JP2005170051A5 - - Google Patents

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  1. 少なくとも一つのフッ素重合体からなる第一層(1)と、少なくとも一つの別の第二層(2)とからなり、その少なくとも一部の領域が第一層に直接接触し、第二層(2)がポリアミド−ポリアミン共重合体からなることを特徴とする熱可塑性多層複合物(4)。
  2. フッ素重合体がエチレンの有無にかかわらず、テトラフルオロエチレン(TFE)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)、ビニルフッ化物(VF)、過フッ素化メチルビニルエーテル(PMVE)又はフッ化ビニリデン(VDF)からなるフッ素重合体、又はそれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  3. 第一層(1)がエチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)からなる、或いはポリフッ化ビニリデン(PVDF)からなる層であることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  4. 内部層(1)がフッ素重合体からなる層であり、粘着性に関して改変されていないことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  5. 多層複合物が中空体又は被覆物という形態であり、ここで多層複合物が中空体である場合、第一層(1)は望ましくは中空体の内側に向かって面している層であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  6. 第二層(2)の少なくとも一部の領域がポリアミドからなる第三層(3)とも直接隣接することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  7. 第二層(2)のポリアミド−ポリアミン共重合体及び第三層(3)のポリアミドが少なくともある程度類似していることを特徴とする請求項6に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  8. モノマー、特に第二層(2)及び第三層(3)のポリアミド−形成モノマーの少なくとも95%が同一であることを特徴とする請求項7に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  9. 多層複合物が中空体であり、ここで第一層(1)は中空体の内側に向かって少なくとも間接的に面しており、ここで第三層(3)は中空体の外側に向かって少なくとも間接的に面しており、そしてここで層(1,2,3)は望ましくは本質的に直接全表面に互いに接触していることを特徴とする請求項6乃至8の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  10. 第二層(2)のポリアミド−ポリアミン共重合体及び/又は第三層(3)のポリアミドが脂肪族ラクタム又は4乃至44の炭素原子、望ましくは4乃至18の炭素原子、特に12の炭素原子を有するω−アミノカルボン酸からなる重合体又はポリ縮合物であり、或いは6乃至20の炭素原子を有する芳香族ω−アミノカルボン酸からなる重合体又はポリ縮合物であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  11. 第二層(2)のポリアミド−ポリアミン共重合体及び/又は第三層(3)のポリアミドが少なくとも一つのジアミン及び少なくとも一つのジカルボン酸からなるポリ縮合体であり、いずれの場合においても2乃至44の炭素原子を有することを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  12. ジアミンが以下の官能基:エチレンジアミン、1,4−ジアミノブタン、1,6−ジアミノヘキサン、1,10−ジアミノデカン、1,12−ジアミノドデカン、m−及びp−キシリレンジアミン、シクロヘキシルジメチレンアミン、ビス(p−アミノシクロヘキシル)メタン及びそれらのアルキル誘導体から選択されるジアミンの少なくとも一つ以上であり、及び/又はジカルボン酸は以下のジカルボン酸:コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、1,6−シクロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸及びナフタレンジカルボン酸の一つ以上であることを特徴とする請求項11に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  13. 第二層(2)のポリアミド−ポリアミン共重合体及び/又は第三層(3)のポリアミドの主成分がPA6、PA11、PA46、PA12、PA1212、PA1012、PA610、PA612、PA69、PA6T、PA6I、PA10T、PA12T、PA12I、これらの混合物又はこれらのポリアミドからなる共重合体から選択されるホモ−及びコ−ポリアミドであり、特に好ましいものとしてはPA11、PA12、PA1212、PA10T、PA12Tが挙げられ、又は上述のポリアミドからなる共重合体、特にPA12T/12、PA10T/12、PA12T/106及びPT10T/106が挙げられることを特徴とする請求項1乃至12の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  14. 第二層(2)のポリアミド−ポリアミン共重合体及び/又は第三層(3)のポリアミドのポリアミド主成分がPA6/66、PA6/612、PA6/66/610、PA6/66/12、PA6/6T及びPA6/6Iであることを特徴とする請求項1乃至13の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  15. 第二層(2)のポリアミド−ポリアミン共重合体及び/又は第三層(3)のポリアミドは他の重合体、特にアクリル酸のグラフトされた又は無水マレイン酸のグラフトされたポリオレフィンからなる重合体又は共重合体が添加され、及び/又はUV安定剤及び熱安定剤、結晶化促進剤、可塑剤、難燃剤、衝撃改質剤及び潤滑油のような添加物が添加されることを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  16. 第二層(2)のためのポリアミド−ポリアミン共重合体を調製するために使用されるポリアミンがポリビニルアミン、交互ポリケトンに由来するポリアミン、デンドリマー或いは線形又は分岐ポリエチレンイミンであることを特徴とする請求項1乃至15の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  17. 第二層(2)のためのポリアミド−ポリアミン共重合体を調製するために使用されるポリアミンが500乃至25000g/mol、望ましくは800乃至5000g/molの範囲のモル質量、望ましくは20℃にて1200乃至5000mPa*sの範囲の粘性を備えた線形又は分岐ポリエチレンイミンであることを特徴とする請求項16に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  18. 第二層(2)の成型組成物が50乃至300μeq/gの範囲のアミノ末端基の濃度を有することを特徴とする請求項1乃至17の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  19. 第二層(2)の成型組成物が、特に配管又は容器についてISO1133によって275℃/5kgにて10乃至50cm/10分の体積流動指数を有し、又は特に光学導体の被覆物についてISO1133によって275℃/5kgにて50乃至500cm/10分の体積流動指数を有することを特徴とする請求項1乃至18の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  20. 第一層(1)が特にカーボンブラック粒子又は黒鉛粒子の混合物によって静電気防止作用を備えていることを特徴とする請求項1乃至19の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  21. 第二層(2)の成型組成物が、ポリアミド−ポリアミン共重合体中の共通の成分としてポリアミン、特に望ましくはポリエチレンイミンからなり、その量は0.2乃至5重量%、望ましくは0.4乃至1.5重量%であり、残りの共重合体の共通のフラクションは望ましくはポリアミドからなることを特徴とする請求項1乃至20の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)。
  22. ポリアミド−ポリアミン共重合体からなる、特にポリアミド−ポリエチレンイミン共重合体からなる層(2)の使用方法であって、フッ素重合体基板(1)に対する接着層(2)として特にフッ素重合体からなる基板(1)とポリアミドからなる層(3)との間の粘着性を提供する使用方法。
  23. 請求項1乃至21の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体(4)の、特に自動車部門における流体運搬配管又は容器として、一例としてガソリン又はディーゼルのための特に望ましくは燃料配管として、又は特にPMMAからなる光学核を備えた光学導体の被覆物としての使用方法。
  24. 請求項1乃至21の何れか一項に記載の多層複合体(4)を包含することを特徴とする重合体配管。
  25. 第一層が導電性添加物の混合物によって静電気防止作用を備えることを特徴とする請求項24記載の重合体配管。
  26. 添加物がカーボンブラック粒子または黒鉛粒子から選択されることを特徴とする請求項25記載の重合体配管
  27. 配管はガソリン又はディーゼル用配管であることを特徴とする請求項24乃至26の何れか一項に記載の重合体配管
  28. 配管は更なる層は構成せず、且つ第二層は外部層であることを特徴とする請求項24乃至27の何れか一項に記載の重合体配管。
  29. 配管は3つの層からなり、且つ第一層が少なくとも間接的には0.01乃至0.7mmの範囲の厚さの内部層(1)であり、それと接触する第二層が0.05乃至0.3mmの厚さの接着促進層(2)であり、そして第三層が少なくとも間接的には0.2乃至0.8mmの厚さの外部層(3)であることを特徴とする請求項24乃至27の何れか一項に記載の重合体配管。
  30. 少なくとも一つの層、望ましくは前記内部層が電気伝導性であり及び/又は第一層(1)の内側が別の最内の層を有し、これが導電性であることを特徴とする請求項24乃至29の何れか一項に記載の重合体配管。
  31. 請求項1乃至21の何れか一項に記載の熱可塑性多層複合体からなる中空体の具体的な製造方法であって、第二層(2)の成型組成物の調製のためにラクタム、ポリアミン、特にポリエチレンイミン及びまた水が高温にて第一に均質化され、そして次に更に300℃を越える高温にて二時間以上高圧にて重合され、そしてまた次に大気圧及び低温にし、ポリアミド−ポリアミン共重合体を得ることを特徴とする中空体の製造方法。
  32. 第一層(1)、第二層(2)そしてまた適切な場合、第三層(3)そして適切な場合その他の外部層又は内部層が同時押出成型方法にて接合され、特に望ましくは管又は配管又は容器を得ることを特徴とする請求項31記載の方法。
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