JP2005165886A - 検査情報分析システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 患者に対する検査の判断、治療の方針、検査値の解釈や詳細な検査の方法、妥当性及び正確性の確認等を支援し、医療の進行を補助する。
【解決手段】 検査委託業者側に検査依頼受付サーバ101、検査結果分析サーバ102、検査結果公開サーバ103、検査結果保存サーバ104を設置し、ネットワーク400を介してA病院側の院内端末201〜203と、B病院側の院内端末301〜303とが接続されるようにし、検査依頼受付サーバ101により患者の検査データを含む検査依頼情報を受け付け、検査結果分析サーバ102により患者の検査依頼情報に含まれる検査データや医療機関外の検査データを集めて病態を分析し、検査結果公開サーバ103により、検査結果や分析された分析結果及び診断支援情報を複数の院内端末201〜203,301〜303に対して公開するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、医療機関側の端末と臨床検査の分析結果や次の詳細な検査及び診断のアドバイス等を与えるサーバとをネットワークで接続し、医療機関側からの問い合わせや確認等に対しオンラインで電子化された報告書等を送信する検査情報分析システムに関するものである。
従来より、病院等の医療機関からの検査の委託を請け負う検査委託業者においては、医療機関から依頼された検査を血液等の指定の材料から分析し、その結果を数値や画像等で表した報告書で報告することが行われている。
ところで、報告書が紙であるため、そこに記載された情報を保存するためには、その内容を転載したり、情報データベース等へ入力したりする必要がある。また、検査結果を判定するための基準値や検査法は、時により変更される場合があり、更新が必要である。しかも、検査結果は、患者名、検査日、検査項目等が時系列に並ぶものが多く、入力が煩雑である。
さらには、他の検査項目の結果との比較や相関性等が示されていないため、検査結果の判断は医師に依存されることになる。また、専門医と専門医でない医師とはその結果の解釈に相違があり、その結果から次にどのような検査を行い、より詳細な判断をするためにどのような検査を進めていくかを決定する判断が異なっている。したがって、担当する医師が異なると、患者に対する治療方針や病態の解釈が異なることが多い。
ここで、報告書が作成されるまでの一例について説明する。たとえば、ある患者が体の不調で医師の診察を受けたとする。患者はここ一ヶ月、体の怠さと体重減少とを主張すると、医師が頭髪の生えぎわや目の状態を観察し、多少の黄疸を確認した。患者は飲酒歴があり、1リッター/日の量を接種していた。医師は、患者の腹部を触診し、肝臓が腫れていることから肝炎を疑った。医師は、検査依頼書へ、GPT、GOT、CRP等の生化学検査とHBV及びHCVの抗体を検査委託業者に依頼した。
2日後、再び患者は医師の診察を受けた。検査の結果は、GPT1024、GOT2128、CRP136mg/dl、HBV0、HCV1.4という数字だった。医師は、予想した通り肝機能の異常を示す数値が高く、HCV抗体が擬陽性を示していると解釈した。医師は、HCVの検査を行った検査委託業者へ他の検査結果の数値の状態とHCVの検査結果の状態について問い合わせを行った。検査委託業者では、HCV抗体検査について通常よりも測定感度が高い検査法で検査することを医師に進めると、医師が患者の肝臓で炎症が起こっていることを確認した。医師は、患者へ肝炎であることを宣言しその原因をさらに検査していくことを説明した。
医師は、HCV−RNAと高感度なHCV抗体検査を検査委託業者に依頼した。翌日、検査結果が報告された。HCV−RNAは陽性、HCV抗体は陽性を示した。さらに翌日、患者は診察を受け、HCVと診断された。医師は、患者に家族歴と渡航歴を確認し、家族に同症状がないこと、輸血歴がないこと、過去1ヶ月以内に海外旅行をしたことを確認した。また、さらに患者の病態を解析するために、検査の方法について検査委託業者へ問い合わせを行い、HCV−RNA定量検査、HCV−セロタイプ検査を行うよう確認し、同時に同検査の臨床的意義、検査の所用日数、検体採取の方法や保険適用できるかどうかの確認をした。
このように、医師は、患者の病態を診断するまで、患者の症状から段階を経て検査を進め、その検査結果に基づいて、問い合わせや確認を行いつつ診断をしていく。さまざまな問い合わせや確認は、医師の判断にとって極めて重要であり、医師の判断の正確性や検査の結果についてはその判断の確認と詳細な検査のアドバイスが必要となる。
ちなみに、病気等の診断、治療等に役立てることが可能なシステムとして、特許文献1では、各種の情報を医療情報データベースに登録可能とし、一元化したデータベースにアクセスする利用者が検索・閲覧をし、あるいはダウンロードを行うことができるようにしたシステムを提案している。
これは、医療・検査機関等に設置された医療情報登録手段と、医療情報登録手段から送信された医療機関等に関するデータやカルテ等の患者の記録データ、病気の症例を示すデータ、症例がない際の正常値のデータ等を格納する医療情報データベースと、登録された情報をオンライン上に表示させる情報表示手段と、情報を検索する医療情報検索手段と、情報を配信する手段とを備えるサーバシステムと、情報にアクセスするための閲覧者端末と、閲覧者がサーバ・システムに情報を送信するための情報送信手段とを備えたものである。
そして、たとえば症状の検索として、患者本人が自己の症状と類似の病気を検索すると、AI技術により患者のリクエストに最適なデータが提供される。また、たとえば専門医、医療機関の検索として、指定の病気に実績及び経験のある専門医、医療機関を検索すると、AI技術により患者のリクエストに最適なデータが提供される。
特開2002−56104
このように、特許文献1に示されたシステムでは、医療に関する情報がデータベースに一元管理されているため、利用者がネットワークを介してその情報を容易に検索したり閲覧したりダウンロードしたりすることができる。
ところが、特許文献1に示されたシステムでは、単に医療に関する情報を検索したり閲覧したりダウンロードしたりするに止まり、医療に関する情報に基づき、医師への次の詳細な検査や診断のアドバイスを与えることが不可能となっている。
解決しようとする問題点は、医療に関する情報をデータベースに一元管理されるようにしても、その医療に関する情報に基づき、医師への次の詳細な検査や診断のアドバイスを与えることができないという点である。
本発明の検査情報分析システムは、検査委託業者側に設置された検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバと、複数の医療機関側に設置された複数の院内端末とを備え、前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバは、ネットワークを介して前記複数の院内端末に接続され、前記検査依頼受付サーバは、前記複数の院内端末からの患者の検査データを含む検査依頼情報を受け付ける機能を有し、前記検査結果分析サーバは、前記検査依頼受付サーバによって受け付けられた患者の検査依頼情報に含まれる検査データや医療機関外の検査データを集めて病態を分析する機能を有し、前記検査結果公開サーバは、検査結果や前記検査結果分析サーバによって分析された分析結果及び診断支援情報を前記複数の院内端末に対して公開する機能を有していることを特徴とする。
また、前記複数の医療機関側には、前記検査委託業者側に設置されているものと同じ前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバが設置され、対応する各検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバには同様のデータが蓄積され、さらにそのデータが同期しているようにすることができる。
また、前記ネットワーク上には、前記検査委託業者側に設置されているものと同じ前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバが設置され、対応する各検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバには同様のデータが蓄積され、さらにそのデータが同期しているようにすることができる。
本発明の検査情報分析システムは、ネットワーク上に設置された検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバと、複数の医療機関側に設置され、前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバに対し前記ネットワークを介して接続される複数の院内端末とを備え、前記検査依頼受付サーバは、前記複数の院内端末からの患者の検査データを含む検査依頼情報を受け付ける機能を有し、前記検査結果分析サーバは、前記検査依頼受付サーバによって受け付けられた患者の検査依頼情報に含まれる検査データや医療機関外の検査データを集めて病態を分析する機能を有し、前記検査結果公開サーバは、検査結果や前記検査結果分析サーバによって分析された分析結果及び診断支援情報を前記複数の院内端末に対して公開する機能を有していることを特徴とする。
また、検査結果や分析結果及び診断支援情報を保存する検査結果保存サーバを備えるようにすることができる。
本発明の検査情報分析方法は、検査委託業者側に設置された検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバと、複数の医療機関側に設置された複数の院内端末とを有し、前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバに対し、ネットワークを介して接続された前記複数の院内端末からの検査依頼情報を基に検査情報を分析する検査情報分析方法であって、前記検査依頼受付サーバにより、前記複数の院内端末からの患者の検査データを含む検査依頼情報を受け付ける工程と、前記検査結果分析サーバにより、前記検査依頼受付サーバによって受け付けられた患者の検査依頼情報に含まれる検査データや医療機関外の検査データを集めて病態を分析する工程と、前記検査結果公開サーバにより、検査結果や前記検査結果分析サーバによって分析された分析結果及び診断支援情報を前記複数の院内端末に対して公開する工程とを有することを特徴とする。
また、前記複数の医療機関側には、前記検査委託業者側に設置されているものと同じ前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバが設置され、対応する各検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバに同様のデータが蓄積される工程と、さらにそのデータの同期がとられる工程とを有するようにすることができる。
また、前記ネットワーク上には、前記検査委託業者側に設置されているものと同じ前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバが設置され、対応する各検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバに同様のデータが蓄積される工程と、さらにそのデータの同期がとられる工程とを有するようにすることができる。
本発明の検査情報分析方法は、ネットワーク上に設置された検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバと、複数の医療機関側に設置された複数の院内端末とを有し、前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバに対し、ネットワークを介して接続された前記複数の院内端末からの検査依頼情報を基に検査情報を分析する検査情報分析方法であって、前記検査依頼受付サーバにより、前記複数の院内端末からの患者の検査データを含む検査依頼情報を受け付ける工程と、前記検査結果分析サーバにより、前記検査依頼受付サーバによって受け付けられた患者の検査依頼情報に含まれる検査データや医療機関外の検査データを集めて病態を分析する工程と、前記検査結果公開サーバにより、検査結果や前記検査結果分析サーバによって分析された分析結果及び診断支援情報を前記複数の院内端末に対して公開する工程とを有することを特徴とする。
また、検査結果保存サーバに検査結果や分析結果及び診断支援情報が保存される工程を有するようにすることができる。
本発明に係る検査情報分析システムでは、検査委託業者側に設置された検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバと、複数の医療機関側に設置された複数の院内端末とを備え、検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバは、ネットワークを介して複数の院内端末に接続されるようにし、検査依頼受付サーバにより、複数の院内端末からの患者の検査データを含む検査依頼情報を受け付け、検査結果分析サーバにより、検査依頼受付サーバによって受け付けられた患者の検査依頼情報に含まれる検査データや医療機関外の検査データを集めて病態を分析し、検査結果公開サーバにより、検査結果や検査結果分析サーバによって分析された分析結果及び診断支援情報を複数の院内端末に対して公開することができる。
本発明の検査情報分析システムは、検査依頼受付サーバにより、複数の院内端末からの患者の検査データを含む検査依頼情報を受け付け、検査結果分析サーバにより、検査依頼受付サーバによって受け付けられた患者の検査依頼情報に含まれる検査データや医療機関外の検査データを集めて病態を分析し、検査結果公開サーバにより、検査結果や検査結果分析サーバによって分析された分析結果及び診断支援情報を複数の院内端末に対して公開するようにしたので、患者に対する検査の判断、治療の方針、検査値の解釈や詳細な検査の方法、妥当性及び正確性の確認等を支援し、医療の進行を補助することができる。
本発明は、医療機関側の院内端末と臨床検査の分析結果や次の詳細な検査及び診断のアドバイス等を与えるサーバとをネットワークで接続し、医療機関側からの問い合わせや確認等に対しオンラインで電子化された報告書等を送信するものである。これにより、患者に対する検査の判断、治療の方針、検査値の解釈や詳細な検査の方法、妥当性及び正確性の確認等を支援し、医療の進行を補助することができる。
サーバは、検査委託業者側にあってもよいし、医療機関内及びネットワーク上にあってもよい。複数の場所に設置された場合、それぞれのサーバには、同様のデータが蓄積され、そのデータが同期している状態が望ましい。ここで、データが同期しているとは、いずれかのデータが変更された場合、他のサーバ内の同じデータが同じ内容に変更されることである。また、通信プロトコルは患者データの送受信を行うため、https(SSL)やVPN等のように暗号化したプロトコルや通信方式を使用することが望ましい。
検査委託業者への検査の依頼は、検査依頼画面より医療機関側の医師等が入力する。検査結果は、HTML形式で報告される。データはXML形式で固有のタグを有しており、各データは個別に識別することが可能である。HTML形式の報告書は、そのファイルからリンクを張ることができる。たとえば、検査項目をクリックすると検査情報が蓄積されているサーバのこれに該当する項目にリンクする。結果をクリックすると、検査の結果からその意義を蓄積しているデータベースへのアクセスが行われ、結果の解釈の補助が行われる。また、その検査結果とともに他の検査を送り込むとプログラムされた判定課程により、検査の結果の解釈が行われる。
サーバの構成としては、医療機関側の医師等からの患者の検査データを含む検査依頼情報を受け付けるサーバ、その検査データや医療機関外の検査データを集めて病態を分析するサーバ、分析された分析結果や診断支援情報等を公開するサーバ、分析された分析結果等を保存するサーバを備えることができる。なお、これらのサーバは、複数に限らず、1台に集約することも可能である。
検査依頼情報を受け付けるサーバは、検査委託業者へ臨床検査を依頼する前に必要なデータである臨床的意義、検査に必要な所用日数、検査を対象とする材料(血液等)、採血容器及び方法、検査を出すために必要な容器、検査方法、参考文献、関連検査項目、保険点数、レセプト情報等を検索することができる検査項目レファレンスや、疾患別に検査の結果から陽性陰性又は数値を当てはめることによりフローチャートのような判定を行いながら疾患の予想や詳細な検査をするのに必要な検査項目を選択することができる臨床検査ナビを提供する機能(ツール)を有している。
このようなツールを使用しながら、医療機関側の医師等は院内端末から検査を選択後、依頼する。検査依頼情報を受け付けるサーバが医療機関内にある場合には、検査委託業者内にあるサーバと同期し、検査委託業者側から依頼情報を取り出す。取り出す際は、医療機関内で検査する検査項目と、他社で検査を行う検査項目と、検査委託業者で検査を行う検査項目とを識別する。
また、医療機関の検査室の稼働状況により変化することがあるので、検査データには識別を付けておく。そして、検査委託業者分のみ取り出し、検査委託業者は別便で届く検査検体を受領後、検査を行う。検査が済むと検査結果を公開するサーバへ送信する。検査結果を公開するサーバが医療機関内にある場合には、医療機関内の検査室で検査が行われた結果とともに、検査委託業者からの検査データが蓄積される。そして、医療機関側の医師等が院内端末から患者の検査結果を参照することができる。
また、検査データを集めて病態を分析するサーバでは、医療機関側からの検査データと、検査委託業者内の検査データと、他社の検査データとを集め、系列データに変換し、病体の分析結果や診断支援情報の生成が行われる。
なお、医療機関側からの検査依頼情報は、パソコン等の院内端末に限らず、携帯電話やFAX等、いずれから送信されるようにしてもよい。電話であれば、音声なのでこれをテキストにしてサーバへ入力してもよいし、検査委託業者のオペレータがテキストへの変換及び保存を行ってもよい。FAXも同様である。また、これに応答する方法は、院内端末、電話、FAX、メール等のいずれかの通信手段であれば何でもよい。
検査依頼画面は、検査委託業者が提供する所定のホームページにアクセスし、ログインする。院内端末のブラウザにはSRL−CA局が認証した証明証をインストールしておく必要がある。アクセスによって証明証の認証が行われ、正しければ、ログイン画面が表示される。そして、ログインIDとパスワードとを入力し、認証されれば、検査依頼画面が表示される。医療機関側の医師等は、患者名あるいはカルテ番号等の必要な条件を入力すると、患者の検査依頼画面が表示される。
そして、検査項目を入力することができるようになる。検査依頼画面には、検査項目を検索するための検査項目レファレンスを使用するボタンと、臨床症状から検査項目を選択したり検査結果から次の詳細な検査項目をどのように選択していくかを導く臨床検査ナビを使用するためのボタンとがある。画面上の履歴ボタンをクリックするとこれまでに完了した検査結果を表示することができる。必要な検査結果にレを付け、臨床検査ナビのボタンをクリックすると、その検査結果が臨床検査ナビに送信され、検査結果を分析するサーバで検査結果の分析が行われる。
検査結果が表示される検査結果参照画面には、検査項目、結果、コメント、基準値、結果のレンジが表示され、たとえば、HCV抗体等の検査項目名称上からクリックすると検査項目レファレンスの該当項目へリンクが張られており、臨床検査に必要な情報が表示される。また、検査結果に関連する項目及びその項目の検査項目レファレンスへのリンク、項目の関連したリンク、問い合わせ先等が表示される。
検査結果参照画面は、検査委託業者が提供する所定のホームページにアクセスし、ログインする。そのURLにアクセスすると証明証の認証が行われ、正しければ、ログイン画面を表示する。ログインIDとパスワードを入力し、認証されれば、検査結果参照画面が表示される。医療機関側の医師等は、患者名あるいはカルテ番号等の必要な条件を入力すると、患者の検査結果が表示される。結果を表示する場合、年、月、日、時間等で並び替えを行う機能、単一検査項目の結果を時系列に並び替える機能等が存在する。また、関連した検査項目を並べ替える機能等がある。
また、サーバに取り込まれていない検査結果については別途入力することができる。それらの結果にレを付けて選択し、病態を分析するサーバへ送信することができる。画面上の病態を分析するサーバへの送信ボタンを押すと、選択された検査データが病態を分析するサーバへ送信され、検査データの解釈が行われる。分析は、臨床検査ナビをエンジンとして動作する。臨床検査ナビのエンジンには、さまざまな検査項目のデータが蓄積されており、基準値、ROC曲線、判定基準、複数の検査項目の判定がフローチャート形式で行われる。
判定基準は、日本肝臓学会、日本消化器病学会等の多くの信頼できる学会からの判定基準により設定されている。医療機関側の医師等は、その判定基準や自らの経験を基準として診断に採用するか否かを自由に選択することができる。たとえば、男性、68歳、飲酒歴なし、GPT2100、GOT3210、HCV抗体55等という数値が病態を分析するサーバに送信された場合、臨床検査ナビのエンジンは、肝機能異常、HCV感染を疑い、次に推奨する検査はHCV−RNA検査と分析する。HCV−RNA検査が陽性の場合、HCVセロタイプを検査する必要があり、HCVセロタイプが1型の場合はインターフェロン治療の有効性が30%程度、セロタイプが2型の場合はインターフェロン治療の有効性が60%程度とした分析結果を、検査結果分析画面として医療機関側の院内端末に表示させる。
また、医療機関側の院内端末に表示された検査結果分析画面の検査項目にレを付けることで再び検査依頼することができる。また、その分析結果は、院内端末の検査結果分析画面より指定されたFAX、電子メール、電話、携帯電話等のいずれかで受け取るように選択することができる。
以上のように、検査依頼画面、検査結果参照画面、検査結果分析画面の3つの画面を切り換えながら、あるいは画面上に設定されたボタンをクリックしながら、医療機関側の医師等は容易に検査結果を参照し、病態を分析し、推奨される検査を分析し、再び検査依頼を繰り返し、リアルタイムに問い合わせの結果を入手することができる。
(実施形態1)
図1は、本発明の検査情報分析システムの実施形態1に係る概要を説明するための図、図2は、図1の検査情報分析システムにおける検査情報分析方法を説明するためのフローチャート図である。
図1に示すように、実施形態1では、検査委託業者側の検査依頼受付サーバ101、検査結果分析サーバ102、検査結果公開サーバ103、検査結果保存サーバ104と、A病院側の院内端末201〜203と、B病院側の院内端末301〜303とを備えている。
また、これら検査依頼受付サーバ101、検査結果分析サーバ102、検査結果公開サーバ103、検査結果保存サーバ104と、A病院側の院内端末201〜203及びB病院側の院内端末301〜303とは、ネットワーク400を介して相互に通信できるようになっている。ネットワーク400としては、インターネット、専用回線、無線回線等を使用することができる。
検査依頼受付サーバ101は、A病院側の院内端末201〜203と、B病院側の院内端末301〜303とからの患者の検査データを含む検査依頼情報を受け付ける機能を有している。検査結果分析サーバ102は、検査依頼受付サーバ101によって受け付けられた患者の検査依頼情報に含まれる検査データや医療機関外の検査データを集めて病態を分析する機能を有している。
検査結果公開サーバ103は、検査結果や検査結果分析サーバ102によって分析された分析結果及び診断支援情報等を公開する機能を有している。検査結果保存サーバ104は、検査結果や検査結果分析サーバ102によって分析された分析結果及び診断支援情報等を保存する機能を有している。
なお、これらの検査依頼受付サーバ101、検査結果分析サーバ102、検査結果公開サーバ103、検査結果保存サーバ104は、複数に限らず、1台に集約することも可能である。
A病院側の院内端末201〜203及びB病院側の院内端末301〜303は、ネットワーク400を介して相互に通信できる機能を有している。院内端末201〜203及び院内端末301〜303としては、デスクトップパソコン、ノートパソコン、PDA、携帯電話等を用いることができる。
次に、このような構成の検査情報分析システムにおける検査情報分析方法について説明する。なお、以下の説明においては、A病院側の院内端末201〜203及びB病院側の院内端末301〜303が医師によって操作されるものとする。また、説明の便宜上、医師は、院内端末201を操作するものとする。
まず、図2に示すように、医師が院内端末201を操作して検査委託業者へ検査を依頼する場合、検査委託業者が提供するホームページへのアクセスを行う(ステップS1)。ここで、そのホームページは、検査依頼受付サーバ101によって提供するようにすることができる。
また、院内端末201内のブラウザには、上述したSRL−CA局が認証した証明証がインストールされているものとし、ログインIDとパスワードとを入力し、認証されれば、検査依頼画面、検査結果参照画面、検査結果分析画面が表示される(ステップS2〜S4)。これらの検査依頼画面、検査結果参照画面、検査結果分析画面は、1ページ内に小さく表示させておいて、クリックにより選択された検査依頼画面、検査結果参照画面、検査結果分析画面のいずれかが拡大されるようにしてもよい。
ここで、検査依頼画面が選択されると(ステップS5)、その画面が拡大表示される。その検査依頼画面には、検査項目を選択する画面(検査項目レファレンス)がある。その画面には、臨床的意義、検査に必要な所用日数及び保険点数情報、検査方法、採血容器、必要採血量、関連項目等の検査に必要な項目が表示される。そして、医師がいずれかの項目を選択することで、それぞれの項目に対応する必要な情報を閲覧することができる(ステップS6)。また、その検査依頼画面から患者名あるいはカルテ番号等の必要な情報を入力すると、その患者に対する検査依頼画面が表示される(ステップS7)。
そして、検査項目を入力することができるようになる。検査依頼画面には、検査項目を検索するための検査項目レファレンスを使用するボタンと、臨床症状から検査項目を選択したり検査結果から次の詳細な検査項目をどのように選択していくかを導く臨床検査ナビを使用するためのボタンとがある。また、検査依頼画面上の履歴ボタンをクリックすると、これまでに完了した検査結果を表示することができる。そして、必要な検査結果にレを付け、臨床検査ナビのボタンをクリックすると、その検査結果が臨床検査ナビに送信され、検査結果分析サーバ102で検査結果データの分析が行われる。
また、検査結果参照画面が選択されると(ステップS8)、その画面が拡大表示される。検査結果参照画面には、検査項目、結果、コメント、基準値、結果のレンジが表示され(ステップS9)、たとえば、HCV抗体等の検査項目名称上からクリックすると、検査項目レファレンスの該当項目へリンクが張られており、臨床検査に必要な情報が表示される。また、検査結果に関連する項目及びその項目の検査項目レファレンスへのリンク、項目の関連したリンク、問い合わせ先等が表示される。
検査結果参照画面では、患者名あるいはカルテ番号等の必要な情報を入力すると、その患者の検査結果が表示される。検査結果は、年、月、日、時間等で並び替えたり、単一検査項目の結果を時系列に並び替えたりすることができる。
また、検査結果分析画面が選択されると(ステップS10)、その画面が拡大表示される。検査結果分析画面には、検査結果分析サーバ102によって分析された分析結果や診断支援情報が表示される(ステップS11)。ここで、診断支援情報とは、上述したように、患者に対する検査の判断、治療の方針、検査値の解釈や詳細な検査の方法、妥当性及び正確性の確認等を支援し、医療の進行を補助するための情報である。分析は、上述したように、臨床検査ナビをエンジンとして動作するものであって、基準値、ROC曲線、判定基準、複数の検査項目の判定がフローチャート形式で行われる。
判定基準は、上述したように、日本肝臓学会、日本消化器病学会等の多くの信頼できる学会からの判定基準により設定されている。ここで、医師は、その判定基準や自らの経験を基準として診断に採用するか否かを自由に選択することができる。
たとえば、男性、68歳、飲酒歴なし、GPT2100、GOT3210、HCV抗体55等という数値が検査依頼情報として送信されたとする。この場合、臨床検査ナビのエンジンにより、肝機能異常やHCV感染が疑われ、次に推奨する検査はHCV−RNA検査と分析される。さらに、HCV−RNA検査が陽性の場合、HCVセロタイプを検査する必要があり、HCVセロタイプが1型の場合はインターフェロン治療の有効性が30%程度、セロタイプが2型の場合はインターフェロン治療の有効性が60%程度とした病体の分析結果や診断支援情報が得られる。
このように、医師は、院内端末201の検査依頼画面、検査結果参照画面、検査結果分析画面の3つの画面を切り換えながら、あるいは画面上に設定されたボタンをクリックしながら、検査結果や分析結果を閲覧することができる。また、その検査結果や分析結果を基に、検査依頼画面から再び検査依頼を繰り返すことで、リアルタイムに問い合わせの結果を入手することができる。
なお、これらの検査結果や分析結果は、院内端末201の画面より指定されたFAX、電子メール、電話、携帯電話等のいずれかで受け取るように選択することができる。
このように、実施形態1では、検査委託業者側に検査依頼受付サーバ101、検査結果分析サーバ102、検査結果公開サーバ103、検査結果保存サーバ104を設置し、ネットワーク400を介してA病院側の院内端末201〜203と、B病院側の院内端末301〜303とが接続されるようにし、検査依頼受付サーバ101により、複数の院内端末201〜203,301〜303からの患者の検査データを含む検査依頼情報を受け付け、検査結果分析サーバ102により、検査依頼受付サーバ101によって受け付けられた患者の検査依頼情報に含まれる検査データや医療機関外の検査データを集めて病態を分析し、検査結果公開サーバ103により、検査結果や検査結果分析サーバ102によって分析された分析結果及び診断支援情報を複数の院内端末201〜203,301〜303に対して公開するようにし、検査結果保存サーバにより、検査結果や分析結果及び診断支援情報が保存されるようにしたので、患者に対する検査の判断、治療の方針、検査値の解釈や詳細な検査の方法、妥当性及び正確性の確認等を支援し、医療の進行を補助することができる。
また、実施形態1では、院内端末201〜203,301〜303がオンラインで検査依頼受付サーバ101、検査結果分析サーバ102、検査結果公開サーバ103、検査結果保存サーバ104に接続されているため、いつでも最新の検査結果のデータや臨床に関係する情報を得ることができる。
また、検査結果の問い合わせをする場合等の回答の方法を院内端末201〜203,301〜303によって指定できるため、手元に院内端末201〜203,301〜303がなくても、電話、携帯電話、FAX、メール等の何らかの通信手段を1つ以上選択することにより、医師は容易に希望する情報を迅速に得ることができるようになる。
また、病院内の検査は、院内検査と外注検査に分かれているのが現状であるが、検査委託業者以外の検査結果データを取り込むことにより、検査委託業者の検査結果データと他の分析データとを合わせて分析することができるようになる。その結果、病態の分析から診断、さらには治療の過程までを検査委託業者と確認ながら進めていけるため、その過程において医療ミス等を事前に防止することも可能となる。
(実施形態2)
図3は、本発明の検査情報分析システムの実施形態2に係る概要を説明するための図である。
図3に示すように、実施形態2では、検査委託業者側に加え、A病院側及びB病院側にも、検査依頼受付サーバ101A,101B、検査結果分析サーバ102A,102B、検査結果公開サーバ103A,103B、検査結果保存サーバ104A,104Bを備えている。
各検査依頼受付サーバ101A,101B、検査結果分析サーバ102A,102B、検査結果公開サーバ103A,103B、検査結果保存サーバ104A,104Bは、院内端末201〜203及び院内端末301〜303に対してLANにより接続されるようにしてもよい。
ここで、検査依頼受付サーバ101A,101B、検査結果分析サーバ102A,102B、検査結果公開サーバ103A,103B、検査結果保存サーバ104A,104Bは、検査委託業者側の検査依頼受付サーバ101、検査結果分析サーバ102、検査結果公開サーバ103、検査結果保存サーバ104とデータの同期がとられている。
データの同期は、一定の周期で行われる。周期は、1日一回であったり、1時間に一回であったりしてもよいが、いずれかのデータが更新された時にデータの同期がとられるようにすることが好ましい。
このような構成では、たとえばA病院内の医師が院内端末201を用いて検査依頼を行う場合、上述したように、検査委託業者が提供するホームページへのアクセスを行うことなく、検査依頼受付サーバ101Aに直接アクセスすることができる。検査依頼受付サーバ101Aにアクセスすると、上述したように、院内端末201に検査依頼画面が表示される。
検査依頼画面には、上述したように、検査項目を選択する画面(検査項目レファレンス)があり、臨床的意義、検査に必要な所用日数及び保険点数情報、検査方法、採血容器、必要採血量、関連項目等の検査に必要な項目が表示されるため、いずれかを選択することで必要な情報を閲覧することができる。
また、医師は必要に応じて、臨床検査ナビの画面を開き、前回の検査項目の分析結果に基づいた検査結果から、次の検査は何を依頼したらよいかを調べることができ、その検査項目の一覧から検査項目レファレンスで確認し、検査依頼を行うことができる。
また、医師は、患者の検査結果を、上述したように、院内端末201に表示される検査結果参照画面から参照することができる。患者の検査結果は、患者名、カルテ番号、依頼日、担当医名等の1つ以上のパラメータを入力することで希望する情報を参照することができる。
これにより、患者を特定することや、時や日等の系列データを表示することや、検査結果データの一覧表を表示することができる。問い合わせ画面を開くと患者の病態と各項目の検査データが挿入され、臨床検査ナビで判定させることや検査委託業者への問い合わせを自動的に行うことやその結果を表示することができる。また、その画面上から問い合わせに対する回答の方法を指定でき、院内端末201の画面から医師により参照する方法、医師の携帯電話に連絡する方法、ファックスで連絡する方法、電子メールで配信する方法等を選択することができる。
医師は、上記の2つの工程を繰り返し行い、患者の病態と検査の結果から診断を行うことができる。また、診断後、薬剤の投与等により病態が変化する状態を検査結果から読みとり治療効果を見ることもできる。
このように、実施形態2では、検査委託業者側に加え、A病院側及びB病院側にも、検査依頼受付サーバ101A,101B、検査結果分析サーバ102A,102B、検査結果公開サーバ103A,103B、検査結果保存サーバ104A,104Bを備えるようにしたので、上述した効果に加え、ネットワーク400を介して検査委託業者側にアクセスする必要がなくなるばかりか、検査依頼受付サーバ101A,101B、検査結果分析サーバ102A,102B、検査結果公開サーバ103A,103B、検査結果保存サーバ104A,104B内のデータをA病院側及びB病院側独自のものとして用いることができる。
(実施形態3)
図4は、本発明の検査情報分析システムの実施形態3に係る概要を説明するための図である。
図4に示すように、実施形態3では、検査委託業者側に加え、ネットワーク400上に検査依頼受付サーバ101C、検査結果分析サーバ102C、検査結果公開サーバ103C、検査結果保存サーバ104Cを備えている。
ここで、ネットワーク400上の検査依頼受付サーバ101C、検査結果分析サーバ102C、検査結果公開サーバ103C、検査結果保存サーバ104Cは、検査委託業者側の検査依頼受付サーバ101、検査結果分析サーバ102、検査結果公開サーバ103、検査結果保存サーバ104とデータの同期がとられている。
データの同期は、一定の周期で行われる。周期は、1日一回であったり、1時間に一回であったりしてもよいが、いずれかのデータが更新された時にデータの同期がとられるようにすることが好ましい。
このような構成では、医師は、院内端末201の画面からネットワーク400上にある検査依頼受付サーバ101Cへ検査を依頼することができる。院内端末201に表示される検査依頼画面には、上述したように、検査項目を選択する画面(検査項目レファレンス)があり、臨床的意義、検査に必要な所用日数及び保険点数情報、検査方法、採血容器、必要採血量、関連項目等検査に必要な項目が表示されるため、いずれかを選択することで、必要な情報を閲覧することができる。
また、医師は必要に応じて、臨床検査ナビの画面を開き、前回の検査項目の分析結果に基づいた結果から次の検査は何を依頼したらよいか調べることができ、その検査項目一覧から検査項目レファレンスで確認し、ネットワーク400上にある検査依頼受付サーバ101Cへ検査の依頼を行うことができる。
また、医師は、院内端末201によるネットワーク400上にある検査結果公開サーバ103Cへのアクセスにより、検査結果を参照することができる。ここでのデータの検索は、上述したように、患者名、カルテ番号、依頼日、担当医名等の1つ以上のパラメータを入力することで希望する情報を調査することができる。
これにより、患者を特定することや、時や日等の系列データを表示することや、検査結果データの一覧表を表示することができる。問い合わせ画面を開くと患者の病態と各項目の検査データが挿入され、臨床検査ナビで判定させることや検査委託業者への問い合わせを自動的に行うことやその結果を表示することができる。また、その画面上から問い合わせに対する回答の方法を指定でき、院内端末201の画面から医師により参照する方法、医師の携帯電話に連絡する方法、ファックスで連絡する方法、電子メールで配信する方法等を選択することができる。
医師は、上記の2つの工程を繰り返し行い、患者の病態と検査の結果から診断を行うことができる。また、診断後、薬剤の投与等により病態が変化する状態を検査結果から読みとり治療効果を見ることもできる。
このように、実施形態3では、検査委託業者側に加え、ネットワーク400上に検査依頼受付サーバ101C、検査結果分析サーバ102C、検査結果公開サーバ103C、検査結果保存サーバ104Cを備えるようにしたので、上述した効果に加え、検査委託業者側の検査依頼受付サーバ101、検査結果分析サーバ102、検査結果公開サーバ103、検査結果保存サーバ104までの回線に障害が起きた場合、ネットワーク400上の検査依頼受付サーバ101C、検査結果分析サーバ102C、検査結果公開サーバ103C、検査結果保存サーバ104Cへのアクセスが行われるため、ネットワーク障害の対策を万全とすることができる。
なお、実施形態3では、検査委託業者側に加え、ネットワーク400上に検査依頼受付サーバ101C、検査結果分析サーバ102C、検査結果公開サーバ103C、検査結果保存サーバ104Cを備えるようにした場合について説明したが、この例に限らず、ネットワーク400上のみに検査依頼受付サーバ101C、検査結果分析サーバ102C、検査結果公開サーバ103C、検査結果保存サーバ104Cを備えるようにしてもよい。
ことように、ネットワーク400上に検査依頼受付サーバ101C、検査結果分析サーバ102C、検査結果公開サーバ103C、検査結果保存サーバ104Cを備えることで、さらに複数の医療機関側の医師等へ公開情報を提供することができる。
(具体的事例)
たとえば、患者Kは体の不調で医師Iの診察を受けた。患者Kはここ一ヶ月、体の怠さと体重減少を主張すると、医師Iは頭髪の生えぎわや目の状態を観察し、多少の黄疸を確認した。患者Kには飲酒歴があり、1リッター/日の量を接種していた。腹部を触診すると肝臓は腫れており、肝炎を疑った。
医師は、検査依頼書により、GPT、GOT、CRP等の生化学検査とHBV及びHCVの抗体を依頼した。2日後、再び患者Kは医師Iの診察を受けた。検査の結果は、GPT1024、GOT2128、CRP136mg/dl、HBV0、HCV1.4という数字であった。医師は、予想したと通り肝機能の異常を示す数値が高く、HCV抗体が擬陽性を示していると解釈した。
医師は、検査結果分析画面を表示し、院内で検査したGPT1024、GOT2128、CRP136mg/dlのデータをこれに貼り付け、HCV抗体の検査結果とともに分析を行った。検査結果分析画面には、HCV抗体検査について通常よりも測定感度が高い検査法で検査することを医師に勧める診断支援情報が表示されている。医師は、その診断支援情報を基に患者に対して検査を行った結果、患者の肝臓で炎症が起こっていることを確認した。医師は患者へ肝炎であることを宣言し、その原因をさらに検査していくことを説明した。
検査結果分析画面には、次に推奨する検査として、HCV−RNAと高感度なHCV抗体検査とが示されており、さらに日本肝臓学会の治療指針として示されている。これらの診断支援情報は、医師の治療指針と一致していたので、医師はこれら2つの検査を依頼した。翌日、検査委託業者より、医師に検査結果が出たことがたとえばメールにて通知された。医師は、検査結果分析画面から分析結果を参照すると、HCV−RNAは陽性、HCV抗体は陽性を示していることを確認した。
さらに翌日、患者Kは診察を受け、HCVと診断された。医師は、患者に家族歴と渡航歴を確認し、家族に同症状がないこと、輸血歴がないこと、過去1ヶ月以内に海外旅行をしたことを確認した。また、検査結果分析画面から今までの分析結果データを追加して送信した。
そして、分析結果として、HCV−RNA定量検査、HCV−セロタイプ検査を推奨する診断支援情報が表示された。同時に同検査の臨床的意義、検査の所用日数、検体採取の方法や保険適用できるかどうかの確認ができた。さらに、医師は日本肝臓学会の治療指針のリンクボタンをクリックし、そのメッセージと治療指針とが正当であることを確認すると同時に、その検査結果分析画面を用いて患者への病態と治療方針を説明した。
人体の病体の分析や診断支援に限らず、動物の病体の分析や診断支援にも適用可能である。
本発明の検査情報分析システムの実施形態1に係る概要を説明するための図である。 図1の検査情報分析システムにおける検査情報分析方法を説明するためのフローチャート図である。 本発明の検査情報分析システムの実施形態2に係る概要を説明するための図である。 本発明の検査情報分析システムの実施形態3に係る概要を説明するための図である。
符号の説明
101,101A,101B,101C 検査依頼受付サーバ
102,102A,102B,102C 検査結果分析サーバ
103,103A,103B,103C 検査結果公開サーバ
104,104A,104B,104C 検査結果保存サーバ
201〜203,301〜303 院内端末
400 ネットワーク

Claims (10)

  1. 検査委託業者側に設置された検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバと、
    複数の医療機関側に設置された複数の院内端末とを備え、
    前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバは、ネットワークを介して前記複数の院内端末に接続され、
    前記検査依頼受付サーバは、前記複数の院内端末からの患者の検査データを含む検査依頼情報を受け付ける機能を有し、
    前記検査結果分析サーバは、前記検査依頼受付サーバによって受け付けられた患者の検査依頼情報に含まれる検査データや医療機関外の検査データを集めて病態を分析する機能を有し、
    前記検査結果公開サーバは、検査結果や前記検査結果分析サーバによって分析された分析結果及び診断支援情報を前記複数の院内端末に対して公開する機能を有している
    ことを特徴とする検査情報分析システム。
  2. 前記複数の医療機関側には、前記検査委託業者側に設置されているものと同じ前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバが設置され、対応する各検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバには同様のデータが蓄積され、さらにそのデータが同期していることを特徴とする請求項1に記載の検査情報分析システム。
  3. 前記ネットワーク上には、前記検査委託業者側に設置されているものと同じ前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバが設置され、対応する各検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバには同様のデータが蓄積され、さらにそのデータが同期していることを特徴とする請求項1に記載の検査情報分析システム。
  4. ネットワーク上に設置された検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバと、
    複数の医療機関側に設置され、前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバに対し前記ネットワークを介して接続される複数の院内端末とを備え、
    前記検査依頼受付サーバは、前記複数の院内端末からの患者の検査データを含む検査依頼情報を受け付ける機能を有し、
    前記検査結果分析サーバは、前記検査依頼受付サーバによって受け付けられた患者の検査依頼情報に含まれる検査データや医療機関外の検査データを集めて病態を分析する機能を有し、
    前記検査結果公開サーバは、検査結果や前記検査結果分析サーバによって分析された分析結果及び診断支援情報を前記複数の院内端末に対して公開する機能を有している
    ことを特徴とする検査情報分析システム。
  5. 検査結果や分析結果及び診断支援情報を保存する検査結果保存サーバを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の検査情報分析システム。
  6. 検査委託業者側に設置された検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバと、複数の医療機関側に設置された複数の院内端末とを有し、前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバに対し、ネットワークを介して接続された前記複数の院内端末からの検査依頼情報を基に検査情報を分析する検査情報分析方法であって、
    前記検査依頼受付サーバにより、前記複数の院内端末からの患者の検査データを含む検査依頼情報を受け付ける工程と、
    前記検査結果分析サーバにより、前記検査依頼受付サーバによって受け付けられた患者の検査依頼情報に含まれる検査データや医療機関外の検査データを集めて病態を分析する工程と、
    前記検査結果公開サーバにより、検査結果や前記検査結果分析サーバによって分析された分析結果及び診断支援情報を前記複数の院内端末に対して公開する工程とを有する
    ことを特徴とする検査情報分析方法。
  7. 前記複数の医療機関側には、前記検査委託業者側に設置されているものと同じ前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバが設置され、
    対応する各検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバに同様のデータが蓄積される工程と、
    さらにそのデータの同期がとられる工程とを有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の検査情報分析方法。
  8. 前記ネットワーク上には、前記検査委託業者側に設置されているものと同じ前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバが設置され、
    対応する各検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバに同様のデータが蓄積される工程と、
    さらにそのデータの同期がとられる工程とを有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の検査情報分析方法。
  9. ネットワーク上に設置された検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバと、複数の医療機関側に設置された複数の院内端末とを有し、前記検査依頼受付サーバ、検査結果分析サーバ、検査結果公開サーバに対し、ネットワークを介して接続された前記複数の院内端末からの検査依頼情報を基に検査情報を分析する検査情報分析方法であって、
    前記検査依頼受付サーバにより、前記複数の院内端末からの患者の検査データを含む検査依頼情報を受け付ける工程と、
    前記検査結果分析サーバにより、前記検査依頼受付サーバによって受け付けられた患者の検査依頼情報に含まれる検査データや医療機関外の検査データを集めて病態を分析する工程と、
    前記検査結果公開サーバにより、検査結果や前記検査結果分析サーバによって分析された分析結果及び診断支援情報を前記複数の院内端末に対して公開する工程とを有する
    ことを特徴とする検査情報分析方法。
  10. 検査結果保存サーバに検査結果や分析結果及び診断支援情報が保存される工程を有することを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の検査情報分析方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029659A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Siemens Ag 患者の前立腺に関係するパラメータを求める方法および装置
JP2016018457A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 株式会社東芝 検査情報提供装置
JP2016066138A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 富士フイルム株式会社 診療支援装置、診療支援装置の作動方法および作動プログラム、並びに診療支援システム

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