JP2005165181A - 光導波路部材の製造方法及び光ジャンクションブロック - Google Patents

光導波路部材の製造方法及び光ジャンクションブロック Download PDF

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Abstract

【課題】 光ジャンクションブロックに用いることが好適な光導波路部材の製造方法を提供する。また、調心及び光結合が容易であるとともに、これら調心及び光結合に高価な装置を必要としない光ジャンクションブロックを提供する。
【解決手段】 光導波路26を構成するコアの材料よりも屈折率が低い合成樹脂材料を用いてアンダークラッドの層を成形する第一工程と、光透過性の合成樹脂材料を用いてアンダークラッドの層の上に凸状形状となるコアを成形する第二工程と、コアの材料よりも屈折率が低い合成樹脂材料を用いてオーバークラッドの層をコアの周囲に成形し光導波路を形成する第三工程と、を含んで光導波路部材23を製造する。そして、このように製造された光導波路部材23と、筐体24と、これらに跨る複数のコネクタ25とを備えて光ジャンクションブロック21を構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、伝送される光信号の中継及び/又は光分波・光合波をする光ジャンクションブロックに関し、特に、自動車内の各種電装機器の配索に利用される光通信や、宅内・ビル内の光通信等に好適な光ジャンクションブロックに関する。また、光ジャンクションブロックの構成部材であり光導波路を有する光導波路部材の製造方法に関する。
近年、自動車内や宅内・ビル内において光通信が普及してきており、光によって通信を行うノード数(端末数)の増加に伴ってネットワークの多様化が進んでいる。そこで、ワイヤハーネスでのジャンクションブロックに相当し、光の分波・合波を行えるような受動デバイスが必要になっている。
この種の受動デバイスとしては、図13に示されるような光導波路モジュールが知られており、次のような各工程を経て光学的な結合が行われている(例えば特許文献1参照)。
すなわち、光導波路モジュール1の光導波路2の配列に合わせて光ファイバ3を整列し、整列光ファイバ4、5を形成する工程と、整列光ファイバ4及び光導波路モジュール1を通った光を含む画像をテレビカメラ6及びモニタ7によってモニタしつつ整列光ファイバ4及び光導波路モジュール1を粗く位置決めする工程と、整列光ファイバ5を光量測定器8に接続した後、これによって整列光ファイバ4及び光導波路モジュール1を通った光を測定しつつ、整列光ファイバ4、5並びに光導波路モジュール1の精密な光軸合わせを行う工程と、光導波路モジュール1の各端面に整列光ファイバ4、5を接着固定する工程とを備えて光学的な結合が行われるようになっている。
尚、図13における引用符号9はパソコン、10はコントローラ、11はレーザーダイオード、12はステージを示している。ステージ12は、パソコン9及びコントローラ10によって制御されている。
特開平8−43676号公報 (第3頁〜第4頁、第4図)
ところで、上記従来技術にあっては、光ファイバ3と光導波路2の調心(光軸合わせ)及び光結合に高価な装置、時間を要するという問題点を有している。また、整列光ファイバ4、5と光導波路モジュール1の固定に接着剤を必要とし、さらにはその接着剤硬化のための光源装置、硬化時間を要するという問題点を有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、調心及び光結合が容易であるとともに、これら調心及び光結合に高価な装置を必要としない光ジャンクションブロックを提供することを課題とする。
また、光ジャンクションブロックに用いることが好適な光導波路部材の製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の光導波路部材の製造方法は、伝送される光信号の中継及び/又は光分波・光合波をするための光導波路を有する光導波路部材の製造方法であって、前記光導波路を構成するコアの材料よりも屈折率が低い合成樹脂材料を用いてアンダークラッドの層を成形する第一工程と、光透過性の合成樹脂材料を用いて前記アンダークラッドの層の上に凸状形状となる前記コアを成形する第二工程と、前記コアの材料よりも屈折率が低い合成樹脂材料を用いてオーバークラッドの層を前記コアの周囲に成形し前記光導波路を形成する第三工程と、を含んで製造するようにしたことを特徴としている。このような特徴を有する本発明によれば、光導波路を有する光導波路部材を製造するために、上記第一工程から第三工程を含む製造方法が採用される。上記工程を含むことにより、光ジャンクションブロックに用いることが好適な光導波路部材が容易に製造される。本発明の光導波路部材は、上記工程からも分かるように量産性がよいものになる。
請求項2記載の本発明の光導波路部材の製造方法は、請求項1に記載の光導波路部材の製造方法において、前記アンダークラッドの層を基板の上に成形するようにしたことを特徴としている。このような特徴を有する本発明によれば、耐熱、機械的強度の面などから基板選定の選択肢が広がる。尚、アンダークラッドの層が基板を兼ねるように成形してもよいものとする。
請求項3記載の本発明の光導波路部材の製造方法は、請求項1に記載の光導波路部材の製造方法において、前記アンダークラッドの層の上、又は該層の下に基板を有する場合その基板の上に、突起形状又は凸状形状となる取り付け用のガイドを成形する工程を、前記コアを成形するための前記第二工程に付加するようにしたことを特徴としている。このような特徴を有する本発明によれば、ガイドを成形する工程を含むことにより、光ジャンクションブロックの組み立てにおいて、そのガイドによって調心及び光結合がより一層容易なものになる。
請求項4記載の本発明の光導波路部材の製造方法は、請求項3に記載の光導波路部材の製造方法において、前記ガイドと前記コアを同一材料で同時成形するようにしたことを特徴としている。このような特徴を有する本発明によれば、成形に係る工数が短縮され量産性がより一層向上する。
請求項5記載の本発明の光導波路部材の製造方法は、請求項1に記載の光導波路部材の製造方法において、前記各工程に基づいて製造された前記光導波路部材を貫通する突起又は凸状を有し、前記光導波路部材の取り外しを行うと、前記突起又は凸状によって取り付け用の貫通孔が前記光導波路部材に形成される治具を用いて製造するようにしたことを特徴としている。このような特徴を有する本発明によれば、取り付け用の貫通孔を光導波路部材に形成するための治具が用いられる。光ジャンクションブロックの組み立てにおいて、形成された貫通孔によって調心及び光結合がより一層容易なものになる。
請求項6記載の本発明の光導波路部材の製造方法は、請求項5に記載の光導波路部材の製造方法において、前記突起又は凸状を成形型の案内部材として兼用するようにしたことを特徴としている。このような特徴を有する本発明によれば、治具の突起又は凸状により成形型が案内される。成形型の案内部材として機能することから、突起又は凸状は、コアの設置位置を決めるための位置合わせ機構としても機能する。コアの位置精度が向上するようになる。
上記課題を解決するためなされた請求項7記載の本発明の光ジャンクションブロックは、伝送される光信号の中継及び/又は光分波・光合波をする光ジャンクションブロックであって、中継及び/又は光分波・光合波用の複数の光導波路を有する、請求項1ないし請求項6いずれか記載の光導波路部材と、該光導波路部材を収納する筐体と、前記光導波路の端部と各光通信経路の端部とを調心しつつ光学的に結合させる複数のコネクタと、を備えて構成したことを特徴としている。このような特徴を有する本発明によれば、筐体に収納された光導波路部材の光導波路の端部と各光通信経路の端部がコネクタを介して調心され、光学的に結合される。高価な装置や接着剤を必要としない構成であり且つ調心及び光結合が容易な光ジャンクションブロックになる。
上記課題を解決するためなされた請求項8記載の本発明の光ジャンクションブロックは、伝送される光信号の中継及び/又は光分波・光合波をする光ジャンクションブロックであって、中継及び/又は光分波・光合波用の複数の光導波路を有する、請求項1ないし請求項6いずれか記載の光導波路部材と、該光導波路部材を収納する筐体と、該筐体及び前記光導波路部材に跨って設けられ且つ前記光導波路の端部と各光通信経路の端部とを調心しつつ光学的に結合させる複数のコネクタと、を備えて構成したことを特徴としている。このような特徴を有する本発明によれば、筐体に収納された光導波路部材の光導波路の端部と各光通信経路の端部が、筐体及び光導波路部材に跨るコネクタを介して調心され、光学的に結合される。高価な装置や接着剤を必要としない構成であり且つ調心及び光結合が容易な光ジャンクションブロックになる。
請求項9記載の本発明の光ジャンクションブロックは、請求項8に記載の光ジャンクションブロックにおいて、前記光導波路部材に後付けされ且つ前記筐体により位置決めされ且つ前記光通信経路の前記端部の差し込みにより調芯がなされる光軸調芯用スリーブと、前記筐体に設けられ且つ嵌合空間が形成されるフード部とを備えて、前記コネクタを構成したことを特徴としている。このような特徴を有する本発明によれば、光軸調芯用スリーブが光導波路部材に後付けされ、その後に筐体に取り付けられる。また、筐体に取り付けられた光軸調芯用スリーブは、その筐体により位置決めがなされる。さらに、光軸調芯用スリーブは、光通信経路の端部が差し込まれると、光導波路の端部との調芯を行うように作用する。一方、フード部は、コネクタ接続の際に必要となる嵌合空間を形成する。このような構成のコネクタにより、光導波路の端部と各光通信経路の端部との光学的な結合が良好に行われる。
請求項1に記載された本発明によれば、第一工程から第三工程を含む製造方法を採用することにより、光ジャンクションブロックに用いることが好適な光導波路部材を製造することができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、基板の上にアンダークラッドの層を成形することにより、耐熱、機械的強度の面などから基板選定の選択肢を広げることができるという効果を奏する。
請求項3に記載された本発明によれば、取り付け用のガイドを成形することにより、光ジャンクションブロックの組み立てにおいて、調心及び光結合をより一層容易にすることができるという効果を奏する。
請求項4に記載された本発明によれば、ガイドとコアを同一材料で同時成形することにより、工数を短縮して量産性をより一層向上させることができるという効果を奏する。
請求項5に記載された本発明によれば、光導波路部材に取り付け用の貫通孔を形成する治具を用いることにより、光ジャンクションブロックの組み立てにおいて、その貫通孔により調心及び光結合をより一層容易にすることができるという効果を奏する。
請求項6に記載された本発明によれば、治具の突起又は凸状を成形型の案内部材として兼用することにより、コアの設置位置を決めるための位置合わせ機構としても機能させることができるとともに、コアの位置精度を向上させることができるという効果も奏する。
請求項7、8に記載された本発明によれば、請求項1ないし請求項6いずれか記載の光導波路部材と筐体と複数のコネクタとを備えることにより、調心及び光結合を容易にする光ジャンクションブロックを提供することができるという効果を奏する。また、調心及び光結合に高価な装置を必要としない光ジャンクションブロックを提供することができるという効果を奏する。
請求項9に記載された本発明によれば、光軸調芯用スリーブとフード部とを備えてコネクタを構成することにより、光導波路の端部と各光通信経路の端部との光学的な結合を良好に行うことができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の光ジャンクションブロックとこれに光結合する光コネクタの一実施の形態を示す分解斜視図である。また、図2は光ジャンクションブロックの分解斜視図、図3は光導波路部材の斜視図、図4は光導波路部材の製造方法を模式的に説明する図、図5は光軸調芯用スリーブの斜視図、図6は光ジャンクションブロックの斜視図、図7は光結合状態の光ジャンクションブロックと光コネクタの斜視図である。
図1において、引用符号21は自動車内の光通信や、宅内・ビル内の光通信等に用いられる光ジャンクションブロックを示している。その光ジャンクションブロック21は、光ファイバ22(例えばコア径が200μm程度以上のもの)の各光通信経路の端部間に介在するものであって、光ファイバ22により伝送される光信号の中継及び/又は光分波・光合波をすることができるように構成されている。本発明の光ジャンクションブロック21は、光導波路部材23と筐体24とこれらに跨る複数のコネクタ25とを備えて成されている。以下、各構成部材について詳細に説明する。
図1ないし図3において、上記光導波路部材23は、平面視矩形状(長方形状。一例であるものとする)の板状部材であって、光分波用(中継及び/又は光合波用であってもよいものとする)の複数の光導波路26と、その複数の光導波路26が配置される合成樹脂製の基板27とを備えて構成されている。また、光導波路部材23は、上記筐体24及び上記コネクタ25に対して着脱自在となるように形成されている。
光導波路26は、コア及びそのコアよりも屈折率の低いクラッド(後述するアンダークラッドとオーバークラッドで構成される)を有している。このような光導波路26は、基板27に対して所望の経路で配置されている(配置状態は特に限定されないものとする)。また、光導波路26の端面(端部)は、基板27の端面(端部)に対して面一であって、その端面から露出するように配置されている。
光導波路部材23には、取り付け固定用のガイド28が複数形成されている。本形態において、ガイド28は、平面視略T字状の突起として形成されている。また、ガイド28は、光導波路部材23の四隅近傍に一つずつ形成されている。尚、ガイド28は、上記形状に限らず丸ピン形状や直線状の凸状形状等に形成してもよいものとする。また、ガイド28は、図示の数に限らず四つ以上形成してもよいものとする。ガイド28は、位置決めが正確に行えればよいものとする。
ここで、図3及び図4を参照しながら光導波路部材23の製造方法について説明する。光導波路部材23は、以下の第一工程〜第三工程を順に経て製造される。尚、以下説明の製造方法は量産性がよいという利点を有している。
第一工程では、基板27の上にアンダークラッドの層29を成形する作業を行う(図4(a)参照)。そのアンダークラッドの層29は、基板27の全面にわたって成形される。アンダークラッドの層29は、コア材料(アクリル系UV硬化樹脂:NORLAND製NOA61n=1.56、アクリル系UV硬化樹脂:NORLAND製NOA68n=1.54、エポキシ系UV硬化樹脂:EMI製OPTOCAST3506n=1.56など)よりも屈折率が低い合成樹脂材料(PMMA:三菱レイヨン製のアクリペットn=1.49、PP:三井住友化学製の三井住友ポリプロn=1.49など)で成形される。アンダークラッドの層29は適宜厚みを有する。尚、基板27を透明なものとする場合、これをアンダークラッドの層29と兼ねるようにしてもよいものとする。
第二工程では、アンダークラッドの層29の上にコア30を成形する作業を行う(図4(a)、(b)参照)。そのコア30は、コア用成形型31が用いられ、上記コア材料により所望の経路で凸状形状に成形される(図3の経路は一例であるものとする)。コア用成形型31は、コア成形用凹部32とガイド成形用凹部33とを有し、コア30の成形と同時にガイド28がアンダークラッドの層29の上に成形される(アンダークラッドの層29が基板27の全面に成形されない場合には基板27の上にガイド28が成形される)。コア30とガイド28は、特に限定するものではないが、コスト及び工数等を考慮して同一材料で同時成形される。
第三工程では、コア30の周囲にオーバークラッドの層34を成形する作業を行う(図4(c)、(d)参照)。そのオーバークラッドの層34は、オーバークラッド成形用凹部35を有するオーバークラッド用成形型36が用いられ、上記コア材料よりも屈折率が低い合成樹脂材料(アクリル系UV硬化樹脂:NORLAND製NOA65n=1.52、アクリル系UV硬化樹脂:協立化学産業製XVL−90n=1.52、エポキシ系UV硬化樹脂:EMI製OPTOCAST3505n=1.52など)で成形される。オーバークラッドの層34は、後述する光導波路溝60の形状に合わせて成形される。
オーバークラッドの層34が硬化すると光導波路26を有する光導波路部材23の製造が完了する(図4(d)参照)。尚、製造された光導波路部材23は、上下反転した状態で後述する光軸調芯用スリーブ50、51に取り付けられる(図4(e)参照)。光導波路部材23の光導波路26は、光軸調芯用スリーブ50、51の光導波路溝60に、また、ガイド28は、光軸調芯用スリーブ50、51のガイド固定用溝61にそれぞれ差し込まれる。
図1及び図2において、上記筐体24は、合成樹脂製であって、光導波路部材23を収納する筐体本体37と、その筐体本体37に嵌合し適宜間隔をあけて光導波路部材23を覆う蓋38とを備えて構成されている。
筐体本体37は、平坦な面を有する基板39と、上記光信号の伝送方向に沿う一対の側壁40、40とを有している。また、筐体本体37は、光導波路部材23に対する収納部41と、後述する光軸調芯用スリーブ50、51に対するスリーブ取り付け部42、42とを有している。さらに、筐体本体37は、嵌合空間43、43を形成するための下フード部44、44を有している。嵌合空間43、43は、上記光通信経路を有する後述の光コネクタ66、67(光結合相手)を上記光軸調芯用スリーブ50、51に嵌合させる際に用いられるようになっている。
筐体本体37は、本形態において、光導波路部材23よりも一回り大きく且つ長くなるような平面視矩形状(長方形状)に形成されている。また、筐体本体37の収納部41は、基板39、側壁40、40、及びスリーブ取り付け部42、42に囲まれるようにして形成されている。
スリーブ取り付け部42、42は、後述する光軸調芯用スリーブ50、51を着脱自在に取り付けするための部分であって、本形態においては、筐体24の各端部側にそれぞれ形成されている。また、スリーブ取り付け部42、42は、光軸調芯用スリーブ50、51の位置決めをすることができるように形成されている。尚、スリーブ取り付け部42、42により位置決めされた後の光軸調芯用スリーブ50、51は、筐体本体37に嵌合する蓋38によって押さえ付けられ、蓋38を外さない限り脱落しないようになっている。
下フード部44、44は、それぞれスリーブ取り付け部42、42に連続するように配置形成されている。また、下フード部44、44は、上記光コネクタ66、67(光結合相手)の形状に合わせて形成されている(後述する上フード部47、47も同様。下フード部44、44と上フード部47、47とで特許請求の範囲に記載したフード部を構成するものとする)。
側壁40、40には、蓋38に対する係止部45が複数形成されている。その複数の係止部45は、本形態において、収納部41の両脇に形成されている。スリーブ取り付け部42、42は、複数の係止部45に連続するように形成されている。
蓋38には、筐体本体37の側壁40、40に対向する側壁46、46と、筐体本体37の下フード部44、44に対向する上フード部47、47とが形成されている。側壁46、46には、側壁40、40の係止部45に引っ掛かる係止突起48が複数形成されている。上フード部47、47には、上記光コネクタ66、67(光結合相手)に対するロック部49、49が形成されている。そのロック部49、49には、上記光コネクタ66、67に形成される後述のロッキングアーム74、74が係合するようになっている。
上記コネクタ25は、光導波路26の端部と上記各光通信経路の端部(後述するフェルール68)とを調心しつつ光学的に結合させるための部材であって、光軸調芯用スリーブ50と、スリーブ取り付け部42と、下フード部44と、上フード部47とを備えて構成されている(上記光コネクタ66側の構成)。また、コネクタ25は、光軸調芯用スリーブ51と、スリーブ取り付け部42と、下フード部44と、上フード部47とを備えて構成されている(上記光コネクタ67側の構成)。
光軸調芯用スリーブ50、51は、合成樹脂製のスリーブ本体52、53とスリーブカバー54、54とを備えて構成されている。光軸調芯用スリーブ50、51は、スリーブ本体52、53及びスリーブカバー54、54を用いて光導波路部材23の端部を挟み込み固定するような分割構造(後付けするための固定手段)を有している。尚、光軸調芯用スリーブ50、51を合体させて一つの部材にすることも可能であるものとする。但し、光導波路部材23との位置決めが容易になるのは、二つに分けた本形態の方である。
図5において、スリーブ本体52、53は、光結合部分を保護するためのスリーブ55、56と、光導波路部材23の端部が載置されるベース57、58とを有している。本形態において、スリーブ55は、一芯に対応するように形成されている。すなわち、後述するフェルール68が差し込まれるような貫通孔59が形成されている。一方、スリーブ56は、四芯に対応するように形成されている。すなわち、後述するフェルール68がそれぞれ差し込まれるような四つの貫通孔59が横一列に並んで形成されている。
ベース57、58には、それぞれスリーブ55、56が連成されている。また、光導波路部材23の端部に対するベース57、58の載置面には、光導波路溝60とガイド固定用溝61とが形成されている。光導波路溝60には、上述の如く、光導波路部材23の光導波路26が差し込まれるようになっている。また、ガイド固定用溝61には、同じく、光導波路部材23のガイド28が差し込まれるようになっている。ベース57、58の側部には、スリーブカバー54、54に対する一対の係止部62、62が形成されている。また、ベース57、58の裏面には、スリーブ取り付け部42、42が差し込まれる凹部63、63が形成されている。
図2において、スリーブカバー54、54は、ベース57、58の上に載置された光導波路部材23の端部を覆う板状の部材であって、その側部には、一対の係止部62、62に係止される一対の係止突起64、64が形成されている。また、光導波路部材23の端部に対向する面には、緩衝部材65、65が設けられている。その緩衝部材65、65は、ゴムや発泡樹脂、ゲルなどであって、光導波路26の位置を固定することができるように設定されている。本形態の緩衝部材65、65は、嵌合時にもとの厚さの50%程度の厚さになるように設定されている(一例であるものとする)。
尚、光軸調芯用スリーブ50、51の間には、これら光軸調芯用スリーブ50、51同士の近接方向の移動を阻止するための部材(間隔保持部材:例えば棒状のもの)を設けてもよいものとする。その部材は、後述する光コネクタ66、67(光結合相手)によるコネクタ接続の際の、光導波路部材23への応力集中を緩和することができるものとする。
図1において、光コネクタ66、67は、光ジャンクションブロック21に対する光結合相手であって、各光通信経路の端部にそれぞれ設けられている。光コネクタ66は一芯用、光コネクタ67は四芯用として設定されており、光ファイバ22の端末に設けられるフェルール68と、そのフェルール68をスライド自在に収容するハウジング69、70と、ハウジング69、70の後部に嵌合するスプリングキャップ71、72と、光ファイバ22に挿通され且つフェルール68及びスプリングキャップ71、72の間に介在するスプリング73とを備えて構成されている。
ハウジング69、70は、光ジャンクションブロック21の嵌合空間43、43に差し込まれて嵌合するように形成されている。また、ハウジング69、70の上部には、ロッキングアーム74、74が形成されている。尚、光結合時にフェルール68がスプリング73の力でスリーブ55、56に突き当てられる等の、光コネクタ66、67の具体的な機能等は、本願出願人が先に提案した実公平5−10626号公報に開示されているので、ここでは説明を省略する。
上記構成において、本発明に係る光ジャンクションブロック21は、例えば次のような手順を経て組み付けられる。先ず、図4を参照しながら説明したように光導波路部材23を製造する作業を行う。次に、製造した光導波路部材23と共に、筐体24及び光軸調芯用スリーブ50、51を準備する作業を行う。このような前準備が完了したら、光導波路部材23の端部をスリーブ本体52、53のベース57、58上に載置するとともにスリーブカバー54、54で挟み込み、光導波路部材23と光軸調芯用スリーブ50、51とを後付け固定する作業を行う。
続いて、筐体24のスリーブ取り付け部42、42に光軸調芯用スリーブ50、51をそれぞれ取り付けるとともに、光導波路部材23を収納部41に収納する作業を行う。そして最後に、蓋38を筐体本体37に嵌合させて光導波路部材23をガタツキなく覆う作業を行う。これにより、一連の組み付けが完了し、図6に示されるような光ジャンクションブロック21が完成する。尚、光ジャンクションブロック21に光コネクタ66、67をそれぞれ光結合すると、図7に示されるような状態になる。
以上、図1ないし図7を参照しながら説明してきたように、光ジャンクションブロック21は、光コネクタ66、67との光学的な結合をコネクタ25を介して行えるようなものであることから、従来例と比べて調心及び光結合を格段に容易にすることができる。また、従来例で用いていたような高価な装置を必要としないことから、安価に調心及び光結合をすることができる。
コネクタ25は、スリーブ55、56を有していることから、光導波路26の端部と光通信経路の端部(フェルール68)とを容易に調心及び保護することができる。また、コネクタ25は、ロック部49を有していることから、光導波路部材23と光コネクタ66、67との位置関係を保つことができる。その他、本発明に係る光ジャンクションブロック21は、嵌め込みによる組み付けであることから、従来よりも組み付けを容易にすることができる(従来例で用いていた接着剤が不要)。
続いて、図8ないし図12を参照しながら本発明による光ジャンクションブロックの他の一実施の形態を説明する。図8は他の一実施の形態を示す分解斜視図、図9は光ジャンクションブロックの分解斜視図、図10は光導波路部材の斜視図、図11は光導波路部材の製造方法を模式的に説明する図、図12は光軸調芯用スリーブの斜視図である。尚、上述で説明した構成部材と基本的に同じものについては同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
図8において、引用符号81は上述の形態同様、自動車内の光通信や、宅内・ビル内の光通信等に用いられる光ジャンクションブロックを示している。その光ジャンクションブロック81は、光ファイバ22(例えばコア径が200μm程度以上のもの)の各光通信経路の端部間に介在するものであって、光ファイバ22により伝送される光信号の中継及び/又は光分波・光合波をすることができるように構成されている。本発明の光ジャンクションブロック81は、光導波路部材82と筐体24とこれらに跨る複数のコネクタ83とを備えて成されている。以下、各構成部材について詳細に説明する。
図8ないし図10において、上記光導波路部材82は、平面視矩形状(長方形状。一例であるものとする)の板状部材であって、光分波用(中継及び/又は光合波用であってもよいものとする)の複数の光導波路84と、その複数の光導波路84が配置される合成樹脂製の基板85とを備えて構成されている。また、光導波路部材82は、筐体24及び上記コネクタ83に対して着脱自在となるように形成されている。
光導波路84は、コア及びそのコアよりも屈折率の低いクラッド(後述するアンダークラッドとオーバークラッドで構成される)を有している。このような光導波路84は、基板85に対して所望の経路で配置されている(配置状態は特に限定されないものとする)。また、光導波路84の端面(端部)は、基板85の端面(端部)に対して面一であって、その端面から露出するように配置されている。
光導波路部材82には、取り付け固定用の貫通孔86が複数形成されている。本形態において、貫通孔86は、平面視円形状に形成されている。また、貫通孔86は、光導波路部材82の四隅近傍に一つずつ形成されている。尚、貫通孔86は、上記形状に限らず長孔形状等に形成してもよいものとする。また、貫通孔86は、図示の数に限らず四つ以上形成してもよいものとする。貫通孔86は、位置決めが正確に行えればよいものとする。
ここで、図10及び図11を参照しながら光導波路部材82の製造方法について説明する。光導波路部材82は、丸ピン形状の複数の突起87(これに限らず凸状(突条)でもよい)を有する治具88を用いて、以下の第一工程〜第三工程を順に経て製造される。尚、光導波路部材82の製造方法は量産性がよいという利点を有している。
第一工程では、図11(a)に示されるように治具88にセットされた基板85の上にアンダークラッドの層89を成形する作業を行う(図11(b)参照)。そのアンダークラッドの層89は、基板85の全面にわたって成形される。アンダークラッドの層89は、コア材料(アクリル系UV硬化樹脂:NORLAND製NOA61n=1.56、アクリル系UV硬化樹脂:NORLAND製NOA68n=1.54、エポキシ系UV硬化樹脂:EMI製OPTOCAST3506n=1.56など)よりも屈折率が低い合成樹脂材料(PMMA:三菱レイヨン製のアクリペットn=1.49、PP:三井住友化学製の三井住友ポリプロn=1.49など)で成形される。アンダークラッドの層89は適宜厚みを有する。尚、基板85を透明なものとする場合、これをアンダークラッドの層89と兼ねるようにしてもよいものとする。
第二工程では、アンダークラッドの層89の上にコア90を成形する作業を行う(図11(c)、(d)参照)。そのコア90は、コア用成形型91が用いられ、上記コア材料により所望の経路で凸状形状に成形される(図10の経路は一例であるものとする)。コア用成形型91は、コア成形用凹部92と、治具88の突起87により案内されるガイド孔93とを有する。
第三工程では、コア90の周囲に例えば図11(e)に示されるようなオーバークラッドの層94を成形する作業を行う。そのオーバークラッドの層94は、図示しないオーバークラッド用成形型が用いられ、上記コア材料よりも屈折率が低い合成樹脂材料(アクリル系UV硬化樹脂:NORLAND製NOA65n=1.52、アクリル系UV硬化樹脂:協立化学産業製XVL−90n=1.52、エポキシ系UV硬化樹脂:EMI製OPTOCAST3505n=1.52など)で成形される。
オーバークラッドの層94が硬化すると光導波路84を有する光導波路部材82の製造が完了する。尚、製造された光導波路部材82は、治具88から取り外されて後述する光軸調芯用スリーブ95、96に取り付けられる(図11(f)参照)。光導波路部材82は、図示のように平坦な面を有する板状の部材であることから、光軸調芯用スリーブ95、96のベース99、100に載置され、また、突起87により形成された貫通孔86は、光軸調芯用スリーブ95、96のベース99、100の貫通孔固定ピン101、101に差し込まれる。
図8及び図9において、上記コネクタ83は、光導波路84の端部と上記各光通信経路の端部(フェルール68)とを調心しつつ光学的に結合させるための部材であって、光軸調芯用スリーブ95と、スリーブ取り付け部42と、下フード部44と、上フード部47とを備えて構成されている(光コネクタ66側の構成)。また、コネクタ83は、光軸調芯用スリーブ96と、スリーブ取り付け部42と、下フード部44と、上フード部47とを備えて構成されている(光コネクタ67側の構成)。
光軸調芯用スリーブ95、96は、合成樹脂製のスリーブ本体97、98とスリーブカバー54、54とを備えて構成されている。光軸調芯用スリーブ95、96は、スリーブ本体97、98及びスリーブカバー54、54を用いて光導波路部材82の端部を挟み込み固定するような分割構造(後付けするための固定手段)を有している。
図12において、スリーブ本体97、98は、光結合部分を保護するためのスリーブ55、56と、光導波路部材82の端部が載置されるベース99、100とを有している。ベース99、100には、それぞれスリーブ55、56が連成されている。また、光導波路部材82の端部に対するベース99、100の載置面には、貫通孔固定ピン101が形成されている。貫通孔固定ピン101には、上述の如く、光導波路部材82の貫通孔86が差し込まれるようになっている。ベース99、100の側部には、スリーブカバー54、54に対する一対の係止部62、62が形成されている。また、ベース99、100の裏面には、スリーブ取り付け部42、42が差し込まれる凹部63、63が形成されている。
尚、光軸調芯用スリーブ95、96の間には、これら光軸調芯用スリーブ95、96同士の近接方向の移動を阻止するための部材(間隔保持部材:例えば棒状のもの)を設けてもよいものとする。その部材は、光コネクタ66、67(光結合相手)によるコネクタ接続の際の光導波路部材82への応力集中を緩和することができるものとする。
上記構成において、本発明に係る光ジャンクションブロック81は、例えば次のような手順を経て組み付けられる。先ず、図11を参照しながら説明したように光導波路部材82を製造する作業を行う。次に、製造した光導波路部材82と共に、筐体24及び光軸調芯用スリーブ95、96を準備する作業を行う。このような前準備が完了したら、光導波路部材82の端部をスリーブ本体97、98のベース99、100上に載置するとともにスリーブカバー54、54で挟み込み、光導波路部材82と光軸調芯用スリーブ95、96とを後付け固定する作業を行う。
続いて、筐体24のスリーブ取り付け部42、42に光軸調芯用スリーブ95、96をそれぞれ取り付けるとともに、光導波路部材82を収納部41に収納する作業を行う。そして最後に、蓋38を筐体本体37に嵌合させて光導波路部材82をガタツキなく覆う作業を行う。これにより、一連の組み付けが完了し、図6に示されるような光ジャンクションブロック81が完成する。尚、光ジャンクションブロック81に光コネクタ66、67をそれぞれ光結合すると、図7に示されるような状態になる。
以上、図8ないし図12を参照しながら説明してきたように、光ジャンクションブロック81は、光コネクタ66、67との光学的な結合をコネクタ83を介して行えるようなものであることから、従来例と比べて調心及び光結合を格段に容易にすることができる。また、従来例で用いていたような高価な装置を必要としないことから、安価に調心及び光結合をすることができる。
コネクタ83は、スリーブ55、56を有していることから、光導波路84の端部と光通信経路の端部(フェルール68)とを容易に調心及び保護することができる。また、コネクタ83は、ロック部49を有していることから、光導波路部材82と光コネクタ66、67との位置関係を保つことができる。その他、本発明に係る光ジャンクションブロック81は、嵌め込みによる組み付けであることから、従来よりも組み付けを容易にすることができる(従来例で用いていた接着剤が不要)。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
本発明による光ジャンクションブロックとこれに光結合する光コネクタの一実施の形態を示す分解斜視図である。 図1の光ジャンクションブロックの分解斜視図である。 図1の光導波路部材の斜視図である。 図1の光導波路部材の製造方法を模式的に説明する図である。 図1の光軸調芯用スリーブの斜視図である。 光ジャンクションブロックの斜視図である。 光結合状態の光ジャンクションブロックと光コネクタの斜視図である。 本発明による光ジャンクションブロックとこれに光結合する光コネクタの他の一実施の形態を示す分解斜視図である。 図8の光ジャンクションブロックの分解斜視図である。 図8の光導波路部材の斜視図である。 図8の光導波路部材の製造方法を模式的に説明する図である。 図8の光軸調芯用スリーブの斜視図である。 従来例の光導波路モジュールの斜視図である。
符号の説明
21 光ジャンクションブロック
22 光ファイバ
23 光導波路部材
24 筐体
25 コネクタ
26 光導波路
27 基板
28 ガイド
29 アンダークラッドの層
30 コア
34 オーバークラッドの層
37 筐体本体
38 蓋
41 収納部
42 スリーブ取り付け部
43 嵌合空間
44 下フード部
47 上フード部
50、51 光軸調芯用スリーブ
52、53 スリーブ本体
54 スリーブカバー
55、56 スリーブ
57、58 ベース
59 貫通孔
60 光導波路溝
61 ガイド固定用溝
65 緩衝部材
66、67 光コネクタ
68 フェルール
81 光ジャンクションブロック
82 光導波路部材
83 コネクタ
84 光導波路
85 基板
86 貫通孔
87 突起
88 治具
89 アンダークラッドの層
90 コア
94 オーバークラッドの層
95、96 光軸調芯用スリーブ
97、98 スリーブ本体
99、100 ベース
101 貫通孔固定ピン

Claims (9)

  1. 伝送される光信号の中継及び/又は光分波・光合波をするための光導波路を有する光導波路部材の製造方法であって、
    前記光導波路を構成するコアの材料よりも屈折率が低い合成樹脂材料を用いてアンダークラッドの層を成形する第一工程と、
    光透過性の合成樹脂材料を用いて前記アンダークラッドの層の上に凸状形状となる前記コアを成形する第二工程と、
    前記コアの材料よりも屈折率が低い合成樹脂材料を用いてオーバークラッドの層を前記コアの周囲に成形し前記光導波路を形成する第三工程と、
    を含んで製造するようにした
    ことを特徴とする光導波路部材の製造方法。
  2. 請求項1に記載の光導波路部材の製造方法において、
    前記アンダークラッドの層を基板の上に成形するようにした
    ことを特徴とする光導波路部材の製造方法。
  3. 請求項1に記載の光導波路部材の製造方法において、
    前記アンダークラッドの層の上、又は該層の下に基板を有する場合その基板の上に、突起形状又は凸状形状となる取り付け用のガイドを成形する工程を、前記コアを成形するための前記第二工程に付加するようにした
    ことを特徴とする光導波路部材の製造方法。
  4. 請求項3に記載の光導波路部材の製造方法において、
    前記ガイドと前記コアを同一材料で同時成形するようにした
    ことを特徴とする光導波路部材の製造方法。
  5. 請求項1に記載の光導波路部材の製造方法において、
    前記各工程に基づいて製造された前記光導波路部材を貫通する突起又は凸状を有し、前記光導波路部材の取り外しを行うと、前記突起又は凸状によって取り付け用の貫通孔が前記光導波路部材に形成される治具を用いて製造するようにした
    ことを特徴とする光導波路部材の製造方法。
  6. 請求項5に記載の光導波路部材の製造方法において、
    前記突起又は凸状を成形型の案内部材として兼用するようにした
    ことを特徴とする光導波路部材の製造方法。
  7. 伝送される光信号の中継及び/又は光分波・光合波をする光ジャンクションブロックであって、
    中継及び/又は光分波・光合波用の複数の光導波路を有する、請求項1ないし請求項6いずれか記載の光導波路部材と、
    該光導波路部材を収納する筐体と、
    前記光導波路の端部と各光通信経路の端部とを調心しつつ光学的に結合させる複数のコネクタと、
    を備えて構成した
    ことを特徴とする光ジャンクションブロック。
  8. 伝送される光信号の中継及び/又は光分波・光合波をする光ジャンクションブロックであって、
    中継及び/又は光分波・光合波用の複数の光導波路を有する、請求項1ないし請求項6いずれか記載の光導波路部材と、
    該光導波路部材を収納する筐体と、
    該筐体及び前記光導波路部材に跨って設けられ且つ前記光導波路の端部と各光通信経路の端部とを調心しつつ光学的に結合させる複数のコネクタと、
    を備えて構成した
    ことを特徴とする光ジャンクションブロック。
  9. 請求項8に記載の光ジャンクションブロックにおいて、
    前記光導波路部材に後付けされ且つ前記筐体により位置決めされ且つ前記光通信経路の前記端部の差し込みにより調芯がなされる光軸調芯用スリーブと、前記筐体に設けられ且つ嵌合空間が形成されるフード部とを備えて、前記コネクタを構成した
    ことを特徴とする光ジャンクションブロック。

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