JP2005169531A - フック付き可搬式工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フックハンドルのハウジングへの取付けにかかる部材が外れてしまっても、即座にフックハンドルがハウジングから抜け落ちることを防止して、施工作業の安全性を高めることのできるフック付き可搬式工具を提供する。
【解決手段】 回動軸6の周面から抜止め突起10を径外方向に突設する。貫通孔4の周壁に廻るように抜止め突条11を径内方向に突設する。回動軸6を貫通孔4に挿通させた状態で、抜止め突起10を抜止め突条11よりも貫通孔4の奥方に位置させると共に抜止め突起10と抜止め突条11とを軸方向に当接可能にする。抜止め突条11に軸方向に貫通して抜止め突起10を挿通可能にする切欠部12を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、作業者の腰ベルト等に可搬式工具を掛け止め可能にしたフック付き可搬式工具に関するものである。
従来より、カッタやドリルやハンマ等の電動工具や空気駆動工具などの可搬式工具には、可搬式工具のハウジングからフックハンドルを突設し、可搬式工具の不使用時にフックハンドルを作業者の腰ベルト等に係止させることで、可搬式工具を作業者に引掛けて作業者の両手を使用可能な状態にして、施工作業性の向上を図ったフック付き可搬式工具が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
この特許文献1のフック付き可搬式工具は、詳しくは図7のように、可搬式工具のハウジング1に貫通孔4を穿孔し、作業者に引掛けるフックハンドル5の基端を貫通孔4の一方の開口から貫通孔4内に挿入し、このフックハンドル5の基端に突設した係合突起8を貫通孔4の内面に刻設した係合歯9に係合させ、貫通孔4の他方の開口から貫通孔4内にねじ具30を挿入し、係合歯9における貫通孔4の他方の開口側の端面とねじ具30の頭部30aとの間に弾性ばね27を介装し、ねじ具30の軸部30bの先端をフックハンドル5の基端に螺着させることで、フックハンドル5を貫通孔4に回転自在に取付けた構成を有している。このように、フックハンドル5はねじ具30の締結によってハウジング1に着脱可能にされており、右利きの作業者と左利きの作業者のどちらにも使い勝手の良いよう、フックハンドル5はハウジング1の左右どちらの側にも配置できるようにされている。
しかしながら、作業者がフックハンドル5の付け替え作業を行った際に、ねじ具30のフックハンドル5への締め付けが不充分であり、これに気付かずに施工作業を継続して行った場合においては、振動などによってねじ具30のフックハンドル5への締め付けが緩み、ねじ具30がフックハンドル5から外れてフックハンドル5がハウジング1から抜け落ちてしまい、作業者に引掛けた可搬式工具が作業者から落下してしまうものであって、施工作業の安全性を確保することができないものであった。
特開2002−254358号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、フックハンドルのハウジングへの取付けにかかる部材が外れてしまっても、即座にフックハンドルがハウジングから抜け落ちることを防止して、施工作業の安全性を高めることのできるフック付き可搬式工具を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る請求項1のフック付き可搬式工具は、本体胴体部2とグリップ部3とが一体に形成された可搬式工具のハウジング1に貫通孔4を穿孔し、作業者に引掛けるフックハンドル5から回動軸6を側方に一体に突設し、回動軸6を貫通孔4に挿通させて回動軸6の先端にキャップ材7を螺着したことでフックハンドル5を回動自在にハウジング1に取付けし、回動軸6の周面に係合突起8を径外方向に突設させると共にこの係合突起8を貫通孔4に配置した係合歯9に係脱させることで、フックハンドル5をハウジング1に対して所定の回動位置で保持または解除できるようにしたフック付き可搬式工具において、回動軸6の周面から抜止め突起10を径外方向に突設し、貫通孔4の周壁に廻るように抜止め突条11を径内方向に突設し、回動軸6を貫通孔4に挿通させた状態で、抜止め突起10を抜止め突条11よりも貫通孔4の奥方に位置させると共に抜止め突起10と抜止め突条11とを軸方向に当接可能にし、抜止め突条11に軸方向に貫通して抜止め突起10を挿通可能にする切欠部12を形成したことを特徴とする。
これによると、たとえフックハンドル5のハウジング1への取付けにかかるキャップ材7が回動軸6の先端から外れてしまっても、抜止め突起10と切欠部12とが回動軸6の軸方向で重なる位置関係にない限り、抜止め突起10が抜止め突条11に引っ掛かって回動軸6の貫通孔4からの抜け落ちが防止されるのであり、したがって、回動軸6と一体に形成したフックハンドル5がハウジング1から即座に抜け落ちてしまう恐れを低減できる。
また、請求項2記載のフック付き可搬式工具は、請求項1において、フックハンドル5の回動範囲内にフックハンドル5がハウジング1に沿うような収納状態を設け、フックハンドル5が収納状態にあるときにのみ抜止め突起10が切欠部12に挿通可能になるようにしたことを特徴とする。
これによると、ハウジング1に沿って位置する収納状態のフックハンドル5は作業者に引っ掛からない状態であって、このフックハンドル5の収納状態でのみ抜止め突起10が切欠部12に挿通可能にされてフックハンドル5のハウジング1からの取外しが可能にされているから、つまり、作業者に引っ掛けることのできるフックハンドル5の使用状態にあってはフックハンドル5のハウジング1からの抜け落ちが確実に防止できる。
本発明は、回動軸の周面から抜止め突起を径外方向に突設し、貫通孔の周壁に廻るように抜止め突条を径内方向に突設し、回動軸を貫通孔に挿通させた状態で、抜止め突起を抜止め突条よりも貫通孔の奥方に位置させると共に抜止め突起と抜止め突条とを軸方向に当接可能にし、抜止め突条に軸方向に貫通して抜止め突起を挿通可能にする切欠部を形成したので、たとえフックハンドルのハウジングへの取付けにかかるキャップ材が回動軸の先端から外れてしまっても、切欠部と抜止め突起とが回転軸の軸方向で重なる位置関係にない限り、抜止め突起が抜止め突条に引っ掛かって回転軸の貫通孔からの抜け落ち、すなわち回転軸と一体のフックハンドルのハウジングからの抜け落ちを防止することができるのであり、作業者に引掛けた可搬式工具の作業者からの落下の恐れを低減でき、施工作業の安全性を高めることができるのである。また、これに加え、フックハンドルの回動範囲内にフックハンドルがハウジングに沿うような収納状態を設け、フックハンドルが収納状態にあるときにのみ抜止め突起が切欠部に挿通可能になるようにすると、フックハンドルの使用状態でのフックハンドルのハウジングからの抜け落ちを確実に防止でき、つまり作業者に引掛けた可搬式工具の作業者からの落下を確実に無くすることができて、施工作業の安全性を確保できるのである。
図1〜6に本発明の実施形態の例を示す。本例のフック付き可搬式工具は、作業者に引掛けるフックハンドル5のハウジング1への取付け構造に特徴を有しており、詳しくは、フックハンドル5のハウジング1への取付けにかかる部材(キャップ材7)がたとえ外れてしまっても、フックハンドル5を介して作業者に引掛けた可搬式工具が作業者から落下することを無くし、施工作業の安全性を確保できたことに特徴を有している。以下、詳述する。
本例のフック付き可搬式工具は、たとえば電動ドリルなどの携帯性能を備えた工具であって、電動モータや作動工具などの駆動部が内装される本体胴体部2、本体胴体部2から突出して作業者に把持されるグリップ部3、グリップ部3の先端に設けられた台座部13にて主体が構成されている。詳しくは、本体胴体部2の前端側には作動工具の先端が位置されるのであり、グリップ部3は本体胴体部2の後端側から突設されている。また、台座部13は扁平な矩形ブロック状の部位であり、グリップ部3の先端を下方に向けた場合には、台座部13の上面の中央にグリップ部3の先端が連結され、台座部13の下面には駆動部に給電させるバッテリ14が取付け可能にされている。この可搬式工具の外殻を構成するハウジング1は、本体胴体部2、グリップ部3及び台座部13の各外殻が一体化された樹脂成形品であって、詳しくは、可搬式工具の左半部及び右半部の各外殻をそれぞれ構成した左右対称形状の一対のハウジング半体1a,1bを左右方向の中央で突き合わせて一体化することで形成されている。
この可搬式工具のハウジング1における台座部13の後端部位には左右方向に貫通する貫通孔4が穿孔されている。この貫通孔4はフックハンドル5のハウジング1への取付け部位である。ここで、作業者のベルト等に引掛ける部材であるフックハンドル5は、本例では先端に行く程厚みや幅が小さくなる棒状に形成されており、フックハンドル5の基端部からは側方且つ直角に円柱状の回動軸6が一体に突設されている。そして、この回動軸6は上記貫通孔4に挿通される。つまり、フックハンドル5は貫通孔4への回動軸6の枢支によってハウジング1に対して回転自在に装着される。
詳しくは、この回動軸6は径の異なる根元部15と中間部16と先端部17とから構成されている。中間部16は段部18を境に根元部15より小径に形成され、先端部17は段部19を境に中間部16よりも小径に形成されている。なお、本例では、フックハンドル5、回動軸6の根元部15及び中間部16は樹脂にて一体に成形されており、回動軸6の先端部17は中間部16の成形時に金属ネジ17aをインサート成形して中間部16の先端から金属ネジ17aを突出させることで形成されている。また、回動軸6の根元部15の周面において、その根元側の部位には、回動規制突起20がフックハンドル5の基端部の側端面から軸方向に伸ばすと共に径外方向に突設されており、また、その先端側の部位には、抜止め突起10が径外方向に突設されている。この回動規制突起20及び抜止め突起10は、回動軸6に対するフックハンドル5の突出方向と同方向となる180°の位相でそれぞれ一対ずつ設けられている。なお、回動規制突起20の回動軸6の周面からの突出高さは抜止め突起10のそれよりも高く形成されている。また、回動軸6の中間部16の周面にはその周方向に亙って複数の係合突起8が歯車状に径外方向に突出されている。換言すると、回動軸6の中間部16の周面に亙って多数の係合突起8が一定のピッチで突設されている。なお、この係合突起8の外径は後述する貫通孔4の抜止め突条11の内径よりも小さく形成されている。
また、台座部13の後端部位を左右方向に貫通する貫通孔4の左右の開口4a,4b付近には、それぞれフックハンドル5の回動を規制する回動規制部4dが設けられている。回動規制部4dにおける貫通孔4の孔径は回動軸6の根元部15の軸径と略同様の径に形成されており、貫通孔4に回動軸6を挿通したときにガタなく回動軸6が回転できるようにされている。また、この回動規制部4dにおける貫通孔4の周壁には回動規制凹所21が径外方向に凹設してある。貫通孔4に回動軸6を挿通させたときには、貫通孔4の回動規制部4dに回動軸6の根元部15の根元側の部位が位置されるのであるが、このとき回動規制突起20が回動規制凹所21に挿入されるのであり、回動規制突起20が回動規制凹所21内で動く範囲内で回動軸6が回動可能にされている。つまり、回動規制突起20の回動規制凹所21内への挿入によって回動軸6の回転範囲が決定されている。また、回動規制部4dに隣接した貫通孔4の奥方の部位には貫通孔4の周壁に廻るように抜止め突条11を径内方向に突設してある。この抜止め突条11の内径は回動軸6の根元部15の軸径と略同様径に形成されている。そして、この抜止め突条11には貫通孔4に挿入した回動軸6の軸方向に貫通する切欠部12が形成されている。この切欠部12は貫通孔4に回動軸6を挿入したときに抜止め突起10が挿通可能にされる部位である。詳しくは、切欠部12は軸方向で回動規制凹所21に重なる位置に設けられ、切欠部12における抜止め突条11の内面からの径外方向への切込み深さは回動規制凹所21における貫通孔4の周壁からの径外方向への凹み深さに比べて浅く形成されている。しかして、貫通孔4への回動軸6の挿入時には、抜止め突起10は回動規制凹所21、切欠部12に順に挿通されるのであるが、回転規制突起は切欠部12を通れずに回動規制凹所21内に位置されるため、貫通孔4への回動軸6の挿通状態の軸方向の位置決めが為されるのである。
このように軸方向の位置決めが為されて貫通孔4に回動軸6を挿通させたときには、回動軸6の抜止め突起10は貫通孔4の抜止め突条11よりも貫通孔4の奥方に位置され、また回動軸6の係合突起8は貫通孔4の左右方向の中央位置に位置され、また回動軸6の先端部17は貫通孔4を通り抜けた位置に位置されるようになる。そして、貫通孔4を通り抜けた回動軸6の先端部17は上述したように金属ネジ17aで構成されているが、この先端部17に雌ネジ孔7aを有したキャップ材7を螺着することで貫通孔4に回動軸6が装着される。なお、キャップ材7は貫通孔4の左右の開口4a,4bよりも大きい径を有しており、回動軸6の先端部17をキャップ材7の雌ネジ孔7aに螺進させると、雌ネジ孔7aの開口するキャップ材7の一端面が貫通孔4の孔縁に当接されるようになっている。
また、貫通孔4には、回動軸6が挿通される左右の開口4a,4bのみならず、その左右方向の中央部分には貫通孔4内に操作ブロック22が挿入配設される矩形状の上方開口4cが形成されている。なお、この上方開口4cを有する貫通孔4の左右方向の中央部分は貫通孔4の他の部分よりも孔径が大きく形成された大径部4eとされており、この貫通孔4の大径部4eの周壁には軸方向に長い摺動溝23が凹設されている。上記操作ブロック22は貫通孔4内に配置されて回動軸6が挿通されるリング部24と貫通孔4外に位置される操作部25とが一体にされて形成されている。リング部24にはその内周面に亙って回動軸6の歯車状の係合突起8に係合される内歯車状の係合歯9が形成されている。また、リング部24の外周面には上記摺動溝23に挿入される摺動用突起26が形成されている。つまり、上方開口4cを介して貫通孔4内に配設した操作ブロック22は、摺動用突起26の摺動溝23への挿入によって、軸方向には摺動自在にされるものの、軸廻り方向には非回転状態に位置規制がなされた状態にされている。
また、操作ブロック22と貫通孔4との間には操作ブロック22を上記摺動方向の一方に付勢する弾性ばね27が介装されている。詳しくは、この弾性ばね27は、貫通孔4の大径部4eの周壁に沿う程の径を有するコイルバネで構成されており、対向する貫通孔4の抜止め突条11の縦端面と操作ブロック22のリング部24の縦端面との間に介装されている。この弾性ばね27の付勢を受けた操作ブロック22はリング部24が貫通孔4の左右方向の中央位置に配置され、リング部24の係合歯9と回動軸6の係合突起8とが噛み合って係合できる状態とされている。なお、この係合歯9と係合突起8との係合は所定の回動位置に回動軸6が位置したときに可能にされており、そして、係合歯9と係合突起8との係合状態では回動軸6は非回動状態で保持される。また、弾性ばね27の付勢に抗う方向に操作部25を押圧することで、摺動用突起26が摺動溝23のガイドを受けて操作ブロック22が貫通孔4内での位置をずらすように軸方向に摺動するのであり、これにより、リング部24の係合歯9と回動軸6の係合突起8との係合が解除できるようにされている。なお、係合歯9と係合突起8との係合が解除された状態では回動軸6は自由に回動できる状態となっている。したがって、ハウジング1に取付けられたフックハンドル5は、操作ブロック22を弾性ばね27に抗って押圧している間に所定の回動位置まで回動させ、操作ブロック22への押圧をやめて弾性ばね27の付勢を作用させた操作ブロック22にて回動軸6を保持させることで、所望の回動位置で固定配置できるようにされているのである。
ここで、本例のフックハンドル5は、図2のようにハウジング1の台座部13に沿う位置からハウジング1の台座部13から斜め上方に突出する位置までを回動範囲としている。なお、フックハンドル5が台座部13に沿う位置にある状態は収納状態であり(図2の実線のフックハンドル5の位置)、フックハンドル5が台座部13から斜め上方に突出する位置にある状態が使用状態である(図2の点線のフックハンドル5の位置)。使用状態にあるフックハンドル5はハウジング1から突出した状態とされているので、作業者のベルトなどに引掛けることができ、可搬式工具を作業者に引掛けて作業者の両手を使用可能な状態にして良好な施工の作業性を確保するものである。一方、収納状態にあるフックハンドル5はハウジング1に沿うように配置されているので、フックハンドル5が施工作業の邪魔になったり、周囲の部材がフックハンドル5に引っ掛かったりすることが防止されると共に、良好な収納性が確保されている。
そして、本例のフック付き可搬式工具では、このフックハンドル5の収納状態において、貫通孔4への回動軸6の挿入・引き抜きが可能とされ、フックハンドル5のハウジング1への取付け・取外しが可能とされている。つまり、図4のように、抜止め突条11の切欠部12が収納状態にあるフックハンドル5の抜止め突起10と軸方向で重なるような位置に位置しているのであり、抜止め突起10が切欠部12に挿通可能な状態にされているのである。なお、裏を返すと、本例のフック付き可搬式工具では、フックハンドル5が収納状態にないときには、図5のように、抜止め突条11の切欠部12がフックハンドル5の抜止め突起10と軸方向で重なるような位置に位置していないのであり、抜止め突起10は切欠部12には挿通されず、フックハンドル5と共に回動軸6を貫通孔4から引き抜こうとしても、抜止め突起10が抜止め突条11の貫通孔4の奥側の縦端面に当接されることから、フックハンドル5はハウジング1から取れないようになっている。
ところで、本例のフック付き可搬式工具でも、従来同様、作業者の左利きまたは右利きに合わせて、フックハンドル5の付け替えが行えるようにされている。つまり、回動軸6とフックハンドル5との一体物は回動軸6に設けた各突起8,10,20も含めて左右対称に形成され、また、貫通孔4も左右の開口4a,4b付近に回動規制部4dや抜止め突条11がそれぞれ設けられ、また操作部25の係合歯9の係合突起8への係合も貫通孔4の左右方向の中央部分で行われるようにされているので、貫通孔4の左右どちらの開口(4aまたは4b)から回動軸6を挿入したとしても対応できるようにされているのである。ここで、本例のフック付き可搬式工具では、フックハンドル5のハウジング1への取付けは貫通孔4に回動軸6を挿入してその先端にキャップ材7を螺着することで行われるのであるが、上述したように施工作業の間にはフックハンドル5の付け替えも適宜行われるものであるから、従来同様、フックハンドル5の付け替え作業を行った際にキャップ材7の締め付けが不充分であり、これに気付かずに施工作業を継続して行った場合においては、振動などによってキャップ材7の回動軸6への締め付けが緩んでしまい、キャップ材7が回動軸6から外れてしまう恐れがある。
ここで、従来のフック付き可搬式工具では、背景技術でも述べたように、本例のキャップ材7のようなフックハンドル5のハウジング1への取付けにかかる部材(ねじ具30)が外れたことで即座にフックハンドル5がハウジング1から抜け落ちてしまい、これが作業者に可搬式工具が引掛けられた状態で起こると、作業者に引掛けられた可搬式工具が落下してしまうものであった。しかしながら、本例のフック付き可搬式工具では、たとえキャップ材7が回動軸6から何かの拍子で外れてしまったとしても、少なくとも可搬式工具が作業者に引掛けられた状態(フックハンドル5の使用状態)ではフックハンドル5がハウジング1から落下しないようにされており、作業者に引掛けられた可搬式工具が落下してしまうことが防止されている。つまり、本例のフック付き可搬式工具では、フックハンドル5と一体に形成した回動軸6の貫通孔4への挿通構造が上述したようにフックハンドル5の収納状態でのみ抜止め突起10が切欠部12に挿通可能にされてフックハンドル5のハウジング1からの挿入・引き抜きが可能とされていることから、キャップ材7の有無にかかわらず、フックハンドル5が収納状態にないときには抜止め突条11が切欠部12を挿通し得ずに抜止め突起10が抜止め突条11の貫通孔4奥側の縦端面に当接されてフックハンドル5はハウジング1から取れないようになっており、これにより、作業者に引掛けられた可搬式工具の作業者からの落下を無くすることが可能とされており、施工作業の安全性を確保できるようになっているのである。
本発明のフック付き可搬式工具には、カッタ、ドリル、ドライバ、ハンマ、ディスクフラインダ等の電動工具や空気駆動工具など、ほとんどの携帯用工具を該当させることができる。
本発明の実施の形態の例のフック付き可搬式工具の分解斜視図である。 同上のフック付き可搬式工具の正面図である。 (a)は同上のフック付き可搬式工具のバッテリを外した状態の後面図であり、(b)は(a)のC−C線断面図である。 同上のフックハンドルの収納状態を説明するものであり、図2のA−A線断面図である。 同上のフックハンドルの使用状態を説明するものであり、図2のB−B線断面図である。 同上のフックハンドルを外した状態のフック付き可搬式工具の要部の正面図である。 背景技術の例のフック付き可搬式工具の分解斜視図である。
符号の説明
1 ハウジング
2 本体胴体部
3 グリップ部
4 貫通孔
5 フックハンドル
6 回動軸
7 キャップ材
8 係合突起
9 係合歯
10 抜止め突起
11 抜止め突条
12 切欠部

Claims (2)

  1. 本体胴体部とグリップ部とが一体に形成された可搬式工具のハウジングに貫通孔を穿孔し、作業者に引掛けるフックハンドルから回動軸を側方に一体に突設し、回動軸を貫通孔に挿通させて回動軸の先端にキャップ材を螺着したことでフックハンドルを回動自在にハウジングに取付けし、回動軸の周面に係合突起を径外方向に突設させると共にこの係合突起を貫通孔に配置した係合歯に係脱させることで、フックハンドルをハウジングに対して所定の回動位置で保持または解除できるようにしたフック付き可搬式工具において、回動軸の周面から抜止め突起を径外方向に突設し、貫通孔の周壁に廻るように抜止め突条を径内方向に突設し、回動軸を貫通孔に挿通させた状態で、抜止め突起を抜止め突条よりも貫通孔の奥方に位置させると共に抜止め突起と抜止め突条とを軸方向に当接可能にし、抜止め突条に軸方向に貫通して抜止め突起を挿通可能にする切欠部を形成したことを特徴とするフック付き可搬式工具。
  2. フックハンドルの回動範囲内にフックハンドルがハウジングに沿うような収納状態を設け、フックハンドルが収納状態にあるときにのみ抜止め突起が切欠部に挿通可能になるようにしたことを特徴とする請求項1記載のフック付き可搬式工具。
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JP2014230949A (ja) * 2014-08-18 2014-12-11 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機

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