JP3926764B2 - 光ジャンクションブロック及び光導波路部材の製造方法 - Google Patents

光ジャンクションブロック及び光導波路部材の製造方法 Download PDF

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Description

【0001 】
【発明の属する技術分野】
本発明は、伝送される光信号の中継及び/又は光分波・光合波をする光ジャンクションブロックに関し、特に、自動車内の各種電装機器の配索に利用される光通信や、宅内・ビル内の光通信等に好適な光ジャンクションブロックに関する。また、光導波路を有する光導波路部材の製造方法に関する。
【0002 】
【従来の技術】
近年、自動車内や宅内・ビル内において光通信が普及してきており、光によって通信を行うノード数(端末数)の増加に伴ってネットワークの多様化が進んでいる。そこで、ワイヤハーネスでのジャンクションブロックに相当し、光の分波・合波を行えるような受動デバイスが必要になっている。
【0003 】
この種の受動デバイスとしては、図38に示されるような光導波路モジュールが知られており、次のような各工程を経て光学的な結合が行われている(例えば特許文献1参照)。
【0004 】
すなわち、光導波路モジュール1の光導波路2の配列に合わせて光ファイバ3を整列し、整列光ファイバ4、5を形成する工程と、整列光ファイバ4及び光導波路モジュール1を通った光を含む画像をテレビカメラ6及びモニタ7によってモニタしつつ整列光ファイバ4及び光導波路モジュール1を粗く位置決めする工程と、整列光ファイバ5を光量測定器8に接続した後、これによって整列光ファイバ4及び光導波路モジュール1を通った光を測定しつつ、整列光ファイバ4、5並びに光導波路モジュール1の精密な光軸合わせを行う工程と、光導波路モジュール1の各端面に整列光ファイバ4、5を接着固定する工程とを備えて光学的な結合が行われるようになっている。
【0005 】
尚、図38における引用符号9はパソコン、10はコントローラ、11はレーザーダイオード、12はステージを示している。ステージ12は、パソコン9及びコントローラ10によって制御されている。
【0006 】
【特許文献1】
特開平8−43676号公報 (第3頁〜第4頁、第4図)
【0007 】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術にあっては、光ファイバ3と光導波路2の調心(光軸合わせ)及び光結合に高価な装置、時間を要するという問題点を有している。また、整列光ファイバ4、5と光導波路モジュール1の固定に接着剤を必要とし、さらにはその接着剤硬化のための光源装置、硬化時間を要するという問題点を有している。
【0008 】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、調心及び光結合が容易であるとともに、これら調心及び光結合に高価な装置を必要としない光ジャンクションブロックを提供することを課題とする。
【0009 】
また、光ジャンクションブロックに用いることが好適な光導波路部材の製造方法を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の光ジャンクションブロックは、伝送される光信号の中継及び/又は光分波もしくは光合成をする光ジャンクションブロックであって、中継及び/又は光分波もしくは光合成用の複数の光導波路を有する光導波路部材と、該光導波路部材を収納する筐体と、該筐体に設けられ且つ前記光導波路の端部と各光通信経路の端部とを調心しつつ光学的に結合させる複数のコネクタと、を備え、前記光導波路部材を、前記筐体及び前記コネクタに対して着脱自在となるように構成するとともに、前記光導波路部材を柔軟性を有するシート状に形成したことを特徴としている。
【0011】
求項2記載の本発明の光ジャンクションブロックは、請求項1に記載の光ジャンクションブロックにおいて、前記光導波路部材の光信号の伝送方向の長さ前記筐体の収納部の前記光導波路部材を収納する部位の光信号の伝送方向の長さよりも大きく形成するとともに、前記収納部を前記光導波路部材が撓んだ状態でも収納可能な形状に形成したことを特徴としている。
【0012】
請求項3記載の本発明の光ジャンクションブロックは、請求項に記載の光ジャンクションブロックにおいて、前記光導波路の前記端部と前記光通信経路の前記端部とが前記コネクタのスリーブ内で対向するように、該スリーブの形状に合わせた凸部を前記光導波路部材に形成したことを特徴としている。
【0013】
請求項4記載の本発明の光ジャンクションブロックは、請求項に記載の光ジャンクションブロックにおいて、前記筐体にコネクタ取り付け部を形成するとともに、該コネクタ取り付け部を介して前記コネクタを前記筐体に対し着脱自在となるように形成したことを特徴としている。
【0014】
請求項5記載の本発明の光ジャンクションブロックは、請求項に記載の光ジャンクションブロックにおいて、前記コネクタの取り付けが不要な前記コネクタ取り付け部に対して、前記コネクタの代替となるシャッターを取り付けるようにしたことを特徴としている。
【0027】
請求項1に記載された本発明によれば、光導波路部材と筐体と複数のコネクタとを備えて光ジャンクションブロックが構成される。光導波路部材は、複数の光導波路を有し且つ筐体に収納される。また、筐体には、複数のコネクタが設けられる。収納された光導波路部材の光導波路の端部と各光通信経路の端部は、コネクタを介して調心され光学的に結合される。本発明によれば、高価な装置や接着剤を必要としない構成になり且つ調心及び光結合が容易な光ジャンクションブロックになる。
また、光導波路部材が筐体及びコネクタに対して着脱自在になる。これにより、光導波路の経路が異なる複数種の光導波路部材の中から仕様に応じた光導波路部材を選択することが可能になる。言い換えれば、光導波路部材にバリエーションを持たせることが可能になる。
さらに、光導波路部材が柔軟性を有するシート状に形成される。これにより、筐体及びコネクタに対しての着脱がより一層容易になる。
【0028】
請求項2に記載された本発明によれば、光導波路部材筐体の収納部のサイズよりも大きく形成される。光導波路部材は、このような寸法関係から撓んだ状態で収納部に収納される。これにより、仮に収納部のサイズに誤差が生じても、各光通信経路の端部間に配置される光導波路の長さが足りなくならず、光結合が良好に維持される。また、光導波路部材の撓みにより生じる元の状態に戻ろうとする力がコネクタに作用し、光導波路部材とコネクタとの位置関係が保たれる。ずれが起こり難くなることから、光結合が良好に維持される。
【0029】
請求項3に記載された本発明によれば、コネクタのスリーブの形状に合わせた凸部が光導波路部材に形成される。これにより、その凸部によって光導波路の端部と光通信経路の端部とがスリーブ内で対向するようになる。光導波路の端部と光通信経路の端部は、スリーブによって調心及び保護され、その結果、光結合が良好に維持される。
【0030】
請求項4に記載された本発明によれば、筐体にコネクタ取り付け部が形成され、そのコネクタ取り付け部を介してコネクタが筐体に対し着脱自在になる。これにより、光通信経路を有する光結合相手の形状に応じたコネクタを選択することが可能になる。すなわち、コネクタにバリエーションを持たせることが可能になる。また、コネクタの配置や取り付け個数に変化を付ければ筐体にもバリエーションを持たせることが可能になる。
【0031】
請求項5に記載された本発明によれば、コネクタの代替となるシャッターがコネクタの取り付けの不要なコネクタ取り付け部に取り付けられる。これにより、筐体内への異物混入や光結合の誤りが防止される。
【0044 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の光ジャンクションブロックの一実施の形態を示す分解斜視図である。また、図2は光導波路部材の説明図、図3は筐体の分解斜視図、図4〜図5はコネクタの斜視図、図6はコネクタの断面図、図7はシャッターの斜視図、図8は光ジャンクションブロックの斜視図、図9は光ジャンクションブロックの要部断面図、図10は図9の円A内の拡大図、図11は光結合部分の説明図、図12は光導波路部材の他の例を示す平面図である。
【0045】
図1において、引用符号21は自動車内の光通信や、宅内・ビル内の光通信等に用いられる光ジャンクションブロックを示している。その光ジャンクションブロック21は、図示しない光ファイバ(例えばコア径が200μm程度以上のもの)の各光通信経路の端部間に介在するものであって、図示しない光ファイバにより伝送される光信号の中継及び/又は光分波もしくは光合波(この光分波もしくは光合波を、以下単に、「光分波・光合波」と称する)をすることができるように構成されている。すなわち、光ジャンクションブロック21は、光導波路部材22と筐体23と複数のコネクタ24とを備えて構成されている。また、必要に応じてシャッター25も備えて構成されている。以下、各構成部材について詳細に説明する。
【0046 】
上記光導波路部材22は、本形態において、図1及び図2に示されるような平面視四角形の柔軟性を有するシート状の部材であって、中継及び/又は光分波・光合波用の複数の光導波路26と、その複数の光導波路26が配索されるシート部27とを備えて構成されている。また、光導波路部材22は、上記筐体23及び上記コネクタ24に対して着脱自在となるように形成されている(この限りではないものとする。すなわち、据え置きタイプに形成してもよいものとする。また、光導波路部材22は、シート状に限らず、基板状や光ファイバの組み合わせで構成してもよいものとする)。
【0047 】
光導波路26は、コア及びそのコアよりも屈折率の低いクラッドを有している。また、光導波路26は、シート部27に所望の経路で配索されている。尚、光導波路26は、本形態において、シート部27に対し埋設状態に配索されているが、この限りではないものとする。また、断面形状が矩形状に形成されているが、この限りではないものとする。すなわち、光導波路26は、印刷方式や描画方式等によりシート部27上に配索されたり、一般的な円形形状の断面を有したりしてもよいものとする。
【0048 】
シート部27は、合成樹脂製であって、上記光信号の伝送方向の長さL1が上記筐体23の後述する収納部33のサイズ(寸法L2)よりも大きくなるように(同じであってもよい)、その長さが設定されて形成されている。そして、このようなシート部27には、光導波路26の各端部を引き出すような複数の凸部28が形成されている。その複数の凸部28は、対応する上記コネクタ24の後述するスリーブ44内に差し込まれるような形状にそれぞれ形成されている。また、凸部28は、その端面から光導波路26の端面が露出するように形成されている。
【0049 】
本形態の光導波路部材22は、光導波路26の経路が異なる複数種の光導波路部材の中から、仕様に応じた光導波路部材を選択することができるという利点を有している。言い換えれば、光導波路部材にバリエーションを持たせることができるという利点を有している(例えば図2(a)の光導波路部材22、図12(a)の光分波型の光導波路部材22a、図12(b)の光合波型の光導波路部材22b、図12(c)のバス型の光導波路部材22c、及びこれらの組み合わせの中から仕様に合わせて選択することができる。光導波路26の経路変更を容易にすることができる)。
【0050 】
上記筐体23は、合成樹脂製であって、図1及び図3に示される如く、光導波路部材22を収納する筐体本体29と、その筐体本体29に嵌合し適宜間隔をあけて光導波路部材22を覆う蓋30とを備えて構成されている。
【0051 】
筐体本体29は、基板31と上記光信号の伝送方向に沿う一対の側壁32、32とを有している。また、筐体本体29は、光導波路部材22に対する収納部33と、上記コネクタ24(及びシャッター25)に対する複数のコネクタ取り付け部34とを有している。筐体本体29は、本形態において、平面視矩形状に形成されている。
【0052 】
基板31は、平坦な面を有している。また、このような基板31の縁部に形成される側壁32、32には、蓋30を着脱自在に嵌合させる複数の可撓係止部35が形成されている。収納部33は、これら基板31及び側壁32、32に囲まれるようにして形成されている。
【0053】
収納部33の上記光信号の伝送方向の長さL2は、光導波路部材22のサイズ(寸法L1)よりも大きくならないように形成されている。すなわち、光結合を良好に維持するために、光導波路26の長さが足りなくならないように、その長さが設定されている。
【0054 】
コネクタ取り付け部34は、コネクタ24(及びシャッター25)を着脱自在に取り付けするための部分であって、本形態においては、上記光信号の伝送方向の端部側に各二つずつ、合計四つ形成されている(この数に限定されるものではない。すなわち、コネクタ取り付け部34の数を変えて複数種の筐体23の設定を妨げるものではない)。そして、このようなコネクタ取り付け部34には、コネクタ24をスライド自在にするための溝状のガイドレール36、36が形成されている。尚、ガイドレール36、36に案内された後のコネクタ24は、筐体本体29に嵌合する蓋30によって押さえ付けられ、蓋30を外さない限り脱落しないようになっている。
【0055 】
蓋30には、側壁32の可撓係止部35に係合する係止突起37が複数形成されている。また、蓋30における収納部33に対向する部分には、凹部38(図10参照)が形成されている。凹部38及び収納部33は、上記サイズの差によって生じる光導波路部材22の撓みを吸収することができるように形成されている。
【0056 】
上記コネクタ24は、光導波路26の端部と上記各光通信経路の端部(不図示)とを調心しつつ光学的に結合させるための部材であって、図1、及び図4〜図6に示される如く、合成樹脂製のコネクタハウジング39により構成されている。
【0057 】
コネクタハウジング39は、図示のような箱状に形成されている。コネクタハウジング39の前面側には、上記光通信経路を有する光結合相手(不図示)を嵌合させるための嵌合空間40が形成されている。また、コネクタハウジング39の両側面には、筐体23のガイドレール36、36に案内されるレール41、41が形成されている。さらに、コネクタハウジング39の後面には、光導波路部材22の凸部28が差し込まれるスリット42、42が形成されている。
【0058 】
嵌合空間40には、上記光結合相手(不図示)に対するロック部43が形成されている。また、嵌合空間40には、光導波路26の端部と上記光通信経路の端部(不図示)とを対向配置させるための一対のスリーブ44、44が形成されている(ここでは上記光結合相手が二芯式である場合を図示している。一芯式の場合はスリーブ44が一つになる)。
【0059 】
ロック部43は、その内部に例えば可撓係止片等の既知アームを有している。また、ロック部43は、上記アーム等によって光導波路部材22と上記光結合相手との位置関係を保つような機能を有している。スリーブ44、44は、円筒形状に形成されている。そして、その前方からは、上記光通信経路の端部(不図示)が所定の分だけ差し込まれるようになっている。また、後方からは、スリット42、42を介して光導波路部材22の凸部28が差し込まれるようになっている。スリーブ44、44は、光結合部分を保護することができるように形成されている。
【0060 】
コネクタハウジング39の後面は、平坦な面に形成されている。このようなコネクタハウジング39の後面には、凸部28の近傍となる光導波路部材22の縁部が当接するようになっている。尚、コネクタハウジング39の後面における引用符号45は、ロック部43を形成するための型抜き穴を示している。
【0061 】
上記シャッター25は、コネクタ24の取り付けが不要となるコネクタ取り付け部34に取り付けられる部材であって、図1及び図7に示される如く、コネクタ取り付け部34を閉塞するような形状に形成されている。シャッター25は、コネクタ24の代替として機能する部材であって、このようなシャッター25の両側部には、ガイドレール36、36に案内されるレール46、46が形成されている。
【0062 】
上記構成において、本発明に係る光ジャンクションブロック21は、例えば次のような手順を経て組み付けられる(図1、及び図8〜図11参照)。先ず、仕様に合った光導波路部材22、筐体23、コネクタ24、及びシャッター25を準備する作業を行う。次いで、筐体23のコネクタ取り付け部34にコネクタ24及びシャッター25をそれぞれ取り付ける作業を行う。続いて、光導波路部材22を収納部33に収納し蓋30を筐体本体29に嵌合させて光導波路部材22を覆う作業を行う。これにより、一連の組み付けが完了し光ジャンクションブロック21が形成される。
【0063 】
尚、光導波路部材22は、上記サイズの差により撓みが生じた状態で収納部33に収納される。そして、光導波路部材22の撓みにより生じる元の状態に戻ろうとする力がコネクタ24に作用して、光導波路部材22とコネクタ24との位置関係が保たれる(コネクタ24のがたつきが防止される)。光導波路部材22の凸部28は、スリット42を介して対応するスリーブ44に差し込まれる。
【0064 】
以上、図1ないし図12を参照しながら説明してきたように、光ジャンクションブロック21は、上記光結合相手との光学的な結合をコネクタ24を介して行えるようなものであることから、従来例と比べて調心及び光結合を格段に容易にすることができる。また、従来例で用いていたような高価な装置を必要としないことから、安価に調心及び光結合をすることができる。
【0065 】
光導波路部材22は、本形態においてシート状の部材であり柔軟性を有していることから、筐体23及びコネクタ24に対する着脱を容易にすることができる。また、光導波路部材22は、本形態において収納部33のサイズよりも大きく形成されていることから、光導波路26の長さが光結合において足りなくなるのを防止することができる。さらに、光導波路部材22は、本形態において収納部33のサイズよりも大きく形成されていることから、光導波路部材22の撓みによって生じる元の状態に戻ろうとする力をコネクタ24に作用させて、光導波路部材22とコネクタ24との位置関係を保つことができる。
【0066 】
コネクタ24は、スリーブ44を有していることから、光導波路26の端部と光通信経路の端部(不図示)とを容易に調心及び保護することができる。また、コネクタ24は、ロック部43を有していることから、光導波路部材22と上記光結合相手(不図示)との位置関係を保つことができる。尚、シャッター25を用いることにより、筐体23内への異物混入や光結合の誤りを防止することができる。
【0067 】
その他、本発明に係る光ジャンクションブロック21は、各構成部材にバリエーションを持たせることができる。また、嵌め込みによって組み付けを容易にすることができる(従来例で用いていた接着剤が不要)。
【0068 】
続いて、図13ないし図22を参照しながら本発明による光ジャンクションブロックの他の一実施の形態を説明する。図13は他の一実施の形態を示す分解斜視図、図14は光導波路部材の説明図、図15は筐体の分解斜視図、図16は光軸調芯用スリーブの分解斜視図、図17は上部ハウジングの斜視図、図18〜図19はキャップの斜視図、図20は光ジャンクションブロックの斜視図、図21は光ジャンクションブロックの要部断面図、図22は図21の円B内の拡大図である。
【0069 】
図13において、引用符号51で示される光ジャンクションブロックは、上述の形態と同様に、図示しない光ファイバ(例えばコア径が200μm程度以上のもの)の各光通信経路の端部間に介在するものであって、図示しない光ファイバにより伝送される光信号の中継及び/又は光分波・光合波をすることができるように構成されている。すなわち、光ジャンクションブロック51は、光導波路部材52と筐体53とこれらに跨る複数のコネクタ54とを備えて構成されている。また、必要に応じてキャップ55も備えて構成されている。以下、各構成部材について詳細に説明する。
【0070 】
上記光導波路部材52は、本形態において、図13及び図14に示されるような平面視四角形の柔軟性を有するシート状の部材であって、中継及び/又は光分波・光合波用の複数の光導波路56と、その複数の光導波路56が配索されるシート部57とを備えて構成されている。また、光導波路部材52は、上記筐体53及び上記コネクタ54に対して着脱自在となるように形成されている(この限りではないものとする。すなわち、据え置きタイプに形成してもよいものとする。また、光導波路部材52は、シート状に限らず、基板状や光ファイバの組み合わせで構成してもよいものとする)。
【0071 】
光導波路56は、コア及びそのコアよりも屈折率の低いクラッドを有している。また、光導波路56は、シート部57に所望の経路で配索されている。尚、光導波路56は、本形態において、シート部57に対し埋設状態に配索されているが、この限りではないものとする。また、断面形状が矩形状に形成されているが、この限りではないものとする。すなわち、光導波路56は、シート部57上に配索されたり、一般的な円形形状の断面を有したりしてもよいものとする。
【0072 】
シート部57は、合成樹脂製であって、上記光信号の伝送方向の長さL1が上記筐体53の後述する収納部64のサイズ(寸法L2)よりも大きくなるように(同じであってもよい)、その長さが設定されて形成されている。そして、このようなシート部57には、光導波路56の各端部を引き出すような複数の凸部58が形成されている。また、シート部57には、上記コネクタ54に対して固定されるための複数の貫通孔59が形成されている。
【0073 】
複数の凸部58は、対応する上記コネクタ54の後述するスリーブ77内に差し込まれるような(スリーブ77内に配置されるような)形状にそれぞれ形成されている。また、凸部58は、その端面から光導波路56の端面が露出するように形成されている。複数の貫通孔59は、本形態において、凸部58の近傍に四つずつ形成されている。また、光導波路56を挟むような位置に形成されている。このような貫通孔59には、上記コネクタ54の後述するピン状部材75が差し込まれるようになっている。
【0074 】
本形態の光導波路部材52は、上述の光導波路部材22(図1参照)と同様、光導波路56の経路が異なる複数種の光導波路部材の中から、仕様に応じた光導波路部材を選択することができるという利点を有している。
【0075 】
上記筐体53は、合成樹脂製であって、図13及び図15に示される如く、光導波路部材52を収納する筐体本体60と、その筐体本体60に嵌合し適宜間隔をあけて光導波路部材52を覆う蓋61とを備えて構成されている。
【0076 】
筐体本体60は、基板62と上記光信号の伝送方向に沿う一対の側壁63、63とを有している。また、筐体本体60は、光導波路部材52に対する収納部64と、後述する光軸調芯用スリーブ54a(及びキャップ55)に対する複数のスリーブ取り付け部65とを有している。さらに、筐体本体60は、嵌合空間66を形成するための複数の下フード部67を有している。その嵌合空間66は、上記光通信経路を有する光結合相手(不図示)を上記光軸調芯用スリーブ54aに嵌合させる際に用いられるようになっている。筐体本体60は、本形態において、平面視矩形状に形成されている。
【0077 】
基板62は、平坦な面を有している。また、このような基板62の縁部に形成される側壁63、63には、蓋61を着脱自在に嵌合させる複数の可撓係止部68が形成されている。収納部64は、これら基板62及び側壁63、63に囲まれるようにして形成されている。
【0078 】
収納部64の上記光信号の伝送方向の長さL2は、光導波路部材52のサイズ(寸法L1)よりも小さくならないように形成されている。すなわち、光結合を良好に維持するために、光導波路56の長さが足りなくならないように、その長さが設定されている。
【0079 】
スリーブ取り付け部65は、光軸調芯用スリーブ54a(及びキャップ55)を着脱自在に取り付けするための部分であって、本形態においては、上記光信号の伝送方向の端部側に各四つずつ、合計八つ形成されている(この数に限定されるものではない。すなわち、スリーブ取り付け部65の数を変えて複数種の筐体53の設定を妨げるものではない)。スリーブ取り付け部65は、複数の壁によって光軸調芯用スリーブ54aを案内することができるように形成されている。
【0080 】
尚、スリーブ取り付け部65に案内された後の光軸調芯用スリーブ54aは、筐体本体60に嵌合する蓋61によって押さえ付けられ、蓋61を外さない限り脱落しないようになっている。
【0081 】
複数の下フード部67は、それぞれスリーブ取り付け部65に連続するように形成されている。また、複数の下フード部67は、上記光結合相手(不図示)の形状に合わせて形成されている(後述する上フード部71も同様。下フード部67と上フード部71とで特許請求の範囲に記載したフード部を構成するものとする)。
【0082 】
蓋61には、側壁63の可撓係止部68に係合する係止突起69が複数形成されている。また、蓋61には、筐体本体60の側壁63、63に重なるような側壁70、70と、筐体本体60の下フード部67に対向する複数の上フード部71とが形成されている。複数の上フード部71には、上記光結合相手(不図示)に対するロック部72が形成されている。そのロック部72は、上記光結合相手(不図示)に形成された例えば可撓係止片が係合するようになっている(ここでは貫通孔状に形成される)。
【0083 】
筐体本体60及び蓋61は、上記サイズの差によって生じる光導波路部材52の撓みを吸収することができるように形成されている。
【0084 】
上記コネクタ54は、光導波路56の端部と上記各光通信経路の端部(不図示)とを調心しつつ光学的に結合させるための部材であって、図13、及び図16〜図17に示される如く、光軸調芯用スリーブ54aと、スリーブ取り付け部65と、下フード部67と、上フード部71と、を備えて構成されている。
【0085 】
光軸調芯用スリーブ54aは、合成樹脂製の上部ハウジング73と下部ハウジング74と複数のピン状部材75とを備えて構成されている。また、光軸調芯用スリーブ54aは、上部ハウジング73及び下部ハウジング74を用いて光導波路部材52を挟み込み固定するような分割構造(後付けするための固定手段)を有している。
【0086 】
このような上部ハウジング73及び下部ハウジング74には、複数のピン状部材75が差し込まれる孔76が複数形成されている。また、上部コネクタ73及び下部コネクタ74には、上述のスリーブ44(図6参照)と同じ機能を有するスリーブ77が形成されている。そのスリーブ77は、分割スリーブ77a及び77bにより構成されている。引用符号73aは、光導波路56(図14参照)の経路に沿うように形成される凹部を示している。
【0087 】
上記キャップ55は、光軸調芯用スリーブ54aの取り付けが不要となる(コネクタ54の設定が不要となる)スリーブ取り付け部65に取り付けられる部材であって、図13、及び図18〜図19に示される如く、スリーブ取り付け部65を閉塞するような形状に形成されている。キャップ55は、光軸調芯用スリーブ54aの代替として機能する部材であって、このようなキャップ55の後部側には、シート部57が差し込まれるスリット78が形成されている。
【0088 】
上記構成において、本発明に係る光ジャンクションブロック51は、例えば次のような手順を経て組み付けられる(図13、及び図20〜図22参照)。先ず、仕様に合った光導波路部材52、筐体53、光軸調芯用スリーブ54a、及びキャップ55を準備する作業を行う。次いで、光導波路部材52の凸部58近傍を上部ハウジング73、下部ハウジング74、及び複数のピン状部材75で挟み込み光導波路部材52と光軸調芯用スリーブ54aとを後付け固定する作業を行う。
【0089 】
続いて、筐体53のコネクタ取り付け部65に光軸調芯用スリーブ54a及びキャップ55をそれぞれ取り付けるとともに、光導波路部材52を収納部64に収納する作業を行う。そして最後に、蓋61を筐体本体60に嵌合させて光導波路部材52を覆う作業を行う。これにより、一連の組み付けが完了し光ジャンクションブロック51が形成される。
【0090 】
尚、光導波路部材52は、上記サイズの差により撓みが生じた状態で収納部64に収納される。そして、光導波路部材52の撓みにより生じる元の状態に戻ろうとする力が光軸調芯用スリーブ54aに作用して、光導波路部材52と光軸調芯用スリーブ54aとの位置関係が保たれる(光軸調芯用スリーブ54aのがたつきが防止される)。光導波路部材52の凸部58は、対応するスリーブ77に配置される。
【0091 】
以上、図13ないし図22を参照しながら説明してきたように、光ジャンクションブロック51は、上記光結合相手との光学的な結合をコネクタ54を介して行えるようなものであることから、上述の光ジャンクションブロック21と同様の効果を奏することができる。すなわち、調心及び光結合が容易であるとともに、これら調心及び光結合に高価な装置を必要としない光ジャンクションブロックを提供することができる。
【0092 】
続いて、図23ないし図27を参照しながら本発明による光ジャンクションブロックの更に他の一実施の形態を説明する。図23は更に他の一実施の形態を示す斜視図、図24は光ジャンクションブロックの分解斜視図、図25は光コネクタ(四芯)の分解斜視図、図26は光コネクタ(一芯)の分解斜視図、図27は光ジャンクションブロックの断面図である。
【0093 】
図23ないし図27において、引用符号81で示される光ジャンクションブロックは、上述の形態と同様に、光ファイバ82(例えばコア径が200μm程度以上のもの)の各光通信経路の端部間に介在するものであって、光ファイバ82により伝送される光信号の中継及び/又は光分波・光合波をすることができるように構成されている。すなわち、光ジャンクションブロック81は、光導波路部材83と筐体84とこれらに跨る複数のコネクタ85とを備えて構成されている。以下、各構成部材について詳細に説明する。
【0094 】
上記光導波路部材83は、本形態において、図示のような平面視矩形状(長方形状)の板状部材であって、光合波用(中継及び/又は光分波用であってもよいものとする)の複数の光導波路86と、その複数の光導波路86が配索される基板部87とを備えて構成されている。また、光導波路部材83は、上記筐体84及び上記コネクタ85に対して着脱自在となるように形成されている。
【0095 】
光導波路86は、コア及びそのコアよりも屈折率の低いクラッドを有している。このような光導波路86は、基板部87に所望の経路で配索されている(配索状態は特に限定されないものとする)。また、光導波路86の端面(端部)は、基板部87の端部から露出するように配索されている。
【0096 】
基板部87は、合成樹脂製であって、その適宜位置には、取り付け固定用の突起88が複数設けられている。突起88は、ピン状に形成されており、本形態においては、基板部87の各端末に二つずつ設けられている(尚、突起88に替えて後述する凹部109と入れ替えてもよいものとする)。
【0097 】
本形態の光導波路部材83は、上述の光導波路部材22(図1参照)と同様、光導波路86の経路が異なる複数種の光導波路部材の中から、仕様に応じた光導波路部材を選択することができるという利点を有している。
【0098 】
上記筐体84は、合成樹脂製であって、光導波路部材83を収納する筐体本体89と、その筐体本体89に嵌合し適宜間隔をあけて光導波路部材83を覆う蓋90とを備えて構成されている。
【0099 】
筐体本体89は、平坦な面を有する基板91と、上記光信号の伝送方向に沿う一対の側壁92、92とを有している。また、筐体本体89は、光導波路部材83に対する収納部93と、後述する光軸調芯用スリーブ100、101に対するスリーブ取り付け部94、94とを有している。さらに、筐体本体89は、嵌合空間95、95を形成するための下フード部96、96を有している。その嵌合空間95、95は、上記光通信経路を有する後述の光コネクタ113、114(光結合相手)を上記光軸調芯用スリーブ100、101に嵌合させる際に用いられるようになっている。
【00100 】
筐体本体89は、本形態において、光導波路部材83よりも一回り大きく且つ長くなるような平面視矩形状(長方形状)に形成されている。また、筐体本体89の収納部93は、基板91、側壁92、92、及びスリーブ取り付け部94、94に囲まれるようにして形成されている。
【0101 】
スリーブ取り付け部94、94は、後述する光軸調芯用スリーブ100、101を着脱自在に取り付けするための部分であって、本形態においては、筐体84の各端部側にそれぞれ形成されている。また、スリーブ取り付け部94、94は、光軸調芯用スリーブ100、101の位置決めをすることができるように形成されている。
【0102 】
尚、スリーブ取り付け部94、94により位置決めされた後の光軸調芯用スリーブ100、101は、筐体本体89に嵌合する蓋90によって押さえ付けられ、蓋90を外さない限り脱落しないようになっている。
【0103 】
下フード部96、96は、それぞれスリーブ取り付け部94、94に連続するように配置形成されている。また、下フード部96、96は、上記光コネクタ113、114(光結合相手)の形状に合わせて形成されている(後述する上フード部98、98も同様。下フード部96、96と上フード部98、98とで特許請求の範囲に記載したフード部を構成するものとする)。
【0104 】
蓋90には、筐体本体89の側壁92、92に重なるような側壁97、97と、筐体本体89の下フード部96、96に対向する上フード部98、98とが形成されている。上フード部98、98には、上記光コネクタ113、114(光結合相手)に対するロック部99、99が形成されている。そのロック部99、99には、上記光コネクタ113、114に形成される後述のロッキングアーム121、121が係合するようになっている。
【0105 】
上記コネクタ85は、光導波路86の端部と上記各光通信経路の端部(後述するフェルール115)とを調心しつつ光学的に結合させるための部材であって、光軸調芯用スリーブ100と、スリーブ取り付け部94と、下フード部96と、上フード部98とを備えて構成されている(上記光コネクタ113側の構成)。また、コネクタ85は、光軸調芯用スリーブ101と、スリーブ取り付け部94と、下フード部96と、上フード部98とを備えて構成されている(上記光コネクタ114側の構成)。光軸調芯用スリーブ100、101の間には、間隔保持部材102が設けられている。
【0106 】
光軸調芯用スリーブ100、101は、合成樹脂製のスリーブ本体103、104とスリーブカバー105、105とを備えて構成されている。また、光軸調芯用スリーブ100、101は、スリーブ本体103、104及びスリーブカバー105、105を用いて光導波路部材83の端部を挟み込み固定するような分割構造(後付けするための固定手段)を有している。
【0107 】
スリーブ本体103、104は、上述のスリーブ44(図6参照)と同じ機能を有するスリーブ106、107と、光導波路部材83の端部が載置されるベース108、108とを有している。スリーブ106は、本形態において、四芯に対応するように形成されている。すなわち、後述するフェルール115がそれぞれ差し込まれるような四つの貫通孔が横一列に並んで形成されている。一方、スリーブ107は、本形態において、一芯に対応するように形成されている。
【0108 】
ベース108、108には、それぞれスリーブ106、107が連成されている。また、光導波路部材83の端部に対するベース108、108の載置面には、取り付け固定用の凹部109が複数形成されている。その複数の凹部109には、光導波路部材83の対応する突起88が差し込まれるようになっている。ベース108、108の側部には、スリーブカバー105、105に対する一対の係止部110、110が形成されている。
【0109 】
スリーブカバー105、105は、ベース108、108の上に載置された光導波路部材83の端部を覆う板状の部材であって、その側部には、一対の係止部110、110に係止される一対の可撓係止片111、111が形成されている。また、光導波路部材83の端部に対向する面には、緩衝部材112、112が設けられている。その緩衝部材112、112は、ゴムや発泡樹脂、ゲルなどであって、光導波路86の位置を固定することができるようになっている。尚、本形態の緩衝部材112、112は、嵌合時にもとの厚さの50%程度の厚さになるように設定されている(一例であるものとする)。
【0110 】
間隔保持部材102は、光軸調芯用スリーブ100、101同士の近接方向の移動を阻止するための部材であって、本形態においては、図示のような棒状のものが用いられている。間隔保持部材102は、後述する光コネクタ113、114(光結合相手)によるコネクタ接続の際の光導波路部材83への応力集中を緩和するために設けられている。
【0111 】
光コネクタ113、114は、光ジャンクションブロック81に対する光結合相手であって、各光通信経路の端部にそれぞれ設けられている。光コネクタ113は四芯用、光コネクタ114は一芯用として設定されており、光ファイバ82の端末に設けられるフェルール115と、そのフェルール115をスライド自在に収容するハウジング116、117と、ハウジング116、117の後部に嵌合するスプリングキャップ118、119と、光ファイバ82に挿通され且つフェルール115及びスプリングキャップ118、119の間に介在するスプリング120とを備えて構成されている。
【0112 】
ハウジング116、117は、光ジャンクションブロック81の嵌合空間95、95に差し込まれて嵌合するように形成されている。また、ハウジング116、117の上部には、ロッキングアーム121、121が形成されている。尚、光コネクタ113、114の具体的な機能等は、本願出願人が先に提案した実公平5−10626号公報に開示されている。
【0113 】
上記構成において、本発明に係る光ジャンクションブロック81は、例えば次のような手順を経て組み付けられる。先ず、仕様に合った光導波路部材83、筐体84、光軸調芯用スリーブ100、101、及び間隔保持部材102を準備する作業を行う。次いで、光導波路部材83の端部をスリーブ本体103、104のベース108、108上に載置するとともにスリーブカバー105、105で挟み込み、光導波路部材83と光軸調芯用スリーブ100、101とを後付け固定する作業を行う。
【0114 】
続いて、筐体84のスリーブ取り付け部94、94に光軸調芯用スリーブ100、101をそれぞれ取り付けるとともに、光導波路部材83を間隔保持部材102と共に収納部93に収納する作業を行う。そして最後に、蓋90を筐体本体89に嵌合させて光導波路部材83を覆う作業を行う。これにより、一連の組み付けが完了し光ジャンクションブロック81が形成される。
【0115 】
以上、図23ないし図27を参照しながら説明してきたように、光ジャンクションブロック81は、光コネクタ113、114との光学的な結合をコネクタ85を介して行えるようなものであることから、上述の光ジャンクションブロック21と同様の効果を奏することができる。すなわち、調心及び光結合が容易であるとともに、これら調心及び光結合に高価な装置を必要としない光ジャンクションブロックを提供することができる。
【0116 】
続いて、図28ないし図37を参照しながら本発明による光ジャンクションブロックの更に他の一実施の形態を説明する。図28は更に他の一実施の形態を示す斜視図、図29は光ジャンクションブロックの分解斜視図、図30〜図34は光導波路部材の製造方法の説明図、図35調心及び光結合を説明するための平面図は、図36は調心及び光結合を説明するための断面図、図37は光導波路部材の他の例を示す平面図である。
【0117 】
図28ないし図37において、引用符号131で示される光ジャンクションブロックは、上述の形態と同様に、光ファイバ82(例えばコア径が200μm程度以上のもの)の各光通信経路の端部間に介在するものであって、光ファイバ82により伝送される光信号の中継及び/又は光分波・光合波をすることができるように構成されている。すなわち、光ジャンクションブロック131は、光導波路部材132と筐体133とこれらに跨る複数のコネクタ134とを備えて構成されている。以下、各構成部材について詳細に説明する。
【0118 】
上記光導波路部材132は、本形態において、図示のような平面視矩形状(長方形状)の板状部材であって、光合波用(中継及び/又は光分波用であってもよいものとする)の複数の光導波路135と、その複数の光導波路135が配索される基板部136とを備えて構成されている。また、光導波路部材132は、上記筐体133に対して着脱自在となるように形成されている。
【0119 】
光導波路135は、所望の経路で基板部136に配索されている。その基板部136は、光導波路135よりも屈折率の低いアンダークラッド137とオーバークラッド138とを備えて構成されている。アンダークラッド137の表面端部には、光軸調芯用ガイド溝139が複数形成されている。
【0120 】
光導波路135の端面(端部)は、光軸調芯用ガイド溝139から露出するように配索されている。アンダークラッド137の裏面には、筐体133に対する位置決め固定用の凹部140、140が形成されている。
【0121 】
本形態の光導波路部材132は、図37に示される如く、光導波路135の経路が異なる複数種の光導波路部材(132a〜132c)の中から、仕様に応じた光導波路部材を選択するようになっている。
【0122 】
ここで、光導波路部材132の製造方法について説明すると、光導波路部材132は、以下の第一工程〜第四工程を順に経て製造されるようになっている。尚、以下説明の製造方法は量産性がよいという利点を有している。
【0123 】
第一工程では、光導波路溝141と光軸調芯用ガイド溝139とを有する板状のアンダークラッド137を成形する作業が行われる(図30参照)。そのアンダークラッド137は、コア材料(アクリル系UV硬化樹脂:NORAND製NOA61n=1.56、アクリル系UV硬化樹脂:NORAND製NOA68n=1.54、エポキシ系UV硬化樹脂:EMI製OPTOCAST3506n=1.56など)よりも屈折率が低い合成樹脂材料(PMMA:三菱レイヨン製のアクリペットn=1.49、PP:三井住友化学製の三井住友ポリプロn=1.49など)で成形される。
【0124 】
第二工程では、光軸調芯用ガイド溝139に鏡面加工したブロック材142を埋める作業が行われる(図31参照)。また、そのブロック材142を光導波路溝141の端末に押し付ける作業が行われる。
【0125 】
第三工程では、光導波路溝141(図32参照)にコア材143を充填する作業が行われる(図33参照)。充填されたコア材143が硬化すると、光導波路溝141には光導波路135が成形される。
【0126 】
第四工程では、光導波路135及びアンダークラッド137の上に、オーバークラッド138の層を成形する作業が行われる(図34参照)。そのオーバークラッド138の層は、コア材143よりも屈折率が低い合成樹脂材料(アクリル系UV硬化樹脂:NORAND製NOA65n=1.52、アクリル系UV硬化樹脂:協立化学産業製XVL−90n=1.52、エポキシ系UV硬化樹脂:EMI製OPTOCAST3505n=1.52など)で成形される。
【0127 】
尚、光軸調芯用ガイド溝139は、図35及び図36に示される如く、フェルール115の大きさに合わせて形成されているものとする(光軸調芯用ガイド溝139にフェルール115が差し込まれると、容易に調心及び光結合が行われる)。
【0128 】
上記筐体133は、合成樹脂製であって、光導波路部材132を収納する筐体本体144と、その筐体本体144に嵌合し適宜間隔をあけて光導波路部材132を覆う蓋145とを備えて構成されている。
【0129 】
筐体本体144は、平坦な面を有する基板146と、上記光信号の伝送方向に沿う一対の側壁147、147と、光導波路部材132に対する位置決め固定用の凸部148、148とを有している。また、筐体本体144は、嵌合空間149、149を形成するための下フード部150、150を有している。
【0130 】
筐体本体144は、本形態において、光導波路部材132よりも一回り大きく且つ長くなるような平面視矩形状(長方形状)に形成されている。このような筐体本体144には、基板146、側壁147、147、及び凸部148、148に囲まれる収納部151が形成されている。
【0131 】
下フード部150、150は、それぞれ凸部148、148に連続するように配置形成されている。また、下フード部150、150は、光コネクタ113、114の形状に合わせて形成されている(後述する上フード部153、153も同様。下フード部150、150と上フード部153、153とで特許請求の範囲に記載したフード部を構成するものとする)。
【0132 】
蓋145には、筐体本体144の側壁147、147に重なるような側壁152、152と、筐体本体144の下フード部150、150に対向する上フード部153、153とが形成されている。上フード部153、153には、光コネクタ113、114に対するロック部154、154が形成されている。そのロック部154、154には、光コネクタ113、114のロッキングアーム121、121が係合するようになっている。
【0133 】
上記コネクタ134は、光導波路135の端部と上記各光通信経路の端部(フェルール115)とを調心しつつ光学的に結合させるための部材であって、複数の光軸調芯用ガイド溝139と、下フード部150、150と、上フード部153、153とを備えて構成されている。
【0134 】
上記構成において、本発明に係る光ジャンクションブロック131は、例えば次のような手順を経て組み付けられる。先ず、仕様に合った光導波路部材132及び筐体133を準備する作業を行う。次いで、筐体133の凸部148、148に光導波路部材132の凹部140、140を差し込んで光導波路部材132を筐体本体144取り付ける作業を行う。そして最後に、蓋145を筐体本体144に嵌合させて光導波路部材132を覆う作業を行う。これにより、一連の組み付けが完了し光ジャンクションブロック131が形成される。
【0135 】
以上、図28ないし図37を参照しながら説明してきたように、光ジャンクションブロック131は、光コネクタ113、114との光学的な結合をコネクタ134を介して行えるようなものであることから、上述の光ジャンクションブロック21と同様の効果を奏することができる。すなわち、調心及び光結合が容易であるとともに、これら調心及び光結合に高価な装置を必要としない光ジャンクションブロックを提供することができる。
【0136 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
【0137】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、調心及び光結合が容易であるとともに、これら調心及び光結合に高価な装置を必要としない光ジャンクションブロックを提供することができるという効果を奏する。
また、光導波路の経路が異なる複数種の光導波路部材の中から仕様に応じた光導波路部材を選択することができる。すなわち、光導波路部材にバリエーションを持たせることができるという効果を奏する。また、光導波路の経路変更を容易にすることができるという効果を奏する。
さらに、筐体及びコネクタに対する光導波路部材の着脱をより一層容易にすることができるという効果を奏する。
【0138】
請求項に記載された本発明によれば、光導波路の長さが足りなくなるのを防止することができる。また、光導波路部材の撓みによって生じる元の状態に戻ろうとする力をコネクタに作用させて、光導波路部材とコネクタとの位置関係を保つことができる。従って、光結合を良好に維持することができるという効果を奏する。
【0139】
請求項に記載された本発明によれば、光導波路の端部と光通信経路の端部とをコネクタのスリーブ内で対向させることができる。また、光導波路の端部と光通信経路の端部とをコネクタのスリーブによって調心及び保護することができる。従って、光結合を良好に維持することができるという効果を奏する。
【0140】
請求項に記載された本発明によれば、光通信経路を有する光結合相手の形状に応じたコネクタを選択することができる。すなわち、コネクタにバリエーションを持たせることができるという効果を奏する。また、コネクタの配置や取り付け個数に変化を付ければ筐体にもバリエーションを持たせることができるという効果を奏する。
【0141】
請求項に記載された本発明によれば、筐体内への異物混入や光結合の誤りを防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ジャンクションブロックの一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】光導波路部材の説明図であり、(a)は斜視図、(b)は要部断面図である。
【図3】筐体の分解斜視図である。
【図4】コネクタの斜視図(正面側からの斜視図)である。
【図5】コネクタの斜視図(背面側からの斜視図)である。
【図6】コネクタの断面図である。
【図7】シャッターの斜視図である。
【図8】光ジャンクションブロックの斜視図である。
【図9】光ジャンクションブロックの要部断面図である。
【図10】図9の円A内の拡大図である。
【図11】光結合部分の説明図であり、(a)はコネクタのスリーブの断面図、(b)はスリーブの正面図である。
【図12】光導波路部材の他の例を示す平面図であり、(a)は光分波型の平面図、(b)は光合波型の平面図、(c)はバス型の平面図である。
【図13】本発明による光ジャンクションブロックの他の一実施の形態を示す分解斜視図である。
【図14】光導波路部材の説明図であり、(a)は斜視図、(b)は要部断面図である。
【図15】筐体の分解斜視図である。
【図16】光軸調芯用スリーブの分解斜視図である。
【図17】上部ハウジングの斜視図(背面側からの斜視図)である。
【図18】キャップの斜視図(正面側からの斜視図)である。
【図19】キャップの斜視図(背面側からの斜視図)である。
【図20】光ジャンクションブロックの斜視図である。
【図21】光ジャンクションブロックの要部断面図である。
【図22】図21の円B内の拡大図である。
【図23】本発明による光ジャンクションブロックの更に他の一実施の形態を示す斜視図である。
【図24】光ジャンクションブロックの分解斜視図である。
【図25】光コネクタ(四芯)の分解斜視図である。
【図26】光コネクタ(一芯)の分解斜視図である。
【図27】光ジャンクションブロックの断面図である。
【図28】本発明による光ジャンクションブロックの更に他の一実施の形態を示す斜視図である。
【図29】光ジャンクションブロックの分解斜視図である。
【図30】光導波路部材の製造方法(第一工程)の説明図である。
【図31】光導波路部材の製造方法(第二工程)の説明図である。
【図32】光導波路部材の製造方法(第三工程:コア材充填前)の説明図である。
【図33】光導波路部材の製造方法(第三工程:コア材硬化後)の説明図である。
【図34】光導波路部材の製造方法(第四工程)の説明図である。
【図35】調心及び光結合を説明するための平面図(オーバークラッドの層を除く)である。
【図36】調心及び光結合を説明するための断面図である。
【図37】光導波路部材の他の例を示す平面図であり、(a)は光分波型の平面図、(b)は光合波型の平面図、(c)はバス型の平面図である。
【図38】従来例の光導波路モジュールの斜視図である。
【符号の説明】
21 光ジャンクションブロック
22 光導波路部材
23 筐体
24 コネクタ
25 シャッター
26 光導波路
27 シート部
28 凸部
29 筐体本体
30 蓋
31 基板
32 側壁
33 収納部
34 コネクタ取り付け部
35 可撓係止部
36 ガイドレール
37 係止突起
38 凹部
39 コネクタハウジング
40 嵌合空間
41 レール
42 スリット
43 ロック部
44 スリーブ
45 型抜き穴
46 レール
51 光ジャンクションブロック
52 光導波路部材
53 筐体
54 コネクタ
54a 光軸調芯用スリーブ
55 キャップ
56 光導波路
57 シート部
58 凸部
59 貫通孔
60 筐体本体
61 蓋
62 基板
63 側壁
64 収納部
65 スリーブ取り付け部
66 嵌合空間
67 下フード部
68 可撓係止部
69 係止突起
70 側壁
71 上フード部
72 ロック部
73 上部ハウジング
73a 凹部
74 下部ハウジング
75 ピン状部材
76 孔
77 スリーブ
77a、77b 分割スリーブ
78 スリット
81 光ジャンクションブロック
82 光ファイバ
83 光導波路部材
84 筐体
85 コネクタ
86 光導波路
88 突起
93 収納部
94 スリーブ取り付け部
95 嵌合空間
96 下フード部
98 上フード部
99 ロック部
100、101 光軸調芯用スリーブ
102 間隔保持部材
106、107 スリーブ
109 凹部
112 緩衝部材
113、114 光コネクタ
115 フェルール
131 光ジャンクションブロック
132 光導波路部材
133 筐体
134 コネクタ
135 光導波路
137 アンダークラッド
138 オーバークラッド
139 光軸調芯用ガイド溝
141 光導波路溝
142 ブロック材
143 コア材
149 嵌合空間
150 下フード部
151 収納部
153 上フード部
154 ロック部

Claims (5)

  1. 伝送される光信号の中継及び/又は光分波もしくは光合成をする光ジャンクションブロックであって、
    中継及び/又は光分波もしくは光合成用の複数の光導波路を有する光導波路部材と、
    該光導波路部材を収納する筐体と、
    該筐体に設けられ且つ前記光導波路の端部と各光通信経路の端部とを調心しつつ光学的に結合させる複数のコネクタと、
    を備え、
    前記光導波路部材を、前記筐体及び前記コネクタに対して着脱自在となるように構成するとともに、前記光導波路部材を柔軟性を有するシート状に形成した
    ことを特徴とする光ジャンクションブロック。
  2. 請求項1に記載の光ジャンクションブロックにおいて、
    前記光導波路部材の光信号の伝送方向の長さ前記筐体の収納部の前記光導波路部材を収納する部位の光信号の伝送方向の長さよりも大きく形成するとともに、前記収納部を前記光導波路部材が撓んだ状態でも収納可能な形状に形成した
    ことを特徴とする光ジャンクションブロック。
  3. 請求項1に記載の光ジャンクションブロックにおいて、
    前記光導波路の前記端部と前記光通信経路の前記端部とが前記コネクタのスリーブ内で対向するように、該スリーブの形状に合わせた凸部を前記光導波路部材に形成した
    ことを特徴とする光ジャンクションブロック。
  4. 請求項1に記載の光ジャンクションブロックにおいて、
    前記筐体にコネクタ取り付け部を形成するとともに、該コネクタ取り付け部を介して前記コネクタを前記筐体に対し着脱自在となるように形成した
    ことを特徴とする光ジャンクションブロック。
  5. 請求項1に記載の光ジャンクションブロックにおいて、
    前記コネクタの取り付けが不要な前記コネクタ取り付け部に対して、前記コネクタの代替となるシャッターを取り付けるようにした
    ことを特徴とする光ジャンクションブロック。
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