JP2005175093A - 電子機器及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シールドケースの固定を強化し、本体フレーム自体も補強すると共に、シールドケース内の回路基板を静電気から保護する
【解決手段】プリンタ1において、装置本体を保持する金属製の本体フレーム30と、回路基板を覆うシールドケース21とが並設され、接続部材40は、導電性を有する金属部材から成り、一端側40Aがシールドケース21の端部21Eに固定され、他端側40Bが本体フレーム30の上部センターフレーム31Aに固定されている。接続部材40により、本体フレーム30とシールドケース21は、設置位置で互いに補強し合うように接続される。シールドケース21が強固に固定され、本体フレーム30自体も補強される。シールドケース21の近傍に発生した静電気は、シールドケース21の中央部を横断して伝わることなく、接続部材40を通じて本体フレーム30側に流出するので、シールドケース21内の回路基板を静電気から保護し得る。
【選択図】 図3

Description

本発明は、プリンタ等の記録装置に代表される電子機器に関し、特に、回路基板を覆うシールドケースと本体フレームとが互いに補強し合うように接続された電子機器に関する。
ファクシミリ装置やプリンタ等に代表される電子機器の一つとして、インクジェットプリンタがある。インクジェットプリンタには、記録データを作成し送信するパーソナルコンピュータ等と接続され、パーソナルコンピュータから受信した記録データに従って記録動作を実行するものがある。一方で、近年のデジタルカメラ等の普及に伴い、パーソナルコンピュータ等との接続を必要とせず、デジタルカメラに着脱自在に装着されるメモリカード等をそのまま装着可能とするスロット部を備え、当該インクジェットプリンタ単独で記録動作を実行可能なものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−175657号公報 また、インクジェットプリンタ等の電子機器は、通常、電源ユニットと主制御部とを有し、主制御部は回路基板上に構成されている。回路基板には、IC、トランジスタ、CPU等の電子部品が実装され、電子部品相互は、例えば、プリント配線により接続されている。そして、電子部品等から放出される電磁波を遮蔽する等のために、回路基板の周辺には電磁波シールド部材が設けられ、このような電磁波シールド部材によって回路基板全体が覆われる構造のシールドケースを構成している。また、このようなシールドケースは、上述した電子部品と直接接触するような構造にも形成されており、電子部品等から発生する熱を放出する放熱手段を兼ねている場合がある。この放熱効果を高める形態として、シールドケースに覆われた回路基板を、サイドフレーム近傍に、サイドフレームと並立した状態で配設した例がある(例えば、特許文献2参照)。 特開2003−285563号公報
上述した特許文献1等に記載のインクジェットプリンタ(以下、ダイレクトプリンタと言う)は、複数種類のメモリカードを装着することが可能なスロット部を有し、スロット部はダイレクトプリンタの主制御部を構成する回路基板と連結されている。そして、回路基板は電磁波を遮蔽するシールドケースにより覆われており、シールドケースとスロット部は一体的な構造となっている。そして、シールドケースは、本体フレームを構成するサイドフレームの近傍に、鉛直方向に立てた状態で設置されているのが一般的である。
即ち、シールドケースは、サイドフレーム近傍に、サイドフレームと並立した状態で配設され、シールドケースの底部とダイレクトプリンタの底部が、数箇所、ネジ止め等の手段により固定されている。しかし、シールドケースの底部とダイレクトプリンタの底部をネジ止めするだけでは、シールドケースの側面上部を水平方向に動かすような外力に対しては十分な強度を持つとは言い難い。また、印刷動作時における振動による影響をダイレクトプリンタの主制御部が受ける虞れもある。
また、このようなダイレクトプリンタ等の課題として、ダイレクトプリンタのシールドケースの近傍或いは端部で発生した静電気が、シールドケースの中央部を横断して伝わり、グラウンド側に流れていく場合がある。このように、静電気がシールドケースの中央部を横断して流れると、シールドケース内の回路基板上に形成された電子部品やプリント配線上を流れる電気信号にノイズとして影響を与えてしまう虞れがある。かかるノイズの影響が大きい場合には、印刷に誤動作を生じる可能性も否定できない。
本発明の第一の目的は、シールドケースの固定を補強しつつ本体フレーム自体の補強も可能な電子機器を提供することにある。
また、本発明の第二の目的は、シールドケースの固定を補強しつつ本体フレーム自体の補強も可能な上に、シールドケースの近傍等で発生する静電気からシールドケース内の回路基板を保護し得る電子機器を提供することにある。
上記第一の目的を達成するため、本発明の電子機器は、回路基板を覆い、箱状に形成されたシールドケースと、機器本体を保持する本体フレームとを備え、前記シールドケースと本体フレームとが、設置位置で互いに補強し合うように接続されたことを特徴としている。
かかる構成によれば、シールドケースと本体フレームとが接続されることで互いに補強し合うこととなるので、シールドケースを本体フレームと強固に固定することができ、本体フレーム自体の補強も可能となる。
また、前記シールドケースと前記本体フレームとが並設され、一端側が前記シールドケースの端部に固定し、他端側が前記本体フレームに固定する接続部材を介して接続されていることを特徴としている。
かかる構成によれば、シールドケースと本体フレームとが接続部材を介して更に補強し合うこととなるので、シールドケースを本体フレームとより強固に固定することができ、本体フレーム自体の補強効果も高まる。
上記第二の目的を達成するため、本発明の電子機器は、更に、前記本体フレームの少なくとも前記接続部材の固定部が金属部材で構成されていることを特徴としている。そして、前記接続部材が導電性を有する金属部材で形成されて前記シールドケースを接地することを特徴としている。
これにより、シールドケース又はその近傍に発生した静電気は、当該接続部材を通じてグラウンド側に流出するので、接続部材により同時に静電気対策も可能となり、シールドケースの近傍等で発生する静電気からシールドケース内の回路基板を保護することができる。
尚、本発明の電子機器は、前記シールドケースが、前記本体フレームを構成するサイドフレームの近傍に並立した状態で配設されていてもよい。
このように、シールドケースが本体フレームを構成するサイドフレームの近傍に並立して設置されることにより、シールドケースと本体フレームとが、当該設置位置で互いに補強し合うように接続されることになり、シールドケースの水平方向での揺動が抑止され、シールドケースの固定に対する補強効果が高められる。
更に、前記接続部材は、前記一端側が前記シールドケースの上方側の端部にネジ止めされると共に、前記他端側が前記本体フレームにネジ止めされるようにしてもよい。
かかる構成によれば、シールドケースと本体フレームとが、ネジ止めにより当該設置位置で互いに補強し合うように強固に接続される結果、シールドケースと本体フレーム相互の補強効果がより一層高められる。また、ネジ止めにより簡単にシールドケースの上方側端部と本体フレームとを固定し接続することができる。更に、シールドケースの上方側端部と本体フレームとがネジ止めにより固定し接続されるので、シールドケースの上方側近傍又はその端部に発生した静電気は、シールドケースの中央部を横断して伝わることなく、当該接続部材を通じて前記本体フレーム方向に流出する。この結果、静電気がシールドケース内の回路基板上に形成された電子部品等にノイズとして影響を与えてしまうのを有効に防止できる。
尚、本発明の記録装置は、回路基板を覆い、箱状に形成されたシールドケースと、記録構成部及び媒体搬送部を保持する本体フレームとを備え、前記シールドケースと本体フレームとが、設置位置で互いに補強し合うように接続されたことを特徴としている。
これにより、シールドケースを本体フレームと強固に固定することができ、本体フレーム自体も補強された記録装置を提供し得る。従って、シールドケース内の回路基板や本体フレームが保持する記録構成部及び媒体搬送部を外力や振動から保護し得ることとなり、安定した記録が可能となる。
以下、図1乃至図4を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。ここで、図1は、本発明に係る「電子機器」乃至「記録装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下、プリンタと言う)1の外観斜視図である。図2は、プリンタ1に設けられたメモリカードの挿入口付近を示す外観斜視図である。
図1において、プリンタ1は装置本体を覆うハウジング2及びハウジング2の上部中央に設けられた開閉自在な上部カバー5によってその外観が大略構成され、装置後部には被記録媒体としての印刷用紙を複数枚傾斜姿勢で支持するペーパーサポート4を備えた給紙装置3が設けられている。給紙装置3から給送された印刷用紙は、図示しない記録ヘッドによって記録が行われ、排紙ローラ8による搬送力を受けて排出口9からスタッカ10へと排出される。スタッカ10は回動可能に設けられ、排出口9を開放する形態(図示する形態)と排出口9を閉じる形態(図示せず)との2つの形態をとることができる。
ハウジング2の右上部には、ユーザインタフェースを構成する表示部6と操作部7が配設されている。表示部6には、プリンタ1の各種ステータスの表示や、操作部7を操作することによって設定される印刷設定状況等が表示される。操作部7は、電源ボタン、印刷実行ボタン、印刷設定ボタン等によって構成されている。
ハウジング2の右下部には、インタフェース部が設けられている。開閉自在なカバー11を開放すると、図2に示すように、外部インタフェースとしてのカードスロット13,14,15が設けられている。カードスロット13,14,15は、例えば、フラッシュメモリ等の小型メモリカードを着脱可能なスロットであり、複数存在する小型メモリカードの規格に対応できるように、それぞれ固有の形状及び寸法を備えている。カードスロット13,14,15に挿入された小型メモリカードは、図示しない読み込み及び書き込み手段によって主として内部データが読み込まれ、あるいは、必要に応じてデータの書き込みが行われる。
即ち、プリンタ1は、ホストコンピュータ等の外部機器と接続して印刷データを受信する必要がなく、プリンタ1単独で、印刷設定(用紙設定、用紙サイズ設定、印刷枚数設定、画質設定、等々)を行うことができ、小型メモリカードに記録された画像データから印刷データを生成して印刷を実行することが可能に構成されている。例えば、デジタルカメラに装着されて記録(画像)データが書き込まれた小型メモリカードが、カードスロット13,14又は15に装着されると、プリンタ1はこれを検出し、表示部6に印刷実行指示を促すメッセージを表示する。これに対してユーザは、操作部7を操作して印刷条件を設定し、印刷実行の指示を与える。尚、プリンタ1は、外部のホストコンピュータと接続可能なように装置後部にUSBインタフェース(図示せず)を備え、装置前部には、CD−Rドライブ等の外部機器と接続可能なようにUSBインタフェース12を備えている。
図3は、プリンタ1からハウジング2、キャリッジ(図1及び図2には図示せず)等を取り外した状態を示す斜視図であり、図4はシールドケース21と本体フレーム30をプリンタ1の内方向より見た状態を示す斜視図(図4は図3におけるX方向矢視図)である。
プリンタ1は、図示しない回路基板を覆い、箱状に形成されたシールドケース21と、機器本体を保持する本体フレーム30とを備え、シールドケース21と本体フレーム30とが、設置位置で互いに補強し合うように接続されている。尚、ここにいう回路基板は、「記録装置」としてのプリンタ1の記録動作等を制御する主制御回路が形成された基板である。また、機器本体とは、後述するキャリッジ等から成る記録構成部及び紙送り機構等から成る媒体搬送部(共に図示せず)から構成され、「記録装置」としてのプリンタ1の本体フレーム30は、かかる記録構成部及び媒体搬送部を保持するものである。
また、シールドケース21と本体フレーム30とは並設され、一端側がシールドケース21の端部に固定し、他端側が本体フレーム30に固定する接続部材40及び41を介して接続されている。
尚、本実施形態では、図3に示すように、シールドケース21は本体フレーム30を構成するサイドフレーム33の近傍に並立した状態で配設されているが、シールドケース21と本体フレーム30とが「並設され」とは、このようにシールドケース21がサイドフレーム33と隣り合うように並立する場合以外を含み、シールドケース21が本体フレーム30に対して二次元的に(360度の空間で)並んで配置されていればよい。
さて、図4に示すように、シールドケース21は、シールドケース21を構成する電磁波シールド部材23の中央付近を、導電性を有する金属部材で形成された接続部材41を介して前方フレーム34と固定されている。またシールドケース21の端部21E(図示する例では、天井部の後半分側)を、導電性を有する金属部材で形成された接続部材40を介して上部センターフレーム31Aと固定されている。
これにより、シールドケース21を本体フレーム30と強固に固定することができ、本体フレーム30自体の補強も可能となっている。また、接続部材40及び41が導電性を有する金属部材で形成されているため、シールドケース21を接地する機能を有している。この結果、シールドケース21又はその近傍に発生した静電気は、接続部材40及び41を通じてグラウンド側に流出するので、接続部材40及び41により同時に静電気対策も可能となる。
尚、本実施形態のプリンタ1では、シールドケース21と本体フレーム30とを接続部材40及び41を介して接続しているが、シールドケース21と本体フレーム30とが互いに補強し合うように接続されていればよく、本実施形態のように、接続部材40及び41により接続される他、シールドケース21と本体フレーム30とが直接接続されていてもよい。
再び、図3を参照して、本体フレーム30は、主走査方向に伸び、且つ、鉛直面に平行な平面をなすセンターフレーム31と、センターフレーム31の上方に形成され、図示しないキャリッジの後側の一部を摺動可能に保持する上部センターフレーム31A、センターフレーム31の両側に結合され、センターフレーム31のなす平面と直交する平面を有するサイドフレーム32及び33と、主走査方向に伸びる棒状の前方フレーム34により構成され、平面視略矩形の形状をなしている。上部センターフレーム31Aは、本体フレーム30の剛性を向上させるようにE型断面形状等に加工され、たわみや捻れに強い構造となっている。前方フレーム34も、上部センターフレーム31Aと同様に、E型断面形状等に加工され、たわみや捻れに強い構造を有している。
本実施形態では、本体フレーム30を構成するセンターフレーム31、上部センターフレーム31A、サイドフレーム32及び33、及び前方フレーム34は、金属部材により構成されている。但し、接続部材40及び41がシールドケース21を接地する機能を奏するためには、本体フレーム30のうち、少なくとも接続部材40及び41の固定部、即ち、接続部材40の固定部である上部センターフレーム31Aと、接続部材41の固定部である前方フレーム34が金属部材で構成されていれば足り、センターフレーム31やサイドフレーム32及び33は、例えば、プラスチック等の樹脂により構成されていてもよい。
さて、本実施形態では、シールドケース21は、本体フレーム30を構成するサイドフレーム33の近傍に並立した状態で配設されている。シールドケース21が立設された構成では、もともとシールドケース21の水平方向での揺動が生じ易い。そこで、図3に示すように、シールドケース21をサイドフレーム33と隣り合うように並立させることで、シールドケース21と(本体フレーム30の)サイドフレーム33とが、設置位置で互いに補強し合うように接続され得るようになり、シールドケース21の固定に対する補強効果が高まる。
シールドケース21は、プリンタ1の主制御部を構成する図示しない回路基板を、電磁波シールド部材22(図3参照)、23(図4参照)により覆ったものである。即ち、回路基板にはIC、トランジスタ、CPU等の電子部品が実装されていて、電子部品相互はプリント配線により接続されており、当該電子部品等から放出される電磁波を遮蔽する等のために、シールドケース21が設けられている。
より詳しくは、シールドケース21は薄い箱形の形状をなし、図示しないネジ固定手段によって、回路基板を覆うように固定されている。シールドケース21は、導電性を有する金属製の板材によって形成され、本実施形態においてはアルミニウムが用いられている。しかし、電磁波を遮断する性能(電磁波シールド機能)を有すれば、アルミニウム以外の材料であってもよい。
ここで、本実施形態において、シールドケース21を構成する電磁波シールド部材22(図3参照)については、電磁波シールド機能の他に、放熱機能をも併せ持つように構成されている。即ち、本実施形態においては、前述のように電磁波シールド部材22(図3参照)はアルミニウムによって形成されているので、高い熱伝導性を有している。そして、回路基板には電子部品が実装されているが、電磁波シールド部材22(図3参照)には、電子部品の上面(図3においては側面に相当。以下同じ)に接触することができるように、凹部22Aが形成されている。即ち、凹部22Aが電子部品の上面と接触するように、電磁波シールド部材22(図3参照)が回路基板に固定されている。尚、凹部22Aは、深絞り加工によって電磁波シールド部材22に一体的に形成され、且つ、穴部等を一切形成せずに深絞り加工を行うことにより、低コストに且つ電磁波シールド機能を損なわないように形成されている。
本実施形態のプリンタ1は、前述した通り、カードスロット13,14又は15に挿入された小型メモリカードに記録されたデータに基づいて印刷を実行することが可能に構成されている。従って、図3に示すスロット部16は、プリンタ1の主制御部を構成する図示しない回路基板と連結された構造となっている。そして、カードスロット13,14,15を有するスロット部16は、回路基板を覆うシールドケース21と一体的な構造となっている。
次に、図3及び図4を参照しつつ、本実施形態に係るプリンタ1に使用される接続部材40及び接続部材41の構成とその作用効果について説明する。
接続部材40は、回路基板を覆うシールドケース21と、図示しない記録構成部及び媒体搬送部を保持する金属製の本体フレーム30を備えたプリンタ1に使用される。接続部材40は、導電性を有する金属部材から成り、一端側40Aがシールドケース21の上方側端部21E(図示する例では、天井部の後半分側)に固定されると共に、他端側40Bが本体フレーム30の上部センターフレーム31Aに固定されている。このように、接続部材40でシールドケース21と本体フレーム30とを接続することにより、シールドケース21と本体フレーム30とがより一層相互に補強し合う構成となる。即ち、シールドケース21と本体フレーム30とは、その互いの位置関係から接続部材41等によるだけでも相互に補強し合うように接続されているが、更に、接続部材40を設けることにより、より一層補強し合うこととなる。従って、シールドケース21を本体フレーム30とより強固に固定することができ、本体フレーム30自体の補強効果も高まる。
また、かかる構成により、シールドケース21の近傍又はその端部に発生した静電気は、シールドケース21の中央部を横断して伝わることなく、当該接続部材40を通じて本体フレーム30側に流出する。このため、当該静電気がシールドケース21内の回路基板上に形成された電子部品やプリント配線を流れる電気信号に影響を与えてしまうのを有効に防止できる。ここで、シールドケース21の「端部」とは、シールドケース21の天井部の後半分側には限られず、接続部材40を介して本体フレーム30と固定され接続され得る箇所であって、シールドケース21の中央部でない部分を広く含む意味である。
接続部材40は、より詳しくは、図3に示すように、一端側40Aがシールドケース21の上方側端部21E(図示する例では、天井部の後半分側)にネジ止めされると共に、他端側40Bが本体フレーム30を構成する上部センターフレーム31Aにネジ止めされている。かかる構成によれば、シールドケース21と本体フレーム30とが、ネジ止めにより当該設置位置で互いに補強し合うように強固に接続される結果、シールドケース21と本体フレーム30相互の補強効果がより一層高められる。また、ネジ止めにより簡単にシールドケース21の上方側端部21Eと本体フレーム30の上部センターフレーム31Aとを固定し接続することができる。更に、シールドケース21の上方側端部21Eと本体フレーム30とがネジ止めにより固定し接続されるので、シールドケース21の上方側近傍又はその端部に発生した静電気は、シールドケース21の中央部を横断して伝わることなく、接続部材40を通じて本体フレーム30方向に流出する。この結果、静電気がシールドケース21内の回路基板上に形成された電子部品等にノイズとして影響を与えてしまうのを有効に防止できる。
また、上述したように、接続部材40は、被記録媒体に記録を行う記録装置としてのプリンタ1に使用されている。これにより、プリンタ1のシールドケース21の近傍又はその端部に発生した静電気を、本体フレーム30側に流出させ、静電気がシールドケース21内の回路基板上を流れる電気信号に影響を与えることによるプリンタ1の誤作動等を防止することができる。また、接続部材40によりシールドケース21を本体フレーム30と強固に固定することができ、本体フレーム30自体も補強されたプリンタ1を提供し得る。
前述したように、プリンタ1では、カードスロット13,14又は15に小型メモリカードが挿入された状態において、小型メモリカードへのアクセス動作が行われる時に、プリンタ1の内外で発生した静電気によって、カード内部のデータが喪失したり、当該静電気が原因で、印刷の誤作動を生じさせる虞れを否定できない。特に、プリンタ1のシールドケース21の近傍或いは端部で発生した静電気による影響を受ける虞れがあるので、当該静電気を、シールドケース21から本体フレーム30側に効率よく流出させることが、カード内部のデータ喪失及び印刷の誤作動の防止に有効である。
そこで、本実施形態では、シールドケース21を接地して、シールドケース21又はその周辺で発生した静電気を本体フレーム30側に流出させる手段として、接続部材40に加えて接続部材41も設けている。接続部材40は、上述したように、シールドケース21の天井部の後半分側と上部センターフレーム31Aの一端とを接続し接地している。接続部材41は、図4に示すように、電磁波シールド部材23の中央付近を、前方フレーム34の一端に接続し接地している。接続部材40、41には、シールドケース21の接地に適した、導電性を有する金属部材を用いている。接続部材40、41は、それぞれシールドケース21と本体フレーム30とに、ネジ止め等の方法により固定される。
尚、図3、図4における接続部材40、41は、どちらも矩形の板状金属片を曲げ加工したものである。接続部材41は、短めの板状金属片を2面が互いに直交するように曲げ加工して形成した。これに対して、接続部材40は、長めの板状金属片を、シールドケース21の端部21E(天井部の後半分側)と接する面を形成する一端側40Aと上部センターフレーム31Aと接する面を形成する他端側40Bとが互いに平行となるように、図3に示す形状に曲げ加工したものである。
また、図3及び図4に示す例では、各接続部材40、41は、それぞれシールドケース21と本体フレーム30の各1箇所と固定されている。しかし、接続部材40、41の形状やその固定手段はこれらに限定されるものではない。接続部材40、41の形状が矩形以外の形状であってもよく、固定手段がネジ止め以外のものでもよい。更に、例えば、接続部材40の端部(一端側40Aと他端側40B)がそれぞれ2股に分岐して2箇所でネジ止めされる等、固定箇所が複数であってもよい。また、接続部材40、41に加えて、更に他の接続部材を設けることも可能である。
シールドケース21の中央部付近で発生した静電気は、接続部材41を経由して直ちに本体フレーム30側に流出するので、当該静電気による、スロット部16に挿入されている小型メモリカード内部のデータ喪失や、印刷の誤作動を防止することができる。また、シールドケース21の下部付近で発生した静電気は、シールドケース21底部に設けられた接地(図示せず)を経由してプリンタ1底部に流出する。このように、シールドケース21又はその近傍で発生した静電気をシールドケース21から効率よく流出させることにより、当該静電気による、小型メモリカード内部のデータ喪失や、印刷の誤作動を防止することを実現させている。
ところで、シールドケース21底部に設けられた接地(図示せず)及び接続部材41だけでは、プリンタ1のシールドケース21の近傍或いは端部(例えば、図3、図4に、それぞれ点線で構成された楕円内に示す部分)で発生した静電気が、シールドケース21の中央部を横断して伝わり、接続部材41を介してグラウンド側に流れていく場合がある。このように、静電気がシールドケース21の中央部を横断して流れると、シールドケース21内の回路基板上に形成された電子部品やプリント配線上を流れる電気信号にノイズとして影響を与えてしまう虞れがある。かかるノイズの影響が大きい場合には、印刷に誤動作を生じる可能性も否定できない。
しかしながら、本実施形態においては、図3に示すように、一端側40Aがシールドケース21の上方側の端部21E(図示の例では、天井部の後半分側)にネジ止めされて接続されると共に、他端側40Bが本体フレーム30の上部センターフレーム31Aにネジ止めされて接続されている。従って、シールドケース21の近傍或いは端部(例えば、図3、図4に、それぞれ点線で構成された楕円内に示す部分)で発生した静電気は、シールドケース21の中央部を横断して伝わることなく、接続部材40を通じて上部センターフレーム31Aひいては本体フレーム30側に流出する。
この結果、静電気がシールドケース21内の回路基板上に形成された電子部品やプリント配線上を流れる電気信号にノイズとして影響を与えてしまうのを有効に防止できる。また、シールドケース21の上記近傍或いは端部で発生した静電気は、接続部材40を経由して直ちに本体フレーム30側に流出するので、当該静電気による、スロット部16に挿入されている小型メモリカード内部のデータ喪失や、印刷の誤作動を防止することができる。
次に、接続部材40、41は、シールドケース21と本体フレーム30とを、設置位置で互いに補強し合うように接続することにより、シールドケース21の固定を強固にしつつ、本体フレーム30自体を補強する機能を発揮している。従来は、シールドケース21の底部とプリンタ1の底部を、数箇所、ネジ止め等の手段により固定する方法が取られていた。しかし、シールドケース21の底部とプリンタ1の底部をネジ止めする固定手段では、シールドケース21の側面上部を水平方向に動かすような外力に対しては十分な強度を持たず、また、印刷動作時に発生する振動による影響を、シールドケース21内の回路基板上に形成されているプリンタ1の主制御部が受ける虞れもあった。そこで、接続部材40、41を配設することにより、シールドケース21の側面上部を水平方向に動かすような外力や、シールドケース21を上方向に引っ張るような外力に対して、有効な補強手段となる。このように、接続部材40、41を配設することで、シールドケース21が確実に固定されると、プリンタ1の印刷動作時に印加された何らかの外力、又は印刷動作時の振動が原因で発生する小型メモリカード内部のデータ喪失や印刷の誤作動を防止する効果もある。
また、接続部材40、41を配設することにより、本体フレーム30を構成するセンターフレーム31、上部センターフレーム31Aと前方フレーム34は、サイドフレーム33のみならず、シールドケース21とも結合される。このようなシールドケース21を含めたフレーム構造とすることにより、シールドケースと本体フレームとが設置位置で互いに補強し合うこととなるので、シールドケース21の固定を強化できるだけでなく、本体フレーム30全体の剛性を向上させる効果がある。この結果、プリンタ1に印加される外力により、プリンタ1が破壊され又は損傷を受けるのを防止する効果も期待できる。
更に、接続部材40は、シールドケース21内の回路基板上に実装された電子部品から発生する熱を放熱する効果もある。前述したように、シールドケース21を構成する電磁波シールド部材22ついては、電磁波シールド機能の他に、放熱機能をも併せ持つように熱伝導性を有する部材から構成されている。即ち、電磁波シールド部材22は、例えば、アルミニウムによって形成され、高い熱伝導性を有している。また、電磁波シールド部材22は、回路基板上に実装される電子部品の上面に接触することができるように、凹部22Aが形成され、凹部22Aが電子部品の上面と接触するように、回路基板に固定されている。電子部品から発生した熱は、凹部22Aを中心として放射状に伝導しつつ、シールドケース21と接する空気中に放出される。接続部材40は、電磁波シールド部材22の凹部22Aの直ぐ上方に配設されており、凹部22Aより伝導された熱は、更に、接続部材40を経由して本体フレーム30側に伝導されることになる。このように、接続部材40は電子部品から発生する熱を放熱する機能をも有している。尚、接続部材40を、アルミニウムのように高い熱伝導率を持つ材料を用いて形成することで、放熱効果を向上することができる。
以上のように、本実施形態のプリンタ1において、接続部材40、41は、シールドケース21またはその周辺で発生した静電気が原因で発生する、メモリカード内部のデータの喪失や印刷の誤作動を防止し、また、シールドケース21の固定を強固にしつつ、本体フレーム30の剛性を向上させることができる。
本実施形態においては、本発明をダイレクトプリンタについて説明したが、本発明の適用はダイレクトプリンタに限られない。特に、シールドケースが、サイドフレーム近傍に並立した状態で配設される構造を有する他の記録装置においても、有効である。
電子機器、記録装置としてインクジェットプリンタを例に説明したが、本発明は、回路基板を覆うシールドケースと、機器本体を保持する本体フレームを備えた電子機器であれば、電話機、ファクシミリ等であっても適用することができる。
本発明に係る「電子機器」「記録装置」の一例としてのインクジェットプリンタの外観斜視図。 プリンタ1に設けられたメモリカードの挿入口付近を示す外観斜視図。 プリンタ1からハウジング2、キャリッジ等を取り外した状態を示す斜視図。 シールドケース21と本体フレーム30をプリンタ1の内方向より見た状態を示す斜視図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 ハウジング、3 給紙装置、4 ペーパ−サポート、5 上部カバー、6 表示部、7 操作部、8 排紙ローラ、9 排出口、
10 スタッカ、11 カバー、12 USBインタフェース、
13、14、15 カードスロット、16 スロット部、21 シールドケース、
22、23 電磁波シールド部材、 30 本体フレーム、31 センターフレーム、
31A 上部センターフレーム、 32、33 サイドフレーム、34 前方フレーム、40、41 接続部材

Claims (7)

  1. 回路基板を覆い、箱状に形成されたシールドケースと、機器本体を保持する本体フレームとを備え、前記シールドケースと本体フレームとが、設置位置で互いに補強し合うように接続されたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記シールドケースと前記本体フレームとが並設され、一端側が前記シールドケースの端部に固定し、他端側が前記本体フレームに固定する接続部材を介して接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記本体フレームの少なくとも前記接続部材の固定部が金属部材で構成されていることを特徴とする請求項1乃至2に記載の電子機器。
  4. 前記接続部材が導電性を有する金属部材で形成されて前記シールドケースを接地することを特徴とする請求項1乃至3に記載の電子機器。
  5. 前記シールドケースが、前記本体フレームを構成するサイドフレームの近傍に並立した状態で配設されていることを特徴とする請求項1乃至4に記載の電子機器。
  6. 前記接続部材は、前記一端側が前記シールドケースの上方側の端部にネジ止めされると共に、前記他端側が前記本体フレームにネジ止めされることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 回路基板を覆い、箱状に形成されたシールドケースと、記録構成部及び媒体搬送部を保持する本体フレームとを備え、前記シールドケースと本体フレームとが、設置位置で互いに補強し合うように接続されたことを特徴とする記録装置。
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