JP2005173149A - 液晶素子、その製造方法及び調光パネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 少なくとも一方が、臨界表面張力の異なる少なくとも2つの臨界表面張力パターンの表面層を有する基板であり、該基板と他の一方の基板間に、外部電場により光散乱状態と透明状態が制御可能な高分子マトリックス中に液晶を分散させた散乱性の調光層を配し、該調光層が上記臨界表面張力パターンに対応して異なる高分子マトリックス構造となっている。
【選択図】 図1
Description
(1)光散乱状態の異なるパターンに対応して、調光層材料が異なる。
(2)調光層形成時のUV照射を多段階照射する。
(3)パターンに合わせたUV光の透過率の異なるマスクを使用する。
等の方法が考えられる。
基本構成を図2に示した。図2(a)は正面図、(b)はA−A’の断面図である、一方の基板に臨界表面張力の大きな表面層1の部分と、表面層1に比して臨界表面張力の小さな表面層2を形成する。この、異なる臨界表面張力の表面層パターンの形成方法としては、例えば、基板全面に表面層1をスピンコーティング法により形成したのち、この上に、所定のパターンの版を用いて表面層2を、フレキソ印刷法で形成することができる。この、スピンコーティング法、フレキソ印刷法、の組合せ以外にも、ディッピング法、インクジェット法、キャスト法、バーコート法等の塗布方法を適便、組み合わせることによりパターン形成できる。
まず、上下の基板となる透明電極付きのガラス基板上にスピンコーティングにより、ポリイミド膜であるJSR製のAL-3046を成膜した。この、膜厚は約60nmであった。さらに、AL-3046が成膜された一方の基板に、R文字のパターンの印刷版を用いてチッソ石油化学製のポリイミド膜PIA-X491をフレキソ印刷法で成膜し、他方の基板にはR文字のネガパターンに印刷版でPIA-X491をフレキソ印刷法で成膜した。PIA-X491の膜厚はいずれも約80nmであった。
まず、上下の基板となる透明電極付きのガラス基板上にスピンコーティングにより、PIA-X491を膜厚約80nmで成膜した。この、一方の基板に、遮光部がR文字パターンの石英基板のフォトマスクを介して、250nmの光強度が5mW/cm2の紫外線を30分間照射(照射量9J/ cm2)した。この、紫外線照射により臨界表面張力が約40mN/mの表面層を背景とし、臨界表面張力が約24mN/mのR文字パターンの表面層を有する基板が作製された。他方の基板にはR文字がネガパターンのフォトマスクを用いて同様の条件で紫外線を照射した。この2枚の基板で、R文字パターンの臨界表面張力が小さい領域を対向させるように、実施例1と同様の工程及び材料で空セル、さらに調光層を作製した。
R文字領域で約12%、背景部で約14.5%の反射率を有する調光パネルを作製できた。このパネルも30Vの60Hz矩形波電界を印可したところ、全面が透過率約80%の透明状態になった。
12 表面層
13 調光層
51 液晶カプセル
52 高分子樹脂
53 基板
61 液晶
62 高分子マトリックス樹脂
Claims (8)
- 少なくとも一方が、臨界表面張力の異なる少なくとも2つの臨界表面張力パターンの表面層を有する基板であり、該基板と他の一方の基板間に、外部電場により光散乱状態と透明状態が制御可能な高分子マトリックス中に液晶を分散させた散乱性の調光層を配し、該調光層が上記臨界表面張力パターンに対応して異なる高分子マトリックス構造となっていることを特徴とする液晶素子。
- 臨界表面張力の異なる少なくとも2つの臨界表面張力パターンの表面層が、エネルギー付与により臨界表面張力が変化する材料からなることを特徴とする請求項1記載の液晶素子。
- 前記表面層が、側鎖に疎水性基を有する高分子材料からなることを特徴とする請求項2記載の液晶素子。
- 臨界表面張力を変化させるエネルギーの付与が紫外線照射であることを特徴とする請求項2又は3記載の液晶素子。
- 一方の基板にエネルギーの付与により臨界表面張力が変化する材料からなる表面層を形成する工程と、
該表面層の一部にエネルギーを付与することにより臨界表面張力の小さい領域とより臨界表面張力の大きい高表面エネルギー部とからなる臨界表面張力の異なるパターンを形成する工程を施し、他方の基板にもエネルギーの付与により臨界表面張力が変化する材料からなる表面層を形成する工程と、
該表面層に、第一の基板と略対向するように同様の臨界表面張力の異なるパターンを形成する工程を施し、かつ上記2枚の基板を表面層が対向するように配置し、
2枚の該基板間に、紫外線硬化型の高分子モノマーもしくはオリゴマー、液晶材料、及び重合開始剤を含有する調光層構成材料を介在させ、少なくとも一方の基板を通して紫外線を照射し、
高分子マトリックス中に液晶を分散させた散乱性の調光層を形成することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の液晶素子の製造方法。 - 一方の基板にエネルギー付与により臨界表面張力が変化する材料からなる表面層を形成する工程と、
該表面層の一部にエネルギーを付与することにより臨界表面張力の小さい低表面エネルギー部とより臨界表面張力の大きい高表面エネルギー部とからなる臨界表面張力の異なるパターンを形成する工程を施し、他方の基板には全面に均一な臨界表面張力を有する表面層を形成する工程を施し、かつ上記2枚の基板を表面層が対向するように配置し、
2枚の該基板間に、紫外線硬化型の高分子モノマーもしくはオリゴマー、正の誘電異方性を有する液晶材料、及び重合開始剤を含有する調光層構成材料を介在させ、少なくとも一方の基板を通して紫外線を照射し、
高分子マトリックス中に液晶を分散させた散乱性の調光層を形成することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の液晶素子の製造方法。 - 基板にエネルギー付与により臨界表面張力が変化する材料からなる表面層を形成し、
該表面層にエネルギーを付与しない、もしくは全面に均一にエネルギー付与することにより、全面が均一な臨界表面張力を有する表面層が形成した基板を得ることを特徴とする請求項6記載の、液晶素子の製造方法。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の液晶素子を備えたことを特徴とする調光パネル。
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