JP2005168966A - 払出データ変換方法および払出データ判定方法、払出データ変換装置、遊技媒体払出装置、遊技設備 - Google Patents

払出データ変換方法および払出データ判定方法、払出データ変換装置、遊技媒体払出装置、遊技設備 Download PDF

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Abstract

【課題】賞球の払い出し数を表わす払出データが複数種類の中のどのデータ形式であっても対応可能な遊技媒体払出装置等を提供する。
【解決手段】1バイトのデータ長を持つ払出データには、1個から15個までの払い出し数を正論理かつ上位4ビットで表わす正論理上位形式と、負論理かつ上位4ビットで表わす負論理上位形式と、正論理かつ下位半分のビットで表わす正論理下位形式と、負論理かつ下位半分のビットで表わす負論理下位形式の4種類がある。たとえば、入力された払出データをそのデータ形式に係わらず正論理下位形式に変換するには、上位または下位の4ビットが“0”かを調べ、“0”でない場合は負論理と判定して排他的論理和をとって正論理に統一し、上位4ビットが“0”でない場合は上位が払い出し数を表わしていると判断して上位4ビットと下位4ビットを入れ替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ玉やスロットマシンのメダルなどの遊技媒体を賞として払い出す遊技媒体払出装置および遊技媒体の払出し数を表わした払出データに係わるデータ処理に関する。
パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機では、遊技機自体を交換した場合にも、パチンコ玉やメダルなどを賞として払い出す払出装置を流用可能なように、遊技機と払出装置とを別体に構成することが行なわれている。遊技機は、パチンコ玉が入賞口へ入賞したり特定の役が揃ったりしたとき、賞として払い出す遊技媒体の個数を表わした払出データを出力し、払出装置がこの払出データに応じて遊技媒体を払い出すようになっている(たとえば、特許文献1および特許文献2参照。)。
特開平3−131286号公報 特開平5−253343号公報
遊技機より出力される払出データは、遊技機のメーカによってデータ形式が相違しているので、遊技機の交換によって払出データのデータ形式が変わったときは、払出装置も一緒に交換するか、払出装置の制御プログラムを変更することが行なわれていた。
実際には、払出データの入力処理に係わる部分のみが相違する複数種類の制御プログラムを用意しておき、遊技機が出力する払出データのデータ形式に適合するように制御プログラムを切り替えて対応していた。このため、複数種類の制御プログラムを予め作成しておいたり、これらの中の適切なものに制御プログラムを切り替えたりする手間と費用を要していた。
本発明は、上記の問題を解決しようとする課題にするものであり、複数種類ある中のどのデータ形式の払出データにも対応できる払出データ変換方法または払出データ判定方法、払出データ変換装置、遊技媒体払出装置、遊技設備を提供することを目的とするものである。
請求項1に係わる発明は、賞として払い出す遊技媒体の個数を表わす払出データであって、2進法かつ所定の偶数のビット数で構成され、払い出し数を正論理と負論理のいずれで表わすかと、払い出し数を上位半分のビットで表わす上位形式と下位半分のビットで表わす下位形式のいずれで表現するかの組み合わせによって4種類のデータ形式をとり得るものを、これらの中の特定の1つのデータ形式に変換する払出データ変換方法であって、
変換対象の払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれかが“0”であるかを判定し、この判定結果が真のときは前記払出データを正論理と、偽のときは負論理と判定する第1判定と、変換対象の払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれかが“1”であるかを判定し、この判定結果が真のときは前記払出データを負論理と、偽のときは正論理と判定する第2判定のいずれかまたは双方を行ない、前記払出データと前記特定のデータ形式の論理が異なる場合に前記払出データの排他的論理和をとる論理反転工程と、
前記特定のデータ形式が正論理の場合には、前記論理反転工程を経た払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれが“0”であるかを判定し、“0”であった半分のビットの位置と、前記特定のデータ形式において払い出し数を表わしている半分のビットの位置とが同一のとき、前記論理反転工程を経た払出データの上位半分のビットと下位半分のビットとを入れ替え、前記特定のデータ形式が負論理の場合には、前記論理反転工程を経た払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれが“1”であるかを判定し、“1”であった半分のビットの位置と前記特定のデータ形式において払い出し数を表わしている半分のビットの位置とが同一のとき、前記論理反転工程を経た払出データの上位半分のビットと下位半分のビットとを入れ替える上位下位入替工程と
を有する
ことを特徴とする払出データ変換方法である。
上記発明によれば、賞としての遊技媒体の払い出し数を表した払出データが、入力された際のデータ形式に係わらず、特定のデータ形式に変換されて出力される。
規約により、賞として1回に払い出されるパチンコ球の数は最大15個であり、現在、市場にある遊技機の大半は、1個から15個までの払い出し数を1バイト(8ビット)の払出データのうちの上位4ビットまたは下位4ビットのいずれかを使用し、正論理と負論理のいずれかを用いて2進法で表わしている。すなわち、正論理で上位半分のビットで表わす正論理上位形式と、負論理かつ上位半分のビットで表わす負論理上位形式と、正論理かつ下位半分のビットで表わす正論理下位形式と、負論理かつ下位半分のビットで表わす負論理下位形式の4種類のデータ形式が主として使用されている。
そこで、変換対象の払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれか一方が“0”ならば、払出データが正論理であると判定し、両方とも“0”でなければ負論理と判定する。あるいは、変換対象の払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれか一方が“1”ならば払出データが負論理であると、両方とも“1”でなければ正論理と判定する。こうして判定した払出データの論理と、出力すべき特定のデータ形式の論理とが異なる場合は、払出データの排他的論理和をとって論理を反転する。このような論理反転工程を経ることで、払出データが特定のデータ形式と同じ論理に統一される。
さらに、データ形式が正論理ならば、払い出し数を表わしていない方の上位半分の全ビットまたは下位半分の全ビットが“0”になり、負論理ならば、払い出し数を表わしていない方の上位半分の全ビットまたは下位半分の全ビットが“1”になる。論理反転工程を経た払出データは既に特定のデータ形式と同じ論理に統一されているので、上位下位入替工程では、特定のデータ形式と同じ論理の元で払出データが上位形式か下位形式かを上述の方法で判断し、特定のデータ形式と異なる場合には上位半分のビットと下位半分のビットの位置を入れ替える。論理反転工程の後に上位下位入替工程を経ることで、入力された際のデータ形式に係わらず払出データが特定のデータ形式に変換される。
なお、払出データの表わしている個数が、下位半分または上位半分のビットで表現可能な最大数は(たとえば、半分で4ビットならは最大数は15個)、負論理なら全ビット“0”で、正論理なら全ビット“1”で表現されるので、この数値の場合は、論理反転工程において正しく論理を判断することができない。
しかし、半分のビット数で表現可能な最大数は、排他的論理和を取っても上位半分のビットと下位半分のビットが入れ替わるだけで、上位半分のビットまたは下位半分のビットのいずれかが正論理での最大数を表現し、他方が負論理での最大数を表現している。そして、払い出し数として“0”はあり得ないので、特定のデータ形式の論理で“0”以外の個数を表わしている方の半分のビットが払い出し数を表わしているものとして上位下位入替工程で扱われ、結果的に正しい払い出し数となって問題は生じない。
払出データは、偶数のビット数であれば、ビット長は問わない。たとえば、8ビットでも、16ビットでもよい。また、払出データを上記の工程に入出力する際の入出方式は、シリアルでもパラレルでもかまわない。
請求項2に係わる発明は、予め前記4種類のデータ形式の中から前記特定のデータ形式を選択する選択工程を設けた
ことを特徴とする請求項1に記載の払出データ変換方法である。
上記発明によれば、上位下位入替工程を経て出力される払出データのデータ形式を4種類の中から選択することができる。これにより、遊技媒体の払出装置における払出データの入力形式に合わせて、払出データの変換内容を選択することができ、各種の入力形式の払出装置に対応することが可能になる。
請求項3に係わる発明は、賞として払い出す遊技媒体の個数を表わす払出データであって、2進法かつ所定の偶数のビット数で構成され、払い出し数を正論理と負論理のいずれで表わすかと、払い出し数を上位半分のビットで表わす上位形式と下位半分のビットで表わす下位形式のいずれで表現するかの組み合わせによって4種類のデータ形式をとり得るものを、これらの中の特定の1つのデータ形式に変換する払出データ変換装置(144、145)であって、
変換対象の払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれかが“0”であるかを判定し、この判定結果が真のときは前記払出データを正論理と、偽のときは負論理と判定する第1判定と、変換対象の払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれかが“1”であるかを判定し、この判定結果が真のときは前記払出データを負論理と、偽のときは正論理と判定する第2判定のいずれかまたは双方を行ない、前記払出データと前記特定のデータ形式の論理とが異なる場合に前記払出データの排他的論理和をとる論理反転手段(144)と、
前記特定のデータ形式が正論理の場合には、前記論理反転手段(144)の出力する払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれが“0”であるかを判定し、“0”であった半分のビットの位置と、前記特定のデータ形式において払い出し数を表わしている半分のビットの位置とが同一のとき、前記論理反転手段(144)の出力する払出データの上位半分のビットと下位半分のビットとを入れ替え、前記特定のデータ形式が負論理の場合には、前記論理反転手段(144)の出力する払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれが“1”であるかを判定し、“1”であった半分のビットの位置と前記特定のデータ形式において払い出し数を表わしている半分のビットの位置とが同一のとき、前記論理反転手段(144)の出力する払出データの上位半分のビットと下位半分のビットとを入れ替える上位下位入替手段(145)と
を有する
ことを特徴とする払出データ変換装置(144、145)である。
上記発明によれば、請求項1に記載の発明と同様に、賞としての遊技媒体の払い出し数を表した払出データが、入力された際のデータ形式に係わらず、特定のデータ形式に変換されて出力される。
論理反転手段(144)や上位下位入替手段(145)は、所定のプログラムをCPU(中央処理装置)で実行することによってその機能を実現してもよいし、各種の論理回路で構成してもよい。払出データ変換装置(144、145)は、払出データの変換アダプターのように独立した装置として構成してもよいし、遊技媒体の払出装置等に組み込む構成であってもよい。
請求項4に係わる発明は、前記4種類のデータ形式の中から前記特定のデータ形式を選択可能に構成した
ことを特徴とする請求項3に記載の払出データ変換装置(144、145)である。
上記発明によれば、上位下位入替手段(145)を経て出力される払出データのデータ形式を4種類の中から選択することができる。これにより、払出データの入力形式が異なる各種の払出装置に対応可能になる。
請求項5に係わる発明は、賞としての遊技媒体を払い出す遊技媒体払出装置(100)において、
賞として払い出す遊技媒体の個数を表わす払出データであって、2進法かつ所定の偶数のビット数で構成され、払い出し数を正論理と負論理のいずれで表わすかと、払い出し数を上位半分のビットで表わす上位形式と下位半分のビットで表わす下位形式のいずれで表現するかの組み合わせによって4種類のデータ形式をとり得るものを入力する払出データ入力手段(115、125、127)と、
払出データを前記4種類の中の特定の1つのデータ形式で解釈した個数の遊技媒体を払い出す払出手段(113)と、
前記払出データ入力手段(115、125、127)から入力された払出データを前記特定のデータ形式に変換して前記払出手段(113)に与える請求項3に記載の払出データ変換装置(144、145)と、
を有する
ことを特徴とする遊技媒体払出装置(100)である。
上記発明によれば、どのデータ形式の払出データでも入力可能な遊技媒体払出装置(100)が提供される。投入された金額に応じて遊技媒体を払い出す遊技媒体貸出機としての機能を併せ持つように構成してもよい。たとえば、遊技機ごとに並設される台間球貸機に本発明を適用するとよい。
請求項6に係わる発明は、遊技が行なわれる遊技盤面部を交換可能に収容する遊技設備(500、600)において、
賞として払い出す遊技媒体の個数を表わす払出データであって、2進法かつ所定の偶数のビット数で構成され、払い出し数を正論理と負論理のいずれで表わすかと、払い出し数を上位半分のビットで表わす上位形式と下位半分のビットで表わす下位形式のいずれで表現するかの組み合わせによって4種類のデータ形式をとり得るものを入力する払出データ入力手段(115、125、127)と、
払出データを前記4種類の中の特定の1つのデータ形式で解釈した個数の遊技媒体を払い出す払出手段(113)と、
前記払出データ入力手段(115、125、127)から入力された払出データを前記特定のデータ形式に変換して前記払出手段(113)に与える請求項3に記載の払出データ変換装置(144、145)と、
を有する
ことを特徴とする遊技設備(500、600)である。
上記発明によれば、どのデータ形式の払出データにも対応可能な払出手段(113)を備えた遊技設備(500、600)が提供される。遊技盤面部は、遊技の行なわれる部分と払出データを出力する部分とを含み、かつ賞としての遊技媒体の払出手段(113)を含まないものであればよく、遊技機全体であっても、遊技機の中の遊技盤(あるいは遊技盤に係わる回路)の部分だけであってもよい。遊技設備(500、600)は、遊技が行なわれる遊技盤面部を交換可能に収容するものであれば、何でもよい。たとえば、球循環式あるいは非循環式の遊技機で遊技盤面部を交換可能なものや、補給機や払出装置を具備し、多数の遊技機を交換可能に収容した遊技機島などが該当する。
請求項7に係わる発明は、賞として払い出す遊技媒体の個数を表わす払出データであって、2進法かつ所定の偶数のビット数で構成され、払い出し数を正論理と負論理のいずれで表わすかと、払い出し数を上位半分のビットで表わす上位形式と下位半分のビットで表わす下位形式のいずれで表現するかの組み合わせによって4種類のデータ形式をとり得るもののデータ形式を判定する払出データ判定方法であって、
判定対象の払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれかが“0”であるかを判定し、この判定結果が真のときは前記払出データを正論理と、偽のときは負論理と判定する第1判定と、変換対象の払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれかが“1”であるかを判定し、この判定結果が真のときは前記払出データを負論理と、偽のときは正論理と判定する第2判定のいずれかまたは双方を行なって前記払出データが正論理と負論理のいずれであるかを判定し、
前記払出データが正論理の場合には、前記払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれが“0”であるかを判定し、“0”でない方の半分のビットが正論理で払い出し数を表わしていると判定し、前記払出のデータが負論理の場合には、前記払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれが“1”であるかを判定し、“1”でない方の半分のビットが負論理で払い出し数を表わしていると判定する
ことを特徴とする払出データ判定方法である。
上記発明によれば、対象の払出データが、正論理上位形式と、正論理下位形式と、負論理上位形式と、負論理下位形式のいずれのデータ形式であるかが判定される。払出データのデータ形式が判明するので、このデータ形式で払出データを解釈した個数の遊技媒体を払い出せばよい。
本発明に係わる払出データ変換方法、払出データ変換装置およびこれを備えた遊技媒体払出装置、遊技設備によれば、入力時のデータ形式に係わらず、払出データが特定のデータ形式に変換される。これにより、払出データの出力元である遊技機や遊技盤面部等と、賞としての遊技媒体を払い出す払出装置とを別体に構成しておけば、遊技機や遊技盤面部だけを交換して払出装置をそのまま流用する際に、交換後の遊技機等から出力される払出データのデータ形式に応じて設定を変更する必要がなく、交換に伴う作業工数が軽減されるとともに、設定ミスをなくすることができる。たとえば、遊技機本体を遊技設備とし、遊技盤面部だけをメーカを問わずに交換することが可能となり、交換に伴うコストを下げることが可能になる。
変換後の特定のデータ形式を選択可能なものでは、払出データの入力形式が異なる各種の払出装置に対応することができる。
また、払出データ判定方法によれば、払出データのデータ形式が判明するので、このデータ形式で払出データを解釈することにより、適切な個数の遊技媒体を払い出すことができる。また、払出データのデータ形式を変換しなくて済む。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図2は、本発明に係わる払出データ変換装置としての機能を含む遊技媒体払出装置100と遊技機10の設置状態の一例を示している。この遊技機10は、いわゆるパチンコ機であり、ハンドル11を操作することで遊技媒体であるパチンコ球を遊技盤12へ打ち出し、この遊技盤12に配置された図示省略の入賞口に遊技媒体が入賞することで、賞としての遊技媒体(以後、賞球とも呼ぶ)を遊技者に付与するものである。
1回の入賞に基づく最大賞球数は15個であり、遊技媒体が入賞した入賞口の種類や遊技状態などに応じて1個から15個の範囲内で賞球が払い出される。遊技機10は、入賞により賞球を払い出す必要が生じたとき、賞として払い出す遊技媒体の個数を表した払出データ(払出信号)を出力する。
遊技媒体払出装置100は、遊技媒体であるパチンコ球を遊技者に貸し出す機能と、並設された遊技機10から入力される払出データに応じて賞球を払い出す機能を備えている。遊技媒体払出装置100は、正面上部にキー投入口101と、紙幣投入口102と、硬貨投入口103を有している。また硬貨返却ボタン104と、遊技媒体の払い出しノズル105と、硬貨返却口106と、カード投入口107とを有している。
遊技者が紙幣投入口102または硬貨投入口103へ現金を投入するか、カード投入口107に所定のカードを投入すると、遊技媒体が払い出しノズル105を通じて、あるいは払い出しノズル105が取り付けられている玉筒108の底部から払い出される。また、遊技機10から払出データが入力されるたびに、その払出データが表わす個数の遊技媒体を払い出しノズル105から遊技機10の上受け皿13へ払い出すようになっている。
図3は、遊技媒体払出装置100の内部構造を示している。紙幣投入口102の奥には、この紙幣投入口102から投入された紙幣の真偽や金額を識別する紙幣識別ユニット111が配置されている。また、硬貨投入口103の奥には、この硬貨投入口103から投入の硬貨の真偽や金額を判別するコインセレクタユニット112が配置されている。
紙幣投入口102の下方には、図示省略した遊技機島のパチンコ球補給装置から供給される遊技媒体を、払い出しノズル105や玉筒108へ向けて払い出す払出ユニット113が取り付けられている。払出ユニット113は、入力された制御信号に応じて遊技媒体を1個ずつ払い出すとともに、払い出される遊技媒体を検知し、検知ごとに検知信号を出力するようになっている。本体下部の基盤保護カバー114の内側には、電源回路や各種の回路基板が収納されている。
図4は、遊技媒体払出装置100の回路構成を示している。遊技媒体払出装置100は、この装置の動作を統括制御する主制御基板120を備えている。主制御基板120には、コインセレクタユニット112、払出ユニット113のほかにモニターランプユニット118、遊技機接続ユニット115、外部出力基板116、ノイズフィルタ117などが接続されている。
モニターランプユニット118は、管理者等に遊技媒体払出装置100の動作状態を通知するためのランプである。外部出力基板116は、売上情報を表わした売上信号を出力する。売上情報は、遊技場に配置されている多数の遊技装置の稼動状況を管理するホールコンピュータなどの管理装置へ収集される。
ノイズフィルタ117は、主制御基板120の電源部121に供給する交流24ボルトの電源ラインのノイズを除去するものである。遊技機接続ユニット115は、遊技機10に通じる各種の信号線を接続するためのユニットである。遊技機10の出力する払出データ(払出信号)は、この遊技機接続ユニット115を通じて遊技媒体払出装置100に入力される。
図5は、主制御基板120の構成を示している。主制御基板120は、マイクロコンピュータ140を中核とした回路で構成されている。マイクロコンピュータ140には、データバスを通じてコインセレクタ入出力回路122、ランプ駆動回路123、球払い出しドライバー回路124、パラレル入出力回路125等が接続されている。また、マイクロコンピュータ140のアドレスバスにはアドレスデコード回路128が接続され、当該アドレスデコード回路128から上記の各回路122〜125にチップセレクト信号が入力される。
コインセレクタ入出力回路122は、コインセレクタユニット112を接続する回路である。ランプ駆動回路123は、データバスを通じてマイクロコンピュータ140から入力される制御情報に基づいてモニターランプユニット118の各ランプを駆動する回路である。球払い出しドライバー回路124は、データバスを通じてマイクロコンピュータ140から入力される制御情報に基づいて払出ユニット113を駆動する回路である。
パラレル入出力回路125は、遊技機接続ユニット115を通じて遊技機10と各種の信号をパラレル通信で送受信するための回路である。ここでは、1バイト(8ビット)単位のパラレルデータをやりとりするようになっている。さらに、マイクロコンピュータ140が内蔵しているシリアルの通信ポートであるSIO141に、シリアル入出力回路127が接続されている。シリアル入出力回路127は、遊技機接続ユニット115を通じて遊技機10と各種の信号をシリアル通信で送受信するための回路である。遊技機10が出力する払出データは、パラレル入出力回路125やシリアル入出力回路127を通じて遊技媒体払出装置100に入力される。
このほか、マイクロコンピュータ140には、図示省略のI/Oポートを通じて球検知センサ入力回路126、出力回路129、各種設定スイッチ131a、131b、132、設定確認LED133が接続されている。球検知センサ入力回路126は、払出ユニット113から遊技媒体の検知信号を入力する回路であり、マイクロコンピュータ140は、入力された検知信号を計数することで、払い出した遊技媒体の個数を認識し、予定数に達したとき、払出動作を終了するようになっている。出力回路129は、売上情報などを外部出力基板116へ出力するためのドライバー回路である。
電源部121は、供給される交流24ボルトから直流5V、12V、24Vを生成して遊技媒体払出装置100の各部に供給する。リセットスイッチ131およびリセット回路130は、マイクロコンピュータ140に与えるリセット信号を生成する回路である。たとえば、電源オン時にリセット信号がマイクロコンピュータ140に入力され、初期化が行なわれる。
マイクロコンピュータ140は、プログラムや固定データを記憶したROM(リード・オンリ・メモリ)142と、プログラムを実行する時に各種のデータを一時的に格納するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)143を内蔵している。ROM142に記憶されているプログラムを実行することで、マイクロコンピュータ140は、払出データ変換装置、すなわち、論理反転手段144と上位下位入替手段145としての機能を果たす。
論理反転手段144は、入力された払出データが正論理か負論理かを調べ、必要に応じて論理を反転し、払出データの論理を統一する機能を果たす。上位下位入替手段145は、論理反転手段144を経た払出データについて、払い出し数が上位半分のビットで表わされているか、下位半分のビットで表わされているかを判定し、必要に応じて上位半分のビットと下位半分のビットの位置を入れ替える機能を果たす。
遊技場では、遊技媒体払出装置100をそのままにして遊技機10を新機種等に入れ替えることが頻繁に行なわれる。現在、市場にある遊技機の大半は、1個から15個までの払い出し数を1バイト(8ビット)の払出データのうちの上位4ビットまたは下位4ビットのいずれかを使用し、正論理と負論理のいずれかで2進法によって表わしている。すなわち、正論理で上位半分のビットで表わす正論理上位形式と、負論理かつ上位半分のビットで表わす負論理上位形式と、正論理かつ下位半分のビットで表わす正論理下位形式と、負論理かつ下位半分のビットで表わす負論理下位形式の4種類のデータ形式が主として使用されている。
そこで、どのメーカの遊技機にも対応するために、遊技媒体払出装置100は、入力された払出データのデータ形式に係わらず、この払出データを論理反転手段144と上位下位入替手段145によって特定の1つのデータ形式に変換して、払出処理を行なうようになっている。
図6は、上記4種類のデータ形式における払出データを具体的に示した払出データ一覧表200である。払出データのデータ長は1バイトである。実際には、払い出し数は、上位または下位の4ビットを用いて2進法で表わされるが、図6では、4ビットを単位とする16進法で表現してある。
正論理下位形式は、払い出し数を正論理により1バイト中の下位4ビットを用いて表わしたもので、上位4ビットはすべて“0”になっている。正論理上位形式は、払い出し数を正論理により1バイト中の上位4ビットを用いて表わしたもので、下位4ビットはすべて“0”になっている。負論理下位形式は、払い出し数を負論理により下位4ビットを用いて表わしたもので、上位4ビットはすべて“1”になっている。負論理上位形式は、払い出し数を負論理により上位4ビットを用いて表わしたもので、下位4ビットはすべて“1”になっている。
シリアル通信によって払出データを入力する場合においても、払出データのビット構成は図6と同様である。またシリアル通信で入力された場合もマイクロコンピュータ140の内部に取り込まれた後は、パラレルデータに変換されて処理される。
図7および図8は、入力された払出データを、そのデータ形式に係わらず予め定めた特定の1つのデータ形式に変換するための原理を示している。マイクロコンピュータ140の演算処理部が有するレジスタを用いて変換処理が行なわれる。ここでは、遊技機10から入力された払出データがマイクロコンピュータ140の内部にセットされるまでの過程の説明は省略する。
図7は、論理演算である排他的論理和を使用して、払出データの論理を反転する際の動作を示している。遊技機10から取り入れた払出データはAレジスタに格納されており、マイクロコンピュータ140は、正論理または負論理のいずれか一方に論理を統一するために払出データを論理反転する必要があるとき、Aレジスタに格納されている払出データを読み出して、その排他的論理和をとり、その結果をBレジスタに格納するようになっている。
例えば、図6の負論理下位形式の払出データを正論理下位形式に変換する場合には、外部から取り込んだ払出データがAレジスタに転送されると、Aレジスタのデータが正論理か、負論理かを判断し、負論理のときは図7に示す処理を実行することで、正論理下位形式に変換された払出データがBレジスタに格納される。
図8は、上位4ビットと下位4ビットのデータを入れ替える際の動作を示している。入れ替え対象の払出データはAレジスタに格納されているものとする。マイクロコンピュータ140は、払出データの上位4ビットと下位4ビットの位置を入れ替える必要があるときは、Aレジスタに格納されているデータの上位4ビットのデータをBレジスタの下位4ビットに転送し、Aレジスタの下位4ビットのデータをBレジスタの上位4ビットに転送する。
次に、入力時のデータ形式に係わらず、払出データを正論理下位形式に変換する場合の動作を一例として説明する。図1は、払出データを正論理下位形式に変換する正論理下位変換処理の流れを示している。外部から入力された払出データ(元の払出データという)の上位半分の全ビットまたは下位半分の全ビットが“0”であるか否かを判断する(ステップS301)。払出データのデータ長が1バイトの場合は、上位の4ビットと下位の4ビットのいずれかが、その4ビットすべてにおいて“0”であるか否かを判断する。
ここでは、図6の払出データ一覧表200を見ればわかるように、“F0”h(2進法で11110000)、“0F”h(2進法で00001111)は、正論理のデータ形式にも負論理のデータ形式にも存在し、ステップS301の判断では、正論理か負論理かを判断できない。しかし、これらの払出データは、特定の払い出し数(上位半分または下位半分のビット数で表現可能な最大数)を示しており、他の払い出し数を示す払出データと分けることが可能である。たとえば、“F0”hや“0F”hに含まれる“F”は、正論理で15個を、“0”は負論理で15個を示している。
すなわち、半分のビット数で表現可能な最大数の場合は、排他的論理和を取っても上位半分のビットと下位半分のビットが入れ替わるだけで、上位半分のビットまたは下位半分のビットのいずれかが正論理での最大数を表現し、他方が負論理での最大数を表現している。そのため、出力すべきデータ形式の論理にあった方の半分のビットを採用すれば、元の払出データが表わしていた個数を出力すべきデータ形式で表わした払出データを取得することができ、論理の判定自体が正しくできなくても、問題は生じない。
上位半分の全ビットまたは下位半分の全ビットが“0”でないときは(ステップS301;N)、元の払出データの排他的論理和を実行する(ステップS302)。このように上位半分または下位半分の全ビットが“0”でない場合は、元の払出データが負論理であると捉えて負論理を正論理に変換し、払出データの論理を正論理に統一する。ここまでが、論理反転工程になる。図9は、図6に示す各種データ形式の払出データ(元)が論理反転工程を経た後の状態を示す払出データ(論理反転工程後)一覧表210である。図中、斜線を施した箇所は、排他的論理和の実行によって論理反転されたデータを示している。
次に、論理反転工程を経て正論理に統一された払出データの上位半分の全ビットが“0”か否かを判定する(ステップS303)。払出データのデータ長が1バイトの場合は、上位4ビットがすべて“0”であるか否かを判断する。上位半分の全ビットが“0”でないときは(ステップS303;N)、上位半分のビットが払い出し数を示す有効データである正論理上位形式と判断できるので、上位半分のビットと下位半分のビットの位置を入れ替えて正論理下位形式に変換する(ステップS304)。ステップS303およびステップS304が上位下位入替工程になっている。
図10は、図9に示す論理反転工程後の払出データが上位下位入替工程を経た後の状態を示す払出データ(上位下位入替工程後)一覧表220である。図中、斜線を施した箇所は、上位半分のビットと下位半分のビットの位置が入れ替えられたデータを示している。
以上により、入力された際のデータ形式に係わらず、払出データが正論理下位形式に変換される。その後、遊技媒体払出装置100のマイクロコンピュータ140は、変換後の払出データを正論理下位形式であると解釈して、それが示す個数の賞球を、払出ユニット113を駆動して払い出す(ステップS305)。
なお、ステップS303において、下位半分の全ビットが“0”かを判定し、“0”の場合には正論理上位形式であると判断して、上位と下位の入れ替えを行なうようにしてもよい。さらに、上位半分または下位半分の全ビットが“0”であるかという判定は、裏返すと、半分ビットのうち少なくともいずれか1つのビットが“1”になっているかという判定を行なっていることと等価であり、そのような判定に置き換えてもよい。
図11は、入力された払出データを正論理上位形式に変換する正論理上位変換処理を示している。まず、外部から入力された払出データの上位半分の全ビットまたは下位半分の全ビットが“0”であるか否かを判断し(ステップS311)、“0”でない場合は(ステップS311;N)、元の払出データの排他的論理和を実行して(ステップS312)、払出データを正論理に統一する。
次に、正論理に統一された払出データの上位半分の全ビットが“0”か否かを判定し(ステップS313)、“0”の場合は、下位半分のビットが払い出し数を示す有効データである正論理下位形式と判断できるので、上位半分のビットと下位半分のビットの位置を入れ替えて正論理上位形式に変換する(ステップS314)。
以上により、入力された際のデータ形式に係わらず、払出データが正論理上位形式に変換されたので、変換後の払出データを正論理上位形式であると解釈して、それが示す個数の賞球を、払出ユニット113を駆動して払い出す(ステップS315)。
なお、ステップS313において、下位半分の全ビットが“0”かを判定し、“0”でない場合は正論理下位形式であると判断して、上位と下位の入れ替えを行なうようにしてもよい。
図12は、入力された払出データを負論理下位形式に変換する場合の負論理下位変換処理を示している。まず、外部から入力された払出データの上位半分の全ビットまたは下位半分の全ビットが“1”であるか否かを判断し(ステップS321)、“1”でない場合は(ステップS321;N)、元の払出データの排他的論理和を実行して(ステップS322)、払出データを負論理に統一する。
次に、負論理に統一された払出データの上位半分の全ビットが“1”か否かを判定し(ステップS323)、“1”でない場合は(ステップS323;N)、上位半分のビットで払い出し数を示す負論理上位形式であると判断できるので、上位半分のビットと下位半分のビットの位置を入れ替えて負論理下位形式に変換する(ステップS324)。
以上により、入力された際のデータ形式に係わらず、払出データが負論理下位形式に変換されたので、変換後の払出データを負論理下位形式であると解釈して、それが示す個数の賞球を、払出ユニット113を駆動して払い出す(ステップS325)。
なお、ステップS323において、下位半分の全ビットが“1”かを判定し、“1”の場合は負論理上位形式であると判断して、上位と下位の入れ替えを行なうようにしてもよい。
図13は、入力された払出データを負論理上位形式に変換する場合の負論理上位変換処理を示している。まず、外部から入力された払出データの上位半分の全ビットまたは下位半分の全ビットが“1”であるか否かを判断し(ステップS331)、“1”でない場合は(ステップS331;N)、元の払出データの排他的論理和を実行して(ステップS332)、払出データを負論理に統一する。
次に、負論理に統一された払出データの上位半分の全ビットが“1”か否かを判定し(ステップS333)、“1”の場合は、下位半分のビットが払い出し数を示す有効データである負論理下位形式と判断できるので、上位半分のビットと下位半分のビットの位置を入れ替えて負論理上位形式に変換する(ステップS334)。
以上により、入力された際のデータ形式に係わらず、払出データが負論理上位形式に変換されたので、変換後の払出データを負論理上位形式であると解釈して、それが示す個数の賞球を、払出ユニット113を駆動して払い出す(ステップS335)。
なお、ステップS333において、下位半分の全ビットが“1”かを判定し、“1”でない場合は負論理下位形式であると判断して、上位と下位の入れ替えを行なうようにしてもよい。
図14は、払出データのデータ形式を変換する払出データ変換装置400の構成を示している。払出データ変換装置400は、たとえば、特定のデータ形式の払出データに対応した遊技媒体の払出装置に付加する変換アダプターとして使用される。払出データ変換装置400は、各種の払出装置に対応するために、変換後のデータ形式を選択し設定する機能を備えている。
払出データ変換装置400は、払出データ入力部401と、論理反転手段402と、上位下位入替手段403と、払出データ出力部404と、出力データ形式選択手段405とから構成される。論理反転手段402、上位下位入替手段403は、図5に示したものと同様の機能を果たす。払出データ入力部401は、遊技機10等から元の払出データを入力する回路である。払出データ出力部404は、払出装置に、変換後の払出データを出力する回路である。
出力データ形式選択手段405は、払出データ出力部404から出力する払出データのデータ形式を4種類のデータ形式の中の1つに選択するための設定スイッチなどで構成される。出力データ形式選択手段405によって選択されたデータ形式に応じて、払出データに施す変換処理の種類が選択される。
図15は、払出データに施す変換処理を選択する選択処理の流れを示している。出力データ形式が正論理で下位形式のときは(ステップS431;Y、かつS432;Y)、図1に示した正論理下位変換処理を実行する(ステップS433)。出力データ形式が正論理で上位形式のときは(ステップS431;Y、かつS432;N)、図11に示した正論理上位変換処理を実行する(ステップS434)。
出力データ形式が負論理で下位形式のときは(ステップS431;N、かつS435;Y)、図12に示した負論理下位変換処理を実行する(ステップS436)。出力データ形式が負論理で上位形式のときは(ステップS431;N、かつS435;N)、図13に示した負論理上位変換処理を実行する(ステップS437)。
図16は、遊技機を多数並設して収めた遊技機島500を遊技機の背面側から見た様子を模擬的に示したものである。遊技媒体であるパチンコ球は、補給樋501から分岐した補給管502を通じて各遊技機503の図示省略した上受け皿に供給される。
補給管502の途中には、払出装置504が設けてある。遊技機503が出力する払出データ505は、払出データ変換装置400を経て払出装置504に入力されている。これにより、払出装置504や補給樋501などの補給装置を変更せずに、遊技機503だけを新機種等に入れ替えた場合でも、入れ替え後の機種が出力する払出データに係わらず、元のように配線するだけで、適切な個数の賞球を払出装置504から払い出すことが可能になる。なお、払出データ変換装置400の機能を含む遊技設備として払出装置504や、これを含む遊技機島を構成してもよい。
このほか、遊技媒体の払出装置を内蔵し、かつ遊技の状態に応じて払出データを出力する遊技盤面部を入替可能な遊技機において、払出装置を制御する払出制御基板に払出データ変換装置(論理反転手段および上位下位入替手段)としての機能を持たせるように構成してもよい。
図17は、上述のように構成した遊技機(遊技設備)であるパチンコ機600の回路構成の一例を示している。主基板610は、遊技機の制御を掌る制御基板であり、他の各基板に各種の制御信号を出力する。主基板610は、遊技盤で行なわれる特別図柄遊技の進行を制御したり、パチンコ球の入賞を検知して、賞球の払出データを出力したりする機能を果たす。主基板610、あるいはこれと遊技盤面とから成る遊技盤面部を取り替えることで、この遊技機の遊技内容を入れ替えることが可能になっている。
図18は、図17の払出制御基板700の構成を示している。払出制御基板700は、払出装置に対する制御信号を出力するものであり、これまでに説明した払出データ変換装置(論理反転手段および上位下位入替手段)としての機能を備えている。払出データは、パラレル賞球払出データ701やシリアル賞球払出データ702として入力可能になっている。パラレル賞球払出データ701は、図17の主基板610から入力される。
また、並設されるCRサンド(台間球貸機)から、貸玉としてパチンコ球を払い出す旨のCRサンド入力信号703が入力され、払い出した結果を示すCRサンド出力信号704がCRサンドに送り返されるようになっている。
このように、払出制御基板700が払出データ変換装置としての機能を持っているので、払出データの出力元である主基板610やこれを含めた遊技盤面部だけを交換しても、交換後の遊技盤面部から出力される払出データのデータ形式に応じて主基板610の設定を変更する必要がなく、交換に伴う作業工数が軽減されるとともに、設定ミスをなくすることができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。たとえば、実施の形態では、論理反転手段や上位下位入替手段の機能をCPUが果たすように構成したが、ディスクリートの論理回路などで構成してもよい。
また、実施の形態では、払出データのデータ形式を変換するようにしたが、データ形式を判定し、その判定結果に従って払出データを解釈して、賞球を払い出すように構成してもよい。
このほか、実施の形態では、遊技機としてパチンコ機を、遊技媒体としてパチンコ球を例に説明したが、これらに限定されるものではなく、たとえば、遊技機をスロットマシンとし、遊技媒体をスロットマシンで利用するメダルとしてもよい。
本発明の実施の形態に係わる遊技媒体払出装置が入力された払出データを正論理下位形式に変換する処理を示す流れ図である。 本発明の実施の形態に係わる払出データ変換装置としての機能を含む遊技媒体払出装置と遊技機の設置状態の一例を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係わる遊技媒体払出装置の内部構造を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係わる遊技媒体払出装置の回路構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる遊技媒体払出装置が有する主制御基板の構成を示す回路図である。 4種類のデータ形式の払出データを表わした払出データ一覧表である。 論理演算である排他的論理和を使用して、払出データの論理を反転する際の動作を示す説明図である。 上位4ビットと下位4ビットのデータを入れ替える際の動作を示す説明図である。 論理反転工程を経た後の払出データを示す一覧表である。 上位下位入替工程を経た後の払出データを示す一覧表である。 入力された払出データを正論理上位形式に変換する正論理上位変換処理を示す流れ図である。 入力された払出データを正論理上位形式に変換する負論理下位変換処理を示す流れ図である。 入力された払出データを正論理上位形式に変換する負論理上位変換処理を示す流れ図である。 アダプターとして構成された払出データ変換装置の構成を示すブロック図である。 出力データ形式に応じて払出データに施す変換処理を選択する処理を示す流れ図である。 遊技機を多数並設して入替可能に収めた遊技機島を遊技機の背面側から見た様子を模擬的に示す説明図である。 遊技盤面部を入替可能な遊技機の回路構成の一例を示すブロック図である。 図17に示す払出制御基板700の構成を示す回路図である。
符号の説明
10…遊技機
11…ハンドル
12…遊技盤
13…上受け皿
100…遊技媒体払出装置
101…キー投入口
102…紙幣投入口
103…硬貨投入口
104…硬貨返却ボタン
105…払い出しノズル
106…硬貨返却口
107…カード投入口
108…玉筒
111…紙幣識別ユニット
112…コインセレクタユニット
113…払出ユニット
114…基盤保護カバー
115…遊技機接続ユニット
116…外部出力基板
117…ノイズフィルタ
118…モニターランプユニット
120…主制御基板
121…電源部
122…コインセレクタ入出力回路
123…ランプ駆動回路
124…球払い出しドライバー回路
125…パラレル入出力回路
126…球検知センサ入力回路
127…シリアル入出力回路
128…アドレスデコード回路
129…出力回路
130…リセット回路
131…リセットスイッチ
131a、131b、132…各種設定スイッチ
133…設定確認LED
140…マイクロコンピュータ
141…SIO
142…ROM
143…RAM
144…論理反転手段
145…上位下位入替手段
200…払出データ一覧表
210…払出データ(論理反転工程後)一覧表
220…払出データ(上位下位入替工程後)一覧表
400…払出データ変換装置
401…払出データ入力部
402…論理反転手段
403…上位下位入替手段
404…払出データ出力部
405…出力データ形式選択手段
500…遊技機島
501…補給樋
502…補給管
503…遊技機
504…払出装置
505…払出データ
600…パチンコ機
610…主基板
700…払出制御基板
701…パラレル賞球払出データ
702…シリアル賞球払出データ
703…CRサンド入力信号
704…CRサンド出力信号

Claims (7)

  1. 賞として払い出す遊技媒体の個数を表わす払出データであって、2進法かつ所定の偶数のビット数で構成され、払い出し数を正論理と負論理のいずれで表わすかと、払い出し数を上位半分のビットで表わす上位形式と下位半分のビットで表わす下位形式のいずれで表現するかの組み合わせによって4種類のデータ形式をとり得るものを、これらの中の特定の1つのデータ形式に変換する払出データ変換方法であって、
    変換対象の払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれかが“0”であるかを判定し、この判定結果が真のときは前記払出データを正論理と、偽のときは負論理と判定する第1判定と、変換対象の払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれかが“1”であるかを判定し、この判定結果が真のときは前記払出データを負論理と、偽のときは正論理と判定する第2判定のいずれかまたは双方を行ない、前記払出データと前記特定のデータ形式の論理が異なる場合に前記払出データの排他的論理和をとる論理反転工程と、
    前記特定のデータ形式が正論理の場合には、前記論理反転工程を経た払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれが“0”であるかを判定し、“0”であった半分のビットの位置と、前記特定のデータ形式において払い出し数を表わしている半分のビットの位置とが同一のとき、前記論理反転工程を経た払出データの上位半分のビットと下位半分のビットとを入れ替え、前記特定のデータ形式が負論理の場合には、前記論理反転工程を経た払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれが“1”であるかを判定し、“1”であった半分のビットの位置と前記特定のデータ形式において払い出し数を表わしている半分のビットの位置とが同一のとき、前記論理反転工程を経た払出データの上位半分のビットと下位半分のビットとを入れ替える上位下位入替工程と
    を有する
    ことを特徴とする払出データ変換方法。
  2. 予め前記4種類のデータ形式の中から前記特定のデータ形式を選択する選択工程を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の払出データ変換方法。
  3. 賞として払い出す遊技媒体の個数を表わす払出データであって、2進法かつ所定の偶数のビット数で構成され、払い出し数を正論理と負論理のいずれで表わすかと、払い出し数を上位半分のビットで表わす上位形式と下位半分のビットで表わす下位形式のいずれで表現するかの組み合わせによって4種類のデータ形式をとり得るものを、これらの中の特定の1つのデータ形式に変換する払出データ変換装置であって、
    変換対象の払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれかが“0”であるかを判定し、この判定結果が真のときは前記払出データを正論理と、偽のときは負論理と判定する第1判定と、変換対象の払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれかが“1”であるかを判定し、この判定結果が真のときは前記払出データを負論理と、偽のときは正論理と判定する第2判定のいずれかまたは双方を行ない、前記払出データと前記特定のデータ形式の論理とが異なる場合に前記払出データの排他的論理和をとる論理反転手段と、
    前記特定のデータ形式が正論理の場合には、前記論理反転手段の出力する払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれが“0”であるかを判定し、“0”であった半分のビットの位置と、前記特定のデータ形式において払い出し数を表わしている半分のビットの位置とが同一のとき、前記論理反転手段の出力する払出データの上位半分のビットと下位半分のビットとを入れ替え、前記特定のデータ形式が負論理の場合には、前記論理反転手段の出力する払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれが“1”であるかを判定し、“1”であった半分のビットの位置と前記特定のデータ形式において払い出し数を表わしている半分のビットの位置とが同一のとき、前記論理反転手段の出力する払出データの上位半分のビットと下位半分のビットとを入れ替える上位下位入替手段と
    を有する
    ことを特徴とする払出データ変換装置。
  4. 前記4種類のデータ形式の中から前記特定のデータ形式を選択可能に構成した
    ことを特徴とする請求項3に記載の払出データ変換装置。
  5. 賞としての遊技媒体を払い出す遊技媒体払出装置において、
    賞として払い出す遊技媒体の個数を表わす払出データであって、2進法かつ所定の偶数のビット数で構成され、払い出し数を正論理と負論理のいずれで表わすかと、払い出し数を上位半分のビットで表わす上位形式と下位半分のビットで表わす下位形式のいずれで表現するかの組み合わせによって4種類のデータ形式をとり得るものを入力する払出データ入力手段と、
    払出データを前記4種類の中の特定の1つのデータ形式で解釈した個数の遊技媒体を払い出す払出手段と、
    前記払出データ入力手段から入力された払出データを前記特定のデータ形式に変換して前記払出手段に与える請求項3に記載の払出データ変換装置と、
    を有する
    ことを特徴とする遊技媒体払出装置。
  6. 遊技が行なわれる遊技盤面部を交換可能に収容する遊技設備において、
    賞として払い出す遊技媒体の個数を表わす払出データであって、2進法かつ所定の偶数のビット数で構成され、払い出し数を正論理と負論理のいずれで表わすかと、払い出し数を上位半分のビットで表わす上位形式と下位半分のビットで表わす下位形式のいずれで表現するかの組み合わせによって4種類のデータ形式をとり得るものを入力する払出データ入力手段と、
    払出データを前記4種類の中の特定の1つのデータ形式で解釈した個数の遊技媒体を払い出す払出手段と、
    前記払出データ入力手段から入力された払出データを前記特定のデータ形式に変換して前記払出手段に与える請求項3に記載の払出データ変換装置と、
    を有する
    ことを特徴とする遊技設備。
  7. 賞として払い出す遊技媒体の個数を表わす払出データであって、2進法かつ所定の偶数のビット数で構成され、払い出し数を正論理と負論理のいずれで表わすかと、払い出し数を上位半分のビットで表わす上位形式と下位半分のビットで表わす下位形式のいずれで表現するかの組み合わせによって4種類のデータ形式をとり得るもののデータ形式を判定する払出データ判定方法であって、
    判定対象の払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれかが“0”であるかを判定し、この判定結果が真のときは前記払出データを正論理と、偽のときは負論理と判定する第1判定と、変換対象の払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれかが“1”であるかを判定し、この判定結果が真のときは前記払出データを負論理と、偽のときは正論理と判定する第2判定のいずれかまたは双方を行なって前記払出データが正論理と負論理のいずれであるかを判定し、
    前記払出データが正論理の場合には、前記払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれが“0”であるかを判定し、“0”でない方の半分のビットが正論理で払い出し数を表わしていると判定し、前記払出のデータが負論理の場合には、前記払出データの上位半分の全ビットと下位半分の全ビットのいずれが“1”であるかを判定し、“1”でない方の半分のビットが負論理で払い出し数を表わしていると判定する
    ことを特徴とする払出データ判定方法。
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