JP2005170020A - 蛍光染色植物および該植物を用いる装飾方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、蛍光成分を吸引保持し、紫外線の照射による蛍光発色を生じる植物および該植物を利用する装飾方法に関するものである。
【解決手段】 蛍光成分を含有する溶液と植物を接触せしめて、植物の吸引機能により、植物組織内に蛍光成分を保持させる。
【選択図】 図4

Description

発明の詳細な説明
本発明は、インテリアあるいは園芸に用いる植物および該植物を利用する装飾方法に関する。
従来、植物に染料を含有する水溶液を吸水せしめて、植物を着色することが行われてきた。例えば、小学校の理科の実験では、ホウセンカ、セロリ等の植物を食紅等の染料を含有する水に挿入し、植物の吸水機能で植物を染色することが広く行われている。また、特開2000−254904には立木を染色する方法が提案されている。
特許が解決しようとする課題
しかし、前記のようにして染色された植物は、昼光下では染料の色を見ることができるが、自然の花の色と比較して特に美的な効果を得られるものではなかった。また、この染料の色にしても、日中の可視光下で見えるだけで、暗中あるいは低照度の照明下では染料の色を鑑賞することができなかった。
本発明は上記問題点を解消するもので、従来にはない美的な効果を、暗中あるいは低照度の照明下でも鑑賞することが可能な植物を提供するものである。
課題を解決するための手段
本願の第1の発明は、蛍光成分を含有する溶液と接触し、植物の吸引機能により、前記前記蛍光成分を組織内に保持した蛍光染色植物からなるものである。
本願の第2の発明は、前記蛍光成分を保持した蛍光染色植物に紫外光を照射して可視光を発光させることを特徴とする装飾方法からなるものである。
本願の第3の発明は、異なった種類の蛍光成分を含有する溶液を複数の容器に分離して貯蔵して、植物に供給することを特徴とする蛍光染色植物用栽培容器からなるものである。
本願の第4の発明は、蛍光成分とともに、液体肥料または植物活性液を含有したことを特徴とする蛍光染色植物用生育液からなるものである。
本願の第5の発明は、蛍光染色植物から切取った組織からなる工芸材料および前記工芸材料を使用した工芸品からなるものである。
以下、本発明の詳細について説明する。図中の同一の番号は、同一の機能を有する。
本発明の第1の実施形態を図1に示して説明する。
図1は、鉢植え等の生育している植物への実施の1つの例である。
図1において、ヒヤシンスの球根1は、水栽培用のくびれた形状のガラス容器2の上部に置かれている。ガラス容器2の下部には蛍光染料を含有した水溶液3が貯蔵される。球根1は水溶液3と接触するように配置されると水溶液3を吸引して生育し、根4を出し、発芽し、花5を開花する。このヒヤシンスを暗中に置き、ブラックライト6で紫外線を照射すると、根、葉、花が蛍光色を発光し、組織内に蛍光成分を保持する植物とすることができた。
また、この蛍光成分を保持したヒヤシンスとブラックライトを組み合わせた装飾品は、従来にない光る植物として、室内インテリアとしての価値を十分有するものである。
水栽培の他の例として、皿の容器に平面上のスポンジを置き、蛍光染料を溶解した溶液を注入して、溶液を吸収した平面状スポンジにかいわれ大根等の種子を蒔き、発芽したもやしに蛍光染料を含有させたり、あるいはいわゆるテラニウムと呼ばれる方法を用い、蛍光染料を溶解した溶液を容器中に入れてポトス、カラジューム等の茎、葉が白色または淡色である植物を生育させて蛍光染料を含有させても良い。いづれの方法でも、得られた植物に暗中でブラックライトを照射して蛍光を発することができる。
また、幸福の木、パキラ、ササ等の大型の観葉植物を水耕栽培として、蛍光染料を溶解した溶液を入れた大型の水耕容器で栽培して蛍光染料を吸引せしめ、ブラックライトの庭園灯で夜間に紫外線で植物を照明し、発光植物の庭園とすることで、従来にない庭園デザインを提供することも可能である。
蛍光染料としてはどのようなものも使用可能である。例えば、水性の蛍光染料である日本化薬株式会社の商品名「Kayaphor」、住化ケムテックス株式会社の商品名「Whitex」等の蛍光染料等があり、これらを水に溶解して使用する。
紫外線は一般に波長10nm〜380nmの光の総称であり、蛍光染料の吸収波長域の発光スペクトルを有するものであれば、どのようなものでも光源として使用し、暗中で蛍光染料を発光させることは可能である。しかしながら、波長によっては、人体への悪影響を及ぼすため、いわゆる近紫外線またはUV−Aと呼ばれる315nm〜400nmの波長の紫外線を発する紫外線ランプを使用することが好ましい。このような紫外線ランプとしては、例えばNECライティング株式会社より商品名「ブラックライトブルー(BL−B)」、東芝ライテック株式会社より商品名「ブラックライト蛍光ランプ」等が利用できる。
本発明の第2の実施形態を図2に示して説明する。
図2は、切花への実施例の1つである。
図2において、切花である白いバラ10a、10b、10cの3本は、略円柱状の花瓶11に隔離して挿入されている。花瓶11は、底面まで連続する仕切り板12により分室11a、11b、11cの3つに分割されている。
この3つの分室には、可視光下では無色であるが紫外線が当たるとブルー色光を発する蛍光顔料を分散した溶液が分室11aに、グリーンの色光を発する蛍光顔料を分散した溶液が分室11bに、レッドの色光を発する蛍光顔料を分散した溶液が分室11cに別々に入っている。
花瓶11上には図示しない支柱により保持された紫外線リングライト13が配置される。紫外線リングライト13は複数の紫外線LED14を円周上に配置したものである。
バラ10a、10b、10cを花瓶11に挿入して一定時間経過せしめて、溶液を十分吸引させる。可視光下では、バラ10a、10b、10cはいずれも白色であり、色調に明確な差は見られなかった。その後、暗中で紫外線リングライト14を発光すると、バラ10aはブルーに、バラ10bはグリーンに、バラ10cはレッドに各々挿入された溶液に含有された蛍光顔料と色を発光し、各々の蛍光顔料を保持していることが確認された。
このような可視光下では同じ白色の花でありながら、紫外線下で花がまったく別の色の花に大きく変化することはインテリアとして絶大な効果をもたらす。
本実施例では、各々の分室11a、11b、11cに別の花を挿入した例を示したが、1本の植物の茎を3分割し、その3つの茎を分室11a、11b、11cに別々に挿入しても良い。この場合、暗中で紫外線を照射すると1本の植物が部分毎に違う色に発光する。植物の種類によっては、1個の花が部分的に違う色に発光することも可能であり、従来にない新規なインテリアとすることが可能である。
ここで用いた蛍光顔料としては種々のものが使用可能であるが、例えば可視光下では実質的に無色または白色であり、紫外線下で異なった色を発光するものとして、シンロイヒ株式会社より水性蛍光顔料として、グリーン発光の「MLCB−12」、ブルー発光の「MLCB−13」、レッド発光の「MLCB−18」が販売されている。これらには、不可視性発光物質を含む樹脂粒子が水性エマルジョンとして含有されており、前記した蛍光顔料の粒子の平均粒子径は0.1ミクロンと非常に小さいため、植物内部に容易に吸引される。
ここで用いた溶液は、蛍光成分とともに、チッソ、リン、カリウム等を含む液体肥料または植物活性液を含有せしめた蛍光染色植物用生育液とすることにより、蛍光成分を植物に吸引させると同時に植物の生育を増進させる効果を得ることができる。このように単一の溶液とすることにより、蛍光成分と栄養成分を別個に供給する容器または装置を準備する必要がないため、植物の生育容器を安価かつ小型にすることが可能になる。
本実施例では、紫外線LEDを紫外線光源として使用した。紫外線LEDは小型軽量であり、低電圧の直流電圧を印加するだけで、高強度の紫外線を発光するため照明装置をコンパクトにすることができるとともに、種々の形状の紫外線照射装置を製作できるため、本発明のように形状が様々な植物を照射するためには非常に有効な光源である。このような、紫外線LEDのデバイスとしては、例えばナイトライド・セミコンダクター株式会社より、NS365D(ピーク波長365nm)、NA370D(ピーク波長370nm)、NS375D(ピーク波長375nm)が販売されている。
さらに、この蛍光顔料を吸引保持したバラ10a、10b、10cを取り出して乾燥させ、ドライフラワーとして、工芸用材料を作成した。3本とも花の色は褪せてはいるが、いづれの花も昼光下では同様にほぼ白色であり、どの花の色も目視では色調に明確な差は見られなかった。
このバラのドライフラワーと松笠等を組み合わせてリング状としてクリスマスリースの工芸品を作成した。日中は、通常の白色のバラのドライフラワーのクリスマスリースであるが、夜間照明を落として、ブラックライトを照射すると、白いバラの花がブルー、グリーン、レッドの違う色の発光し、従来にない神秘的な効果を得ることができた。
このような、工芸材料の製作方法として、通常の植物を乾燥した後に蛍光塗料等の溶液を外部からドライフラワーに塗布することでも可能であるが、いったん乾燥させたものが溶液で濡れるために、再度乾燥させなければならないため、工程が増えコストアップとなる。
また、蛍光塗料等を塗布して製作する場合、複雑な形状のドライフラワーに自然な状態となるように蛍光塗料等を塗布するには、かなりの手間がかかり、スプレー等で噴霧する場合には、高価な蛍光塗料等の多くを無駄に消費するためコストアップとなる。さらに、塗布の際、ドライフラワーの花びら等を破損して商品価値を減ずるという問題が生ずる。これに対して、本発明の方法ではこのような問題を回避することができる。
他の工芸材料としては、暗中のブラックライトの照明下で、花弁が発光する押し花、葉脈が発光する押し葉等の種々の形態の工芸材料の製作が可能である。
本発明の第3の実施形態を図3に示して説明する。
図3は、立木への実施例の模式的な図である。
立木21の周囲には、溶液タンク22a、22b、22cが図示しない架台により保持されており、溶液タンク22a、22b、22cの底部からはビニール製のパイプ23が出ている。立木21にはドリルで必要な個数の孔24が穿孔されており、この孔24にパイプ23を接続する。この孔は根から吸引された水分や栄養分を供給する木の組織である道菅に接続するごとく穿孔されている。溶液タンク22aには、沈降しないように細かく粉砕された紫色に発光する蓄光顔料の微粒子を分散した溶液が貯蔵される。溶液タンク22bには同様に緑色に発光する蓄光顔料の微粒子を分散した溶液が貯蔵される。溶液タンク22cには蓄光顔料ではなく、通常の染料である赤色染料を溶解した染料液が貯蔵される。
立木21の植物活動により、溶液タンク22a、22b、22cから溶液が立木21の内部に吸引されるので、溶液タンク22a、22b、22cには適宜必要な量の溶液を追加供給する。また、蓄光性顔料は、比重が重いため、溶液中での沈降しやすいため、これを防止するため、溶液を随時撹拌する撹拌装置を付加しても良い。
樹木の種類や気候等の条件によって変化するが、1週間から1ヵ月程度経過して立木21が十分な量の溶液を吸引した後立木21を伐採する。伐採後、製材したところ、孔24の近傍およびその上部より切出した木材の切り口には、昼光下では溶液タンク22cの赤色染料で染まった部分のみが形成され明瞭に判別できるが、溶液タンク22a、22bの蓄光性顔料が保持されている部分を目視で明確に判断することは困難であった。一方、夜間の暗中においては、この木材の切り口に蓄光性顔料の紫色および緑色に発光する部分が現れた。
切出した木材を十分乾燥させた後、適当な大きさに切断して工芸用材料とすることができる。木材に保持された染料、蓄光性顔料の形状にふさわしいようにデザインして、花瓶、ブローチ、イス、テーブル等の工芸品を製作する。
これらの工芸品は、昼間に明るいところに置いておけば、夜になると蓄光性顔料が自動的に発光するため、従来にない装飾的価値を付加した工芸品とすることが可能である。また、ブラックライト等の特別な照明が不要となる。
このように立木を染色して得られた木材を使用した工芸品は、いわゆる立木染めと呼ばれ、食器、家具、アクセサリー等が製作されてきたが、本発明のように蛍光発光を利用したものは見受けられない。
これらの蓄光性顔料は、昼間照射される光強度が強いほど夜間の発光強度が増すため、戸外に配置される、木製のベンチ、建物の外壁、表札、公園の遊具、道路標識、道路の手摺り等に蓄光性顔料を保持した木材を使用すれば、夜間の発光による従来にない装飾的な効果を得ることができるとともに、特別な照明装置を設置することなく、夜間での注意喚起および危険防止に役立つため、非常に有効である。
蓄光性顔料は、日中の照射された光のエネルギーを吸収し、夜間に発光するものであり、例えば、根本特殊化学株式会社より、アルミン酸塩化合物を主成分とする蓄光性蛍光体が、N発光(ルミノーバ)として販売されており、中でも平均粒径が約4ミクロンと小さい、商品名「LumiNova BGL−300FF」や「LumiNova GLL−300FF」は、木材への吸引性が良好で好的に使用される。また、水中での使用に対応して、顔料の耐水度が不十分な場合には、必要に応じて蓄顔料の表面に耐水性のコーティング処理を行うのが良い。
本発明の第4の実施形態を図4に示して説明する。
図4は、いわゆるテラリウムと呼ばれるカプセル状容器での植物栽培方法への適用の概略の断面図である。
テラリウム31は基本的には、水受皿32と上ふた39で密閉された空間で植物35を栽培するものである。透明プラスチック製の曲面状の水受皿32が台33上に配置される。多数の穴の開いた植付皿34が水受皿32上に内接するごとく置かれる。植付皿34上に、数種類の植物35が植付けられる。植物35はミズゴケ等の吸水性の栽培用土36中に根を伸ばしている。植付皿33上には保水材37が充填されている。植付皿33には、蛍光染料を含有した植物生育用の水溶液38が供給される。透明プラスチック製の曲面状の上ふた39が水受皿32に内接して取り付けられる。上ふた39で覆われることで、植物35は生育に適度な湿度環境に保たれる。但し、湿度が高すぎると結露を生じてしまうので、換気のための必要に応じて換気孔40が設けられる。上ふた39の上部には、UVユニット41が配置される。UVユニット41中には、乾電池42と電子回路43が入っている。UVユニット41の下部には紫外線LED44が、上部には光センサー45が取り付けられる。
植物35が生育していくと水溶液38が吸引されて、蛍光染料が植物35の組織内に取り込まれていく。UVユニット41の光センサー45は、周囲環境の明るさを検知しており、夕方になり、テラリウムの周囲が暗くなり、設定した値よりも明るさが低下すると電子回路43により自動的に電圧が紫外線LED44に印加され、紫外線が植物35に照射される。これにより、蛍光染料を含有した植物35が発光する。同時に、溶液38も発光し、幻想的なインテリアとして利用される。
本実施例のように、紫外線LEDを使用すると、小型軽量で、乾電池で動作可能であり、どのような場所でも使用できる。例えば、台33を吸盤とし保水材37を吸水性のスポンジとすれば、振動にも耐えられるので、自動車内で使用する植物インテリアとして提供することが可能である。
本発明で使用される植物は、蛍光成分を含有する溶液を吸引する機能を有するものであれば、草本類、木本類等どのような種類でものでも利用できる。また、分類学上は菌類とされるきのこ類も本発明での植物に含まれる。さらに、鉢植え、立木等の生育中のものだけではなく、根を切断した後でも依然として吸水機能を有する切花等の植物も含まれる。
例えば、ヒヤシンス、クロッカス、チューリップ等の球根類、葉牡丹、ポインセチア、ハゲイトウ、カラジウム、ドラセナ、ポトス、オリズルラン、ベゴニア、シュロチク、シダ等の観葉植物、バラ、菊、カスミソウ、水仙、百合等の花卉類、サツマイモ、サトイモ、かいわれ大根、セロリ等の野菜類、ササ、マダケ、モウソウチク等の竹類が使用できるが、蛍光成分を保持せしめた後、明瞭な発光効果を得るために、少なくとも葉、花等の一部が白色あるいは淡色の植物が好ましい。
樹木としては、スギ、ヒノキ等の針葉樹、ケヤキ、エゴノキ等の広葉樹等の種々の樹木が使用できるが、有効な発光効果をえるためには、白色の材質の木材が好ましい。
本発明における蛍光成分としては、蛍光染料、蛍光顔料、蓄光顔料等が用いられる。溶解、微粒子あるいはエマルジョンとして分散等種々の形態で利用可能がある。
本発明における蛍光成分を含有する溶液としては、生育している植物に使用する場合には、溶媒として水だけを使用することが望ましいが、アルコール類のような水に溶解する溶媒との混合物としても良い。あるいは、切花等に吸引させた後に生育が停止しても良い場合には、植物が吸引可能でさえあれば、非水系の溶媒を使用しても良い。
本発明における工芸品としては、生け花、花束、リース、コサージュ等の飾り物、花器やお盆等の木製の器、ブローチ、ブレスレット等のアクセサリー、正月の門松や松飾り等の縁起物など植物を材料として製作される種々のものがある。
発明の効果
本発明によれば、蛍光成分を植物に吸引せしめて、植物内部に蛍光成分を保持させ、暗中で紫外線を植物に照射することによる蛍光染料、蛍光顔料を発光させる、あるいは蓄光性顔料の自発光により植物を発光させることにより、植物の新規な装飾効果を得ることができる。
本発明の第1の実施形態に係わる鉢植えの植物への実施例の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係わる切花への実施例の斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係わる立木への実施例の斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係わるテラリウムへの実施例の断面図である。
符号の説明
1 球根
2 ガラス容器
6 ブラックライト
11 花瓶
12 仕切り板
13 紫外線リングライト
14 紫外線LED
21 立木
22a、22b、22c 溶液タンク
31 テラリウム
41 UVユニット

Claims (5)

  1. 蛍光成分を含有する溶液と接触し、植物の吸引機能により、前記蛍光成分を組織内に保持したことを特徴とする蛍光染色植物
  2. 請求項1記載の蛍光成分を保持した蛍光染色植物に紫外光を照射して可視光を発光させることを特徴とする装飾方法
  3. 異なった種類の蛍光成分を含有する溶液を複数の容器に分離して貯蔵して、植物に供給することを特徴とする蛍光染色植物用栽培容器
  4. 蛍光成分とともに、液体肥料または植物活性液を含有したことを特徴とする蛍光染色植物用生育液
  5. 請求項1記載の蛍光染色植物から切取った組織からなる工芸材料および前記工芸材料を使用した工芸品
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