JP2005173152A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画質欠陥を生ずることなく、高光沢で高画質の画像を繰り返し形成可能にする画像形成装置を提供する。
【解決手段】 画像形成装置100は、出力する記録紙のサイズ情報(記録紙の搬送方向に垂直な方向の1辺の長さ)を記憶するとともに、複数の画像を同一の記録紙上に配置可能である場合には、これら複数の画像のサイズを検出し、割付を行い、これらをひとつの画像となるように統合する。その後、単一の画像或いは統合された画像のトナー像は、画像形成装置100が記憶しているサイズ情報に応じた記録紙上に形成され、定着・排紙部5において定着されることで出力される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置によって高光沢で高画質の画像を記録材に形成するための技術に関する。
近年の高度情報化社会の進展に伴い、事業所のみならず一般家庭においても、複写機やプリンタなどの画像形成装置が普及するとともに、それら装置類の小型化が進んでいる。また、テレビやパーソナルコンピュータ或いはゲーム機器などはもとより、各種の携帯機器において映像のカラー化が急速に進んでいるが、これに伴って電子写真方式の画像形成装置においてもカラー化のニーズが高まっている。このようなあらゆる機器におけるカラー化の進展の中で、例えば書店やコンビニエンスストアなどに誰もが利用できるカラー複写機やカラープリンタを設置しておき、利用者が各種資料やパンフレットなどを手軽に複写したりプリントする、といったサービスが増えてきている。特に、昨今では、映像をモニタしながら撮影したり、撮影した映像を再生して確認したり、ネットワークを用いて撮影した映像を伝送することができるという様々な利便性から、デジタルスチルカメラが急速に普及しているが、このようなデジタルスチルカメラで撮影した映像をカラープリンタなどで出力したいという利用者のニーズは根強くある。
ところで、従来の電子写真方式の画像形成装置によって出力される画像としては、ワープロ文書に代表されるような、文字や線画が主体の白黒画像が一般的であった。このような画像は、光沢があると文字が見づらくなるために、画像形成装置はトナーの定着温度や定着時間を調整して、出力画像が低光沢となるように調整されていた。これに対し、デジタルスチルカメラで撮影した画像等の写真画質の画像を出力するには高光沢であるほうが望ましい。そのため、このような高光沢の画像を記録紙に形成可能な画像形成装置が考案されている。例えば特許文献1に開示された画像形成装置においては、記録紙の基材上に熱可塑性の透明樹脂層を設けておき、トナーをこの透明樹脂層に埋め込んで定着させることによって、画像の平滑性・光沢性を向上させている。また、特許文献2に開示された画像形成装置においては、トナー像定着温度よりも低い温度で冷却しながら転写シートを定着ベルトより剥離し、受像層のトナーの粒状性を小さくすることによって、画像の平滑性・光沢性を向上させている。
一般に、画像形成装置は、例えばハガキサイズ(100mm×148mm)からA3サイズ(297mm×420mm)に至るまでの種々のサイズの記録紙を給紙トレイに収容しており、入力された画像の大きさに応じたサイズの記録紙を利用するようになっている。また、画像形成装置の定着ベルトには、耐熱性ポリイミド基材の表面にシリコーンゴムやフッ素系のゴムが離型剤としてコーティングされていることがある(例えば、特許文献3,4参照)。しかし、このような画像形成装置によって高光沢の画像を様々サイズの記録紙に形成する場合には、以下のような問題が懸念される。
図15は、定着ベルトBをそのベルト面に垂直な方向から見た場合の平面図であり、定着ベルトBと、その定着ベルトによって搬送されるハガキサイズの記録紙P1との位置関係を示すものである。記録紙P1の紙面(ここでは定着ベルトBと対向する側の紙面)の画像エリアA1にトナー像が転写された後、記録紙P1がこの定着ベルトBのベルト面に加圧され、さらに加熱されることによって記録紙P1にトナー像が定着させられる。このような定着処理が多数の記録紙について何度も繰り返し行われると、記録紙のエッジ部から発生した紙粉などの異物が定着ベルトBに付着して徐々に堆積していく。また、記録紙P1は定着ベルトBにある程度の圧力で押し付けられるため、記録紙P1のエッジ部が定着ベルトBに接触し、定着ベルトBに傷が付くことがある。このような各種の異物や傷はディフェクトと呼ばれる画像欠陥を引き起こすが、この異物や傷は図15の領域Dに示すように、記録紙の搬送方向に平行な辺に沿うようにして、定着ベルトB上に筋状に発生する。
このような異物や傷が発生した状態で、ハガキサイズよりも大きなA3サイズなどの記録紙P2を用いた場合、図16に示すように、異物や傷が記録紙P2の画像エリアA2内に入りこんでしまい、記録紙P2上に形成される画像の画質が著しく低下する。特に特許文献1に示されたように、表面に熱可塑性樹脂をコートした記録紙を用いた場合には、溶融状態にある熱可塑性樹脂が記録紙のエッジ部からはみ出て定着ベルトBに付着するほかに、画像エリア内に入り込むような位置に付着してしまうと、定着ベルトB上の異物や傷を容易に取り込んでしまうという弊害がある。さらには、特許文献2に示されたように定着後に冷却して記録紙を定着ベルトBから剥離する場合には、冷却の際に樹脂が異物や傷の凹凸形状をも写し取ってしまうため、記録紙上にその凹凸形状が明瞭に現れてしまうこととなる。
上述のような定着ベルト上の異物や傷は、記録紙に形成される画像の平滑性・光沢性を低下させるものである。加えて、表面が高光沢の画像においては、このような異物や傷により生じる画質欠陥は低光沢の出力画像の場合よりもかえって目立ちやすくなってしまい、結果として画像品質を大きく低下させてしまうこととなる。
特開昭63−92965号公報 特開2002−91048号公報 特開平4−115279号公報 特許2903972号公報
上述したような背景の下で、本発明は、画質欠陥を生ずることなく、高光沢で高画質の画像を繰り返し形成可能にする画像形成装置を提供することを目的としている。
上述の課題を解決するために、本発明は、画像データに処理を施す画像処理手段と、前記画像処理手段によって供給される画像データに応じたトナー像を形成し、形成したトナー像を記録材に転写する画像形成手段と、前記画像形成手段によって転写されたトナー像を記録材に定着させる定着手段とを備えており、前記定着手段は、複数の支持部材と、前記複数の支持部材によって張架された状態で周回移動させられる所定幅のベルトと、前記複数の支持部材のうちのいずれかの部材と前記ベルトを挟んで対向する位置に設けられ、前記支持部材側に押し付けられることによって当該支持部材とニップ領域を形成する加圧部材とを有し、記録材のトナー像が形成された記録面が前記ニップ領域において前記加圧部材によって前記定着ベルトの表面に押し付けられている状態で当該記録材を加熱し、加熱後に当該記録材を冷却する加熱・冷却手段とを有し、前記画像処理手段は、前記定着手段の処理対象となり得る記録材が有する各辺のうち、当該記録材の搬送方向に垂直な方向の1辺の長さを含むサイズ情報を予め記憶する記憶手段と、記録材に転写すべき画像が複数ある場合に、これらの画像のサイズをそれぞれ検出するサイズ検出手段と、検出された各画像のサイズと、前記記憶手段によって記憶されているサイズ情報とに基づいて、前記複数の画像の中から1枚の記録材に配置可能な画像を選択し、選択した画像を当該記録材に配置すべき位置を決定する画像選択・割付手段と、1枚の記録材に配置される位置が決定された複数の画像を当該記録材のサイズに見合った1つの画像に統合し、統合された1つの画像を表す画像データを生成する統合手段とを有した画像形成装置を提供する。
このような画像形成装置によれば、定着手段上に生じる異物や傷が画像に入り込むことがなく、そのため高光沢で高画質の画像を繰り返し形成することが可能となる。
また、本発明は、画像データに処理を施す画像処理手段と、前記画像処理手段によって供給される画像データに応じたトナー像を形成し、形成したトナー像を記録材に転写する画像形成手段と、前記画像形成手段によってトナー像が転写された記録材を加熱するとともに加圧してトナー像を記録材に定着させる第1の定着手段と、前記第1の定着手段によってトナー像が定着させられた記録材を画像形成装置の外部に排出する排出手段と、前記第1の定着手段によってトナー像が定着させられた記録材を前記排出手段へと搬送するための第1の搬送路と、前記画像形成手段によって転写されたトナー像を記録材に定着させる第2の定着手段と、前記第1の定着手段によってトナー像が定着させられた記録材を前記第2の定着手段へと搬送するための第2の搬送路と、前記第1の定着手段によってトナー像が定着させられた記録材の搬送方向を、前記第1の搬送路又は前記第2の搬送路のいずれかに切り替える切替手段とを備え、前記第2の定着手段は、複数の支持部材と、前記複数の支持部材によって張架された状態で周回移動させられる所定幅のベルトと、前記複数の支持部材のうちのいずれかの部材と前記ベルトを挟んで対向する位置に設けられ、前記支持部材側に押し付けられることによって当該支持部材とニップ領域を形成する加圧部材とを有し、記録材のトナー像が形成された記録面が前記ニップ領域において前記加圧部材によって前記定着ベルトの表面に押し付けられている状態で当該記録材を加熱し、加熱後に当該記録材を冷却する加熱・冷却手段とを有し、前記画像処理手段は、前記定着手段の処理対象となり得る記録材が有する各辺のうち、当該記録材の搬送方向に垂直な方向の1辺の長さを含むサイズ情報を予め記憶する記憶手段と、記録材に転写すべき画像が複数ある場合に、これらの画像のサイズをそれぞれ検出するサイズ検出手段と、検出された各画像のサイズと、前記記憶手段によって記憶されているサイズ情報とに基づいて、前記複数の画像の中から1枚の記録材に配置可能な画像を選択し、選択した画像を当該記録材に配置すべき位置を決定する画像選択・割付手段と、1枚の記録材に配置される位置が決定された複数の画像を当該記録材のサイズに見合った1つの画像に統合し、統合された1つの画像を表す画像データを生成する統合手段とを有した画像形成装置を提供する。
このような画像形成装置によれば、高光沢で高画質の画像を繰り返し形成することに加え、低光沢の画像をも形成することが可能となる。
また、この画像形成装置は、より好適な態様として、予め所定サイズに裁断された記録材であるカット紙を収容するための第1の収容手段と、巻回された記録材であるロール紙を収容するための第2の収容手段と、前記第2の収容手段が設けられた位置から見て、前記ロール紙が前記第2の収容手段から繰り出される側に設けられた裁断部材と、前記第2の収容手段から繰り出されたロール紙を裁断する第2の裁断制御手段とを備え、前記第2の定着手段が前記第2の収容手段によって収容されているロール紙に対して定着処理を行う場合には、前記第2の裁断制御手段は、画像のサイズに見合った長さで前記ロール紙を裁断するとともに、前記画像形成手段は当該ロール紙にトナー像を転写し、前記第1の定着手段が前記第1の収容手段によって収容されているカット紙に対して定着処理を行う場合には、前記画像形成手段は前記第1の収容手段から供給されるカット紙にトナー像を転写する。
これにより、記録材を無駄に使用することなく画像を形成することが可能となる。
また、本発明の画像形成装置は、より好適な態様として、前記定着手段又は前記第2の定着手段が設けられた位置から見て前記記録材の搬送方向下流側に設けられた裁断部材と、前記定着手段又は前記第2の定着手段によってトナー像が定着させられた記録材を、前記裁断部材を用いることによって前記複数の画像の各々のサイズに合わせて裁断する裁断制御手段とを備える。
これにより、複数の画像が同一の記録材上に形成されている場合においても、各々の画像を適切なサイズに裁断して出力することが可能となる。
(1)第1実施形態
(1−1)構成
図1は本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100の構成を示した図である。図1に示すように、画像形成装置100は、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取部2と、記録紙にトナー像を形成する画像形成部3と、画像形成部3に記録紙を供給する給紙部4と、記録紙上に形成されたトナー像を定着させた後にその記録紙を排出する定着・排紙部5とを備えている。また、画像形成装置の筐体の上面には操作部1が設けられている。
画像読取部2は受像素子やプラテンガラス等を備えており、プラテンガラスに載置された原稿に光を照射してその反射光を受像素子で読み取り、この読み取り結果に基づいて、後述する制御部10によって画像データが生成される。画像形成部3は、このようにして生成された画像データに基づいて画像を形成するほか、図示せぬパーソナルコンピュータ等の外部装置から供給される画像データに基づいて画像を形成する。より具体的には、画像形成部3は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色毎に、図中の矢印a方向に回転しながらトナー像を形成する感光体301Y,301M,301C,301Kと、その感光体を均一に帯電させる帯電器302Y,302M,302C,302Kと、YMCK各色の画像データに基いて変調された露光光を、帯電したその感光体301Y,301M,301C,301Kに照射することによりYMCK各色の静電潜像を形成する露光部303Y,303M,303C,303Kと、感光体301Y,301M,301C,301Kに形成された静電潜像をトナーによって現像することで感光体301Y,301M,301C,301Kにトナー像を形成する現像器304Y,304M,304C,304Kと、感光体301Y,301M,301C,301Kに残留したトナーをクリーニングするクリーナ305Y,305M,305C,305Kと、感光体上の静電潜像を消去させるイレーズランプ306Y,306M,306C,306Kとを備えている。
また、画像形成部3は、駆動ロール309や対向ロール311に架け渡され、感光体301Y,301M,301C,301Kと接触しながら図中の矢印b方向に循環移動する中間転写ベルト308と、中間転写ベルト308を挟んで感光体301Y,301M,301C,301Kとニップ領域を形成し、このニップ領域において感光体301Y,301M,301C,301K周面のトナー像を中間転写ベルト308に転写する1次転写ロール307Y,307M,307C,307Kと、中間転写ベルト308を挟んで対向ロール311とニップ領域を形成し、中間転写ベルト308上のトナー像を記録紙Pに2次転写する2次転写ロール310とを備えている。なお、2次転写ロール310と対向ロール311とによって形成されているニップ領域を、以下では「2次転写位置」という。
給紙部4は、全て同じサイズの記録紙を多数収容する収容トレイ41と、収容トレイ41から記録紙を抜き出すフィードロール42と、収容トレイ41から2次転写位置に至るまでの搬送路に沿って設けられた搬送ガイド43と、記録紙を搬送路上で搬送する搬送ロール44と、記録紙を2次転写位置に送り出すタイミングとその姿勢を調整するレジストロール45とを備えている。記録紙はその表面に熱可塑性樹脂によるコート層が形成されたものであり(以下、これを「コート紙」と称する)、本実施形態の場合、そのサイズを一律A3サイズとする。
次に、図2を参照しながら、定着・排紙部5の構成について説明する。図2に示されているように、定着・排紙部5は、定着ロール501と、加圧ロール502と、冷却装置503と、剥離ロール504と、ステアリングロール505と、定着ベルト506と、排紙トレイ507とを備えている。定着ベルト506は、例えば幅320mmで厚さ80μmの熱硬化性ポリイミドのフィルムに厚さ35μmのシリコーンゴムがコーティングされて形成された無端ベルトであり、そのコーティング表面(ベルト外周面)は極めて平滑な面になるように仕上げられている。この定着ベルト506は、定着ロール501,剥離ロール504,ステアリングロール505という複数の支持部材によって張架された状態で図中の矢印r方向に50mm/sの速度で周回移動させられる。冷却装置503は定着ベルト506の内周面に沿って設けられており、周回移動する定着ベルト506を冷却する。
定着ロール501と加圧ロール502は、ロール内部に熱源h1,h2を備えており、定着ベルト506を挟んでニップ領域を形成している。加圧ロール502は、このニップ領域を通過する記録紙Pを定着ロール501の方向へ押し付けながら加熱することで、記録紙Pの定着ベルト506側の面に形成されているトナー像及びコート層を溶融させる。トナー像及びコート層が溶融して定着ベルト506の外周面に密着することでその表面が平滑になり、さらに、冷却装置503によって冷却されてトナー像及びコート層の表面が平滑な状態を保ったまま固化する。この状態で記録紙Pが剥離ロール504の位置に達すると、定着ベルト506から剥離し、排紙トレイ507へ排出される。なお、ここでは、定着ロール501の外径を50mm,加圧ロール502の外径を50mm,加圧荷重を250Nとしている。
図3は画像形成装置100の機能構成を示したブロック図である。同図に示されているように、画像形成装置100は、操作部1によって受け付けられた指示に基づいて、前述した画像読取部2,画像形成部3,給紙部4及び定着・排紙部5の各部を制御するための制御部10を備えている。この制御部10は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の各種メモリとを備えている。制御部10のメモリには、画像形成装置100において使用される記録紙のサイズ(ここではA3サイズ;297mm×420mm)が1つのみ記憶されているほか、画像処理プログラムPRGなどの各種コンピュータプログラムが記憶されている。
なお、記録紙のサイズは、ユーザや保守サービス者による事前の設定操作に応じてメモリに記憶されるものであっても良いし、画像形成装置100の出荷時に予め記憶されるものであっても良い。画像処理プログラムPRGは、複数の画像を形成する場合に、予め記憶している記録紙のサイズと複数画像の各々のサイズとに基づいて、記録紙のサイズに見合った画像を選択して記録紙の画像エリアに割り付けるための手順が記述されている。制御部10の演算装置は、これら画像処理プログラムPRGなどのコンピュータプログラムを実行することによって画像形成装置100の各部を制御する。
(1−2)動作
図4は、制御部10が画像処理プログラムPRGに従って行う処理を示したフローチャートである。この図4に示す処理は、制御部10が画像読取部2による読み取り結果に基づいて画像データを生成した後に開始されるか、或いは、制御部10が外部装置から供給されてくる画像データを受け取ることによって開始される処理である。
まず、制御部10は、形成すべき画像が複数ある場合、それらの複数の画像データが示す各画像のサイズ(ここでは実際に記録紙上で画像が占める面積を「画像のサイズ」とする)を検出する(ステップS1)。例えば制御部が画像A,B,C,D,Eという5つの画像を示す画像データを受け取った場合には、図5(a)の模式図に示すように、画像A〜Eの各々のサイズを検出することになる。
サイズの検出が終了すると、続いて制御部10は、制御部10のメモリに記憶されたA3サイズの記録紙1ページ分に収まる画像をこれら複数の画像の中から選択して特定する(ステップS2)。具体的には、制御部10は、ある1つの画像(画像Aとする)を記録紙の適当な位置に配置させ、続いて、次の画像(画像B)を同じ記録紙に画像Aと重なることなく追加して配置できるかどうかを判断し、この判断が肯定的であれば、さらに次の画像(画像C)が他の画像と重ならないように追加して配置できるかどうかを判断し、というように、記録紙1ページ分に画像を追加できなくなるまで、上記の処理を繰り返していく。1ページ分の記録紙に画像が追加できなくなると、制御部10は次の2ページ目の記録紙に次の画像を配置し、その2ページ目の記録紙にさらに別の画像を追加していけば良い。例えば図5(b)に示す例では、画像A〜Eのうち、1ページ目の記録紙に収まる画像として画像A,B,D,Eが特定され、2ページ目の記録紙に収まる画像として画像Cが特定されている例が示されている。
次に、制御部10は、ステップS2において特定された画像を記録紙の画像形成エリアに割り付ける(ステップS3)。具体的には、制御部10は、特定された複数の画像の各々について、それぞれの画像が重なることなく記録紙の画像形成エリアに配置されるような位置座標を算出することで割付位置を決定する。例えば図5(c)に示す例では、1ページ目の記録紙の画像エリアAR1に画像A,B,D,Eが割り付けられ、2ページ目の記録紙の画像エリアAR2に画像Cが割り付けられている例が示されている。
そして最後に、制御部10は、それぞれの記録紙に割り付けられた複数の画像をA3サイズのひとつの画像となるような統合処理を行う(ステップS4)。例えば図5(d)に示す例では、もともとは画像A,B,D,Eという4つの画像であったものがA3サイズの1つの画像Fとして統合されるとともに、もともとの画像CがA3サイズの画像Gとして統合されている例が示されている。このような処理を行うことで記録紙に無駄が生じなくなり、より効率的に記録紙を使用することが可能となる。
制御部10は、以上の処理を終えると、新たに生成された画像F,Gを示す画像データを生成し、これを画像形成部3に供給して画像形成処理を指示するとともに、収容トレイ41に収容されているA3サイズの記録紙を画像形成部3に供給するよう給紙部に指示する。この指示に応じて、画像形成部3は、画像データに基づいたトナー像を形成し、形成したトナー像を給紙部4から供給される記録紙に転写する。さらに、定着・排紙部5は、制御部10による制御の下でトナー像を記録紙に定着させ、さらに、定着ベルト506とともに記録紙を冷却装置503で冷却し、その記録紙を排紙トレイ507に排出する。
ここで、図6は、A3サイズの記録紙が定着ベルト506に密着している様子をベルト面に垂直な方向から見た場合の平面図である。図6に示すように、常に同じサイズの記録紙を用いて画像形成処理を行うと、定着ベルト506上の異物や傷は常に領域dで示された部分にのみ発生することになる。よって、常に同じサイズの記録紙を繰り返し利用している限りは、記録紙の画像エリアに上述の異物や傷が入り込むことを防ぐことができ、画質欠陥が発生しない。
以上述べたように、第1実施形態に係る画像形成装置100によれば、常に同じサイズの記録紙を用いているので、定着ベルト506上の異物や傷の発生如何に関わらず、高光沢で高画質の画像を記録紙に繰り返し形成することができる。ただし、画像のサイズに関わらず常に同じサイズの記録紙を用いていると、記録紙に余白部分などの無駄が生じやすくなってしまう。そこで、第1実施形態では、複数の画像を形成する場合には記録紙のサイズに見合った画像を1ページにできるだけ多く割り付けて形成するようにし、これによって、記録紙の無駄を削減することを可能としている。
(2)第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図7は、第2実施形態に係る画像形成装置101の構成を示した図であり、図1に示したものと同じ構成要素には同じ符号が付されている。以下、第2実施形態が第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図7に示す画像形成装置101が図1に示した画像形成装置100と異なる点は、表面に熱可塑性樹脂がコーティングされた記録紙(以下、コート紙という)に加えて通常の記録紙(以下、普通紙という)に画像を形成することができるように構成されているところである。このため、画像形成装置101の定着・排紙部5は、記録紙(普通紙、コート紙の双方を含む)にトナー像を定着させるための一般的な定着器(第1の定着器51と称する)と、コート紙に対してのみトナー像を再定着させるための定着器(第2の定着器52と称する)とを備えている。さらに、定着・排紙部5は、第1の定着器51によってトナー像が定着させられた記録紙(普通紙)を第1の排紙トレイ56Aへと導くための第1の搬送路54Aと、その記録紙(コート紙)を第2の定着器52へと導くための第2の搬送路54Bとのいずれかに切り替える切替部53を備えている。また、第1の搬送路54Aと第2の搬送路54Bには、記録紙を搬送するための搬送ロール55A,55Bがそれぞれ設けられている。
操作部1は、白黒やカラーの画像を普通紙に形成するためのノーマルモードと、写真画質の画像をコート紙に形成するための写真モードとを選択するためのモード選択部11を備えている。具体的には、このモード選択部11においてノーマルモードと写真モードとを選択可能な画面が表示されるので、ユーザは表示されたモードの中から所望のモードを選択すれば良い。
給紙部4は、写真モードにおいて使用されるコート紙を収容する収容トレイ41Nに加えて、ノーマルモードにおいて使用される普通紙を収容する収容トレイ41Pを備えており、これらの収容トレイ41N,41Pには、記録紙を抜き出すためのフィードロール42が設けられている。ノーマルモードにおいて使用される普通紙は、A3サイズからハガキサイズまでの種々のサイズの普通紙であり、写真モードにおいて使用されるコート紙のサイズは1サイズのみ(例えばA3サイズ)である。
図8に第2の定着器52の構成を示す。同図に示されているように、第2の定着器52は、定着ロール521と、加圧ロール522と、冷却装置523と、剥離ロール524と、剥離部材525と、ステアリングロール526と、定着ベルト527と、排出ロール528とを備えている。定着ベルト527は、例えば幅320mmで厚さ80μmの熱硬化性ポリイミドのフィルムに厚さ35μmのシリコーンゴムがコーティングされて形成された無端ベルトであり、そのコーティング表面(ベルト外周面)は極めて高平滑に仕上げられている。この定着ベルトは、定着ロール521,剥離ロール524,ステアリングロール526に張架された状態で図中の矢印r方向に50mm/sの速度で周回移動させられる。冷却装置523は定着ベルト527の内周面に沿って設けられており、周回移動する定着ベルトを冷却する。
定着ロール521と加圧ロール522は、いずれもロール内部に熱源h1,h2を備えており、定着ベルト527を挟んでニップ領域を形成している。加圧ロール522は、このニップ領域を通過する記録紙を定着ロール521の方向へ押し付けることで、記録紙の定着ベルト527側の面に形成されているトナー像を加熱・溶融させる。加熱されたトナー像は定着ベルト527の外周面に密着することでその表面が平滑になり、さらに、冷却装置523によって冷却されて固化する。この状態で記録紙が剥離ロール524の位置に達すると、記録紙は剥離部材525によって定着ベルト527から引き剥がされ、排出ロール528を通って第2の排紙トレイ56Bへと排出される。なお、定着ロール521や加圧ロール522の外径や加圧荷重等の諸条件は、第1実施形態と同じである。
ユーザによってノーマルモードが選択された場合、制御部10は、排紙切替部53に対して記録紙(普通紙)の搬送方向を図7中のA方向とする指示を与える。排紙切替部53はこの指示に従って排紙方向をA方向に切り替える。そして、制御部10の指示に基づき、画像形成部3が第1実施形態と同様の画像形成処理を経て普通紙にトナー像を転写する。トナー像が転写された普通紙は、第1の定着器51によって通常の定着処理が施された後に、第1の搬送路に沿って搬送されて第1の排紙トレイ56Aに排出される。このようにして出力された普通紙上のトナー像は、第1の定着器51によって溶融された直後に剥離されるので、その表面は低光沢に仕上がっている。
一方、写真モードが選択された場合には、第1実施形態において図4を用いて説明したような画像処理が制御部10によって実行される。すなわち、制御部10は、複数の画像の各々のサイズを検出し、次にA3サイズのコート紙内に収まる画像を特定し、特定した画像を記録紙(コート紙)の画像エリアに割り付ける。そして、割付後の複数の画像をコート紙のサイズに見合った一つの画像に統合する。この後、画像形成部において第1実施形態と同様の画像形成処理を経てトナー像がコート紙に転写される。トナー像が転写されたコート紙は、第1の定着器51によって通常の定着処理が施された後に、第2の搬送路54Bに沿って第2の定着器52へ搬送される。この第2の定着器52においては、第1実施形態で述べたような定着処理が施される。すなわち、定着ベルトにコート紙が密着したまま、定着ベルト527とともにコート紙が冷却装置523で冷却された後に、定着ベルト527からコート紙が剥離されて第2の排紙トレイ56Bに排出される。このように定着ベルトにコート紙が密着したまま冷却されると、定着ベルト527の平滑な表面に画像が押しつけられて、表面が高光沢の画像が得られることになる。
以上の第2実施形態によれば、任意のサイズの普通紙に画像を形成することができるとともに、常に同じサイズのコート紙を用いて高光沢の画像を形成することも可能となる。高光沢の画像を形成するる場合、常に同じサイズのコート紙を用いるため、定着ベルト527上のディフェクトの発生位置はほぼ同じ位置に限定される。よって、画像エリア内に画質欠陥が発生することのない高品質な画質が実現できる。
(3)第3実施形態
次に本発明の第3実施形態について説明する。
図9は、第3実施形態に係る画像形成装置102の構成を示した図であり、図7に示したものと同じ構成要素には同じ符号が付されている。以下、第3実施形態が第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
図9に示す画像形成装置102が図7に示した画像形成装置101と異なる点は、ベルト定着器101の位置から見てコート紙の搬送方向下流側に、コート紙を裁断するための裁断部6を備えているところである。ここで、図10は、裁断部6を図9における矢印Z方向から見た場合の平面図である。なお、説明の便宜上、図10に示されたようにしてX方向及びY方向を定義する。
裁断部6は、搬送ロール61と、搬送ロール62と、搬送ロール63と、搬送ロール64と、カッター65と、カッター66とを備えている。搬送ロール61及び搬送ロール62は軸を中心として図中矢印a方向に回転し、第2の定着器52によって排出されたコート紙をX方向に搬送するほか、カッター65が記録紙を裁断する場合には記録紙の搬送を適切な位置で停止させる。カッター65は、Y方向に延びる2枚の刃を備えている。この2枚の刃は、図9に示すようにコート紙の搬送路を挟んで互いの刃先が対向する位置に設けられており、制御部10からの指示に応じて刃先を図9の紙面上下方向に互いに噛み合わせることで、搬送路上のコート紙を裁断する。
図10の搬送ロール63は、軸を中心として矢印b方向に回転することで、裁断後に搬送ロール62によって搬送されてきたコート紙の搬送方向をX方向からY方向に転換する。カッター66は、カッター65と同様の2枚の刃を備えており、制御部からの指示に応じてコート紙を裁断する。カッター66により裁断されたコート紙は、搬送ロール66によってY方向に搬送されて排紙トレイ56Cに排出される。なお、カッター65またはカッター66によって裁断する必要のないコート紙は、搬送ロール62によってX方向に搬送されてそのまま排紙トレイ56Bに排出されることになる。
ユーザによってノーマルモードが選択された場合、制御部10は、排紙切替部53に対して普通紙の搬送方向を図9中のA方向とする指示を与える。排紙切替部53はこの指示に従って排紙方向をA方向に切り替える。そして、制御部10の指示に基づき、画像形成部3が第1実施形態と同様の画像形成処理を経て普通紙にトナー像を転写する。トナー像が転写された普通紙は、第1の定着器51によって通常の定着処理が施された後に、第1の搬送路に沿って搬送されて第1の排紙トレイ56Aに排出される。このようにして出力された普通紙上のトナー像は、第1の定着器51によって溶融された直後に剥離されるので、その表面は低光沢に仕上がっている。
一方、写真モードが選択された場合には、第1実施形態において図4を用いて説明したような画像処理が制御部10によって実行される。すなわち、制御部10は、複数の画像の各々のサイズを検出し、次に、A3サイズのコート紙に収まる画像を特定し、特定した画像をコート紙の画像エリアに割り付ける。ここでは、例えば図11の平面図に示すように、A3サイズ(297mm×420mm)のコート紙に、全て同じハガキサイズ(100mm×296mm)の8つの画像F〜Mが割り付けられた場合を想定する。制御部10は、図11に示すような画像H〜OをA3サイズの一つの画像に統合する。この後、画像形成部において第1実施形態と同様の画像形成処理を経てトナー像がコート紙に転写される。トナー像が転写されたコート紙は、第1の定着器51によって通常の定着処理が施された後に、第2の搬送路54Bに沿って第2の定着器52へ搬送される。この第2の定着器52においては、第1実施形態で述べたように、定着ベルト527にコート紙が密着したまま、定着ベルト527とともにコート紙が冷却装置523で冷却される。この後、定着ベルト527からコート紙が剥離されて裁断部6へと搬送される。
裁断部6へ搬送されたコート紙は、まず、カッター65によって図11に示す「1」の位置をY方向に裁断される。続いて、裁断された画像H,Iが形成されているコート紙は搬送ロール62によってX方向に搬送された後、搬送ロール63によって搬送方向をY方向へと変化させられる。そして、このコート紙がカッター66によって「4」の位置をX方向に裁断されると、画像HとIがそれぞれ形成された2枚のハガキサイズのコート紙となり、各々のコート紙は搬送ロール64によって排紙トレイ56Cに排出される。以降、同様の要領にて「2」及び「4」の位置で裁断されることで、画像データJとKがそれぞれ形成された2枚のハガキサイズのコート紙が形成される。また、「3」及び「4」の位置で裁断されることで画像データL,M,N,及びOがそれぞれ形成された4枚のハガキサイズのコート紙が形成されることになる。これによって最終的には8枚のハガキサイズのコート紙が得られる。
以上の第3実施形態によれば、任意のサイズの普通紙に画像を形成することができるとともに、コート紙を用いて高光沢の画像を形成することも可能となる。高光沢の画像を形成する場合、常に同じサイズのコート紙を用いるため、定着ベルト527上の異物や傷の発生位置はほぼ同じ位置に限定される。よって、画像エリア内に画質欠陥が発生することのない高品質な画質が実現できる。さらに、裁断部6によってコート紙を画像のサイズに合わせて自在に裁断するので、ユーザが自分で裁断する等の作業が発生せず、画像形成装置102はより利便性の高いものとなる。
(4)第4実施形態
次に本発明の第4実施形態について説明する。
図12は、第4実施形態に係る画像形成装置103の構成を示した図であり、図9に示したものと同じ構成要素には同じ符号が付されている。以下、第4実施形態が第3実施形態と異なる点を中心に説明する。
図12に示す画像形成装置103が図9に示した画像形成装置102と異なる点は、カット紙とロール紙という2種類の記録紙を収容可能に構成されており、これらの記録紙を適宜使い分けることができるところである。ここで、カット紙とは予め所定サイズに裁断されている普通紙のことであり、本実施形態ではノーマルモードにおいてのみ使用される。一方、ロール紙とは極めて長い短冊状のコート紙が何重にも巻回された状態のものであり、本実施形態では写真モードにおいて必要なサイズに裁断されて使用される。本実施形態では、ロール紙の幅をA3サイズの幅と同じ297mmとし、このロール紙を裁断して一度に使用し得る最大のサイズはA3サイズ297mm×420mmとする。
このようなロール紙とカット紙の双方を使用するために、画像形成装置103の給紙部4は、カット紙を収容するための収容トレイ41Nと、ロール紙を収容するための収容室41Rとを備えている。収容室が設けられた位置から見て、ロール紙が繰り出される側にはカッター411が設けられている。このカッター411は、カッター65,66と同様のY方向に延びる2枚の刃を備えている。この2枚の刃は、ロール紙の搬送路を挟んで互いの刃先が対向する位置に設けられており、制御部10からの指示に応じて刃先を図12の紙面上下方向に互いに噛み合わせることで、搬送路上のロール紙を裁断する。なお、収容トレイ41Nは複数あっても良いし、画像形成装置103の外部にロール紙を収容する給紙ユニットを取り付けても良い。
ユーザによって例えばノーマルモードが選択された場合、制御部10は、収容トレイ41Nにカット紙を供給させ、排紙切替部53に対して記録紙(カット紙)の搬送方向を図12中のA方向とする指示を与える。排紙切替部53はこの指示に従って排紙方向をA方向に切り替える。そして、制御部10の指示に基づき、画像形成部3が第1実施形態と同様の画像形成処理を経て記録紙(カット紙)にトナー像を転写する。トナー像が転写された記録紙(カット紙)は、第1の定着器51によって通常の定着処理が施された後に、第1の搬送路54Aに沿って搬送されて排紙トレイ56Aに排出される。
一方、写真モードが選択された場合には、第1実施形態において図4を用いて説明したような画像処理処理が制御部10によって実行される。すなわち、制御部10は、複数の画像の各々のサイズを検出し、次に最大A3サイズの記録紙(ロール紙)内に収まる画像を特定し、特定した画像を記録紙(ロール紙)の画像エリアに割り付ける。そして、割付後の複数の画像を一つの画像に統合する。ただし、最終ページの記録紙(ロール紙)においては、図13に示すように、不要な余白部分が存在する可能性が高いので、制御部10は、最終ページの記録紙(ロール紙)に形成する画像が収まるような面積を確保するためにどのくらいの長さの記録紙(ロール紙)を使用すれば良いかを判断する。例えば図13に示すようなサイズの画像P,Qを形成する場合には、長さl1の記録紙(ロール紙)を使用すれば良いと判断できる。このようにすれば、図14に示されているようにA3サイズのカット紙を用いた場合に比べて、長さl2に相当する分の記録紙(ロール紙)を節約することが可能となる。また、カット紙よりもロール紙のほうが割安であるから、このようにカット紙とロール紙を併用することでランニングコストを削減することもできる。
このような画像処理がなされた後、給紙部4の収容室41R内部にあるカッター411は、制御部10による指示に基づき、上述のようにして決定されたサイズでロール紙を裁断し、裁断された記録紙(ロール紙)が給紙部4から画像形成部3に供給される。画像形成部3においては、第1実施形態と同様の画像形成処理を経てトナー像が記録紙(ロール紙)に転写される。トナー像が転写された記録紙(ロール紙)は、第1の定着器51によって通常の定着処理が施された後に、第2の搬送路54Bに沿って第2の定着器52へ搬送される。この第2の定着器52においては、第1実施形態で述べたように、定着ベルト527に記録紙(ロール紙)が密着したまま、定着ベルト527とともに記録紙(ロール紙)が冷却装置523で冷却される。この後、定着ベルト527から記録紙(ロール紙)が剥離されて裁断部6へと搬送される。裁断部6へ搬送された記録紙(ロール紙)は、適切なサイズに裁断されて排紙トレイに排出される。
以上の第4実施形態によれば、定着ベルト527の幅方向(定着ロール521の軸方向)に常に同じサイズのコート紙を用いて高光沢の画像をプリントするので、定着ベルト527上の異物や傷の発生はほぼ同じ位置に限定され、画像エリア内に画質欠陥が発生することのない高品質な画質が実現できる。また、ロール紙の長さを画像サイズに合わせて設定できるので、記録紙の無駄を防ぐ事が出来る。
(5)変形例
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。以下にその例を示す。
(5−1)変形例1
上述した実施形態においては、制御部10のメモリに、定着・排紙部5による定着処理の対象となり得る記録紙のサイズを1つのみ記憶していた。ところで、定着ベルト上の紙粉や傷を常に同じ位置に限定的に発生させるという観点から見れば、第4実施形態の説明からも明らかなように、記録紙のサイズで重要なのは、記録紙が定着ベルトに密着した際の記録紙のベルト幅方向のサイズ(つまり、記録紙の搬送方向に垂直な方向の1辺の長さ)である。この一辺の長さが同じであれば、異なる大きさの記録紙を共用することも可能である。例えば、A3サイズの記録紙を横長に使用したときの搬送方向に垂直な方向の1辺の長さは297mmであるが、A4サイズを縦長に使用したときの搬送方向に垂直な方向の1辺の長さも297mmである。よって、これらの記録紙はともに高光沢用の記録紙として使用し得る。従って、制御部10のメモリには、定着・排紙部5の処理対象となり得る記録紙が有する各辺のうち、その記録紙の搬送方向に垂直な方向の1辺の長さを含むようなサイズ情報を記憶しておけば良い。そして、そのサイズ情報に合致しないようなサイズの記録紙は定着・排紙部5の処理対象とはなり得ないので、そのような場合には、制御部10は例えばエラー通知行うなどすれば良い。
なお、記録紙は常に同じサイズのものを継続して使用すれば良いから、そのサイズは、A3に限らず、他のサイズであっても良い。ただし、あらゆる大きさの画像に対応するためには、できるだけ大きいサイズが好ましい。また、上述の説明においては、画像を形成する記録材の一例として用紙を挙げて説明したが、これ以外にも、例えばOHPフィルム等のプラスティックなどの種々の材料を記録材として用いることが可能である。
(5−2)変形例2
上述の実施形態においては、画像処理プログラムPRGはまず画像データAを配置し、次いで画像データB,C,…,Eを配置可能か判断する、という処理を行うと記載されているが、このような方法に限定されるものではなく、必要な記録紙の枚数をより少なくできる方法で画像データの選択を行うことが可能である。
また、上述の画像処理プログラムPRGのような手順で画像形成を行った場合には、画像の出力される順番がユーザの意図とは必ずしも一致しないという弊害がある。そのため、画像が出力される順番を一定としたいような場合には、必要な記録紙の枚数は増加するものの、図5の例であればA,B,C,D,Eという順番で画像を配置していくような画像処理プログラムを用いても良い。
(5−3)変形例3
上述の実施形態においては、カッター65,66はギロチン状のブレードであると記載されているが、もちろん他の態様、例えばローリングカッター等と称されるような、回転する円盤状の部材であってももちろん良い。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示した図である。 同実施形態における定着・排紙部の構成を示した図である。 同実施形態の画像形成装置の機能構成を示したブロック図である。 同実施形態における画像処理プログラムの処理内容を示したフローチャートである。 図4に示されたフローチャートの各ステップでの処理内容を模式的に示した図である。 同実施形態において、A3サイズの記録紙が定着ベルトに密着している様子をベルト面に垂直な方向から見た場合の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の構成を示した図である。 同実施形態における第2の定着器の構成を示した図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の構成を示した図である。 同実施形態における裁断部をZ方向から見た場合の平面図である。 同実施形態における裁断部の動作を説明するための図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の構成を示した図である。 同実施形態においてロール紙が用いられることの効果を説明するための図である。 同実施形態においてロール紙が用いられることの効果を説明するための図である。 従来の技術において、定着ベルト上に異物や傷が発生する様子を示した図である。 従来の技術において生じる画質欠陥を説明するための図である。
符号の説明
100,101,102,103…画像形成装置、1…操作部、10…制御部、11…モード選択部、2…画像読取部、3…画像形成部、301Y,301M,301C,301K…感光体、302Y,302M,302C,302K…帯電器、303Y,303M,303C,303K…露光部、304Y,304M,304C,304K…現像器、305Y,305M,305C,305K…クリーナ、306Y,306M,306C,306K…イレーズランプ、307Y,307M,307C,307K…1次転写ロール、308…中間転写ベルト、309…駆動ロール、310…2次転写ロール、311…対向ロール、4…給紙部、41…収容トレイ、411…カッター、42…フィードロール、43…搬送ガイド、5…定着・排紙部、51…第1の定着器、52…第2の定着器、501,521…定着ロール、502,522…加圧ロール、503,523…冷却装置、504,524…剥離ロール、525…剥離部材、505,526…ステアリングロール、506,527…定着ベルト、528…排出ロール、53…排紙切替部、54A,54B…搬送路、55A,55B…搬送ロール、56A,56B,56C…排紙トレイ、6…裁断部、61,62,63,64…搬送ロール、65,66…カッター。

Claims (4)

  1. 画像データに処理を施して出力する画像処理手段と、
    前記画像処理手段が出力した画像データに応じたトナー像を形成し、形成したトナー像を記録材に転写する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって転写されたトナー像を記録材に定着させる定着手段とを備えており、
    前記定着手段は、
    複数の支持部材と、
    前記複数の支持部材によって張架された状態で周回移動させられる所定幅のベルトと、
    前記複数の支持部材のうちのいずれかの部材と前記ベルトを挟んで対向する位置に設けられ、前記支持部材側に押し付けられることによって当該支持部材とニップ領域を形成する加圧部材とを有し、
    記録材のトナー像が形成された記録面が前記ニップ領域において前記加圧部材によって前記定着ベルトの表面に押し付けられている状態で当該記録材を加熱し、加熱後に当該記録材を冷却する加熱・冷却手段とを有し、
    前記画像処理手段は、
    前記定着手段の処理対象となり得る記録材が有する各辺のうち、当該記録材の搬送方向に垂直な方向の1辺の長さを含むサイズ情報を予め記憶する記憶手段と、
    記録材に転写すべき画像が複数ある場合に、これらの画像のサイズをそれぞれ検出するサイズ検出手段と、
    検出された各画像のサイズと、前記記憶手段によって記憶されているサイズ情報とに基づいて、前記複数の画像の中から1枚の記録材に配置可能な画像を選択し、選択した画像を当該記録材に配置すべき位置を決定する画像選択・割付手段と、
    1枚の記録材に配置される位置が決定された複数の画像を当該記録材のサイズに見合った1つの画像に統合し、統合された1つの画像を表す画像データを生成する統合手段とを有する画像形成装置。
  2. 画像データに処理を施す画像処理手段と、
    前記画像処理手段によって供給される画像データに応じたトナー像を形成し、形成したトナー像を記録材に転写する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によってトナー像が転写された記録材を加熱するとともに加圧してトナー像を記録材に定着させる第1の定着手段と、
    前記第1の定着手段によってトナー像が定着させられた記録材を画像形成装置の外部に排出する排出手段と、
    前記第1の定着手段によってトナー像が定着させられた記録材を前記排出手段へと搬送するための第1の搬送路と、
    前記画像形成手段によって転写されたトナー像を記録材に定着させる第2の定着手段と、
    前記第1の定着手段によってトナー像が定着させられた記録材を前記第2の定着手段へと搬送するための第2の搬送路と、
    前記第1の定着手段によってトナー像が定着させられた記録材の搬送方向を、前記第1の搬送路又は前記第2の搬送路のいずれかに切り替える切替手段と
    を備え、
    前記第2の定着手段は、
    複数の支持部材と、
    前記複数の支持部材によって張架された状態で周回移動させられる所定幅のベルトと、
    前記複数の支持部材のうちのいずれかの部材と前記ベルトを挟んで対向する位置に設けられ、前記支持部材側に押し付けられることによって当該支持部材とニップ領域を形成する加圧部材とを有し、
    記録材のトナー像が形成された記録面が前記ニップ領域において前記加圧部材によって前記定着ベルトの表面に押し付けられている状態で当該記録材を加熱し、加熱後に当該記録材を冷却する加熱・冷却手段とを有し、
    前記画像処理手段は、
    前記定着手段の処理対象となり得る記録材が有する各辺のうち、当該記録材の搬送方向に垂直な方向の1辺の長さを含むサイズ情報を予め記憶する記憶手段と、
    記録材に転写すべき画像が複数ある場合に、これらの画像のサイズをそれぞれ検出するサイズ検出手段と、
    検出された各画像のサイズと、前記記憶手段によって記憶されているサイズ情報とに基づいて、前記複数の画像の中から1枚の記録材に配置可能な画像を選択し、選択した画像を当該記録材に配置すべき位置を決定する画像選択・割付手段と、
    1枚の記録材に配置される位置が決定された複数の画像を当該記録材のサイズに見合った1つの画像に統合し、統合された1つの画像を表す画像データを生成する統合手段とを有する画像形成装置。
  3. 予め所定サイズに裁断された記録紙であるカット紙を収容するための第1の収容手段と、
    巻回された記録紙であるロール紙を収容するための第2の収容手段と、
    前記第2の収容手段が設けられた位置から見て、前記ロール紙が前記第2の収容手段から繰り出される側に設けられた裁断部材と、
    前記第2の収容手段から繰り出されたロール紙を裁断する第2の裁断制御手段と
    を備え、
    前記第2の定着手段が前記第2の収容手段によって収容されているロール紙に対して定着処理を行う場合には、前記第2の裁断制御手段は、画像のサイズに見合った長さで前記ロール紙を裁断するとともに、前記画像形成手段は当該ロール紙にトナー像を転写し、
    前記第1の定着手段が前記第1の収容手段によって収容されているカット紙に対して定着処理を行う場合には、前記画像形成手段は前記第1の収容手段から供給されるカット紙にトナー像を転写する請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記定着手段又は前記第2の定着手段が設けられた位置から見て前記記録材の搬送方向下流側に設けられた裁断部材と、
    前記定着手段又は前記第2の定着手段によってトナー像が定着させられた記録材を、前記裁断部材を用いることによって前記複数の画像の各々のサイズに合わせて裁断する裁断制御手段と
    を備える請求項1ないし3に記載の画像形成装置。
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