JP2005055081A - 熱交換器及び熱交換器を備えた自動販売機 - Google Patents

熱交換器及び熱交換器を備えた自動販売機 Download PDF

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Abstract

【課題】可燃性冷媒を使用する自動販売機用熱交換器において、物品の収納庫である半密閉空間内部へ可燃性冷媒が漏れて引火しないように安全性を高める。
【解決手段】蛇行状に略180度づつ曲げられた伝熱管17と、互いに間隔をとりながら重ねられ伝熱管17を挿入されて固定される平板状フィン18とから構成され、蛇行状の伝熱管17には接合部を有しない熱交換器を用いることにより、可燃性冷媒漏れリスクを極小化することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍サイクルに組み込まれて冷却、放熱作用を行う熱交換器、及び熱交換器を備えた自動販売機に関するものである。
近年、地球のオゾン層を保護する観点から、自動販売機における冷却装置の冷凍サイクルに使用されていた冷媒CFC(クロロフルオロカーボン)−12あるいはHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)−22といった塩素原子を含んだ冷媒の使用が規制され、塩素原子を含まず、オゾン層を破壊しないHFC(ハイドロフルオロカーボン)冷媒への転換が進行している。
従来、主にHCFC−22冷媒を用いていた自動販売機においては、その代替冷媒としてHFC冷媒の混合冷媒であるR407Cが採用されている。
一方、これらR407CなどのHFC冷媒は、オゾン層破壊はないものの、地球温暖化係数が高いため、地球温暖化に対しては不十分な冷媒となり、そのため地球温暖化係数の低い冷媒として、HFC冷媒に代わってHC(ハイドロカーボン)冷媒が注目されている。
以下、図面を参照しながら、上記従来の冷温貯蔵庫を説明する。
図10は、従来の冷温貯蔵庫の斜視図である。図11は従来の熱交換器の正面図、図12は従来の熱交換器の左側面図、図13は従来の熱交換器の右側面図である。
図10において、自動販売機1の物品を収納する収納室2の下部に、一般的にフィンアンドチューブ型の熱交換器3を有し、冷媒が封入された冷凍サイクルよりなる冷却装置と、加温装置4を備え、熱交換器3と加温装置4の間に強制通風用の送風機5を配置している。
また、収納室2の背面にはダクト6が配置され、ダクト6を介して収納室2と熱交換器3と加温装置4が連通するよう構成されている。そして、放熱側の熱交換器3’は外部空気と連通するように配置されている。
冷却時は冷凍サイクルの冷媒を熱交換器3で蒸発させて周辺空気を冷却し、加温時は加温装置4のヒーターに通電して周辺空気を加熱し、それぞれ冷却、加熱された空気を送風機5によって強制的に熱交換させながら収納室2内に循環させて室内に収納された物品を冷却または加温し、ダクト6を通じて熱交換器3または加温装置4に帰還させるものである。冷却時に熱交換器3内部で蒸発・吸熱した冷媒は、外部空気と連通した放熱側の熱交換器3’内部で凝縮し、自動販売機1の外部に放熱することにより、冷凍サイクルを構成している(例えば、特許文献1,2参照)。
図11から図13に示す従来のフィンアンドチューブ型熱交換器3は、外部を空気が流動し、伝熱管7内部で冷媒が蒸発または凝縮することにより、空気と熱授受を行い、冷凍サイクルを構成している。熱交換器3は、伝熱管7をフィン8に挿入し、拡管固定してある。伝熱管7は、リタンベンド9によりロー付け接合部12で互いに接合され、冷媒回路を構成している。冷媒入口リードパイプ10、冷媒出口リードパイプ11についてもそれぞれ伝熱管7にロー付け接合部13、14で接合されて、冷媒回路を構成する。
特開昭57−52988号公報 実開昭62−75578号公報
しかしながら、上述のような近年の環境下において、このような冷凍サイクルの冷媒にHC系冷媒などの可燃性冷媒を使用する場合には可燃性冷媒の漏れに注意を払わなければならず、特に自動販売機では、物品の収納庫である半密閉空間内部へ可燃性冷媒が漏れて引火しないように安全性を高める必要がある。
しかし、上述のような熱交換器3において、従来用いられているフィンアンドチューブ熱交換器は、冷媒回路を構成するため、伝熱管7をリタンベンド9を介して互いにロー付け接合しており、1つの熱交換器の接合箇所は20カ所以上にのぼる。ロー付け箇所がいわゆる皮1枚でつながっていて、熱交換器の漏れ検査工程では発見されず、市場において、ロー付け不良が原因で冷媒漏れの発生するリスクは20ppm程度あると言われており、可燃性冷媒の安全性から考えて、ロー付け箇所が極小化されていないフィンアンドチューブ熱交換器は、安全性に問題があった。このロー付け不良に関する安全性リスクについては、冷却側の熱交換器および放熱側の熱交換器の双方に該当する。
また、現在ほとんどの自動販売機では、冷却側の熱交換器の蒸発温度を−15〜−20℃程度の氷点下にして運転している。これは、ある一定の確率でロー付け接合部の凍結破壊が誘発されることを意味する。ロー付け接合部の凍結破壊については、ブローホールが原因であるとされているが、ブローホールを皆無にする接合方法は現在開発されていない。
すなわち、数ppm程度のオーダーと予想されるが、市場においてロー付け接合部が凍結破壊することによる可燃性冷媒漏れが懸念され、安全性に問題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、冷却側および放熱側の熱交換器を備えた冷凍サイクルの冷媒として可燃性冷媒を使用しても冷却を安全に行える自動販売機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の熱交換器は、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルを具備する自動販売機において、内部を前記可燃性冷媒が流動し、蛇行状に曲げられた伝熱管と、互いに間隔をとりながら重ねられ前記伝熱管を挿入されて固定される平板状フィンとから構成され、蛇行状の前記伝熱管には接合部を有しないものである。
これによって、伝熱管のロー付け箇所がいわゆる皮1枚でつながっていて、熱交換器の漏れ検査工程で発見できず、市場において、ロー付け不良が原因で可燃冷媒漏れの発生するといったリスクを回避することができる。また、冷却側の熱交換器については、凍結破壊のリスクが接合箇所の数に比例するため、現在対応策を見出すことのできない凍結破壊による可燃性冷媒漏れを激減させることができる。
請求項1に記載の発明は、接合部を極小化することにより、ロー付け不良による市場での可燃性冷媒漏れを激減させることができる。また、冷却側の熱交換器については、凍結破壊のリスクが接合箇所に比例するため、現在対応策を見出すことのできない凍結破壊による可燃性冷媒漏れを激減させることができる。
請求項2に記載の発明は、銅管よりも軽量なアルミ管を伝熱管として用いて、熱交換器の軽量化、低コスト化を図ることができると同時に、併せて自動販売機内の配管に用いられている銅配管との接合が容易となる。
請求項3に記載の発明は、フラットフィンと同等のほこり目詰まり性の良さを持ちながら、空気側性能を向上させることができ、高性能化ひいては、省エネルギー化を図ることができる。
請求項4に記載の発明は、従来サーペンタイン式熱交換器に用いられている平滑管と比較して高性能化を図ることができる。このとき、空気抵抗の増大をともなうこともなく、風量、静音性は平滑管のそれと変わりない。冷媒側の管内抵抗は増大するものの、とくに放熱側は可燃性冷媒の物性から管内抵抗の影響は小さく、高性能化の効果を顕著に得ることができる。
請求項5に記載の発明は、ロー付け不良による市場での可燃性冷媒漏れを激減させることができる。また、冷却側の熱交換器については、凍結破壊のリスクが接合箇所に比例するため、現在対応策を見出すことのできない凍結破壊による可燃性冷媒漏れを激減させることができる。上記2点により、自動販売機の火災といった最悪の事態を未然に防ぐことが可能となる。そして、熱交換器の高性能化により、機器として省エネルギーを図ることができる。
請求項1に記載の発明は、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルを具備する自動販売機において、内部を前記可燃性冷媒が流動し、蛇行状に曲げられた伝熱管と、互いに間隔をとりながら重ねられ前記伝熱管を挿入されて固定される平板状フィンとから構成され、蛇行状の前記伝熱管には接合部を有しないものであり、接合部を極小化することにより、ロー付け不良による市場での可燃性冷媒漏れを激減させることができる。また、冷却側の熱交換器については、凍結破壊のリスクが接合箇所に比例するため、現在対応策を見出すことのできない凍結破壊による可燃性冷媒漏れを激減させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の熱交換器で、前記伝熱管にアルミ管を用いて、前記伝熱管入口または出口に銅管を接続したことより、軽量で安価なアルミ材を伝熱管として用いると同時に、自動販売機の内部配管に用いられている銅管との接合を容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明の熱交換器で、前記平板状フィンの表面形状が、コルゲート形状としたことより、フラットフィンと同等のほこり目詰まり性の良さを持ちながら、空気側性能を向上させることができ、高性能化ひいては、省エネルギー化を図ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明の熱交換器で、前記伝熱管内面に溝付形状を施したことより、従来サーペンタイン式熱交換器に用いられている平滑管と比較して高性能化を図ることができ、機器を省エネルギー化することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の熱交換器を具備した自動販売機であり、ロー付け不良による市場での可燃性冷媒漏れを激減させることができる。また、冷却側の熱交換器については、凍結破壊のリスクが接合箇所に比例するため、現在対応策を見出すことのできない凍結破壊による可燃性冷媒漏れを激減させることができる。そして、熱交換器の高性能化により、機器として省エネルギーを図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による熱交換器を備えた自動販売機の斜視図である。図2は同実施の形態の熱交換器の正面図、図3は同実施の形態の左側面図、図4は同実施の形態の右側面図、図5は同実施の形態の熱交換器のフィンの平面図である。
図1において、自動販売機11の物品を収納する収納室12の下部に、熱交換器13を有し、可燃性冷媒が封入された冷凍サイクルよりなる冷却装置と、加温装置14を備え、熱交換器13と加温装置14の間に強制通風用の送風機15を配置している。また、収納室12の背面にはダクト16が配置され、ダクト16を介して収納室12と熱交換器13と加温装置14が連通するよう構成されている。そして、放熱側の熱交換器13’は外部空気と連通するように配置されている。
冷却時は冷凍サイクルの可燃性冷媒を熱交換器13で蒸発させて周辺空気を冷却し、加温時は加温装置14のヒーターに通電して周辺空気を加熱し、それぞれ冷却、加熱された空気を送風機15によって強制的に熱交換させながら収納室12内に循環させて室内に収納された物品を冷却または加温し、ダクト16を通じて熱交換器13または加温装置14に帰還させるものである。冷却時に熱交換器13内部で蒸発・吸熱した可燃性冷媒は、外部空気と連通した放熱側の熱交換器13’内部で凝縮し、自動販売機11の外部に放熱することにより、冷凍サイクルを構成する。
図2から図4に示す熱交換器13は、外部を空気が流動し、伝熱管17内部で可燃性冷媒が蒸発または凝縮することにより、空気と熱授受を行い、冷凍サイクルを構成している。
熱交換器13は、伝熱管17を蛇行状に略180度づつ曲げたのち、平板状フィン18に挿入され、液圧等で拡管固定されて構成されている。この拡管工程は、場合によっては省略され、伝熱管17の平板状フィン18への挿入だけで形状を保持する場合もある。図5に示す平板状フィン18は伝熱管17の直管部が挿入される丸穴と、組立時に曲管部が挿通するための丸穴をつなぐ長穴が設けられ、フィン18の間隔を保持するためのフィンカラーが丸穴部分の周囲に立てられている。冷媒入口リードパイプ19、冷媒出口リードパイプ20についてはそれぞれロー付け接合部21,22で伝熱管17に接合されて、冷媒回路を構成している。
このように、構成された熱交換器13は、図11から図13に示す従来の熱交換器3のようにリタンベンド9で伝熱管7を互いにロー付け接合することなく、冷媒回路を構成することができる。熱交換器3で、リタンベンド9を用いたロー付け接合部12は14カ所にのぼり、図2から図4に示す熱交換器13では、これを皆無とすることができる。このため、数十ppmオーダーで市場に漏出すると言われるリタンベンド9のロー付け不良を、ゼロ化することができる。これにより、可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルの安全性は飛躍的に高まることとなる。このロー付け不良に関する安全性リスクについては、冷却側の熱交換器13および放熱側の熱交換器13’の双方に該当する。
また、現在ほとんどの自動販売機では、冷却側の熱交換器13の蒸発温度を−15〜−20℃程度の氷点下にして運転している。これは、従来の熱交換器3を用いた場合には、数ppmオーダーであるが、市場において凍結破壊が誘発されるリスクがあることを意味する。凍結破壊は、従来の熱交換器3では、ロー付け接合部12にブローホールが形成されることが原因とされているが、ブローホールを皆無にする接合方法は現在のところ開発されていない。すなわち、可燃性冷媒用として従来の熱交換器3を用いた場合に、凍結破壊のリスクを回避することは現段階では不可能といえる。ブローホールを皆無にするためには、ロー付け接合部12そのものを無くした熱交換器13の仕様が可燃性冷媒の安全性を確保するための十分条件となる。
なお、熱交換器13に用いた平板状フィン18は、図5ではコルゲート形状で示しているが、これをフラットフィンとしたり、スリット等の切り込み加工を施しても良い。また、伝熱管17に内面加工をほどこして溝付管とすると、熱交換性能を向上させると当時に、本実施の形態と同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2の熱交換器の正面図、図7は同実施の形態の左側面図である。
実施の形態2の熱交換器は、実施の形態1と同様に、図1に示す可燃性冷媒を冷凍サイクルに用いた自動販売機に具備されることを前提としている。
図6から図7に示す熱交換器23は、外部を空気が流動し、伝熱管24内部で可燃性冷媒が蒸発または凝縮することにより、空気と熱授受を行い、冷凍サイクルを構成している。
熱交換器23の製作方法を以下に示す。まず、丸穴を有する平板状フィン25を、金属製の串などを用いたマガジン(図示せず)の間に平行に並べ、伝熱管24を平板状フィン25の丸穴に挿入し、マンドレル等を伝熱管24の中に通して拡管して、伝熱管24とフィン25とを密着固定する。そして、伝熱管24のフィン25を有しない部分を略180度の角度で折りたたんで曲げて、熱交換器23の外形を形成する。伝熱管24にアルミ管を用いる場合は、自動販売機内の銅配管と接合するため、出入り口に銅とアルミの接合管26を伝熱管24と接合する必要がある。アルミ材を用いた伝熱管24と、銅とアルミの接合管26との接合部27はアルミ同士の接合となるためアーク溶接で接合することが多い。銅とアルミの接合管26の異種金属接合部は、水分が介在すると電食作用によるアルミの腐食が懸念されるため、水分の侵入を防ぐべく、熱収縮チューブ28により保護する。
冷媒入口リードパイプ29、冷媒出口リードパイプ30についてはそれぞれロー付け接合部31,32で銅とアルミの接合管26に接合されて、冷媒回路を構成している。場合によっては、熱収縮チューブ28で、接合部31,32を覆っても良い。また、銅とアルミの接合管26の銅管部分そのものを先端加工し、接合部31,32を省略して出入り口管を形成しても良い。また、冷媒入口リードパイプ29および冷媒出口リードパイプ30を共晶接合等で直接伝熱管24に接合することも可能である。
このように、構成された熱交換器23は、実施の形態1と同様に、図11から図13に示す従来の熱交換器3のようにリタンベンド9で伝熱管7を互いにロー付け接合することなく、冷媒回路を構成することができ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、熱交換器23は、平板状フィンを用いているが、これをコルゲート形状としたり、スリット等の切り込み加工を施して高性能化を図っても良い。また、伝熱管24に内面加工をほどこして溝付管とすると、熱交換性能を向上させると同時に本実施の形態と同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3の熱交換器の正面図、図9は同実施の形態の左側面図である。
実施の形態3の熱交換器は、実施の形態1と同様に、図1に示す可燃性冷媒を冷凍サイクルに用いた自動販売機に具備されることを前提としている。
図8から図9に示す熱交換器33は、外部を空気が流動し、伝熱管34内部で可燃性冷媒が蒸発または凝縮することにより、空気と熱授受を行い、冷凍サイクルを構成している。熱交換器33の製作方法を以下に示す。まず、長穴を有する平板状フィン35を、金属製の串など用いたマガジン(図示せず)の間に平行に並べる。伝熱管34は、蛇行状に略180度づつ曲げたのち、並行に並べられた平板状フィン35を前後から挟み込む形で挿入され、その後、液圧等で拡管固定されて構成されている。この拡管工程は、場合によっては省略され、伝熱管34の平板状フィン35へのはめ込みだけで形状を保持する場合もある。伝熱管34にアルミ管を用いる場合は、自動販売機内の銅配管と接合するため、出入り口に銅とアルミの接合管36を伝熱管34と接合する必要がある。アルミ材を用いた伝熱管34と、銅とアルミの接合管36との接合部37はアルミ同士の接合であるため、アーク溶接で接合することが多い。銅とアルミの接合管36の異種金属接合部は、水分が介在すると電食作用によるアルミの腐食が懸念されるため、水分の侵入を防ぐべく、熱収縮チューブ38により保護されている。冷媒入口リードパイプ39、冷媒出口リードパイプ40についてはそれぞれロー付け接合部41,42で銅とアルミの接合管36に接合されて、冷媒回路を構成している。場合によっては、熱収縮チューブ38で、接合部41,42を覆っても良い。また、銅とアルミの接合管36の銅管部分そのものを先端加工し、接合部41,42を省略して出入り口管を形成しても良い。また、冷媒入口リードパイプ39および冷媒出口リードパイプ40を共晶接合等で直接伝熱管34に接合することも可能である。
このように、構成された熱交換器33は、実施の形態1と同様に、従来の熱交換器3のようにリタンベンド9で伝熱管7を互いにロー付け接合することなく、冷媒回路を構成することができ、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、熱交換器33は、平板状フィンを用いているが、これをコルゲート形状としたり、スリット等の切り込み加工を施して高性能化を図っても良い。また、伝熱管34に内面加工をほどこして溝付管とすると、熱交換性能を向上させると同時に本実施の形態と同様の効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる熱交換器は、接合部を極小化し、ロー付け不良による可燃性冷媒漏れを激減でき安全性の向上が可能となるので、冷却側及び放熱側の熱交換器を備えた冷凍サイクルを有する自動販売機等の冷却機器の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における熱交換器を備えた自動販売機の斜視図 同実施の形態の熱交換器の正面図 同実施の形態の熱交換器の左側面図 同実施の形態の熱交換器の右側面図 同実施の形態の熱交換器のフィンの平面図 本発明の実施の形態2における熱交換器の正面図 同実施の形態の熱交換器の左側面図 本発明の実施の形態3における熱交換器の正面図 同実施の形態の熱交換器の左側面図 従来の冷温貯蔵庫の斜視図 従来の熱交換器の正面図 従来の熱交換器の左側面図 従来の熱交換器の右側面図
符号の説明
11 自動販売機
13、23、33 熱交換器(冷却側)
13’ 熱交換器(放熱側)
17、24、34 伝熱管
18、25、35 平板状フィン

Claims (5)

  1. 可燃性冷媒を用いた冷凍サイクルを具備する自動販売機において、内部を前記可燃性冷媒が流動し、蛇行状に曲げられた伝熱管と、互いに間隔をとりながら重ねられ前記伝熱管を挿入されて固定される平板状フィンとから構成され、蛇行状の前記伝熱管には接合部を有しないことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記伝熱管にアルミ管を用いて、前記伝熱管入口または出口に銅管を接続したことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記平板状フィンの表面形状が、コルゲート形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記伝熱管内面に溝付形状を施したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の熱交換器を具備した自動販売機。
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