JP2005172305A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Tsuyoki Hirai
剛樹 平井
Toshikazu Sakai
寿和 境
Hidenao Tanaka
秀尚 田中
Masaharu Kamei
正治 亀井
Makoto Oyamada
真 小山田
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Abstract

【課題】冷媒に可燃性冷媒を用いた冷蔵庫に関し、蒸発器の接合部の耐食信頼性を向上させ冷媒のリークを抑制することで、より安全な冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】冷媒に可燃性冷媒30を用いた冷蔵庫20の冷却空間22内に配置された蒸発器24の各接合部に至るまで蒸発器24全体を同時に防食処理を施したので、蒸発器24の耐食信頼性を向上させることができ、可燃性冷媒30のリーク抑制にも繋がるので、結果として冷蔵庫20の安全性を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵庫に関し、特に冷媒に可燃性冷媒を用いた冷蔵庫の、アルミ系材料で形成された熱交換器の冷媒漏洩対策方法に関するものである。
近年、特に1998年12月の地球温暖化会議(COP3)前後を境にしてクロロフルオロカーボン(以下CFCと称する)に代わるハイドロフルオロカーボン(以下HFCと称する)においても、地球温暖化等の環境問題が注目されている。
このような観点より地球温暖化を抑制する目的でHFCから、可燃性だが地球温暖化への影響が極めて少ないハイドロカーボン(以下HCと称する)冷媒への展開へも図られており、可燃性冷媒の漏洩に対する安全確保技術の確立が求められている。
従来の可燃性冷媒を用いた冷蔵庫としては、冷媒の流れる配管の内、腐蝕貫通孔が周辺の配管より若干優先的に生じるようにした配管をファンの風路上に配置したもの(例えば特許文献1参照)がある。
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫を説明する。
図4は従来の冷蔵庫の正面図である。図5は従来の冷蔵庫の縦断面図である。図4、図5に示すように、従来の冷蔵庫において冷蔵庫1は、断熱筐体2と圧縮機3と凝縮器4と蒸発器5と機械室凝縮器6と圧縮機冷却ファン7と冷却ファン8とからなり、圧縮機3と凝縮器4と蒸発器5と機械室凝縮器6とは間を中継する配管9により連結され冷凍サイクル10を形成している。
また、配管9の内、配管9の薄肉部あるいは接合部11は、圧縮機冷却ファン7あるいは冷却ファン8のファン風路12上に配置されている。更に配管9の薄肉部あるいは接合部11を除いたその他の配管13は、ファン風路12から外れた位置にあり、表面処理もしくは塗装などの防食処理を施されており、かつ薄肉部あるいは接合部11より厚肉なものとなっている。
また、冷凍サイクル10の冷媒としてはプロパン,イソブタン等の可燃性冷媒14を使用している。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
冷蔵庫1の使用年数や設置環境により配管9の腐蝕が進むが、防食処理され、かつ厚肉なその他の配管13よりも、薄肉部あるいは接合部11の方が先に腐蝕貫通孔が発生する。その場合に、薄肉部あるいは接合部11が圧縮機冷却ファン7あるいは冷却ファン8のファン風路12上に配置されているので、腐蝕貫通孔から可燃性冷媒14がリークしてもファン風路12を通じて可燃性冷媒14が強制拡散され、引火濃度にいたらないため冷蔵庫1の安全性を確保することができる。
特開2000−130848号公報
しかしながら、上記従来の構成は、最も腐蝕貫通孔の発生しやすい薄肉部あるいは接合部11を優先的に腐蝕させることにより、市場で冷媒のリーク不良が多発する可能性があるという欠点があった。
また、薄肉部あるいは接合部11の薄肉部の肉厚を現状のままとし、その他の配管13をより厚肉にすると配管9のコストアップになるという欠点があった。
本発明は従来の課題を解決するもので、蒸発器の接合部の耐食信頼性を向上させ冷媒のリークを抑制することでより安全な冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の冷蔵庫は、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとからなり、前記蒸発器を耐食性を有する塗料にて塗装したものであり、配管とフィンとを接合後に蒸発器全体を塗装することにより蒸発器全体の耐食信頼性が向上し、腐蝕による配管の穴明きを原因とする冷媒の漏洩を抑制できる。
また、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器を形成するアルミ系の材料で形成された配管とフィンとを耐食性を有する塗料にて塗装した後にアキュームレーターを前記蒸発器に接合したものであり、蒸発器がアキュームレーターを有する場合にアキュームレーター以外の部分を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターとからなり、前記蒸発器を耐食性を有する塗料にて全体を塗装したものであり、更に蒸発器全体の耐食信頼性が向上し、腐蝕による配管の穴明きを原因とする冷媒の漏洩を抑制できる。
また、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターとからなり、前記蒸発器は耐食性を有する塗料にて全体を塗装した後に、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプを接合し、かつ前記配管と前記銅パイプの接合部を接合部カバーで覆ったものであり、塗装した蒸発器を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターと、前記配管に冷凍サイクルを構成する前記銅パイプの接合部を覆う接合部カバーとからなり、前記蒸発器を耐食性を有する塗料にて全体を塗装したものであり、更に蒸発器全体の耐食信頼性が向上し、腐蝕による配管の穴明きを原因とする冷媒の漏洩を抑制できる。
また、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターと、前記配管と前記銅パイプの接合部を覆う接合部カバーとからなり、前記蒸発器を耐食性を有する塗料にて全体を塗装した後に、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプを接合し、かつ前記配管と前記銅パイプの接合部を接合部カバーで覆い、除霜用パイプヒータを前記蒸発器に配置したものであり、接合部カバーとパイプヒーター以外の部分を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターと、前記蒸発器に配置した除霜用パイプヒータとを耐食性を有する塗料にて全体を同時に塗装した後に、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプを接合し、接合部を接合部カバーで覆ったものであり、接合部カバーとパイプヒーターとを有する場合に、接合部と接合部カバー以外の部分を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターとからなり、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプを接合し、接合部を接合部カバーで覆い、耐食性を有する塗料にて全体を塗装した後に、前記蒸発器前面に除霜用パイプヒータを配置したものであり、蒸発器が接合部カバーとパイプヒーターとを有する場合に、パイプヒーター以外の部分を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターとからなり、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプをを接合し、接合部を接合部カバーで覆い、前記蒸発器前面に除霜用パイプヒータを配置した状態で耐食性を有する塗料にて全体を塗装したものであり、接合部カバーとパイプヒーターとを含めて蒸発器全体を塗装することにより、更に蒸発器全体の耐食信頼性が向上し、腐蝕による配管の穴明きを原因とする冷媒の漏洩を抑制できる。
本発明の冷蔵庫によれば、配管とフィンとを接合後に蒸発器全体を塗装したので、蒸発器全体の耐食信頼性が向上し、腐蝕による配管の穴明きを原因とする冷媒の漏洩を抑制できる。
また、蒸発器がアキュームレーターを有する場合にアキュームレーター以外の部分を先に塗装処理後、アキュームレーターを接合したので、蒸発器がアキュームレーターを有する場合にアキュームレーター以外の部分を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、蒸発器がアキュームレーターを有する場合に全体を塗装処理したので、更に蒸発器全体の耐食信頼性が向上し、腐蝕による配管の穴明きを原因とする冷媒の漏洩を抑制できる。
また、蒸発器が蒸発器配管と異なる材料で形成された銅パイプと、蒸発器配管と銅パイプとの接合部を覆う接合部カバーとを有する場合に銅パイプと接合部カバー以外の部分を先に塗装処理後、蒸発器配管と銅パイプとを接合し、接合部カバーで覆ったので、蒸発器が銅パイプと接合部カバーとを有する場合に銅パイプと接合部カバーとの以外の部分を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、蒸発器が蒸発器配管と銅パイプと、蒸発器配管と銅パイプとの接合部を覆う接合部カバーとを有する場合に銅パイプと、接合部カバーとの部分を含めて塗装したので、更に蒸発器全体の耐食信頼性が向上し、腐蝕による配管の穴明きを原因とする冷媒の漏洩を抑制できる。
また、蒸発器が蒸発器配管と異なる材料で形成された銅パイプと、蒸発器配管と銅パイプとの接合部を覆う接合部カバーと、除霜時に蒸発器を加温するパイプヒーターとを有する場合に、銅パイプと接合部カバーとパイプヒーターとの以外の部分を先に塗装処理後、蒸発器配管と銅パイプとを接合し、接合部を接合部カバーで覆い、更にパイプヒーターを配置したので、蒸発器が銅パイプと接合部カバーとパイプヒーターとを有する場合に、銅パイプと接合部カバーとパイプヒーターとの以外の部分を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、蒸発器が蒸発器配管と銅パイプと、蒸発器配管と銅パイプとの接合部を覆う接合部カバーと、除霜時に蒸発器を加温するパイプヒーターとを有する場合に、銅パイプと接合部カバーとの以外の部分を先に塗装処理後、蒸発器配管と銅パイプとを接合し、接合部を接合部カバーで覆ったので、蒸発器が銅パイプと接合部カバーとパイプヒーターとを有する場合に、銅パイプと接合部カバーとの以外の部分を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、蒸発器が蒸発器配管と異なる材料で形成された銅パイプと、蒸発器配管と銅パイプとの接合部を覆う接合部カバーと、除霜時に蒸発器を加温するパイプヒーターとを有する場合に、パイプヒーター以外の部分を先に塗装処理後パイプヒーターを配置したので、蒸発器が銅パイプと接合部カバーとパイプヒーターとを有する場合に、パイプヒーター以外の部分を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、蒸発器が蒸発器配管と異なる材料で形成された銅パイプと、蒸発器配管と銅パイプとの接合部を覆う接合部カバーと、除霜時に蒸発器を加温するパイプヒーターとを有する場合に、銅パイプと、蒸発器配管と銅パイプとの接合部と、接合部カバーとパイプヒーターとの部分とを含めて塗装したので、更に蒸発器全体の耐食信頼性が向上し、腐蝕による配管の穴明きを原因とする冷媒の漏洩を抑制できる。
請求項1に記載の断熱箱体の発明は、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとからなり、前記蒸発器を耐食性を有する塗料にて塗装したものであり、配管とフィンとを接合後に蒸発器全体を塗装することにより蒸発器全体の耐食信頼性が向上し、腐蝕による配管の穴明きを原因とする冷媒の漏洩を抑制できる。
また、請求項2に記載の発明は、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器を形成するアルミ系の材料で形成された配管とフィンとを耐食性を有する塗料にて塗装した後にアキュームレーターを前記蒸発器に接合したものであり、蒸発器がアキュームレーターを有する場合にアキュームレーター以外の部分を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、請求項3に記載の発明は、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターとからなり、前記蒸発器を耐食性を有する塗料にて全体を塗装したものであり、更に蒸発器全体の耐食信頼性が向上し、腐蝕による配管の穴明きを原因とする冷媒の漏洩を抑制できる。
また、請求項4に記載の発明は、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターとからなり、前記蒸発器は耐食性を有する塗料にて全体を塗装した後に、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプを接合し、かつ前記配管と前記銅パイプの接合部を接合部カバーで覆ったものであり、塗装した蒸発器を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、請求項5に記載の発明は、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターと、前記配管に冷凍サイクルを構成する前記銅パイプの接合部を覆う接合部カバーとからなり、前記蒸発器を耐食性を有する塗料にて全体を塗装したものであり、更に蒸発器全体の耐食信頼性が向上し、腐蝕による配管の穴明きを原因とする冷媒の漏洩を抑制できる。
また、請求項6に記載の発明は、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターと、前記配管と前記銅パイプの接合部を覆う接合部カバーとからなり、前記蒸発器を耐食性を有する塗料にて全体を塗装した後に、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプを接合し、かつ前記配管と前記銅パイプの接合部を接合部カバーで覆い、除霜用パイプヒータを前記蒸発器に配置したものであり、接合部カバーとパイプヒーター以外の部分を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、請求項7に記載の発明は、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターと、前記蒸発器に配置した除霜用パイプヒータとを耐食性を有する塗料にて全体を同時に塗装した後に、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプを接合し、接合部を接合部カバーで覆ったものであり、接合部カバーとパイプヒーターとを有する場合に、接合部と接合部カバー以外の部分を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、請求項8に記載の発明は、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターとからなり、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプを接合し、接合部を接合部カバーで覆い、耐食性を有する塗料にて全体を塗装した後に、前記蒸発器前面に除霜用パイプヒータを配置したものであり、蒸発器が接合部カバーとパイプヒーターとを有する場合に、パイプヒーター以外の部分を他機種と兼用することで蒸発器のコストダウンを図ることができる。
また、請求項9に記載の発明は、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターとからなり、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプをを接合し、接合部を接合部カバーで覆い、前記蒸発器前面に除霜用パイプヒータを配置した状態で耐食性を有する塗料にて全体を塗装したものであり、接合部カバーとパイプヒーターとを含めて蒸発器全体を塗装することにより、更に蒸発器全体の耐食信頼性が向上し、腐蝕による配管の穴明きを原因とする冷媒の漏洩を抑制できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。また、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態による冷蔵庫の正面図である。図2は同実施の形態の冷蔵庫の縦断面図である。図3は同実施の形態の冷蔵庫の蒸発器の斜視図である。
図1、図2に示すように冷蔵庫20は断熱筐体21と、断熱筐体21で形成された冷却空間22と、冷蔵庫20の上部に設けられた機械室23とからなり、冷却空間22内には蒸発器24が配置され、機械室23内には圧縮機25と凝縮器26が配置されている。
また、蒸発器24と凝縮器26とは断熱筐体21内に全長の大半を埋設されたキャピラリチューブ27にて連結され、蒸発器24と圧縮機25とは連結管28a、圧縮機25と凝縮器26とは連結管28bにてそれぞれ連結されており、一連に連結された圧縮機25と連結28bと凝縮器26とキャピラリチューブ27と蒸発器24と連結管28aとは冷凍サイクル29を形成し、更に冷凍サイクル29の冷媒には可燃性冷媒30を使用している。
また、図3に示すように蒸発器24はアルミ系の材料で形成された蒸発器配管31と、フィン32と、蒸発器配管31とフィン32との接合部33と、アキュームレーター34と、蒸発器配管31とアキュームレーター34との接合部35と、蒸発器配管31と異なる材料で形成された銅パイプ36と、蒸発器配管31と銅パイプ36との接合部37と、蒸発器配管31と銅パイプ36との接合部37を覆う接合部カバー38と除霜時に蒸発器24を加温するパイプヒーター39とからなり、蒸発器24全体は例えばアクリル系樹脂塗料を塗布して180℃近傍の温度で焼き付けたものや、アルマイト処理、ベーマイト処理といった防食処理を施している。
また、可燃性冷媒30としては例えばプロパン、ブタン、イソブタンを使用している。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
圧縮機25の運転により冷凍サイクル29内の可燃性冷媒30が冷凍サイクル29内を循環することで冷蔵庫20の冷却空間22内に配置された蒸発器24において熱交換が行なわれ、冷却空間22が冷却される。
また、蒸発器24は、冷却空間22において冷却対象物の保存雰囲気と同雰囲気にあり、冷却対象物の保存雰囲気、あるいは冷蔵庫20の設置環境雰囲気に存在する例えば塩素系などの酸性腐蝕ガスの影響を受ける。
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、蒸発器24の各接合部に至るまで全体を同時に防食処理を施したので蒸発器24の耐食信頼性を向上させることができ、可燃性冷媒30のリーク抑制にも繋がるので、結果として冷蔵庫20の安全性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では蒸発器配管31と銅パイプ36との接合部37を覆う接合部カバー38を使用したが、耐食信頼性を確保できれば使用しなくてもよい。その場合は接合部カバー38の材料費、取付け工賃が不要となり、コストダウンを図ることができる。
また、接合部カバー38を例えば熱収縮チューブとして、蒸発器配管31と銅パイプ36とを接合して蒸発器24全体を塗装後に、熱収縮チューブにて蒸発器配管31と銅パイプ36との接合部37をカバーすると、接合部37の塗膜が収縮チューブにて保護されるので耐食信頼性の向上を図ることができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、蒸発器全体の耐食信頼性が向上し、腐蝕による配管の穴明きを原因とする冷媒の漏洩を抑制でき、可燃性冷媒を適用した冷凍装置及びその適用機器の防爆安全性確保に対しても有効に利用できる。
本発明による冷蔵庫の実施の形態の正面図 同実施の形態の冷蔵庫の縦断面図 同実施の形態の冷蔵庫の蒸発器の斜視図 従来の冷蔵庫の正面図 従来の冷蔵庫の縦断面図
符号の説明
1 冷蔵庫
2 断熱筐体
3 圧縮機
4 凝縮器
5 蒸発器
6 機械室凝縮器
7 圧縮機冷却ファン
8 冷却ファン
9 配管
10 冷凍サイクル
11 薄肉部あるいは接合部
12 ファン風路
13 その他の配管
14 可燃性冷媒
20 冷蔵庫
21 断熱筐体
22 冷却空間
23 機械室
24 蒸発器
25 圧縮機
26 凝縮器
27 キャピラリチューブ
28a,29b 連結管
29 冷凍サイクル
30 可燃性冷媒
31 蒸発器配管
32 フィン
33 蒸発器配管とフィンとの接合部
34 アキュームレーター
35 蒸発器配管とアキュームレーターとの接合部
36 銅パイプ
37 蒸発器配管と銅パイプとの接合部
38 接合部カバー
39 パイプヒーター

Claims (9)

  1. 可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとからなり、前記蒸発器を耐食性を有する塗料にて塗装したことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器を形成するアルミ系の材料で形成された配管とフィンとを耐食性を有する塗料にて塗装した後にアキュームレーターを前記蒸発器に接合したことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターとからなり、前記蒸発器を耐食性を有する塗料にて全体を塗装したことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターとからなり、前記蒸発器は耐食性を有する塗料にて全体を塗装した後に、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプを接合し、かつ前記配管と前記銅パイプの接合部を接合部カバーで覆ったことを特徴とする冷蔵庫。
  5. 可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターと、前記配管に冷凍サイクルを構成する前記銅パイプの接合部を覆う接合部カバーとからなり、前記蒸発器を耐食性を有する塗料にて全体を塗装したことを特徴とする冷蔵庫。
  6. 可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターと、前記配管と前記銅パイプの接合部を覆う接合部カバーとからなり、前記蒸発器を耐食性を有する塗料にて全体を塗装した後に、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプを接合し、かつ前記配管と前記銅パイプの接合部を接合部カバーで覆い、除霜用パイプヒータを前記蒸発器に配置したことを特徴とする冷蔵庫。
  7. 可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターと、前記蒸発器に配置した除霜用パイプヒータとを耐食性を有する塗料にて全体を同時に塗装した後に、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプを接合し、接合部を接合部カバーで覆ったことを特徴とする冷蔵庫。
  8. 可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターとからなり、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプを接合し、接合部を接合部カバーで覆い、耐食性を有する塗料にて全体を塗装した後に、前記蒸発器前面に除霜用パイプヒータを配置したことを特徴とする冷蔵庫。
  9. 可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの蒸発器を冷却空間内に配置した冷蔵庫において、前記蒸発器はアルミ系の材料で形成された配管とフィンとアキュームレーターとからなり、前記配管に冷凍サイクルを構成する銅パイプをを接合し、接合部を接合部カバーで覆い、前記蒸発器前面に除霜用パイプヒータを配置した状態で耐食性を有する塗料にて全体を塗装したことを特徴とする冷蔵庫。
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