JP2005171464A - 排泄介助ズボン及び上着 - Google Patents

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Atsuko Takino
あつ子 滝野
Tomoaki Minekawa
智昭 峯川
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Abstract

【課題】 座ったままでも排泄できるようにたっぷりしたマチ付の前脇開き部を設けることにより、前面より見えることなく用をたすことができ、羞恥心を傷つけることはなく、気持ちよく使用できると共に、ポケットを設けたり、上着と組み合せることにより、より便利に使用できる排泄介助ズボン及び上着を提供する。
【解決手段】 座ったまま排泄できるように形成してなるズボンであって、ズボンの両前脇に、マチ付の前脇開き部を設けてなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に車椅子に座ったまま排泄できる排泄介助ズボンに関するものである。
従来の技術として、用便の際、肩からずらして着衣を下げずに、着用者のつなぎスラックスを肩で係止させ開閉できるファスナーを両脇に取り付けることで簡単に用便することができることを特徴とするものがある。(特許文献1参照)
また、別の従来技術として、左右両脇の上部が、実質的に股の位置まで、前後に離れるように形成されたズボンであって、後部及び前部の腰部は、ゴムを通して伸縮自在に形成されており、かつ、後部の左右両脇上部には、それぞれ前部と重なり合うように、当て布が取り付けられていること、該当て布の表面がループ状布帛からなり、前部の左右両側の上方部裏面に、上記当て布表面のループ状布帛に係止可能なベルベット式ファスナーが取り付けられており、かつ、上記当て布が、相互に紐で締めつけ可能に形成されていることを特徴とする病人用ズボンが開示されている。(特許文献2参照)
特開2001−214314号公報 実開平6−76313号公報
しかし、上記前者においては、後下部スラックス部分を開いて用便するものであり、排泄時(用便時)において前面が開口されるため、羞恥心を傷つけることとなり、うまく排泄できない等の問題があり、ポケット等を設けていないため、ティッシュ等を持ち移動することが不便である。
また、上記後者においては、当て布を設けてなるものであるが、やはり、前面より見えてしまい、羞恥心を傷つけてしまう。
また、前者同様にポケット等の他の付加価値機能を有しておらず、使用しにくいものである。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、座ったままでも排泄できるようにたっぷりしたマチ付の前脇開き部を設けることにより、前面より見えることなく用をたすことができ、羞恥心を傷つけることはなく、気持ちよく使用できると共に、ポケットを設けたり、上着と組み合せることにより、より便利に使用できる排泄介助ズボン及び上着を提供するものである。
課題を解決するための手段として、座ったまま排泄できるように形成してなるズボンであって、ズボンの両前脇に、マチ付の前脇開き部を設けてなること。後股ぐりを深く形成してなること。ズボンの後部に、介助用ベルトを設けてなること。膝付近に、ポケットを設けてなること。ズボンの前面上部に、上着と連結するボタンを設けてなることを特徴とする排泄介助ズボン。
また、ズボンのボタンを取り付けるボタン取付部を設けてなること。ボタン取付部が、ループ状あるいは半円弧状に形成し、前面内側に設けてなることを特徴とする上着。
1)、座ったままでも排泄できるようにたっぷりしたマチ付の前脇開き部を設けることにより、前面や側面より見えることなく用をたすことができ、羞恥心を傷つけることなく、気持ちよく使用できる。
2)、マチ付の前脇開き部をズボンの前側に持ってくることにより、自宅等で横に寝た時に、圧痛の軽減になる。
3)、座位を考慮した長めの後ぐりとすることにより、ズボンを上げたり下げたりの動作が容易にできる。
4)、介助用ベルトを設けることにより、特にズボンを上げる時に介助の方が使用しやすく、スムーズに作業できる。
5)、ポケットの中に、ティッシュ等の小物を入れることにより、移動時に必要なものが携帯できる。
6)、ズボンにボタンを設け、このボタンに対応する上着とセットで使用すれば、腹部も見えることなく使用でき、より気持ちよく使用できる。
7)、ボタン取付部を上着の内側に設け、ループ状あるいは半円弧状に形成することにより、上から見ても見えないため、違和感がない。特に、上着を長めにすることにより、効果的に使用できる。
排泄介助ズボン1は、ズボン2の両前脇にマチ3a付のファスナーにて開閉する前脇開き部3を設けてなると共に、後股ぐり4を深く形成し、ズボン2の後部上端部に、介助しやすいように横長の介助ベルト5を設け、膝付近にファスナー付のポケット6を設けてなるものである。
上記排泄介助ズボン1の使用例について述べる。
例えば、車椅子(座部に便器を設けているタイプ・図示せず)に座った状態Sで、前脇開き部3のファスナーを下げることにより、マチ3aが広がり、少し腰を上げて、手前に引くことにより、用をたす準備ができる。
前面や側面から確実に見えない状態であり、気持ちよく使用できる。
使用後、ポケット6内に入れたティッシュを取り出し使用した後、介助者が介助ベルト5を掴んで上方に引き上げることにより、簡単に移動でき、後股ぐり4を定位置にセットできる。
つぎに、他の実施例を説明する。
排泄介助ズボン21は、ズボン22の前面上部に2つのボタンBを設けてなる。
31は、上記ボタンBを取り付け、連結する紐をループ状(半円弧状)に形成してなるボタン取付部B1を前面内側に2箇所設けてなる少し丈の長いシャツ等による上着である。
上記排泄介助ズボン21と上着31の組み合せにより、腹を前面(全周)から隠すことができると共に、ボタンBが外から見えることないため違和感がなく、より気持ちよく使用できるものである。
なお、上記各実施例において、素材や大きさ、女性用・男性用等は必要に応じて決めればよい。
本発明の排泄介助ズボンの第1実施例を示す正面図。 本発明の排泄介助ズボンの第1実施例を示す側面図。 本発明の排泄介助ズボンの第1実施例を示す背面図。 本発明の排泄介助ズボンの第1実施例を示す前脇開き部を開いた状態図。 本発明の排泄介助ズボンの第1実施例を示す使用状態図。 本発明の排泄介助ズボンの第2実施例を示す正面図。 本発明の上着の一実施例を示す正面図。
符号の説明
1 排泄介助ズボン
2 ズボン
3 前脇開き部
4 後股ぐり
5 介助ベルト
6 ポケット
B ボタン
B1 ボタン孔

Claims (7)

  1. 座ったまま排泄できるように形成してなるズボンであって、ズボンの両前脇に、マチ付の前脇開き部を設けてなることを特徴とする排泄介助ズボン。
  2. 後股ぐりを深く形成してなることを特徴とする請求項1記載の排泄介助ズボン。
  3. ズボンの後部に、介助用ベルトを設けてなることを特徴とする請求項1又は2記載の排泄介助ズボン。
  4. 膝付近に、ポケットを設けてなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の排泄介助ズボン。
  5. ズボンの前面上部に、上着と連結するボタンを設けてなることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の排泄介助ズボン。
  6. ズボンのボタンを取り付けるボタン取付部を設けてなることを特徴とする上着。
  7. ボタン取付部が、ループ状あるいは半円弧状に形成し、前面内側に設けてなることを特徴とする請求項6記載の上着。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI806877B (zh) * 2017-07-14 2023-07-01 日商荏原製作所股份有限公司 基板保持裝置

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