JP2005166084A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 光制御素子側に接着だまりを設け、光制御素子装着に係る接着強度を向上することによって、装着位置の経時変化、環境変化に伴うずれを防止し、高性能かつ長寿命の光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 光ピックアップ装置は、光源から出射される光の収差を補正する収差補正用液晶素子21と、収差補正用液晶素子21を支持する支持部材27とを含んで構成される。収差補正用液晶素子21は、対向して設けられて液晶セル22を構成する2枚の第1および第2透明基板23,24を備える。第1および第2透明基板23,24の周縁部には、外方に臨んで第1および第2基板凹所25,26がそれぞれ形成され、第1および第2透明基板23,24の第1および第2基板凹所25,26に臨む部分と支持部材27とが、接着剤によって接着される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光記録媒体に対する情報の記録、再生、消去に用いられる光ピックアップ装置に関する。
光ピックアップ装置は、たとえばコンパクトディスク(略称CD)、デジタルバーサタイルディスク(略称DVD)などの光記録媒体に対して情報を記録、再生、消去することに用いられている。光ピックアップ装置には、情報信号品質向上の要求に応じ、光記録媒体の傾きおよび厚さのばらつき等よって発生する収差を補正し、集光特性を向上させることを目的として補正素子を備えるものがある(たとえば、特許文献1参照)。
図10は、収差補正用液晶素子を備える従来の光ピックアップ装置1の構成を簡略化して示す配置側面図である。従来の光ピックアップ装置1は、たとえばCD、DVDの両方またはいずれか一方に、受発光一体型素子2を用いて情報を記録、再生、消去することができるように構成される。
以下従来の光ピックアップ装置1の動作について説明する。光を出射する光源と、光記録媒体10からの戻り光を受光する受光素子とが一体化されている受発光一体型素子2から出射された放射光は、ダイクロイックプリズム3を反射または透過し、コリメートレンズ4で平行光とされた後、立上ミラー5によって集光レンズ6に導かれるように反射される。立上ミラー5によって反射された光は、集光レンズ6へ入射する前に収差補正用液晶素子7を透過し、このときの液晶の複屈折を利用することによって、光記録媒体10の傾きおよび厚さのばらつき等によって発生する収差が補正される。収差補正用液晶素子7によって収差が補正された光は、駆動手段8によって駆動制御可能に設けられる支持部材9に、収差補正用液晶素子7とともに支持される集光レンズ6を通過することによって、平行光が収束光とされ、光記録媒体10上の一点に収束し反射される。
光記録媒体10による反射光は、再び集光レンズ6を通過して戻る際に平行光となり、立上ミラー5で反射され、コリメートレンズ4を通過し、ダイクロイックプリズム3で反射または透過されて往路と逆の順路で受発光一体型素子2に戻る。戻り光は、受発光一体型素子2の表面の回折格子2aで分光され受光素子に備わる受光部へ入射し、光信号から電気信号へと変換され、情報の再生、記録、消去およびサーボ信号として利用される。なお、光ピックアップ装置1において、光記録媒体10を除く前述の各部材は、ハウジング11の中に収容されている。
図11は、図10に示す光ピックアップ装置1における支持部材9に対する収差補正用液晶素子7の装着部を拡大して示す図である。従来の光ピックアップ装置1では、収差補正用液晶素子7の周縁部12が支持部材9の下端面13に当接し、収差補正用液晶素子7の端面14と支持部材9の下端面13とが、接着剤によって接着されている。
図10に例示するような光ピックアップ装置では、最近需要が非常に高まっている薄型ノートパソコンへの内蔵を可能にするために、DVDおよびCDの両方に対応する2つのレーザ光源を備える構成から、2種類の波長のレーザ光を1つのレーザ光源で出射可能にし、DVDおよびCDの両方に1つのレーザ光源で対応可能な構成を指向するようになり、一層の小型化が求められている。
また高開口率(Numerical Aperture;略称NA)のレンズと、波長の短い青色光とを用いる次世代光ディスク(Blu-ray Disc;略称BD)システムでは、光記録媒体の光透過保護層の厚み誤差によって発生する球面収差等を補正することが必須となっている。このように、小型化を迫られるにも関わらず、信号品質向上のために収差補正用液晶素子のような光学部材を必要とするので、各部材の装着に許されるスペースが小さくなる傾向にあり、各部材が装着される設置台なども小さくすることが求められている。
したがって、光ピックアップ装置への光学部品および液晶素子の装着に関しても、従来であれば接着剤を塗布するための箇所であって、接着面積を大きくするために凹所等が形成される部分(以後、接着だまりと呼ぶ)を設けることに対して制限を受けることがなかったハウジングおよび光学部品設置台においても、小型化への対応の結果、接着だまりを設けることによって強度低下の問題などが発生するので、接着だまりを設けることに制限を受けるようになる。
光を透過、反射させて用いる液晶素子等の光制御素子には高い精度が求められており、たとえばBDシステムにおいては、現状光制御素子の装着部分を設けることが困難になるほどの小型化を要求されていないので、光制御素子の精度を優先し、光制御素子側に接着部分を設けることによって性能を劣化させてしまう危険をおかしてまで、光制御素子側に接着だまりを設ける必要性に迫られてはいない。しかしながら、さらなる小型化の要求に迫られて、光制御素子側に接着だまりを設けざるを得なくなるのは時間の問題である。
近年、光学部品製造技術および加工技術が格段に進歩しているので、光制御素子側に接着だまり等を設けることは技術的に充分可能であり、また、光制御素子は使用されるレーザによって全ての部分を使用しているわけではなく、未使用部分も存在しているので、その未使用部分については加工可能であるにも関わらず、光制御素子側に接着だまりを設けることについては未だ試みられていない。
特開2000−285504号公報
本発明の目的は、光制御素子側に接着だまりを設け、光制御素子装着に係る接着強度を向上することによって、装着位置の経時変化、環境変化に伴うずれを防止し、高性能かつ長寿命の光ピックアップ装置を提供することである。
本発明は、光を出射する光源と、光源から出射される光を光記録媒体に集光する集光レンズと、光源から出射される光の収差を補正する収差補正用液晶素子と、収差補正用液晶素子を支持する支持部材とを含む光ピックアップ装置において、
収差補正用液晶素子は、対向して設けられて液晶セルを構成する2枚の透明基板を備え、
透明基板の周縁部には、外方に臨んで基板凹所が形成され、
透明基板の基板凹所に臨む部分と支持部材とが、接着剤によって接着されることを特徴とする光ピックアップ装置である。
また本発明は、支持部材には、収差補正用液晶素子を臨んで支持部材凹所が形成され、
収差補正用液晶素子の透明基板の基板凹所に臨む部分と支持部材の支持部材凹所に臨む部分とが、接着剤によって接着されることを特徴とする。
また本発明は、収差補正用液晶素子に備わる2枚の透明基板のうち、支持部材に当接する側の反対側に配置される透明基板には、
基板凹所の内寄りに、透明基板の表面から立上るようにしきり部が形成されることを特徴とする。
また本発明は、収差補正用液晶素子の透明基板には、基板凹所が複数個形成され、1つの基板凹所の形状が、残余の基板凹所の形状と異なるように形成されることを特徴とする。
また本発明は、収差補正用液晶素子の透明基板には、基板凹所が少なくとも3個以上形成され、
少なくとも3個以上形成される基板凹所が、収差補正用液晶素子に関して線対称、かつ放射状に配置されることを特徴とする。
また本発明は、光を出射する光源と、光源から出射される光を光記録媒体に集光する集光レンズと、光源から出射される光の収差を補正する収差補正用液晶素子と、収差補正用液晶素子を支持する支持部材とを含む光ピックアップ装置において、
収差補正用液晶素子は、対向して設けられて液晶セルを構成する2枚の透明基板を備え、
2枚の透明基板のうち、支持部材を臨んで設けられる透明基板には透明基板から突出するように係合突起が形成され、
支持部材には、収差補正用液晶素子を臨んで係合凹所が形成され、
透明基板の係合突起と支持部材の係合凹所とが係合されるとともに、透明基板の係合突起と支持部材の係合凹所に臨む部分とが接着剤によって接着されることを特徴とする光ピックアップ装置である。
また本発明は、収差補正用液晶素子の液晶セルを構成する2枚の透明基板のうち、一方の透明基板がレンズ状に形成されるレンズ部を備えて集光レンズを構成することによって、集光レンズと収差補正用液晶素子とが一体化されることを特徴とする。
また本発明は、収差補正用液晶素子は、平面形状が円形になるように形成されることを特徴とする。
また本発明は、光を出射する光源と、光源から出射される光を光記録媒体に集光する集光レンズと、光源から出射される光の収差を補正する収差補正用液晶素子と、収差補正用液晶素子を支持する支持部材とを含む光ピックアップ装置において、
収差補正用液晶素子は、対向して設けられて液晶セルを構成する2枚の透明基板を備え、
透明基板の周縁付近には、透明基板を厚み方向に貫通する接着孔が形成され、
支持部材には、透明基板の接着孔に対応する位置に支持部材凹所が形成され、
透明基板の接着孔に臨む部分と支持部材の支持部材凹所に臨む部分とが、接着剤によって、接着されることを特徴とする光ピックアップ装置である。
また本発明は、光を出射する光源と、光源から出射される光を光記録媒体に集光する集光レンズと、光源から出射される光の収差を補正する収差補正用液晶素子と、収差補正用液晶素子を支持する支持部材とを含む光ピックアップ装置において、
支持部材には、嵌合凹所が形成され、
収差補正用液晶素子は、支持部材の嵌合凹所に挿入されて嵌合されることによって支持されることを特徴とする光ピックアップ装置である。
また本発明は、収差補正用液晶素子には、収差補正用液晶素子に電力を供給する複数のフレキシブル配線シートが接続され、
フレキシブル配線シートは、収差補正用液晶素子に関して線対称に配置されることを特徴とする。
また本発明は、フレキシブル配線シートが、波形の形状を有することを特徴とする。
また本発明は、前記いずれかの光ピックアップ装置を搭載することを特徴とする電子機器である。
本発明によれば、収差補正用液晶素子の液晶セルを構成する透明基板には基板凹所が形成され、透明基板の基板凹所に臨む部分と支持部材とが接着剤によって接着されるので、基板凹所形成部分の接着面積が増大し、収差補正用液晶素子の支持部材に対する接着強度を大きくすることができる。このことによって、収差補正用液晶素子の支持部材に対する装着位置の経年変化および温度変化が抑制されるので、情報信号の高品質化および装置の長寿命化が実現される。
また本発明によれば、支持部材にも支持部材凹所が形成されるので、収差補正用液晶素子の支持部材に対する接着強度を一層増すことができる。
また本発明によれば、収差補正用液晶素子の透明基板には、基板凹所の内寄りに、透明基板の表面から立上るようにしきり部が形成されるので、接着作業時に誤って収差補正用液晶素子の有効仕様領域、すなわち光の収差補正に用いられる領域に接着剤が付着することを防止できる。
また本発明によれば、透明基板には、基板凹所が複数個形成され、1つの基板凹所の形状が、残余の基板凹所の形状と異なるように形成されるので、1つの基板凹所を、収差補正用液晶素子の位置決めに際して、基準指標とすることができる。このことによって、収差補正用液晶素子を装置本体に組立装着およびその位置決めを容易に行うことができる。
また本発明によれば、収差補正用液晶素子の透明基板には、基板凹所が少なくとも3個以上形成され、少なくとも3個以上形成される基板凹所が、収差補正用液晶素子に関して線対称、かつ放射状に配置される。このことによって、基板凹所に塗布される接着剤が固化する際の収縮応力が、収差補正用液晶素子の透明基板に対して等方向に作用するので、透明基板が偏った方向にひずむことを防止できる。
また本発明によれば、収差補正用液晶素子に備わる2枚の透明基板のうち、一方には支持部材を臨んで係合突起が形成され、支持部材には、収差補正用液晶素子を臨んで係合凹所が形成され、係合突起と係合凹所とが係合され、係合部分が接着剤によって接着されるので、収差補正用液晶素子の支持部材に対する装着が容易になる。
また本発明によれば、収差補正用液晶素子の液晶セルを構成する2枚の透明基板のうち、一方の透明基板がレンズ状に形成されるレンズ部を備えて集光レンズを構成することによって、集光レンズと収差補正用液晶素子とが一体化されるので、1つの収差補正用液晶素子でレーザ光の収差補正と集光とを行うことが可能となる。このことによって、光ピックアップ装置の光学部品点数を減らすことができるので、装置の小型化を実現することができる。
また本発明によれば、収差補正用液晶素子が円形になるように形成されるので、収差補正用液晶素子を容易に回転させることが可能になる。このことによって、液晶セルを構成する2枚の透明基板の有する複屈折の影響が、レーザ光の偏光方向に対して最も影響の少なくなるように、収差補正用液晶素子を回転させて位置調整することができる。
また本発明によれば、収差補正用液晶素子の透明基板の周縁付近には、透明基板を厚み方向に貫通する接着孔が形成され、支持部材には、透明基板の接着孔に対応する位置に支持部材凹所が形成され、透明基板の接着孔に臨む部分と支持部材の支持部材凹所に臨む部分とが、接着剤によって、接着される。このことによって、支持部材に接着だまりを形成する設計余裕が無い場合においても、収差補正用液晶素子を支持部材に設置することが可能になるので、光ピックアップ装置の小型化を実現することができる。
また本発明によれば、支持部材には、嵌合凹所が形成され、収差補正用液晶素子が、支持部材の嵌合凹所に挿入されて嵌合されることによって支持される。このことによって、収差補正用液晶素子を支持部材に装着するに際して、位置決めを容易にすることができる。また、この嵌合凹所に挿入された収差補正用液晶素子の接着において、収差補正用液晶素子の端面を全て接着することが可能になるので、充分な接着強度を得ることができる。
また本発明によれば、収差補正用液晶素子に接続される複数のフレキシブル配線シートは、収差補正用液晶素子に関して線対称に配置され、また好ましくはフレキシブル配線シートの形状が波形に形成される。このことによって、収差補正用液晶素子を支持する支持部材に負荷される力のバランスが保たれ、また形状を波形にすることによって支持部材に設けられるサーボ機構にかかる負担を軽減することができるので、サーボ機構の動作を安定させることが可能となる。
また本発明によれば、電子機器は、前述の効果を奏する光ピックアップ装置を搭載するので、情報信号品質に優れ、長寿命化が実現される。
図1は、本発明の実施の一形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子21と支持部材27との接着部分を示す断面図である。本発明の実施の一形態である光ピックアップ装置は、光を出射する光源と、光源から出射される光を光記録媒体に集光する集光レンズと、光源から出射される光の収差を補正する収差補正用液晶素子21と、収差補正用液晶素子21を支持する支持部材27とを含み、前述の図10に示す光ピックアップ装置と同一に構成されるので、構成の図示および説明を省略する。
本発明の光ピックアップ装置は、光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子21が、対向して設けられて液晶セル22を構成する2枚の第1および第2透明基板23,24を備え、第1および第2透明基板23,24のそれぞれの周縁部には、外方に臨んで第1および第2基板凹所25,26がそれぞれ形成され、第1および第2透明基板23,24の第1および第2基板凹所25,26に臨む部分と支持部材27とが、接着剤28によって接着されることを特徴とする。
収差補正用液晶素子21は、2枚の第1および第2透明基板23,24によって形成される間隙に液晶29が充填されて構成される液晶セル22を含む。収差補正用液晶素子21は、後述するフレキシブル配線シートなどを介して、外部から電力が液晶セル22に供給されることによって液晶29の分子が回転動作し、その回転による光の複屈折などを利用して収差を補正する。
第1および第2透明基板23,24は、たとえば透明ガラスまたは透明樹脂などから成り、それぞれの周縁部に外方に臨んで形成される第1および第2基板凹所25,26が、前述の接着だまりを構成する。
支持部材27は、たとえば硬質の樹脂または金属などから成る部材であり、本実施の形態では、収差補正用液晶素子21を支持するとともに、光記録媒体寄りに集光レンズも支持し、支持部材27と収差補正用液晶素子21および集光レンズとで一体化された部材を構成する。
第1透明基板23の一端部付近の支持部材を臨む面30と、支持部材27の第1透明基板23を臨む端面31とが当接され、第1および第2透明基板23,24の第1および第2基板凹所25,26と、支持部材27の端面31とに接着剤28が塗布されて、収差補正用液晶素子21が支持部材27に対して接着固定される。
このように収差補正用液晶素子21の側に接着だまりである第1および第2基板凹所25,26を設けることによって、接着面積を増大させることができるので、接着強度を増すことが可能となる。このことによって、収差補正用液晶素子21の支持部材27に対する装着位置の経年変化および温度変化が抑制されるので、情報信号の高品質化および装置の長寿命化が実現される。
図2は、本発明の実施の第2形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子41と支持部材42との接着部分を拡大して示す断面図である。本実施の形態の光ピックアップ装置は、実施の第1形態の光ピックアップ装置に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の光ピックアップ装置における支持部材42には、収差補正用液晶素子41を臨んで支持部材凹所43が形成され、収差補正用液晶素子41の第1および第2透明基板23,44の第1および第2基板凹所25,26に臨む部分と支持部材42の支持部材凹所43に臨む部分とが、接着剤28によって接着される。また収差補正用液晶素子41に備わる2枚の第1および第2透明基板23,44のうち、支持部材42に当接する側の反対側に配置される第2透明基板44には、第2基板凹所26の内寄りに、第2透明基板44の表面45から立上るようにしきり部46が形成される。なお第1および第2透明基板23,44と、第1および第2透明基板23,44によって形成される間隙に充填される液晶29とが、液晶セル47を構成する。
しきり部46は、第2基板凹所26の内寄りにかつ第2透明基板44の周縁に沿って、その内方に領域を画するように形成されることが好ましい。このようにしきり部46が形成されることによって、たとえば接着部に接着剤を誤って多量に塗布したような場合でも、しきり部46が、収差補正用液晶素子41の中央部へ向って接着剤が流動することを、阻止するので、収差補正用液晶素子41の有効仕様領域、すなわち光の収差補正に用いられる領域に接着剤が付着することを防止できる。また支持部材42側にも、接着だまりである支持部材凹所43を形成することによって、収差補正用液晶素子41の支持部材42に対する接着強度を一層増すことができるようになる。
図3は、本発明の実施の第3形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子51と支持部材52との接着部分を示す断面図である。本実施の形態の光ピックアップ装置において注目すべき点は、以下のことである。収差補正用液晶素子51は、対向して設けられて液晶セル53を構成する2枚の第1および第2透明基板54,55を備え、2枚の第1および第2透明基板54,55のうち、支持部材52を臨んで設けられる第1透明基板54には、第1透明基板54から突出するように係合突起56が形成される。支持部材52には、収差補正用液晶素子51を臨んで係合凹所57が形成され、第1透明基板54の係合突起56と支持部材52の係合凹所57とが係合されるとともに、第1透明基板54の係合突起56と支持部材52の係合凹所57に臨む部分とが、接着剤28によって接着される。
このように、係合突起56と係合凹所57とを係合し、第1透明基板54の係合突起56と支持部材52の係合凹所57に臨む部分とを接着固定することによって、収差補正用液晶素子51の支持部材52に対する装着が容易になるとともに、接着強度を増大させることができる。
なお、第1透明基板54の係合突起56と支持部材52の係合凹所57とを係合する場合、収差補正用液晶素子51の支持部材52に対する固定方法としては、接着に代えて溶着方法を用いることも可能である。
図4は、本発明の実施の第4形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子61と支持部材62との接着部分を示す断面図である。本実施の形態の光ピックアップ装置は、実施の第1形態の光ピックアップ装置に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の光ピックアップ装置において注目すべきは、収差補正用液晶素子61の液晶セル63を構成する2枚の第1および第2透明基板64,24のうち、第1透明基板64がレンズ状に形成されるレンズ部64aを備えて集光レンズを構成し、集光レンズと収差補正用液晶素子61とが一体化されることである。したがって、本実施の形態の光ピックアップ装置では、第1透明基板64に形成されるレンズ部64aが、光源から出射され、収差補正用液晶素子61で収差の補正された光を光記録媒体に集光させるので、支持部材62の光記録媒体寄りに、別部材として集光レンズを設ける必要がない。
このように、集光レンズと収差補正用液晶素子61とが一体化され、1つの収差補正用液晶素子61でレーザ光の収差補正と集光とを行うことが可能になり、光ピックアップ装置の光学部品点数を減らすことができるので、装置の小型化を実現することができる。
なお、第2透明基板24には、フレキシブル配線シート65が接続される。フレキシブル配線シート65は、たとえば可撓性を有する樹脂フィルムなどの上に銅配線をプリントしたものであり、電源と収差補正用液晶素子61とを電気的に接続し、電源から収差補正用液晶素子61に電力を供給する。
図5は、本発明の実施の第5形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子71と支持部材72との接着部分を示す底面図である。本実施の形態の光ピックアップ装置における収差補正用液晶素子71は、平面(底面)形状が円形になるように形成され、収差補正用液晶素子71の第1および第2透明基板73(第1透明基板は不図示)には、複数(本実施の形態では6個)の基板凹所(以後、第11〜第16基板凹所と呼ぶ)74a,74b,74c,74d,74e,74fが形成される。
第11〜第16基板凹所74a,74b,74c,74d,74e,74fは、円形に形成される収差補正用液晶素子71の軸線75に対して直交する仮想線76に関して線対称、かつ軸線75を中心にして放射状に配置されることを特徴とする。また第11基板凹所74aの形状が、残余の第12〜第16基板凹所74b,74c,74d,74e,74fの形状と異なるように形成される。本実施の形態では、第11基板凹所74aが、平面図上で略台形状に形成され、第12〜第16基板凹所74b,74c,74d,74e,74fが、平面図上で略半円形状に形成される。
このように収差補正用液晶素子71を円形に形成することによって、収差補正用液晶素子71を容易に回転させることが可能になる。このことによって、液晶セルを構成する2枚の透明基板の有する複屈折の影響が、レーザ光の偏光方向に対して最も影響の少なくなるように、収差補正用液晶素子71を回転させて位置調整することができる。また第11基板凹所74aの形状を、残余の第12〜第16基板凹所74b,74c,74d,74e,74fの形状と異なるように形成することによって、第11基板凹所74aを、収差補正用液晶素子71の位置決めに際して、基準指標とすることができるので、収差補正用液晶素子71の装置本体への組立装着およびその位置決めを容易に行うことができる。
さらに第11〜第16基板凹所74a,74b,74c,74d,74e,74fが、収差補正用液晶素子71の軸線75に直交する仮想線76に関して線対称、かつ軸線75を中心として放射状に配置されるので、第11〜第16基板凹所74a,74b,74c,74d,74e,74fにそれぞれ塗布される接着剤77a,77b,77c,77d,77e,77fが固化する際の収縮応力が、収差補正用液晶素子71の第1および第2透明基板73(第1透明基板は不図示)に対して等方向に引張応力として作用するので、第1および第2透明基板73が偏った方向にひずむことを防止できる。
参考までに、図6に、本発明範囲外の収差補正用液晶素子7と支持部材9との接着状態を底面図にて示す。本発明範囲外の光ピックアップ装置における収差補正用液晶素子7と支持部材9との接着においては、接着剤15a,15bが、平面図上で長方形に形成される収差補正用液晶素子7の軸線16に直交する仮想線17に関して単に線対称になるような配置で2箇所に、収差補正用液晶素子7と支持部材9とに接するように塗布される。この光ピックアップ装置では、接着剤15a,15bの固化時、図6中のx方向に平行であって、矢符18,19に示す方向に接着剤の固化収縮に起因する収縮応力が作用するので、収差補正用液晶素子7には、図6中のx方向に引張応力が作用し、図6中のy方向には圧縮応力が作用する。したがって、収差補正用液晶素子7は、x方向に伸び、y方向に縮む異方性の変形挙動を示す。収差補正用液晶素子7が、異方性の変形挙動を起こすと、電圧印加時の液晶分子の動作状態が変形前と異なるようになるので、設計時において想定している所望の収差補正を実現することができなくなる。
これに対して前述の本発明のように、収差補正用液晶素子71が等方性の変形挙動を起こす場合、変形前後における電圧印加時の液晶分子の動作状態にほとんど差異が無いので、所望の収差補正を実現することができる。
図7は、本発明の実施の第6形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子81と支持部材82との接着部分を示す図である。図7(a)には、z方向の上方から見た平面図を示し、図7(b)には、側面図を示す。
本実施の形態の支持部材82は、外形が直方体形状に形成される。支持部材82には、厚み方向に貫通するレンズ装着孔83が形成され、レンズ装着孔83の光記録媒体寄りには、集光レンズ84が装着される。また支持部材82には、レンズ装着孔83の延びる方向に対して直交する方向に延びて嵌合凹所85が形成される。嵌合凹所85は、支持部材82の内部を厚みの薄い直方体形状に刳り貫いて形成される。嵌合凹所85は、支持部材82をレンズ装着孔83に直交する方向に貫通して形成されてもよく、凹所底面86を有するように形成されてもよい。ただし、凹所底面86を有するように形成される場合、収差補正用液晶素子81に接続されるフレキシブル配線シート65が挿通することができるように、凹所底面86に貫通孔87が形成される。
収差補正用液晶素子81は、支持部材82に形成される嵌合凹所85に挿入されて嵌合されることによって支持される。このように、収差補正用液晶素子81を支持部材82に装着するに際し、収差補正用液晶素子81を、支持部材82の嵌合凹所85に挿入させて嵌合するだけでよいので、位置決めを容易にすることができる。また、支持部材82に嵌合された収差補正用液晶素子81の外方に臨む端面88の全体に接着剤28を塗布し、接着固定することができるので、充分な接着強度を得ることができる。
図8は、本発明の実施の第7形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子91と支持部材92との接着部分を示す図である。図8(a)には、断面図を示し、図8(b)には、z方向の下方から見た底面図を示す。
本実施の形態の光ピックアップ装置における収差補正用液晶素子91は、対向して設けられて液晶セル93を構成する2枚の第1および第2透明基板94,95を備え、第1および第2透明基板94,95の周縁付近には、第1および第2透明基板94,95を厚み方向に貫通する複数の接着孔(本実施の形態では、一方の側にそれぞれ3個)が形成される。
第1透明基板94に形成される3個の装着孔を、第11〜第13装着孔96a,96b,96cと呼び、第2透明基板95に形成される3個の装着孔を、第21〜第23装着孔97a,97b,97cと呼ぶ。なお、液晶セル93の第1透明基板94と第2透明基板95との間には、液晶29が充填される。
支持部材92には、第1および第2透明基板94,95の第11〜第13装着孔96a,96b,96cおよび第21〜第23装着孔97a,97b,97cに対応する位置にここでは3個の第1〜第3支持部材凹所(第1および第3支持部材凹所は不図示であり、第2支持部材凹所99bのみ図示)が形成される。3個の第1〜第3支持部材凹所99bと、第11〜第13装着孔96a,96b,96cおよび第21〜第23装着孔97a,97b,97cとを、それぞれ位置合わせした後、該凹所と該装着孔とに接着剤28を流入塗布する。このようにして、第1および第2透明基板94,95の第11〜第13装着孔96a,96b,96cおよび第21〜第23装着孔97a,97b,97cに臨む部分と、支持部材92の第1〜第3支持部材凹所99bに臨む部分とが、接着剤によって接着され、収差補正用液晶素子91が支持部材92に接着固定される。
このことによって、支持部材92に接着だまりを形成する設計余裕が無い場合においても、収差補正用液晶素子91を支持部材92に設置することが可能になるので、光ピックアップ装置の小型化を実現することができる。
図9は、本発明の実施の第8形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子21と支持部材27との接着部分を示す底面図である。本実施の形態の光ピックアップ装置は、実施の第1形態の光ピックアップ装置に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の光ピックアップ装置において注目すべきは、収差補正用液晶素子21に、収差補正用液晶素子21に電力を供給する複数のフレキシブル配線シート101(本実施の形態では第1〜第4の4つ)が接続され、4つの第1〜第4フレキシブル配線シート101a,101b,101c,101dは、波形の形状を有し、収差補正用液晶素子21に関して線対称に配置されることである。
第1〜第4フレキシブル配線シート101a,101b,101c,101dが、波形、いわゆるコルゲートされた状態のものが設けられるので、第1〜第4フレキシブル配線シート101a,101b,101c,101dを介して収差補正用液晶素子21に応力が負荷されるとき、第1〜第4フレキシブル配線シート101a,101b,101c,101dのコルゲート部分が伸縮することによって、負荷される応力を緩和することができる。また第1〜第4フレキシブル配線シート101a,101b,101c,101dが、収差補正用液晶素子21の軸線102に直交する仮想線103に関して線対称、すなわち第1および第2フレキシブル配線シート101a,101bと、第4および第3フレキシブル配線シート101d,101cとが、仮想線103に関して対称になるように設けられるので、収差補正用液晶素子21を支持する支持部材27に負荷される力のバランスが保たれる。このことによって、収差補正用液晶素子21が接着支持される支持部材27に設けられるサーボ機構にかかる負担を軽減することができるので、サーボ機構の動作を安定させることが可能となる。
前述の実施の第1〜第8形態の各光ピックアップ装置は、CD、DVDなどの光記録媒体を使用する情報記録再生装置のような電子機器に搭載することができる。本発明の各形態の光ピックアップ装置を搭載する電子機器は、支持部材に対する収差補正用液晶素子の接着強度に優れ、収差補正用液晶素子の接着固定位置が、温度変化および経年変化によってずれを生じにくいので、情報信号品質に優れ、長寿命化が実現される。
本発明の実施の一形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子21と支持部材27との接着部分を示す断面図である。 本発明の実施の第2形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子41と支持部材42との接着部分を示す断面図である。 本発明の実施の第3形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子51と支持部材52との接着部分を示す断面図である。 本発明の実施の第4形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子61と支持部材62との接着部分を示す断面図である。 本発明の実施の第5形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子71と支持部材72との接着部分を示す底面図である。 本発明範囲外の収差補正用液晶素子7と支持部材9との接着状態を示す底面図である。 本発明の実施の第6形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子81と支持部材82との接着部分を示す図である。 本発明の実施の第7形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子91と支持部材92との接着部分を示す図である。 本発明の実施の第8形態である光ピックアップ装置に備わる収差補正用液晶素子21と支持部材27との接着部分を示す底面図である。 収差補正用液晶素子を備える従来の光ピックアップ装置1の構成を簡略化して示す配置側面図である。 図10に示す光ピックアップ装置1における支持部材9に対する収差補正用液晶素子7の装着部を拡大して示す図である。
符号の説明
21,41,51,61,71,81,91 収差補正用液晶素子
22,47,53,63,93 液晶セル
23,54,64,94 第1透明基板
24,44,55,73,95 第2透明基板
25 第1基板凹所
26 第2基板凹所
27,42,52,62,72,82,92 支持部材
28,77 接着剤
29 液晶
43,99 支持部材凹所
46 しきり部
65,101 フレキシブル配線シート
74 基板凹所
83 レンズ装着孔
84 集光レンズ
85 嵌合凹所
96,97 装着孔

Claims (13)

  1. 光を出射する光源と、光源から出射される光を光記録媒体に集光する集光レンズと、光源から出射される光の収差を補正する収差補正用液晶素子と、収差補正用液晶素子を支持する支持部材とを含む光ピックアップ装置において、
    収差補正用液晶素子は、対向して設けられて液晶セルを構成する2枚の透明基板を備え、
    透明基板の周縁部には、外方に臨んで基板凹所が形成され、
    透明基板の基板凹所に臨む部分と支持部材とが、接着剤によって接着されることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 支持部材には、収差補正用液晶素子を臨んで支持部材凹所が形成され、
    収差補正用液晶素子の透明基板の基板凹所に臨む部分と支持部材の支持部材凹所に臨む部分とが、接着剤によって接着されることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 収差補正用液晶素子に備わる2枚の透明基板のうち、支持部材に当接する側の反対側に配置される透明基板には、
    基板凹所の内寄りに、透明基板の表面から立上るようにしきり部が形成されることを特徴とする請求項1または2記載の光ピックアップ装置。
  4. 収差補正用液晶素子の透明基板には、基板凹所が複数個形成され、1つの基板凹所の形状が、残余の基板凹所の形状と異なるように形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
  5. 収差補正用液晶素子の透明基板には、基板凹所が少なくとも3個以上形成され、
    少なくとも3個以上形成される基板凹所が、収差補正用液晶素子に関して線対称、かつ放射状に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
  6. 光を出射する光源と、光源から出射される光を光記録媒体に集光する集光レンズと、光源から出射される光の収差を補正する収差補正用液晶素子と、収差補正用液晶素子を支持する支持部材とを含む光ピックアップ装置において、
    収差補正用液晶素子は、対向して設けられて液晶セルを構成する2枚の透明基板を備え、
    2枚の透明基板のうち、支持部材を臨んで設けられる透明基板には透明基板から突出するように係合突起が形成され、
    支持部材には、収差補正用液晶素子を臨んで係合凹所が形成され、
    透明基板の係合突起と支持部材の係合凹所とが係合されるとともに、透明基板の係合突起と支持部材の係合凹所に臨む部分とが接着剤によって接着されることを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 収差補正用液晶素子の液晶セルを構成する2枚の透明基板のうち、一方の透明基板がレンズ状に形成されるレンズ部を備えて集光レンズを構成することによって、集光レンズと収差補正用液晶素子とが一体化されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
  8. 収差補正用液晶素子は、
    平面形状が円形になるように形成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
  9. 光を出射する光源と、光源から出射される光を光記録媒体に集光する集光レンズと、光源から出射される光の収差を補正する収差補正用液晶素子と、収差補正用液晶素子を支持する支持部材とを含む光ピックアップ装置において、
    収差補正用液晶素子は、対向して設けられて液晶セルを構成する2枚の透明基板を備え、
    透明基板の周縁付近には、透明基板を厚み方向に貫通する接着孔が形成され、
    支持部材には、透明基板の接着孔に対応する位置に支持部材凹所が形成され、
    透明基板の接着孔に臨む部分と支持部材の支持部材凹所に臨む部分とが、接着剤によって、接着されることを特徴とする光ピックアップ装置。
  10. 光を出射する光源と、光源から出射される光を光記録媒体に集光する集光レンズと、光源から出射される光の収差を補正する収差補正用液晶素子と、収差補正用液晶素子を支持する支持部材とを含む光ピックアップ装置において、
    支持部材には、嵌合凹所が形成され、
    収差補正用液晶素子は、支持部材の嵌合凹所に挿入されて嵌合されることによって支持されることを特徴とする光ピックアップ装置。
  11. 収差補正用液晶素子には、収差補正用液晶素子に電力を供給する複数のフレキシブル配線シートが接続され、
    フレキシブル配線シートは、収差補正用液晶素子に関して線対称に配置されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の光ピックアップ装置。
  12. フレキシブル配線シートが、波形の形状を有することを特徴とする請求項11記載の光ピックアップ装置。
  13. 前記請求項1〜12のいずれか1つに記載の光ピックアップ装置を搭載することを特徴とする電子機器。
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