JP2005171938A - 低圧燃料用コモンレール - Google Patents

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【課題】 枝管の本管レール流通路開口端部におけるキャビテーションエロージョンの発生を抑制し、亀裂や燃料の洩れの問題を解決するとともに、枝管付根部の応力を緩和して耐振動疲労特性も向上できる低圧燃料用コモンレールの提供。
【解決手段】 本管レールの軸方向の周壁部に間隔を保持して設けた複数の貫通孔に枝管をろう付けまたは溶接して接続してなるコモンレールであって、前記枝管がオーステナイト系ステンレス鋼製で、かつ接続端部が本管レール流通路内に突出した構造となしていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ジメチルエーテルやアルコール燃料などの低圧燃料用コモンレールに関する。
従来、ジメチルエーテルやアルコール燃料などの低圧燃料用コモンレールとしては例えば図4に示すごとく、矩形パイプからなる薄肉の本管レール31の軸方向の周壁部に間隔を置いて設けた複数の貫孔31−1に枝管32をろう付けまたは溶接して接続してなるコモンレールが知られている。この種の従来のコモンレールの材質は、一般に本管レール31および枝管32共に鉄製であり、本管レール31の管内面にはNiめっきが、管外面にはZnーNiめっきがそれぞれ施されている。
しかしながら、このような従来の低圧燃料用コモンレールの場合は、配設使用時の低圧流体の流れ方向が大きく変わる鉄製枝管32の本管レール流通路開口端部に発生するキャビテーションエロージョンにより当該部分に亀裂が生じ易く、燃料の洩れを招く可能性があった。
本発明は従来技術の有する前記問題に鑑みてなされたものであり、枝管の本管レール流通路開口端部におけるキャビテーションエロージョンの発生を抑制し、亀裂や燃料の洩れの問題を解決するとともに、枝管付根部の応力を緩和して耐振動疲労特性も向上できる低圧燃料用コモンレールを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため本発明の第1の実施態様は、本管レールの軸方向の周壁部に間隔を保持して設けた複数の貫通孔に枝管をろう付けまたは溶接して接続してなるコモンレールであって、前記枝管がオーステナイト系ステンレス鋼製で、かつ接続端部が本管レール流通路内に突出している構造となしていることを特徴とするものである。また、本発明の第2の実施態様は、枝管がオーステナイト系ステンレス鋼製で、かつ本管レールの枝管接続用貫通孔部に形成した当該本管レール流通路側に突出する円筒状のバーリング壁に前記枝管をろう付けまたは溶接した構造となしていることを特徴とするものである。さらに、本発明の第3の実施態様は、前記本管レールを樋状とするとともにその開口部をオーステナイト系ステンレス鋼製の蓋部材で閉鎖し、当該蓋部材に間隔を保持して設けた複数の貫通孔に、先端部のストレート管部に連なる拡管部を設けたオーステナイト系ステンレス鋼製の枝管の前記ストレート管部を本管レール流通路内に突出するごとく前記貫通孔に挿入し、そのストレート管部を蓋部材にろう付けまたは溶接した構造となしていることを特徴とするものである。
すなわち本発明は、枝管の本管レール流通路開口端部におけるキャビテーションエロージョンの発生を抑制し、亀裂や燃料の洩れの問題を解決する手段として、枝管をオーステナイト系ステンレス鋼製とするとともに、枝管の接続端部を本管レールの内周面側に突出させ、またその枝管接続孔部にバーリング壁を設けてろう付け面積または溶接面積を確保し得る構造とし、さらに枝管付根部の耐振動疲労特性を向上させるために枝管付根部に拡管部を設けたものである。
本発明の低圧燃料用コモンレールは、枝管をオーステナイト系ステンレス鋼製とするとともに、枝管の接続端部を本管レールの内周面側に突出させた構成としたことにより、枝管接合端部に加わる応力が低減されるのみならず、枝管の本管レール流通路開口端部におけるキャビテーションエロージョンの発生を抑制することができる結果、枝管側の接続端部付近での亀裂を効果的に防止することができる。またバーリング壁の作用によりろう付け面積または溶接面積を増加できることにより当該接続部でのろう着強度または溶接強度を強固にすることができ、さらに拡管部の作用により枝管付根部の疲労応力を緩和させることができ、枝管側の接続端部付近での耐振動疲労特性を緩和できる等の優れた効果を奏する。
図1は本発明の一実施例を示す枝管接続部の縦断面図、図2は本発明の他の実施例を示す図1相当図、図3は本発明の別の実施例を示す図1相当図であり、1、11、21は本管レール、2、12、22は枝管である。
図1は本管レールに断面矩形パイプを用いたコモンレールに適用した例で、本管レール1に枝管2をろう付けまたは溶接して接続してなるコモンレールにおいて、本管レール1の軸方向の周壁部に貫通孔1−2を間隔を保持して複数個設け、この貫通孔にオーステナイト系ステンレス鋼製の枝管2の接合端部が本管レール流通路1−1内に突出するごとく挿入し、その接合端部をろう付けまたは溶接した構造となしている。
また、図2は本管レール11に枝管22をろう付けまたは溶接して接続してなるコモンレールにおいて、本管レール11の軸方向の周壁部に当該本管レール流通路11−1側に突出する円筒状のバーリング壁11−3を有する貫通孔11−2を間隔を保持して複数個設け、このバーリング壁11−3を有する貫通孔11−2にオーステナイト系ステンレス鋼製の枝管12の接合端部を挿入し、その接合端部をバーリング壁11−3にろう付けまたは溶接した構造となしている。
ここで、円筒状のバーリング壁11−3の形成方法としては、例えば本管レール11の周壁に形成した円孔より大径のポンチによるプレス方式により前記円孔部を内方に向けて押圧する方法を用いることができる。このポンチによるプレス方式により円孔部を内方に向けて押圧することにより、本管レール11の内周面側に径方向に突出する円筒状のバーリング壁11−3を形成することができる。
さらに、図3は本管レール21を樋状の本体21−1と該本体の開口部を閉鎖するオーステナイト系ステンレス鋼製の蓋部材21−3とで構成し、当該蓋部材21−3に間隔を保持して設けた複数の貫通孔21−4に、先端部のストレート管部22−1に連なる拡管部22−2を設けたオーステナイト系ステンレス鋼製の枝管22の前記ストレート管部22−1を本管レール流通路21−2内に突出するごとく前記貫通孔21−4に挿入し、そのストレート管部22−1および拡管部22−2を前記蓋部材21−3にろう付けまたは溶接した構造となしている。
なお、各本管レール1、11の管内面と、本管レール21の樋状の本体21−1の内面にはNiめっきが、本管レール1、11の管外面と、本管レール21の樋状の本体21−1の外面にはZnーNiめっきがそれぞれ施されている。
上記構造の各コモンレールにおいて、図1に示すコモンレールの場合は、枝管2をオーステナイト系ステンレス鋼製とするとともに、枝管の接続端部を本管レール1の内周面側に突出させた構成としたことにより、枝管接合端部に加わる応力が低減されるのみならず、枝管2の本管レール1流通路開口端部におけるキャビテーションエロージョンの発生を抑制することができる。また、図2に示すコモンレールの場合は、枝管接続孔部に設けたの作用により、オーステナイト系ステンレス鋼製の枝管12のろう付け面積または溶接面積を確保することができる。さらに、図3に示すコモンレールの場合は、枝管接続面側を該枝管と同じ材質のオーステナイト系ステンレス鋼製とし、かつ該枝管22の付根部に設けた拡管部22−2の作用により、枝管付根部の耐振動疲労特性を向上させることができる。
本発明は、ジメチルエーテルやアルコール燃料以外の各種低圧燃料のコモンレールにも適用できる。
本発明の一実施例を示す枝管接続部の縦断面図である。 本発明の他の実施例を示す図1相当図である。 本発明の別の実施例を示す図1相当図である。 従来のコモンレールの一例を示す図1相当図である。
符号の説明
1、11、21 本管レール
2、12、22 枝管
1−1、11−1、21−2 本管レール流通路
1−2、11−2 21−4 貫通孔
11−3 バーリング壁
21−1 本体
22−2 拡管部

Claims (3)

  1. 本管レールの軸方向の周壁部に間隔を保持して設けた複数の貫通孔に枝管をろう付けまたは溶接して接続してなるコモンレールであって、前記枝管がオーステナイト系ステンレス鋼製で、かつ接続端部が本管レール流通路内に突出している構造となしていることを特徴とする低圧燃料用コモンレール。
  2. 本管レールの軸方向の周壁部に間隔を保持して設けた複数の貫通孔に枝管をろう付けまたは溶接して接続してなるコモンレールであって、前記枝管がオーステナイト系ステンレス鋼製で、かつ本管レールの枝管接続用貫通孔部に形成した当該本管レール流通路側に突出する円筒状のバーリング壁に前記枝管をろう付けまたは溶接した構造となしていることを特徴とする低圧燃料用コモンレール。
  3. 本管レールの軸方向の周壁部に間隔を保持して設けた複数の貫通孔に枝管をろう付けまたは溶接して接続してなるコモンレールであって、前記本管レールを樋状とするとともにその開口部をオーステナイト系ステンレス鋼製の蓋部材で閉鎖し、当該蓋部材に間隔を保持して設けた複数の貫通孔に、先端部のストレート管部に連なる拡管部を設けたオーステナイト系ステンレス鋼製の枝管の前記ストレート管部を本管レール流通路内に突出するごとく前記貫通孔に挿入し、そのストレート管部および拡管部を蓋部材にろう付けまたは溶接した構造となしていることを特徴とする低圧燃料用コモンレール。
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