JP2005171683A - 回転式建築構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 変化する眺望を得ることを可能とすると共に、構造物全体で良好な日照を確保することを可能とし、かつ、その変更・調節の自由度が高い回転式の建築構造物を提供する。
【解決手段】 本発明の回転式建築構造物は、回転式建築構造物1は、上方に向けて立設されたコア部3と、コア部3を回転中心としてそれぞれ独立して回転可能に積層された複数の回転モジュール2,2,2,…とを備えていることを特徴としている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、上下方向に積層された回転可能な複数の回転可能部を有する回転式建築構造物に関するものである。
建築構造物にとって日照や眺望は重要な要素の一つとなる。例えば、マンションなどの集合住宅等では、南側に面した住居に対する人気が根強い。また、ホテルなどでは、眺望の良い客室の人気が高い。このため、反対に北側に面した住居は人気がなくなってしまったり、ホテルでも眺望の良い客室と悪い客室などが生じて運営上の工夫が必要とされるような場合もある。このような状況を考慮して、建築構造物の全部又は一部を可動とすることで、上述した課題を解決することが検討されている[特許文献1]。[特許文献1]に記載の建築構造物は、中心部に位置するコア部の周囲で回転する周回移動部を有する多層建築構造物である。
特開平9−195535号公報
しかし、上述した[特許文献1]に記載の建築構造物は、多層構造物ではあるが、コア部外側の周回移動部は一体的に回転する。このため、自由度に欠け、さらなる改良が要望されるものであった。従って本発明は、変化する眺望を得ることを可能とすると共に、構造物全体で良好な日照を確保することを可能とし、かつ、その変更・調節の自由度が高い回転式の建築構造物を提供することにある。
請求項1に記載の回転式建築構造物は、上方に向けて立設されたコア部と、コア部を回転中心としてそれぞれ独立して回転可能に積層された複数の回転モジュールとを備えていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回転式建築構造物において、回転モジュールが、コア部から外側方に向けて延在された鍔状のブラケットの上面に配設されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の回転式建築構造物において、回転モジュールが、コア部から外側方に向けて延在された鍔状のブラケットから吊り下げられていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の回転式建築構造物において、コア部の内部に上下方向に配設された給排水主管と、回転モジュールに環状に配設された給排水タンクと、給排水主管から側方に向けて延在されて先端が給排水タンク内に位置されている給排水支管とをさらに備えていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の回転式建築構造物において、コア部の内部に上下方向に配設された給排水主管と、コア部に環状に配設されて給排水主管と接続された環状授受部と、回転モジュール内に配設されて先端が環状授受部内に位置されている給排水支管とをさらに備えていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の回転式建築構造物において、コア部の内部に階段室及び又はエレベータシャフトが配設されていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の回転式建築構造物において、コア部の外側に環状の廊下が形成され、かつ、廊下の外方に部屋が配置されており、廊下が回転モジュール側に位置していることを特徴としている。
請求項1に記載の回転式建築構造物によれば、コア部の周囲で回転モジュールが回転するが、上下方向に複数積層された回転モジュールはそれぞれ独立して回転可能である。即ち、ある一つの回転モジュールのみを回転させたり、複数の回転モジュール間で回転速度や回転方向を変えることが可能である。このため、回転の自由度が高く、季節や建築構造物の性質(住居であるか商業建築であるかなど)に応じて、回転モジュール部の回転方法や回転位置を調節することができる。
請求項2又は3に記載の回転式建築構造物によれば、回転モジュールとコア部とを、回転を可能としつつも確実に一体化させることが可能となる。回転モジュールをブラケットの上面に配設する場合は、回転モジュールを回転させない場合には回転モジュールをブラケットの上面に載置させておくだけで良く、構造が簡便で回転時以外には特別な動力を必要としない。回転モジュールをブラケットから吊り下げる場合は、回転モジュールを回転させない場合のみ両者を固定しておけば良く、回転させる際にはその固定を外せばすぐに回転が可能とでき、回転をさせやすい。
請求項4又は5に記載の回転式建築構造物によれば、各回転モジュール毎に給排水支管が設けられるため、全ての回転モジュールの回転を同期させる必要がなく、回転自由度が高い。また、給排水管によってコア部と回転モジュールとが連結されないため、回転モジュールを永久に一方方向に回転させ続けることも可能となる。なお、給排水主管や給排水支管は、給水又は排水のみに利用されるようであってももちろん構わない。
請求項6に記載の回転式建築構造物によれば、上下方向の移動に必要な階段室やエレベータシャフトはコア部に設けることで、回転モジュールが回転するような構造であっても上下方向の移動をスムーズに行うことが可能となる。特に、本発明の回転式建築構造物は回転モジュール毎にその回転が同期されないため、回転モジュール間での上下方向の移動は困難であるため、このような構造は特に有用である。
請求項7に記載の回転式建築構造物によれば、回転モジュール内での移動を、回転モジュール側に設けた環状の廊下で行えるようにしている。このため、上下方向の移動をコア内部で行った者は、コア部から出ることでこの環状の廊下で回転モジュール内を周方向に移動することができ、移動を行いやすくなる。そして、環状廊下が回転する回転モジュール側に設けられているため、環状廊下と部屋(各種スペース:住宅であれば住居、ホテルであれば客室やイベントスペース、商業施設であれば店舗やホールなど)との関係は固定的であり、廊下と部屋との位置関係が変わらず、回転モジュール内での空間構成を行いやすくなる。なお、部屋の内部や部屋のさらに外周側に、上述した環状廊下以外の環状廊下が設けられても構わない。
本発明の回転式建築構造物の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1にその全体斜視図を示す。図1に示されるように、本実施形態の回転式建築構造物1は、円筒所の外観を有しており、低層部の共用部分や店舗部分を除いた全ての階が住宅で占められている高層マンションである。そして、回転式建築構造物1の上下方向は、六つの回転モジュール2として分割されており、各回転モジュールの内部は、図2に示されるように、さらに多層階に分割されている。回転モジュールの最も外周側には、周方向一定間隔毎に二層分の吹き抜けが形成されており、この吹き抜け空間には植樹が行われている。
また、図3に示されるように、各回転モジュール2は、建築構造物の中央部分に上下方向に貫通して配置されているコア部3を中心にして回転する。コア部3は、その下方部が地中に埋設されており、地上部が上方に向けて立設されている。コア部3の下部を杭基礎やベタ基礎としてもよい。コア部3は、円筒状の構造体であり、一定間隔毎に外側方に向けて延在された鍔状のブラケット4を有している。上述した各回転モジュール2は、このブラケット4の上面に配設されている。
回転モジュール2とコア部3との平面的な関係について、図4を参照して説明する。上述したように、各回転モジュール2はその内部で多層構造となっているが、二層で一つの構成単位を形成している。図4(a)及び図4(b)に構成単位となる二層を示す。図4(a)に示されているものが下側の層(階)であり、図4(b)に示されているのが上側の層(階)である。ここでは、円周方向に八つの住宅が配置されている。
図4(a)及び図4(b)に示されるように、中央に円筒状のコア部3が配置されている。そして、このコア部3の周囲に回転モジュール2が配置されている。下側階のコア部3の内部中央にはエレベータホール30が形成されており、このエレベータホール30には対向して三機ずつ、計六機の宿泊者用のエレベータが配設されている。即ち、エレベータホール30に近接して六本のエレベータシャフト31が配設されている。また、エレベータシャフト31の裏側に、それぞれ一つずつ計二本の階段室32が配設されている。
階段室32へは、小さなホール33を介して出入りできる。このホール33には従業員用のエレベータのエレベータシャフト34も面している。階段室32、ホール33及びエレベータシャフト34は二組ある。コア部3の外側に面して環状廊下20が形成されている。コア部3には、エレベータホール30又はホール33と環状廊下20との間の出入りのために開口が形成されている。
上述した構成は図4(a)に示される下側階に関するものであり、図4(b)に示される上側階ではエレベータシャフト31,34や階段室32は貫通形成されているが降り口などはなく、コア部3に出入用の開口も形成されていない。上述したように、環状廊下20に面して八つの住宅21が配置されている。各住宅21への出入口は、下側階の環状廊下20に面してそれぞれ一つずつ設けられている。環状廊下20は回転モジュール2側に設けられており、住宅21と一緒に回転する。
このため、荷物を環状廊下20に出しておいたらどこかに行ってしまったというようなことはない。また、消化器などの備品の位置も住宅21に対して固定的であるため、居住者が迷ってしまうようなこともない。このように環状廊下を回転モジュール2側に設けておけば、自宅玄関前の備品位置などが固定されるので回転モジュール2内での空間構成を行いやすくできる。また、本実施形態はマンションであるが、ホテルなどに適用した場合は、メンテナンスのためのリネンカーゴなどを各客室前に止めておいても移動してしまうようなことはない。
各住宅21内には、階段があり、下側階の部屋21Lと上側階の部屋21Uとを自由に行き来できる。また、各住宅21には、それぞれ吹き抜けとなる空間(パティオ)22が設けられており、この空間22は図4(a)に示される下側階から図4(b)に示される上側階にかけて形成されている。空間22には、植木や植物が配されており、庭のように利用できる。さらに、空間22の内側(コア部3側)には、下側階と上側階とにそれぞれ部屋(寝室や書斎など)23L,23Uが設けられている。上側階の部屋23Uへ行く際には、下側階の空間22に設けられた階段を利用する。
上述した空間22においては、一つの回転モジュール2の下端から上端までを空気が移動可能な構造となっている。具体的には、空間22の下側階床面の少なくとも一部に空気の流通を可能とする流路を形成してある。このため、空間22によって一つの回転モジュール2の下端から導入した空気を上端から抜くことが可能となっている(図3中の矢印参照)。このような構造とすることで、高層階においても自然な外気を回転モジュール2内部に取り入れ、夏季の冷房機能と冬季の暖房機能と伸そう反する特性を融合させることが可能となる。また、空間22に植物を配置することで、高層階でも森林浴を可能とし、空中に浮かぶ緑の空間を創造することができる。
図5に回転モジュール2の一部断面図を示し、また、図6に回転モジュール2の回転機後部の断面図を示す。これらの図に基づいて、回転モジュール2の回転機構について説明する。本実施形態の回転モジュール2は、上述したブラケット4の上面に配置されている。そして、図5に示されるように、回転モジュール2とブラケット4との間には、内周側にエアキャスター5が環状に並べられており、その外側に免震ユニット6が並べられている。エアキャスター5及び免震ユニット6は、回転モジュール2の底面に固定されている。なお、免震ユニット6は、ブラケット4の上面側に固定されていてもよい。
また、回転モジュール2の上端内周側とコア部3の上端外周側とにかけて、回転駆動部7が取り付けられている。回転駆動部7は、モータとギアからなり、モータを駆動することで回転モジュール2側のギアとコア部3側とのギアとの噛み合いでコア部3に対して回転モジュール2を回転させるものである。なお、回転駆動部7は、図5には一つしか示されていないが、複数も受けられても良く、同一平面上に複数も受けても良いし、上下方向にずらして設けられても良い。
回転モジュール2は、通常時は図6(a)に示されるように、回転モジュール2はブラケット4上に載置されており、回転できない。このときは、免震ユニット6の上面は回転モジュール2の底面と、免震ユニット6の下面はブラケット4の上面と接しており、回転モジュール2の免震が図られている。免震ユニット6は、例えば、鉛プラグ入り積層ゴムで、長周期化と減衰を付加している。回転モジュール2を回転させる際には、上述したエアキャスター5に空気を送り込んで図6(b)に示されるように回転モジュール2を浮かせ、浮かせた状態で回転駆動部7を駆動して回転させる。このために、回転モジュール2はエアキャスターに空気を送り込むポンプ8を備えている。
回転駆動部7の回転モジュール2側のギアとコア部3側のギアとは、エアキャスター5によって回転モジュール2を浮かした状態で確実に噛み合うように位置に設けられている。また、エアキャスター5によって回転モジュール2を浮かした状態では、免震ユニット6の下面はブラケット4の上面からは離れた状態となっている。なお、免震ユニット6をブラケット4側に固定した場合は、エアキャスター5によって回転モジュール2を浮かした状態では、免震ユニット6の上面と回転モジュール2の底面との間に隙間が形成される。あるいは、免震ユニット6と回転モジュール2(又はブラケット4)との間に回転を可能とするレール機構などを設けても良く、この場合は隙間が形成されなくても良い。
このようにすることで、通常時には回転モジュール2をブラケット上に載置させておくことで、揺れなどの発生を確実に防止することが可能となる。また、回転モジュールを回転させるときにのみ回転させる機構(エアキャスター5や回転駆動部7)を利用するため、これらの機構の劣化が少ない。このタイプの回転方式は、どちらかといえば、常時回転させるものではなく、決まったときに決まった量だけ回転させる場合に好適である。
次に、他の実施形態について説明する。この他の実施形態の図5相当図を図7に、図6相当図を図8に示す。本実施形態は、回転モジュール2の回転機構のみが異なる。このため、上述した実施形態と同一又は同等の部分については詳しい説明を省略する。以下には、特に異なる機構部分についてのみ詳しく説明する。上述した実施形態は、回転モジュール2がブラケット4上に配設されるものであった。本実施形態では、回転モジュール2はブラケット4から吊り下げられた形態となる。
図5に示されるように、本実施形態のブラケット4は、その下面にコロ部材9が環状に取り付けられている。図6に示されるように、コロ部材9は、内周側と外周側に二重同心円上に配されている。これに対応させて、回転モジュール2の上面には吊り下げ用の一対の環状フック90が上方に向けて立設されている。各フック90は上述した各コロ部材9の内部に位置しており、回転モジュール2の回転を容易にしつつ、回転モジュールを吊り下げ支持している。
また、上述した実施形態と同様に、回転モジュール2の上端内周側とコア部3の上端外周側とにかけて、回転駆動部7が取り付けられている。さらに、一対のコロ部材9の間には、環状の固定部10が配設されている。固定部10は、ブラケット4の下面と回転モジュール2の上面にかけて設けられている。回転モジュール2とブラケット4との間を固定部10によって固定することで、回転モジュール2の回転を固定することができる。回転モジュール2を回転させるときは、固定部10による回転モジュール2−ブラケット4間の固定は解除される。なお、各コロ部材9には免震機構(積層ゴム)が内蔵されており、上述した実施形態の免震ユニット6と同様の機能も有している。
回転モジュール2は、通常時は固定部10によってブラケット4に対して固定されている。回転モジュール2を回転させる際には、固定部10による固定を解除し、回転駆動部7を駆動して回転させる。このタイプの回転方式は、どちらかといえば、常時回転させる場合、あるいは、回転させる期間が長時間にわたる場合(回転量が多い場合のみならず、回転量が少なくても非常にゆっくり回転させる場合)などに好適である。なお、コロ部材9を昇降させる昇降装置を設け、非回転時にはこの昇降装置によってコロ部材9の位置を下げ、フック90を直接ブラケット4で支持するようにしてもよい。
次に、設備に関する構造について説明する。上述したように、本発明の回転式建築構造物は、複数の回転モジュールを有し、これらが互いに独立して回転可能である。また、その回転も、一定の回転量毎に逆回転によるリセットが必要と言うこともない。このため、給排水設備や電気設備関係もこれを可能とする構造とされている。
まず、図5の実施形態の給水設備について、図9〜図11に基づいて説明する。回転モジュール2は、その上部に環状の給水タンク11を有している。給水タンク11は、コア部3に対して回転することとなる。一方で、給水タンク11は回転モジュール2に対しては固定的であるので、回転モジュール2内の各所へはポンプ12によって通常通り給水を行える。問題となるのは、互いの位置が変わる回転モジュール2−コア部3間の配管である。この部分を図10及び図11に拡大して示す。
まず、コア部3の内部に、給水主管13が上下方向に配される。コア部3は地面に対して固定的であり、給水主管13は地中の上水道管と連結している。そして、この給水主管13から側方に向けて、給水支管14が延設されている。そして、給水支管14の先端が、給水タンク11の内部に位置している。そして、給水支管14と回転モジュール2(給水タンク11)とは接触する部分が存在しない。このため、回転モジュール2が回転しても、給水支管14の先端は常に環状の給水タンク11の内部に位置しており、給水タンク11への給水が阻害されることはない。なお、給水支管14上には、給水タンク11への給水の元栓となるバルブ14aが配されている。
ここで、給水タンク11の内周側には、トラフ部15が給水タンク11の形状に合わせて環状に形成されている。トラフ部15は、内部に水が満たされると共に給水タンク11の屋根側が水面下まで垂下されており、給水タンク11の内部と外部とを水によって封止する部分である。即ち、給水タンク11の内周側(トラフ部15)の形状は、環状の給水タンク11の何れの箇所で図11の断面を取っても、図11と同一となっている。上述した給水支管14はトラフ部15で屈曲されているが、この屈曲は給水支管14による給水タンク11への給水には影響を及ぼさない。このような構造とすることで、給水支管14を回転モジュール2に対して非接触として回転モジュール2の回転を可能とすると共に、トラフ部15に貯留されたシール水によって埃や虫などの給水タンク11内への侵入を確実に防止することができる。
また、この構造は、給水主管13から給水支管14を側方に突設させつつ、環状のトラフ部15を設けるというだけの簡単な構造で実現されている。このため、複雑な構造によってメンテナンスが大変になったりすることはなく、保守が容易であるというメリットがある。また、この構造であれば、フレキシブルホースなどで接続した場合のように、一定回転毎に逆回転が必要になるようなこともなく、回転モジュール2の回転自由度を下げてしまうようなこともない。
次に、図5の実施形態の排水設備について、図12〜図14に基づいて説明する。回転モジュール2側には、回転モジュール2内の各所から排水を集める複数の排水支管16が配設されている。排水支管16は、コア部3に対して回転することとなる。一方で、コア部3側には、その外周面から内周面にかけて、排水を受け取る環状授受部17を有している。しかし、上述した排水支管16は環状授受部17に対して回転する。このため、ここでも上述した給水構造と同様に、問題となるのは、互いの位置が変わる回転モジュール2−コア部3間の配管である。この部分を図13及び図14に拡大して示す。
まず、コア部3の内部に、上述した環状授受部17に対して複数の排水主管18が接続される。複数の排水主管18は上下方向に配されている。コア部3は地面に対して固定的であり、排水主管18は地中の下水道管と連結している。なお、本実施形態では、図14に示されるように、環状授受部17がコア部3の外部側と内部側との二つ部分に分割され、これらが連結された形態とされているが、一体的に形成されても良い。一方、上述した回転モジュール2側の排水支管16の下端(先端)は、コア部3方向に向けて側方に向けられており、その先端が、環状授受部17の内部に位置している。排水支管16とコア部3(環状授受部17)とは接触する部分が存在しない。このため、回転モジュール2が回転しても、排水支管16の先端は常に環状授受部17の内部に位置しており、環状授受部17への排水が阻害されることはない。
ここで、環状授受部17の外周側には、上述した給水タンク11と同様のトラフ部19が環状に形成されている。このトラフ部19も、内部に水が満たされると共に環状授受部17の上面側が水面下まで垂下されており、環状授受部17の内部と外部とを水によって封止する部分である。即ち、環状授受部17(トラフ部19)の形状は、環状授受部17の何れの箇所で図14の断面を取っても、図14と同一となっている。また、上述した排水支管16はトラフ部19で屈曲されており、この部分は排水支管16の内部にUトラップを形成させている。このような構造とすることで、排水支管16をコア部3に対して非接触として回転モジュール2の回転を可能とすると共に、トラフ部19に貯留されたシール水によって排水主管18側からの異臭やネズミなどの回転モジュール2側への侵入を確実に防止することができる。また、排水支管16内部のUトラップによっても、排水支管16を介しての異臭やネズミなどの回転モジュール2側への侵入を確実に防止することができる。
次に、図5の実施形態の電力供給設備について、図15及び図16に基づいて説明する。回転モジュール2側には、回転モジュール2内の各所に電気を供給するモジュール側配線40が配設されている。一方、コア部3の内部には、外部の送電線と接続されたコア側配線41が配設されている。コア側配線41に対してモジュール側配線40が移動するので、この間の配線が問題となる。この部分を図16に拡大して示す。
モジュール側配線40の一端に、三つの接点端子からなるモジュール側端子42を設け、このモジュール側端子42をコア部3の外周方向に突出させる。一方、コア部3側には、このモジュール側端子42と摺動接触するコア側端子43を配設させている。コア側端子43は、コア部3の外周を一周するように環状に形成されており、モジュール側端子42に対応させて三つ配設されている。このモジュール側端子42とコア側端子43とで主導接点が構成されている。なお、モジュール側端子42とコア側端子43との組が三つ設けられているのは、モジュール側端子42とコア側端子43との瞬断による電力の供給断が生じないようにしているためである。三組のうちの一つが瞬断しても残りの端子によって電力の供給が確保される。
図17及び図18に、本発明の回転式建築構造物の他の構造形態を示す。本実施形態は、上述したコア部3とブラケット4に対応する構造部分の変形例と言える。回転モジュールに関しては上述した実施形態(ブラケット載置型又はブラケット吊下型)と同様である。本実施形態では、コア部3の上端に断面が大きな梁50を設けている。梁50は、コア部3の上部から外方に放射状に延設されている。そして、この梁の先端とブラケット4の外周部とが柱51によって接続されている。柱51は、ブラケット4の外周状に一定間隔毎に複数本設けられている。さらに、二つのブラケット4間で、複数の柱51が環状部材52で連結されている。これによって、建築構造物1の外表面にフレームが形成されている。回転モジュール(図示せず)は、このフレームの内部で回転する。
なお、本実施形態のブラケット4は、上述した実施形態のように円盤状ではなく、フレーム状に形成されている。ブラケット4に作用する鉛直下方への荷重(主として回転モジュールの重量によって作用する荷重)は、柱51を介して梁50に伝えられ、支持される。即ち、ブラケット4は、梁50によって上方より吊られて支持される。もちろん、ブラケット4とコア部3との接合部による支持効果や、柱51(下端は基礎に結合されている)自身による支持効果もある。このような構造とすることで、地震や風などの水平力に対する構造強度を強化することができる。この際、コア部3の壁部は、基礎に剛結されて水平力の大半を負担する。外周部の柱51は、水平力に伴って発生する転倒モーメントによる軸力を負担する。
上述した実施形態のように、建築構造物の一部を回転させることができるので、構造物全体で良好な日照及び眺望を確保(共有)することが可能となる。また、複数の回転モジュール毎に独立して回転を行えるため、回転の変更・調節の自由度が高い。
図19に、図6の場合とは異なる免振機構を採用した実施形態を示す。この実施形態においては、回転モジュール2の下面から下方に向けて突起60が突設されている。突起60は、回転モジュールの全周にわたって環状に形成されている。そして、この突起60が埋設されるように、ブラケット4の上面には環状容器61が配設されている。そして、環状容器61の内部には、粘性体が充填されている。なお、突起60及び環状容器61とも環状に形成されているので、ブラケット4上での回転モジュール2の回転を妨げるものではない。
通常時であれば、回転モジュール2はブラケット4上に載置されているが、このとき地震などで横方向の振動が作用すると、回転モジュール2はブラケット4上で横方向に移動し得る。あるいは、回転モジュール2がブラケット4上で横方向に移動しない場合であっても、回転モジュール2が水平変形し得る。このとき、突起60と粘性体との間で減衰力が作用し、振動のエネルギーが吸収される。
図20及び図21に、さらに別の免振機構を採用した実施形態を示す。図20に示されるように、横力が作用すると、コア部3は主に曲げ変形を起こす。これに対して、各回転モジュール2は各ブラケット4上で剛体としての挙動を示すとみなすことができる。このため、コア部3の外周部と回転モジュール2の内周部との間には、図20に示されるように、相対的な変形(コア部3に対する回転モジュール2の相対的な移動に伴う変形)が生じる。このため、コア部3の外周部と回転モジュール2の内周部との間にダンパを設置する。なお、図20においては、ダンパを単純にバネ記号として示してある。
ダンパ62の構造を図21に示す。図21に示されるように、コア部3の外周面から外方に向けて一対の突起62aが突設されている。各回転モジュール2毎に一対の突起62aが突設されている。各突起62aは、コア部3の外周部の全周にわたって環状に形成されている。そして、この突起62aの先端を収納するように、回転モジュール2の内周部に一対の環状容器62bが設けられている。そして、環状容器62bの内部には、粘性体(ダンパオイル)が充填されている。なお、突起62a及び環状容器62bとも環状に形成されているので、ブラケット4上での回転モジュール2の回転を妨げるものではない。さらに、ダンパ62は、回転モジュール2の回転時の上下移動を吸収できるような構造とされている。
通常時であれば、このとき地震などで横方向の振動が作用すると、上述した相対的な変形によって、突起62aが環状容器62b内で水平方向に移動する。この移動を、環状容器62b内の粘性体(ダンパオイル)で減衰させる。即ち、ダンパ62による減衰によって、振動のエネルギーを吸収する。このように、図19〜図21に示したような機構によっても、免振を行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、回転モジュール2が連続して積層されたが、複数の回転モジュール2間に回転しない部分が存在しても良い。また、上述した回転モジュール2は、その内部が多層構造とされていたが、多層構造となっていなくても良い。また、回転モジュール2の形態も、上述した円柱(円筒)形に限られない。
さらに、回転モジュール2の回転形態は多種多様に行うことができる。決まった時期に短時間に決まった量だけ回転させる場合、常時回転させる場合、ある時期は常時回転させるが他の時期は全く回転させない場合など。あるいは、ある回転モジュールと他の回転モジュールの回転方向が同一の場合と異なる場合。回転するモジュールと回転しないモジュールとが存在する場合など。
本発明の回転式建築構造物の一実施形態の全体斜視図である。 図1の建築構造物における一つの回転モジュールを拡大して示す斜視図である。 図1の建築構造物の全体断面図である。 図1の建築構造物の平断面図である。 回転機構の第一実施形態の斜視図である。 回転機構の第一実施形態の要部断面図である。 回転機構の第二実施形態の斜視図である。 回転機構の第二実施形態の要部断面図である。 給水配管を示す斜視図である。 給水配管を示す要部斜視図である。 給水配管を示す要部断面図である。 排水配管を示す斜視図である。 排水配管を示す要部斜視図である。 排水配管を示す要部断面図である。 給電配線を示す斜視図である。 給電配線を示す要部斜視図である。 本発明の回転式建築構造物の他の実施形態の全体構造斜視図である。 図17の建築構造物の一部を拡大して示す斜視図である。 回転(免振)機構の第三実施形態の要部断面図である。 回転(免振)機構の第四実施形態を説明する全体模式図である。 回転(免振)機構の第四実施形態の要部断面図である。
符号の説明
1 回転式建築構造物
2 回転モジュール
3 コア部
4 ブラケット
5 エアキャスター
6 免震ユニット
7 回転駆動部
8 ポンプ
9 コロ部材
10 固定部
11 給水タンク(給排水タンク)
12 ポンプ
13 給水主管(給排水主管)
14 給水支管(給排水支管)
14a バルブ
15 トラフ部
16 排水支管(給排水支管)
17 環状授受部
18 排水主管(給排水主管)
19 トラフ部
20 環状廊下
21 住宅
21L 部屋
21U 部屋
22 空間
23L,23U 部屋
30 エレベータホール
31,34 エレベータシャフト
32 階段室
33 ホール
40 モジュール側配線
41 コア側配線
42 モジュール側端子
43 コア側端子
50 梁
51 柱
52 環状部材
90 環状フック

Claims (7)

  1. 上方に向けて立設されたコア部と、前記コア部を回転中心としてそれぞれ独立して回転可能に積層された複数の回転モジュールとを備えていることを特徴とする回転式建築構造物。
  2. 前記回転モジュールが、前記コア部から外側方に向けて延在された鍔状のブラケットの上面に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の回転式建築構造物。
  3. 前記回転モジュールが、前記コア部から外側方に向けて延在された鍔状のブラケットから吊り下げられていることを特徴とする請求項1に記載の回転式建築構造物。
  4. 前記コア部の内部に上下方向に配設された給排水主管と、前記回転モジュールに環状に配設された給排水タンクと、前記給排水主管から側方に向けて延在されて先端が前記給排水タンク内に位置されている給排水支管とをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の回転式建築構造物。
  5. 前記コア部の内部に上下方向に配設された給排水主管と、前記コア部に環状に配設されて前記給排水主管と接続された環状授受部と、前記回転モジュール内に配設されて先端が前記環状授受部内に位置されている給排水支管とをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の回転式建築構造物。
  6. 前記コア部の内部に階段室及び又はエレベータシャフトが配設されていることを特徴とする請求項1に記載の回転式建築構造物。
  7. 前記コア部の外側に環状の廊下が形成され、かつ、前記廊下の外方に部屋が配置されており、前記廊下が前記回転モジュール側に位置していることを特徴とする請求項6に記載の回転式建築構造物。
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