JP2005168092A - 交流電動機の制御装置 - Google Patents

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拓二 下浦
Toshiaki Oka
利明 岡
Hiromitsu Suzuki
寛充 鈴木
Akihiko Kuroiwa
昭彦 黒岩
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Abstract

【課題】 同期切換に要する過渡期間を最短化し、確実に同期切換を行うことが可能な交流電動機の制御装置を提供する。
【解決手段】 交流電動機3を商用電源1で駆動開閉制御するための開閉器2と、出力がリアクトル4を介して前記開閉器2の出力側に接続されたインバータ5と、このインバータ5及び前記開閉器2を制御する制御部6と、前記リアクトル4の出力側の電圧を検出する電圧検出器8と、前記インバータ5から前記商用電源1へ駆動系を切換える条件を検出する同期切換検出器7とで構成し、前記制御部6は、前記同期切換検出器7からの信号に従い前記開閉器2へ閉指令を出力したあと、前記電圧検出器8によって検出された電圧の変化量が所定値以上になったとき、前記インバータ5の出力を遮断するようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、定周波数電源による交流電動機の駆動と周波数変換器による交流電動機の駆動とを選択的に切換えることが可能な交流電動機の制御装置に関する。
一般に、インバータなどの周波数変換器で交流電動機を駆動する場合、商用電源あるいは非常用の定周波数電源からも選択的に切換えて駆動できるようにシステムを構成する場合が多い。これは、インバータの保守のため、あるいはインバータで可変速駆動するより定周波数電源から直接駆動した方がシステム効率が良くなる運転モードに対応するためなどのニーズによるものである。
このように、インバータ駆動から商用電源駆動に運転を切換えたり、逆に商用電源駆動からインバータ駆動に運転を切換えたりする場合、切換時の過渡現象によって突入電流が過大となったり、また電動機の速度が低下してしまったりする問題があった。
このような問題を解決するため、駆動系の切換時に、商用電源の周波数及び位相にインバータの出力を同期させ、この同期検出信号で切換を行う交流電動機の制御装置が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
特開平6−83989号公報(第4−5頁、図4)
しかしながら、特許文献1に示された交流電動機の制御装置では、インバータが電流形インバータの場合には問題がなかったが、近年多用されるようになってきた、電圧形インバータの場合はその適用が困難であった。この理由を以下に述べる。
交流電動機への電力の供給をインバータから商用電源へ切換える場合や、逆に商用電源からインバータへ切換える場合は、前述の通り商用電源とインバータの電圧位相、電圧振幅、電圧周波数とを一致させる必要がある。これらが一致しない場合は、商用電源とインバータが持つインピーダンスと電圧差で決まる電流が流れてしまう。電流形インバータでは、インバータの持つインピーダンスが大きいため、商用電源とインバータの電圧位相、電圧振幅、電圧周波数が完全に一致しなくとも、過度の電流が流れることは無かった。また、商用電源とインバータが並列駆動する期間も電流形インバータの場合は定電流源として動作するために、電流を一定に制御することができる。
一方、インバータが電圧形で構成された場合は、商用電源とインバータの電圧位相、電圧振幅、電圧周波数に僅かなずれが生じても、インバータの出力インピーダンスが小さいために、過大な電流が流れてしまい、保護動作により装置が停止するという問題が発生する。また、商用電源とインバータが並列駆動する期間も、電流は一定に制御されず、やはり過大な電流が流れ保護動作により装置が停止するという問題が発生する。
特に大容量の駆動系では、切換のための開閉器の主接点の動作が遅くなり、また開閉器の主接点の開/閉のアンサー信号が遅れるので、従来の技術では並列期間が長くなり、過電流が流れる恐れが増大する。
これを防止するために、電圧形インバータを適用する場合は、電圧形インバータの出力
に大容量のリアクトルを設ける必要が有り、装置の大型化やコストの上昇を来たした。
また、これを防止する他の方法として、商用電源から電圧形インバータまたは、その逆の切換時において、並列運転期間を設けずに、商用電源と電圧形インバータを共にオフして行なうことが考えられる。しかし、この場合は、切換時に交流電動機の速度が低下してしまうという別の問題が発生する。
本発明は上記問題点に鑑み為されたもので、その目的は、同期切換に要する過渡期間を最短化し、確実に同期切換を行うことが可能な交流電動機の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の発明の交流電動機の制御装置は、交流電動機を定周波数電源で駆動開閉制御するための開閉器と、出力がリアクトルを介して前記開閉器の出力側に接続された周波数変換器と、この周波数変換器及び前記開閉器を制御する制御部と、前記リアクトルの出力側の電圧を検出する電圧検出器と、前記周波数変換器から前記定周波数電源へ駆動系を切換える条件を検出する同期切換検出器とから構成され、前記制御部は、前記同期切換検出器からの信号に従い前記開閉器へ閉指令を出力したあと、前記電圧検出器によって検出された電圧の絶対値またはその変化量が所定値以上になったとき、前記周波数変換器の出力を遮断するようにしたことを特徴としている。
また、本発明の第2の発明は、交流電動機を定周波数電源で駆動開閉制御するための開閉器と、出力が前記開閉器の出力側に接続された周波数変換器と、この周波数変換器及び前記開閉器を制御する制御部と、前記周波数変換器の出力電流を検出する電流検出器と、前記周波数変換器から前記定周波数電源へ駆動系を切換える条件を検出する同期切換検出器とから構成され、前記制御部は、前記同期切換検出器からの信号に従い前記開閉器へ閉指令を出力したあと、前記電流検出器によって検出された電流の絶対値またはその変化量が所定値以上になったとき、前記周波数変換器の出力を遮断するようにしたことを特徴としている。
本発明によれば、周波数変換器から定周波数電源へ切換える時は並列運転時間を最短にし、また、定周波数電源から周波数変換器へ切換える時は、電源の瞬断時間を略ゼロにすることが可能になり、同期切換に要する過渡期間を最短化し、確実に同期切換を行うことが可能な交流電動機の制御装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
本発明の実施例1について図1乃至図3を参照して説明する。図1は本発明に係る交流電動機の制御装置の回路構成図である。
商用電源1は、開閉器2を介して交流電動機3を駆動する。インバータ5は出力側に設けたリアクトル4を介し、交流電動機3を駆動する。通常インバータ5は商用電源1からの入力によって動作するのが普通であるが、必ずしもそうとは限らない為、商用電源1との結線を図示していない。
リアクトル4の出力側に電圧検出器8を設けて電圧検出を行いこれを制御回路6の入力としている。制御回路6はインバータ5の運転を制御すると共に開閉器2の開閉制御指令
を出力する。また同期検出回路7は商用電源の周波数/位相と、インバータの周波数/位相の一致条件を検出し、同期切換のタイミング指令を制御回路6に与える。
図2は制御回路6のブロック構成図である。
電圧検出器8で検出された電圧検出信号を電圧変化量低下検出回路9へ入力する。電圧変化量低下検出回路9は、電圧検出信号をローパスフィルタ91に入力し、この出力と元の電圧検出信号の差分を取ることにより、信号内に含まれている変化量を抽出する。抽出された電圧の変化量をレベル変換器92へ入力する。レベル変換器92は入力信号の絶対値をとり、また平滑処理を行ってリプル量に応じた電圧変化レベル信号に変換する。この電圧変化レベル信号と予め設定された電圧変化量低下検出レベルを比較器93で比較し、電圧変化レベル信号が電圧変化量低下検出レベルより下回った場合に、インバータ運転信号をオフする。このインバータ運転信号をオフする条件として、図2の例では、電圧変化量低下検出レベルを比較器93の出力の電圧変化量低下検出と開閉器閉指令とのAND条件を論理積回路9でとり、この出力と開閉器閉指令とのOR条件を論理和回路10でとり、更に反転回路11で反転している。
以下、図2の動作を図3のタイムチャートを用いて更に詳細に説明する。
開閉器の主接点が開放した状態でインバータ駆動している場合、リアクトル4は交流電動機3の1次インピーダンスより小さく選定されているため、電圧検出信号はインバータ5の出力電圧波形と同等の波形となる。インバータ5は一般には半導体素子でスイッチング動作をさせているため、電圧リプルが多い波形となっている。図3の電圧検出信号の波形はPWM制御をしているときの一例である。
同期検出回路7によりインバータ駆動から商用電源駆動へ同期切換指令が発せられると、制御回路6は開閉器2に閉指令を出力する。開閉器2の主接点は機械的な動作で閉状態に移行するため、閉指令が出力されてから数10msから数100ms程度閉状態になるまで時間を要する。開閉器閉アンサー信号も主接点の状態をリミットスイッチ等で検出するため、更に数10ms程度の時間遅れが生じる。
一方、開閉器2の主接点が時刻toで閉じると、リアクトル4のインピーダンスが電源のインピーダンスより大きく選定されているため、電圧検出信号は商用電源1の出力と同等の波形となる。一般的に、商用電源の出力電圧波形は正弦波なので、前述した制御回路動作により、主接点が閉じたことを電圧変化量低下検出回路9で検出し、極めて短時間の遅れでインバータ5の出力を遮断する。
以上説明したように、本発明によれば、インバータから商用電源への駆動系の切換において、インバータと商用電源の並列運転期間を最小にすることが可能となる。
本発明の実施例2について図4乃至図6を参照して説明する。図4は、本発明の実施例2に係る交流電動機の制御装置の回路構成図である。
この実施例2の各部について、図1の実施例1に係る交流電動機の制御装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この実施例2が実施例1と異なる点は、図1の電圧検出器8に代えて、インバータ5の出力電流を検出する電流検出器13を設け、この出力を制御回路6Aの入力とするようにした点である。
制御回路6Aのブロック構成図を図5に示す。この実施例2の各部について、図2の実
施例1に係る交流電動機の制御装置の制御回路のブロック構成図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この実施例2が実施例1と異なる点は、図2の電圧変化量低下検出回路9に代え、電流検出器13で検出された電流検出信号を入力とする電流変化量上昇検出回路14を設けた点である。
電流検出器13で検出した電流検出信号を電流変化量上昇検出回路14へ入力する。電流変化量上昇検出回路14は電流検出信号をローパスフィルタ141に入力し、この出力と元の電流検出信号の差分を取ることにより,信号内に含まれている変化量を抽出する。抽出された電流の変化量をレベル変換器142へ入力する。レベル変換器142は入力信号の絶対値を取り、平滑処理を行ってリプル量に応じた電圧変化量レベル信号に変換する。この電圧変化量レベル信号と予め設定された電流変化量増加検出レベルを比較器143で比較し、電圧変化量レベル信号が電流変化量増加検出レベルより上回った場合に、インバータ運転信号をオフする。
以上説明した動作を図6のタイムチャートを用いて更に詳細に説明する。
開閉器2の主接点が開放した状態で、インバータ駆動している場合、リアクトル4と交流電動機の1次インピーダンスにより電流は平滑され、電流リプルは小さい値となる。
同期検出回路7によりインバータ5から商用電源1へ駆動系を切換える同期切換指令が発せられると、制御回路6Aは開閉器2に閉指令を出力する。時刻toで開閉器2の主接点が閉じると、リアクトル4と商用電源1のインピーダンスで決まる電流リプルが主接点を閉じる前の電流リプルに重畳され、電流リプルが増大する。
このようにして、図5に示した制御回路6Aの動作により、主接点が閉じたことを電流変化量増加で検出し、インバータ5の出力を遮断することにより、インバータ5から商用電源1への運転切換におけるインバータ5と商用電源1の並列運転期間を最小にすることが可能となる。
尚、図5に示した電流変化量上昇検出回路14は一例であり、単に電流検出値の絶対値が予め設定した検出レベルを超過したことを検出する方法によっても良い。
以上説明したように、インバータの出力電流を検出する方法によってもインバータから商用電源への駆動系の切換において、インバータと商用電源の並列運転期間を最小にすることが可能となる。
本発明の実施例3ついて図7及び図8を参照して説明する。図7は、本発明の実施例3に係る交流電動機の制御装置の回路構成図である。
この実施例3の各部について、図1の実施例1に係る交流電動機の制御装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この実施例3が実施例1と異なる点は、図1の電圧検出器8に代えて、インバータ5の出力電圧を検出する電圧検出器8Aを設け、この出力を制御回路6Bの入力とするようにした点である。
制御回路6Bのブロック構成図を図8に示す。この実施例3の各部について、図2の実施例1に係る交流電動機の制御装置の制御回路のブロック構成図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この実施例3が実施例1と異なる点は、図2の電圧変化量低下検出回路9に代え、電圧検出器8で検出された電圧検出信号を入力とする位相変化回路15を設けた点、またインバータ運転指令を出力する反転回路12を省いた点であ
る。
開閉器2が閉じた状態で交流電動機3が商用電源1により駆動されているとき、同期切換検出回路7の出力に応じて開閉器開指令を出力する。開閉器2の主接点が開いたとき、交流電動機3の電流が0に急変する。このとき、交流電動機3の端子電圧は、交流電動機3の1次インピーダンスドロップ成分が無くなるため、内部誘起電圧へと瞬間的に変化する。内部誘起電圧ベクトルと1次インピーダンスドロップ分の電圧ベクトルの合成が端子電圧ベクトルとなるので、1次インピーダンスドロップ分の電圧ベクトル分だけ交流電動機3の端子電圧の位相が急変する。この電圧位相の急変を位相変化検出回路15が以下に説明する動作によって検出し、インバータ5へ運転指令を出力する。このように構成することにより、開閉器2の主接点の開放と略同時にインバータ5へ運転を切換えることが可能になる。
以下位相変化検出回路15の動作を説明する。電圧検出器8Aで検出した電圧信号は3相dq変換器151に入力される。3相dq変換器151は、出力電圧ベクトルを位相基準θに基づいてq軸電圧とこれに直交するd軸電圧に分解する。このとき、出力電圧の位相と位相基準θの偏差を△θとすると、q軸にはVcos△θ、d軸にはVsin△θが出力される。一方、3相dq変換器151が出力するd軸成分が0となるように位相制御回路152は周波数fを調整する。この周波数fを積分器153で積分することにより上記位相基準θが得られる。
このように回路を構成することにより、位相急変が無い定常状態では、位相基準θと出力電圧位相は一致する。一方、開閉器2の主接点が開き、上述したように出力電圧位相が急変した場合、位相制御回路152と積分器153の遅れのため、位相急変直後にはd軸には位相急変した角度に相当するVsin△θが出力される。
以上の原理により、あらかじめ設定された位相変化検出レベルより3相dq変換器151のd軸出力が超過したことを比較器154で検出することが可能になる。
尚、本実施例では3相dq変換器151のq軸出力がVcos△θ,d軸出力がVsin△θの例で説明したが、各軸の成分を電圧振幅Vで除算したものを使用しても良い。
以上説明したように、インバータの出力電圧位相の変化量を検出する方法によっても、商用電源からインバータへの駆動系の切換における電源の瞬断時間を略ゼロにすることが可能となる。
本発明の実施例4について図9及び図10を参照して説明する。図9は、本発明の実施例4に係る交流電動機の制御装置の回路構成図である。
この実施例4の各部について、図7の実施例3に係る交流電動機の制御装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この実施例4が実施例3と異なる点は、制御回路6Bを制御回路6Cに変えた点である。
制御回路6Cのブロック構成図を図10に示す。この実施例4の各部について、図8の実施例3に係る交流電動機の制御装置の制御回路のブロック構成図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この実施例4が実施例3と異なる点は、図8の位相変化検出回路15に代え、電圧検出器8Aで検出された電圧検出信号を入力とする電圧変化検出回路16を設けた点である。
電圧検出器8Aで検出した電圧検出信号を整流器161に入力し、電圧振幅Vを得る。電圧振幅Vを微分回路162に入力し、電圧振幅Vの変化量を検出し、この変化量があらかじめ設定された電圧変化検出レベルを超過したか否かを比較器163で検出し、電圧変化検出レベルを超過したとき、インバータ運転指令をオンする。
開閉器2が閉じた状態で交流電動機3がインバータ5により駆動されているときに、同期検出回路7の検出結果により開閉器開指令を出力する。前述したように開閉器2の主接点が閉じた状態では、交流電動機3の端子電圧は、交流電動機3の1次インピーダンスドロップ成分と内部誘起電圧とのベクトル和で与えられるが、開閉器の主接点が開放すると1次インピーダンスドロップ分がなくなり、端子電圧がステップ状に低下する。この電圧の急変を上記回路で検出し、インバータ5に運転信号を出力することにより、開閉器2の主接点の開放と略同時に商用電源1からインバータ5へ駆動系を切替ることが可能となる。
以上説明したように、インバータの出力電圧の変化量を検出する方法によっても、商用電源からインバータへの駆動系の切換における電源の瞬断時間を略ゼロにすることが可能となる。
本発明の実施例5について図11を参照して説明する。図11は、本発明の実施例5に係る交流電動機の制御装置の回路構成図である。
この実施例5の各部について、図1の実施例1に係る交流電動機の制御装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この実施例5が実施例1と異なる点は、図1の電圧検出器8に代えて、開閉器2の両端の電圧を検出する電圧検出器8Cを設け、この出力を制御回路6Dの入力とするようにした点である。
交流電動機3の駆動をインバータ5から商用電源1へ切換える時、制御回路6Dは開閉器2へ閉指令を出力する。この結果開閉器2の主接点が閉じたことを電圧検出器8Cで検出した電圧リプルが所定値より低下したことにより検出し、インバータ5への運転指令をオフする。
開閉器2の主接点が開いている状態では、開閉器2の両端に印加される電圧は商用電源1とインバータ5が出力する電圧の差分である。通常は商用電源1の電圧は正弦波でインバータ5の出力電圧は、図3に示したようにPWM制御された矩形波となっているため、開閉器2の両端の電圧は非常に電圧リプルの大きい波形となる。同期切換検出回路7の同期検出による制御回路6Dからの指令により開閉器2の主接点が閉じると、電圧検出器8Cは略ゼロ電圧を検出するので、主接点の閉状態を高速に検出でき、同期切換時の商用電源1とインバータ5の並列運転期間を最短にすることができる。
また、逆に交流電動機3の駆動を商用電源1からインバータ5へ切換える時は、同様に同期切換検出回路7の同期検出により制御回路6Dは開閉器2へ開指令を出力し、開閉器2の主接点が開放したことを、電圧検出器8Cで検出した電圧が所定値以上になったことにより検出し、インバータ5への運転指令をオンにする。
このような構成及び動作により、インバータ5から商用電源1へ駆動系を切換える時は並列運転時間を最短にし、また逆に、商用電源1からインバータ5へ駆動系を切換える時は、電源の瞬断時間を略ゼロにすることが可能になる。
尚、上述の実施例2乃至実施例5においては、リアクトル4がある場合の例を示したが
、リアクトル4は必ずしも必要ではない。また、商用電源1で運転するとき、インバータ5を切り離すための開閉器を設けても良い。
本発明の実施例1の交流電動機の制御装置を示す回路構成図。 実施例1の交流電動機の制御装置の制御回路のブロック構成図。 本発明の実施例1の動作を説明するタイムチャート。 本発明の実施例2の交流電動機の制御装置を示す回路構成図。 実施例2の交流電動機の制御装置の制御回路のブロック構成図。 本発明の実施例2の動作を説明するタイムチャート。 本発明の実施例3の交流電動機の制御装置を示す回路構成図。 実施例3の交流電動機の制御装置の制御回路のブロック構成図。 本発明の実施例4の交流電動機の制御装置を示す回路構成図。 実施例4の交流電動機の制御装置の制御回路のブロック構成図。 本発明の実施例5の交流電動機の制御装置を示す回路構成図。
符号の説明
1 商用電源
2 開閉器
3 交流電動機
4 リアクトル
5 インバータ
6、6A、6B、6C、6D 制御回路
7 同期検出回路
8、8A、8B 電圧検出器
9 電圧変化量低下検出回路
91 ローパスフィルタ
92 レベル変換器
93 比較器
10 論理積回路
11 論理和回路
12 反転回路
13 電流検出器
14 電流変化量上昇検出回路
141 ローパスフィルタ
142 レベル変換器
143 比較器
15 位相変化検出回路
151 3相dq変換器
152 位相制御回路
153 積分器
154 比較器
16 電圧変化検出回路
161 整流器
162 微分回路
163 比較器

Claims (8)

  1. 交流電動機を定周波数電源で駆動開閉制御するための開閉器と、
    出力がリアクトルを介して前記開閉器の出力側に接続された周波数変換器と、
    この周波数変換器及び前記開閉器を制御する制御部と、
    前記リアクトルの出力側の電圧を検出する電圧検出器と、
    前記周波数変換器から前記定周波数電源へ駆動系を切換える条件を検出する同期切換検出器と
    から構成され、
    前記制御部は、
    前記同期切換検出器からの信号に従い前記開閉器へ閉指令を出力したあと、
    前記電圧検出器によって検出された電圧の変化量が所定値以上になったとき、
    前記周波数変換器の出力を遮断するようにしたことを特徴とする交流電動機の制御装置。
  2. 前記リアクトルのインピーダンスは、
    前記交流電動機の1次インピーダンスより小さく、
    且つ前記定周波数電源の出力インピーダンスより大きい値としたことを特徴とする請求項1に記載の交流電動機の制御装置。
  3. 交流電動機を定周波数電源で駆動開閉制御するための開閉器と、
    出力が前記開閉器の出力側に接続された周波数変換器と、
    この周波数変換器及び前記開閉器を制御する制御部と、
    前記周波数変換器の出力電流を検出する電流検出器と、
    前記周波数変換器から前記定周波数電源へ駆動系を切換える条件を検出する同期切換検出器と
    から構成され、
    前記制御部は、
    前記同期切換検出器からの信号に従い前記開閉器へ閉指令を出力したあと、
    前記電流検出器によって検出された電流の絶対値またはその変化量が所定値以上になったとき、
    前記周波数変換器の出力を遮断するようにしたことを特徴とする交流電動機の制御装置。
  4. 交流電動機を定周波数電源で駆動開閉制御するための開閉器と、
    出力が前記開閉器の出力側に接続された周波数変換器と、
    この周波数変換器及び前記開閉器を制御する制御部と、
    前記周波数変換器の出力電圧を検出する電圧検出器と、
    前記定周波数電源から前記周波数変換器へ駆動系を切換える条件を検出する同期切換検出器と
    から構成され、
    前記制御部は、
    前記同期切換検出器からの信号に従い前記開閉器へ開指令を出力したあと、
    前記電圧検出器が検出した電圧位相の変化量が所定値以上になったとき、
    前記周波数変換器の出力を開始するようにしたことを特徴とする交流電動機の制御装置。
  5. 前記電圧位相の検出は、
    前記出力電圧を、位相基準に基づいてq軸電圧とこれに直交するd軸電圧に分解し、
    前記d軸電圧が0となるように前記位相基準を制御したときの前記d軸電圧を検出して行うことを特徴とする請求項4に記載の交流電動機の制御装置。
  6. 交流電動機を定周波数電源で駆動開閉制御するための開閉器と、
    出力が前記開閉器の出力側に接続された周波数変換器と、
    この周波数変換器及び前記開閉器を制御する制御部と、
    前記周波数変換器の出力電圧を検出する電圧検出器と、
    前記定周波数電源から前記周波数変換器へ駆動系を切換える条件を検出する同期切換検出器と
    から構成され、
    前記制御部は、
    前記同期切換検出器からの信号に従い前記開閉器へ開指令を出力したあと、
    前記電圧検出器が検出した電圧の変化量が所定値以上になったとき、
    前記周波数変換器の出力を開始するようにしたことを特徴とする交流電動機の制御装置。
  7. 交流電動機を定周波数電源で駆動開閉制御するための開閉器と、
    出力が前記開閉器の出力側に接続された周波数変換器と、
    この周波数変換器及び前記開閉器を制御する制御部と、
    前記開閉器の両端の電圧を検出する電圧検出器と、
    前記周波数変換器から前記定周波数電源へ駆動系を切換える条件を検出する同期切換検出器と
    から構成され、
    前記制御部は、
    前記同期切換検出器からの信号に従い前記開閉器へ閉指令を出力したあと、
    前記電圧検出器が検出した電圧の絶対値またはその変化量が所定値以下になったとき、
    前記周波数変換器の出力を遮断するようにしたことを特徴とする交流電動機の制御装置。
  8. 交流電動機を定周波数電源で駆動開閉制御するための開閉器と、
    出力が前記開閉器の出力側に接続された周波数変換器と、
    この周波数変換器及び前記開閉器を制御する制御部と、
    前記開閉器の両端の電圧を検出する電圧検出器と、
    前記定周波数電源から前記周波数変換器へ駆動系を切換える条件を検出する同期切換検出器と
    から構成され、
    前記制御部は、
    前記同期切換検出器からの信号に従い前記開閉器へ開指令を出力したあと、
    前記電圧検出器が検出した電圧の絶対値またはその変化量が所定値以上になったとき、
    前記周波数変換器の出力を開始するようにしたことを特徴とする交流電動機の制御装置。
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