JP2005176240A - コンテンツデータ再生装置、広告情報配信システム、広告情報配信方法、コンテンツデータ再生プログラム及び情報記録媒体 - Google Patents

コンテンツデータ再生装置、広告情報配信システム、広告情報配信方法、コンテンツデータ再生プログラム及び情報記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2005176240A
JP2005176240A JP2003416964A JP2003416964A JP2005176240A JP 2005176240 A JP2005176240 A JP 2005176240A JP 2003416964 A JP2003416964 A JP 2003416964A JP 2003416964 A JP2003416964 A JP 2003416964A JP 2005176240 A JP2005176240 A JP 2005176240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
advertisement information
reproduction
content data
information
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003416964A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Ito
直人 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2003416964A priority Critical patent/JP2005176240A/ja
Priority to EP04029453A priority patent/EP1544772A1/en
Priority to US11/011,277 priority patent/US20050144201A1/en
Publication of JP2005176240A publication Critical patent/JP2005176240A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0207Discounts or incentives, e.g. coupons or rebates
    • G06Q30/0226Incentive systems for frequent usage, e.g. frequent flyer miles programs or point systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/02Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
    • G06Q30/0241Advertisements
    • G06Q30/0242Determining effectiveness of advertisements

Abstract

【課題】 現在流通しているDVD等のメディアを利用しつつ、当該メディアの再生時に広告情報を付加、再生する。
【解決手段】 IDカードCには、ユーザUがパッケージメディアMの購入時に広告情報の再生を許容したメディアMに対応するメディアIDが記録されている。メディア再生装置MP-kは、メディアMの再生に際し、IDカードCからメディアIDを取得し、当該メディアIDに基づいて広告情報の再生の可否を判定して、許容されていると判定した場合に、パッケージメディアMを再生しつつ、管理サーバCSから取得した広告情報を再生する。ただし、パッケージメディアMの購入時にユーザUが広告情報の挿入再生を許容した場合でも、当該再生時にユーザUが広告情報の再生を禁止したい場合がある。そこで、再生に際して、ユーザUの判断を仰ぎ、ユーザUが広告情報の再生を禁止すると広告情報を再生することなく、パッケージメディアMを再生する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンテンツデータを記録再生するシステムに関し、特にコンテンツデータの再生中に広告情報を挿入する技術に関する。
従来から、DVD等のメディアに映画等のコンテンツデータを記録した、所謂、パッケージメディアが販売されている。この種のパッケージメディアにおいては、広告内容を示す広告情報がコンテンツデータと共に記録されており、メディアの再生時にコンテンツデータと共に再生されている。
かかる広告情報は、メディアの製造時にディスクに記録されるものであるため、製造後に広告情報を差し替えることはできず、メディアの製造から1年も経過すれば広告主が期待する宣伝広告効果が得られない。特に、この主のメディアがレンタルされている近年の経済状況下においては、メディアの製造後、1年程度経過した後に、メディアが再生される場合もあり、製造時に記録された広告情報が全く効果を奏さない場合も少なくない。
そこで、メディアの再生時に一定のタイミングで広告情報を付加することにより、逐次、広告情報を付加してパッケージメディアを再生する技術が提案されている(特許文献1)。
特開2003−87747号公報
しかしながら、上述した特許文献1にかかる発明は、広告情報の再生を制御するための情報を予めメディアに記録しておき、当該情報に基づいて広告情報の付加、再生を行うものである。従って、専用メディアと当該メディアの再生装置が無ければ、同発明を実現することができず、実用化に大きな制約を受けることとなる。
また、同特許文献1にかかる発明においては、パッケージメディアを購入した時点で広告情報の付加頻度等が決定されてしまう。このため、同発明においては、一度パッケージメディアを購入してしまうと、事後的に広告情報を挿入したり、逆に、広告情報の再生を制限したりすることができず、ユーザの意図を反映して広告情報の付加、再生を行うことができない。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、現在流通しているDVD等のメディアを利用しつつ、当該メディアの再生時に広告情報を付加、再生することを可能とすると共に、メディアの再生時にユーザの意図を反映しつつ広告情報を付加、再生することを可能とするコンテンツデータ再生装置、広告情報配信システム、広告情報配信方法、コンテンツデータ再生プログラム及び情報記録媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本願の一つの観点では、コンテンツデータ再生装置は、第1記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生する再生手段と、前記第1記録媒体の識別情報である媒体識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記取得した媒体識別情報に基づいて、前記コンテンツデータの再生時に広告内容を示す広告情報の再生をユーザが許容しているか否かを示す再生許容情報を前記第1記録媒体と異なる第2記録媒体または外部装置の何れか一方から取得する再生許容情報取得手段と、少なくとも前記再生許容情報に基づき、前記広告情報の再生の可否を判定する判定手段と、前記広告情報を外部から取得する広告情報取得手段と、を具備し、前記再生手段は、前記判定手段によって前記広告情報の再生が許容されているものと判定された場合に、前記コンテンツデータを再生しつつ、前記取得された広告情報を再生する。
また、本願の他の観点では、広告情報配信システムは、第1記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生するコンテンツデータ再生装置に対し、広告内容を示す広告情報を配信する広告情報配信手段を有する、広告情報配信サーバと、前記コンテンツデータを再生する再生手段と、前記第1記録媒体の識別情報である媒体識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記取得した媒体識別情報に基づいて、前記コンテンツデータの再生時に前記広告情報の再生をユーザが許容しているか否かを示す再生許容情報を前記第1記録媒体と異なる第2記録媒体または外部装置の何れか一方から取得する再生許容情報取得手段と、少なくとも前記再生許容情報に基づき、前記広告情報の再生の可否を判定する判定手段と、少なくとも前記再生許容情報に基づき、前記広告情報の再生の可否を判定する判定手段と、前記広告情報を外部から取得する広告情報取得手段と、を具備し、前記再生手段は、前記判定手段によって前記広告情報の再生が許容されているものと判定された場合に、前記コンテンツデータを再生しつつ、前記取得された広告情報を再生する、コンテンツデータ再生装置と、を具備する。
また更に、本願の他の観点では、広告情報配信方法は、第1記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生するコンテンツデータ再生装置が前記第1記録媒体の識別情報である媒体識別情報を取得する第1ステップと、前記コンテンツデータ再生装置が前記取得した媒体識別情報に基づいて、前記コンテンツデータの再生時に広告内容を示す広告情報の再生をユーザが許容しているか否かを示す再生許容情報を前記第1記録媒体と異なる第2記録媒体または外部装置の何れか一方から取得する第2ステップと、前記コンテンツデータ再生装置が少なくとも前記再生許容情報に基づき、前記広告情報の再生の可否を判定する第3ステップと、前記コンテンツデータ再生装置が前記広告情報を外部から取得する第4ステップと、前記コンテンツデータ再生装置が前記第3ステップにて前記広告情報の再生が許容されているものと判定された場合に、前記コンテンツデータを再生しつつ、前記取得された広告情報を再生する第5ステップとを具備する。
更に、本願の他の観点では、コンテンツデータ再生プログラムは、コンピュータによって、第1記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生するためのコンテンツデータ再生プログラムであって、前記コンピュータを、前記第1記録媒体の識別情報である媒体識別情報を取得する識別情報取得手段、前記取得した媒体識別情報に基づいて、前記コンテンツデータの再生時に広告内容を示す広告情報の再生をユーザが許容しているか否かを示す再生許容情報を前記第1記録媒体と異なる第2記録媒体または外部装置の何れか一方から取得する再生許容情報取得手段、少なくとも前記再生許容情報に基づき、前記広告情報の再生の可否を判定する判定手段、前記広告情報を外部から取得する広告情報取得手段、前記コンテンツデータを再生すると共に、前記判定手段によって前記広告情報の再生が許容されているものと判定された場合には、前記コンテンツデータを再生しつつ、前記取得された広告情報を再生する再生手段として機能させる。
更にまた、本願の他の観点では、情報記録媒体は、請求項15に記載のコンテンツデータ再生プログラムを記録している。
以下、図面を参照し、本願の実施の形態について説明する。なお、係る実施形態は、本願を限定するものではなく、本願の技術思想の範囲内において任意に変更可能である。
[1]第1実施形態
[1.1]第1実施形態の概要
まず、本願の広告情報配信システム1の具体的構成等について説明する前に、図1及び図2を参照しつつ、同広告情報配信システム1において実現される広告情報配信方法の概要を説明する。なお、図1は、本実施形態における広告情報配信システム1の構成を示す図であり、図2は、同システムにおいて実施される広告情報配信方法の概要を示す図である。また、図1においては、複数存在する販売店端末ST-l(l=1、2、・・・、m)と、メディア再生装置MP-k(k=1、2、・・・、n)の内、所定の販売店端末ST-l及びメディア再生装置MP-kのみを示している。
本広告情報配信方法は、広告主を含む広告代理店Aと、DVD等のパッケージメディアMの消費者、すなわちユーザUと、パッケージメディアMに記録されているコンテンツデータの著作権者Wと、メディアの販売店Sの四者間において、実現されるものである。また、図1との対応関係においては、図2の各主体は、夫々ユーザUがメディア再生装置MP-kを保有し、販売店Sが販売店端末ST-lを保有し、広告代理店Aが管理サーバCSを保有するものである。
本実施形態においては、まず、ユーザUが事前に自己の情報を広告代理店Aの保有する管理サーバCSに登録し(ステップS1)、IDカードCの配布を受けることが必要となる(ステップS2)。ここで、IDカードCは、広告代理店AがユーザUに配布するカードであり、後述するように、当該ユーザUを管理するための各種情報が記録されている(図3)。なお、ユーザUの情報の登録方法及びIDカードCの配布方法は任意である。例えば、ユーザUがメディアを購入する際に、販売店端末ST-lを利用してユーザUの個人情報を管理サーバCSに登録し、この際にIDカードCの配布を受けるようにしても良い。
パッケージメディアMを購入する場合、ユーザUは、自己のIDカードCを販売店Sにおいて店員に提示すると共に、当該パッケージメディアMの再生時に広告情報の再生を所望する旨を告げ、当該パッケージメディアMの登録を依頼する(ステップS3)。販売店Sの店員は、ユーザUからの要求に応じ、販売店端末ST-lを利用してIDカードCにユーザUの購入したパッケージメディアMに関する情報を記録すると共に、広告代理店Aの保有する管理サーバCSに対して当該ユーザUがパッケージメディアMを購入した旨を登録する(ステップS4)。
購入したパッケージメディアMを再生する場合、ユーザUは、購入したパッケージメディアMとIDカードCの双方をメディア再生装置MP-kに挿入する。メディア再生装置MP-kは、再生対象となるパッケージメディアMがIDカードCに記録されている場合、すなわち、ユーザUが当該パッケージメディアMの購入時に広告情報の挿入再生を希望していた場合、広告情報を挿入しつつ、当該パッケージメディアMを再生する。この際、メディア再生装置MP-kは、管理サーバCSから広告情報をダウンロードし、当該コンテンツデータの再生時に所定のタイミングにより広告情報を挿入して再生を行う(ステップS5)。
ただし、パッケージメディアMの購入時にユーザUが広告情報の再生を希望していた場合であっても、当該再生時にユーザUが広告情報の再生を望むとは限らない。このため、本実施形態において、ユーザUは、メディア再生装置MP-kに広告情報の再生を禁止させることができる。
次いで、メディア再生装置MP-kは、広告情報の挿入量、すなわち、広告情報の再生時間数に応じたポイントをIDカードCに記録すると共に、当該ポイント数を管理サーバCSにアップロードする。
このポイントは、金銭的価値に相当しており、事後に、ユーザUが、販売店SにおいてパッケージメディアMを購入する場合、IDカードCを販売店Sに提示し、ポイント数に対応する金額の割引を受けることが可能となる(ステップS6)。
ここで、ユーザUがポイントを利用してパッケージメディアMを購入する場合、当該ポイントに対応する金額分だけ、販売店Sと著作権者Wに損失が発生することとなってしまう。そこで、広告代理店Aは、広告主から徴収した広告料の一部からユーザUの利用ポイント数に応じた金額を著作権者Wと販売店Sに支払う(ステップS7、S8)。
[1.2]第1実施形態の構成
(1)システムの全体構成
次に、上述した広告方法を実現する広告情報配信システム1のシステム構成について、図1を用いて本願の実施形態にかかる広告情報配信システム1の構成を説明する。
同図に示すように本実施形態にかかる広告情報配信システム1は、各ユーザUの所有するメディア再生装置MP-kと、IDカードCと、管理サーバCSと、公衆デジタル網ISNと、販売店端末ST-lとを有する。
なお、例えば、本実施形態のメディア再生装置MP-kは、本願の「コンテンツデータ再生装置」を構成し、IDカードCは「第2記録媒体」を構成する。また、例えば、管理サーバCSは、「広告情報配信サーバ」を構成し、販売店端末ST-lは、「決済装置」を構成する。
まず、公衆デジタル網ISNは、ISDN(Integrated service digital network)やFTTH(Fiber To The Home)網、インターネット等のネットワークであり、自網が収容しているメディア再生装置MP-kや販売店端末ST-l、管理サーバCSに対してデータ通信サービスを提供する。なお、この公衆デジタル網ISNは、単一のネットワークでも良いし、例えば、FTTH網とインターネットが図示せぬアクセスポイントを介して接続されている構成であってもよい。
IDカードCは、例えば、ISO/IEC10536に準拠した非接触式のICチップを搭載しており、リーダ・ライタを用いることにより、各種データの書き込みが可能であると共に、チップ内に記録されているデータの読み出しが可能となっている。本実施形態において、このIDカードCには、上述のように図3に示す情報が記録されている。
同図に示すように、IDカードCには、例えば、当該IDカードCの配布対象となったユーザUのユーザIDと、氏名等のユーザ情報と、当該ユーザUの登録日時と、各種データの最終更新日時が記録されている。これらのデータは、上述した図1のステップS1においてユーザUを広告代理店Aに登録する際に、IDカードCに記録されるデータである。なお、ユーザIDは登録時に各ユーザUに割り振られる、他のユーザUとの識別が可能な識別情報であり、本実施形態にかかる広告情報配信システム1においては、このユーザIDに基づいて各ユーザUが判別される。
また、IDカードCには、メディアIDと、当該メディアIDに対応するコンテンツデータのタイトルと、広告情報の再生時間と、当該パッケージメディアMの再生時に当該ユーザUに付与されたポイント数等をカウントするためのカウンタと、が対応づけて記録され、更には、当該ユーザUの取得ポイントの合計値等が記録されている。このメディアIDとは、市場に供給されているパッケージメディアMを識別するための識別情報であり、パッケージメディアMに記録されているコンテンツデータのタイトル毎に割り振られるものである。なお、このメディアIDは、本願の「再生許容情報」に対応している。
ここで、これらのデータは、パッケージメディアMの購入時に販売店端末ST-lにより記録され、当該メディアMの再生時にメディア再生装置MP-kにより更新されるものであるが、IDカードCに記録されるメディアIDは、購入時にユーザUが広告情報の再生を許容したもののみである。従って、このIDカードCに記録されているメディアIDを参照することにより、各ユーザUがどのパッケージメディアMの再生時に広告情報の挿入を許可しているのかを把握することが可能となる。
販売店端末ST-lは、販売店Sに設置されているPOS(Point Of Sales)端末等の通信端末であり、公衆デジタル網ISNを介して、管理サーバCSとデータ通信を行う。この販売店端末ST-lは、ICチップのリーダ・ライタを有しており、ユーザUに配布されているIDカードCに対してデータの読み出し、書き込みを行う。
また、この販売店端末ST-lは、ネットワークインターフェイス(以下、「インターフェイス」を「I/F」と略称する。)を有しており、公衆デジタル網ISNを介して、管理サーバCSとデータ通信を行う。かかる機能を利用することにより、販売店端末ST-kは、ユーザUがパッケージメディアMを購入した際にIDカードCに記録される、メディアID等のデータを管理サーバCSにアップロードしてIDカードCと管理サーバCS間でのデータの共有化を図る。
次いで、管理サーバCSは、メディア再生装置MP-kに広告情報を配信する。具体的には、この管理サーバCSは、メディア再生装置MP-kに配信すべき各種広告情報をデータベース化して保有しており、メディア再生装置MP-kからのリクエストメッセージに従って、当該メディア再生装置MP-kに広告情報を配信する。
メディア再生装置MP-kは、DVDレコーダ等の再生装置であり、再生対象となるパッケージメディアMを再生して、当該メディアMに記録されているコンテンツデータを処理する。また、このメディア再生装置MP-kには、ICチップのリーダ・ライタを搭載しており、IDカードCに記録されているデータの読み出し・更新を行う。
更に、このメディア再生装置MP-kは、パッケージメディアMに記録されているコンテンツデータの再生に際して、IDカードCから読み出したメディアID等の情報に基づいて、当該再生対象となっているパッケージメディアMが広告情報の挿入再生を許容されたものであるのか否かの判定を行う。そして、かかる判定の結果、挿入再生が許容されたパッケージメディアMであるものと判定した場合、メディア再生装置MP-kは、広告情報の再生に関するユーザUの承認をとる。そして、ユーザUが広告情報の再生を許容した場合、メディア再生装置MP-kは、管理サーバCSから広告情報をダウンロードして、当該コンテンツデータの再生時に当該広告情報を再生する。なお、このメディア再生装置MP-kの具体的な構成については、次述する。
(2)メディア再生装置MP-kの具体的構成
次に、図4を用いつつ、上述したメディア再生装置MP-kの具体的構成について説明する。図4に示すように本実施形態にかかるメディア再生装置MP-kはリーダ・ライタ101と、ネットワークインターフェイス部102(以下、「インターフェイス」を「I/F」と略称する)と、ユーザI/F部103と、メディアドライブ104と、広告情報記録部105と、システム制御部106と、スイッチ107と、デコーダ108と、各要素間を相互に接続するデータバス109とを有する。
なお、例えば、本実施形態のメディアドライブ104、システム制御部106、スイッチ107及びデコーダ108は本願の「再生手段」を構成し、メディアドライブ104は「識別情報取得手段」を構成し、リーダ・ライタ101は「再生許容情報取得手段」及び「書込手段」を構成する。また、本実施形態におけるシステム制御部106は本願の「判定手段」を構成し、ネットワークI/F部102は「広告情報取得手段」を構成し、広告情報記録105は「広告情報記録手段」を構成する。
リーダ・ライタ101は、IDカードCの挿入口を有しており、挿入されているIDカードCに記録されているデータを読み出し、データバス109に出力する。また、リーダ・ライタ101は、挿入口に挿入されているIDカードCに記録されているデータをデータバス109を介して入力された制御信号に従って更新する。
ネットワークI/F部102は、公衆デジタル網ISNとデータバス109との間のデータの授受を仲介し、公衆デジタル網ISNから受信したデータをデータバス109へと出力すると共に、データバス109を通じて入力されたデータを公衆デジタル網ISNへと送信する。
ユーザI/F部103は、図示しないキーボード等からなる操作部または外部リモコンを有しており、ユーザUの入力操作に対応した入力信号をシステム制御部106に出力する。
メディアドライブ104は、例えば、DVD等のパッケージメディアMの記録、読み出し装置であり、データバス109を介して入力される制御信号に従って、パッケージメディアMに記録されているデータを読み出して、スイッチ107の端子aに供給する。
デコーダ108は、システム制御部106の制御の下、スイッチ107を介して入力されたコンテンツデータをデコードし、動画像信号および音声信号に変換して、モニタMNに出力する。この結果、モニタMNから、当該コンテンツデータに対応した動画像が表示されると共に音声が出力される。
スイッチ107は、a、b、cの3つの端子を有しており、各端子は、夫々、端子aがメディアドライブ104の出力側に、端子bが広告情報記録部105の出力側に、端子cがデコーダ108の入力側に夫々接続されている。また、このスイッチ107は、システム制御部106による制御の下、端子a、b間において接続先を切り替え、端子cに入力される信号を切り替える。この結果、スイッチ107が端子aに接続されている状態においてはメディアドライブ104からの出力データが、スイッチ107が端子bに接続されている状態においては広告情報記録部105からの出力データが、夫々デコーダ108に入力されることとなる。なお、このスイッチ107は、物理的なものであっても良いし、論理的なものであっても良い。
広告情報記録部105は、管理サーバCSからダウンロードされた広告情報が記録される。なお、この広告情報記録部105を如何なるハードウェアにより構成するかは、任意であり、例えば、ハードディスクにより構成しても良い。
システム制御部106は、例えば、図示せぬCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)を有し、メディア再生装置MP-kの各部を制御する。
このシステム制御部106は、パッケージメディアMに記録されているコンテンツデータの再生に際して、リーダ・ライタ101に制御信号を出力する。一方、この制御信号が送られてくると、リーダ・ライタ101は、挿入口にIDカードCが挿入されているか否かを検出し、当該検出結果に対応した信号をシステム制御部106に出力する。
システム制御部106は、IDカードCが検出された場合、再度、リーダ・ライタ101に制御信号を出力することによって、IDカードCに記録されているデータの読み出しを行わせる。この結果、IDカードCに記録されているデータが読み出されて、システム制御部106に供給される。かかる処理の結果に基づき、システム制御部106は、以下の2つの再生モードを選択して、当該モードに従った再生処理を実行する。
広告挿入再生モード
このモードは、パッケージメディアMに記録されているコンテンツデータを再生する際に管理サーバCSから広告情報をダウンロードすると共に、当該広告情報をコンテンツデータの再生時に予め定められたタイミングにおいて挿入して再生するモードである。このモードに設定されるためには、
(a)リーダ・ライタ101にIDカードCの挿入が検出されたこと、
(b)再生対象となっているパッケージメディアMのメディアID等のデータがIDカードCに記録されていること、すなわち、再生対象となっているパッケージメディアMの購入時にユーザUが広告情報の挿入を許容して当該パッケージメディアMに対応するメディアIDがIDカードCに記録されていること、
が要件とされる。
また、上記要件が満たされている場合であっても、各回の再生時にユーザUが広告情報の再生を制限したいと考える場合がある。そこで、システム制御部106は、上記要件が満たされる場合であっても、ユーザUに対して広告情報の再生を制限するか否かの判断を仰ぎ、ユーザUが広告情報の再生を制限しない旨をユーザI/F部103に入力した場合にのみ、再生モードを広告挿入再生モードに設定する。
このモードに設定された場合、システム制御部106は、まず、再生対象となっているパッケージメディアMに対応するメディアIDを付加したリクエストメッセージを管理サーバCSに送信する。このメッセージに従って管理サーバCSから広告情報が送信されてくると、システム制御部106は、当該広告情報を広告情報記録部105に記録させる。このようにして、広告情報のダウンロードが終了すると、システム制御部106は、パッケージメディアMの再生を開始すると共に、広告情報の再生タイミング(以下、「挿入点」という)にてメディアドライブ104と、広告情報記録部105と、スイッチ107に制御信号を出力する。この結果、メディアドライブ104においてパッケージメディアMの再生がポーズ状態にされ、スイッチ107において接続先が端子aから端子bへと切り替えられて、広告情報記録部105から出力された広告情報がデコーダ108へと入力されることとなる。
一方、広告情報の再生が完了すると、システム制御部106は、再度、メディアドライブ104と、広告情報記録部105と、スイッチ107に制御信号を出力する。この結果、メディアドライブ104においてポーズ状態が解除されると共に、スイッチ107の接続先が端子bから端子aに切り替えられ、メディアドライブ104からの出力信号がデコーダ108に入力されることとなる。
なお、同モードによりコンテンツデータを再生する場合に、広告挿入点を如何にして決定するかは、任意である。例えば、コンテンツデータの再生時にユーザUが広告挿入点を選択するようにしても良いし、パッケージメディアMに記録されているコンテンツデータのチャプタを参照して当該チャプタを広告挿入点とするようにしても良い。
また、2003年特許願390977号に記載のストーリー分類方法を利用することにより、コンテンツデータに対応するコンテンツの映像シーンの転換点となるべき部分を抽出して、当該部分に広告情報を挿入するようにしても良い。この場合、以下のような処理を実行することが必要となる。すなわち、パッケージメディアMに記録されているコンテンツデータに登場人物等を示す付加情報を付加し、当該付加情報に基づいて、各フレームに登場する登場人物毎に登場確率を算出する。そして、当該登場確率に従って、各シーンにおける中心人物を決定し、当該中心人物の切り替わるシーンを上記転換点とするのである。なお、同技術については、先願において詳述していることから詳細は、省略する。
また更に、著作権者Wが上記ストーリー分析手法により予め広告挿入点を決定し、その決定した広告挿入点を管理サーバCSに登録しておき、パッケージメディアMの再生時に、メディア再生装置MP-kが管理サーバCSにアクセスして広告挿入点を参照するようにしても良い。
また、この再生に際して、システム制御部106は、IDカードCに記録されているポイント数をカウントするためのカウンタを更新すると共に、この更新したポイント数等のデータを管理サーバCSにアップロードする。この結果、ユーザUの獲得ポイント数等のデータがIDカードCと管理サーバCSの間で共有されることとなる。一方、ユーザUが獲得ポイントを利用してパッケージメディアMを購入しようとする場合、ユーザUは、上述のようにIDカードCを販売店Sに提示することにより、当該ポイント数に対応する額の割引を受けることが可能となるのである。
通常再生モード
このモードは、パッケージメディアMに記録されているコンテンツデータを再生する際に、管理サーバCSから広告情報をダウンロードして、挿入することなく、当該コンテンツデータを再生するものである。上記(a)、(b)の要件が満たされていない場合、再生対象となっているパッケージメディアMの再生時にユーザUが広告情報の挿入を許容しているか否かを把握することができない。そこで、上記(a)、(b)の要件の何れかが満たされていない場合、システム制御部106は、この通常再生モードによりコンテンツデータの再生を行う。
また、上述のようにパッケージメディアMの再生時にユーザUが広告情報の再生を制限したいと考える場合がある。そこで、システム制御部106は、ユーザUに広告情報再生の可否を仰いだ結果、ユーザUが広告情報の再生を制限する旨の入力操作を行った場合には、この通常再生モードにより、パッケージメディアMを再生する。
(3)管理サーバCSの具体的構成
次に、図5を参照しつつ、本実施形態にかかる管理サーバCSの具体的構成について説明する。なお、同図は、本実施形態にかかる管理サーバCSの構成を示すブロック図である。同図に示すように本実施形態にかかる管理サーバCSは、システム制御部21と、ネットワークI/F部22と、テーブル記録部23と、広告情報DB24と、これらの各要素を相互に接続するデータバス25と、を有している。
ネットワークI/F部22は、公衆デジタル網ISNとデータバス25との間のデータの授受を仲介し、公衆デジタル網ISNから受信したデータをデータバス25へと出力すると共に、データバス25を介して入力されたデータを公衆デジタル網ISNへと送信する。
広告情報DB24には、メディア再生装置MP-kに配信される各種の広告情報が記録されている。この広告情報DB24の記録内容の一例を図6に示す。同図に示すように本実施形態において、この広告情報DB24には、各広告情報を一意に識別するための広告IDと対応づけて、例えば、当該広告情報のタイトル名と、データサイズと、当該広告情報本体が格納されている。
システム制御部21は、図示せぬCPU、ROM、RAM、EEPROM等を有し、管理サーバCSの各部を制御する。このシステム制御部21は、ユーザ管理部211と、広告情報配信部212とを有しており、各部は、それぞれ、以下のような機能を有している。
a)ユーザ管理部211
上述のように、ユーザUがパッケージメディアMを購入する場合、ユーザUは当該パッケージメディアMの再生時に広告情報の再生を許容するか否かを決定することができる。そして、ユーザUが広告情報の挿入を許容した場合には、IDカードCに書き込まれた当該パッケージメディアMに対応するメディアIDが販売店端末ST-lにより送信されて、管理サーバCSのネットワークI/F部22によって受信される。
また、パッケージメディアMの再生時に広告情報の再生が行われた場合、メディア再生装置MP-kによりIDカードCに記録されている上記ポイントのカウンタがインクリメントされると共に、当該更新後のポイントが管理サーバCSへとアップロードされ、管理サーバCSのネットワークI/F部22によって受信される。
更に、ユーザUが広告情報の再生により獲得したポイントを利用してパッケージメディアMを購入すると、IDカードCに記録されているポイント数が販売店端末ST-lによってディクレメントされると共に、管理サーバCSへと送信され、ネットワークI/F部22によって受信される。
ユーザ管理部211は、このようにしてメディア再生装置MP-k及び販売店端末ST-lから送信され、ネットワークI/F部22によって受信されたデータを管理する。かかる機能を実現するために、本実施形態にかかるテーブル記録部23には、ユーザ管理テーブルTBL1が記録されている。このユーザ管理テーブルTBL1の記録内容の一例を図7に示す。
同図に示すように本実施形態においてユーザ管理テーブルTBL1には、各ユーザUに対応するユーザID毎に、当該ユーザIDに対応するユーザUのユーザ名と、例えば住所等からなるユーザ情報と、当該ユーザUの登録日が格納されている。これらの情報は、ユーザUの登録時、すなわち、IDカードCの配布時に、ユーザ管理テーブルTBL1に格納されるものである。
また、ユーザ管理テーブルTBL1には、各ユーザIDと対応づけて、メディアIDと、当該パッケージメディアMの利用履歴が格納されている。ここで、このメディアIDは、当該ユーザUが広告情報の挿入を許容したパッケージメディアMに対応するものであり、パッケージメディアMの購入時に販売店端末ST-lから送信されてくるものである。従って、このメディアIDは、IDカードCに記録されているメディアIDと同一のものであり、このメディアIDを参照することにより、管理サーバCSのシステム制御部21は、当該ユーザUが広告情報の挿入を許容しているパッケージメディアMを把握することが可能となる。なお、このメディアID等を格納するためのフィールドは、販売店端末ST-lからメディアIDが送信されて来るたびに拡張されるものである。
更に、このユーザ管理テーブルTBL1には、各ユーザIDと対応づけて、当該ユーザIDに対応するユーザUが獲得しているポイント数を格納するためのフィールドが設けられている。このフィールドに格納されているポイントは、メディア再生装置MP-kからインクリメント後のポイントが送信されてきた場合、及び、販売店端末ST-lからディクレメント後のポイントが送信されてきた場合に更新される。この結果、ユーザ管理テーブルTBL1には、常にIDカードCにおけるポイントの更新結果が反映されることとなる。
b)広告情報配信部212
この広告情報配信部212は、メディア再生装置MP-kから送信されてきたリクエストメッセージに対して、差替広告情報を配信する機能を有し、論理的には、システム制御部21にFTP(File Transfer Protocol)ファイルサーバ機能等の機能を持たせることにより実現されるものである。
ここで、本実施形態において、テーブル記録部23には、上記ユーザ管理テーブルTBL1と共に、広告登録テーブルTBL2が記録されている。この広告登録テーブルTBL2の記録内容を図8に示す。同図に示すように広告登録テーブルTBL2には、各メディアIDと対応づけて広告IDが格納されている。このテーブルTBL2において、各メディアIDと対応づけて格納されている広告IDは、当該メディアIDに対応するパッケージメディアMの再生時に、メディア再生装置MP-kに対して配信すべき広告情報に対応する広告IDである。
上述のように、広告情報のダウンロードに際してメディア再生装置MP-kからメディアIDを付加したリクエストメッセージが送信されてくると、広告情報配信部212は、かかるメディアIDに基づいて広告登録テーブルTBL2を検索する。そして、広告情報配信部212は、当該メディアIDに対応付けられた広告IDを読み出し、当該広告IDに対応する広告情報をメディア再生装置MP-kへと送信するのである。
なお、各メディアIDに対応するパッケージメディアMの再生時に配信すべき広告情報を如何にして決定するかは、任意である。例えば、広告代理店Aにおいて広告主からの要望に応じるように配信すべき広告情報を決定するようにしても良い。また、パッケージメディアMに記録されているコンテンツデータについて、上述した2003年特許願390977号に記載のストーリー分類方法を利用して、当該コンテンツデータにストーリー的に合致する広告情報を選択して、配信対象を決定するようにしても良い。
[1.3]第1実施形態の動作
(1)パッケージメディア再生時の動作概要
次に、本実施形態にかかる広告情報配信システム1の動作概要について説明する。なお、以下の説明においては、パッケージメディアMの購入時に既に当該パッケージメディアMの登録は完了し、IDカードC及び管理サーバCSのユーザ管理テーブルTBL1にメディアID等の情報が記録されているものとして説明を行う。
まず、ユーザUがメディア再生装置MP-kの電源を入れるとメディア再生装置MP-kのシステム制御部106は、図9に示す処理を開始する。なお、図9は、メディア再生装置MP-kのシステム制御部106が実行する処理を示すフローチャートである。
この処理においてシステム制御部106は、パッケージメディアMの再生を行う旨の入力操作が行われたか否かを判定する状態となり(ステップSa1)、ユーザUによって再生を行う旨の入力操作が行われるまで、同ステップの処理を繰り返す(「no」)。この状態において、ユーザUがメディアドライブ104に再生対象となるパッケージメディアMをセットすると共に、リーダ・ライタ101にIDカードCをセットする。
そして、ユーザUがメディア再生装置MP-kのユーザI/F部103に当該パッケージメディアMの再生を行う旨の入力操作を行うと、システム制御部106は、ステップSa1において「yes」と判定して、再生モード決定処理を実行する(ステップSa2)。システム制御部106は、この再生モード決定処理(ステップSa2)を実行することにより、当該パッケージメディアMを上述した通常再生モードにより再生するか、広告挿入再生モードにより再生するかを決定する。
次いで、システム制御部106は、パッケージメディア再生処理を実行することにより(ステップSa3)、当該パッケージメディアMの再生時に管理サーバCSから広告情報をダウンロードして、当該広告情報を挿入しつつ、パッケージメディアMの再生を行う。詳しくは後述するが、システム制御部106は、このパッケージメディア再生処理(ステップSa3)において広告情報の再生時間を積算する。
システム制御部106は、この広告情報の再生時間に基づいてユーザUに付与すべきポイント数を算出すると共に、リーダ・ライタ101に制御信号を出力する(ステップSa4)。この結果、再生対象となっているパッケージメディアMに対応するメディアIDと対応付けてIDカードCに記録されている再生時間数が加算されると共に、算出されたポイント数だけIDカードCの獲得ポイント数をカウントするためのカウンタがインクリメントされる。
なお、ステップSa4においてポイントを算出する方法は、任意である。ステップSa4において積算された広告情報の再生時間数に対して、例えば15秒を単位時間として当該単位時間毎に1ポイントを付与するようにしても良い。また、広告情報毎に付与すべきポイント数を変更するようにし、再生された広告情報によってユーザUに付与すべきポイント数を変更するようにしても良い。
以上の処理が終了すると、システム制御部106は、IDカードCに記録されている更新後のポイント数等を示すデータを管理サーバCSへとアップロードして(ステップSa5)、処理を終了する。この際、システム制御部106は、リーダ・ライタ101に制御信号を出力することによりIDカードCからユーザIDを読み出して、管理サーバCSにアップロードするデータに付加する。
一方、メディア再生装置MP-kからデータが送信されてくると、管理サーバCSのユーザ管理部211は、この送信されてきたデータ付加されているユーザIDに基づいてユーザ管理テーブルTBL1を検索し、当該ユーザIDと対応付けられているポイント数を更新する。この結果、ユーザ管理テーブルTBL1に記録されているポイント数が減算され、IDカードCに記録されているポイント数とユーザ管理テーブルTBL1に記録されているポイント数とが一致することとなる。
(1-1)再生モード決定処理
次いで、上記ステップSa1において実行される再生モード決定処理について図10及び図11を参照しつつ説明する。なお、図10及び図11は、メディア再生装置MP-kのシステム制御部106が実行する再生モード決定処理の処理内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、この処理において、システム制御部106は、まず、リーダ・ライタ101に対して制御信号を出力して、IDカードCの挿入が検出されたか否かを判定する(ステップSb1)。この判定の結果、「no」と判定した場合、システム制御部106は、再生モードを通常再生モードに設定して(ステップSb19)、本処理を終了する。
これに対して、ステップSb1において「yes」と判定した場合、システム制御部106は、メディアドライブ104に制御信号を出力することにより、パッケージメディアMに記録されているコンテンツのタイトル名を読み出した後(ステップSb2)、リーダ・ライタ101に制御信号を出力することにより、IDカードCに記録されている全タイトル名を読み出す(ステップSb3)。
次いで、システム制御部106は、この読み出した両タイトル名を比較することにより、再生対象となっているパッケージメディアMがIDカードCに登録されているか否かを判定する(ステップSb4)。具体的には、パッケージメディアMから読み出したタイトル名と同一のタイトル名が、IDカードCから読み出されたタイトル名の中に含まれている場合、システム制御部106は、同判定において「yes」と判定するのに対し、含まれていない場合「no」と判定する。この結果、ステップSb4においては、当該パッケージメディアMの再生時に広告情報の再生が許容されている場合に「yes」と判定され、許容されていない場合に「no」と判定されることとなる。
そして、この判定の結果、「no」と判定した場合、システム制御部106は、再生モードを通常再生モードに設定して(ステップSb19)、本処理を終了する。
これに対して、このステップSb4において「yes」と判定した場合、システム制御部106は、IDカードCから当該タイトル名に対応するメディアIDとユーザIDを読み出して、図示せぬRAMに記憶すると共に(ステップSb5)、当該メディアIDとユーザIDを管理サーバCSへと送信して(ステップSb6)、管理サーバCSからデータが送信されてくるのを待機する状態となる(ステップSb7)。
一方、かかるデータが送信されてくると、管理サーバCSにおいては、ユーザ管理部211が、送信されてきたユーザIDとメディアIDに基づいてユーザ管理テーブルTBL1を検索する。そして、かかる検索の結果に基づいて、ユーザ管理部211は、以下の2種類のデータを選択的にメディア再生装置MP-kに送信する。
a)登録通知
この通知は、当該パッケージメディアMの再生時に広告情報を再生することが許容されている旨を示すデータであり、当該ユーザIDと同一のユーザIDがユーザ管理テーブルTBL1に格納されており、且つ、当該メディアIDと同一のメディアIDが当該ユーザIDと対応付けてユーザ管理テーブルTBL1に登録されている場合に送信されるものである。
b)非登録通知
この通知は、当該パッケージメディアMの再生時に広告情報を再生することが許容されていない旨を示すデータであり、当該ユーザIDと同一のユーザIDがユーザ管理テーブルTBL1に格納されていない場合や、当該メディアIDと同一のメディアIDが当該ユーザIDと対応付けてユーザ管理テーブルTBL1に登録されていない場合に送信されるものである。
一方、管理サーバCSからデータが送信されてくると、メディア再生装置MP-kにおいては、ステップSb7における判定が「yes」となり、システム制御部106は、送信されてきたデータが非登録通知であるか否かを判定する状態となる(ステップSb8)。この判定の結果、「no」と判定した場合、システム制御部106は、再生モードを通常再生モードに設定して(ステップSb19)、本処理を終了する。
これに対して、「yes」と判定した場合、システム制御部106は、画像データを生成してデコーダ108へと出力し(ステップSb9)、ユーザUによる入力を待機する状態となる(ステップSb10)。この結果、モニタMNには、例えば、「広告を挿入しても宜しいですか」等の文字列と共に、「yes」、「no」の二つのボタンが表示される。
かかる表示に従って、ユーザUがユーザI/F部103に対して、例えば、「yes」、「no」何れかのボタンを選択する旨の入力操作を行うと、ユーザI/F部103から入力操作に対応した入力信号が供給され、システム制御部106においてはステップSb10における判定が「yes」となる。この結果、システム制御部106は、ステップSb11において、当該入力信号が「yes」に対応したものか否かを判定する。
ここで、例えば、ユーザUが「no」を選択する旨の入力操作を行っていた場合、システム制御部106は、ステップSb11において「no」と判定し、再生モードを通常再生モードに設定して(ステップSb19)、処理を終了する。
これに対して、ユーザUが「yes」を選択する旨の入力操作を行っていた場合、システム制御部106は、ステップSb11において「yes」と判定し、再度、画像データを生成してデコーダ108へと供給し(ステップSb12)、ユーザUによる入力操作を待機する状態となる(ステップSb13)。この結果、モニタMNには、例えば、「広告挿入量を選択してください。」等の文字列と共に、「LIGHT」、「MEDIUM」、「HEAVY」の3つのボタンが表示される。
かかる表示に従いユーザUが、例えば、上記ボタンを選択する旨の入力操作をユーザI/F部103に対して行うと、システム制御部106は、ステップSb13において「yes」と判定し、当該選択されたボタンに基づいて広告挿入量「Y」を判定する(ステップSb14)。ここで例えば、ユーザUが「HEAVY」を選択していた場合、システム制御部106は「Y=6」と設定し(ステップSb15)、「MEDIUM」を選択していた場合「Y=4」と設定し(ステップSb16)、「LIGHT」を選択していた場合「Y=2」と設定する(ステップSb17)。そして、システム制御部106は、この設定された「Y」の値を図示せぬRAMに記憶し、再生モードとして広告挿入再生モードを設定した後(ステップSb18)、本処理を終了する。
以上の処理が行われる結果、再生モードの設定が完了する。
(1-2)パッケージメディア再生処理
次いで、上記ステップSa2において実行されるパッケージメディア再生処理について図12乃至図14を参照しつつ説明する。なお、図12乃至図14は、メディア再生装置MP-kのシステム制御部106が実行するパッケージメディア再生処理の処理内容を示すフローチャートである。
この処理において、システム制御部106は、まず、上記再生モード決定処理(ステップSa1)において設定された再生モードが通常再生モードであるか否かを判定する(ステップSc1)。この判定の結果、通常再生モードに設定されているものと判定すると(「yes」)、システム制御部106は、スイッチ107に制御信号を出力してスイッチ107の接続先を端子aに変更させると共に、メディアドライブ104に制御信号を出力して挿入されているパッケージメディアMの再生を開始させる(ステップSc21)。そして、システム制御部106は、当該パッケージメディアMの再生が終了点に達したか否かを判定する状態となり(ステップSc22)、当該メディアMの再生が終了するまで同ステップSc22の処理を繰り返す(「no」)。この結果、再生が終了点に達するまで、随時メディアドライブ104によって読み出されたデータがスイッチ107を介してデコーダ108に供給され、当該パッケージメディアMに記録されているコンテンツデータに対応する画像がモニタMNに表示される。その後、再生が終了点に達すると、システム制御部106はステップSc22において「yes」と判定して、処理を終了する。
これに対して、再生モードが広告挿入再生モードに設定されている場合(ステップSc1「no」)、システム制御部106は、管理サーバCSに対してリクエストメッセージを送信して(ステップSc2)、データの受信を待機する状態となる(ステップSc3)。この際、システム制御部106は、当該メッセージに対して再生対象となるパッケージメディアMに対応するメディアIDを付加する。
一方、当該リクエストメッセージが送信されてくると、管理サーバCSの広告情報配信部212は、当該リクエストメッセージに含まれているメディアIDを抽出すると共に、当該メディアIDを検索キーとして広告登録テーブルTBL2を検索して、当該メディアIDと対応付けて格納されている広告IDを読み出す。次いで、広告情報配信部212は、当該広告IDと対応付けて広告情報DB24に格納されている広告情報を読み出して、メディア再生装置MP-kに送信する。この結果、当該パッケージメディアMの再生時に再生すべき広告情報が選択されて、メディア再生装置MP-kに配信されることとなる。
このようにして管理サーバCSから広告情報が送信されてくると、メディア再生装置MP-kのシステム制御部106は、ステップSc3において「yes」と判定して、受信した広告情報を広告情報記録部105に記録させると共に(ステップSc4)、当該記録された広告情報の数「z」をRAMに記憶して、カウンタ「n」を「n=1」に設定する(ステップSc5)。このようにして、各種パラメータの設定が完了すると、システム制御部106は、広告情報の再生時間の積算を開始する(ステップSc6)。具体的には、広告情報の再生時間をカウントするためのタイマを「0」にセットして、事後に広告情報が再生された時間数をカウントできる状態にするのである。
次いで、システム制御部106は、スイッチ107に制御信号を出力してスイッチ107の接続先を端子bに変更させると共に、メディアドライブ104に制御信号を出力して挿入されているパッケージメディアMの再生を開始させる(ステップSc7)。この結果、メディアドライブ104において随時読み出されたデータが、スイッチ107を介してデコーダ108に入力され、モニタMNに出力されている状態となる。次いで、システム制御部106は、再生中のパッケージメディアMが広告挿入点に到達したか否かを判定する状態となり(ステップSc8)、広告挿入点に到達するまで同ステップの処理を繰り返す(「no」)。
その後、パッケージメディアMの再生が進行し、広告挿入点に到達すると、システム制御部106は、ステップSc8において「yes」と判定して、メディアドライブ104に制御信号を出力してメディアドライブ104におけるパッケージメディアMの再生をポーズ状態にすると共に、停止、早送り等の操作を禁止する状態となる(ステップSc9)。そして、システム制御部106は、スイッチ107に制御信号を出力して接続先を端子bに切り替えさせると共に(ステップSc10)、画像データを生成してデコーダ108に出力する(ステップSc11)。この結果、モニタMNには、再生画面上に、例えば、「広告を再生するには再生ボタンを押してください」等の文字列が表示される。
このように、広告情報の再生に際してユーザUにプレイボタンを押させ、且つ、早送り等の機能を制限することにより、ユーザUが見ていない状態において広告情報の再生を行い、当該ユーザUが不当にポイントを取得することを防止することが可能となる。
かかる表示処理を契機として、システム制御部106は、ユーザUによる再生ボタンの押下を待機する状態となる(ステップSc12)。そして、ユーザUがユーザI/F部103の再生ボタンを押下する入力操作を行うと、システム制御部106は、ステップSc12において「yes」と判定し、広告情報記録部105に制御信号を出力することにより広告情報記録部105に「n」番目の広告情報を出力させる(ステップSc13)。この結果、広告情報記録部105から出力された広告情報がスイッチ107を介してデコーダ108に入力され、当該広告情報に対応する画像がモニタMNに表示されることとなる。
ここで、「n」は、再生当初に「n=1」に設定されるものである(ステップSc5)。従って、当該パッケージメディアMの再生開始後初めて広告情報が再生される場合、広告情報記録部105に記録されている広告情報の中で「1」番目の広告情報が再生されることとなる。
その後、n番目の広告情報の再生が終了するとシステム制御部106は、「n=n+1」とすると共に、「n=z」ならば「n=1」とする(ステップSc14)。すなわち、「n」の値が広告情報記録部105に記録されている広告情報数「z」以下の場合には随時「n=n+1」とすることにより随時次の広告情報を再生対象としていくと共に、「n=z」となった場合には再度「1」番目の広告情報を再生対象とするのである。
次いで、システム制御部106は、当該広告挿入点における広告挿入数が、上記図11のステップSb14〜Sb17において設定された「Y」の値を超えているか否かを判定する(ステップSc15)。そして、かかる判定において「no」と判定した場合、システム制御部106は、再度ステップSc11〜ステップSc15の処理を繰り返すことにより、当該広告挿入点における広告挿入数が設定されている「Y」の値を超えるまで、順次広告情報が再生されていくこととなる。
一方、広告挿入数が「Y」の値を越えると、システム制御部106は、ステップSc15において「yes」と判定して、スイッチ107に制御信号を出力することによりスイッチ107の接続先を端子aに切り替えさせると共に、メディアドライブ104に制御信号を出力することでポーズ状態を解除させる(ステップSc16)。そして、システム制御部106は、停止、早送り等の操作を禁止を解除して(ステップSc17)、広告挿入点に到達したか否かを判定する状態となる(ステップSc18)。
この判定の結果、「yes」と判定した場合、システム制御部106は、ステップSc9〜ステップSc17の処理を繰り返すことにより、広告情報の再生を行う。これに対して、ステップSc18において「no」と判定した場合、システム制御部106は、再生点が終了点に到達したか否かを判定する状態となる(ステップSc19)。そして、同判定において「no」と判定した場合、システム制御部106は、再度、ステップSc18及びステップSc19の処理を繰り返すのである。
一方、ステップSc19において「yes」と判定した場合、システム制御部106は、メディアドライブ104に制御信号を出力してパッケージメディアの再生を終了させると共に、広告情報の再生時間の積算を終了し(ステップSc20)、ステップSa3にかかるパッケージメディア再生処理を終了する。
(2)パッケージメディア購入時の動作
次に、ユーザUがパッケージメディアMを購入する際の動作を説明する。なお、以下の説明においては、既にユーザUは、IDカードCを取得しており、且つ、既にポイントを獲得しているものとして説明を行う。
まず、ユーザUがIDカードCに記録されているポイントを利用してパッケージメディアを購入しようとする場合、ユーザUは、購入すべきパッケージメディアMを決定して、IDカードCと共に、販売店Sの店員に手渡すことが必要となる。販売店Sの店員は、決済金額を販売店端末ST-lの図示せぬ操作部に入力すると共に、手渡されたIDカードCを販売店端末ST-lの図示せぬリーダ・ライタに挿入して、所定の操作を行う。
すると、販売店端末ST-lにおいては図15に示す処理が実行される。なお、図15は、販売店端末ST-lにおいて実行される処理を示すフローチャートである。
この処理において販売店端末ST-lは、まず、IDカードCから獲得ポイント数の合計値を読み出し(ステップSd1)、当該ポイント数を図示せぬ表示部に表示させるための処理を実行して(ステップSd2)、使用ポイント数が指定されたか否かを判定する状態となる。この状態において、ユーザU、若しくは、販売店Sの店員は、販売店端末ST-lの図示せぬ操作部に使用ポイント数を指定する操作を行うことが必要となる。
そして、ユーザU等により使用ポイント数を指定する入力操作が行われると、販売店端末ST-lは、ステップSd3において「yes」と判定して、決済金額の減算を行う(ステップSd4)。具体的には、販売店端末ST-lは、既に入力されている決済金額から使用ポイント数に対応する額の金額を減算するのである。
次いで、販売店端末ST-lは、決済を完了する旨の入力操作が行われたか否かを判定する状態となり(ステップSd5)、販売店Sの店員により決済を完了する旨の入力操作が行われるまで、同ステップの処理を繰り返す(「no」)。この状態において、販売店Sの店員が決済が完了した旨の入力操作を操作部に対して行うと、販売店端末ST-lは、IDカードCに記録されている使用ポイント数をインクリメントし、獲得ポイント数をディクレメントすることによりIDカードCに記録されているポイント数を更新する(ステップSd7)。このようにして、IDカードCに記録されているポイント数が更新されると、販売店端末ST-lは、更新後のポイント数を示すデータを管理サーバCSに送信する(ステップSd8)。この際、販売店端末ST-lは、IDカードCからユーザIDを読み出して、当該データ付加する。
一方、販売店端末ST-lからデータが送信されてくると、管理サーバCSのユーザ管理部211は、この送信されてきたデータ付加されているユーザIDに基づいてユーザ管理テーブルTBL1を検索し、当該ユーザIDと対応付けられているポイント数を更新する。この結果、ユーザ管理テーブルTBL1に記録されているポイント数が減算され、IDカードCに記録されているポイント数とユーザ管理テーブルTBL1に記録されているポイント数とが一致することとなる。
その後、ユーザUは、この減算後の金額を支払って決済を行う。なお、この際の決済方法は任意である。例えば、現金により、決済を行うようにしても良いし、クレジットカードや電子マネー等の方法により決済を行うようにしても良い。
このようにして、本実施形態においてメディア再生装置MP-kは、パッケージメディアMを再生するメディアドライブ104、システム制御部106、スイッチ107及びデコーダ108と、パッケージメディアMの識別情報としてタイトル名を取得するメディアドライブ104と、取得したタイトル名に基づいて、パッケージメディアMの再生時に広告内容を示す広告情報の再生をユーザが許容しているか否かを示すメディアIDをIDカードCから取得するリーダ・ライタ101と、少なくともメディアIDに基づき、広告情報の再生の可否を判定するシステム制御部106と、広告情報を管理サーバCSから取得するネットワークI/F部102と、を具備し、メディアドライブ104は、システム制御部106によって広告情報の再生が許容されているものと判定された場合に、パッケージメディアMを再生しつつ、ネットワークI/F部102により取得された広告情報を再生する構成を採用している。
従って、この構成により、パッケージメディアMを識別するためタイトル名がパッケージメディアMから取得され、そのタイトル名に基づいて、IDカードCからメディアIDが取得される。そして、少なくともメディアIDに基づき、広告情報の再生の可否が判定されると共に、管理サーバCSから広告情報が取得され、広告情報の再生が許容されているものと判定された場合に、広告情報が再生される。
このため、パッケージメディアMの再生時に広告情報を再生することが可能となり、もって、パッケージメディアMの販売価格を低価格にすることが可能となる。また、新たな情報を何らメディアに記録すること無く、IDカードCにメディアIDが記録されているか否かに基づいて広告情報の挿入再生の許否が判定されるため、従来のDVD等のメディアに手を加えることなく広告情報を挿入再生することが可能となる。
また、本実施形態においてメディア再生装置MP-kは、管理サーバCSから取得した広告情報を記録する広告情報記録部105を更に有し、システム制御部106によって広告情報の再生が許容されているものと判定された場合に、メディアドライブ104がパッケージメディアMを再生して取得されたデータがスイッチ107を介してデコーダ108に入力されると共に、広告情報記録部105に記録されている広告情報がスイッチ107を介してデコーダ108に入力される構成となっている。この構成により、広告情報記録部105に記録されている広告情報が広告情報再生時に利用されることとなるため、公衆デジタル網ISNの通信速度が十分に確保できず、広告情報のダウンロードに時間を要する場合であっても、随時、広告情報記録部105に記録されている広告情報が再生されることとなり、パッケージメディアMの再生中に、ユーザUが待機しなければならない時間を削減することが可能となる。
また更に、本実施形態においてメディア再生装置MP-kのシステム制御部106は、メディアIDと、ユーザI/F部103に対してユーザUが行った入力操作と、に基づいて広告情報の再生の可否を判定する構成を採用している。この構成により、パッケージメディアMの再生時にユーザUが所定の入力操作を行うと広告情報の再生が禁止されることとなるため、ユーザUの意図を反映しつつ広告情報を付加、再生することが可能となる。
更に、本実施形態においてメディア再生装置MP-kは、システム制御部106においてパッケージメディアMの再生時に再生すべき広告情報の再生時間を示す広告挿入量「Y」を予め設定し、当該広告挿入量「Y」により示された、時間だけ前記広告情報を再生する構成となっている。この構成により、パッケージメディアMの再生時にユーザUの意図に従って、広告挿入量の増減を行うことが可能となる。
また、本実施形態においてメディア再生装置MP-kは、パッケージメディアの再生中に、予め定められたタイミングにて広告情報を再生する構成となっている。このため、広告挿入点を任意に設定することが可能となる。
更にまた、本実施形態においてメディア再生装置MP-kは、広告情報の再生中にユーザI/F部103に対してユーザが所定の入力が行った場合に、パッケージメディアMの再生を中断し、ユーザUがユーザI/F部103に対して所定の入力を行った場合にのみ、広告情報を再生する構成となっている。この構成により、ユーザUが操作を行わなければ広告情報が再生されないこととなるため、ユーザUが、故意に見ることのない広告情報を再生することにより不正にポイントを取得することを防止することが可能となる。
また更に、本実施形態においてメディア再生装置MP-kのシステム制御部106は、広告情報が再生された場合に、金銭的価値に対応するポイントを算出し、当該ポイントをIDカードCに記録すると共に、ネットワークI/F部102が当該記録されたポイントを管理サーバCSに送信する構成となっている。また、本実施形態において広告情報配信システム1には、販売店端末ST-lが設けられ、当該販売店端末ST-lを利用して決済を行う場合、IDカードCに記録されているポイントに基づいて決済金額を減算され、IDカードCに記録されているポイントからユーザUの使用した金額に応じた額を減じたポイントが新たにIDカードCに記録される。
この構成により、ユーザUがポイントを利用してパッケージメディアMを購入する場合、IDカードCに記録されているポイントが販売店端末ST-lによって読み出され、当該ポイントに応じた決済額の減算が行われて、IDカードCに記録されているポイントが更新される。このため、ユーザUは、自己の取得したポイントに対応する金額の割引を、パッケージメディアMの購入時に受けることが可能となる。
なお、本実施形態においては、ユーザUが取得したポイントやユーザUの購入したパッケージメディアMに関する情報は、IDカードCに記録され、更新される構成を採用している。しかし、これらの情報は、例えば、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)等の情報端末装置に記録するようにしても良い。この場合、携帯電話機等や、メディア再生装置MP-k、販売店端末ST-lにIrDA(InfraRed Data Association)やBluetooth等の通信インターフェイスを搭載し、当該インターフェイスを利用して、データの授受及び更新を行うようにすれば良い。
また、物理的なハードウェアを用いなくとも、管理サーバCSのユーザ登録テーブルTBL1にパスワードを格納しておき、パッケージメディアMの再生時にユーザIDとパスワードを入力させ管理サーバCSにおいてポイントを管理するようにしても良い。
また更に、本実施形態においてメディア再生装置MP-kは、各ユーザUにポイントを付与するに際して、パッケージメディアMに記録されているコンテンツデータの再生時間とは無関係にポイントを付与する構成を採用している。しかし、かかる構成を採用した場合、ユーザUが広告挿入点の再生を故意に繰り返すことで、何回と無く広告情報を再生し、不当にポイントを獲得することも想定できる。そこで、本編たるコンテンツデータの再生時間に応じて、予め広告情報の再生可能時間数を決めておき、かかる不正を防止することも可能である。同構成を採用する場合、パッケージメディアMの再生に先立って、メディア再生装置MP-kのシステム制御部106においてコンテンツの再生時間数から広告情報再生可能時間を算出しておくことが必要となる。そして、上述した図12乃至図14の処理においてステップSc17の後に、当該再生可能時間数を超えているか否かの判断を行い、越えている場合にはステップSc18の処理をジャンプするようにし、ステップSc19の判定において「no」と判定された場合に当該処理を繰り返すようにすれば、上記構成を実現することができる。
更に、本実施形態において管理サーバCSの広告登録テーブルTBL2には各メディアIDと対応付けて、事前に配信すべき広告情報に対応した広告IDが格納されている構成が採用されている。しかし、広告登録テーブルTBL2の記録内容、すなわち、各メディアIDに対応付けられている広告IDを任意に変更可能とすることにより、各パッケージメディアMの再生時に配信される広告情報を変更可能な構成としても良い。かかる方法を採用した場合、広告の有効期限が切れると、すぐに配信対象となる広告情報を変更することが可能となるため、広告のリアルタイム性を確保することも可能となる。
更にまた、本実施形態においては、メディア再生装置MP-kがパッケージメディアを再生する際の構成について説明したが、コンテンツデータのネットワーク配信や蓄積型放送においても、同様の広告情報配信を実現することができる。
また、パッケージメディアMとしてコンテンツデータの記憶領域の他に、各種のデータを記録する記録領域を有するようなメディアの場合、当該記録領域に本実施形態においてIDカードCに記録していた各種の情報を記録するようにすることも可能である。
また更に、各種の広告情報を記録することのできるIDカードCを用いる場合には、パッケージメディアMの購入時に販売端端末ST-lを用いて管理サーバCSから広告情報をダウンロードしてIDカードCに事前に記録しておくようにすることも可能である。この場合、メディア再生装置MP-kにおいてパッケージメディアMを再生する際に、IDカードCから読み出された広告情報が再生されることとなる。かかる構成を採用すれば、各メディア再生装置MP-kと管理サーバCSとの間の通信速度に関わらず広告情報の再生を円滑に行うことが可能となる。
更に、本実施形態において管理サーバCSと販売店端末ST-lは、公衆デジタル網ISNを介して通信を行う構成となっているが、両者を専用線LLにより接続し当該専用線を介して通信を行うようにしても良い。
更にまた、本実施形態において広告情報は、パッケージメディアMの再生に先立って、メディア再生装置MP-kが管理サーバCSからダウンロードする構成となっている。しかし、広告情報は、パッケージメディアMの再生時にリアルタイムにダウンロードするようにしても良い。
また、本実施形態においてメディア再生装置MP-kは、パッケージメディアMの再生時に広告挿入点において、コンテンツデータの再生を一時停止し、広告情報を再生する構成となっている。しかし、広告情報は、パッケージメディアMに記録されているコンテンツデータの再生画面に重畳して表示し、所謂ポップアップ型の表示を行うようにしても良い。この場合、図4に示すスイッチ107を設けずに、広告情報記録部105からのデータをデコードするためのデコーダと、メディアドライブ104からのデータをデコードするためのデコーダを設けて、両デコーダからの出力信号を加算機において加算するようにすれば良い。
更に、本実施形態においては、メディア再生装置MP-kにおいてIDカードCから読み出した情報に基づいて広告情報の再生を行う構成となっているが、当該処理の動作を規定するプログラムが記録された記録媒体と、それを読み取るコンピュータと、を備え、このコンピュータで当該プログラムを読み込むことによって上述と同様の処理動作を行うようにしてもよい。
[2]実施形態の変形例
[2.1]変形例1
上述した実施形態において各メディア再生装置MP-kは、全て、単一のネットワークである公衆デジタル網ISNに収容された構成が採用されていた。しかし、各ユーザUの環境によっては、各メディア再生装置MP-kが異なるネットワークに収容されている場合も想定される。そこで、各メディア再生装置MP-kの収容されているネットワークの通信速度に応じ広告情報の画像レートを管理サーバCSにおいて変更して、配信することにより、各ユーザUのおかれているネットワーク環境に応じた広告情報配信を実現することも可能である。
かかる機能を実現するため、本変形例にかかる管理サーバCSは、上述した図5に示す各要素の他に、更にデータ量削減装置を有する。このデータ量削減装置は、広告情報配信部212の制御の下、各種画像データのデータ量を削減して、メディア再生装置MP-kに配信する。なお、このデータ量削減装置が広告情報のデータ量を削減する方法については、任意である。例えば、以下のような方法が考えられる。
a)削減方法1
この方法においてデータ量削減装置は、広告情報DB24から読み出した広告情報を一度復号し、再度、より大きな量子化ステップで符号化することにより広告情報のデータ量を削減する。
b)削減方法2
この方法においてデータ量削減装置は、広告情報DB24から読み出した広告情報を構成する複数のフレームにおいて復号時に影響を与える可能性の低い、例えば、Bフレーム等のフレームを一定の割合で間引くことにより広告情報のデータ量を削減する。この結果、例えば、30フレーム/秒の画像からなる広告情報がI、Pフレームのみの10フレーム/秒の画像からなるデータに圧縮される。
c)削減方法3
この方法においてデータ量削減装置は、広告情報DB24から読み出した広告情報を復号し、当該広告情報よりも圧縮レートの高い方式により再符号化することにより広告情報のデータ量を削減する。
ここで、各メディア再生装置MP-kが収容されているネットワークの通信速度が異なる場合、管理サーバCSにおいて各メディア再生装置MP-kの収容されているネットワークの通信速度を把握することができなければ、どの程度のデータ量削減を施せば良いのかを把握することができない。そこで、本変形例において、メディア再生装置MP-kのシステム制御部106は、電源投入時に後述する通信速度算出処理を実行することにより、自機の収容されているネットワークの通信速度を算出し、記録する。そして、上述した図12ステップSc2においてリクエストメッセージを送信する際に、当該リクエストメッセージに対して記録している通信速度を付加するのである。
一方、管理サーバCSの広告情報配信部212は、メッセージに付加されてきた通信速度に従い後述するデータ量削減処理を実行し、かかる処理により、データ量が削減された広告情報をメディア再生装置MP-kへと配信する。
次に、具体的な処理内容について図16及び図17を参照しつつ説明することとする。なお、図16は、上述した通信速度算出処理の処理内容を示すフローチャートであり、図17は、上述したデータ量削減処理の処理内容を示すフローチャートである。
まず、メディア再生装置MP-kの電源投入をトリガとしてシステム制御部106は、この通信速度算出処理を開始して当該メディア再生装置MP-kがネットワークに始めて接続されたか、或いは、当該電源投入が当該月における最初のものであるか否かを判定する(ステップSe1)。この判定において、「no」と判定した場合、システム制御部106は、既に通信速度の算出が完了しているものとして、処理を終了する。
これに対して、ステップSe1において「yes」と判定した場合、システム制御部106は、時間の計測をスタートすると共に(ステップSe2)、管理サーバCSに対してテストデータの送信リクエストを送信する(ステップSe3)。一方、管理サーバCSのユーザ管理部211は、このリクエストに従って、テストデータを送信する。ここで、テストデータとは、所定データ量(例えば、500KByte)のデータであり、通信速度計測用に管理サーバCSが予め記録しているものである。
一方、上記リクエストの送信を契機として、メディア再生装置MP-kのシステム制御部106は、テストデータの受信が完了したか否かを判定する状態となり(ステップSe4)、テストデータの受信が完了するまで、同ステップの処理を繰り返す(「no」)。そして、テストデータの受信が完了した時点で、システム制御部106は、時間計測を終了する(ステップSe5)。この結果、システム制御部106によってリクエスト送信からテストデータの受信完了までに要した時間が計測されることとなる。なお、リクエストのデータ量は、テストデータのデータ量と比較して非常に小さいため、リクエスト送信からテストデータの受信開始までの時間が計測結果に与える影響はきわめて小さい。
次いで、システム制御部106は、テストデータのデータ量と、ステップSe5における計測結果に基づいて、当該メディア再生装置MP-kの収容されているネットワークの通信速度Drateを算出する(ステップSe6)。そして、システム制御部106は、この算出された通信速度Drateの値が「6Mbps」以上であるか否かを判定し(ステップSe7)、「yes」と判定した場合には、ネットワークの通信速度として「6Mbps」を記録して(ステップSe11)、処理を終了する。
これに対して、判定の結果「no」と判定した場合、システム制御部106は、次いで算出結果が「3Mbps」以上であるか否かを判定し(ステップSe7)、「yes」と判定した場合には、Drateとして「3Mbps」を記録して(ステップSe12)、処理を終了する。また、ステップSe7において「no」と判定した場合、システム制御部106は、当該算出結果が「1Mbps」以上であるか否かを判定し、この判定の結果「yes」と判定した場合には、Drateとして「1Mbps」を記録する一方(ステップSe13)、「no」と判定した場合にはDrateとして「500kbps」を記録して(ステップSe10)、処理を終了する。
かかる一連の処理により、メディア再生装置MP-kの収容されている通信速度Drateが算出され、記録されることとなる。このように通信速度Drateの算出、記録が終了している状態で、ユーザUが、メディアドライブ104に再生対象となるパッケージメディアMをセットし、リーダ・ライタ101にIDカードCをセットする。そして、ユーザUがメディア再生装置MP-kのユーザI/F部103に当該パッケージメディアMの再生を行う旨の入力操作を行うと、メディア再生装置MP-kのシステム制御部106は、上述した図10及び図11に示す再生モード決定処理を実行した後、図12乃至図14に示すパッケージメディア再生処理を実行する。なお、再生モード決定処理及びパッケージメディア再生処理の処理内容については、基本的に上述した実施形態と同様である。
かかる処理において上述した実施形態と異なる部分は、図12のステップSc2のみである。具体的には、このステップSc2においてリクエストメッセージを送信するに際して、システム制御部106は、当該リクエストメッセージに対して再生対象となっているパッケージメディアMのメディアIDのみならず、記録している通信速度Drateを付加する。
一方、かかるリクエストメッセージが送信されてくると、管理サーバCSの広告情報配信部212は、図17に示すデータ量削減処理を実行する。この処理において、広告情報配信部211は、まず、当該リクエストメッセージに付加されてきたメディアIDと、Drateを抽出する(ステップSf1)。そして、広告情報配信部212は、抽出したDrateに対応する制御信号をデータ量削減装置に出力することにより、データ量削減装置の設定を変更する(ステップSf2)。
次いで、広告情報配信部212は、ステップSf1において抽出したメディアIDを検索キーとして広告登録テーブルTBL2を検索することにより、当該メディアIDと対応付けて格納されている広告IDを読み出す(ステップSf3)。広告情報配信部212は、このようにして読み出された広告IDに対応する広告情報を広告情報DB24から読み出して、順次データ量削減装置に入力する(ステップSf4)。この結果、データ量削減装置によって、広告情報のデータ量がDrateに対応するデータ量に削減されてメディア再生装置MP-kへと送信されることとなる。
その後、広告情報配信部212は、全ての広告情報の送信が完了したか否かを判定する状態となり(ステップSf5)、全ての広告情報の配信が完了するまで、ステップSf4及びステップSf5の処理を繰り返すこととなる(ステップSf5「no」)。
一方、メディア再生装置MP-kにおいては、上記図12乃至図14のステップSc3〜ステップSc21の処理が実行され、パッケージメディアMの再生時に広告情報が挿入、再生されることとなる。
このようにして、本変形例において管理サーバCSは、メディア再生装置MP-kを収容するネットワークの通信速度に応じて、メディア再生装置MP-kに対して配信すべき広告情報のデータ量を変更するデータ量削減装置を更に有し、このデータ量削減装置によって広告情報のデータ量を削減してメディア再生装置MP-kに配信する構成となっている。この構成により、メディア再生装置MP-kの収容されているネットワークの通信速度に応じて、データ量を削減した後の広告情報がメディア再生装置MP-kに配信されることとなるため、ネットワークの通信速度に応じて広告情報のデータ量を削減して、配信することが可能となり、もって、ユーザUの待機すべき時間数を減少させることが可能となる。
[2.2]変形例2
上述した実施形態は、メディア再生装置MP-kにおいてパッケージメディアMの再生時に、再生モードを決定し、当該モードによりパッケージメディアMの再生を行うものであった。しかし、上述した通常再生モードによりパッケージメディアMの再生を開始した後にユーザUが広告情報の再生を望む場合がある。また、広告挿入再生モードによりパッケージメディアMの再生を開始した後に、ユーザUが通常再生モードへの切り替えを望む場合もある。
そこで、本変形例は、メディア再生装置MP-kにおけるパッケージメディアMの再生開始後に再生モードの切り替えを実現しようとするものである。かかる機能を実現するために本変形例にかかるメディア再生装置MP-kのシステム制御部106は、ユーザI/F部103に対して所定の入力操作が行われると、再生画面と重畳してメニュー画面を表示する。そして、かかるメニュー画面上でユーザUに再生モードの選択を行わせるのである。
この際の具体的な処理について図18を参照しつつ説明する。なお、図18は、メニュー画面が表示された時点においてメディア再生装置MP-kのシステム制御部106が実行する処理を示すフローチャートである。
この処理においてシステム制御部106は、まず、メニュー画面表示中に、ユーザI/F部103に対して所定の操作が行われたか否かを判定し(ステップSg1)、当該操作が行われるまで、同ステップの処理を繰り返す(「no」)。次いで、システム制御部106は、ステップSg1において行われた操作が再生モードを選択する旨の操作であるか、広告挿入再生モードを選択する旨の操作であるかを判定する(ステップSg2)。
この判定において通常再生モードを選択する旨の操作がなされたと判定された場合、システム制御部106は、再生モードを通常再生モードへと設定変更する(ステップSg3)。この結果、既に通常再生モードにて再生されていた場合、何ら再生状態に変更が加えられずに現在の再生状態が維持される。一方、既に広告挿入モードにて再生されていた場合、システム制御部106は、既に再生された広告情報の再生時間等に基づきユーザUに付与すべきポイントを算出して、IDカードCに当該ポイント数を記録する。そして、システム制御部106は、当該ポイント数等を管理サーバCSにアップロードすると共に、パッケージメディアMの再生を継続する。
これに対して、ステップSg2において広告挿入モードが選択されたものと判定した場合、システム制御部106は、再生モードを広告挿入再生モードに設定変更するのである。この結果、既に広告挿入再生モードにてパッケージメディアMの再生が行われていた場合には、システム制御部は、そのままの図12乃至図14の処理を継続する。一方、既に通常再生モードにて再生されていた場合、システム制御部106は、図12ステップSc2〜ステップSc6の処理を割り込ませ、管理サーバCSから広告情報をダウンロードして広告情報記録部105に記録させた後に、上述した図12乃至図14のステップSc8〜ステップSc21の処理を割り込ませる。この結果、広告挿入点において広告情報記録部105に記録されている広告情報が再生されることとなるのである。なお、この際に実行される処理については、上述の図12乃至図14と同様であるため、詳細は省略する。
このようにして、本応用例のメディア再生装置MP-kにおいては、スイッチ107を介してデコーダ108に広告情報が供給されている状態において、ユーザI/F部103に対してユーザが所定の入力が行った場合に、システム制御部106は、広告情報の再生を中止する構成となっている。すなわち、ユーザUにより所定の入力操作が行われると、メディア再生装置MP-kにおいては、広告情報の再生が中止される。このため、ユーザUは、自己の意図に従って、広告情報の再生を中途で中止することが可能となり、もって、ユーザUの利便性を高めることが可能となる。
[2.3]変形例3
上記実施形態にかかる広告情報配信システム1は、IDカードCに広告情報の再生をユーザUが許容していたパッケージメディアMに対応するメディアIDを記録しておき、パッケージメディアMの再生時に当該メディアMに記録されているタイトル名と、IDカードCに記録されているメディアID等の情報に基づいて広告情報の再生の可否を判定する構成となっている。
しかし、IDカードCに記録すべき情報を管理サーバCS若しくは他のASP(Application Service Provider)サーバに保有させ、ネットワーク上の電子認証を利用した仮想カードとして利用することも可能である。この場合、IDカードCのような物理的なモジュールがユーザUに配布されることはなく、代わりに当該ユーザUに対応するユーザIDと当該ユーザUのパスワードが配布される。
一方、ユーザUがメディア再生装置MP-kにより、新たに購入したパッケージメディアMを初めて再生する場合、ユーザUは、IDカードCをメディア再生装置MP-kに挿入する代わりに、自己に配布されているユーザIDとパスワードをメディア再生装置MP-kのユーザI/F部103に入力する。すると、システム制御部106は、この入力されたパスワード等のデータを管理サーバCSに送信する。
かかるデータを受信すると管理サーバCSのユーザ管理部211は、送信されてきたデータに基づいてユーザ認証を行い、認証に成功した場合には、事前に登録されている情報、すなわち、本実施形態においてIDカードCに記録されている情報と同内容の情報をメディア再生装置MP-kに対して返信する。このようにして、返信されてきた情報は、メディア再生装置MP-kの図示せぬメモリに記録される。
パッケージメディアMを再生する場合、このメディア再生装置MP-kに記録されている情報に基づいて、再生対象となっているパッケージメディアMの再生時に広告情報の挿入再生が許容されているか否かを判定し、許容されているものと判定した場合にのみ、再生モードとして広告挿入再生モードに設定するのである。なお、他の動作については、上述の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
実施形態における広告情報配信システム1の構成を示すブロック図である。 同実施形態における広告情報配信システム1において実施される広告方法の概要を示す図である。 同実施形態におけるIDカードCに記録されている情報の一例を示す図である。 同実施形態におけるメディア再生装置MP-kの構成を示すブロック図である。 同実施形態における管理サーバCSの構成を示すブロック図である。 同実施形態における広告情報DB24の記録内容の一例を示す図である。 同実施形態におけるユーザ管理テーブルTBL1の記録内容の一例を示す図である。 同実施形態における広告登録テーブルTBL2の記録内容の一例を示す図である。 同実施形態におけるメディア再生装置MP-kのシステム制御部106の実行する処理を示すフローチャートである。 同実施形態におけるメディア再生装置MP-kのシステム制御部106が実行する再生モード決定処理の処理内容を示すフローチャートである。 同実施形態におけるメディア再生装置MP-kのシステム制御部106が実行する再生モード決定処理の処理内容を示すフローチャートである。 同実施形態におけるメディア再生装置MP-kのシステム制御部106が実行するパッケージメディア再生処理の処理内容を示すフローチャートである。 同実施形態におけるメディア再生装置MP-kのシステム制御部106が実行するパッケージメディア再生処理の処理内容を示すフローチャートである。 同実施形態におけるメディア再生装置MP-kのシステム制御部106が実行するパッケージメディア再生処理の処理内容を示すフローチャートである。 同実施形態における販売店端末ST-lにおいて実行される処理を示すフローチャートである。 変形例1におけるメディア再生装置MP-kのシステム制御部106が実行する通信速度算出処理の処理内容を示すフローチャートである。 同変形例1における管理サーバCSの広告情報配信部212が実行する量削減処理の処理内容を示すフローチャートである。 変形例2におけるメディア再生装置MP-kのシステム制御部106が実行する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
MP-k・・・メディア再生装置
101・・・リーダ・ライタ
102・・・ネットワークI/F部
103・・・ユーザI/F部
104・・・メディアドライブ
105・・・広告情報記録部
106・・・システム制御部
107・・・スイッチ
108・・・デコーダ
109・・・データバス
CS・・・管理サーバ
21・・・システム制御部
22・・・ネットワークI/F部
23・・・テーブル記録部
24・・・広告情報DB
ST-l・・・販売店端末
ISN・・・公衆デジタル網

Claims (16)

  1. 第1記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生する再生手段と、
    前記第1記録媒体の識別情報である媒体識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記取得した媒体識別情報に基づいて、前記コンテンツデータの再生時に広告内容を示す広告情報の再生をユーザが許容しているか否かを示す再生許容情報を前記第1記録媒体と異なる第2記録媒体または外部装置の何れか一方から取得する再生許容情報取得手段と、
    少なくとも前記再生許容情報に基づき、前記広告情報の再生の可否を判定する判定手段と、
    前記広告情報を外部から取得する広告情報取得手段と、を具備し、
    前記再生手段は、前記判定手段によって前記広告情報の再生が許容されているものと判定された場合に、前記コンテンツデータを再生しつつ、前記取得された広告情報を再生する
    ことを特徴とするコンテンツデータ再生装置。
  2. 前記広告情報取得手段により取得された前記広告情報を記録する広告情報記録手段を更に有し、
    前記再生手段は、前記判定手段によって前記広告情報の再生が許容されているものと判定された場合に、前記コンテンツデータを再生しつつ、前記広告情報記録手段に記録されている前記広告情報を再生する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ再生装置。
  3. 前記判定手段によって前記広告情報の再生が許容されているものと判定された場合に、前記広告情報取得手段が前記広告情報を取得しつつ、前記再生手段が当該取得された広告情報を順次再生する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ再生装置。
  4. 前記判定手段は、前記再生許容情報と、当該コンテンツデータ再生装置に対してユーザが行った入力内容を示す内容情報と、に基づいて前記広告情報の再生の可否を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ再生装置。
  5. 前記再生手段が前記コンテンツデータの再生時に再生すべき前記広告情報の再生時間を示す挿入時間情報を予め設定するための挿入時間情報設定手段を更に有し、
    前記再生手段は、前記コンテンツデータを再生しつつ、前記広告情報を前記挿入時間情報により示される再生時間、再生する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ再生装置。
  6. 前記再生手段は、前記広告情報の再生中に当該コンテンツデータ再生装置に対してユーザが所定の入力を行った場合に、前記広告情報の再生を中止する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ再生装置。
  7. 前記再生手段は、前記コンテンツデータの再生中に、予め定められたタイミングにて前記広告情報を再生する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ再生装置。
  8. 前記再生手段は、前記所定のタイミングが到来した場合に、前記コンテンツデータの再生を中断し、ユーザが当該コンテンツデータ再生装置に対して所定の入力を行った場合に、前記広告情報を再生する
    ことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツデータ再生装置。
  9. 前記再生手段によって前記広告情報が再生された場合に、金銭的価値に対応する金銭データを前記第2記録媒体または前記外部装置の何れか一方に書き込む書込手段と、
    前記書込手段によって、書き込まれた金銭データを前記ネットワークに送信する送信手段と
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツデータ再生装置。
  10. 第1記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生するコンテンツデータ再生装置に対し、広告内容を示す広告情報を配信する広告情報配信手段を有する、広告情報配信サーバと、
    前記コンテンツデータを再生する再生手段と、
    前記第1記録媒体の識別情報である媒体識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記取得した媒体識別情報に基づいて、前記コンテンツデータの再生時に前記広告情報の再生をユーザが許容しているか否かを示す再生許容情報を前記第1記録媒体と異なる第2記録媒体または外部装置の何れか一方から取得する再生許容情報取得手段と、
    少なくとも前記再生許容情報に基づき、前記広告情報の再生の可否を判定する判定手段と、
    少なくとも前記再生許容情報に基づき、前記広告情報の再生の可否を判定する判定手段と、
    前記広告情報を外部から取得する広告情報取得手段と、を具備し、
    前記再生手段は、前記判定手段によって前記広告情報の再生が許容されているものと判定された場合に、前記コンテンツデータを再生しつつ、前記取得された広告情報を再生する、コンテンツデータ再生装置と、
    を具備することを特徴とする広告情報配信システム。
  11. 前記コンテンツデータ再生装置を収容するネットワークを更に有すると共に、
    前記広告情報配信サーバは、
    前記ネットワークの通信速度に応じて、前記コンテンツデータ再生装置に対して配信すべき前記広告情報のデータ量を変更するデータ量変更手段を更に有し、
    前記広告情報配信サーバの前記広告情報配信手段は、前記データ量変更手段によってデータ量の変更された前記広告情報を前記コンテンツデータ再生装置に配信する
    ことを特徴とする請求項10に記載の広告情報配信システム。
  12. 前記コンテンツデータ再生装置は、
    前記再生手段によって前記広告情報が再生された場合に、金銭的価値に対応する金銭データを前記第2記録媒体または前記外部装置の何れか一方に書き込む書込手段と、
    前記書込手段によって、書き込まれた金銭データを前記広告情報配信サーバに送信する送信手段と、を更に有する
    ことを特徴とする請求項10に記載の広告情報配信システム。
  13. 前記コンテンツデータ再生装置のユーザが前記記録媒体を購入する際の決済を行う決済手段と、
    前記外部装置に記録されている前記金銭データに基づいて決済金額を減算する減算手段と、
    前記外部装置に記録されている前記金銭データから前記ユーザの使用した金額に応じた額を減じた前記金銭データを新たに前記外部装置に書き込む金銭データ書込手段と、を有する決済装置を更に有する
    ことを特徴とする請求項12に記載の広告情報配信システム。
  14. 第1記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生するコンテンツデータ再生装置が前記第1記録媒体の識別情報である媒体識別情報を取得する第1ステップと、
    前記コンテンツデータ再生装置が前記取得した媒体識別情報に基づいて、前記コンテンツデータの再生時に広告内容を示す広告情報の再生をユーザが許容しているか否かを示す再生許容情報を前記第1記録媒体と異なる第2記録媒体または外部装置の何れか一方から取得する第2ステップと、
    前記コンテンツデータ再生装置が少なくとも前記再生許容情報に基づき、前記広告情報の再生の可否を判定する第3ステップと、
    前記コンテンツデータ再生装置が前記広告情報を外部から取得する第4ステップと、
    前記コンテンツデータ再生装置が前記第3ステップにて前記広告情報の再生が許容されているものと判定された場合に、前記コンテンツデータを再生しつつ、前記取得された広告情報を再生する第5ステップと
    を具備することを特徴とする広告情報配信方法。
  15. コンピュータによって、第1記録媒体に記録されたコンテンツデータを再生するためのコンテンツデータ再生プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記第1記録媒体の識別情報である媒体識別情報を取得する識別情報取得手段、
    前記取得した媒体識別情報に基づいて、前記コンテンツデータの再生時に広告内容を示す広告情報の再生をユーザが許容しているか否かを示す再生許容情報を前記第1記録媒体と異なる第2記録媒体または外部装置の何れか一方から取得する再生許容情報取得手段、
    少なくとも前記再生許容情報に基づき、前記広告情報の再生の可否を判定する判定手段、
    前記広告情報を外部から取得する広告情報取得手段、
    前記コンテンツデータを再生すると共に、前記判定手段によって前記広告情報の再生が許容されているものと判定された場合には、前記コンテンツデータを再生しつつ、前記取得された広告情報を再生する再生手段
    として機能させることを特徴とするコンテンツデータ再生プログラム。
  16. 請求項15に記載のコンテンツデータ再生プログラムを記録した、コンピュータに読みとり可能な情報記録媒体。
JP2003416964A 2003-12-15 2003-12-15 コンテンツデータ再生装置、広告情報配信システム、広告情報配信方法、コンテンツデータ再生プログラム及び情報記録媒体 Pending JP2005176240A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003416964A JP2005176240A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 コンテンツデータ再生装置、広告情報配信システム、広告情報配信方法、コンテンツデータ再生プログラム及び情報記録媒体
EP04029453A EP1544772A1 (en) 2003-12-15 2004-12-13 Content data reproducing apparatus, advertisement information distribution system, advertisement information distribution method, content data reproducing program, and information recording medium
US11/011,277 US20050144201A1 (en) 2003-12-15 2004-12-13 Content data reproducing apparatus, advertisement information distribution system, advertisement information distribution method, content data reproducing program, and information recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003416964A JP2005176240A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 コンテンツデータ再生装置、広告情報配信システム、広告情報配信方法、コンテンツデータ再生プログラム及び情報記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005176240A true JP2005176240A (ja) 2005-06-30

Family

ID=34510597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003416964A Pending JP2005176240A (ja) 2003-12-15 2003-12-15 コンテンツデータ再生装置、広告情報配信システム、広告情報配信方法、コンテンツデータ再生プログラム及び情報記録媒体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20050144201A1 (ja)
EP (1) EP1544772A1 (ja)
JP (1) JP2005176240A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007148512A1 (ja) * 2006-06-21 2007-12-27 Panasonic Corporation 端末装置
WO2008056407A1 (fr) * 2006-11-07 2008-05-15 Pioneer Corporation Dispositif de traitement de contenu, dispositif de reproduction, système de traitement de contenu et support d'enregistrement
JP2011103529A (ja) * 2009-11-10 2011-05-26 Phi-Sum Llc 視聴覚コンテンツの提供のための方法、システム、記録媒体およびプログラム
JP2011114555A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Sharp Corp コンテンツ配信装置、コンテンツ視聴装置、コンテンツ配信方法およびコンテンツ視聴方法
WO2011072044A3 (en) * 2009-12-09 2011-08-18 Icelero Llc Method, system and apparatus for advertisement delivery from electronic data storage devices
JP2012054958A (ja) * 2011-10-03 2012-03-15 Hitachi Ltd 再生装置、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、およびサーバ
US8526791B2 (en) 2005-09-27 2013-09-03 Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. Playback apparatus
JP2013179591A (ja) * 2006-05-05 2013-09-09 Sony Computer Entertainment America Llc 広告の回転
WO2022004121A1 (ja) * 2020-06-29 2022-01-06 日本電気株式会社 広告配信装置、広告配信方法、及び、広告配信プログラムが格納された記録媒体

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5577023B2 (ja) 2008-02-22 2014-08-20 日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 表示装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002183587A (ja) * 2000-12-14 2002-06-28 Sanyo Electric Co Ltd コンテンツ再生装置およびコンテンツ販売システム
JP2002330417A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Sharp Corp 放送受信端末とそれを用いた放送システム
JP2003023586A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Hitachi Ltd データ記録再生装置及びシステム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999060504A1 (en) * 1998-05-15 1999-11-25 Unicast Communications Corporation A technique for implementing browser-initiated network-distributed advertising and for interstitially displaying an advertisement
US6446045B1 (en) * 2000-01-10 2002-09-03 Lucinda Stone Method for using computers to facilitate and control the creating of a plurality of functions
JP2005157463A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Pioneer Electronic Corp データ分類方法、要約データ生成方法、データ分類装置、要約データ生成装置、データ分類プログラム、要約データ生成プログラム及び情報記録媒体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002183587A (ja) * 2000-12-14 2002-06-28 Sanyo Electric Co Ltd コンテンツ再生装置およびコンテンツ販売システム
JP2002330417A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Sharp Corp 放送受信端末とそれを用いた放送システム
JP2003023586A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Hitachi Ltd データ記録再生装置及びシステム

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8526791B2 (en) 2005-09-27 2013-09-03 Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. Playback apparatus
JP2013179591A (ja) * 2006-05-05 2013-09-09 Sony Computer Entertainment America Llc 広告の回転
WO2007148512A1 (ja) * 2006-06-21 2007-12-27 Panasonic Corporation 端末装置
WO2008056407A1 (fr) * 2006-11-07 2008-05-15 Pioneer Corporation Dispositif de traitement de contenu, dispositif de reproduction, système de traitement de contenu et support d'enregistrement
JPWO2008056407A1 (ja) * 2006-11-07 2010-02-25 パイオニア株式会社 コンテンツ処理装置、再生装置、コンテンツ処理システムおよび記録媒体
JP4856716B2 (ja) * 2006-11-07 2012-01-18 パイオニア株式会社 コンテンツ処理システム、コンテンツ処理装置、外部装置
JP2011103529A (ja) * 2009-11-10 2011-05-26 Phi-Sum Llc 視聴覚コンテンツの提供のための方法、システム、記録媒体およびプログラム
JP2011114555A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Sharp Corp コンテンツ配信装置、コンテンツ視聴装置、コンテンツ配信方法およびコンテンツ視聴方法
WO2011072044A3 (en) * 2009-12-09 2011-08-18 Icelero Llc Method, system and apparatus for advertisement delivery from electronic data storage devices
JP2012054958A (ja) * 2011-10-03 2012-03-15 Hitachi Ltd 再生装置、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、およびサーバ
WO2022004121A1 (ja) * 2020-06-29 2022-01-06 日本電気株式会社 広告配信装置、広告配信方法、及び、広告配信プログラムが格納された記録媒体
JP7416249B2 (ja) 2020-06-29 2024-01-17 日本電気株式会社 広告配信装置、広告配信方法、及び、広告配信プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20050144201A1 (en) 2005-06-30
EP1544772A1 (en) 2005-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4074745B2 (ja) コンテンツ配信返却システム
JP4356226B2 (ja) サーバ装置、配信システム、配信方法、及び端末装置
US6104813A (en) Interactive compact disc system
US20160080811A1 (en) Method for providing and obtaining content
US20070239612A1 (en) Content providing/obtaining system
US20090231971A1 (en) Reproducing apparatus, program and recording medium
WO2002067167A1 (fr) Systeme de fourniture et d'acquisition de contenus
JP3915720B2 (ja) 映像制作システム、映像制作装置、映像制作方法
KR20090018529A (ko) 이동식 저장매체 또는 네트워크를 이용한 콘텐츠 구매 방법및 장치
JP2005176240A (ja) コンテンツデータ再生装置、広告情報配信システム、広告情報配信方法、コンテンツデータ再生プログラム及び情報記録媒体
JP2002203180A (ja) 制御情報出力装置および制御情報出力方法
JP4122707B2 (ja) デジタルコンテンツ配信方法およびシステム並びにその処理プログラムを記録した媒体
US8584249B2 (en) System for preventing unauthorized use of digital content
JP2000048079A (ja) 二次コピー管理機能を備えたデジタルコンテンツ蓄積再生装置およびデジタルコンテンツ蓄積専用装置
JP2003132232A (ja) ディジタルコンテンツ配信システム
JP4289390B2 (ja) 映像制作システム、映像制作装置、映像制作方法
US20050078936A1 (en) Memory card for digital television decoder and method of processing data using memory card and method of rental of memory cards
JP2002202785A (ja) サーバ装置および送受信装置
JP2008059075A (ja) 広告機能を有する記録媒体
NL1013422C2 (nl) Werkwijze en inrichting voor het distribueren van digitale gegevensbestanden zoals liedjes naar mobile weergavemiddelen.
JP2001306684A (ja) 情報記録媒体の利用期限管理方法、利用期限管理システム、および、この方法で利用期限が管理される情報記録媒体
JP2005056240A (ja) コンテンツ配信システム、コンテンツ配信サーバー、コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信プログラム
JP2002049377A (ja) 視聴コンテンツ再生装置及び視聴コンテンツ配信システム
JP2006024226A (ja) コンテンツ提供装置、コンテンツ提供方法、コンテンツ提供プログラム、コンテンツ取得装置、コンテンツ取得方法及びコンテンツ取得プログラム
JP3641644B2 (ja) ソフトウェアライブラリ装置およびソフトウェアライブラリ装置におけるソフトウェアレンタル方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101026