JP2005165604A - オーバーシュート回復回路及び電圧レギュレータ - Google Patents

オーバーシュート回復回路及び電圧レギュレータ Download PDF

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Abstract

【課題】 従来例は、基準電圧12の電圧設定のためには、まず安定出力Voutの実際の電圧値を測定し、測定値に必ず感知したいオーバーシュート振幅電圧の最小値を加えた基準電圧設定値を求める必要がある。その結果、基準電圧12電圧設定工程が必要となり、この工程を1つ1つのオーバーシュート回復回路付き電圧レギュレータについておこなう必要があった。
【解決手段】 安定出力Vout電圧を容量に充電し保持している電圧と、安定出力Vout電圧より少し低い電圧に分圧した電圧を比較することでオーバーシュートを検知し、安定出力Voutから電流を引き抜くことで、オーバーシュート回復時間の短縮を可能とした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電圧レギュレータの軽負荷時におけるオーバーシュート発生を、短時間で所定の電圧に回復させる対策回路及びこれを用いた電圧レギュレータに関する。
ある設定電圧に安定化された電源電圧を作り出すための電圧レギュレータは、電圧レギュレータの入力電源の変動や、電圧レギュレータにより安定化された出力に付加される負荷電流の変動により、ある設定に安定化された出力電圧より高い出力電圧すなわちオーバーシュート電圧が発生する。高い出力電圧を安定化されたある設定の出力電圧に速く戻すためには、電圧レギュレータの出力から大きな電流を引き抜く必要がある。
しかし一般に電圧レギュレータは、電圧レギュレータの出力に大きな電流を流し込めても大きな電流を引き抜くことはできないため、高い出力電圧から安定化されたある設定の出力電圧に戻す時間すなわちオーバーシュート回復時間が長くなってしまうという問題がある。
そのため従来は、特開平05-313762や特開2002-189522に記述されているように、オーバーシュート電圧量を小さくすることにより、オーバーシュート回復時間を短くする方法が知られているが、オーバーシュート電圧を完全になくすまでの効果はなく、よってオーバーシュート発生を感知し安定出力Voutから電流を引き抜くような工夫が望まれる。
そのため従来は、図4の回路図に示されるように、入力電源1から電圧レギュレータ2を介して得た安定出力Voutに、安定出力Voutと安定出力Vout設定電圧より少し高い設定の基準電圧12が入力された比較回路3にて、安定出力Voutが基準電圧12の電圧をこえるオーバーシュートの発生を感知し、安定出力Voutから整流素子5と制限電流抵抗4を介し安定出力Voutから電流を引き抜き、オーバーシュート回復時間を短縮する対策が公知の技術として知られていた。
特開2002−189522
しかし、従来のオーバーシュート回復時間を短縮する対策回路の電圧レギュレータ2で安定化された実際の出力電圧値は、量産製造上において設定値に対しあるずれ量が存在し、ずれ量もばらつきがあるため、安定化された実際の出力電圧に連動して基準電圧12の電圧を調整する必要があるため、調整にコストがかかってしまうという欠点がある。
すなわち、従来例図4の回路図においては、基準電圧12の電圧設定のためには、まず安定出力Voutの実際の電圧値を測定し、測定値に必ず感知したいオーバーシュート振幅電圧の最小値を加えた基準電圧設定値を求める必要がある。その結果、基準電圧12電圧設定工程が必要となり、この工程を1つ1つのオーバーシュート回復回路付き電圧レギュレータについておこなう必要があった。
そこでこの発明の目的は、従来のこのような問題点を解決するために、電圧レギュレータ2で安定化された実際の出力電圧に連動した基準電圧12電圧となるような回路とすることで、基準電圧12の電圧調整する工程をなくすことである。具体的には、レギュレータ回路の出力端子に接続するオーバーシュート回復回路において、出力端子に接続する出力電圧保持手段と、出力端子に接続する出力電圧検出手段と、出力電圧保持手段からの第1電圧と出力電圧検出手段からの第2電圧とを比較する比較回路と、出力端子と比較回路の出力との間に設けた電流制限手段とを備え、第2電圧が前記第1電圧よりも高くなった時に、電流制限手段により出力端子から電流を引き抜くように構成した。
更に、出力電圧保持手段は抵抗と容量が直列に接続した回路からなり、この抵抗の一端が出力端子に、抵抗の他端が容量と比較回路に接続して、比較回路に第1電圧を与えるようにした。また、電流制限手段は整流素子と抵抗が直列に接続した回路からなり、比較回路の出力電圧が出力端子の電圧よりも低いときに、出力端子から電流を引き抜くようにした。また、比較回路が定電流出力型の比較回路であって、比較回路の出力電圧が出力端子の電圧よりも低いときに、出力端子から電流を引き抜くようにした。また、電圧検出手段は少なくとも2つの抵抗が直列に接続した分圧抵抗からなり、第2電圧は分圧抵抗により分圧された電圧である。また、比較回路はオフセット付き比較回路であって、第2電圧から比較回路のオフセット電圧を差引いた電圧が前記第1電圧よりも高くなった時に、電流制限手段により出力端子から電流を引き抜くものである。また、電流制限手段はスイッチを含み、第1電圧が出力端子の電圧に達しない間、出力端子と比較回路の出力との間の接続を切断するものである。
従って、本発明の特徴は、実際の安定出力Vout電圧を容量に充電しておき、この電圧を基準電圧とすることで、基準電圧の調整工程をなくすことを可能とするものである。
本発明は、安定出力Voutの量産製造上の電圧ばらつきをキャンセルするための調整をすることなく、入力電源の変動や出力負荷電流の変動などに起因して安定出力Vout電圧が上昇するオーバーシュートを検知することができるので、回復時間を短縮させたオーバーシュート回復回路及びこれを用いた電圧レギュレータを低コストで実現できる、という優れた効果を有する。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1を示すオーバーシュート回復時間短縮回路である。安定出力Voutの出力端子とGNDとの間に、抵抗6と容量7が直列接続された電圧保持手段が接続されている。容量7の抵抗側端子の電圧は比較回路3の+入力に入力される。さらに、安定出力Voutの出力端子とGNDとの間に、抵抗8と抵抗9とからなる電圧検出手段が接続されている。安定出力Voutの電圧は、抵抗8と抵抗9により分圧されて安定出力Vout電圧より少し低い電圧が比較回路3の−入力に入力される。制限電流抵抗4と整流素子5とスイッチ10からなる電流制限手段が比較回路3の出力と安定出力Voutとの間に接続されている。
定常状態では抵抗8と抵抗9で分圧された入力の電圧のほうが低いので比較回路3の出力は安定出力Vout電圧以上となる。その結果、整流素子5により安定出力Voutから電流を流し込んだり引き抜いたりはしない。
しかし入力電源の変動や出力負荷電流の変動などにより、安定出力Vout電圧が上昇するオーバーシュートが発生した場合、抵抗6と容量7にて保持された電圧は上昇しないが、抵抗8と抵抗9で分圧された電圧が抵抗6と容量7にて保持された電圧以上に上昇するため、比較回路3の出力はGNDとなり、制限電流抵抗4と整流素子5とスイッチ10を介して安定出力Voutから電流を引き抜かれて、オーバーシュート回復時間を短縮させることができる。
なおスイッチ10は、容量7に定常時の安定出力Vout電圧が保持されるまでスイッチを切っておくことで、オーバーシュート以外による比較回路3の検出による安定出力Voutからの電流の引き抜きを阻止するためのものである。
図2は本発明の実施例2を示すオーバーシュート回復時間短縮回路である。本実施例における比較回路11はオフセット付き比較回路である。安定出力Voutから抵抗6と容量7にてGNDに接続され安定出力Vout電圧が保持された入力がオフセット付き比較回路11の+入力に接続され、安定出力Voutがオフセット付き比較回路11の−入力に接続され、オフセット付き比較回路11の出力から制限電流抵抗4とスイッチ10を介し安定出力Voutに接続されている。
定常状態では、抵抗6と容量7で保持された入力の電圧と、安定出力Voutからの入力電圧とは等しいが、オフセット付き比較回路11にて−入力が少し低めに検出されるようなオフセット電圧が設定されたオフセットを設けていることにより、オフセット付き比較回路11の出力は安定出力Vout電圧となり、安定出力Voutから電流を流し込んだり引き抜いたりはしない。
しかし入力電源の変動や出力負荷電流の変動などにより、安定出力Vout電圧が上昇するオーバーシュートが発生した場合、抵抗6と容量7にて保持された電圧は上昇しないが、安定出力Vout電圧がオフセット付き比較回路11の−入力側に設けたオフセット電圧以上に上昇することにより、オフセット付き比較回路11の出力はGNDとなり、制限電流抵抗4とスイッチ10を介して安定出力Voutから電流を引き抜き、オーバーシュート回復時間を短縮させることができる。
なおスイッチ10は、容量7に定常時の安定出力Vout電圧が保持されるまでスイッチを切っておくことで、オーバーシュート以外によるオフセット付き比較回路11の検出による安定出力Voutからの電流の引き抜きをキャンセルするためのものである。
また図3は、図2で使用している比較回路11を定電流出力タイプとすることで、制限電流抵抗4を削除した実施例3であり、図2と同様な動作が可能であることは明白である。なお、本実施例における電流制限手段は、比較回路11の出力と電圧レギュレータ2の出力端子間に設けた配線、または、配線とスイッチ10により構成される。
また電圧レギュレータ2は、DC-DCコンバータや三端子レギュレータのように、安定化された電源電圧を作り出すものであれば適用できることは明白である。
本発明の実施例1であるオーバーシュート回復時間短縮回路の説明図である。 本発明の実施例2であるオーバーシュート回復時間短縮回路の説明図である。 本発明の実施例3であるオーバーシュート回復時間短縮回路の説明図である。 従来のオーバーシュート回復時間短縮回路の説明図である。
符号の説明
1 入力電源
2 電圧レギュレータ
3 比較回路
4 制限電流抵抗
5 整流素子
6 抵抗
7 容量
8、9 分圧抵抗
10 スイッチ
11 オフセット付き比較回路
12 基準電圧

Claims (8)

  1. レギュレータ回路の出力端子に接続するオーバーシュート回復回路において、
    前記出力端子に接続する出力電圧保持手段と、
    前記出力端子に接続する出力電圧検出手段と、
    前記出力電圧保持手段からの第1電圧と前記出力電圧検出手段からの第2電圧とを比較する比較回路と、
    前記出力端子と前記比較回路の出力との間に設けた電流制限手段とを備え、
    前記第2電圧が前記第1電圧よりも高くなった時に、前記電流制限手段により前記出力端子から電流を引き抜くことを特徴とするオーバーシュート回復回路。
  2. 前記出力電圧保持手段は抵抗と容量が直列に接続した回路からなり、
    前記抵抗の一端が前記出力端子に、前記抵抗の他端が前記容量と前記比較回路に接続して、前記比較回路に前記第1電圧を与えることを特徴とする請求項1に記載のオーバーシュート回復回路。
  3. 前記電流制限手段は整流素子と抵抗が直列に接続した回路からなり、
    前記比較回路の出力電圧が前記出力端子の電圧よりも低いときに、前記出力端子から電流を引き抜くことを特徴とする請求項1又は2に記載のオーバーシュート回復回路。
  4. 前記比較回路が定電流出力型の比較回路であって、
    前記比較回路の出力電圧が前記出力端子の電圧よりも低いときに、前記出力端子から電流を引き抜くことを特徴とする請求項1又は2に記載のオーバーシュート回復回路。
  5. 前記電圧検出手段は少なくとも2つの抵抗が直列に接続した分圧抵抗からなり、
    前記第2電圧は前記分圧抵抗により分圧された電圧であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のオーバーシュート回復回路。
  6. 前記比較回路はオフセット付き比較回路であって、前記第2電圧から前記比較回路のオフセット電圧を差引いた電圧が前記第1電圧よりも高くなった時に、前記電流制限手段により前記出力端子から電流を引き抜くことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のオーバーシュート回復回路。
  7. 前記電流制限手段はスイッチを含み、前記第1電圧が前記出力端子の電圧に達しない間、前記出力端子と前記比較回路の出力との間の接続を切断することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のオーバーシュート回復回路。
  8. レギュレータ回路と請求項1から7のいずれかに記載のオーバーシュート回復回路を含む電圧レギュレータ。
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