JP2005174686A - リチウムイオン電池 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 電池の発電要素として集電体上に形成された正極及び負極活物質層と、電解質層とを具備するリチウムイオン電池において、前記発電要素が関係式;{発電要素の単位面積当りの蓄エネルギー量×(正極+負極活物質層の塗膜厚さ)}/{発電要素の単位面積当りの吸熱量×(正極+負極集電体厚さ)}≦28を満足することを特徴とするリチウムイオン電池。
【選択図】なし
Description
前記発電要素が下記関係式
前記発電要素が下記関係式(第1の関係式ともいう)
本発明で用いることのできる電極集電体としては、特に制限されるものではなく、従来公知のものを利用することができる。例えば、アルミニウム箔、ステンレス(SUS)箔、ニッケルとアルミニウムのクラッド材、銅とアルミニウムのクラッド材、SUSとアルミニウムのクラッド材あるいはこれらの金属の組み合わせのめっき材などが好ましく使える。また、金属表面に、アルミニウムを被覆させた集電体であってもよい。また、場合によっては、2つ以上の金属箔を張り合わせた集電体を用いてもよい。複合集電体を用いる場合、正極集電体の材料としては、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、SUS、チタンなどの導電性金属を用いることができるが、アルミニウムが特に好ましい。一方、負極集電体の材料としては、例えば、銅、ニッケル、銀、SUSなどの導電性金属を用いることができるが、SUS及びニッケル等が特に好ましい。また、複合集電体においては、正極集電体と負極集電体とは、互いに直接あるいは第三の材料からなる導電性を有する中間層を介して電気的に接続していれば良い。また、正極集電体及び負極集電体には、平板(箔)のほか、ラスプレート、すなわちプレートに切目を入れたものをエキスパンドすることにより網目空間が形成されるプレートにより構成されているものを用いることもできる。
正極活物質層の構成材料(正極材料ともいう)としては、正極活物質のほか、電子伝導性を有する導電材、バインダ等を含有するものであってもよい。通常、正極活物質として好適に使用される遷移金属とリチウムとの複合酸化物(リチウム−遷移金属複合酸化物)自体は電子伝導性を有するものでないことから、電子伝導性を有する導電材およびバインダが用いられる。
上記正極活物質としては、特に制限されるべきものではなく、従来公知のリチウムイオン電池で使用される正極活物質を用いることができる。具体的には、リチウム−遷移金属複合酸化物を好適に使用できる。例えば、スピネルLiMn2O4などのLi・Mn系複合酸化物、LiCoO2などのLi・Co系複合酸化物、LiNiO2などのLi・Ni系複合酸化物、Li2Cr2O7、Li2CrO4などのLi・Cr系複合酸化物など、LiFeO2などのLi・Fe系複合酸化物およびこれらの遷移金属の一部を他の元素により置換したものなどが併用できるなど、Li金属酸化物から選択し使用できるが、これらの材料に限定されるものではない。これらリチウム−遷移金属複合酸化物は、反応性、サイクル耐久性に優れ、低コストな材料である。そのためこれらの材料を電極に用いることにより、出力特性に優れた電池を形成することができる。この他にも、LiFePO4などの遷移金属とリチウムのリン酸化合物や硫酸化合物;V2O5、MnO2、TiS2、MoS2、MoO3などの遷移金属酸化物や硫化物;PbO2、AgO、NiOOHなどが併用できる。
上記高分子ゲル電解質は、イオン導伝性を有する固体高分子電解質に、従来公知の非水電解質リチウムイオン電池で用いられる電解液を含んだものであるが、さらに、リチウムイオン導伝性を持たない高分子の骨格中に、同様の電解液を保持させたものも含まれるものである。
負極活物質層に関しては、負極材料活物質を含む。この他にも、電子伝導性を高めるための導電材、バインダ、イオン伝導性を高めるための電解質支持塩(リチウム塩)、高分子ゲルないし固体電解質(ホストポリマー、電解液など)などが含まれ得る。負極活物質の種類以外は、基本的に上記「正極活物質層の構成材料」として既に説明した内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。
[電解質層]
電解質層に関しては、特に制限されるものではなく、その使用目的に応じて、イオン伝導性に優れる電解液含有セパレータを電解質層として用いることができるほか、ポリマー電解質と称される高分子ゲル電解質等も好適に利用することができる。
セパレータに染み込ませることのできる電解液としては、既に説明した本発明の「正極活物質層の構成材料」の項の高分子ゲル電解質に含まれる電解液(電解質塩および可塑剤)と同様のものを用いることができるため、ここでの説明は省略するが、電解液の好適な1例を示せば、電解質として、LiClO4、LiAsF6、LiPF5、LiBOB、LiCF3SO3およびLi(CF3SO2)2の少なくとも1種類を用い、溶媒として、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソランおよびγ−ブチルラクトンよりなるエーテル類から少なくとも1種類を用い、前記電解質を前記溶媒に溶解させることにより、電解質の濃度が0.5〜2モル/リットルに調整されているものであるが、本発明はこれらに何ら制限されるべきものではない。
高分子ゲル電解質としては、既に説明した本発明の「正極活物質層の構成材料」の項の高分子ゲル電解質と同様のものを用いることができるため、ここでの説明は省略する。
絶縁層は、主にバイポーラ型電池の場合に用いられる。この絶縁層は、電池内で隣り合う集電体同士が接触したり、積層電極の端部の僅かな不ぞろいなどによる短絡が起こるのを防止する目的で、各電極の周囲に形成されてなるものである。本発明では、必要に応じて、電極の周囲に絶縁層を設けてもよい。これは、車両駆動用ないし補助用電源として利用するような場合には、電解液による短絡(液落)を完全に防止する必要がある。さらに、電池への振動や衝撃が長期にわたり負荷される。そのため、電池寿命の長期化の観点からは、絶縁層を設置することがより長期間の信頼性、安全性を確保する上で望ましく、高品質の大容量電源を提供できる点で望ましいためである。
正極および負極端子板は、必要に応じて使用すればよい。例えば、バイポーラ型のリチウムイオン電池の場合では、積層(ないし巻回)構造によっては、最外部の集電体から電極端子を直接取り出しても良く、この場合には正極および負極端子板は用いなくとも良い。
正極および負極リードに関しては、従来公知のリチウムイオン電池で用いられるリードと同様のものを用いることができる。なお、電池外装材(電池ケース)から取り出された部分は、周辺機器や配線などに接触して漏電したりして製品(例えば、自動車部品、特に電子機器等)に影響を与えないように、耐熱絶縁性の熱収縮チューブなどにより被覆しておくのが好ましい。
リチウムイオン電池では、使用する際の外部からの衝撃、環境劣化を防止するために、電池の発電要素である電池積層体ないし電池巻回体全体(図4、5参照のこと)を電池外装材ないし電池ケースに収容するのが望ましい。軽量化の観点からは、アルミニウム、ステンレス、ニッケル、銅などの金属(合金を含む)の両面をポリプロピレンフィルム等の絶縁体(好ましく耐熱性の絶縁体)で被覆した高分子−金属複合ラミネートフィルムなど、従来公知の電池外装材を用いて、その周辺部の一部または全部を熱融着にて接合することにより、電池積層体を収納し密封した構成とするのが好ましい。この場合、上記正極および負極リードは、上記熱融着部に挟まれて上記電池外装材の外部に露出される構造とすればよい。また熱伝導性に優れた高分子−金属複合ラミネートフィルムなどを用いることが、自動車の熱源から効率よく熱を伝え、電池内部を電池動作温度まですばやく加熱することができる点で好ましい。高分子−金属複合ラミネートフィルムとしては、特に制限されるべきものではなく、高分子フィルム間に金属フィルムを配置し全体を積層一体化してなる従来公知のものを使用することができる。具体例としては、例えば、高分子フィルムからなる外装保護層(ラミネート最外層)、金属フィルム層、高分子フィルムからなる熱融着層(ラミネート最内層)のように配置し全体を積層一体化してなるものが挙げられる。詳しくは、外装材に用いられる高分子−金属複合ラミネートフィルムは、上記金属フィルムの両面に、高分子フィルムとして、まず耐熱絶縁樹脂フィルムを形成し、少なくとも片面側の耐熱絶縁樹脂フィルム上に熱融着絶縁性フィルムが積層されたものである。かかるラミネートフィルムは、適当な方法にて熱融着させることにより、熱融着絶縁性フィルム部分が融着して接合し熱融着部が形成される。上記金属フィルムとしては、アルミニウムフィルム等が例示できる。また、上記絶縁性樹脂フィルムとしては、ポリエチレンテトラフタレートフィルム(耐熱絶縁性フィルム)、ナイロンフィルム(耐熱絶縁性フィルム)、ポリエチレンフィルム(熱融着絶縁性フィルム)、ポリプロピレンフィルム(熱融着絶縁性フィルム)等が例示できる。ただし、本発明の外装材は、これらに制限されるべきものではない。こうしたラミネートフィルムでは、超音波溶着等により熱融着絶縁性フィルムを利用して1対ないし1枚(袋状)のラミネートフィルムの熱融着による接合を、容易かつ確実に行うことができる。なお、電池の長期信頼性を最大限高めるためには、ラミネートシートの構成要素である金属フィルム同士を直接接合してもよい。金属フィルム間にある熱融着性樹脂を除去もしくは破壊して金属フィルム同士を接合するには超音波溶着を用いることができる。
正極集電体には厚さ20μmのアルミ箔を用い、負極集電体には厚さ15μmの銅箔を用い、正極活物質にはMn系のLiMn2O4を用い、正極活物質層の塗膜厚さ23μmに調整して電池容量900mAhになるように電池設計することで、上記第2の関係式のX=9.8となることを計算により求めた上で、当該電池設計に則して、以下に示すように電池を作成した。
平均粒径10μmの正極活物質(Mn系のLiMn2O4)85質量%と平均粒径0.1μmの導電材(カーボンブラック)10質量%、バインダ(PVdF)5質量%を量りとり、溶剤のNMPを加えミキサーで混合した。均一に混合された正極スラリーを厚さ20μmのアルミ箔上に片面の目付け(正極面積密度)が5mg/cm2となるように両面塗布した。塗布した電極をロールプレス機で片面の塗膜厚さが23μmになるまでプレスした。
平均粒径約10μmの負極活物質(ハードカーボン)90質量%とバインダ(PVdF)10質量%を量りとり、溶剤のNMPを加えてミキサーで混合した。均一に混合された負極スラリーを厚さ15μmの銅箔上に片面の目付け(負極面積密度)が1.5mg/cm2となるように両面塗布した。塗布した電極をロールプレス機で片面の塗膜厚さが11μmになるまでプレスした。
図2に示すように、上記作成した正極電極(正極集電体アルミ箔12+正極活物質層の塗膜13)を10cm角、負極電極(負極集電体銅箔15+負極活物質層の塗膜16)を10.2cm角にカットする。カットした電極と厚さ25μmのポリエチレン微多孔膜セパレータ14を交互に重ね、総厚が2mmになるように電池素子(図2の発電要素(1層)11が複数積層されたもの)を作成した。正極集電体アルミ箔12及び負極集電体銅箔15には、図2、3に示すように、電池外装材のアルミラミネートフィルムパック17の外部に取り出すことのできる端子部をそれぞれ設けた。図3に示すように、該電池素子をアルミラミネートフィルムパック17に挿入し、電解液を約8g入れ、封止することによって電池18を作成した。
セル平均放電電圧Vav : 3.7[V]
正極面積密度Dc : 5[mg/cm2]
正極活物質層の塗膜厚さHc : 23[μm]
負極活物質層の塗膜厚さHa : 11[μm]
正極集電体厚さHce : 20[μm]
負極集電体厚さHae : 15[μm]
正極集電体比熱Cce : 0.902[J/gK]
負極集電体比熱Cae : 0.385[J/gK]
正極集電体密度Dce : 2.70[g/cc]
負極集電体密度Dae : 8.96[g/cc]
正極比熱Cc : 0.9[J/gK]
上記パラメータを上記第2の関係式に代入したところX=9.8となった。計算結果を以下に示す。
実施例2
正極集電体には厚さ20μmのアルミ箔を用い、負極集電体には厚さ15μmの銅箔を用い、正極活物質にはMn系のLiMn2O4を用い、正極活物質層の塗膜厚さ45μmに調整して電池容量1300mAhになるように電池設計することで、上記第2の関係式のX=27.1となることを計算により求めた上で、当該電池設計に則して、実施例1と同様にして電池を作成した。
実施例3
正極集電体には厚さ20μmアルミ箔を用い、負極集電体には厚さ15μmの銅箔を用い、正極活物質にはNi系のLiNiO2を用い、正極活物質層の塗膜厚さ23μmに調整して電池容量1640mAhになるように電池設計することで、上記第2の関係式のX=24.4となることを計算により求めた上で、当該電池設計に則して、以下に示すように電池を作成した。
平均粒径10μmの正極活物質(Ni系のLiNiO2)85質量%と平均粒径0.1μmの導電材(カーボンブラック)10質量%、バインダ(PVdF)5質量%を量りとり、溶剤のNMPを加えミキサーで混合した。均一に混合された正極スラリーを厚さ20μmのアルミ箔上に片面の目付け(正極面積密度)が6.5mg/cm2となるように両面塗布した。塗布した電極をロールプレス機で片面の塗膜厚さが23μmになるまでプレスした。
平均粒径約10μmの負極活物質(ハードカーボン)90質量%とバインダ(PVdF)10質量%を量りとり、溶剤のNMPを加えてミキサーで混合した。均一に混合された負極スラリーを厚さ15μmの銅箔上に片面の目付け(負極面積密度)が3.2mg/cm2となるように両面塗布した。塗布した電極をロールプレス機で片面の塗膜厚さが23μmになるまでプレスした。
図2に示すように、上記作成した正極電極(正極集電体アルミ箔12+正極活物質層の塗膜13)を10cm角、負極電極(負極集電体銅箔15+負極活物質層の塗膜16)を10.2cm角にカットする。カットした電極と厚さ25μmのポリエチレン微多孔膜セパレータ14を交互に重ね、総厚が2mmになるように電池素子(図2の発電要素(1層)11が複数積層されたもの)を作成した。正極集電体アルミ箔12及び負極集電体銅箔15には、図2、3に示すように、電池外装材のアルミラミネートフィルムパック17の外部に取り出すことのできる端子部をそれぞれ設けた。図3に示すように、該電池素子をアルミラミネートフィルムパック17に挿入し、電解液を約8g入れ、封止することによって電池18を作成した。
セル平均放電電圧Vav : 3.7[V]
正極面積密度Dc : 6.5[mg/cm2]
正極活物質層の塗膜厚さHc : 23[μm]
負極活物質層の塗膜厚さHa : 23[μm]
正極集電体厚さHce : 20[μm]
負極集電体厚さHae : 15[μm]
正極集電体比熱Cce : 0.902[J/gK]
負極集電体比熱Cae : 0.385[J/gK]
正極集電体密度Dce : 2.70[g/cc]
負極集電体密度Dae : 8.96[g/cc]
正極比熱Cc : 0.9[J/gK]
上記パラメータを上記第2の関係式に代入したところX=24.4となった。計算結果を以下に示す。
実施例4
正極集電体には厚さ15μmのアルミ箔を用い、負極集電体には厚さ10μmの銅箔を用い、正極活物質にはMn系のLiMn2O4を用い、正極活物質層の塗膜厚さ23μmに調整して電池容量980mAhになるように電池設計することで、上記第2の関係式のX=16.4となることを計算により求めた上で、当該電池設計に則して、実施例1と同様にして電池を作成した。
比較例1
正極集電体には厚さ20μmのアルミ箔を用い、負極集電体には厚さ15μmの銅箔を用い、正極活物質にはMn系のLiMn2O4を用い、正極活物質層の塗膜厚さ68μmに調整して電池容量1470mAhになるように電池設計することで、上記第2の関係式のX=46.5となることを計算により求めた上で、当該電池設計に則して、実施例1と同様にして電池を作成した。
比較例2
正極集電体には厚さ20μmのアルミ箔を用い、負極集電体には厚さ15μmの銅箔を用い、正極活物質にはMn系のLiMn2O4を用い、正極活物質層の塗膜厚さ90μmに調整して電池容量1520mAhになるように電池設計することで、上記第2の関係式のX=66.9となることを計算により求めた上で、当該電池設計に則して、実施例1と同様にして電池を作成した。
比較例3
正極集電体には厚さ20μmのアルミ箔を用い、負極集電体には厚さ15μmの銅箔を用い、正極活物質にはNi系のLiNiO2を用い、正極活物質層の塗膜厚さ45μmに調整して電池容量1890mAhになるように電池設計することで、上記第2の関係式のX=62.9となることを計算により求めた上で、当該電池設計に則して、実施例3と同様にして電池を作成した。
比較例4
正極集電体には厚さ20μmのアルミ箔を用い、負極集電体には厚さ15μmの銅箔を用い、正極活物質にはNi系のLiNiO2を用い、正極活物質層の塗膜厚さ56μmに調整して電池容量1980mAhになるように電池設計することで、上記第2の関係式のX=83.3となることを計算により求めた上で、当該電池設計に則して、実施例3と同様にして電池を作成した。
比較例5
正極集電体には厚さ15μmのアルミ箔を用い、負極集電体には厚さ10μmの銅箔を用い、正極活物質にはMn系のLiMn2O4を用い、正極活物質層の塗膜厚さ45μmに調整して電池容量1140mAhになるように電池設計することで、上記第2の関係式のX=42.7となることを計算により求めた上で、当該電池設計に則して、実施例1と同様にして電池を作成した。
比較例6
正極集電体には厚さ15μmのアルミ箔を用い、負極集電体には厚さ10μmの銅箔を用い、正極活物質にはMn系のLiMn2O4を用い、正極活物質層の塗膜厚さ68μmに調整して電池容量1470mAhになるように電池設計することで、上記第2の関係式のX=71.2となることを計算により求めた上で、当該電池設計に則して、実施例1と同様にして電池を作成した。
比較例7
正極集電体には厚さ8μmのアルミ箔を用い、負極集電体には厚さ8μmの銅箔を用い、正極活物質にはMn系のLiMn2O4を用い、正極活物質層の塗膜厚さ23μmに調整して電池容量1080mAhになるように電池設計することで、上記第2の関係式のX=30.4となることを計算により求めた上で、当該電池設計に則して、実施例1と同様にして電池を作成した。
比較例8
正極集電体には厚さ13μmのアルミ箔を用い、負極集電体には厚さ13μmの銅箔を用い、正極活物質にはNi系のLiNiO2を用い、正極活物質層の塗膜厚さ23μmに調整して電池容量1640mAhになるように電池設計することで、上記第2の関係式のX=37.1となることを計算により求めた上で、当該電池設計に則して、実施例3と同様にして電池を作成した。
上記のスペックで作成した実施例1〜4及び比較例1〜8の各電池を、4.4V充電(満充電)状態で釘刺し試験を行った(各実施例及び比較例とも電池サンプル数は5個とした)。電池のアルミラミネートフィルムパック表面の釘を刺した部分の近傍に温度センサを貼り付けて釘周辺部の温度も測定した。
12 正極集電体(アルミ箔等)、
13 正極活物質層(の塗膜)、
14 電解質層(電解液含浸セパレータ等)、
15 負極集電体(銅箔等)、
16 負極活物質層(の塗膜)、
17 アルミラミネートフィルムパック、
18 電池、
31 バイポーラ型でない非水電解質リチウムイオン二次電池、
32 電池外装材、
33 正極集電体、
34 正極活物質層、
35 電解質層、
36 負極集電体、
37 負極活物質層、
38 発電要素、
39 正極(端子)リード、
40 負極(端子)リード、
41 バイポーラ型の非水電解質リチウムイオン二次電池(バイポーラ電池)、
42 集電体、
43 正極活物質層、
44 負極活物質層、
45 バイポーラ電極、
45a 電極積層体の最上層の電極、
45b 電極積層体の最下層の電極、
46 電解質層、
47 電極積層体(バイポーラ電池本体、発電要素)、
48 正極リード、
49 負極リード、
50 電池外装材(外装パッケージ)、
51、51’ 組電池、
52 外部弾性体、
53 検知線、
54 検知タブ端子、
55 組電池ケース、
56、58 バスバー、
59 端子リード、
62 正極端子、
64 負極端子、
70 複合組電池、
72 複合組電池正極端子連結板、
74 複合組電池負極端子連結板、
76 連結板、
77 固定ネジ、
80 電気自動車、
91 粒子(不定形粒子を含む)
L 最大の長さ。
Claims (7)
- 集電体の片面に形成されてなる電極活物質層の塗膜厚さが、30μm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のリチウムイオン電池。
- 請求項1または2または3に記載のリチウムイオン電池が、並列−直列、直列−並列、直列または並列に接続されて設置されていることを特徴とした組電池。
- 請求項4の組電池が、直列および/または並列に接続されて設置されていることを特徴とした複合組電池。
- 組電池を各々脱着可能としたことを特徴とする請求項5に記載の複合組電池。
- 請求項4の組電池、請求項5および/または6の複合組電池を用いたことを特徴とする車両。
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