定長さのパルス電圧である駆動信号T2を出力する。その後、マイコン21は、駆動信号T2を出力している状態で駆動信号T1の出力を停止する。
駆動信号T2が出力されていない状態で駆動信号T1が出力された場合に、電流検出部24が電流I1を検出するか、あるいは電圧検出部25が電圧V1を検出した場合には、駆動信号T2で制御されるスイッチ23がショートしていると判定することができる。
この場合、マイコン21は、駆動信号T1を出力した時点から所定時間Δtが経過した時点でスイッチ23が故障(ショート故障)であると判定する。所定時間Δtは、前述のとおり、マイコン21が故障判断に要する時間である。
上述のとおり、直列に接続された複数のスイッチ22、23のうち一のスイッチを除いて他のスイッチを開とした場合に、オンコイル71に電流が流れ、あるいはオンコイル71に電圧が印加されたときは、当該一のスイッチが故障(ショート故障)していると判定することができる。
より具体的には、マイコン21は、一のスイッチを除く他のスイッチを閉とした場合に電流検出部24で検出する電流が所定の電流閾値以上であるときは、一のスイッチが故障(ショート故障)であると判定することができる。複数のスイッチ22、23すべてが閉のときにオンコイル71に流れる電流が電流閾値以上となるように電流閾値を予め設定しておくことにより、一のスイッチの故障を判定することができる。
図6は本実施の形態の駆動回路20によるスイッチ22、23の異常の有無の判定の第4実施例を示すタイムチャートである。図6に示すように、マイコン21は、所定長さのパルス電圧である駆動信号T1を出力する。その後、マイコン21は、駆動信号T1を出力している状態で、所定長さのパルス電圧である駆動信号T2を出力する。その後、マイコン21は、駆動信号T2を出力している状態で駆動信号T1の出力を停止する。
駆動信号T1及び駆動信号T2の両方が出力されている状態において、電流検出部24が電流I1を検出しない、あるいは電圧検出部25が電圧V1を検出しない場合、スイッチ22、23の少なくとも一方が故障(オープン故障)していると判定することができる。
この場合、マイコン21は、駆動信号T2を出力した時点から所定時間Δtが経過した時点でスイッチ23が故障(オープン故障)であると判定する。所定時間Δtは、前述のとおり、マイコン21が故障判断に要する時間である。
すなわち、マイコン21は、複数のスイッチ22、23を閉とした場合に電流検出部24で検出する電流が0又は所定値以下である場合、あるいは電圧検出部25で検出する電圧が所定の電圧閾値以下であるときは、複数のスイッチ22、23の少なくとも1つに故障(オープン故障)があると判定することができる。複数のスイッチ22、23を閉とした場合に、複数のスイッチ22、23すべてが正常であるときには、オンコイル71には電圧が印加されるので、電流検出部24は所定値を超える電流を検出し、電圧検出部25は電圧閾値を超える電圧を検出する。しかし、スイッチ22、23の1つでも故障(オープン故障)している場合には、オンコイル71には電圧が印加されないので、電流検出部24で検出する電流は0又は所定値以下となり、電圧検出部25が検出する電圧は電圧閾値以下となる。これにより、複数のスイッチ22、23の少なくとも1つの故障(オープン故障)を検出することができる。
なお、電流検出部24、電圧検出部25は、いずれか一方だけを設ける構成でもよい。
オフコイル72の一端に直列に接続されるスイッチ26、27の故障の有無の判定方法については、図3〜図6の例において、駆動信号T1、T2を駆動信号T3、T4と読み替え、電流検出部24を電流検出部28と読み替え、電流I1をI2と読み替え、電圧検出部25を電圧検出部28と読み替え、電圧V1をV2と読み替えればよいので、説明は省略する。
マイコン21は、オンコイル71又はオフコイル72が駆動される前の所定の判定タイミングで故障の有無を判定する。所定の判定タイミングは、例えば、ラッチリレー70を駆動する直前(例えば、100ms以内)、あるいはIGON(イグニッションオン)直後(例えば、200ms以内)とすることができるが、これに限定されるものではない。これにより、直列接続された複数のスイッチのうち一のスイッチが故障している場合、所定の判定タイミングで故障を検出することができるので、一のスイッチ以外の他のスイッチが故障となる前(より具体的には、故障が顕在化する前)に確実にスイッチの故障を検出することができる。
ラッチリレー70の接点73をオン、オフさせるためには、ラッチリレーのオンコイル71、オフコイル72に比較的短いパルスの電流を駆動すればよい。このため、オンコイル71又はオフコイル72に常時電流が流れる状態となるとコイルが焼損する可能性が高くなる。上述の構成によれば、コイルに常時電流が流れる事態を回避することができ、ラッチリレー70の焼損を未然に防ぐことができる。
本実施の形態によれば、開閉素子の故障を確実に検出することができるコンバータユニット及び車載機器を実現することができる。
上述の実施の形態において、駆動回路20がラッチリレー70を有する構成であってもよい。
上述の実施の形態では、被駆動部として、ラッチリレーについて説明したが、被駆動部としては、ラッチリレーに限定されるものではなく、通常のリレー(リレーコイル)でもよい。また、所定の負荷は、蓄電池に限定されるものではなく、他の電装品等であってもよい。
以上に開示された実施の形態及び実施例は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態及び実施例ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての修正や変形を含むものと意図される。
1、2、3、4、5 端子
10 昇降圧回路
20 駆動回路(駆動装置)
21 マイコン(制御部、判定部)
22、23、26、27 スイッチ(開閉素子)
24、28 電流検出部(検出部)
25、29 電圧検出部(検出部)
50 DC/DCコンバータユニット
60 充電制御ユニット
70 ラッチリレー(被駆動部)
71 オンコイル(第1コイル)
72 オフコイル(第2コイル)
73 接点
81 発電機
82 負荷
83 第1蓄電池
84 第2蓄電池

Claims (8)

  1. 直列に接続した複数の開閉素子を備え、該複数の開閉素子を介して被駆動部を駆動する駆動装置において、
    前記複数の開閉素子の開閉を制御する制御部と、
    前記被駆動部に流れる電流又は該被駆動部に印加される電圧を検出する検出部と、
    前記制御部が前記複数の開閉素子の開閉を制御した場合に前記検出部で検出する電流又は電圧に基づいて、前記複数の開閉素子の故障を判定する判定部と
    を備え、
    該判定部は、
    前記被駆動部が駆動される前の所定の判定タイミングで故障を判定することを特徴とする駆動装置。
  2. 前記判定部は、
    前記制御部が一の開閉素子を除く他の開閉素子を閉とした場合に前記検出部で検出する電流に基づいて前記一の開閉素子の故障を判定することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記判定部は、
    前記制御部が一の開閉素子を除く他の開閉素子を閉とした場合に前記検出部で検出する電流が所定の電流閾値以上であるときは、前記一の開閉素子の故障と判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記判定部は、
    前記制御部が前記複数の開閉素子を閉とした場合に前記検出部で検出する電圧が所定の電圧閾値以下であるときは、前記複数の開閉素子の少なくとも1つの故障と判定することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の駆動装置。
  5. 前記被駆動部を備えることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の駆動装置。
  6. 前記被駆動部は、
    所定の負荷への通電を制御するリレーのコイルであることを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。
  7. 前記被駆動部は、
    電路を開閉する接点を閉とする第1コイル及び該接点を開とする第2コイルとを有するラッチリレーであり、
    直列に接続した複数の開閉素子を前記第1コイルに直列に接続し、
    さらに、別の直列に接続した複数の開閉素子を前記第2コイルに直列に接続してあることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の駆動装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の駆動装置と、昇降圧回路とを備え、前記昇降圧回路は、前記被駆動部に接続してあることを特徴とするコンバータユニット。
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